JP2008007188A - 画像形成装置用梱包箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】 梱包不良の発生を抑制しつつ、画像形成装置の梱包性を向上させる。
【解決手段】 把持部112が設けられた第1梱包部材110にて画像形成装置1を梱包し、この第1梱包部材110にて梱包された画像形成装置1を箱状の第2梱包部材120に収納梱包する。これにより、画像形成装置1の取手部1Cが画像形成装置1の底部1Aに設けられている場合であっても、箱状の第2梱包部材120を用いることにより梱包不良の発生を抑制しつつ、画像形成装置1の梱包性を向上させることができる。
【選択図】図5

Description

本発明は、レーザプリンタ等の画像形成装置を梱包するための画像形成装置用梱包箱に関するものである。
画像形成装置は精密機械の一種であるため、通常、画像形成装置全体を覆う梱包箱に収納された状態で輸送される。
そして、画像形成装置用梱包箱として、例えば特許文献1に記載の発明では、画像形成装置の下部を覆う矩形トレイ状の底板、底板と同様な形状に形成されて画像形成装置の上部を覆う上板、及び角筒状の梱包ケースからなる3つの部材を、複数個のジョイント部材介して係合連結することにより梱包箱を構成している。
特開2006−96404号公報
ところで、画像形成装置の修理を行う場合や使用済みを画像形成装置のリサイクルを行う場合には、ユーザが画像形成装置を再梱包する必要があるが、このような場合において、特許文献1に記載の発明のごとく、梱包箱が3つ部材を複数個のジョイント部材で連結する構成であると、ユーザが梱包箱を組み立てる(再梱包する)際に、ジョイント部材の組み付け忘れやジョイント部材の組付不良等を原因とする梱包不良が発生するおそれが高い。
そして、ジョイント部材の組み付け忘れやジョイント部材の組付不良等があると、輸送中に梱包が外れてしまい、画像形成装置が剥き出しになってしまう又は画像形成装置が転倒してしまう等して画像形成装置が輸送中に損傷してしまうおそれが高い。
これに対しては、通常の段ボール箱のごとく、1枚の板状部材を折り曲げて箱状とした梱包箱を用いれば、3つの部材を連結して梱包箱を構成した特許文献1に記載の発明に比べて、連結(固定)すべき箇所を少なくすることができるので、梱包不良の発生を抑制することができる。
しかし、1枚の板状部材を折り曲げて箱状とした梱包箱に、ユーザが画像形成装置を収納する場合には、画像形成装置を持ち上げた後、その持ち上げた画像形成装置を梱包箱の中に降ろすようにして画像形成装置を梱包箱に収納する必要がある。
このとき仮に、画像形成装置の側面や底部付近を把持して画像形成装置を梱包箱に収納しようとすると、作業者の手が梱包箱に干渉してしまい画像形成装置を梱包箱に収納し難いので、箱状の梱包箱を用いた梱包では、梱包作業の作業性(以下、梱包性という。)が低下してしまうおそれが高い。
本発明は、上記点に鑑み、梱包不良の発生を抑制しつつ、画像形成装置の梱包性を向上させることを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、画像形成装置(1)を梱包するための画像形成装置用梱包箱であって、画像形成装置(1)の底部(1A)側、及び少なくとも底部(1A)側の両側と連なる側壁部(1B)を覆うように折り曲げられ、側壁部(1B)に対応する部位に把持部(112)が設けられた第1梱包部材(110)と、第1梱包部材(110)にて梱包された画像形成装置(1)全体が収納された箱状の第2梱包部材(120)と備え、少なくとも第1梱包部材(110)のうち把持部(112)が設けられた部位と第2梱包部材(120)の内壁との間には、隙間(121)が設けられていることを特徴とする。
これにより、請求項1に記載の発明において、画像形成装置(1)を梱包する際には、ユーザ等の梱包を行う者(以下、作業者という。)は、先ず、第1梱包部材(110)にて画像形成装置(1)を梱包し、次に、第1梱包部材(110)に設けられた把持部(112)を持って、第1梱包部材(110)にて梱包された画像形成装置(1)を箱状の第2梱包部材(120)の中に降ろせば、画像形成装置の梱包を行うことができる。
