JP3186930U - ルーズリーフバインダー - Google Patents
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Abstract
【課題】簡明で堅牢な構成で、綴じた用紙への筆記に際して、手が綴じ具の綴じリングに接触してその筆記動作を邪魔することがないルーズリーフバインダーを提供する。
【解決手段】表表紙部1a、裏表紙部1b及びその間の背表紙部1cからなる表紙部材1と、その背表紙部1cの内面にその長さ方向に沿って配置固定した綴じ具2とからなり、該綴じ具2は、その両端付近に定間隔で5個ずつ配した、開閉自在な一対の支分綴じリング3a、3aからなる綴じリング3、3…と、内側部で相互に突き合わせ状態の一対の基板部材であって、各々の外側部の両端付近に各一対の支分綴じリング3a、3aの各々を立ち上げた一対の基板部材と、各基板部材の長さ方向の両端に配した操作レバー4b、4bと、一対の基板部材をその外側部で弾力的に抱える抱持バネ部材4cと、で構成したものである。
【選択図】図1
【解決手段】表表紙部1a、裏表紙部1b及びその間の背表紙部1cからなる表紙部材1と、その背表紙部1cの内面にその長さ方向に沿って配置固定した綴じ具2とからなり、該綴じ具2は、その両端付近に定間隔で5個ずつ配した、開閉自在な一対の支分綴じリング3a、3aからなる綴じリング3、3…と、内側部で相互に突き合わせ状態の一対の基板部材であって、各々の外側部の両端付近に各一対の支分綴じリング3a、3aの各々を立ち上げた一対の基板部材と、各基板部材の長さ方向の両端に配した操作レバー4b、4bと、一対の基板部材をその外側部で弾力的に抱える抱持バネ部材4cと、で構成したものである。
【選択図】図1
Description
本考案は、複数の綴じ穴を有する多数の用紙を綴じるべく、表紙部材の背表紙部内面に沿って、開閉自在な複数の綴じリングを備えた綴じ具を配してなるルーズリーフバインダーに関する。
現在市販されているルーズリーフバインダーは、言うまでも無く、綴じ具が、表紙部材の背表紙部内面に沿って配されているが、その綴じ具の構造上、これに用紙を綴じて筆記しようとした場合に、筆記者が右利きの場合は、綴じ具の右側の用紙に筆記をする場合には特に問題は生じないが、左側に位置する用紙に筆記をしようとすると、特に該用紙の右側寄りの位置における筆記が該綴じ具が筆記する右手に接触することとなるため自由にできなくなる問題がある。左利きの場合は、逆に右側の用紙に筆記しようとすると、該用紙の左寄りの位置における筆記が該綴じ具が筆記する左手に接触することとなるため自由にできなくなる問題がある(以下には、右利きを前提として説明する)。
特許文献1のルーズリーフバインダーは、一部を開いた綴じリングの一端側を直軸状に構成し、該綴じリングの複数個を定間隔でその直軸状部分で帯状のベースプレートに回動自在に取り付け、表紙部材の背表紙部にはその長さ方向に沿って前記綴じリングの間隔で各一対のリングを通す穴をあけ、該ベースプレートを該背表紙部の表側にその長さ方向に沿って配するとともに、各綴じリングを、各々対応する位置の各一対の前記リングを通す穴の一方に表側から挿入し、更にその先端を延長して内側から他方の前記リングを通す穴に挿入し、かつ前記ベースプレートの両端に構成したストッパで以上の閉じた状態を保持するようにしたものである。
従ってこの特許文献1のルーズリーフバインダーによれば、用紙を綴じる場合は、両端のストッパを外した上で、表側のベースプレートを、前記綴じリングを引き抜く方向に回動させ、少なくとも内側から他方のリングを通す穴に挿入状態の先端をその穴から引き抜く必要がある。その後、用紙を表紙部材の上に載せ、該用紙の綴じ穴を前記他方のリングを通す穴の位置に合わせ、次いで、前記ベースプレートを前記と反対側に回動させ、用紙の綴じ穴及び表紙部材の他方のリングを通す穴に前記綴じリングの先端側を挿入させる。更にその後に両端のストッパで以上の状態を固定保持状態にする。
