JP3187257U - レンズ駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】生産性及び品質を向上させ得ることのできるレンズ駆動装置を提供する。
【解決手段】レンズ駆動装置101は、レンズ保持部材12と付勢部材16と、磁石及びコイル13を有しレンズ保持部材12を光軸方向に沿って移動させる移動機構M4と、を備え、コイル13が加熱により融着可能な皮膜を有する自己融着線のコイル線から形成され、コイル線の巻き始め部及び巻き終り部にはそれぞれコイル端部13eを有し、レンズ保持部材12にはコイル端部13eがそれぞれ巻き付けられる2つの絡げ部12kを有し、付勢部材16がコイルへの給電部材として用いられる金属からなる2つの板ばね(16C、16E)を有し、コイル線が絡げ部12kに巻き付けられている部分の一部である接続部CNと板ばね(16C、16E)とが電気的に接続されており、接続部CNの皮膜が剥離されているとともに、その他の部分の皮膜が自己融着されていることを特徴としている。
【選択図】図9

Description

本考案は、例えばカメラ付き携帯機器に搭載されるレンズ駆動装置に関する。
近年、携帯電話に代表される携帯機器にカメラ機構が搭載されているのは一般的となってきた。そして、小型の携帯機器にこのカメラ機構を搭載するので、カメラ機構の主要容積を占めるレンズ駆動装置をなるべく小さくしなければいけないと言う要求が高まってきた。一方、カメラの画素数の増加とともにレンズに要求される性能も向上し、レンズの駆動性能の向上を図りたいと言う要求も高まってきた。この2つの要求を満たすレンズ駆動装置として、レンズホルダを駆動するための磁気回路をレンズホルダの四方に設けたものが良く知られている。
上述したレンズ駆動装置として、特許文献1(従来例1)では、図14に示すようなレンズ駆動装置800が提案されている。図14は、従来例1のレンズ駆動装置800を説明する図であって、図14(a)は、レンズ駆動装置800の分解斜視図であり、図14(b)は、コイルに対する給電様態について説明するための図である。
図14(a)に示すレンズ駆動装置800は、板状カバー812を覆うキャップ811と、ヨーク813と、4つのマグネット814と、バネ部材である第一の板バネ815と、円環状のワイヤースプリング816と、レンズホルダが取り付けられる移動体817と、移動体817の外周に巻回されたコイル870(第一のコイル871、第二のコイル872)と、バネ部材である第二の板バネ818と、固定体であるホルダ819と、外部と電気的に接続するためのターミナル820(820a、820b)と、を備えて構成される。
また、レンズ駆動装置800は、図14(b)に示すように、第二のコイル872の内周側より引き出された巻始め線851(その端部がコイル端部)を、第二の板バネ818(818b)に形成されたコイル結線部884にはんだ付けする一方で、第一のコイル871の外周側より引き出された巻終わり線852を第二の板バネ818(818a)に形成されたコイル結線部883にはんだ付けする。また、第二のコイル872の外周側より引き出された巻終わり線853と、第一のコイル871の内周側より引き出された巻始め線854とを結線する。これにより、第一のコイル871と第二のコイル872を直列に接続することができるとともに、コイルの巻回方向を揃えることができる。また、第二の板バネ818(818a、818b)に電気的に接続されたターミナル820(820a、820b)から、コイル870(871、872)に給電することができる。そして、バネ部材の付勢力と、マグネット814及びコイル870等の磁気駆動機構による推力と、をバランスさせて移動体817を光軸方向の所定位置に移動させている。
しかしながら、図14(b)に示すようなコイル870(871、872)を第二の板バネ818(818a、818b)にはんだ付けなどの方法で接続するには、はんだ付けを行なうまでの間に、コイル870(871、872)のコイル端部を移動体817のいずれかに絡げておく必要があった。更に、はんだ付けの際、コイル端部の絡げを再び解いて、コイル端部の皮膜を剥がした後、コイル端部にはんだ付けを行うなどといった作業が必要であり、多大な手間がかかるという問題点があった。
上述した問題点を解決するために、特許文献2(従来例2)では、図15に示すようなレンズ駆動装置900が提案されている。図15は、レンズ駆動装置900を説明する図であって、図15(a)は、レンズ駆動装置900の分解斜視図であり、図15(b)は、移動体903の部分の分解斜視図である。
図15(a)に示すレンズ駆動装置900は、レンズホルダ及びスリーブ913を有する移動体903と、この移動体903をレンズ光軸方向に沿って移動可能に支持する第1バネ部材914x及び第2バネ部材914yと、スリーブ913の外周に巻回されたコイル930(第1コイル931、第2コイル932)と、4つのマグネット917と、箱状のヨーク918と、固定体であるホルダ919と、ヨーク918とホルダ919とを連結するバネ支持部材911と、を備えて構成される。
また、レンズ駆動装置900には、図15(b)に示すように、スリーブ913の底面に圧入された2本の金属製の絡げピン915を備えており、この絡げピン915を用いて、第1バネ部材914x(バネ片914a、バネ片914b)とコイル930(第1コイル931、第2コイル932)のコイル端部との電気的接続を行っている。具体的には、絡げピン915のそれぞれにコイル端部のそれぞれを巻き付けた後、絡げピン915の先端にレーザを照射する。これにより、コイル端部の表面から絶縁の皮膜が除去されるとともに、絡げピン915の先端が溶融変形して膨らみ部分951が形成され、絡げピン915とコイル端部とが電気的に接続される。その後、この絡げピン915の先端側と、第1バネ部材914xのバネ片914a及びバネ片914bの2つのコイル接続端子部942と、を導電性接着剤などで電気的に接続することにより、絡げピン915に巻き付けられているコイル端部と、第1バネ部材914xのバネ片914a及びバネ片914bの2つのコイル接続端子部942とが絡げピン915を介して電気的に接続される。
特開2009−36825号公報 特開2010−286532号公報
しかしながら、この従来例2では、金属の絡げピン915の先端が溶融変形するほど加熱しなければいけなく、絡げピン915を保持しているスリーブ913が熱により変形する虞があり、場合によっては、絡げピン915がスリーブ913から抜けてしまう虞があった。