このとき、把持部(112)は画像形成装置の側壁部(1B)に対応する部位に設けられ、かつ、第1梱包部材(110)のうち把持部(112)が設けられた部位と第2梱包部材(120)の内壁との間には隙間(121)が設けられているので、把持部(112)を持っている作業者の手と第2梱包部材(120)とが大きく干渉してしまうことなく、第1梱包部材(110)にて梱包された画像形成装置(1)を箱状の第2梱包部材(120)の中に降ろすことができる。
したがって、請求項1に記載の発明では、容易に画像形成装置(1)を第2梱包部材(120)の中に降ろすことができるので、箱状の第2梱包部材(120)を用いることにより梱包不良の発生を抑制しつつ、画像形成装置(1)の梱包性を向上させることができる。
なお、請求項1に記載の発明は、ユーザ等が画像形成装置を再梱包する場合は勿論のこと、メーカ出荷時においてメーカにて梱包する場合にも適用できることは云うまでもない。
また、上記の梱包作業の説明では、手作業にて画像形成装置を梱包する場合を説明したが、本発明は機械にて画像形成装置を持ち上げて梱包する場合にも適用することができる。
請求項2に記載の発明では、上方側に画像を読み取る画像読取部(3)を有する画像形成装置(1)を梱包するための画像形成装置用梱包箱であって、画像形成装置(1)の底部(1A)側、及び少なくとも底部(1A)側の両側と連なる側壁部(1B)を覆うように折り曲げられ、側壁部(1B)に対応する部位に把持部(112)が設けられた第1梱包部材(110)と、第1梱包部材(110)にて梱包された画像形成装置(1)全体が収納された箱状の第2梱包部材(120)と備え、少なくとも第1梱包部材(110)のうち把持部(112)が設けられた部位と第2梱包部材(120)の内壁との間には、隙間(121)が設けられていることを特徴とする。
これにより、請求項2に記載の発明も請求項1に記載の発明と同様に、箱状の第2梱包部材(120)を用いることにより梱包不良の発生を抑制しつつ、画像形成装置(1)の梱包性を向上させることができる。
なお、画像読取部(3)が上方側に設けられた画像形成装置では、請求項3に記載の発明のごとく、画像読取部(3)より下方側であって、かつ、画像形成装置(1)の側壁部から離れた位置に把持部(112)を設ければ、把持部(112)を持つ作業者の腕と画像読取部(3)とが大きく干渉してしまうことを防止できるので、画像形成装置(1)を第2梱包部材(120)の中に降ろす際の作業性、及び第2梱包部材(120)の中から取り出す際の作業性を向上させることができる。
請求項4に記載の発明では、第1梱包部材(110)の把持部(112)は、画像形成装置(1)の取手部(1C)より上方側に設けられていることを特徴とする。
これにより、請求項4に記載の発明は、画像形成装置(1)の取手部(1C)が画像形成装置(1)の底部に設けられている場合には、特に効果的である。
また、画像形成装置(1)の下方側の形状は、例え上方側に画像読取部(3)を有する画像形成装置であっても、通常、略立法体形状であるので、請求項5に記載の発明のごとく、第1梱包部材(110)を、矩形状の底部の4辺から立ち上がる4つの側壁部を有して底側が閉塞された角筒形状とすれば、画像形成装置(1)の梱包に適した形状とすることができる。
請求項6に記載の発明では、第1梱包部材(110)のうち把持部(112)が設けられた部位と第2梱包部材(120)の内壁との間には、隙間(121)を保持するためのスペーサ(122)が配設されていることを特徴とする。
これにより、梱包された画像形成装置(1)を輸送する際に、第1梱包部材(110)にて梱包された画像形成装置(1)が、第2梱包部材(120)の中でがたついてしまうことを防止できるので、輸送中に画像形成装置が損傷してしまうことを防止できる。
請求項7に記載の発明では、第1梱包部材(110)の側壁部のうち把持部(112)が設けられていない側壁部は、第2梱包部材(120)の内壁と接触していることを特徴とする。
これにより、請求項7に記載の発明では、第1梱包部材(110)の側壁部のうち把持部(112)が設けられていない側壁部は、第2梱包部材(120)の内壁と接触することによりがたつきが防止されるので、第1梱包部材(110)の側壁部のうち把持部(112)が設けられている側のみにスペーサ(122)を配設すれば、画像形成装置(1)のがたつきを十分に防止できる。