用紙を抜き取る場合も、両端のストッパを外して、前記ベースプレートを綴じリングを他方のリングを通す穴から抜く方向に回動させれば良い。綴じリングの先端が前記他方のリングを通す穴から抜ければ、用紙を抜き取ることができる。この後は、綴じた場合と同様に、ベースプレートを逆方向に回転させ、その後、ストッパでその状態を固定保持すれば良い。
この特許文献1のルーズリーフバインダーで綴じた用紙に筆記をする場合は、綴じリングを、前記直軸状部分を回動させて倒すことができるので、筆記の際にそれが手に接触してその動作が不自由になるような問題を回避することができる。
この特許文献1のルーズリーフバインダーは、以上のとおりのものであり、筆記の際に綴じ具が手に接触する不都合を回避することができるものではあるが、前記ベースプレートが表紙部材の背表紙部の外側に位置するものであり、デスク上に、このルーズリーフバインダーを置いた場合に、外側に突出している該ベースプレートの故に、その置いた状態が安定しない問題が別にあり、実際には、筆記し易い状態にはなかなかできない問題がある。また筆記の際に綴じリングを起伏させるので、用紙の綴じ穴にストレスを掛けることとなり、その際に綴じ穴の周囲に損傷を生じさせるおそれもある。
またこの特許文献1のルーズリーフバインダーは、構造が堅牢であるとは言いがたく、破損し易いものと思われる。
特許文献2のルーズリーフバインダーは、複数のリングを備え、ルーズリーフの取り付け取り外しを可能にしたルーズリーフバインダーにおいて、
円弧部と直軸部と起立部とからなる複数のリングと、前記各リングの直軸部が挿入される凹部をその長さ方向に沿って一定間隔でかつ交互に構成した二個のベースプレートであって、相互の内側部で突き合わせ態で配置される二個のベースプレートと、前記二個のベースプレートの各外側部を蝶番を介して起伏自在に連結する固定基盤とから構成され、前記複数のリングを、前記両ベースプレートの凹部にそれらの直軸部を回動可能であるように挿入して取り付けてなるものである。
円弧部と直軸部と起立部とからなる複数のリングと、前記各リングの直軸部が挿入される凹部をその長さ方向に沿って一定間隔でかつ交互に構成した二個のベースプレートであって、相互の内側部で突き合わせ態で配置される二個のベースプレートと、前記二個のベースプレートの各外側部を蝶番を介して起伏自在に連結する固定基盤とから構成され、前記複数のリングを、前記両ベースプレートの凹部にそれらの直軸部を回動可能であるように挿入して取り付けてなるものである。
従ってこの特許文献2のルーズリーフバインダーは、表紙部材の背表紙部の内面にその長さ方向に沿って前記固定基盤を取り付け固定して使用することができる。用紙(ルーズリーフ)は、両側のベースプレートを内側が高くなるように起こして、広くなったリング間に、その綴じ穴の空けてある側を装入し、その後に該両ベースプレートを平らな状態に戻し、その内側部相互が突き合わせ状態になるようにすれば、前記リングが該用紙の綴じ穴に挿通状態となり、該用紙は綴じられた状態となる。
該用紙に筆記をする場合は、左側の用紙に筆記をする場合には、前記各リングを前記直軸部を回転させることでいずれかの側に倒せば、該リングが筆記中に手に接触して邪魔になることはなくなる利点が得られる。
しかし、この特許文献2のルーズリーフバインダーによれば、用紙が右側に位置する場合は、右側のリングにより、左側に位置する場合には左側のリングにより、それぞれ綴じられることになると思われ、それが、確実に行われるか不安があると言わざるを得ない。また特許文献1のルーズリーフバインダーと同様に、筆記の際にリングを起伏させるものであり、用紙の綴じ穴にストレスを掛けることとなり、その際にそれらの綴じ穴の周囲に損傷を生じさせるおそれもある。またその構成は簡明であるとも、堅牢であるとも言いがたい。
