JP3186367B2 - 乗客コンベアのハンドレール取外し装置 - Google Patents

乗客コンベアのハンドレール取外し装置

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JP3186367B2
JP3186367B2 JP23640793A JP23640793A JP3186367B2 JP 3186367 B2 JP3186367 B2 JP 3186367B2 JP 23640793 A JP23640793 A JP 23640793A JP 23640793 A JP23640793 A JP 23640793A JP 3186367 B2 JP3186367 B2 JP 3186367B2
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雅雄 山本
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、乗客コンベアのハンド
レールをハンドレール案内装置から外すために用いる乗
客コンベアのハンドレール取外し装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に乗客コンベアは、経年変化によつ
てハンドレールの内側キヤンバス面が摩耗したりハンド
レール案内装置に塵埃等が堆積したりすることがあるた
め、定期的にハンドレールをハンドレール案内装置から
離脱してその内側キヤンバス面の点検と、ハンドレール
案内装置の点検清掃を実施しているが、ハンドレールを
案内装置から離脱する作業に多くの労力を費やしてい
た。この労力を軽減させるために、特開平3−5129
4号公報記載のようにハンドレール案内装置に沿つて走
行可能なベースと、このベースの先端部に固定されてハ
ンドレールとハンドレール案内装置間に挿入される先導
部と、この先導部の後方に位置してハンドレールを離脱
させる受け部と、離脱後のハンドレール内面を転動する
受けローラとから構成されたハンドレール取外し装置が
提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のハンドレール取外し装置は、ハンドレールを取
り外すとき、ハンドレールとハンドレール案内装置間に
挿入される先導部の後方に位置する受け部が、ハンドレ
ール耳部の両方を同時に伸張させていたため、取り外し
に大きな操作力を必要としたり、また、先導部や受け部
および受けローラから構成されているため、装置が大型
化して持ち運びに不便であつた。
【0004】本発明の目的は、小型かつ小さな操作力で
ハンドレールの取り外しができる乗客コンベアのハンド
レール取外し装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、移動体と共に同速度で移動するハンドレー
ルをハンドレール案内装置から取り外す乗客コンベアの
ハンドレール取外し装置において、前記ハンドレールの
一方の端部を変形させながら前記ハンドレール案内装置
から離脱させるように連続的に変化させたスパイラル楔
を備え、このスパイラル楔が、前記ハンドレールの一方
の端部と前記ハンドレール案内装置との間に挿入される
先導部と、この先導部に連設され、前記ハンドレールの
一方の端部をこのハンドレールの横方向に伸張させる横
向楔部と、この横向楔部に連設され、前記ハンドレール
の一方の端部をこのハンドレールの上方向に移動させる
上向楔部とを有することを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明による乗客コンベアのハンドレール取外
し装置は、上述のようにハンドレールの一方の端部を変
形させてハンドレール案内装置から離脱させるようにし
たため、構成は簡単で小型になり、しかも徐々に変化す
るスパイラル楔を用いて漸進的に離脱するようにしたた
め離脱操作力を小さくすることができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図10は本発明によるハンドレール取外し装置を
用いる乗客コンベアの側面図である。複数の踏み段ある
いはベルトを無端状に連結した移動体1の両側にハンド
レール案内装置3を設け、このハンドレール案内装置3
の上方外周部にハンドレール2を配置し、図示しない駆
動装置によつてハンドレール2を移動体1と同速度で同
方向に移動するように構成されている。ハンドレール案
内装置3には、断面図である図11に示すようにベース
3aの上部に両側方に突出した曲面部を持つ凸部3bが
あり、この両凸部3bに断面略C字状のハンドレール2