したがって、スペーサ(122)の個数が増大してしまうことを抑制できるので、画像形成装置用梱包箱の原価上昇を抑制できる。
ところで、第2梱包部材(120)内に収納された画像形成装置(1)を取り出すには、第1梱包部材(110)に設けられた把持部(112)を持って画像形成装置(1)を上方側に引き上げる必要があるが、このとき仮に、把持部(112)が覆われるようにスペーサ(122)が配置されていると、スペーサ(122)が障害となって把持部(112)を持つことができないおそれがある。
これに対して請求項8に記載の発明では、スペーサ(122)が第1梱包部材(110)の側壁部のうち把持部(112)より下方側に配設されているので、スペーサ(122)が障害となることなく、把持部(112)を持つことができる。
また、請求項9に記載の発明では、スペーサ(122)が第1梱包部材(110)の側壁部のうち把持部(112)より水平方向にずれた位置に配設されているので、スペーサ(122)が障害となることなく、把持部(112)を持つことができる。
ところで仮に、スペーサ(122)が第1梱包部材(110)及び第2梱包部材(120)のいずれにも一体化されていない別部品である場合において、第1梱包部材(110)にて梱包された画像形成装置(1)を第2梱包部材(120)の中に降ろした後にスペーサ(122)を隙間(121)に装入すると、画像形成装置(1)を降ろした位置によっては、スペーサ(122)を隙間に装入することができない場合がある。
そして、このような場合には、第2梱包部材(120)の中に既に降ろされている画像形成装置(1)を移動させて隙間(121)を拡大する必要があるので、画像形成装置(1)を梱包する際の梱包工数が増大してしまう。
この梱包工数増加という問題に対しては、第1梱包部材(110)にて梱包された画像形成装置(1)を第2梱包部材(120)の中に降ろす前に、隙間(121)に相当する部位にスペーサ(122)を配置すれば解決することができるものの、画像形成装置(1)を第2梱包部材(120)の中に降ろす前に、スペーサ(122)が移動してしまう又は第2梱包部材(120)の底部に倒れてしまう等の新たな問題が発生するおそれがある。
また、このスペーサ(122)の倒れ等の問題に対しては、スペーサ(122)を第2梱包部材(120)に一体化(接着)すれば解決することができるものの、この場合、スペーサ(122)は第2梱包部材(120)の内壁側に一体化されることとなるので、箱状の第2梱包部材(120)を隣り合う側面が接触するように潰した際に、内壁側に一体化されたスペーサ(122)が障害となってしまい、第2梱包部材(120)は平板状となるように潰れず略菱形状となってしまう。
そして、略菱形状に潰れた第2梱包部材(120)では、上下方向に多数枚積層するように保管することができないので、スペーサ(122)を第2梱包部材(120)に一体化すると、第2梱包部材(120)を保管するために大きな保管スペースが必要となってしまう。
これらの問題に対して、請求項10に記載の発明では、スペーサ(122)が第1梱包部材(110)に一体化されていることを特徴としているので、梱包工数増加及びスペーサ(122)の倒れ等の問題を解決しながら、第2梱包部材(120)の保管スペースが増大することを防止できる。
また、請求項10に記載の発明では、スペーサ(122)は第1梱包部材(110)の外壁側に一体化された構成となるので、第1梱包部材(110)を開くように潰し、かつ、この開くように潰れた多数枚の第1梱包部材(110)を、例えば水平方向千鳥状にずらしながら上下方向に積層して保管すれば、保管スペースを増大させることなく、多数枚の第1梱包部材(110)を保管することができる。
なお、スペーサ(122)を第1梱包部材(110)の外壁側に一体化した場合には、請求項11に記載の発明のごとく、スペーサ(122)のうち第2梱包部材(120)側に、下端側に向かうほど厚みが減少するテーパ部(122A)を設ければ、第1梱包部材(110)にて梱包された画像形成装置(1)を第2梱包部材(120)の中に降ろす際に、テーパ部(122A)が案内面として機能するので、容易に画像形成装置(1)を第2梱包部材(120)内に収納することができる。
