JP3187188U - 箱体 - Google Patents
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Abstract
【課題】洋酒,日本酒またはジュース等が入っている瓶を、配送時等の衝撃から十分に保護できる箱体を提供することを目的とする。
【解決手段】本考案に係る箱体1は、開閉可能な蓋を有する四角筒状の有底の箱本体3と、箱本体3の底に配置されている所定の厚みを有する底部緩衝材5と、箱本体の内周に面接触して配置されている多重構造の側部緩衝材7を備えている。底部緩衝材5は、蓋側から見て多角形を隙間なく並べたハニカム構造であり、側部緩衝材7は、1枚の長いシートを長手方向に複数回折り曲げた四角筒体である多重構造の緩衝材である。
【選択図】図2
【解決手段】本考案に係る箱体1は、開閉可能な蓋を有する四角筒状の有底の箱本体3と、箱本体3の底に配置されている所定の厚みを有する底部緩衝材5と、箱本体の内周に面接触して配置されている多重構造の側部緩衝材7を備えている。底部緩衝材5は、蓋側から見て多角形を隙間なく並べたハニカム構造であり、側部緩衝材7は、1枚の長いシートを長手方向に複数回折り曲げた四角筒体である多重構造の緩衝材である。
【選択図】図2
Description
本考案は、洋酒,日本酒またはジュース等が入っている瓶を、配送時等の衝撃から十分に保護できる、箱体に関するものである。
現在、洋酒,日本酒またはジュース等が入っている瓶が、配送時等に割れないように、種々の衝撃から保護することが提案されている。例えば、通常では、瓶が動かないように箱体内で固定するために、特許文献1に示すように、箱本体に瓶を固定するための1枚の厚紙を適宜に折り曲げて保護部材を形成し、挿入している箱体が提案されている。この厚紙を使用した瓶の保護部材は、箱の中で瓶が動いたり、揺れたりすることを防止できる。
しかし、1枚の保護部材で構成された底部と側部とその箱本体のみでは、外部からの衝撃に対しては、緩衝吸収能力が高いとはいえず、衝撃の大きさによっては、瓶が割れてしまうことも十分にあり得る。そして、衝撃吸収能力を上げるために、瓶の底面及び側面の厚さを増して強度を上げることは可能であるが、瓶自体の重量が増すので好ましくない。そのため、衝撃吸収能力を向上した箱体が望まれている。
本考案は、洋酒,日本酒またはジュース等が入っている瓶を、配送時等の衝撃から十分に保護できる箱体を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の箱体に係る考案は、例えば、図1〜図3,図6,図10に示すように、開閉可能な蓋を有する四角筒状の有底の箱本体と、箱本体の底に配置されている所定の厚みを有する底部緩衝材と、箱本体の内周に面接触して配置されている多重構造の側部緩衝材を備えている事を特徴とする。
請求項1に記載の箱体に係る考案によれば、箱本体の底に配置されている所定の厚みを有する底部緩衝材を備えるので、緩衝吸収能力を増して瓶の底部を衝撃から十分に保護することができ、かつ、箱本体の内周に面接触して配置されている多重構造の側部緩衝材を備えるので、緩衝吸収能力を増して瓶の側部を衝撃から十分に保護することができる。
請求項2に記載の箱体に係る考案は、例えば、図2,図4,図6,図10に示すように、底部緩衝材は、蓋側から見て多角形を隙間なく並べたハニカム構造を備えている事を特徴とする。
請求項2に記載の箱体に係る考案によれば、蓋側から見て多角形を隙間なく並べたハニカム構造を備えているので、強度を損なわずに重量を減らし、瓶を衝撃から十分に保護することができる。
請求項3に記載の箱体に係る考案は、例えば、図5(a)〜図5(e)に示すように、側部緩衝材は、1枚の長いシートを長手方向に複数回折り曲げた四角筒体である多重構造の緩衝材である事を特徴とする。