本考案は、前記従来技術の問題点を解消し、更に簡明で堅牢な構成であり、綴じた用紙に筆記をする場合、特に左側の用紙に筆記を行う場合に、該左側の用紙の右寄りの位置の筆記の際に、中央部の背表紙部に位置する綴じ具の綴じリングが該右手に接触してその筆記動作を邪魔する問題を解消することができるルーズリーフバインダーを提供することを解決の課題とする。
本考案の1は、表表紙部、裏表紙部及びその間の背表紙部からなる表紙部材と、前記表紙部材の背表紙部の内面にその長さ方向に沿って配置固定した綴じ具とからなるルーズリーフバインダーであって、
前記綴じ具を、大人の拳一個分以上の間隔を空けて両端付近に定間隔で配した、開閉自在な一対の支分綴じリングからなる各々複数の綴じリングと、前記綴じリングを開閉操作するための開閉操作手段とで構成し、
前記開閉操作手段を、内側部で相互に突き合わせ状態となる長尺帯状の一対の基板部材であって、各々の外側部の両端付近に、相互に対応する位置関係で、前記複数の綴じリングの各一対の支分綴じリングの各々を立ち上げた一対の基板部材と、
前記各基板部材の長さ方向の両端から各々その長さ方向に直交し、かつ相互に交差する操作レバーであって、相互に他方の基板部材から突出する支分綴じリングの突出方向に延長する操作レバーと、
前記一対の基板部材をその外側部で弾力的に抱える抱持バネ部材であって、その上側が上方に膨らみ、両側部には、前記綴じリングの各支分綴じリングを通過させる切欠を形成した、下部解放の抱持バネ部材と、
で構成したものである。
前記綴じ具を、大人の拳一個分以上の間隔を空けて両端付近に定間隔で配した、開閉自在な一対の支分綴じリングからなる各々複数の綴じリングと、前記綴じリングを開閉操作するための開閉操作手段とで構成し、
前記開閉操作手段を、内側部で相互に突き合わせ状態となる長尺帯状の一対の基板部材であって、各々の外側部の両端付近に、相互に対応する位置関係で、前記複数の綴じリングの各一対の支分綴じリングの各々を立ち上げた一対の基板部材と、
前記各基板部材の長さ方向の両端から各々その長さ方向に直交し、かつ相互に交差する操作レバーであって、相互に他方の基板部材から突出する支分綴じリングの突出方向に延長する操作レバーと、
前記一対の基板部材をその外側部で弾力的に抱える抱持バネ部材であって、その上側が上方に膨らみ、両側部には、前記綴じリングの各支分綴じリングを通過させる切欠を形成した、下部解放の抱持バネ部材と、
で構成したものである。
本考案の1のルーズリーフバインダーによれば、前記綴じ具の右側に用紙を位置させる前提で述べると、少なくとも左辺の上下端付近に対応する数の綴じ穴を開口した用紙を綴じることができる。左辺の全体に綴じ穴が開口してあっても不都合ではないが、その必要はない。従来のこの種のルーズリーフバインダーの場合と同様に、開閉操作手段を操作して綴じリングの各一対の支分綴じリング間を開いてその一方の支分綴じリング、通常、右側のそれに前記用紙の左辺の綴じ穴を対応させ、これらに該一方の支分綴じリングである右側の支分綴じリングを通し、該開閉操作手段を操作し、または該各一対の支分綴じリングを直接に閉操作して閉じれば、上記従来のこの種のルーズリーフバインダーの場合と同様に、該用紙の綴じ込み操作は完了である。該用紙は、綴じ具の上端側と下端側のそれぞれ複数の綴じリングで綴じられたことになる。
このように綴じた用紙を捲って左側に移動させ、この左側の用紙面に筆記しようとした場合にも、綴じ具の上端付近及び下端付近にしか綴じリングがないため、筆記する右手が綴じリングに接触してその動きが不自由になり、自由な筆記ができなくなるような問題が生じることはない。自由に筆記が可能であり、左側に移動させた用紙を無駄なく有効に利用できることになる。
また本考案の1のルーズリーフバインダーによれば、綴じリングが、綴じ具の上端付近及び下端付近にしか配してないことを除けば、基本的に従来の一般的な綴じ具の構造と同様であり、綴じリングの開閉動作は安定して確実に行え、また用紙の綴じ込みも安定して確実に行うことができるものである。