そこで、金属の絡げピン915を直接加熱する従来例2のような方法を用いない方法を考えなければいけなかった。例えば、コイルを巻く工程中にコイル端部の皮膜を予め剥がす剥離工程を加え、従来例2の絡げピン915のような凸状の突接部(絡げ部)に、皮膜が剥がされたコイル端部を一端巻き付け、このコイル端部とばね部材の接続端子部(従来例2では、バネ片914a及びバネ片914bの2つのコイル接続端子部942)とを、はんだ等で電気的に接続することが考えられる。この方法では、従来例2と比較して、確実にコイル端部の接続が行われ、高い信頼性が得られると考えられる。しかしながら、コイルを巻く工程中にコイル端部の皮膜を予め剥がしておく剥離工程を加えるので、生産性が落ちるという課題があった。
本考案は、上述した課題を解決するもので、生産性及び品質を向上させ得ることのできるレンズ駆動装置を提供することを目的とする。
この課題を解決するために、本考案のレンズ駆動装置は、レンズ体を保持可能なレンズ保持部材と、該レンズ保持部材を収容する固定部材と、前記レンズ保持部材を光軸方向へ移動可能に支持する付勢部材と、磁石及びコイルを有して構成され、前記付勢部材の付勢力に反して前記レンズ保持部材を光軸方向に沿って移動させる移動機構と、を備えたレンズ駆動装置において、前記コイルが加熱により融着可能な皮膜を有する自己融着線のコイル線から形成され、前記コイル線の巻き始め部及び巻き終り部には、それぞれコイル端部を有し、前記レンズ保持部材は前記コイル端部がそれぞれ巻き付けられた樹脂からなる2つの絡げ部を有し、前記付勢部材が前記コイルへの給電部材として用いられる金属からなる2つの板ばねを有し、前記コイル線が、前記絡げ部に巻き付けられている部分の一部である接続部と前記板ばねとが電気的に接続されており、前記接続部の前記皮膜が剥離されているとともに、その他の部分の前記皮膜が自己融着されていることを特徴としている。
これによれば、本考案のレンズ駆動装置は、コイルのコイル線間の絶縁を確実にできるとともに、コイル線のコイル端部における金属線の表面を容易に剥き出しにすることができる。このことにより、従来例1と比較して、板ばねとコイル線との電気的接続を容易に行うことができる。更に、従来例2のように金属の絡げピン915が溶融変形されるほどの熱が絡げ部に加わらないので、この絡げ部で板ばねとコイル線との電気的接続を確実に行うことができる。従って、生産性及び品質を向上させ得ることのできるレンズ駆動装置を提供することができる。
また、本考案のレンズ駆動装置は、前記レンズ保持部材が液晶ポリマー(LCP)からなることを特徴としている。
これによれば、絡げ部が加熱により変形してしまうことがなく、コイルのコイル線が絡げ部から外れるようなことがない。このため、より確実にコイル線が絡げ部に巻き付けた状態を維持できる。また、射出成形性の良い液晶ポリマー(LCP)を用いているので、サイズの小さい絡げ部をレンズ保持部材に一体に形成することができる。このため、従来例2のような絡げピン915をインサート成形する必要がなく、絡げ部が設けられたレンズ保持部材を容易に作製することができる。これらのことにより、品質と生産性とをより向上させ得ることのできるレンズ駆動装置を提供することができる。
また、本考案のレンズ駆動装置は、前記コイル線の前記巻き終り部における前記コイル端部の一部が、前記絡げ部に埋設されていることを特徴としている。
これによれば、絡げ部に巻き付けられたコイル線が巻き付けられた後において緩むことを抑制することができる。このことにより、より一層品質を向上させ得ることができる。
また、本考案のレンズ駆動装置は、前記絡げ部に巻き付けられた前記コイル端部がレーザ照射されて、前記接続部の前記皮膜が剥離されており、前記接続部において、隣り合う前記コイル線同士が隙間無く巻かれていることを特徴としている。
これによれば、レーザ光が絡げ部に直接照射されることがない。このため、樹脂からなる絡げ部にダメージが与えられることを防止でき、絡げ部で確実にコイルのコイル線を保持することができる。このことにより、より一層品質を向上させ得ることができる。
また、本考案のレンズ駆動装置は、前記レーザ照射が、前記コイル線に対して角度をもって走査され、走査範囲内において、折り返しながら走査されることを特徴としている。
これによれば、コイル線に対して平行に走査する場合と比較して、走査中のコイル線の温度低下を少なくすることができ、レーザ光の走査する時間を短縮することができる。このことにより、より一層生産性を向上させ得ることができる。
本考案のレンズ駆動装置は、コイルのコイル線間の絶縁を確実にできるとともに、コイル線のコイル端部における金属線の表面を容易に剥き出しにすることができる。このことにより、従来例1と比較して、板ばねとコイル線との電気的接続を容易に行うことができる。更に、従来例2のように金属の絡げピン915が溶融変形されるほどの熱が絡げ部に加わらないので、この絡げ部で板ばねとコイル線との電気的接続を確実に行うことができる。
本考案の第1実施形態のレンズ駆動装置を説明する分解斜視図である。 本考案の第1実施形態のレンズ駆動装置を説明する図であって、図2(a)は、レンズ駆動装置の斜視図であり、図2(b)は、図2(a)に示すY2側から見た正面図である。 本考案の第1実施形態のレンズ駆動装置を説明する図であって、図3(a)は、図2(a)に示すZ2側から見た底面図であり、図3(b)は、図3(a)に示す底面図においてベース部材を省略した底面図である。 本考案の第1実施形態のレンズ駆動装置を説明する斜視図であって、図4(a)は、図2に示す斜視図において、トップカバーを省略した図であり、図4(b)は、図4(a)に示す斜視図において、上側板ばねとヨークを省略した図である。 本考案の第1実施形態のレンズ駆動装置を説明する図であって、図5(a)は、レンズ保持部材にコイルが巻回された上方斜視図であり、図5(b)は、レンズ保持部材にコイルが巻回された下方斜視図である。 本考案の第1実施形態のレンズ駆動装置を説明する図であって、図5(b)に示すP部分をY2側から見た正面図である。 本考案の第1実施形態のレンズ駆動装置における付勢部材を説明する図であって、図7(a)は、図1に示すZ1側から見た上側板ばねの上面図であり、図7(b)は、図1に示すZ1側から見た下側板ばねの上面図である。 本考案の第1実施形態のレンズ駆動装置を説明する図であって、ベース部材に下側板ばねを組み付けた状態の斜視図である。 本考案の第1実施形態のレンズ駆動装置を説明する図であって、レンズ保持部材に下側板ばねを組み付けた状態の斜視図である。 