JP3186523U - 襟飾り - Google Patents
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Abstract
【課題】着装する襟飾り自体により、シャツの襟を整った開襟の状態に保持せしめるとともに、開襟の状態とすることで襟元部位に形成される開放部が、通気性の良いメッシュにより被覆されて、襟首部分の通気性を損なわない状態となる襟飾りを提供する。
【解決手段】襟飾りAの主体部aの上縁部分に、シャツ1の襟首部位の立ち代4の外面側に対し装脱自在に止着する止着手段5を具備する取付部bを設け、襟飾りAの主体部aの上半部位で、襟飾りAを着装した状態時においてシャツ1を開襟とすることで形成される開放部Bと重なる部位を、通気性の良いメッシュに形成する。
【選択図】図5
【解決手段】襟飾りAの主体部aの上縁部分に、シャツ1の襟首部位の立ち代4の外面側に対し装脱自在に止着する止着手段5を具備する取付部bを設け、襟飾りAの主体部aの上半部位で、襟飾りAを着装した状態時においてシャツ1を開襟とすることで形成される開放部Bと重なる部位を、通気性の良いメッシュに形成する。
【選択図】図5
Description
本考案は、洋服の襟に着けるネクタイ・ブローチ等の襟飾りであって、着装する洋服のシャツの襟を開襟の状態に保持し、かつ、その開襟の状態に保持したシャツの襟元部位に、通気性の良いメッシュが位置してくるようにした襟飾りについての改良に関する。
従前の洋服の襟に着装するネクタイ・ブローチ等の襟飾りは、シャツの襟の折り返しを立てて、襟腰(立ち代)の外面が露出した状態とし、この立ち代の外面に沿い襟飾りの基端側を巻き付けて着装し、次いで、立てた折り返しを襟腰(立ち代)の外面側に戻す操作を行って、着装の操作を終えるようにしている。
そして、立ち代の外面に巻き付けた襟飾りの基端側の部分は、襟首を締め付けるように締め込み、これにより、襟飾りを襟元の所定の位置に保持せしめるようにしている。
このことから従前の襟飾りは、基端側の部分が、長い帯状の布地よりなる通常のネクタイの形態のものは勿論、襟飾りの基端側の部分を襟首に巻き付けるブローチの形態のものにあっても、着装したときに、襟首を締め付けるようになることで、むし暑いときには、襟首に巻き付けたネクタイの基端側又はブローチの紐状体の締め付けを緩め、シャツの襟を開襟の状態とすることが必要となる。
このように、むし暑いときに、ネクタイの締め付けを緩めると、着装した襟飾りの形態が崩れ、見苦しいものとなり、また、開襟の状態としたシャツの襟元も乱れたままとなる。
本考案は、従前の洋服の襟飾りに生じている上述の問題を解消せしめる手段を提供することを解決すべき課題とする考案であって、襟飾りの着装が、頸を締め付けることなく行われ、かつ、着装する襟飾り自体により、シャツの襟を整った開襟の状態に保持せしめるとともに、開襟の状態とすることで襟元部位に形成される開放部が、通気性の良いメッシュにより被覆されて、襟首部分の通気性を損なわない状態となるようにする点を解決すべき課題としている考案である。
本考案は、上述の問題を解決するためになされたものであって、上述の問題の解決するための手段として、本考案においては、主体部aの上縁部分に、シャツ1の襟首部位の立ち代4の外面側に対し装脱自在に止着する止着手段5を具備する取付部bを備え、主体部aの上半部位で、襟飾りAを着装した状態時においてシャツ1を開襟とすることで形成される開放部Bと重なる部位が、通気性の良いメッシュcに形成して装設してあることを特徴とする襟飾りを提起し、また、これに併せて、
主体部aの上半部位に装設するメッシュcを編成する横糸及び縦糸が、該メッシュを展開する方向に付勢するピアノ線等のバネ材で形成してあることを特徴とする請求項1記載の襟飾り、および、
主体部aの上半部位に装設せるメッシュcを編成する横糸及び縦糸の網糸dに、ビーズ等の飾り石が保持されて、メッシュcが襟飾りAの装飾に形成されていることを特徴とする請求項1記載の襟飾り、および、
主体部aの上半部位に装設せるメッシュcが、飾り模様を組み込んだレースに形成してあることを特徴とする請求項1記載の襟飾り、および、
主体部(a)の上半部位に装設せるメッシュ(c)の上縁部位に、該メッシュ(c)の上縁部位を左右方向に展開するよう付勢するバネ材(f)を、正面視においてコの字形に形成して付設したことを特徴とする請求項1記載の襟飾りを提起するものである。
