JP3186477B2 - ラダー型フィルタ - Google Patents

ラダー型フィルタ

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JP3186477B2
JP3186477B2 JP30469994A JP30469994A JP3186477B2 JP 3186477 B2 JP3186477 B2 JP 3186477B2 JP 30469994 A JP30469994 A JP 30469994A JP 30469994 A JP30469994 A JP 30469994A JP 3186477 B2 JP3186477 B2 JP 3186477B2
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健一 西本
隆司 新村
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Murata Manufacturing Co Ltd
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  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、発振回路やフィルタ回
路等を構成する際に使用されるラダー型フィルタに関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種のラダー型フィルタとして、例え
ば図5に示す構造の圧電部品が知られている。この圧電
部品は、圧電共振子35,36,37,38と入力端子
40、出力端子41、グランド端子42及び中継端子4
3を重ねたものを、ケース31の開口部32からケース
内部に収納している。中継端子43は、圧電共振子35
と38を電気的に接続するためのもので、コ字形をして
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の圧電部品におい
ては、中継端子43がコ字形をしているため、ケース3
1に圧電共振子35〜38や端子40〜43を組付ける
際に中継端子43を他の部品35〜38、40〜42と
同様に取扱うことができず、組付け作業が煩雑であっ
た。このため、自動組立機の機構が複雑なものになり、
自動化推進の妨げとなっていた。
【0004】そこで、本発明の目的は、圧電共振子や端
子をケースに組付け易い構造を有するラダー型フィルタ
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
め、本発明に係るラダー型フィルタは、 (a)略筒状の外ケースと、前記外ケースの開口部から
外ケース内部に挿入され略箱形状の内ケースとを備
え、 (b)前記内ケースの内部には、内ケースの開口部から
複数の端子及び複数の圧電共振子が挿入されており、 (c)前記複数の端子は、一対の中継端子、一対の入出
力端子及びグランド端子とから構成され、それぞれの端
子は前記圧電共振子を保持する接触片部とこの接触片部
に接続された引出し部とを有し、 (d)前記一対の中継端子、一対の入出力端子及びグラ
ンド端子が所定の順に前記内ケースに挿入されると共
に、それぞれの端子の接触片部の間には前記圧電共振子
が配設され、 (e)前記一対の入出力端子及びグランド端子のそれぞ
れの引出し部は前記外ケースの外部に導出され、 (f) 前記外ケース内部に挿入された前記内ケースの開
口部端面に、前記一対の中継端子のそれぞれの引出し部
の端部が重なり合った状態で配設され、前記外ケースの
内壁面が前記重なり合った引出し部の端部を前記内ケー
ス端面に押し付けていること、を特徴とする。
【0006】
【作用】以上の構成により、一対の中継端子は内ケース
に挿入される前は分割されているため、他の端子や圧電
共振子と同様の取扱いで内ケースに挿入されて積み重ね
られる。そして、一対の中継端子の引出し部の端部が内
ケースの開口部端面に重なり合った状態で配設される。
内ケースへの圧電共振子や端子の挿入が終了すると、そ
の内ケースは外ケースの開口部から外ケース内部に挿入
される。これにより、外ケースの内壁面は重なり合った
引出し部端部を内ケース端面に押し付けるため、引出し
部端部相互は十分な圧接力で接触する。従って、一対の
中継端子は確実に電気的に接続し、従来のコ字形中継端
子と同様の機能を有することになる。
【0007】
【実施例】以下、本発明に係るラダー型フィルタの一実
施例について添付図面を参照して説明する。図1〜図3
に示すように、ラダー型フィルタは、内ケース1、外ケ