本考案の第1実施形態のレンズ駆動装置を説明する図であって、図10(a)は、図5(b)に示すP部分をZ2側から見た上面図であり、図10(b)は、図5(b)に示すP部分をX1側から見た側面図である。 本考案の第1実施形態のレンズ駆動装置を説明する図であって、図11(a)は、図9に示すQ部分の上面構成図であり、図11(b)は、図11(a)に示すX−X線における断面構成図である。 本考案の第1実施形態のレンズ駆動装置に係わる埋設工程を説明する図であって、図12(a)は、絡げ部におけるコイル線にヒータを押しあてた状態を示した上面構成図であって、図12(b)は、絡げ部にコイル線の一部が埋設された状態を示した上面構成図である。 本考案の第1実施形態のレンズ駆動装置に係わるレーザ照射工程を説明する図であって、図13(a)は、レーザ光の走査の一例を示した図であって、図13(b)は、レーザ光の走査の他の例を示した図である。 従来例1のレンズ駆動装置を説明する図であって、図14(a)は、レンズ駆動装置の分解斜視図であり、図14(b)は、コイルに対する給電様態について説明するための図である。 従来例2のレンズ駆動装置を説明する図であって、図15(a)は、レンズ駆動装置の分解斜視図であり、図15(b)は、移動体の部分の分解斜視図である。
以下、本考案の実施の形態について図面を参照して説明する。
[第1実施形態]
図1は、本考案の第1実施形態のレンズ駆動装置101を説明する分解斜視図である。図2は、本考案の第1実施形態のレンズ駆動装置101を説明する図であって、図2(a)は、レンズ駆動装置101の斜視図であり、図2(b)は、図2(a)に示すY2側から見た正面図である。図3は、本考案の第1実施形態のレンズ駆動装置101を説明する図であって、図3(a)は、図2(a)に示すZ2側から見た底面図であり、図3(b)は、図3(a)に示す底面図において、ベース部材18を省略した底面図である。図4は、本考案の第1実施形態のレンズ駆動装置101を説明する斜視図であって、図4(a)は、図2に示す斜視図において、トップカバー19を省略した図であり、図4(b)は、図4(a)に示す斜視図において、上側板ばね16Aとヨーク14を省略した図である。
本考案の第1実施形態のレンズ駆動装置101は、図1ないし図4に示すように、レンズ体(図示していない)を保持可能な筒状のレンズ保持部材12と、レンズ保持部材12を光軸方向(図2に示すZ方向)へ移動可能に支持する付勢部材16と、レンズ保持部材12を収容する固定部材R1と、レンズ保持部材12を光軸方向に沿って移動させる移動機構M4と、を備えて構成されている。
また、付勢部材16は、図1に示すように、レンズ保持部材12の上方側(図2に示すZ1方向側)に配設されて固定される上側板ばね16Aと、レンズ保持部材12の下方側(図2に示すZ2方向側)に配設されて固定される2つの下側板ばね(16C、16E)と、を備えて構成されている。
また、固定部材R1は、図1、図2及び図3に示すように、レンズ保持部材12を収容するヨーク14と、端子7が埋め込まれたベース部材18と、上側板ばね16Aの上方側に配設されるトップカバー19と、を備えて構成されている。そして、トップカバー19及びヨーク14により上側板ばね16Aの一部を固定するとともに、ベース部材18により2つの下側板ばね(16C、16E)の一部を固定している。
また、移動機構M4は、図1及び図4(b)に示すように、4つの磁石15(15A、15B、15C、15D)及びレンズ保持部材12の周囲に環状に巻かれたコイル13を有して構成され、固定部材R1のヨーク14と協働して、付勢部材16の付勢力に反してレンズ保持部材12を光軸方向に沿って移動させている。
このように構成されたレンズ駆動装置101は、図示しないレンズ体をレンズ保持部材12に保持し、図示しない撮像素子を実装した基板上に取り付けられる。そして、撮像素子に対して、レンズ体に保持されたレンズを光軸方向に駆動させて焦点距離を調整するために、電源よりコイル13に通電して、通電で生じる電磁力により、レンズ保持部材12を光軸方向に沿って移動させるものである。
次に、各構成部品について説明する。図5は、本考案の第1実施形態のレンズ駆動装置を説明する図であって、図5(a)は、レンズ保持部材12にコイル13が巻回された上方斜視図であり、図5(b)は、レンズ保持部材12にコイル13が巻回された下方斜視図である。図6は、本考案の第1実施形態のレンズ駆動装置を説明する図であって、図5(b)に示すP部分をY2側から見た正面図である。図7は、本考案の第1実施形態のレンズ駆動装置における付勢部材16を説明する図であって、図7(a)は、図1に示すZ1側から見た上側板ばね16Aの上面図であり、図7(b)は、図1に示すZ1側から見た下側板ばね(16C、16E)の上面図である。図8は、本考案の第1実施形態のレンズ駆動装置を説明する図であって、ベース部材18に下側板ばね(16C、16E)を組み付けた状態の斜視図である。図9は、本考案の第1実施形態のレンズ駆動装置を説明する図であって、レンズ保持部材12に下側板ばね(16C、16E)を組み付けた状態の斜視図である。
レンズ駆動装置101のレンズ保持部材12は、合成樹脂の1つである液晶ポリマー(LCP、Liquid Crystal Polymer)を用い、図1、図4(b)及び図5に示すように、筒状に形成されており、円形の外周面及び内周面を有する筒部12sと、筒部12sの下端(図1に示すZ2側)の外周面から径方向外側に突出した鍔部12vとから構成され、図4に示すように、ベース部材18の上方で、ヨーク14の内側に配設されている。また、筒部12sの内周面には、雌ねじ部12nが形成されており、この雌ねじ部12nに図示しないレンズ体が装着されて、保持される。
また、図1に示すように、筒部12sの外周面には、コイル13を内側から支持するコイル支持部12jが均等に4箇所設けられ、コイル支持部12jの一端側には、鍔部12vと対向して径方向外側に突出した庇部12hが形成されている。また、図5に示すように、庇部12hの更に上方の筒部12sの外周面には、台座部12dが4箇所、対角線上に対向して形成されている。そして、レンズ駆動装置101が組立てられた際には、この台座部12dと上側板ばね16Aとが接着剤で固定される。
また、レンズ保持部材12の底面には、図3(b)、図5(b)及び図9に示すように、下方(図3(b)の紙面の手前側)に突出する円柱状の凸設部12tが6箇所(12t、12t、12t、12t、12t、12t)設けられ、図3(b)及び図9に示すように、2つの下側板ばね(16C、16E)と係合している。更に、レンズ保持部材12の底面には、図3(b)、図5(b)及び図9に示すように、下方(図3(b)の紙面の手前側)に突出する角柱状の絡げ部12kが2箇所(12k、12k)設けられ、コイル13のコイル端部13eがそれぞれ(13e、13e)巻き付けられている。