請求項3に記載の箱体に係る考案によれば、1枚の長いシートを長手方向に複数回折り曲げた四角筒体であるので、緩衝材として用意する部材が少なくて済み、多重構造の緩衝材とすることができるので、箱体側部の衝撃吸収能力を向上することができる。また、1枚の長いシートを長手方向に複数回折り曲げた四角筒体、言い換えると、シームレスな多重構造の四角筒体であるため、非常に堅牢で側方から強い衝撃を受けた際にも四角筒体の形状を保持し、箱内の瓶を保護できる。
請求項4に記載の箱体に係る考案は、例えば、図5(a)〜図5(e)に示すように、側部緩衝材は、シートの長手方向の一端部の短辺の両側に2つの凸部が設けられ、シートの長手方向の他端部の短辺の中央に1つの凸部が設けられ、両側に設けられた2つの凸部は四角筒体であるときに一端部の短辺に対応する角部に設けられた2つの孔にシートの内側から外側に向けて挿入され、中央に設けられた1つの凸部は四角筒体であるときに他端部の短辺に対応する角部に設けられた1つの孔にシートの外側から内側に向けて挿入され構成されている事を特徴とする。
請求項4に記載の箱体に係る考案によれば、シートの長手方向の一端部の短辺の両側に2つの凸部が設けられ、両側に設けられた2つの凸部は四角筒体であるときに一端部の短辺に対応する角部に設けられた2つの孔にシートの内側から外側に向けて挿入されることができるので、多重構造の側部緩衝材の内側の四角筒体を容易に形成できる。さらに、シートの長手方向の他端部の短辺の中央に1つの凸部が設けられ、中央に設けられた1つの凸部は四角筒体であるときに他端部の短辺に対応する角部に設けられた1つの孔にシートの外側から内側に向けて挿入されることができるので、多重構造の側部緩衝材の外側の四角筒体を容易に形成できる。
請求項5に記載の箱体に係る考案は、例えば、図10に示すように、箱体の底に配置されている底緩衝材の上に、複数の側部緩衝材が面接触して並んで配置されている事を特徴とする。
請求項5に記載の箱体に係る考案によれば、箱体の底に配置されている底緩衝材の上に、複数の側部緩衝材が面接触して並んで配置されているので、瓶の本数に応じた側部緩衝材を用意することにより複数本用の箱体を用意することができる。
請求項6に記載の箱体に係る考案は、例えば、図1〜図5に示すように、開閉可能な蓋を有する四角筒状の有底の箱本体と、箱本体の底に配置されている所定の厚みを有する底部緩衝材と、箱本体の内周に面接触して配置されている多重構造の側部緩衝材を備え、
底部緩衝材は、蓋側から見て多角形を隙間なく並べたハニカム構造であり、
側部緩衝材は、1枚の長いシートを長手方向に複数回折り曲げた四角筒体である多重構造の緩衝材であり、この多重構造は、シートの長手方向の一端部の短辺の両側に2つの凸部が設けられ、シートの長手方向の他端部の短辺の中央に1つの凸部が設けられ、両側に設けられた2つの凸部は四角筒体であるときに一端部の短辺に対応する角部に設けられた2つの孔にシートの内側から外側に向けて挿入され、中央に設けられた1つの凸部は四角筒体であるときに他端部の短辺に対応する角部に設けられた1つの孔にシートの外側から内側に向けて挿入され構成されている事を特徴とする。
底部緩衝材は、蓋側から見て多角形を隙間なく並べたハニカム構造であり、
側部緩衝材は、1枚の長いシートを長手方向に複数回折り曲げた四角筒体である多重構造の緩衝材であり、この多重構造は、シートの長手方向の一端部の短辺の両側に2つの凸部が設けられ、シートの長手方向の他端部の短辺の中央に1つの凸部が設けられ、両側に設けられた2つの凸部は四角筒体であるときに一端部の短辺に対応する角部に設けられた2つの孔にシートの内側から外側に向けて挿入され、中央に設けられた1つの凸部は四角筒体であるときに他端部の短辺に対応する角部に設けられた1つの孔にシートの外側から内側に向けて挿入され構成されている事を特徴とする。
