JP3186522U - 襟飾り - Google Patents
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Abstract
【課題】シャツの襟を、きれいにV字形に開いた開襟の状態に保持する襟飾りを提供する。
【解決手段】主体部aの上縁部分に、シャツ1の襟首部位の立ち代4の外面側に対し装脱自在に止着する止着手段を具備する取付部bを設け、その主体部aの上縁部分の左右の略中央部位には、縦方向の切り込みよりなるV字状の開裂部cが形成され、その開裂部cには、その開裂部cを開閉する開閉器dを付設する。
【選択図】図6
【解決手段】主体部aの上縁部分に、シャツ1の襟首部位の立ち代4の外面側に対し装脱自在に止着する止着手段を具備する取付部bを設け、その主体部aの上縁部分の左右の略中央部位には、縦方向の切り込みよりなるV字状の開裂部cが形成され、その開裂部cには、その開裂部cを開閉する開閉器dを付設する。
【選択図】図6
Description
本考案は、洋服の襟に着けるネクタイ・ブローチ等の襟飾りであって、着装する洋服のシャツの襟を、開襟の状態に保持するようにした襟飾りについての改良に関する。
従前の洋服の襟に着装するネクタイ・ブローチ等の襟飾りは、シャツの襟の折り返しを立てて、襟腰が露出した状態とし、この襟腰(立ち代)の外面に沿い襟飾りの基端側を巻き付けて、締め付けにより着装し、次いで、立てた襟の折り返しを襟腰(立ち代)の外面側に戻す操作を行って、着装が完了するようにしている。
そして、立ち代の外面に巻き付けた襟飾りの基端側の部分は、襟首を締め付けるように締め込み、これにより、襟飾りを襟元の所定の位置に保持せしめるようにしている。
このことから従前の襟飾りは、長い帯状の布地よりなる通常のネクタイの形態のものは勿論、飾りを襟首に巻き付ける紐状体に保持せしめるブローチの形態のものにあっても、着装したときに、襟首を締め付けるようになることで、むし暑いときには、襟首に巻き付けたネクタイの基端側又はブローチの紐状体の締め付けを緩め、シャツの襟を開襟の状態とすることが必要となる。
このように、むし暑いときに、締め付けを緩めると、着装した襟飾りの形態が崩れ、見苦しいものとなり、また、開襟の状態としたシャツの襟元も乱れたままとなる。
本考案は、従前の洋服の襟飾りに生じている上述の問題を解消せしめるためになされたものであって、襟飾りの着装が、頸を締め付けることなく行われ、かつ、シャツの襟が、着装する襟飾り自体により、きれいにV字形に開いた開襟の状態に保持されるようにする点を解決すべき課題とする。
本考案は、上述の問題を解決するためになされたものであって、上述の問題の解決するための手段として、本考案においては、主体部aの上縁部分に、シャツ1の襟首部位の立ち代4の外面側に対し装脱自在に止着する止着手段hを具備する取付部bを備え、その主体部aの上縁部分の左右の略中央部位には、縦方向の切り込みよりなるV字状の開裂部cが形成され、その開裂部cには、その開裂部cを開閉する開閉器dが付設されていることを特徴とする襟飾りを提起し、また、これに併せて、
主体部aの上縁部分に形成せる開裂部cには、その開裂部cを閉じる方向に付勢するV字型のバネ材fが付設してあることを特徴とする請求項1記載の襟飾りを提起し、さらに、
主体部aの上半側a’を、通気性のある網目状に編成し、その網目状の上半側a’の上縁の左右の略中間部位に、縦方向の切り込みよりなるV字状の開裂部cを形成し、その開裂部cに開閉する開閉器dを付設したことを特徴とする請求項1記載の襟飾りを提起するものである。
主体部aの上縁部分に形成せる開裂部cには、その開裂部cを閉じる方向に付勢するV字型のバネ材fが付設してあることを特徴とする請求項1記載の襟飾りを提起し、さらに、
主体部aの上半側a’を、通気性のある網目状に編成し、その網目状の上半側a’の上縁の左右の略中間部位に、縦方向の切り込みよりなるV字状の開裂部cを形成し、その開裂部cに開閉する開閉器dを付設したことを特徴とする請求項1記載の襟飾りを提起するものである。
本考案による手段は、シャツを開襟の状態に保持して、シャツの襟元部分に襟飾りを装着できることから、シャツを開襟の状態として、シャツの襟元部分の通気性を良くした状態において、襟飾りを整った正しい状態に着装できるので、襟飾りを崩す見苦しさがなく、通気性を損なわずに襟飾りを着装できる。しかも、その着装が、襟首部分を締め付けることなく行えることで、襟首部分の風通しも良好に保持する。
