JP3186257B2 - 成膜装置 - Google Patents

成膜装置

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JP3186257B2
JP3186257B2 JP28504092A JP28504092A JP3186257B2 JP 3186257 B2 JP3186257 B2 JP 3186257B2 JP 28504092 A JP28504092 A JP 28504092A JP 28504092 A JP28504092 A JP 28504092A JP 3186257 B2 JP3186257 B2 JP 3186257B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、成膜装置に関する。本
発明は、例えば、半導体装置製造の際の各種薄膜の形成
用成膜装置として利用できる。例えば、メタルCVD装
置として具体化でき、特に微細なコンタクトホールを埋
め込むため、あるいは、耐熱配線を形成するため等のメ
タルCVD装置として好適に具体化できる。
【0002】
【従来の技術】半導体装置等に用いられる成膜装置の役
割は重要になるに至っており、とりわけ、例えばCVD
装置は、ULSI等の半導体装置を作るには不可欠なも
のである。
【0003】その成膜装置における解決しなければなら
ない重要な課題の1つに、パーティクルの抑制が挙げら
れる。特にCVD装置は、成膜処理を行うために、非常
にパーティクルが発生し易く重要な問題になっている。
【0004】その中でも基板との密着性の悪いメタルC
VDとりわけブランケットタングステンCVDは、剥が
れ易く、パーティクルが発生し易い。選択タングステン
CVDについても、同様な問題がある。
【0005】しかし、上記ブランケットタングステンC
VDは、次世代以降のULSIの多層配線形成プロセス
技術において、0.35ミクロンルール以下の微細なコ
ンタクトホールやスルーホールを配線材料で埋め込む技
術が要求に応える技術の1つとして注目されている。
【0006】図6に示す装置(コールドウォールタイ
プ)は、これは加熱装置1であるIRランプにより支持
台(サセプター)2を加熱し、その熱で半導体基板(ウ
ェーハ)3を加熱する構成を採る。この装置のサセプタ
ー2部分の詳細は、図7及び図8に示す。この背景技術
にあっては、原料ガスは、図6に示すように、下方のガ
ス供給口6から供給され、ガスプランジャー71によっ
て均一に拡散され、ウェーハ表面に到達する。到達した
ガスは、基板表面で反応し、薄膜となる。図中、4は石
英ガラス(クォーツ)窓、5は原料ガスダクト、7はチ
ャンバーのサイドウォール、9はクランフィンガー、
12はチャックボデイである。
【0007】従来技術における剥がれの問題について説
明すると、次のとおりである。例えば、ブランケットC
VD法により形成したメタル薄膜(特にタングステン)
は、基板との密着性が悪く、非常に剥がれやすい。そこ
で、基板表面にメタル薄膜を形成する場合には、密着層
が必要である。ブランケットタングステンCVDの場合
は、TiN膜が良く用いられている。しかし、TiN膜
が形成されていない基板部分は、タングステン薄膜が剥
がれてしまうため、基本的には、タングステン薄膜が成
長しないようにする処置が必要である。
【0008】図7及び図8、また図9及び図10に示す
装置においては、TiN薄膜が形成されていない部分、
TiNスパッタ装置のクリップマーク部や、半導体基板
裏面に、タングステン薄膜が形成しないように、サセプ
ター2裏面からのパージガスを流している。この例の支
持台(サセプター)2は、グラファイトサセプター2a
と、外周のSUS等のサセプター2bとに分割されてい
る。
【0009】第11図は、グラファイトサセプターを示
したものである。グラファイトサセプター2aに開けら
れた穴10(通路)は、パージガスを半導体基板の周辺
部に導入するためのものである。なお各図中、8は熱電
対、81はネジである。
【0010】しかし、パージガスの流れの方向が制御さ
れていないため、(イ)半導体基板上のガスフローに影
響を与えてしまい、膜厚の分布に影響を与えてしまうと
いう問題があった。また、(ロ)成膜速度を大にする
と、逃げも大きくしなければならず、乱流や、あるいは
よどみが生じるという問題があった。
【0011】また、パージガスが例えばクランプとウェ
ーハの間から流れ出す流量はごくわずかなものであるの
で、反応ガスがウェーハ裏面に回り込むのを完全に防止