また、請求項12に記載の発明では、第1梱包部材(110)と画像形成装置(1)との間には、画像形成装置(1)に作用する外力を吸収する緩衝材(123)が配設されているので、輸送時に画像形成装置(1)に作用する衝撃力を緩和することができる。
また、第1梱包部材(110)の隣り合う側壁部(111)は、請求項13に記載の発明のごとく、接着テープにて固定されることが望ましい。
因みに、上記各手段等の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段等との対応関係を示す一例であり、本発明は上記各手段等の括弧内の符号に示された具体的手段に限定されるものではない。
本実施形態は、電子写真方式の画像形成装置を梱包するための画像形成装置用梱包箱に本発明を適用したものである。以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
(第1実施形態)
1.画像形成装置用梱包箱の構成
図1は画像形成装置1が本実施形態に係る画像形成装置用梱包箱100内に収納梱包された状態を示す断面図であり、図2は図1のA−A断面図であり、図3〜図5は梱包手順及び梱包構造を示す説明図である。
画像形成装置1は、図1に示すように、上方側にフラットベット方式の画像読取部3が設けられ、下方側に電子写真方式の画像形成部5が設けられた多機能型のプリンタである。そして、画像形成部5は外観形状が略立方体状に構成され、画像読取部3は水平長手方向が画像形成部5の水平方向寸法より大きくなっているので、本実施形態に係る画像形成装置1は、上方側が下方側より水平方向に突出した形状となっている。
また、第1梱包部材110は、図3に示すように、画像形成装置1の底部1A側、及びこの底部1Aと連なる4つの側壁部1Bを覆うように1枚のダンボールを折り曲げられて底側が閉塞された角筒状に形成されたものであり、この第1梱包部材110により画像形成装置1の画像形成部5(下方側)側が覆われている(図1参照)。
なお、矩形状の底部の4辺から立ち上がる4つの側壁部111B、111Cを有するように角筒状に折り曲げ形成された第1梱包部材110の隣り合う側壁部111B、111C(以下、側壁部111B、111Cを総称するときは側壁部111と記す。)は、図5に示すように、接着テープ111Aにて固定されている。
そして、第1梱包部材110の4枚の側壁部111のうち、少なくとも互いに対向する1組の側壁部111Bには、図1に示すように、梱包作業者が把持するための把持部112が設けられており、この把持部112は、作業者の手を挿入することが可能な貫通穴にて構成されている。
また、把持部112は、画像読取部3より下方側であって、かつ、画像形成装置1の側壁部1Bから水平方向に離れた位置(本実施形態では、画像読取部3の水平長手方向端部に対応する位置)に設けられており、この位置は、側壁部111Bの上端側であって、画像形成装置1の下端部に設けられた画像形成装置用の取手部(把持部)1Cより上方側に位置している。
そして、第1梱包部材110にて梱包された画像形成装置1全体は、底部が接着テープ120Aにて固定されて箱状に形成されたダンボール製の第2梱包部材120に収納されており、第1梱包部材110のうち把持部112が設けられた部位と第2梱包部材120の内壁との間には、隙間121が設けられている。
また、第1梱包部材110の側壁部111のうち把持部112が設けられた側壁部111Bと第2梱包部材120の内壁との間には、隙間121を保持するためのスペーサ122が配設されており、一方、第1梱包部材110の側壁部111のうち把持部112が設けられていない側壁部111Cは、図2に示すように、第2梱包部材120の内壁と接触している。
なお、本実施形態に係るスペーサ122は、衝撃力を吸収することが可能であって、かつ、隙間121を保持可能な硬度をを有する材料(例えば、発泡スチロール)製である。
そして、スペーサ122は、第1梱包部材110の側壁部のうち把持部112より下方側に配設された状態で第1梱包部材110に一体化されており、このスペーサ122のうち第2梱包部材120側には、図1及び図4に示すように、下端側に向かうほど厚みが減少するテーパ部122Aが設けられている。