付勢部材16は、主な材質を銅合金で作製しており、図4(a)に示すように、レンズ保持部材12の筒部12sの内周面よりも大径な開口を有し、図1及び図4(a)に示すように、ヨーク14とトップカバー19との間に配設される上側板ばね16Aと、図1及び図8に示すように、レンズ保持部材12とベース部材18との間に配設されベース部材18に載置される2つの下側板ばね16C及び下側板ばね16Eと、から構成される。そして、レンズ保持部材12と付勢部材16のそれぞれ(16A、16C、16E)が係合され、レンズ保持部材12が光軸方向(図2に示すZ方向)へ移動可能になるように、レンズ保持部材12を空中で支持している。なお、下側板ばね16C及び下側板ばね16E(2つの板ばね)は、コイル13への給電部材として用いられる。
付勢部材16の上側板ばね16Aは、図7(a)に示すように、略矩形状をしており、レンズ保持部材12に固定される第1部分16aが4箇所と、ヨーク14側に固定される第2部分16bが4箇所と、第1部分16aと第2部分16bとの間に位置する弾性腕部16pが4箇所と、4箇所の第1部分16aのそれぞれを繋ぎ弾性腕部16pの一端と接続している桟部16dと、4箇所の第2部分16b同士を繋ぐ固定連結部16eと、を有して構成されている。
この上側板ばね16Aがレンズ駆動装置101に組み込まれた際には、図4(a)に示すように、ヨーク14上に載置され、上側板ばね16Aの第2部分16bがヨーク14の角部に当接し、図7(a)に示す第2部分16bの貫通穴16fと図1に示すヨーク14の貫通穴14fとが重なり合うようになり、位置決めされる。そして、図1に示すヨーク14の天井部14Bとトップカバー19とで上側板ばね16Aが挟持されて、固定部材R1のヨーク14及びトップカバー19により、上側板ばね16Aの一方側が固定されるようになる。
一方、この上側板ばね16Aがレンズ駆動装置101に組み込まれた際には、図4(a)に示すように、図7(a)に示す上側板ばね16Aの第1部分16aが、図5(a)に示すレンズ保持部材12の台座部12dに載置されるようになる。そして、上側板ばね16Aの第1部分16aと台座部12dとを接着剤で固定することにより、上側板ばね16Aの他方側が固定されるようになる。
付勢部材16の下側板ばね16Cは、図7(b)に示すように、内側形状が半月形状をしており、レンズ保持部材12と係合される第3部分16hが3箇所と、ベース部材18と係合される第4部分16iが2箇所と、第3部分16hと第4部分16iとの間に位置する弾性腕部16qが2箇所と、3箇所の第3部分16hのそれぞれを繋ぐ第1固定連結部16gと、2箇所の第4部分16iを繋ぐ第2固定連結部16jと、を有して構成されている。
この下側板ばね16Cがレンズ駆動装置101に組み込まれた際には、図7(b)に示す第4部分16iの貫通孔16mの2つは、図8に示すように、ベース部材18の上面に設けられ上方(図8に示すZ1方向)に向けて突出する2つの突設部18t(18t、18t)と嵌合し、ベース部材18に位置決めされ固定される。これにより、固定部材R1のベース部材18により、下側板ばね16Cの一方側が固定されるようになる。
一方、この下側板ばね16Cがレンズ駆動装置101に組み込まれた際には、図3(b)及び図9に示すように、レンズ保持部材12の3つの凸設部12t(12t、12t、12t)が、図7(b)に示す第3部分16hの貫通孔16kの3箇所に挿通されて嵌合し、レンズ保持部材12に位置決めされ固定される。これにより、下側板ばね16Cの他方側が固定されるようになる。また、この際に、この凸設部12t(12t、12t、12t)を用いて、熱かしめを行っており、より確実に下側板ばね16Cをレンズ保持部材12に固定している。
付勢部材16の下側板ばね16Eは、下側板ばね16Cと同様に、図7(b)に示すように、内側形状が半月形状をしており、レンズ保持部材12に固定される第5部分16vが3箇所と、ベース部材18に固定される第6部分16wが2箇所と、第5部分16vと第6部分16wとの間に位置する弾性腕部16rが2箇所と、3箇所の第5部分16vのそれぞれを繋ぐ第3固定連結部16xと、2箇所の第6部分16wを繋ぐ第4固定連結部16yと、を有している。
この下側板ばね16Eがレンズ駆動装置101に組み込まれた際には、下側板ばね16Cと同様に、図7(b)に示す第6部分16wの貫通孔16nの2つは、図8に示すように、ベース部材18の上面に設けられ上方に向けて突出する2つの突設部18t(18t、18t)と嵌合し、ベース部材18に位置決めされ固定される。これにより、固定部材R1のベース部材18により、下側板ばね16Eの一方側が固定されるようになる。
一方、この下側板ばね16Eがレンズ駆動装置101に組み込まれた際には、図3(b)及び図9に示すように、レンズ保持部材12の3つの凸設部12t(12t、12t、12t)が、図7(b)に示す第5部分16vの貫通孔16zの3箇所に挿通されて嵌合し、レンズ保持部材12に位置決めされ固定される。これにより、下側板ばね16Eの他方側が固定されるようになる。また、下側板ばね16Cと同様に、この凸設部12t(12t、12t、12t)を用いて、熱かしめを行っており、より確実に下側板ばね16Eをレンズ保持部材12に固定している。
また、下側板ばね16Cと下側板ばね16Eとは、図7(b)に示すように、ほぼ点対称の形状にしており、第3部分16hの3箇所と第5部分16vの3箇所で、レンズ保持部材12に対して均等な位置で接続され、第4部分16iの2箇所と第6部分16wの2箇所で、ベース部材18に対して均等な位置で接続される。これにより、レンズ保持部材12をバランス良く空中で支持することができる。
固定部材R1のヨーク14は、図1ないし図4(a)(図4(b)は除く)に示すように、外形が箱状に形成されてケースを構成しており、レンズ保持部材12、コイル13、磁石15、下側板ばね(16C、16E)を覆うようにして、それら部材を収容している。そして、ヨーク14は、ベース部材18に係合され、ベース部材18と一体化されている。また、ケース状のヨーク14は、図1に示すように、筒状の外壁部14Aと、外壁部14Aの上端(図1に示すZ1側)と連続して設けられた平板状の天井部14Bと、天井部14Bに形成された開口部14kの一部から下方(図1に示すZ2方向)に延設された4つの内ヨーク14Cと、を有して構成されている。