次に本考案手段を、実施例につき、図面に従い詳述する。
図1は通常のYシャツであるシャツの襟元部分の正面図、図2は同上シャツの襟の一番上のボタンを外して開襟の状態とした同上シャツの襟元部分の正面図であり、図3は同上シャツに着装する本考案による襟飾りの正面図、図4は同上襟飾りの、上端部分に形成したV字状の切り込み(開裂部)を開放した状態における正面図である。
図1、図2において、1はシャツの全体、2は同上シャツ1の襟元部分、3は同上シャツの襟の折り返し、4は同上シャツの襟腰(立ち代)、5はボタン、6はボタンホールを示す。
図3は、本考案を実施せる襟飾りの正面図、図4は、同上襟飾りの上端部分に形成したV字状の開裂を開放した状態時の正面図、図5は、同上襟飾りをシャツ1の襟元部分に着装した状態時の正面図、図6は同上シャツ1に着装した同上の襟飾りのV字状の開裂を開放して、シャツ1の襟元部分2を開襟の状態とした状態時の正面図である。
図3、図4、図5、図6において、Aは、襟飾りの全体、aは、襟飾りAの主体部、bは、襟飾りAの上端側の基端部に付設した襟飾りAをシャツ1の襟元部位に装着するための取付部、cは、襟飾りAの上端側の基端部に、V字形の開放部Bを形成するように形成した開裂部、dは、その開放部Bを開閉するよう開裂部cの対向する辺縁に取り付けたチャック等の開閉器、eは、その開閉器dを開閉する開閉具、図7において、fは、その開閉器dを開放させて、襟元部にV字状の開放部Bを成形したときに、その開放部BをきれいなV字状に保持させるために開裂部cの対向する辺縁部に付設する弾性材よりなるバネ材、hは、取付部bをシャツ1の襟の立ち代4の外面側に止着するための止着手段、をそれぞれ示している。
襟飾りAの主体部aは、上端側の基端部に、襟飾りAをシャツ1の襟元部に着装するための取付部bと、着装したときに、襟元部にV字状の開放部Bを成形するための開裂部cが形成されるようになっていればよく、所望の形状に形成してよいものである。
襟飾りAの取付部bによるシャツの襟の立ち代4に対する止着手段hは、この例においては、ボタン5とボタンホール6との嵌め合わせで行うようにしているが、マジックファスナー(登録商標)等により適宜構成してよい。
また、主体部aは、この実施例においては、通常の布地よりなるネクタイ地で、一枚の帯状体に形成しているが、この例に限られるものではなく、例えば、図8、図9に示しているように、主体部aを、基端側の上半側a’と垂下する下半側a”とに分け、上半側a’は、ワイヤーまたは糸により編成した網状(メッシュ)に形成し、通気性を具備するものとし、この網状に編成した上半側a’の網状部の下縁に、通常のネクタイ状に形成した下半側a”の上縁が連続する形態にするなど適宜に形成してよいものである。
襟飾りAの上半側a’の上縁部位に形成するV字状の切り込みである開裂部cは、襟飾りAを、シャツ1の襟元部分に装着して、その襟元部分の第1のボタン5を外し、シャツ1を開襟の状態としたときに、そのシャツ1の襟元をきれいなV字型の状態とするため襟飾りAの上縁部分に形成したものであり、その襟飾りAの上縁部の略中央部位に縦方向の切り込みを入れる加工を施すことで形成してある。
この開裂部cの左右に対向する辺縁部には、開裂部cを開閉するチャックなどの開閉器dが設けてあり、この開閉器dを開閉操作することで、第1のボタン5を外すことにより、開襟の状態となっているシャツ1の襟元は、襟飾りAの上縁部位に形成したV字状の切り込み(開裂部c)の開放によって、きれいなV字状に保持される状態と、襟飾りAの上半側の部位により閉ざされた状態とに切り替わるようになる。
このとき、襟飾りAの上縁部位に形成したV字状の切り込みの対向する左右の辺縁部位には、図7に示しているように、ピアノ線などの弾性材によりV字状に開くように付勢したバネ材fを付設しておくことで、開閉器dを開放作動させて開裂部cを開放させたときに、一層きれいなV字状に開放部を整形するようになる。
また、襟飾りAの上半側a’を網目状のメッシュに形成したときは、開閉器dを閉じるよう作動させたときに、開襟の状態に保持されているシャツ1の襟元部位を、襟飾りAのメッシュに編成した上半側で被うようになるので、すこぶる通気性の良い状態に保持されるようになる。