なお、本実施形態では、スペーサ122は、接着剤又は両面テープ等の接合手段にて第1梱包部材110に一体化されている。
また、画像形成装置1(画像形成部5)の底部1Aと第1梱包部材110との間、及び側壁部1Bと第1梱包部材110との間には第1緩衝材123が配設され、第2梱包部材120と画像形成装置1(画像読取部3)との間には第2緩衝材124が配設されている。なお、本実施形態では、第1緩衝材123及び第2緩衝材124は共に発泡スチロール等の衝撃力を吸収可能な材料にて構成されている。
2.梱包作業手順
以下、作業者が行う梱包作業をその作業順序に従って説明する。
先ず、図3に示すように、箱状に形成される前(展開状態)の第1梱包部材110の上に第1緩衝材123を配置するとともに、第1緩衝材123の上に画像形成装置1を置く。そして、図5に示すように、展開状態の第1梱包部材110の側壁部111に相当する部位を折り曲げて第1梱包部材110を角筒状とするとともに、接着テープにて隣り合う側壁部111を固定する。
次に、第1梱包部材110の把持部112を持って、図4及び図5に示すように、第1梱包部材110にて梱包された画像形成装置1を箱状の第2梱包部材120の中に降ろして画像形成装置1を第2梱包部材120の中に納めた後、図3及び図5に示すように、第2緩衝材124を画像読取部3(画像形成装置1の上端側)に宛がった状態で第2梱包部材120の蓋125を閉める。なお、第2梱包部材120の蓋125及び底部は、接着テープやステープラ等で固定する。
3.本実施形態に係る画像形成装置用梱包箱の特徴
上記の梱包作業手順にて説明したように、画像形成装置1を梱包する際には、梱包作業者は、先ず、第1梱包部材110にて画像形成装置1に梱包し、次に、第1梱包部材110に設けられた把持部112を持って、第1梱包部材110にて梱包された画像形成装置1を箱状の第2梱包部材120の中に降ろせば、画像形成装置の梱包を行うことができる。
このとき、把持部112は画像形成装置の側壁部1Bに対応する部位に設けられ、かつ、第1梱包部材110のうち把持部112が設けられた側壁部111Bと第2梱包部材120の内壁との間には隙間121が設けられているので、把持部112を持っている梱包作業者の手と第2梱包部材120とが大きく干渉してしまうことなく、第1梱包部材110にて梱包された画像形成装置1を箱状の第2梱包部材120の中に降ろすことができる。
したがって、本実施形態では、画像形成装置1の取手部1Cが画像形成装置1の底部1Aに設けられている場合、又は画像形成装置1の外観形状が単純な立方体形状ではない場合、又は画像形成装置1に取手部1Cが設けられていない場合であっても、箱状の第2梱包部材120を用いることにより梱包不良の発生を抑制しつつ、画像形成装置1の梱包性を向上させることができる。
なお、上記の説明からも明らかなように、第1梱包部材110と第2梱包部材120との隙間121は、梱包作業者の手と第2梱包部材120とが大きく干渉しない程度の大きさを必要とする。
また、本実施形態では、把持部112が、画像読取部3より下方側であって、かつ、画像形成装置1の側壁部から離れた位置に把持部112が設けられているので、把持部112を持つ梱包作業者の腕と画像読取部3とが大きく干渉してしまうことを防止できる。したがって、画像形成装置1を第2梱包部材120の中に降ろす際の作業性、及び第2梱包部材120の中から取り出す際の作業性を向上させることができる。
また、本実施形態では、第1梱包部材110の把持部112は、画像形成装置1の取手部1Cより上方側に設けられているので、画像形成装置1の取手部1Cが画像形成装置1の底部に設けられている場合であっても、容易に画像形成装置1を第2梱包部材120に収納することができ、梱包性を向上させることができる。
また、本実施形態では、第1梱包部材110のうち把持部112が設けられた側壁部111Bと第2梱包部材120の内壁との間に隙間121を保持するためのスペーサ122が配設されているので、梱包された画像形成装置1を輸送する際に、第1梱包部材110にて梱包された画像形成装置1が、第2梱包部材120の中でがたついてしまうことを防止でき、輸送中に画像形成装置が損傷してしまうことを防止できる。