主体部aの上半部位に装設するメッシュcを編成する横糸及び縦糸が、該メッシュを展開する方向に付勢するピアノ線等のバネ材で形成してあることを特徴とする請求項1記載の襟飾り、および、
主体部aの上半部位に装設せるメッシュcを編成する横糸及び縦糸の網糸dに、ビーズ等の飾り石が保持されて、メッシュcが襟飾りAの装飾に形成されていることを特徴とする請求項1記載の襟飾り、および、
主体部aの上半部位に装設せるメッシュcが、飾り模様を組み込んだレースに形成してあることを特徴とする請求項1記載の襟飾り、および、
主体部(a)の上半部位に装設せるメッシュ(c)の上縁部位に、該メッシュ(c)の上縁部位を左右方向に展開するよう付勢するバネ材(f)を、正面視においてコの字形に形成して付設したことを特徴とする請求項1記載の襟飾りを提起するものである。
本考案手段によれば、襟飾りの着装が、取付部bをシャツ1の襟元の立ち代4の外面側に係着または止着することで行われることで、頸を締め付けることなく着装されることから、襟元部の頸回りの通気性を良好に保持する。また、シャツ1を開襟の状態として着装する襟飾りAが、そのシャツ1の襟元部を開襟の状態に保持するようになるので、シャツ1に着崩れを生ぜしめることなく襟飾りAを整った形態として着装でき、かつ、開襟の状態としたシャツ1の襟元をメッシュcにより被覆するようになることで、通気性を良好に保持するようになる。
次に本考案手段を、実施例につき、図面に従い詳述する。
図1は通常のYシャツであるシャツの襟元部分の正面図、図2は同上シャツの襟の一番上のボタンを外して開襟の状態とした同上シャツの襟元部分の正面図であり、図3は同上シャツに着装する本考案による襟飾りの正面図、図4は同上襟飾りの、変形例の正面図である。
図1、図2において、1はシャツの全体、2は同上シャツ1の襟元部分、3は同上シャツの襟の折り返し、4は同上シャツの襟腰(立ち代)、5は同上襟飾りの止着手段、を示す。
図3、図4において、Aは、襟飾りの全体、aは、襟飾りAの主体部、bは、襟飾りAの上端側の基端部に付設した襟飾りAをシャツ1の襟元部位に装着するための取付部、cは、襟飾りAの上半側の部位に形成した網状部(メッシュ)、dは、網状部cを編成する横糸及び縦糸、をそれぞれ示している。
襟飾りAの主体部aは、上端側の基端部に、襟飾りAをシャツ1の襟元部に着装するための取付部bと、着装したときに、シャツ1の襟元部に形成されるV字状の開放部Bに重合して塞ぐための網状部cとが形成されるようになっていればよく、所望の形状に形成してよいものである。
この実施例においては、通常の布地よりなるネクタイ地で、一枚の帯状体に形成しているが、この例に限られるものではない。
主体部aの上縁部位に装設する取付部bは、シャツ1の襟元部に対して襟飾りAを着装し得るようになれば良く、襟飾りAの適宜の部位に装設してよいものであり、この例においては、主体部aの上縁部の左右の両側部位に、それぞれ、シャツ1の襟元の立ち代4の上下の幅に略対応する幅で短い帯状に左右に延出する条片を設け、この条片の裏面側を、シャツ1の襟元の立ち代4の外面側に当接し、シャツ1の立ち代4に設けたボタンと襟飾りAの取付部bに設けたボタンホールとの嵌め合い、または、シャツ1の立ち代4に設けたマジックファスナー(登録商標)と襟飾りAの取付部bに設けたマジックファスナー(登録商標)との係着等の適宜の止着手段5により、取付部bをシャツ1の襟元の立ち代4の外面に係着または止着することで、襟飾りAの着装が行われるように構成してある。
主体部aの上半部位で、襟飾りAを着装した状態時においてシャツ1の襟を開襟の状態とすることで襟元に形成される開放部Bと重なり合う部位に形設する網状部(メッシュc)は、開襟とすることで形成した襟元の開放部Bが、襟飾りAにより塞がれて、通気性が損なわれるようになるのを阻止するためのもので、この例においては、横糸と縦糸との網糸dで、網目の粗い網状に編成した通常のメッシュcに形成してある。
そして、このメッシュcは、帯状の布地で形成する主体部aとは別に編成しておいて、主体部aの上縁部に形成せる切欠き部の辺縁に接続して上半部位を編成するようにするか、主体部aの上半部位に、窓穴状の切欠きを形設してそこに嵌め込むように接続することで、主体部aの上半部位を構成するようにしている。
このメッシュcは、図5に示しているように、全体を略長方形状に編成して、開襟としたシャツ1の襟元の開放部Bの周辺部位まで覆い込むようにしてよいが、図4に示しているよう開襟によりV字型に開放しているシャツ1の襟元の形状に倣う形状に形成してもよい。