することは不可能である。
【0012】また、図12,図13に示したようないわ
ゆるRDR装置においては、ウェーハ表面上の反応ガス
の流れが層流になることを特徴としているため、クラン
プを設置することが出来ず、また、パージガスを裏面に
回り込まない程度の大量のパージガスを流すことも出来
ないので、裏面への回り込みの防止が課題になってい
る。なお各図中、IIはガス導入口、Ia〜Icはパージ
ガスの流れである。
【0013】
【発明の目的】本発明の第1の目的は、半導体基板裏面
での成膜を防止でき、パーティクルの発生を抑制できる
とともに、裏面からのパージガスが効果的に作用するた
め、パージガス流量を少なくすることが出来、パージ流
量を少なく出来て、、半導体基板上の成膜反応に影響を
与えることがなく、膜厚分布を向上できる成膜装置を提
供することである。
【0014】本発明の第2の目的は、大量のパージガス
を流すことをも可能とし、ガス濃度の濃い中圧(例えば
10kPa)プロセスにも対応できる成膜装置を提供す
ることを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本出願の請求項1の発明
は、半導体基板を載置する支持台と、前記半導体基板を
前記支持台を介して加熱するための加熱装置と、前記半
導体基板上に薄膜を成長させるための原料ガスを供給す
る原料ガス供給手段とを有する成膜装置において、パー
ジガスが前記支持台の外周方向から導入され、前記半導
体装置の外周方向に拡散する層流として流出する構成と
したことを特徴とする成膜装置であって、これにより上
記目的を達成するものである。
【0016】本出願の請求項2の発明は、半導体基板を
載置する支持台と、前記半導体基板を前記支持台を介し
て加熱するための加熱装置と、前記半導体基板上に薄膜
を成長させるための原料ガスを供給する原料ガス供給手
段とを有する成膜装置において、前記支持台が、少なく
とも半導体基板と接触する部分である接触部と、前記支
持台の外周にあって反応室側壁に固定されている部分で
ある固定部とに分割されており、前記半導体基板に接触
する接触部分にパージガスが外周方向に拡散するための
ガス方向制御機構を設けたことを特徴とする成膜装置で
あって、これにより上記目的を達成するものである。
【0017】本出願の請求項3の発明は、前記分割した
支持台の両部分の間にパージガスを導入する機構を備え
ることを特徴とする請求項1または2に記載の成膜装置
であって、これにより上記目的を達成するものである。
【0018】本出願の請求項4の発明は、前記支持台の
接触部の材料には、熱伝導の良好な材料を用い、前記支
持台の固定部の材料には、熱伝導性の低い材料を使うこ
とを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の成
膜装置であって、これにより上記目的を達成するもので
ある。
【0019】本出願の請求項5の発明は、パージガスを
裏面から流す機構を有する成膜装置において、パージガ
ス排出口近傍に、パージガスの排気口を設けたことを特
徴とする成膜装置であって、これにより上記目的を達成
するものである。
【0020】本出願の請求項6の発明は、メタル薄膜形
成CVD装置であることを特徴とする請求項1ないし5
のいずれか記載の成膜装置であって、これにより上記目
的を達成するものである。
【0021】本出願の請求項7の発明は、ブランケット
タングステン形成装置である請求項6に記載の成膜装置
であって、これにより上記目的を達成するものである。
【0022】本出願の請求項8の発明は、ブランケット
タングステンCVDとTiN CVDを連続して行う構
成としたことを特徴とする請求項7に記載の成膜装置で
あって、これにより上記目的を達成するものである。
【0023】本出願の請求項9の発明は、選択タングス
テン形成装置である請求項6に記載の成膜装置であっ
て、これにより上記目的を達成するものである。
【0024】
【作用】本出願の請求項1の発明によれば、パージガス
の流れを外周方向に向いている流れ、特に支持台の外周
方向から導入され、前記半導体装置の外周方向に拡散す
る層流として流出する構成としたことによって、有効に
反応ガスが半導体基板裏面に回り込むのを抑制できる。
特に、接触部(内周サセプター)の円周部分、即ち、半
導体基板の外周部分を温度を低くするように構成する
と、このことによっても、半導体基板裏面の成膜が抑制
される。本出願の請求項ないし4の発明によれば、パ
ージガスの流れを外周方向に向いている流れ、例えば外