また、本実施形態では、第1梱包部材110のうち把持部112が設けられていない側壁部111Cは、第2梱包部材120の内壁と接触しているので、第1梱包部材110の側壁部111Cは第2梱包部材120の内壁と接触することによりがたつきが防止される。
したがって、第1梱包部材110の側壁部111のうち把持部112が設けられている側壁部111B側のみにスペーサ122を配設すれば、画像形成装置1のがたつきを十分に防止できるので、スペーサ122の個数が増大してしまうことを抑制でき、画像形成装置用梱包箱の原価上昇を抑制できる。
ところで、第2梱包部材120内に収納された画像形成装置1を取り出すには、第1梱包部材110に設けられた把持部112を持って画像形成装置1を上方側に引き上げる必要があるが、このとき仮に、把持部112の前面側にスペーサ122が配置されていると、スペーサ122が障害となって把持部112を持つことができないおそれがある。
これに対して本実施形態では、スペーサ122が第1梱包部材110の側壁部のうち把持部112より下方側に配設されているので、スペーサ122が障害となることなく、把持部112を持つことができる。
ところで仮に、スペーサ122が第1梱包部材110及び第2梱包部材120のいずれにも一体化されていない別部品である場合において、第1梱包部材110にて梱包された画像形成装置1を第2梱包部材120の中に降ろした後にスペーサ122を隙間121に装入すると、画像形成装置1を降ろした位置によっては、スペーサ122を隙間に装入することができない場合がある。
そして、このような場合には、第2梱包部材120の中に既に降ろされている画像形成装置1を移動させて隙間121を拡大する必要があるので、画像形成装置1を梱包する際の梱包工数が増大してしまう。
この梱包工数増加という問題に対しては、第1梱包部材110にて梱包された画像形成装置1を第2梱包部材120の中に降ろす前に、隙間121に相当する部位にスペーサ122を配置すれば解決することができるものの、画像形成装置1を第2梱包部材120の中に降ろす前に、スペーサ122が移動してしまう又は第2梱包部材120の底部に倒れてしまう等の新たな問題が発生するおそれがある。
また、このスペーサ122の倒れ等の問題に対しては、スペーサ122を第2梱包部材120に一体化接着すれば解決することができるものの、この場合、スペーサ122は第2梱包部材120の内壁側に一体化されることとなるので、箱状の第2梱包部材120を隣り合う側面が接触するように潰した際に、内壁側に一体化されたスペーサ122が障害となってしまい、第2梱包部材120は平板状となるように潰れず略菱形状となってしまう。
そして、略菱形状に潰れた第2梱包部材120では、上下方向に多数枚積層するように保管することができないので、スペーサ122を第2梱包部材120に一体化すると、第2梱包部材120を保管するために大きな保管スペースが必要となってしまう。
これらの問題に対して、本実施形態では、スペーサ122が第1梱包部材110に一体化されているので、梱包工数増加及びスペーサ122の倒れ等の問題を解決しながら、第2梱包部材120の保管スペースが増大することを防止できる。
また、本実施形態では、スペーサ122は第1梱包部材110の外壁側に一体化された構成となるので、第1梱包部材110を開くように潰し、かつ、この開くように潰れた多数枚の第1梱包部材110を、例えば水平方向千鳥状にずらしながら上下方向に積層して保管すれば、保管スペースを増大させることなく、多数枚の第1梱包部材110を保管することができる。
また、スペーサ122のうち第2梱包部材120側に、下端側に向かうほど厚みが減少するテーパ部122Aが設けられているので、第1梱包部材110にて梱包された画像形成装置1を第2梱包部材120の中に降ろす際に、テーパ部122Aが案内面として機能する。したがって、画像形成装置1を容易に第2梱包部材120内に収納することができる。
また、第1梱包部材110と画像形成装置1との間には、画像形成装置1に作用する外力を吸収する緩衝材123が配設されているので、輸送時に画像形成装置1に作用する衝撃力を緩和することができる。
