JPH06163422A - 薄膜形成方法および薄膜形成装置 - Google Patents
薄膜形成方法および薄膜形成装置Info
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- JPH06163422A JPH06163422A JP30678192A JP30678192A JPH06163422A JP H06163422 A JPH06163422 A JP H06163422A JP 30678192 A JP30678192 A JP 30678192A JP 30678192 A JP30678192 A JP 30678192A JP H06163422 A JPH06163422 A JP H06163422A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 従来に比べ、基板加熱効率、膜質の均一性、
膜厚の均一性、基板処理枚数をそれぞれ向上できるCV
D法を提供すること。 【構成】 複数の基板31を保持した第1の基板ホルダ
33と、複数の基板31を保持した第2の基板ホルダ3
5とを、両基板からの放射熱が相互作用するような距離
で対向させる。基板を加熱する。両基板ホルダ33、3
5に挟まれる空間の中心付近に向けて原料ガスをノズル
37より供給する。原料ガスを第1及び第2の基板ホル
ダ33、35各々の中心部に設けた排気口39より排気
する。
膜厚の均一性、基板処理枚数をそれぞれ向上できるCV
D法を提供すること。 【構成】 複数の基板31を保持した第1の基板ホルダ
33と、複数の基板31を保持した第2の基板ホルダ3
5とを、両基板からの放射熱が相互作用するような距離
で対向させる。基板を加熱する。両基板ホルダ33、3
5に挟まれる空間の中心付近に向けて原料ガスをノズル
37より供給する。原料ガスを第1及び第2の基板ホル
ダ33、35各々の中心部に設けた排気口39より排気
する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、薄膜形成方法および
この方法の実施に用いて好適な薄膜形成装置に関するも
のである。
この方法の実施に用いて好適な薄膜形成装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体装置の製造分野をはじめと
する種々の分野で化学蒸着法(Chemical Vapor Deposit
ion 。以下、「CVD法」と称する。)が多用されてい
る。CVD法が、原料ガスを工夫することにより種々の
薄膜を形成でき、かつ、ステップカバレージ良くこれら
薄膜を形成できる方法だからである。
する種々の分野で化学蒸着法(Chemical Vapor Deposit
ion 。以下、「CVD法」と称する。)が多用されてい
る。CVD法が、原料ガスを工夫することにより種々の
薄膜を形成でき、かつ、ステップカバレージ良くこれら
薄膜を形成できる方法だからである。
【0003】例えば、コンタクト電極部の信頼性を高め
るための、コンタクト電極と下地(例えば半導体基板)
との間に設けられる拡散バリア層の形成においても、C
VD法の採用が検討されている。例えば文献I(ジャー
ナル オブ ザ エレクトロケミカル ソサエティ(J.
Electrochem. Soc. Vol.136,No.3(1989.3),pp.882-88
3)に開示の、TiN膜の形成例などである。CVD法
が微細かつ高アスペクト比のコンタクトホール内にTi
N膜を形成できるからである。
るための、コンタクト電極と下地(例えば半導体基板)
との間に設けられる拡散バリア層の形成においても、C
VD法の採用が検討されている。例えば文献I(ジャー
ナル オブ ザ エレクトロケミカル ソサエティ(J.