また、外壁部14Aは、図3に示すように、平面視して、略矩形状をしており、内ヨーク14Cは、図1に示すように、円弧状に形成され、外壁部14Aの4つの角部に対向するように、等間隔で配設されている。なお、ヨーク14を絞り加工で作製する際には、ヨーク14の内ヨーク14Cが円弧状であるので、容易に絞り加工を行うことができる。このため、ヨーク14の内ヨーク14Cの形状及び配設の位置の精度を高めることができる。
固定部材R1のベース部材18は、レンズ保持部材12と同じ液晶ポリマー(LCP、Liquid Crystal Polymer)の合成樹脂を用い、図1及び図8に示すように、外形が矩形の板状形状の基部18bと、基部18bの中央に形成された円形の開口18kと、を有して構成されている。また、ベース部材18の基部18bから上方(図1のZ1方向)に延出して形成された台部18dを有している。そして、この台部18dは、ヨーク14に収容されて、台部18dの外周側面とヨーク14の内側面とが当接するようになる。これにより、ヨーク14とベース部材18との位置決めが行われる。
また、台部18dの上面には、図8に示すように、前述したように上方に向けて突出する4つの突設部18t(18t、18t、18t、18t)が4隅に設けられており、下側板ばね16C及び下側板ばね16Eの一方側と係合している。
また、ベース部材18には、図1及び図18に示すように、銅や鉄若しくはそれらを主成分とした合金等の材質を用いた金属板からなる端子7が、インサート成形されて埋め込まれており、電気的に絶縁された2つの端子7(端子7C及び端子7E)のそれぞれは、図示していない撮像素子を実装した基板と電気的に接続され、電力を供給できるようになっている。そして、端子7の一方の端子7Cは、図7(b)に示す下側板ばね16Cの貫通孔16sの部分で電気的に接続されるとともに、端子7の他方の端子7Eは、図7(b)に示す下側板ばね16Eの貫通孔16tの部分で電気的に接続されている。これにより、この端子7C及び端子7Eから、下側板ばね16C及び下側板ばね16Eを介して、コイル13に電流を流すことができる。なお、下側板ばね(16C、16E)と端子7(7C、7E)との接続は、はんだ付け等により容易に接続される。
また、ベース部材18には、図1及び図8に示すように、銅や鉄若しくはそれらを主成分とした合金等の材質を用いた金属板からなる接続部材57が、端子7と同様に、インサート成形されて埋め込まれており、接続部材57の一部は、四隅に一部を露出している。そして、ヨーク14の外壁部14Aの内側面とベース部材18の外周側面が組み合わさって位置決めされた後に、ベース部材18の接続部材57とヨーク14の四隅とのつなぎ目部分を4箇所溶接して、ヨーク14をベース部材18に固定している。これにより、ヨーク14は、ベース部材18と一体化される。また、ヨーク14は、接続部材57を介してグラウンドに接地されている。
固定部材R1のトップカバー19は、ポリブチレンテレフタレート(PBT、polybutyleneterephtalate)等の合成樹脂を用い、図1及び図2に示すように、中央に矩形状の開口19kを有した枠形の形状をしており、図2に示すように、上側板ばね16Aの上方(図2(a)に示すZ1側)に配設されて、ヨーク14の天井部14Bとこのトップカバー19とで上側板ばね16Aを挟持している。
移動機構M4の磁石15は、サマリウムコバルト磁石やネオジム磁石等を好適に用い、図1に示すように、横断面形状が台形形状で、平板状の外形をしており、4つの磁石15(15A、15B、15C、15D)が、図4(b)に示すように、コイル13の外側に位置するとともに、図示はしていないが、コイル13を挟んでヨーク14の4つの内ヨーク14Cにそれぞれ対向配置されて、ヨーク14の四隅に等分に配設されている。
また、磁石15の台形形状における傾斜する2つの外側面15vは、外壁部14Aに沿った形状をしており、レンズ駆動装置101を組み立てる際に、この2つの外側面15vを外壁部14Aの内側面に押しあてて、ヨーク14の複数の角部における内側にそれぞれ配置することができる。これにより、磁石15の位置決めを容易に行うことができる。
移動機構M4のコイル13は、加熱により融着可能な皮膜を有する自己融着線のコイル線から形成され、図1に示すように、環状形状で8角形状の角度を有して巻回して形成されており、この8角形状の内で、対向し合う4辺は、円弧状に曲げられて形成され、他の対向する4辺は直線状に形成されている。また、コイル13におけるコイル線の皮膜は、加熱により、自己融着されて一体化されている。このため、コイル線間の絶縁を確実にできる。なお、図1、図4(B)及び図5において、巻回されたコイル線の1本1本が一体化された詳細な図示は、省略している。
また、コイル13は、図4(b)及び図5に示すように、レンズ保持部材12の筒部12sの周囲を囲む位置に配設され、コイル支持部12jにより内側から支持された状態で、コイル13の一部が庇部12hと鍔部12vに挟まれるようにして、鍔部12vの上面に固定されている。このコイル支持部12jと当接している部分は、直線状の4辺である。そして、コイル13の内周面13pがコイル支持部12jにより等方的にバランス良く支持されるため、コイル13の中心軸とレンズ保持部材12の中心軸とが一致した状態でレンズ保持部材12に保持される。これにより、レンズ保持部材12の雌ねじ部12nにより保持されたレンズの中心軸とレンズ体の光軸とを容易に一致させ易くなる。
また、コイル13のコイル線の巻き始め部及び巻き終り部には、前述したように、それぞれコイル端部13e(13e、13e)を有しており、図3、図5(b)及び図6に示すように、レンズ保持部材12の2つの絡げ部12k(12k、12k)にそれぞれ巻き付けられている。
ここで、このコイル13のコイル端部13e(13e、13e)が巻き付けられた部分について詳細に説明する。図10は、本考案の第1実施形態のレンズ駆動装置を説明する図であって、図10(a)は、図5(b)に示すP部分をZ2側から見た上面図であり、図10(b)は、図5(b)に示すP部分をX1側から見た側面図である。図11は、本考案の第1実施形態のレンズ駆動装置を説明する図であって、図11(a)は、図9に示すQ部分の上面構成図であり、図11(b)は、図11(a)に示すX−X線における断面構成図である。なお、図11は、図9に示す状態から、更にコイル端部13eにはんだHDが付けられている状態を示している。