(第2実施形態)
第1実施形態では、スペーサ122は把持部112の下方側に配設されていたが、本実施形態は、図6に示すように、スペーサ122を第1梱包部材110の側壁部のうち把持部112より水平方向にずれた位置に配設したものである。
これにより、本実施形態に係る画像形成装置用梱包箱100においても、スペーサ122が障害となることなく、把持部112を持つことができる。
(第3実施形態)
第2実施形態では、スペーサ122の上端が、把持部112の下端より下方側に位置していたが、本実施形態は、図7に示すように、スペーサ122の上端が、把持部112下端より上方側に位置するようにしたものである。
これにより、本実施形態に係る画像形成装置用梱包箱100においても、スペーサ122が障害となることなく、把持部112を持つことができる。
(その他の実施形態)
上述の実施形態では、画像読取部3を上方側に備える画像形成装置に本発明を適用したが、本発明の適用はこれに限定されるものではなく、画像読取部3が無い画像形成装置にも適用することができる。
また、上述の実施形態では、電子写真方式の画像形成装置に本発明を適用したが、本発明はこれに限定されるものではなく、インクジェットプリンタ等のその他の画像形成装置にも適用することができる。
また、上述の実施形態では、4つの側壁部111のうち把持部112が設けられた側壁部111のみ第2梱包部材120の内壁との間に隙間121が設けられていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、他の側壁部111と第2梱包部材120の内壁との間に隙間を設けてもよい。
また、上述の実施形態では、スペーサ122が第1梱包部材110に一体化されていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばスペーサ122を第1梱包部材110及び第2梱包部材120と別部品とする、又はスペーサ122を第2梱包部材120の内壁に一体化する等してもよい。
また、上述の実施形態では、スペーサ122にテーパ部122Aを設けたが、本発明はこれに限定されるものではなく、テーパ部122Aを廃止してもよい。
また、上述の実施形態では、スペーサ122及び第1、2緩衝材123、124は発泡スチロール製であったが、本発明はこれに限定されるものではなく、ダンボール等の紙を折り曲げてスペーサ122又は第1、2緩衝材123、124を構成してもよい。
また、上述の実施形態では、貫通穴にて把持部112が構成されていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば側壁部111に把持用のロープや突起部を設けることにより把持部112を構成してもよい。
また、本発明は、特許請求の範囲に記載された発明の趣旨に合致するものであればよく、上述の実施形態に限定されるものではない。
画像形成装置1が本発明の実施形態に係る画像形成装置用梱包箱100内に収納梱包された状態を示す断面図である。 図1のA−A断面図である。 梱包手順及び梱包構造を示す説明図である。 梱包手順及び梱包構造を示す説明図である。 梱包手順及び梱包構造を示す説明図である。 梱包手順及び梱包構造を示す説明図である。 梱包手順及び梱包構造を示す説明図である。
符号の説明
1…画像形成装置、1A…底部、1B…側壁部、1C…取手部、3…画像読取部、
5…画像形成部、100…画像形成装置用梱包箱、110…第1梱包部材、
111…側壁部、112…把持部、120…第2梱包部材、121…隙間、
122…スペーサ、122A…テーパ部、123…緩衝材、123…第1緩衝材、
124…第2緩衝材、125…蓋、312…側壁部。

Claims (13)

  1. 画像形成装置を梱包するための画像形成装置用梱包箱であって、
    前記画像形成装置の底部側、及び少なくとも前記底部側の両側と連なる側壁部を覆うように折り曲げられ、前記側壁部に対応する部位に把持部が設けられた第1梱包部材と、
    前記第1梱包部材にて梱包された前記画像形成装置全体が収納された箱状の第2梱包部材と備え、