周方向に拡散する層流にすることによって、有効に反応
ガスが半導体基板裏面に回り込むのを抑制できる。特
に、接触部(内周サセプター)の円周部分、即ち、半導
体基板の外周部分を温度を低くするように構成すると、
このことによっても、半導体基板裏面の成膜が抑制され
る。
【0025】上記発明ではパージガスを外周方向に流出
させることにより、これをスムースに流し、即ち、例え
ば層流になるようにすることによって、基板表面の反応
に影響せずに裏面に侵入しようとする原料ガスを除去で
きる。よって、本来の反応に影響を及ぼすおそれがある
パージガスを余計に流すことを避けて、しかも裏面に侵
入する原料ガスを有効に抑制できる。これにより、例え
ばブランケットタングステンCVDについて、密着層の
ない半導体基板裏面にW膜が成長するのを有効に抑制で
きる。
【0026】また、接触部(内周サセプター)を、パー
ジガスをスムースに流すため、円周部分のサセプタープ
レートの厚さを薄くすると、半導体基板の周辺部分に到
達する熱量が他の箇所よりも少なくなる。従って、半導
体基板の円周部分の温度が下がることになる。本発明で
は、この性質を利用することもできる。即ち、裏面に侵
入しようとするガス分子は、当然、半導体基板の外周か
ら侵入するが、外周部分は温度が低くなっているため、
反応を抑制することができる。従って、半導体基板裏面
の堆積を最小限に抑えることができる。
【0027】また、本出願の請求項5の発明によれば、
パージガスをウェーハ裏面から導入することで、ウェー
ハ表面側の原料ガス導入口から流れる原料ガスをウェー
ハの表面付近で希釈することにより、ウェーハ裏面への
成膜を抑止できる。このとき、そのパージガスがウェー
ハ表面側へ流出してしまうと成膜するべきウェーハ表面
の原料ガスも希釈されてしまい、分布が悪化するが、こ
の発明では、パージガスの流れをウェーハ裏面から排気
側に流れるような層流を作るように構成でき、よって表
面から流れ込んだ原料ガスを大量の希釈ガスによって十
分に希釈できる。一方、ウェーハの表面へはパージガス
がほとど流れ込まないため、影響は小さい。
【0028】
【実施例】以下本発明の実施例について、図面を参照し
て説明する。なお当然のことではあるが、本発明は図示
の実施例により限定を受けるものではない。
【0029】実施例1 この実施例は、請求項1ないし4の発明を適用したもの
で、特に、ブランケットタングステンCVD用の装置に
具体化したものである。図1を参照する。
【0030】本実施例の支持台2は、次のような構造に
なっている。即ち、第1のサセプターである接触部2a
及び第2のサセプターである固定部2bは、半導体基板
の後方(チャック)から導入したパージガスが両サセプ
ターの間を通過するようになっている。第1のサセプタ
ー2aは、パージガスがスムースに流れるように半円状
に削られている。第2のサセプター2bは、逆に凸型に
半円状に加工されている。サセプターは、図示されてい
ない6箇所のネジによって固定されている。固定する箇
所はパージガスの流れを乱さないようになるべく小さ
く、少ない箇所であることが望ましい。
【0031】このようにパージガスをガス導入口IIから
図にIa,Ibで示すように流すことによって、乱流を
つくらないように、流れ断面を均一にして、かつ流れの
曲がり方が直角にならず滑らかな曲流をなすようにで
き、この結果、メインの流れと同方向の、層流になった
形でパージガスが流れるようにすることができる。
【0032】本実施例のサセプターの材質は、次のもの
を用いた。
【0033】特にブランケットタングステンCVDの場
合は、温度分布が非常に重要なので、周辺のサセプター
には熱伝導の悪い石英、アルミナ、SUSを用いる。こ
のことにより、接触部2a(第1のサセプター)からの
熱逃げが少ない、温度均一性のよい加熱が行える。本実
施例の場合は、接触部2a(第1のサセプター)はグラ
ファイトを、固定部2b(第2のサセプター)にはSU
Sを用いた。
【0034】次に、本実施例の装置を用いて、ブランケ
ットタングステンCVDを行った時のプロセス条件を示
す。
【0035】 (ブランケットタングステンのCVD条件) 核形成ステップ 原料ガス SiH4 /WF6 /H2 =7/10/300
sccm バックサイドガス Ar 500sccm 温度 450℃、圧力 1kPa(8Torr) バルク形成ステップ 原料ガス WF6 /H2 =25/500sccm バックサイドガス Ar 1000sccm 温度 450℃、圧力 10kPa(80Torr)