コイル13のコイル端部13e(13e、13e)は、図6及び図10(b)に例示されるように(コイル端部13e及び絡げ部12kのみを図示)、隣り合うコイル線同士が隙間無くレンズ保持部材12の絡げ部12k(12k、12k)に巻かれている。
また、コイル線の巻き終り部におけるコイル端部13eの一部が、絡げ部12kに埋設されている。これにより、絡げ部12(12k)に巻き付けられたコイル線が巻き付けられた後において緩むことを抑制することができる。なお、コイル線の巻き始め部をコイル端部13eとする。
また、図11に示すように、絡げ部12k(12k)に巻き付けられている部分のコイル線の一部である接続部CNと板ばね(下側板ばね16E)とが、はんだHDにより電気的に接続されている。なお、同様にして、絡げ部12k(12k)に巻き付けられている部分のコイル線の一部である接続部CN(図9を参照)と板ばね(下側板ばね16C)とが、はんだHDにより電気的に接続されている。また、この接続部CNにおいて、コイル線の皮膜は、加熱により、剥離されている。これにより、コイル線のコイル端部13e(13e、13e)における金属線の表面を容易に剥き出しにすることができる。このことにより、従来例1と比較して、板ばね(上側板ばね16C及び下側板ばね16E)とコイル13のコイル線との電気的接続を容易に行うことができる。更に、従来例2のように金属の絡げピン915が溶融変形されるほどの熱が絡げ部12k(12k、12k)に加わらないので、この絡げ部12k(12k、12k)で板ばね(上側板ばね16C及び下側板ばね16E)とコイル13のコイル線との電気的接続を確実に行うことができる。
また、前述したように、レンズ保持部材12が耐熱性の高い合成樹脂である液晶ポリマー(LCP)からなるので、絡げ部12k(12k、12k)が加熱により変形してしまうことがなく、コイル13のコイル線が絡げ部12k(12k、12k)から外れるようなことがない。このため、より確実にコイル線が絡げ部12k(12k、12k)に巻き付けた状態を維持できる。
また、射出成形性の良い液晶ポリマー(LCP)を用いているので、サイズの小さい絡げ部12k(12k、12k)をレンズ保持部材12に一体に形成することができる。このため、従来例2のような絡げピン915をインサート成形する必要がなく、絡げ部12k(12k、12k)が設けられたレンズ保持部材12を容易に作製することができる。
また、上述した、コイル線の皮膜を剥離する方法は、本考案の第1実施形態では、絡げ部12k(12k、12k)に巻き付けられたコイル端部13e(13e、13e)の接続部CNにレーザ照射して、加熱を行う方法である。これにより、接続部CNにおいて、隣り合うコイル線同士が隙間無く巻かれているので、コイル端部13e(13e、13e)にレーザ照射される際に、レーザ光が絡げ部12k(12k、12k)に直接照射されることがない。このため、樹脂からなる絡げ部12k(12k、12k)にダメージが与えられることを防止でき、絡げ部12k(12k、12k)で確実にコイル13のコイル線を保持することができる。
以上のように構成されたレンズ駆動装置101は、以下述べるようにして組み立てられる。
先ず、図1に示すトップカバー19に上側板ばね16Aとヨーク14を組み付けた後、コイル13が巻回されたレンズ保持部材12をヨーク14に収容する。その際に、レンズ保持部材12の4箇所の台座部12dに予め接着剤を塗布しておく。次に、図1に示す4つの磁石15(15A、15B、15C、15D)をヨーク14の四隅に収容する。この際にも、ヨーク14の四隅近傍の外壁部14A及び天井部14Bに予め接着剤を塗布しておく。そして、接着剤を硬化させ、レンズ保持部材12の台座部12dと上側板ばね16Aの第1部分16aとが接着固定されるとともに、ヨーク14と磁石15とが接着固定される。
次に、図7(b)に示す板ばね(下側板ばね16C及び下側板ばね16E)をレンズ保持部材12の底面に載置し、下側板ばね16Cの貫通孔16kとレンズ保持部材12の凸設部12t(12t、12t、12t)とを嵌合させるとともに、下側板ばね16Eの貫通孔16zとレンズ保持部材12の凸設部12t(12t、12t、12t)とを嵌合させる。そして、この凸設部12t(12t、12t、12t、12t、12t、12t)を熱かしめすることにより、板ばね(下側板ばね16C及び下側板ばね16E)がレンズ保持部材12に固定される。また、絡げ部12k(12k)に巻き付けられているコイル線の一部である接続部CNと板ばね(下側板ばね16C及び下側板ばね16E)とを、はんだ付けする。これにより、コイル13と板ばね(下側板ばね16C及び下側板ばね16E)とが、コイル端部13e(13e、13e)のそれぞれを介して、電気的に接続されるようになる。
最後に、各部材が収容されたヨーク14をベース部材18に覆い被せて、ヨーク14の外壁部14Aの内側面とベース部材18の台部18dの外周側面とを組み合わせて位置決めをする。その際には、下側板ばね16Cの貫通孔16mとベース部材18の突設部18t(18t、18t)とを嵌合させるとともに、下側板ばね16Eの貫通孔16nとベース部材18の突設部18t(18t、18t)とを嵌合させる。これにより、固定部材R1のベース部材18に下側板ばね(16C、16E)が固定される。また、端子7の一方の端子7Cと下側板ばね16Cとを、貫通孔16sの部分ではんだ付けするとともに、端子7の他方の端子7Eと下側板ばね16Eとを、貫通孔16tの部分ではんだ付けする。これにより、端子7Cと下側板ばね16Cとが電気的に接続されるとともに、端子7Eと下側板ばね16Eとが電気的に接続される。
更に、ベース部材18の接続部材57とヨーク14の四隅とのつなぎ目部分を4箇所溶接して、ヨーク14をベース部材18に固定している。これにより、ヨーク14は、ベース部材18と一体化される。以上のようにして、レンズ駆動装置101が組み立てられる。
以上のようにして組み立てられたレンズ駆動装置101は、ヨーク14の外壁部14A、磁石15、コイル13、ヨーク14の内ヨーク14Cの順で、それぞれ対向配置されるとともに、ヨーク14の外壁部14Aと内ヨーク14Cがヨーク14の天井部14Bで接続されて配置されるようになる。このようにして、磁気回路が構成され、端子7C及び端子7Eから、下側板ばね16C及び下側板ばね16Eを介して、コイル13に電流を流すことにより、付勢部材16の付勢力に反して、コイル13と係合されたレンズ保持部材12を光軸方向に沿って移動させることができる。