    少なくとも前記第1梱包部材のうち前記把持部が設けられた部位と前記第2梱包部材の内壁との間には、隙間が設けられていることを特徴とする画像形成装置用梱包箱。
  2. 上方側に画像を読み取る画像読取部を有する画像形成装置を梱包するための画像形成装置用梱包箱であって、
    前記画像形成装置の底部側、及び少なくとも前記底部側の両側と連なる側壁部を覆うように折り曲げられ、前記側壁部に対応する部位に把持部が設けられた第1梱包部材と、
    前記第1梱包部材にて梱包された前記画像形成装置全体が収納された箱状の第2梱包部材と備え、
    少なくとも前記第1梱包部材のうち前記把持部が設けられた部位と前記第2梱包部材の内壁との間には、隙間が設けられていることを特徴とする画像形成装置用梱包箱。
  3. 前記把持部は、前記画像読取部より下方側であって、かつ、前記画像形成装置の側壁部から離れた位置に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置用梱包箱。
  4. 前記把持部は、前記画像形成装置の取手部より上方側に設けられていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の画像形成装置用梱包箱。
  5. 前記第1梱包部材は、矩形状の底部の4辺から立ち上がる4つの側壁部を有した形状に構成されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1に記載の画像形成装置用梱包箱。
  6. 前記第1梱包部材のうち前記把持部が設けられた部位と前記第2梱包部材の内壁との間には、前記隙間を保持するためのスペーサが配設されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載の画像形成装置用梱包箱。
  7. 前記第1梱包部材の側壁部には、前記把持部が設けられている側壁部と前記把持部が設けられていない側壁部とがあり、
    さらに、前記第1梱包部材の側壁部のうち前記把持部が設けられていない側壁部は、前記第2梱包部材の内壁と接触していることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置用梱包箱。
  8. 前記スペーサは、前記第1梱包部材の側壁部のうち前記把持部より下方側に配設されていることを特徴とする請求項6又は7に記載の画像形成装置用梱包箱。
  9. 前記スペーサは、前記第1梱包部材の側壁部のうち前記把持部より水平方向にずれた位置に配設されていることを特徴とする請求項6又は7に記載の画像形成装置用梱包箱。
  10. 前記スペーサは、前記第1梱包部材に一体化されていることを特徴とする請求項6ないし9のいずれか1つに記載の画像形成装置用梱包箱。
  11. 前記スペーサのうち前記第2梱包部材側には、下端側に向かうほど厚みが減少するテーパ部が設けられていることを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置用梱包箱。
  12. 前記第1梱包部材と前記画像形成装置との間には、前記画像形成装置に作用する外力を吸収する緩衝材が配設されていることを特徴とする請求項1ないし11のいずれか1つに記載の画像形成装置用梱包箱。
  13. 前記第1梱包部材の側壁部は、互いに接着テープにて固定されていることを特徴とする請求項1ないし12のいずれか1つに記載の画像形成装置用梱包箱。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011162207A (ja) * 2010-02-05 2011-08-25 Mitsubishi Heavy Ind Ltd タービン用静翼の梱包用具およびタービン用静翼の梱包方法
JP2014136902A (ja) * 2013-01-17 2014-07-28 Nippon Steel & Sumikin Engineering Co Ltd 防食構造体とその施工方法
CN107089402A (zh) * 2016-02-17 2017-08-25 宏碁股份有限公司 包装箱

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