請求項6に記載の箱体に係る考案によれば、箱本体の底に配置されている所定の厚みを有する底部緩衝材を備えるので、緩衝吸収能力を増して瓶の底部を衝撃から十分に保護することができ、かつ、箱本体の内周に面接触して配置されている多重構造の側部緩衝材を備えるので、緩衝吸収能力を増して瓶の側部を衝撃から十分に保護することができる。
また、蓋側から見て多角形を隙間なく並べたハニカム構造を備えているので、強度を損なわずに重量を減らし、瓶を衝撃から十分に保護することができる。
さらに、1枚の長いシートを長手方向に複数回折り曲げた四角筒体であることから、緩衝材として用意する部材が少なくて済み、多重構造の緩衝材とすることができるので、箱体側部の衝撃吸収能力を向上することができる。また、1枚の長いシートを長手方向に複数回折り曲げた四角筒体、言い換えると、シームレスな多重構造の四角筒体であるため、非常に堅牢で側方から強い衝撃を受けた際にも四角筒体の形状を保持し、箱内の瓶を保護できる。
また、シートの長手方向の一端部の短辺の両側に2つの凸部が設けられ、両側に設けられた2つの凸部は四角筒体であるときに一端部の短辺に対応する角部に設けられた2つの孔にシートの内側から外側に向けて挿入されることができるので、多重構造の側部緩衝材の内側の四角筒体を容易に形成できる。さらに、シートの長手方向の他端部の短辺の中央に1つの凸部が設けられ、中央に設けられた1つの凸部は四角筒体であるときに他端部の短辺に対応する角部に設けられた1つの孔にシートの外側から内側に向けて挿入されることができるので、多重構造の側部緩衝材の外側の四角筒体を容易に形成できる。
また、蓋側から見て多角形を隙間なく並べたハニカム構造を備えているので、強度を損なわずに重量を減らし、瓶を衝撃から十分に保護することができる。
さらに、1枚の長いシートを長手方向に複数回折り曲げた四角筒体であることから、緩衝材として用意する部材が少なくて済み、多重構造の緩衝材とすることができるので、箱体側部の衝撃吸収能力を向上することができる。また、1枚の長いシートを長手方向に複数回折り曲げた四角筒体、言い換えると、シームレスな多重構造の四角筒体であるため、非常に堅牢で側方から強い衝撃を受けた際にも四角筒体の形状を保持し、箱内の瓶を保護できる。
また、シートの長手方向の一端部の短辺の両側に2つの凸部が設けられ、両側に設けられた2つの凸部は四角筒体であるときに一端部の短辺に対応する角部に設けられた2つの孔にシートの内側から外側に向けて挿入されることができるので、多重構造の側部緩衝材の内側の四角筒体を容易に形成できる。さらに、シートの長手方向の他端部の短辺の中央に1つの凸部が設けられ、中央に設けられた1つの凸部は四角筒体であるときに他端部の短辺に対応する角部に設けられた1つの孔にシートの外側から内側に向けて挿入されることができるので、多重構造の側部緩衝材の外側の四角筒体を容易に形成できる。
請求項7に記載の箱体に係る考案は、例えば、図10に示すように、箱体の底に配置されている底緩衝材の上に、瓶の本数と同じ数の側部緩衝材が面接触して並んで配置されている事を特徴とする。
請求項7に記載の箱体に係る考案によれば、箱体の底に配置されている底緩衝材の上に、瓶の本数と同じ数の側部緩衝材が面接触して並んで配置されているので、瓶の本数に応じた側部緩衝材を用意することにより、各瓶ごとに側部緩衝材で保護することができる箱体を用意することができる。
本考案によれば、洋酒,日本酒またはジュース等が入っている瓶を、配送時等の衝撃から十分に保護できる箱体を提供することができる。
以下、図面を参照して本考案の実施の形態について説明する。
<実施の形態>
図1〜図7は、本考案に係る箱体1の実施の形態を示す。本考案に係る箱体1は、開閉可能な蓋を有する四角筒状の有底の箱本体3と、箱本体3の底に配置されている所定の厚み(例えば、1cm)を有する底部緩衝材5と、箱本体3の内周に面接触して配置されている2重構造の側部緩衝材7を備えている。
