JP3187555B2 - バラストの飛散防止方法 - Google Patents
バラストの飛散防止方法Info
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- JP3187555B2 JP3187555B2 JP26208192A JP26208192A JP3187555B2 JP 3187555 B2 JP3187555 B2 JP 3187555B2 JP 26208192 A JP26208192 A JP 26208192A JP 26208192 A JP26208192 A JP 26208192A JP 3187555 B2 JP3187555 B2 JP 3187555B2
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- scattering
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- Machines For Laying And Maintaining Railways (AREA)
- Physical Or Chemical Processes And Apparatus (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、線路バラスト
の飛散防止方法、詳しくは防振、防音の目的で鉄道線路
に敷き詰められているバラストの飛散を効果的に防止す
る方法の改良に関するものである。そして近年、鉄道の
高速化等に伴い、バラストの飛散問題がクローズアップ
されており、その解決策が強く望まれている。
の飛散防止方法、詳しくは防振、防音の目的で鉄道線路
に敷き詰められているバラストの飛散を効果的に防止す
る方法の改良に関するものである。そして近年、鉄道の
高速化等に伴い、バラストの飛散問題がクローズアップ
されており、その解決策が強く望まれている。
【0002】
【従来の技術】従来、鉄道用バラストの飛散防止方法と
しては、樹脂またはゴム製のネットをバラストの上に敷
く方法等があるが、飛散防止効果は十分でない。
しては、樹脂またはゴム製のネットをバラストの上に敷
く方法等があるが、飛散防止効果は十分でない。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】本発明の目的は、容
易、かつ、効果的な線路バラスト及び線路以外のバラス
トの飛散防止方法を提供することである。
易、かつ、効果的な線路バラスト及び線路以外のバラス
トの飛散防止方法を提供することである。
【0004】
【問題を解決するための手段】本発明者らはこの問題解
決のため、種々検討した結果、クロロプレンゴム系ラテ
ックスをバラストに散布し、バラストを固着させること
により、本目的を達成できることを見いだし、発明を完
成するに至った。
決のため、種々検討した結果、クロロプレンゴム系ラテ
ックスをバラストに散布し、バラストを固着させること
により、本目的を達成できることを見いだし、発明を完
成するに至った。
【0005】すなわち、本発明はクロロプレンゴム系ラ
テックスをバラストに散布して、該バラストを固着させ
ることを特徴とするバラストの飛散防止方法である。
テックスをバラストに散布して、該バラストを固着させ
ることを特徴とするバラストの飛散防止方法である。
【0006】本発明で用いられるクロロプレンゴム系ラ
テックスとは、 2- クロロ-1,3- ブタジエン(以下クロ
ロプレンと記述する)の単独重合体またはクロロプレン
と他の1種以上の単量体との共重合体を乳化剤により水
性媒体中に安定に分散させたものであり、一般的には相
当する単量体を乳化重合することによって製造される
が、固形のクロロプレン系重合体を有機溶媒に溶解後、
水性溶液に乳化し、脱有機溶媒する等の方法でも製造す
ることができる。
テックスとは、 2- クロロ-1,3- ブタジエン(以下クロ
ロプレンと記述する)の単独重合体またはクロロプレン
と他の1種以上の単量体との共重合体を乳化剤により水
性媒体中に安定に分散させたものであり、一般的には相
当する単量体を乳化重合することによって製造される
が、固形のクロロプレン系重合体を有機溶媒に溶解後、
水性溶液に乳化し、脱有機溶媒する等の方法でも製造す
ることができる。
【0007】本発明で、クロロプレンと共重合させる他
の単量体としては、クロロプレンと共重合可能であれば
特に制限はなく、例えば、スチレン、アクリロニトリ
ル、ブタジエン、イソプレン、2,3-ジクロロ-1,3- ブタ
ジエン、1-クロロ-1,3- ブタジエン、メタクリル酸、ア
クリル酸、メタクリル酸エステル、アクリル酸エステル
等が挙げられる。
の単量体としては、クロロプレンと共重合可能であれば
特に制限はなく、例えば、スチレン、アクリロニトリ
ル、ブタジエン、イソプレン、2,3-ジクロロ-1,3- ブタ
ジエン、1-クロロ-1,3- ブタジエン、メタクリル酸、ア
クリル酸、メタクリル酸エステル、アクリル酸エステル
等が挙げられる。
【0008】本発明のクロロプレンゴム系ラテックスの
乳化剤、乳化安定剤等の乳化系としては通常のクロロプ
レンの乳化重合に使用されるものなら特に制限はなく、
例えば、ロジン酸及びその塩、脂肪酸及びその塩、脂肪
族スルホン酸及びその塩、アルキルベンゼンスルホン酸
及びその塩、ナフタレンスルホン酸及びその塩、ポリビ
ニルアルコール等が挙げられる。
乳化剤、乳化安定剤等の乳化系としては通常のクロロプ
レンの乳化重合に使用されるものなら特に制限はなく、
例えば、ロジン酸及びその塩、脂肪酸及びその塩、脂肪
族スルホン酸及びその塩、アルキルベンゼンスルホン酸
及びその塩、ナフタレンスルホン酸及びその塩、ポリビ
ニルアルコール等が挙げられる。
【0009】また、本発明のクロロプレンゴム系ラテッ
クスには、本発明の効果を損なわない範囲で、他種ゴム
ラテックス、樹脂エマルジョン、粘着付与剤、金属酸化
物または金属水酸化物、老化防止剤、架橋剤等を添加す
ることができる。
クスには、本発明の効果を損なわない範囲で、他種ゴム
ラテックス、樹脂エマルジョン、粘着付与剤、金属酸化