最後に、このコイル端部13eの一部を絡げ部12kに埋設する方法とコイル端部13eの接続部CNにレーザ照射する方法について簡単に説明する。図12は、本考案の第1実施形態のレンズ駆動装置に係わる埋設工程を説明する図であって、図12(a)は、絡げ部12kにおけるコイル線にヒータHTを押しあてた状態を示した上面構成図であって、図12(b)は、絡げ部12kにコイル線の一部が埋設された状態を示した上面構成図である。図13は、本考案の第1実施形態のレンズ駆動装置に係わるレーザ照射工程を説明する図であって、図13(a)は、レーザ光の走査の一例EX1を示した図であって、図13(b)は、レーザ光の走査の他の例EX2を示した図である。図13中に示す2点鎖線は、レーザ光の走査の軌跡を示すものである。
先ず、コイル端部13eの一部を絡げ部12kに埋設する埋設工程について説明をする。埋設工程は、絡げ部12kにコイル線を巻き付けた後に、図12(a)に示すように、巻き終わり側に延出されたコイル線C3aにヒータHTを当接させ、コイル線C3aに熱を加える。このとき、コイル線C3aの絡げ部12kへの巻きつけが緩まないように、コイル線C3aには、巻き終わり方向(図12に示すAA方向)へ引っ張る力が加えられている。なお、AA方向へコイル線C3aを引っ張る力は、コイル線C3aが破断しないように、コイル線C3aの材質にあわせて調整が必要である。また、ヒータHTの設定温度は、絡げ部12kを形成する合成樹脂の融点よりも高い温度に設定されており、例えば、本考案の第1実施形態では、ヒータHTの設定温度は、約520℃に設定されている。
次に、コイル線C3aにヒータHTを、数秒間押し当てた後に、コイル線C3aからヒータHTを離間させる。このヒータHTがコイル線C3aに当接している間に、コイル端部13eの絡げ部12kに当接しているコイル線C3bは、ヒータHTの熱が伝導して、コイル線C3aにAA方向へ引っ張る力が掛かっていることから、コイル線C3bが当接している絡げ部12kの当接部分K2を溶融させながら絡げ部12kに食い込んでいき、図12(b)に示すように、コイル端部13eの一部(コイル線C3b)が絡げ部12kに埋設するようになる。
そして、ヒータHTが離間すると、絡げ部12kが冷めて固化し、図10(b)に示すように、コイル端部13eの一部(コイル線C3b)が絡げ部12kに把持される。このコイル端部13eの一部(コイル線C3b)は、図10(b)に示すように、コイル線C3bの全周の少なくとも半分以上を絡げ部12kに把持されることが望ましい。本考案の第1実施形態では、ヒータHTの温度を約520℃、ヒータHTを押し当てる時間を数秒と設定しているが、コイル線C3bの全周の少なくとも半分以上を絡げ部12kに把持された状態にするには、絡げ部12kの材質やコイル線の材質にあわせて、ヒータHTの設定温度やヒータHTとコイル線との当接時間などを最適化する必要がある。
また、コイル端部13eの一部(コイル線C3b)が絡げ部12kに把持された後、図12(a)に示すAA方向に加えていた力よりも、より強い力でAA方向に引っ張り、コイル線C3aの切断を行なう。これにより、図10に示すように、コイル端部13eの一部(コイル線C3b)が絡げ部12kに埋設された状態で、コイル線が切断される状態となる。なお、巻き始め部のコイル線の端部も、巻き終り部側と同様にして、引っ張ることで切断することができる。
次に、コイル端部13eの接続部CNにレーザ光を照射するレーザ照射工程について説明をする。レーザ照射工程は、絡げ部12kにコイル端部13eが巻き付けられた後、コイル端部13eの接続部CNに向けて、レーザ光を照射する工程である。
このレーザ照射工程のレーザ光の照射は、例えばYAG(Yttrium Aluminum Garnet)レーザを用い、数十ミリ秒から数百ミリ秒間、コイル端部13eの接続部CNを走査している。また、このレーザ照射の走査の仕方は、例えば、図13(a)の一例EX1に示すように、接続部CNである走査範囲SA内において、コイル線に対して角度をもって走査し、折り返しながら走査する方法がある。また、例えば、図13(b)の他の例EX2に示すように、接続部CNである走査範囲SA内において、コイル線に対して平行及び垂直に走査し、単純格子状に走査する方法もある。好ましくは、一例EX1のように走査する方が良い。何故なら、コイル線に対して平行に走査する場合と比較して、走査中のコイル線の温度低下を少なくすることができ、レーザ光の走査する時間を短縮することができるからである。なお、本考案の第1実施形態では、YAGレーザを好適に用いたが、これに限るものではない。
そして、レーザ光の走査により、接続部CNのコイル線の皮膜が加熱されて、皮膜が溶融、昇華され、接続部CNの皮膜が剥離されるようになる。更に、コイル端部13eの接続部CN以外の部分の皮膜においては、レーザ照射により副次的に加熱されることとなり、隣り合うコイル線同士の皮膜が融着されるようになる。
以上のように構成された本考案の第1実施形態のレンズ駆動装置101における、効果について、以下に説明する。
本考案の第1実施形態のレンズ駆動装置101は、コイル13のコイル線を自己融着線にすることで、加熱により、板ばね(上側板ばね16C及び下側板ばね16E)と電気的に接続されている接続部CNのコイル線の皮膜を剥離できるとともに、その他の部分の皮膜を自己融着することができる。このため、コイル線間の絶縁を確実にできるとともに、コイル線のコイル端部13e(13e、13e)における金属線の表面を容易に剥き出しにすることができる。このことにより、従来例1と比較して、板ばね(上側板ばね16C及び下側板ばね16E)とコイル13のコイル線との電気的接続を容易に行うことができる。更に、従来例2のように金属の絡げピン915が溶融変形されるほどの熱が絡げ部12k(12k、12k)に加わらないので、この絡げ部12k(12k、12k)で板ばね(上側板ばね16C及び下側板ばね16E)とコイル13のコイル線との電気的接続を確実に行うことができる。従って、生産性及び品質を向上させ得ることのできるレンズ駆動装置101を提供することができる。
また、レンズ保持部材12が耐熱性の高い合成樹脂である液晶ポリマー(LCP)からなるので、絡げ部12k(12k、12k)が加熱により変形してしまうことがなく、コイル13のコイル線が絡げ部12k(12k、12k)から外れるようなことがない。このため、より確実にコイル線が絡げ部12k(12k、12k)に巻き付けた状態を維持できる。また、射出成形性の良い液晶ポリマー(LCP)を用いているので、サイズの小さい絡げ部12k(12k、12k)をレンズ保持部材12に一体に形成することができる。このため、従来例2のような絡げピン915をインサート成形する必要がなく、絡げ部12k(12k、12k)が設けられたレンズ保持部材12を容易に作製することができる。これらのことにより、品質と生産性とをより向上させ得ることのできるレンズ駆動装置101を提供することができる。