図1〜図7は、本考案に係る箱体1の実施の形態を示す。本考案に係る箱体1は、開閉可能な蓋を有する四角筒状の有底の箱本体3と、箱本体3の底に配置されている所定の厚み(例えば、1cm)を有する底部緩衝材5と、箱本体3の内周に面接触して配置されている2重構造の側部緩衝材7を備えている。
図1〜図3に示すように、箱本体3は、厚紙で形成されたものであり、収容部本体3a,収容部本体3aの上端に設けられた主蓋部3b,内蓋部3c,側蓋部3d,3d,差込み部3e及び底部3fとから構成される。この箱体1、収容本体部3aは、1本の瓶が収納可能な容積を有している。この収容部本体3aは、側部緩衝材7の厚みを考慮して、瓶の標準サイズに合わせて形成されており、一升瓶,1.8リットル瓶,大瓶,中瓶,小瓶等,種々のサイズに合わせて形成される。
主蓋部3bは、図1,図2に示すように、主蓋板3b1,差込み部3b2,差込み孔3b3から形成されている。そして、主蓋板3b1の端縁に差込み部3b2が折曲げ部として設けられ、この折り曲げ部に差込み部3eの先端が挿入される差し込み孔3b3が形成されている。
内蓋部3cは、図2に示すように、内蓋主板部3c1,側面折曲部3c2から形成されている。そして、内蓋主板部3c1のほぼ中央には瓶の頭部を挿入する孔3c3が設けられている。内蓋主板部3c1には、半円状の引出し用孔3c4が形成され、この引出し用孔3c4に指を差し込みながら、その内蓋部3cを開くことができる。
そして、収容部本体3aの底には、図4に示すような、上側(蓋側)から見て台形を隙間なく並べたハニカム構造の底部緩衝材5が配置されている。また、収容部本体3aの内部の4つの内側面には、図5(a)〜図5(e)に示すような1枚の長いシートを長手方向に複数回折り曲げた四角筒体である2重構造の緩衝材である側部緩衝材7が配置されている。
側部緩衝材7には、シートの長手方向の一端部の短辺の両側に2つの凸部7aが設けられ、シートの長手方向の他端部の短辺の中央に1つの凸部7bが設けられている。そして、両側に設けられた2つの凸部7aは四角筒体であるときに一端部の短辺に対応する角部に設けられた2つの孔7a1にシートの内側から外側に向けて挿入され、中央に設けられた1つの凸部7bは四角筒体であるときに他端部の短辺に対応する角部に設けられた1つの孔7b1にシートの外側から内側に向けて挿入されている。
側部緩衝材7は、図5(a)に示すような展開した状態から複数回折り曲げて構成されている。まず、2つの凸部7aの一端部側から3回折り曲げて、2つの凸部7aを一端部の短辺に対応する角部に設けられた2つの孔7a1にシートの内側から外側に向けて挿入される(図5(b))。次に、1つの凸部7bの他端部側から4回折り曲げて、1つの凸部7bを他端部の短辺に対応する角部に設けられた1つの孔7b1にシートの外側から内側に向けて挿入される(図5(c)から図5(d))。側部緩衝材7には、ダンボール等の厚紙が使用されている。
図2に示すように、箱体1は、収容部本体3aの上部開口から底部緩衝材5を入れ、その後に上部開口から側部緩衝材7を入れて構成することができるので、組み立てが簡単である。図7は箱体1に瓶を入れて、内蓋部3cを収容部本体3aに収めた状態を示している。この状態から、側蓋部3d,3dを収容部本体3aの内側に折り曲げて、その後、主蓋部3bを折り曲げ、差込み部3b2を収容部本体3aに差込み、差込み孔3b3に差込み部3eを差し込んで蓋が閉じられる。試験として、本発明の箱体1に瓶を入れて1.5mの高さから落下させたところ、瓶が割れなかった。
また、図9に示すように、箱体1の側面に持ち手9aを設けることにより、持ちやすい箱体1とすることができる。そのため、箱体1が落としにくくなり、瓶が割れる恐れが減少する。
<変形例1>