【0036】これにより、良質なブランケットタングス
テンCVD膜を、良好に得ることができた。
【0037】実施例2 図2に本実施例の装置構造を示す。この実施例は、パー
ジガスが流れる通路を1/4円状にして、短い経路で実
現したものである。これは、図1に示したほどパージガ
ス経路を長くしなくても層流が容易に得られる比較的高
圧(10kPa以上)で行われるプロセスで好適に用い
られる。この特徴は、取り付けが簡単で、容易に交換が
可能なことである。図2中、図1と同符号は、図1と同
様の構成部分を示す。
【0038】実施例3 図3に本実施例の装置構造を示す。この実施例は、表面
(図の下側の面)を、半導体基板3の面に揃えて、平坦
にしたものである。例えば、合わせピンを形成して、平
坦な構造にすることができる。図3中、図1と同符号
は、図1と同様の構成部分を示す。
【0039】実施例4 本実施例では、実施例1と同様の構成の装置を用いて、
これを選択タングステンCVDに用いた例である。
【0040】本実施例の支持台2(サセプター)の形状
は、実施例1のブランケットタングステンCVD用のも
のの場合と同じである。
【0041】但し、サセプターの材質は、実施例1の装
置において、固定部2b(第2のサセプター)の材質
を、選択成長が行われない、石英、サファイヤガラス、
アルミナ等にする。本実施例の場合は、石英を用いた。
【0042】この装置を用いて、選択タングステンCV
Dを行った時のプロセス条件を示す。
【0043】 (選択タングステン形成条件) 原料ガス SiH4 /WF6 /H2 =7/10/100
0sccm バックサイドガス Ar 100sccm 温度 450℃、圧力 60Pa(0.5Torr)
【0044】従来技術であると、副生成物が選択性を破
ることがあった。つまり、生成したSiHx y が、半
導体基板3(ウェーハ)上に再拡散して、選択性を乱す
ことがあったが、本実施例では、そのような問題は全く
なかった。
【0045】実施例5 本実施例は、請求項5の発明を具体化したものである。
本実施例に係る装置は、RDR機構を有している。RD
R装置は、ウェーハサセプターを高速(300〜100
0rpm)で回転させることによって、ウェーハ表面の
原料ガスを均一に拡散する効果と、回転によりウェーハ
表面の原料ガスの流れをウェーハに水平方向の層流にす
る効果がある。これにより、反応副生成物が速やかに排
気され反応の効率を上げることができる。このRD
置の概略を、背景技術として、図12及び図13に示
す。
【0046】この図12、図13に示す構造だけである
と、層流を用いているため、ウェーハ裏面への成膜を防
止するためのパージガスの影響を受けやすい。そこで、
実施例では、請求項5の発明を適用して、表面に流れ出
るパージガスの流量を少なくし、その影響を小さくし
た。更に裏面におけるパージガスの流量の方は多くなる
ため、パージガス効果が大きい。本実施例の場合従来装
置の10〜20倍の量のパージガスを流すことができ
た。
【0047】即ち、本実施例では、パージガスをウェー
ハの周辺に吹き付ける機構と、そのパージガスを排気す
るための機構を近接して設けることにより、パージガス
の流量を多くすることと反応ガスへの影響を少なくする
ことを実現したものである。
【0048】本実施例の装置は、図4に示すように、成
膜装置に、パージガスの排気口IIbを設置した。
【0049】図5は、パージガスのウェーハ裏面への排
出口とパージガス排気口の断面の拡大図(図4のV部拡
大図)である。
【0050】本実施例におけるパージガス導入は、次の
ようになっている。
【0051】パージガスとしては、Arを用い、導入口
IIaから、サセプター2の下部を介し、矢印Ia,Ib
のようにこれを導入する。パージガスは一度、半導体基
板3(ウェーハ)の直下の円周部分で広げられ、外周部
分へ拡がる。このとき、パージガスIdは、ウェーハ3
に水平な部分(拡大図である図5参照)でほぼ、層流に
なっている。ウェーハの周辺部分ではほとんどが排気口
IIbへ流れ、一部がウェーハ表面へ出ていく。この割合
は、排気路のArガスに対するコンダクタンスと導入路
のコンダクタンスを変えることで対応できる。本実施例
の場合、全流量の約1/100が表面へ流れるように設
計してある。なおIIcは合わせにより生ずるすき間で、
わずかにパージガスIeが流れる。
【0052】この装置を用いて、次に示す条件でTiN
膜、W膜を連続的に形成した。サセプターの回転数は5
00rpmとした。