また、このメッシュcを編成する横糸及び縦糸の網糸dは、それらのうちの少なくとも横糸を、弾性材よりなるバネ材で形成し、かつ、左右方向に張り出すバネ性を具備するものに成形しておくときは、メッシュcが、開襟の状態としたシャツ1の襟元部を、着崩れのない整った開襟の状態に保持して襟飾りAを整った状態に保持するとともに、襟元部位の通気性を良好に保持する。
また、メッシュcを編成する横糸・縦糸の網糸dに、ビーズ等の飾り石eを組み付けておくとき、または、メッシュcを飾り模様のあるレースに編成するときは、襟飾りAの基端側を印象の強い飾りとし、襟飾りAを引き立たせるようになる。
また、メッシュcの上縁部位には、図6の変形例の正面図及び図7の変形例にあるように、ピアノ線等の弾性材よりなるバネ材fを正面視においてコの字形に形成して付設し、メッシュcを左右方向に展開するよう付勢しておくときは、メッシュcの形状に崩れがなく、襟飾りAを整った状態に保持して、通気性と見映えを良好にする。
A 本考案による襟飾りの全体
B 開放部
a 襟飾りの主体部
b 襟飾りの取付部
c メッシュ
d 網糸
e 飾り石
f バネ材
1 シャツの全体
2 シャツの襟元部分
3 シャツの襟の折り返し
4 シャツの襟元部分の立ち代
5 止着手段
B 開放部
a 襟飾りの主体部
b 襟飾りの取付部
c メッシュ
d 網糸
e 飾り石
f バネ材
1 シャツの全体
2 シャツの襟元部分
3 シャツの襟の折り返し
4 シャツの襟元部分の立ち代
5 止着手段
Claims (5)
- 主体部(a)の上縁部分に、シャツ(1)の襟首部位の立ち代(4)の外面側に対し装脱自在に止着する止着手段(5)を具備する取付部(b)を備え、主体部(a)の上半部位で、襟飾り(A)を着装した状態時においてシャツ(1)を開襟とすることで形成される開放部(B)と重なる部位が、通気性の良いメッシュ(c)に形成して装設してあることを特徴とする襟飾り。
- 主体部(a)の上半部位に装設するメッシュ(c)を編成する横糸及び縦糸の網糸(d)が、該メッシュを展開する方向に付勢するピアノ線等のバネ材で形成してあることを特徴とする請求項1記載の襟飾り。
- 主体部(a)の上半部位に装設せるメッシュ(c)を編成する横糸及び縦糸に、ビーズ等の飾り石が保持されて、メッシュ(c)が襟飾り(A)の装飾に形成されていることを特徴とする請求項1記載の襟飾り。
- 主体部(a)の上半部位に装設せるメッシュ(c)が、飾り模様を組み込んだレースに形成してあることを特徴とする請求項1記載の襟飾り。
- 主体部(a)の上半部位に装設せるメッシュ(c)の上縁部位に、該メッシュ(c)の上縁部位を左右方向に展開するよう付勢するバネ材(f)を、正面視においてコの字形に形成して付設したことを特徴とする請求項1記載の襟飾り。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013004394U JP3186523U (ja) | 2013-07-30 | 2013-07-30 | 襟飾り |
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JP2013004394U JP3186523U (ja) | 2013-07-30 | 2013-07-30 | 襟飾り |
Publications (1)
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JP3186523U true JP3186523U (ja) | 2013-10-10 |
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JP (1) | JP3186523U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017020137A (ja) * | 2015-07-13 | 2017-01-26 | 久子 松本 | 乳幼児用スタイ |
-
2013
- 2013-07-30 JP JP2013004394U patent/JP3186523U/ja not_active Expired - Fee Related
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