物または金属水酸化物、老化防止剤、架橋剤等を添加す
ることができる。
【0010】本発明のクロロプレンゴム系ラテックスの
散布方法には、如何なる方法を用いても良いが、スプレ
ーガンを用いる方法が効率的かつ経済的である。
散布方法には、如何なる方法を用いても良いが、スプレ
ーガンを用いる方法が効率的かつ経済的である。
【0011】
【実施例】次に、本発明を実施例によって、さらに具体
的に説明する。
的に説明する。
【0012】実施例1 表1に示す重合処方で、窒素雰囲気中、重合温度50℃
にて、過硫酸カリウムとアントラキノン- β- スルホン
酸ナトリウムを連続的に滴下しながら重合を行った。重
合の進行度合いは比重測定により追跡し、比重の上昇が
止まった点を重合の終点とした。重合終了後、重合液の
固形分濃度が50%になるように濃縮を行い、性能試験
に用いるクロロプレンゴム系ラテックスとした。バラス
ト固着能力の試験は、25mm×100mm×4mmの
スレ−ト板同士にスプレ−ガンを使用して、上記クロロ
プレンゴムラテックスをスプレ−塗布(200g- 固形
分/m2 )し、スレ−ト板同志を接着して試験片とし
た。この試験片を室温下で1日および7日間養生した
後、スレート板同士のセン断強度を測定して、常態強度
とした。この結果を表3に示す。
にて、過硫酸カリウムとアントラキノン- β- スルホン
酸ナトリウムを連続的に滴下しながら重合を行った。重
合の進行度合いは比重測定により追跡し、比重の上昇が
止まった点を重合の終点とした。重合終了後、重合液の
固形分濃度が50%になるように濃縮を行い、性能試験
に用いるクロロプレンゴム系ラテックスとした。バラス
ト固着能力の試験は、25mm×100mm×4mmの
スレ−ト板同士にスプレ−ガンを使用して、上記クロロ
プレンゴムラテックスをスプレ−塗布(200g- 固形
分/m2 )し、スレ−ト板同志を接着して試験片とし
た。この試験片を室温下で1日および7日間養生した
後、スレート板同士のセン断強度を測定して、常態強度
とした。この結果を表3に示す。
【0013】実施例2 表2に示す重合処方で、窒素雰囲気中、重合温度40℃
にて、実施例1と同様に重合及び性能試験を行った。こ
の結果を表3に示す。
にて、実施例1と同様に重合及び性能試験を行った。こ
の結果を表3に示す。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のクロロプ
レンゴム系ラテックスを線路バラストに散布する方法
は、容易に、かつ、大きな強度でバラストを固着できる
ので、鉄道車両の高速化に伴うバラストの飛散を防止す
る方法として有用である。また、本発明の方法は鉄道線
路バラストの飛散防止方法に限らず、道路その他のバラ
ストの飛散防止方法として実施することができる。
レンゴム系ラテックスを線路バラストに散布する方法
は、容易に、かつ、大きな強度でバラストを固着できる
ので、鉄道車両の高速化に伴うバラストの飛散を防止す
る方法として有用である。また、本発明の方法は鉄道線
路バラストの飛散防止方法に限らず、道路その他のバラ
ストの飛散防止方法として実施することができる。
【0015】
【表1】
【0016】
【表2】 1)電気化学工業( 株) 製 デンカポバール B-05
【0017】
【表3】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−113224(JP,A) 特開 昭49−53184(JP,A) 特開 平4−296385(JP,A) 特開 平4−169601(JP,A) 特開 昭52−78685(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08L 11/02 B01J 19/00 C08F 36/18 E01B 27/20
Claims (2)
- 【請求項1】クロロプレンゴム系ラテックスをバラスト
に散布して、該バラストを固着させることを特徴とする
バラストの飛散防止方法。 - 【請求項2】請求項1記載の方法によって飛散防止処理
されたバラスト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26208192A JP3187555B2 (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | バラストの飛散防止方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26208192A JP3187555B2 (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | バラストの飛散防止方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06107861A JPH06107861A (ja) | 1994-04-19 |
JP3187555B2 true JP3187555B2 (ja) | 2001-07-11 |
Family
ID=17370766
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26208192A Expired - Fee Related JP3187555B2 (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | バラストの飛散防止方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3187555B2 (ja) |
-
1992
- 1992-09-30 JP JP26208192A patent/JP3187555B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06107861A (ja) | 1994-04-19 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
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