の内側キヤンバス面が可摺動的に嵌合されている。
【0008】図1は本発明の一実施例によるハンドレー
ル取外し装置の斜視図である。ハンドル6が取り付けら
れたベース4は、ハンドル6の反対側を開放した断面略
U字状に成され、開放側凹部4aに凸部3bが可摺動的
に嵌合されるように構成されている。ベース4の上方部
はハンドレール2の走行方向の途中で除去されているの
に対し、下方部はハンドレール2の走行方向に比較的長
くスパイラル状に伸びたスパイラル楔5に成されてい
る。このスパイラル楔5の先端に形成した先導部5aは
横方向が薄い垂直面に成され、また中間に形成した斜向
楔部5bは先導部5aの垂直面から連続的に徐々に45
度程度の傾斜面に成され、さらにハンドル6側に形成し
た上向楔部5cは斜向楔部5bの傾斜面から連続的に徐
々に水平面に成されている。
【0009】次に、上述したハンドレール取外し装置を
用いてハンドレール2を離脱する作業について説明す
る。先ず作業者は、一部のハンドレール2の片側端部2
aを別器具でハンドレール案内装置3の凸部3bから取
り外す。次いで、その部分にハンドレール取外し装置を
挿入し、ハンドレール取外し装置のスパイラル楔5の先
端の先導部5aをハンドレール2の一方の端部とベース
3a間に挿入し、先導部5aを移動させながらハンドレ
ール案内装置3の凸部3bにベース4の開放側凹部4a
を図2に示すように嵌合する。このときのIII−II
I線に沿つた断面図である図3に示すように、スパイラ
ル楔5の先端の先導部5aはハンドレール案内装置3の
ベース3aとハンドレール2間に挿入され、その後、ハ
ンドレール取外し装置をハンドレール案内装置3に沿つ
て移動させると先導部5aが凸部3bに沿つて移動する
ことになる。またIV−IV線に沿つた断面図である図
4に示すように、スパイラル楔5の先導部5aと斜向楔
部5bの中間において、スパイラル楔5の先端の幅が徐
々に増大し、V−V線に沿つた断面図である図5に示す
ように、スパイラル楔5の斜向楔部5bは更に幅を徐々
に増大して、ハンドレール2の片側端部2aを開くよう
に弾性変形している。スパイラル楔5の上向楔部5cで
は、VI−VI線に沿つた断面図である図6に示すよう
に、スパイラル楔5のハンドレール2との接触面が徐々
に高さを増大し、弾性変形させたハンドレール2の端部
2aをハンドレール案内装置3の凸部3bから離脱させ
るように押し上げており、図2のVII−VII線に沿
つた断面図である図7の位置では、開いたハンドレール
2の端部2aがハンドレール案内装置3の凸部3bから
離脱している。さらにハンドル6側に近づくとVIII
−VIII線に沿つた断面図である図8に示すように、
ハンドレール2の一方の端部2aがハンドレール案内装
置3の凸部3bから取り外されている。
【0010】その後、ハンドレール案内装置3の凸部3
bに嵌合させたベース4をハンドレール案内装置3の凸
部3bに沿つて移動させると、先導部5aが凸部3bに
沿つて移動し、ハンドレール2の任意の位置は、図3か
ら図8に示すようにスパイラル楔5によつて徐々に凸部
3bから離脱させられてゆく。つまり、スパイラル楔5
の先端にある先導部5aにて先導し、連続的に変化した
横向楔部5bにてハンドレール2の端部2aを横方向に
伸張し、さらに連続的に変化した上向楔部5cにてハン
ドレール2の端部2aを上方向に連続移動させている。
この離脱がハンドレール2との接触面を連続的に変化さ
せたスパイラル楔5によつて行なわれるため、ハンドレ
ール取外し装置の移動に要する操作力は小さくて済み、
またハンドレール2の端部2aに力を加えて変形させて
いるため、内側キヤンバス面2bを損傷させることなく
円滑に取り外すことができる。ハンドレール取外し装置
が通過した部分は、図2のIX−IX線に沿つた断面図
である図9に示すように凸部3bから離脱された端部の
形状が復元して図示の状態を保つから、ある距離を離脱
させると、ハンドレール2を手で取り外すことができ
る。
【0011】図12は本発明の他の実施例によるハンド
レール取外し装置を示す斜視図である。先の実施例によ
るハンドレール取外し装置は、ハンドレール案内装置3
の凸部3bにベース4の開放側凹部4aを嵌合させ、こ
の嵌合状態を保持しながらハンドレール案内装置3の凸
部3bに沿つて移動するようにしたが、本実施例による
ハンドレール取外し装置は、図13のようにハンドレー
ル案内装置3のベース3aの下部に幅広のデツキ部3c
を有する場合に最適である。
【0012】このハンドレール取外し装置は、図1に示
したベース4の反スパイラル楔側を除去し、図12に示