ース4、4枚の圧電共振子6,7,8,9、入力端子1
0、グランド端子11、出力端子12、一対の中継端子
13,14で構成されている。圧電共振子6〜9はそれ
ぞれ表裏面に振動電極を設けた周知のものである。
【0008】内ケース1は上部に開口部1aを有した箱
形状をしており、開口部端面の一方の側には入力端子1
0及び出力端子12を導出するための溝1b及び1cが
形成され、他方の側にはグランド端子11を導出するた
めの溝1dと中継端子13,14の引出し部端部を配設
するための溝1eが形成されている。溝1b〜1dの深
さは端子10〜11の肉厚寸法より若干深い寸法に設定
し、溝1eの深さは中継端子13,14の肉厚を合計し
た寸法より若干浅い寸法に設定するのが好ましい。
【0009】入力端子10は接触片部10aと外部接続
部10bを有し、接触片部10aに設けた突起が圧電共
振子6の上面に圧接している。グランド端子11は接触
片部11aと折り曲げて二重に重ね合わせた接触片部1
1bと外部接続部11cを有し、接触片部11aに設け
た突起が圧電共振子8の上面に圧接し、接触片部11b
に設けた突起が圧電共振子7の下面に圧接している。
【0010】出力端子12は接触片部12aと折り曲げ
て二重に重ね合わせた接触片部12bと外部接続部12
cを有し、接触片部12aに設けた突起が圧電共振子8
の下面に圧接し、接触片部12bに設けた突起が圧電共
振子9の上面に圧接している。中継端子13は接触片部
13aと折り曲げて二重に重ね合わせた接触片部13b
と引出し部13cを有し、接触片部13aに設けた突起
が圧電共振子7の上面に圧接し、接触片部13bに設け
た突起が圧電共振子6の下面に圧接している。引出し部
13cは接触片部13aの隅部から上方に略垂直に延在
し、さらに、その先端部は水平方向に折れ曲げられてい
る。
【0011】中継端子13と対の中継端子14は接触片
部14aと引出し部14bを有し、接触片部14aに設
けた突起が圧電共振子9の下面に圧接している。引出し
部14bは接触片部14aの隅部から上方に略垂直に延
在し、さらに、その先端部は水平方向に折れ曲げられて
いる。これら圧電共振子6〜9及び端子10〜14は順
に内ケース1の開口部1aから内ケース1内部に挿入さ
れ、積み重ねられる。一対の中継端子13,14はそれ
ぞれ独立しているので、他の端子10〜12や圧電共振
子6〜9と同様の取扱いで積み重ねられる。従って、組
立て手順が簡略となり、自動化を促進することができ
る。一方、積み重ねられた後の中継端子13,14は、
引出し部13cと14bの先端部が溝1eにて重なり合
った状態で配設される。入力端子10及び出力端子12
の外部接続部10b,12cは溝1b,1cから導出さ
れ、グランド端子11の外部接続部11cは溝1dから
導出される。
【0012】次に、図2に示すように、内ケース1に蓋
2を被せる。外ケース4は両端部に開口部4a,4bを
有した筒形状のものである。部品6〜14が挿入された
内ケース1と蓋2を、外ケース4の開口部4aから挿入
する。外ケース4の内部に内ケース1が収納されると、
外ケース4の内壁面が蓋2を介して中継端子13,14
の引出し部先端部を溝1eに押し付ける。特に、この溝
1eに対向する外ケース4の部分は、ケースのコーナ部
であり、機械的強度が最も強く、変形し難い所である。
このため、溝1eをこの部分に設けたのである。こうし
て、中継端子13,14の引出し部先端部相互は十分な
圧接力で接触する。従って、一対の中継端子13と14
は確実に電気的に接続し、従来のコ字形中継端子と同様
の機能を有することができる。また、中継端子13,1
4自身にばね性を持たせ、このばね力によって中継端子
13と14の電気的接続を行なうものでないため、端子
13,14の仕上がり寸法精度が比較的低くてよく、端
子の成形が容易である。
【0013】次に、開口部4a,4bにエポキシ樹脂等
の封止用シール材27,28を充填し、硬化させる。こ
の後、外部接続部10b,11c,12cを外ケース4
に沿って折り曲げて表面実装タイプとする。こうして得
られたラダー形フィルタは、内ケース1の開口部1aが
外ケース4によって堅固に塞がれているので、圧電共振
子6〜9と端子10〜14相互の圧接力を十分に確保す
ることができる。従って、端子10〜14が圧電共振子
6〜9を確実に保持する。また、外ケース4の開口部4
a,4bはシール材27,28にて完全に封止されてい
るので、内ケース1内部の密閉性も優れたものになる。
さらに、内ケース1と外ケース4の二重構造によりシー
ル材27,28が内ケース1内部に形成された密閉空間