さらに、襟飾りAの上半側a’を、ワイヤーまたは糸によりメッシュに編成するとき、そのワイヤーまたは糸にはビーズ等の飾り石gを通して付設することで、この襟飾りAのメッシュに編成した上半側a’を、印象の強い飾りに成形するようになる。
また、このときメッシュに編成するワイヤーまたは糸のうちの少なくとも横糸を、弾性材よりなるバネ材で形成し、かつ、左右方向に張り出すバネ性を具備するものに成形しておくときは、メッシュの部分を板状に保持するようになって、開閉器dにより開裂部を開閉したときに、V字状の開裂部cを一層きれいなV字型に整形し、また、飾りとするメッシュの部分を一枚の板状に整形して襟飾りを整った状態とするようになる。
A 本考案による襟飾りの全体
B 開裂部の開放により形成される開放部
a 襟飾りの主体部
a’ 主体部の上半側
a” 主体部の下半側
b 襟飾りの取付部
c 襟飾りの開裂部
d 襟飾りの開裂部を開閉する開閉器
e 開閉器を開閉する開閉具
f 襟飾りの開裂部を閉じた状態に付勢するよう付勢するバネ材
g ビーズ等の飾り石
h 取付部を襟の立ち代に止着するための止着手段
1 シャツの全体
2 シャツの襟元部分
3 シャツの襟の折り返し
4 シャツの襟元部分の立ち代
5 ボタン
6 ボタンホール
B 開裂部の開放により形成される開放部
a 襟飾りの主体部
a’ 主体部の上半側
a” 主体部の下半側
b 襟飾りの取付部
c 襟飾りの開裂部
d 襟飾りの開裂部を開閉する開閉器
e 開閉器を開閉する開閉具
f 襟飾りの開裂部を閉じた状態に付勢するよう付勢するバネ材
g ビーズ等の飾り石
h 取付部を襟の立ち代に止着するための止着手段
1 シャツの全体
2 シャツの襟元部分
3 シャツの襟の折り返し
4 シャツの襟元部分の立ち代
5 ボタン
6 ボタンホール
Claims (3)
- 主体部(a)の上縁部分に、シャツ(1)の襟首部位の立ち代(4)の外面側に対し装脱自在に止着する止着手段(h)を具備する取付部(b)を備え、その主体部(a)の上縁部分の左右の略中央部位には、縦方向の切り込みよりなるV字状の開裂部(c)が形成され、その開裂部(c)には、その開裂部(c)を開閉する開閉器(d)が付設されていることを特徴とする襟飾り。
- 主体部(a)の上縁部分に形成せる開裂部(c)には、その開裂部(c)を閉じる方向に付勢するV字型のバネ材(f)が付設してあることを特徴とする請求項1記載の襟飾り。
- 主体部(a)の上半側(a’)を、通気性のある網目状に編成し、その網目状の上半側(a’)の上縁の左右の略中間部位に、縦方向の切り込みよりなるV字状の開裂部(c)を形成し、その開裂部(c)に開閉する開閉器(d)を付設したことを特徴とする請求項1記載の襟飾り。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013004393U JP3186522U (ja) | 2013-07-30 | 2013-07-30 | 襟飾り |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013004393U JP3186522U (ja) | 2013-07-30 | 2013-07-30 | 襟飾り |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3186522U true JP3186522U (ja) | 2013-10-10 |
Family
ID=50430179
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013004393U Expired - Fee Related JP3186522U (ja) | 2013-07-30 | 2013-07-30 | 襟飾り |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3186522U (ja) |
-
2013
- 2013-07-30 JP JP2013004393U patent/JP3186522U/ja not_active Expired - Fee Related
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