すように基本的には上述したスパイラル楔5だけを有す
るベース4とし、このベース4の下部にデツキ部3c上
を走行する複数の案内ローラ7aを配置し、これら案内
ローラ7aをベース4に可回転的に設けた回転軸7bに
取付けている。またハンドレール案内装置3のベース3
aとの間の移動も容易にするため、ベース4のベース3
a側にも複数の可回転的な案内ローラ8を設けている。
このような構成のハンドレール取外し装置によれば、ハ
ンドレール案内装置3に沿つてハンドレール取外し装置
を移動させる場合、移動時の摩擦抵抗を一層軽減するこ
とができ、小さな操作力で容易にハンドレール2の離脱
を行なうことができる。
【0013】尚、ベース4、スパイラル楔5、案内ロー
ラ7および案内ローラ8等を摩擦抵抗の小さな材質の
もので構成したり、これらの表面に摩擦抵抗の小さな材
質のもので表面処理を施しても良い。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように本発明による乗客コ
ンベアのハンドレール取外し装置は、先端にある先導部
によつて先導し、連続的に変化した横向楔部によつてハ
ンドレールの端部を横方向に伸張し、さらに連続的に変
化した上向楔部によつてハンドレールの端部を上方向に
連続移動させるようにしたスパイラル楔を有し、しかも
ハンドレールの片側だけを外すようにしているため、小
さな操作力でハンドレールの取り外しが可能となり、し
かも装置全体が小型化され取扱いも容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による乗客コンベアのハンド
レール取外し装置の斜視図である。
【図2】図1に示したハンドレール取外し装置を用いた
ハンドレールの取外し作業中の乗客コンベアを示す側面
図である。
【図3】図2のIII−III線に沿つた断面図であ
る。
【図4】図2のIV−IV線に沿つた断面図である。
【図5】図2のV−V線に沿つた断面図である。
【図6】図2のVI−VI線に沿つた断面図である。
【図7】図2のVII−VII線に沿つた断面図であ
る。
【図8】図2のVIII−VIII線に沿つた断面図で
ある。
【図9】図2のIX−IX線に沿つた断面図である。
【図10】一般的な乗客コンベアを示す側面図である。
【図11】図10に示した乗客コンベアの要部断面図で
ある。
【図12】本発明の他の実施例による乗客コンベアのハ
ンドレール取外し装置の斜視図である。
【図13】図12に示したハンドレール取外し装置を用
いたハンドレールの取外し作業中の乗客コンベアを示す
要部断面図である。
【符号の説明】
1 移動体 2 ハンドレール 2a 端部 2b 内側キヤンバス面 3 ハンドレール案内装置 3a ベース 3b 凸部 3c デツキ部 4 ベース 5 スパイラル楔 5a 先導部 5b 横向楔部 5c 上向楔部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動体と共に同速度で移動するハンドレ
    ールをハンドレール案内装置から取り外す乗客コンベア
    のハンドレール取外し装置において、前記ハンドレール
    の一方の端部を変形させながら前記ハンドレール案内装
    置から離脱させるように連続的に変化させたスパイラル
    楔を備え このスパイラル楔が、 前記ハンドレールの一方の端部と前記ハンドレール案内
    装置との間に挿入される先導部と、 この先導部に連設され、前記ハンドレールの一方の端部
    をこのハンドレールの横方向に伸張させる横向楔部と、 この横向楔部に連設され、前記ハンドレールの一方の端
    部をこのハンドレールの上方向に移動させる上向楔部と
    を有する ことを特徴とする乗客コンベアのハンドレール
    取外し装置。
JP23640793A 1993-09-22 1993-09-22 乗客コンベアのハンドレール取外し装置 Expired - Fee Related JP3186367B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109911752A (zh) * 2018-11-19 2019-06-21 日立电梯(中国)有限公司 一种扶梯扶手带拆卸装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109911752A (zh) * 2018-11-19 2019-06-21 日立电梯(中国)有限公司 一种扶梯扶手带拆卸装置

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