また、巻き終り部のコイル端部13e(13e)の一部が絡げ部12k(12k)に埋設されているので、絡げ部12k(12k)に巻き付けられたコイル線が巻き付けられた後において緩むことを抑制することができる。このことにより、品質をより一層向上させ得ることができる。
また、接続部CNにおいて、隣り合うコイル線同士が隙間無く巻かれているので、コイル端部13e(13e、13e)にレーザ照射される際に、レーザ光が絡げ部12k(12k、12k)に直接照射されることがない。このため、樹脂からなる絡げ部12k(12k、12k)にダメージが与えられることを防止でき、絡げ部12k(12k、12k)で確実にコイル13のコイル線を保持することができる。このことにより、品質をより一層向上させ得ることができる。
また、レーザ照射がコイル線に対して角度をもって折り返しながら走査されているので、コイル線に対して平行に走査する場合と比較して、走査中のコイル線の温度低下を少なくすることができ、レーザ光の走査する時間を短縮することができる。このことにより、生産性をより一層向上させ得ることができる。
なお、本考案は上記実施形態に限定されるものではなく、例えば次のように変形して実施することができ、これらの実施形態も本考案の技術的範囲に属する。
<変形例1>
上記第1実施形態では、レンズ保持部材12に液晶ポリマー(LCP)の合成樹脂を好適に用いたが、これに限るものではなく、耐熱性が高い合成樹脂を用いても良い。例えば、ポリフェニレンサルファイド樹脂(PPS、Poly Phenylene Sulfide)やポリエーテルエーテルケトン樹脂(PEEK、polyetheretherketone)等でも良い。
<変形例2>
上記第1実施形態では、コイル線の巻き終り部におけるコイル端部13e(13e)の一部が、絡げ部12k(12k)に埋設されている構成であったが、更に、コイル線の巻き始め部におけるコイル端部13e(13e)の一部が、絡げ部12k(12k)に埋設されている構成であっても良い。
<変形例3>
上記第1実施形態では、隣り合うコイル線同士が隙間無く巻かれている構成であったがが、隣り合うコイル線同士が隙間を有して巻かれている構成でも良い。この際には、絡げ部にレーザ光が直接照射されてもダメージを受けないように、耐熱性を向上させるなど何らかの対策を施しておくことが望ましい。
<変形例4>
上記第1実施形態では、コイル線の一部である接続部CNと板ばね(下側板ばね16C及び下側板ばね16E)と、端子7Cと下側板ばね16Cと、端子7Cと下側板ばね16Cと、をはんだ付けした構成にしたが、はんだ付けではなく、導電性接着剤などを用いて電気的に接続をする構成でも良い。
<変形例5>
上記第1実施形態では、トップカバー19を用いて、上側板ばね16Aをヨーク14に固定するようにしたが、この構成に限らす、例えばヨーク14と磁石15との間に上側板ばね16Aを配設し、接着剤で上側板ばね16Aをヨーク14に固定するようにしても良い。
<変形例6>
上記第1実施形態では、レンズ保持部材12等の各部材を収容する部材として、軟磁性体のヨーク14を用いて構成したが、これに限らず、例えば絶縁性の樹脂ケースで構成しても良い。このとき、ヨーク14は、各部材を収容することなく、コイル13と磁石15との間で磁気回路を構成するよう、樹脂ケースやベース部材18に取り付けられることになる。
<変形例7>
上記第1実施形態では、付勢部材16として、上側板ばね16A及び下側板ばね(16C、16E)を用いて構成したが、レンズ保持部材12を光軸方向へ移動可能に支持する部材であれば、これに限らず、他の部材で構成しても良い。
本考案は上記実施の形態に限定されず、本考案の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更することが可能である。
12 レンズ保持部材
12k、12k、12k 絡げ部
13 コイル
13e、13e、13e コイル端部
15 磁石
16 付勢部材
16C、16E 板ばね(下側板ばね)
18 ベース部材
C3a、C3b コイル線
CN 接続部
R1 固定部材
M4 移動機構
101 レンズ駆動装置

Claims (5)

  1. レンズ体を保持可能なレンズ保持部材と、
    該レンズ保持部材を収容する固定部材と、
    前記レンズ保持部材を光軸方向へ移動可能に支持する付勢部材と、
    磁石及びコイルを有して構成され、前記付勢部材の付勢力に反して前記レンズ保持部材を光軸方向に沿って移動させる移動機構と、を備えたレンズ駆動装置において、
    前記コイルは、加熱により融着可能な皮膜を有する自己融着線のコイル線から形成され、前記コイル線の巻き始め部及び巻き終り部には、それぞれコイル端部を有し、
    前記レンズ保持部材は、前記コイル端部がそれぞれ巻き付けられた樹脂からなる2つの絡げ部を有し、
    前記付勢部材は、前記コイルへの給電部材として用いられる金属からなる2つの板ばねを有し、
    前記コイル線は、前記絡げ部に巻き付けられている部分の一部である接続部と前記板ばねとが電気的に接続されており、前記接続部の前記皮膜が剥離されているとともに、その他の部分の前記皮膜が自己融着されていることを特徴とするレンズ駆動装置。
  2. 前記レンズ保持部材は、液晶ポリマー(LCP)からなることを特徴とする請求項1に記載のレンズ駆動装置。
  3. 前記コイル線の前記巻き終り部における前記コイル端部の一部は、前記絡げ部に埋設されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のレンズ駆動装置。
  4. 前記絡げ部に巻き付けられた前記コイル端部がレーザ照射されて、前記接続部の前記皮膜が剥離されており、
    前記接続部において、隣り合う前記コイル線同士が隙間無く巻かれていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のレンズ駆動装置。
  5. 前記レーザ照射が、前記コイル線に対して角度をもって走査され、走査範囲内において、折り返しながら走査されることを特徴とする請求項4に記載のレンズ駆動装置。
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