考案を実施するための形態を実施例に基づき図面を参照しながら詳細に説明する。
この実施例のルーズリーフバインダーは、図1〜図3に示すように、基本的に、表表紙部1a、裏表紙部1b及びその間の背表紙部1cからなる表紙部材1と、該表紙部材1の背表紙部1cの内面にその長さ方向に沿って配置固定した綴じ具2とからなり、該綴じ具2は、その両端付近にのみ定間隔で配した、開閉自在な一対の支分綴じリング3a、3aからなる各々複数の綴じリング3、3…と、該綴じリング3、3…を開閉操作する開閉操作手段4と、で構成したものである。
前記表紙部材1は、図1に示し、かつ前記したように、表表紙部1a、裏表紙部1b及びその間の背表紙部1cからなる、ルーズリーフバインダーに用いられる、きわめて一般的なそれであり、材質も紙、プラスチック、皮、合成皮革等一般的に用いられるそれを自由に採用することができる。サイズも一般的なルーズリーフバインダーのそれと同様であり、A4、B5、A5サイズの用紙を綴じるのに適するそれが多くの場合に採用される。この実施例の表紙部材1は、材質としては合成皮革を用い、A4サイズの用紙を綴じるのに適するサイズに構成したものである。
前記綴じ具2は、前記し、図1〜図3に示すように、各一対の支分綴じリング3a、3aからなる複数の綴じリング3、3…と、開閉操作手段4とで構成したものであり、そのうち、各綴じリング3は、特に図3(a)、(b)に示すように、前記開閉操作手段4の後記二つの基板部材4a、4aの各々外側部から立ち上げた部分円弧状の部材であり、対応する一対のそれは、図3(a)に示すように、相互に先端を突き合わせて閉じた状態では、約二倍の部分円弧状となり、これらの一対の支分綴じリング3a、3aと後述する下方の抱持バネ部材4cの上面とによりリングを閉じ、用紙pを綴じることができる状態となるようになっている。
この実施例では、綴じリング3、3…は、図1及び図2に示すように、綴じ具2の上端側及び下端側にそれぞれ5個ずつ配することとしたものである。配列間隔は、A4用紙を30穴で綴じる一般的なルーズリーフバインダーの綴じリングの相互の間隔と全く同様の配列間隔とした。こうして、綴じ具2の上端側と下端側のそれぞれ5個ずつの綴じリング3、3…群の間の間隔は、大人の拳一個分を十分に越える間隔となる。
前記開閉操作手段4は、図3(a)、(b)に示すように、内側部で相互に突き合わせ状態となっている長尺帯状の一対の基板部材4a、4aと、該各基板部材4a、4aの両端に各々構成した操作レバー4b、4b…と、前記一対の基板部材4a、4aをその両外側部で弾力的に抱える抱持バネ部材4cとで構成したものである。
前記基板部材4a、4aは、前記のように、相互にその内側部で突き合わせた長尺の帯状部材であるが、剛性を有する部材でもある。図3(a)に示すように、両外側部が前記抱持バネ部材4cで抱持された状態で、相互に突き合わせ状態の内側部が下方に膨らんだ状態になると、両基板部材4a、4aの各外側部から立ち上がる対応する一対の支分綴じリング3a、3aは、それぞれ先端で突き合わせ状態となる。また図3(b)に示すように、両基板部材4a、4aの相互に突き合わせ状態の内側部が上方に膨らんだ状態になると、対応する一対の支分綴じリング3a、3aは、それぞれ先端間を開いた状態となる。既存のこの種のルーズリーフバインダーのそれと同様である。
前記操作レバー4b、4b…は、図2に示すように、一般的なルーズリーフバインダーの綴じ具のそれと同様に、前記各基板部材4a、4aの両端から各々その長さ方向に直交する上方向かつ相互に交差する方向に延長状態になるように構成したものである。すなわち、両基板部材4a、4aの両端の各二つの操作レバー4b、4bは、その上端間を狭めるように操作すると、図3(b)に示すように、該両基板部材4a、4aの相互に突き合わせ状態の内側部が上方に膨らんだ状態になり、各一対の支分綴じリング3a、3a間が開いた状態になるように構成するものである。