【0053】 (TiNCVDの条件) 温度 450℃〜650℃ ガス TiCl4 /NH3 /H2 =5/20/80s
ccm 圧力 30Pa バックサイドAr(パージガス) 1000sccm
【0054】 (WCVDの形成条件) 温度 450℃ ガス WF6 /H2 =200/2000sccm 圧力 10kPa バックサイドAr(パージガス) 5000sccm
【0055】ここで、バックサイドArは、WCVDの
時の方の流量を大きくして、TiNの形成していない部
分へのW膜の形成を抑制するようにした。これは、Ti
Nのないところに成膜したW膜は剥がれやすく、パーテ
ィクルの原因となるためである。
【0056】本実施例により、良質な膜を、良好に形成
することができた。
【0057】
【発明の効果】本発明によれば、半導体基板裏面での成
膜を防止でき、パーティクルの発生を抑制できるととも
に、裏面からのパージガスが効果的に作用するため、パ
ージガス流量を少なくすることが出来、パージガス流量
を少なくできるので、半導体基板上の成膜反応に影響を
与えることがなく、よって膜厚分布を向上できる成膜装
置を提供できる。
【0058】また本発明によれば、大量のパージガスを
流すことをも可能とし、ガス濃度の濃い中圧プロセスに
も対応できる成膜装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1を示す構成図である。
【図2】実施例2を示す構成図である。
【図3】実施例3を示す構成図である。
【図4】実施例5を示す構成図である。
【図5】実施例7を示す部分拡大図である。
【図6】背景技術を示す。
【図7】背景技術を示す。
【図8】背景技術を示す。
【図9】背景技術を示す。
【図10】背景技術を示す。
【図11】背景技術を示す。
【図12】背景技術を示す。
【図13】背景技術を示す。
【符号の説明】
1 加熱装置(IRランプ) 2 支持台(サセプター) 2a 接触部(第1サセプター) 2b 固定部(第2サセプター) Ia〜Ie パージガス(の流れ) 3 半導体基板(ウェーハ)

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基板を載置する支持台と、前記半導
    体基板を前記支持台を介して加熱するための加熱装置
    と、前記半導体基板上に薄膜を成長させるための原料ガ
    スを供給する原料ガス供給手段とを有する成膜装置にお
    いて、 パージガスが前記支持台の外周方向から導入され、前記
    半導体装置の外周方向に拡散する層流として流出する構
    成としたことを特徴とする成膜装置。
  2. 【請求項2】半導体基板を載置する支持台と、前記半導
    体基板を前記支持台を介して加熱するための加熱装置
    と、前記半導体基板上に薄膜を成長させるための原料ガ
    スを供給する原料ガス供給手段とを有する成膜装置にお
    いて、 前記支持台が、少なくとも半導体基板と接触する部分で
    ある接触部と、前記支持台の外周にあって反応室側壁に
    固定されている部分である固定部とに分割されており、 前記半導体基板に接触する接触部分にパージガスが外周
    方向に拡散するためのガス方向制御機構を設けたことを
    特徴とする成膜装置。
  3. 【請求項3】前記分割した支持台の両部分の間にパージ
    ガスを導入する機構を備えることを特徴とする請求項1
    または2に記載の成膜装置。
  4. 【請求項4】前記支持台の接触部の材料には、熱伝導の
    良好な材料を用い、前記支持台の固定部の材料には、熱
    伝導性の低い材料を使うことを特徴とする請求項1ない
    し3のいずれかに記載の成膜装置。
  5. 【請求項5】パージガスを裏面から流す機構を有する成
    膜装置において、パージガス排出口近傍に、パージガス
    の排気口を設けたことを特徴とする成膜装置。
  6. 【請求項6】メタル薄膜形成CVD装置であることを特
    徴とする請求項1ないし5のいずれか記載の成膜装置。
  7. 【請求項7】ブランケットタングステン形成装置である
    請求項6に記載の成膜装置。
  8. 【請求項8】ブランケットタングステンCVDとTiN
    CVDを連続して行う構成としたことを特徴とする請
    求項7に記載の成膜装置。
  9. 【請求項9】選択タングステン形成装置である請求項6
    に記載の成膜装置。
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