上記実施の形態においては、上側(蓋側)から見て台形のハニカム構造について説明した。しかし、これに限られず、三角形、正三角形、四角形、正四角形、六角形、正六角形等であってもよい。台形でなくても、三角柱,四角柱,六角柱等の立体図形を隙間なく並べたハニカム構造であれば、瓶を十分に保護することができる。
上記実施の形態においては、上側(蓋側)から見て台形のハニカム構造について説明した。しかし、これに限られず、三角形、正三角形、四角形、正四角形、六角形、正六角形等であってもよい。台形でなくても、三角柱,四角柱,六角柱等の立体図形を隙間なく並べたハニカム構造であれば、瓶を十分に保護することができる。
<変形例2>
上記実施の形態においては、一枚のシートを7回折り曲げた2重構造の側部緩衝材7ついて説明した。しかし、これに限られず、一枚のシートを11回折り曲げた3重構造の側部緩衝材を使用してもよい。この場合は、2重構造の側部緩衝材よりさらに4面(1重)分長い緩衝材を使用し、中央の1つの凸部7bから4つ目の折り目の中央に1つの孔7b1を設けることにより、3重構造の側部緩衝材を提供することができる。
上記実施の形態においては、一枚のシートを7回折り曲げた2重構造の側部緩衝材7ついて説明した。しかし、これに限られず、一枚のシートを11回折り曲げた3重構造の側部緩衝材を使用してもよい。この場合は、2重構造の側部緩衝材よりさらに4面(1重)分長い緩衝材を使用し、中央の1つの凸部7bから4つ目の折り目の中央に1つの孔7b1を設けることにより、3重構造の側部緩衝材を提供することができる。
<変形例3>
上記実施の形態においては、箱体1に瓶を直接入れて、蓋を閉める例について説明した。しかし、これに限られず、図8に示すように、瓶の入った箱入瓶10をそのまま箱体1に入れてもよい。この場合は、内蓋部3cを切り取ることにより、瓶の入った箱入瓶10をそのまま箱体1に入れて蓋を閉めることができる。また、図12(a)及び図12(b)に示すように、底部緩衝材5上に配置されている側部緩衝材7は四角筒体であるため、側部緩衝材7を裸瓶8及び箱入瓶10のいずれにも兼用して使用できる。
上記実施の形態においては、箱体1に瓶を直接入れて、蓋を閉める例について説明した。しかし、これに限られず、図8に示すように、瓶の入った箱入瓶10をそのまま箱体1に入れてもよい。この場合は、内蓋部3cを切り取ることにより、瓶の入った箱入瓶10をそのまま箱体1に入れて蓋を閉めることができる。また、図12(a)及び図12(b)に示すように、底部緩衝材5上に配置されている側部緩衝材7は四角筒体であるため、側部緩衝材7を裸瓶8及び箱入瓶10のいずれにも兼用して使用できる。
<変形例4>
上記実施の形態においては、1つの底部緩衝材5上に1つの側部緩衝材7を配置する例について説明した。しかし、これに限られず、図10に示すように、1つの底部緩衝材5a上に2つの側部緩衝材7を面接触して並んで配置した箱体1aとしてもよい。
上記実施の形態においては、1つの底部緩衝材5上に1つの側部緩衝材7を配置する例について説明した。しかし、これに限られず、図10に示すように、1つの底部緩衝材5a上に2つの側部緩衝材7を面接触して並んで配置した箱体1aとしてもよい。
なお、図10に示す例においても、2つの底部緩衝材上に2つの側部緩衝材7をそれぞれ並べて配置しても、衝撃から瓶を十分に保護することができる。また、図11に示すように、上部に持ち手9bを設けることにより、持ちやすい箱体とすることができる。そのため、箱体1aを落としにくくなり、瓶が割れる恐れが減少する。
さらに、図13(a)に示すように、シームレスな多重構造の四角筒体であるため、非常に堅牢で側方から強い衝撃を受けた際にも四角筒体の形状を保持し、箱内の裸瓶8を保護できる。上下に裸瓶8を入れて落下させた場合にも側部緩衝材7の四角筒体の形状を保持することができ、裸瓶を保護することができる。これに対して、図13(b)に示す比較例では、四角筒体の側部緩衝材107aとその内側に裸瓶8を囲むように複数の側部緩衝材107b〜107eが別体として配置されている。