なお、前記基板部材4a、4aの両端の各二つの操作レバー4b、4bは、閉じた状態からその間を開いた状態になるように操作するのは容易ではないので、この場合は、開いた各一対の支分綴じリング3a、3a間を閉じるように操作する。これは簡単に行うことができる。こうして、図3(a)に示すように、両基板部材4a、4aの相互に突き合わせ状態の内側部が下方に膨らんだ状態になり、各一対の支分綴じリング3a、3a間が綴じた状態になる。
前記両基板部材4a、4aの相互に突き合わせ状態の内側部が下方に膨らんだ状態及び上方に膨らんだ状態のそれぞれは、該両基板部材4a、4aがその両外側部で前記抱持バネ部材4cにより弾力的に抱持されていることにより保持される。
また前記両基板部材4a、4aの相互に突き合わせ状態の内側部の下方への膨らみは、図3(a)に示すように、前記各一対の支分綴じリング3a、3aの先端相互が突き合わせ状態になることでその限度に規制され、上方への膨らみは、図3(b)に示すように、前記抱持バネ部材4cの上部内面に当接することでその限度に規制される。
また前記両基板部材4a、4aの相互に突き合わせ状態の内側部の下方への膨らみは、図3(a)に示すように、前記各一対の支分綴じリング3a、3aの先端相互が突き合わせ状態になることでその限度に規制され、上方への膨らみは、図3(b)に示すように、前記抱持バネ部材4cの上部内面に当接することでその限度に規制される。
前記抱持バネ部材4cは、図1〜図3に示すように、両側部に内側に折り返した抱え片部4c1、4c1を備えた長尺で幅方向中央部に向かって上向きに膨らんだ帯状のバネ部材である。両側の抱え片部4c1、4c1は、抱える両基板部材4a、4aの外側部から立ち上がる支分綴じリング3a、3a…の通過用の切欠をそれぞれ該当部位に形成してある。また該抱持バネ部材4cそれ自体には、その幅方向中央部の三カ所に図示しない取付穴が開口してあり、リベット部材5の上部側を下方から該取付穴に挿入し、おの上部側を潰して、該抱持バネ部材4cと該リベット部材5とを結合し、該リベット部材5の下部側を前記表紙部材1の背表紙部1cの該当部位に形成した図示しない取付穴に内側(上側)から挿入し、該リベット部材5の下端側を下部側から潰して、該リベット部材5と該表紙部材1とを結合したものである。
なお、該リベット部材5の上下方向途中は、前記両基板部材4a、4aの突き合わせ部付近の該当部位に切欠部を形成し、この切欠部を通じて、該両基板部材4a、4aを通過するように構成る。
従ってこの実施例のルーズリーフバインダーによれば、従来のこの種のルーズリーフバインダーと同様の手順で簡単に用紙pを綴じることが可能であり、捲って綴じ具2の左側に移動した用紙pの筆記の際にも不都合なくそれを行うことができる。
なお、この実施例で綴じ込み対象とする用紙pは、図4に示すように、左辺の上下端付近に5個ずつ綴じ穴ph、ph…を開口したものである。これらの5穴の配置及び間隔は前記綴じ具2の綴じリング3、3…の配置及び間隔と全く同様に構成したものである。なお、この綴じ穴ph、ph…は、30穴を開口している一般的な用紙bの中間の20穴が、不要であるため、それらを省略したものである。従って、この実施例のルーズリーフバインダーには、上下5穴ずつ開口したこの実施例用の用紙pを綴じるのが適当ではあるが、30穴を形成した一般の用紙を綴じることとしても不都合ではない。