に侵入しにくい構造になっている。
【0014】図4は得られたラダー型フィルタの電気等
価回路図である。入力端子10と出力端子12の間に直
列に圧電共振子6,9が接続されており、入力端子10
と出力端子12の間に並列に圧電共振子7,8が接続さ
れている。なお、本発明に係るラダー型フィルタは前記
実施例に限定するものではなく、その要旨の範囲内で種
々に変形することができる。
【0015】前記実施例は内ケースの蓋を備えている
が、この蓋は必らずしも必要なものではなく、外ケース
にて直接端子を押し付ける構造であってもよい。また、
圧電共振子と端子の圧接力を調整するためのばね端子、
あるいは金属ダミー部材を、例えば入力端子と内ケース
の蓋の間に配設してもよい。
【0016】また、内ケースの上端面に端子の引出し部
用溝や外部接続部用溝を必らずしも設ける必要はない。
また、内ケースの蓋に引出し部用溝又は外部接続部用溝
を設けてもよい。さらに、入力端子、出力端子及びグラ
ンド端子が外ケースの一方の側の開口部からのみ導出す
る構造であってもよい。この場合は外ケースの他方の側
には開口部を設ける必要はなく、封止用シール材の作業
を半減することができ、また、中継端子の引出し部も外
ケースによって覆うことができる。
【0017】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、一対の中継端子は、内ケースに組み付けられる
前は分割されているため、他の端子や圧電共振子と同様
の取扱いでケースに組み付けられる。そして、外ケース
の内部に内ケースが収納されると、外ケースの内壁面が
重なり合っている引出し部端部を内ケース端面に押し付
けるので、引出し部端部相互は十分な圧接力で接触す
る。従って、一対の中継端子相互は確実に電気的に接続
し、従来のコ字形中継端子と同様の機能を有することが
できる。この結果、ラダー型フィルタの自動組立てを容
易に図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るラダー型フィルタの一実施例を示
す組立て斜視図。
【図2】図1に続く組立て手順を示す組立て斜視図。
【図3】図2に示したラダー型フィルタの一部断面図。
【図4】図3に示したラダー型フィルタの電気等価回路
図。
【図5】従来例を示す組立て斜視図。
【符号の説明】
1…内ケース 1e…溝 4…外ケース 6,7,8,9…圧電共振子 13,14…中継端子 13a,13b,14a…接触片部 13c,14b…引出し部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平3−70420(JP,U) 実願 昭63−135889号(実開 平2− 55733号)の願書に添付した明細書及び 図面の内容を撮影したマイクロフィルム (JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略筒状の外ケースと、前記外ケースの開
    口部から外ケース内部に挿入され略箱形状の内ケース
    を備え、 前記内ケースの内部には、内ケースの開口部から複数の
    端子及び複数の圧電共振子が挿入されており、 前記複数の端子は、一対の中継端子、一対の入出力端子
    及びグランド端子とから構成され、それぞれの端子は前
    記圧電共振子を保持する接触片部とこの接触片部に接続
    された引出し部とを有し、 前記一対の中継端子、一対の入出力端子及びグランド端
    子が所定の順に前記内ケースに挿入されると共に、それ
    ぞれの端子の接触片部の間には前記圧電共振子が配設さ
    れ、 前記一対の入出力端子及びグランド端子のそれぞれの引
    出し部は前記外ケースの外部に導出され、 前記外ケース内部に挿入された前記内ケースの開口部端
    面に、前記一対の中継端子のそれぞれの引出し部の端部
    が重なり合った状態で配設され、前記外ケースの内壁面
    が前記重なり合った引出し部の端部を前記内ケース端面
    に押し付けていること、 を特徴とするラダー型フィルタ
JP30469994A 1994-12-08 1994-12-08 ラダー型フィルタ Expired - Lifetime JP3186477B2 (ja)

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JPH08162888A JPH08162888A (ja) 1996-06-21
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