図13(b)の側部緩衝材107a〜107eは、2重四角筒体であるが、外面と内面の側部緩衝材107a〜107eがつながっておらず、かつ内面同士の側部緩衝材107b〜107eもつながっていない。そのため、側方から強い衝撃を受けると、下方の側部緩衝材107aが撓んでしまい、四角筒体の形状を保持できなくなる。これに伴って、上下に配置された下方の裸瓶8が割れてしまう。上述の本発明の効果は、複数本用の箱体内の側部緩衝材7を上下に配置して落下させた際に顕著となる。
1…箱体
3…箱本体
5…底部緩衝材
7…側部緩衝材
9a,9b…持ち手
3…箱本体
5…底部緩衝材
7…側部緩衝材
9a,9b…持ち手
Claims (7)
- 開閉可能な蓋を有する四角筒状の有底の箱本体と、箱本体の底に配置されている所定の厚みを有する底部緩衝材と、箱本体の内周に面接触して配置されている多重構造の側部緩衝材を備えている事を特徴とする箱体。
- 底部緩衝材は、蓋側から見て多角形を隙間なく並べたハニカム構造である事を特徴とする請求項1に記載の箱体。
- 側部緩衝材は、1枚の長いシートを長手方向に複数回折り曲げた四角筒体である2重構造または3重構造の緩衝材である事を特徴とする請求項1または請求項2に記載の箱体。
- 側部緩衝材は、シートの長手方向の一端部の短辺の両側に2つの凸部が設けられ、シートの長手方向の他端部の短辺の中央に1つの凸部が設けられ、両側に設けられた2つの凸部は四角筒体であるときに一端部の短辺に対応する角部に設けられた2つの孔にシートの内側から外側に向けて挿入され、中央に設けられた1つの凸部は四角筒体であるときに他端部の短辺に対応する角部に設けられた1つの孔にシートの外側から内側に向けて挿入され構成されている事を特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の箱体。
- 箱体の底に配置されている底緩衝材の上に、複数の側部緩衝材が面接触して並んで配置されている事を特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の箱体。
- 開閉可能な蓋を有する四角筒状の有底の箱本体と、箱本体の底に配置されている所定の厚みを有する底部緩衝材と、箱本体の内周に面接触して配置されている多重構造の側部緩衝材を備え、
底部緩衝材は、蓋側から見て多角形を隙間なく並べたハニカム構造であり、
側部緩衝材は、1枚の長いシートを長手方向に7回または11回折り曲げた四角筒体である2重構造または3重構造の多重構造の緩衝材であり、この多重構造は、シートの長手方向の一端部の短辺の両側に2つの凸部が設けられ、シートの長手方向の他端部の短辺の中央に1つの凸部が設けられ、両側に設けられた2つの凸部は四角筒体であるときに一端部の短辺に対応する角部に設けられた2つの孔にシートの内側から外側に向けて挿入され、中央に設けられた1つの凸部は四角筒体であるときに他端部の短辺に対応する角部に設けられた1つの孔にシートの外側から内側に向けて挿入され構成されている事を特徴とする瓶を収納する箱体。 - 箱体の底に配置されている底緩衝材の上に、瓶の本数と同じ数の側部緩衝材が面接触して並んで配置されている事を特徴とする請求項6に記載の箱体。
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CN108216923A (zh) * | 2018-04-04 | 2018-06-29 | 江苏鑫城包装科技有限公司 | 可重复使用的多层缓冲包装盒 |
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