この実施例のルーズリーフバインダーによれば、左辺の上下端付近に対応する位置関係で5個の綴じ穴ph、ph…を開口した前記用紙pを綴じるのが適当である。従来の一般のルーズリーフバインダーの場合と同様に、綴じ具2の両端の前記操作レバー4b、4b…を、その上端の間隔を狭める方向に操作して、図2(b)及び図3(b)に示すように、綴じリング3、3…の各一対の支分綴じリング3a、3a間を開く。前記綴じ具2の右側に用紙pを位置させた状態で綴じることを前提として述べると、次いで、右側の支分綴じリング3a、3a…に用紙pの左辺の綴じ穴ph、ph…を対応させ、該用紙pの綴じ穴ph、ph…に該支分綴じリング3a、3a…を通すこととする。この後、図2(b)及び図3(b)に示すように、開いている各一対の支分綴じリング3a、3a…それ自体を手で閉じるように操作する。
こうして図1、図2(a)及び図3(a)に示すように、各一対の支分綴じリング3a、3aを閉じ、以上の用紙pを綴じた状態とすることができる。
このようにして綴じた用紙pへの筆記は、通常、綴じ具2の右側にある場合は、全く問題なく行うことができる。
用紙pを捲って綴じ具2の左側に移動させた場合には、特に綴じ具2に近い右寄りの位置の筆記が通常困難になるが、この実施例のルーズリーフバインダーでは、綴じリング3が綴じ具2の上端部及び下端部付近に5個ずつ配してあるだけであり、その間には全く配してないので、筆記する右手が綴じリング3、3…に接触するおそれはなく、筆記が困難になる問題は発生しない。
用紙pを捲って綴じ具2の左側に移動させた場合には、特に綴じ具2に近い右寄りの位置の筆記が通常困難になるが、この実施例のルーズリーフバインダーでは、綴じリング3が綴じ具2の上端部及び下端部付近に5個ずつ配してあるだけであり、その間には全く配してないので、筆記する右手が綴じリング3、3…に接触するおそれはなく、筆記が困難になる問題は発生しない。
以上のとおり、この実施例のルーズリーフバインダーによれば、筆記が困難になる問題が発生しないばかりでなく、綴じリング3、3…が、綴じ具2の上端付近及び下端付近にしか配してないことを除けば、基本的に従来の一般的な綴じ具の構造と同様であり、各一対の支分綴じリング3a、3aの開閉動作は安定して確実に行え、また用紙pの綴じ込みも、前記のように、安定して確実に行えるものである。
本考案のルーズリーフバインダーは、文房具の製造業の分野で利用することができる。
1 表紙部材
1a 表表紙部
1b 裏表紙部
1c 背表紙部
2 綴じ具
3 綴じリング
3a 支分綴じリング
4 開閉操作手段
4a 基板部材
4b 操作レバー
4c 抱持バネ部材
4c1 抱え片部
5 リベット部材
p 用紙
ph 綴じ穴
1a 表表紙部
1b 裏表紙部
1c 背表紙部
2 綴じ具
3 綴じリング
3a 支分綴じリング
4 開閉操作手段
4a 基板部材
4b 操作レバー
4c 抱持バネ部材
4c1 抱え片部
5 リベット部材
p 用紙
ph 綴じ穴
Claims (1)
- 表表紙部、裏表紙部及びその間の背表紙部からなる表紙部材と、前記表紙部材の背表紙部の内面にその長さ方向に沿って配置固定した綴じ具とからなるルーズリーフバインダーであって、
前記綴じ具を、
大人の拳一個分以上の間隔を空けて両端付近に定間隔で配した、開閉自在な一対の支分綴じリングからなる各々複数の綴じリングと、
前記綴じリングを開閉操作するための開閉操作手段と、
で構成し、
前記開閉操作手段を、
内側部で相互に突き合わせ状態となる長尺帯状の一対の基板部材であって、各々の外側部の両端付近に、相互に対応する位置関係で、前記複数の綴じリングの各一対の支分綴じリングの各々を立ち上げた一対の基板部材と、
前記各基板部材の長さ方向の両端から各々その長さ方向に直交し、かつ相互に交差する操作レバーであって、相互に他方の基板部材から突出する支分綴じリングの突出方向に延長する操作レバーと、
前記一対の基板部材をその外側部で弾力的に抱える抱持バネ部材であって、その上側が上方に膨らみ、両側部には、前記綴じリングの各支分綴じリングを通過させる切欠を形成した、下部解放の抱持バネ部材と、
で構成したルーズリーフバインダー。
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