Electrochem. Soc. Vol.136,No.3(1989.3),pp.882-88
3)に開示の、TiN膜の形成例などである。CVD法
が微細かつ高アスペクト比のコンタクトホール内にTi
N膜を形成できるからである。
【0004】この文献Iでは、成膜室に入れられた基板
(この場合シリコン基板)が加熱され、この成膜室中に
原料ガスとしてのTiCl4 とNH3 とが導入される。
そして、基板上でのこれら原料ガスの熱分解及び化学反
応を利用してこの基板上にTiN膜が形成される。膜形
成のため基板は500℃以上の温度に加熱する必要があ
るという。
(この場合シリコン基板)が加熱され、この成膜室中に
原料ガスとしてのTiCl4 とNH3 とが導入される。
そして、基板上でのこれら原料ガスの熱分解及び化学反
応を利用してこの基板上にTiN膜が形成される。膜形
成のため基板は500℃以上の温度に加熱する必要があ
るという。
【0005】また、この文献Iでは、上述のTiN膜
は、図7に概略的な側面図で示したようなCVD装置に
よって形成されていた。このCVD装置は、成膜室11
と、この成膜室11内に設置されている1つの基板ホル
ダ13と、成膜室11内にNH3 ガスを導入するための
NH3 ガス導入系15と、成膜室11内にTiCl4 ガ
スを導入するためのTiCl4 ガス導入系17と、成膜
室11内を排気するための排気系19とを具えたもので
あった。この装置では、基板21は基板ホルダ13上に
置かれる。NH3 ガス導入系15及びTiCl4 ガス導
入系17各々は、いずれも、基板21上方から基板21
に原料ガスを導入できるような配置で成膜室内に設けら
れている。文献Iには基板21の加熱手段についての具
体的な記載はなされていないが、一般には、基板ホルダ
13中に基板加熱手段(例えばヒータ(図示せず))を
埋め込んでおくか或いは基板ホルダ13の基板側とは反
対面側に基板加熱手段を設けておき、これによって基板
は加熱される。
は、図7に概略的な側面図で示したようなCVD装置に
よって形成されていた。このCVD装置は、成膜室11
と、この成膜室11内に設置されている1つの基板ホル
ダ13と、成膜室11内にNH3 ガスを導入するための
NH3 ガス導入系15と、成膜室11内にTiCl4 ガ
スを導入するためのTiCl4 ガス導入系17と、成膜
室11内を排気するための排気系19とを具えたもので
あった。この装置では、基板21は基板ホルダ13上に
置かれる。NH3 ガス導入系15及びTiCl4 ガス導
入系17各々は、いずれも、基板21上方から基板21
に原料ガスを導入できるような配置で成膜室内に設けら
れている。文献Iには基板21の加熱手段についての具
体的な記載はなされていないが、一般には、基板ホルダ
13中に基板加熱手段(例えばヒータ(図示せず))を
埋め込んでおくか或いは基板ホルダ13の基板側とは反
対面側に基板加熱手段を設けておき、これによって基板
は加熱される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
薄膜形成方法及び薄膜形成装置では、基板の上側面を開
放した状態で薄膜形成が行なわれるので、基板加熱手段
によって基板を加熱してもその熱は基板上側面で逃げ易
い。したがって、基板を基板ホルダを介して間接的に加
熱する方法(上述の基板ホルダにヒータを埋め込む方法
など)を採った場合、基板の底部の温度及び基板ホルダ
の温度を基板表面で要求される温度より高い温度にしな
ければ、基板表面を所望の温度にすることができなかっ
た。このため、(1).加熱能力のより高い基板加熱手段が
必要になる、(2).基板に余分な熱損傷を与え易いなどの
問題点があった。
薄膜形成方法及び薄膜形成装置では、基板の上側面を開
放した状態で薄膜形成が行なわれるので、基板加熱手段
によって基板を加熱してもその熱は基板上側面で逃げ易
い。したがって、基板を基板ホルダを介して間接的に加
熱する方法(上述の基板ホルダにヒータを埋め込む方法
など)を採った場合、基板の底部の温度及び基板ホルダ
の温度を基板表面で要求される温度より高い温度にしな
ければ、基板表面を所望の温度にすることができなかっ
た。このため、(1).加熱能力のより高い基板加熱手段が
必要になる、(2).基板に余分な熱損傷を与え易いなどの
問題点があった。
【0007】また、上述のTiN膜の形成例のように、
複数種の原料ガスを用いて薄膜を形成するCVD法につ
いて考えた場合、このCVD法において膜質の均一性を
確保するためには、各原料ガスの混合比が重要となる。
しかし、上述の従来方法及び装置では、各原料ガスの混
合比を一定にするにも限界があった。さらに、原料ガス
が単一か複数種かにかかわらず、基板上に形成される薄
膜の膜厚の均一性を向上させるにも限界があった。
複数種の原料ガスを用いて薄膜を形成するCVD法につ
いて考えた場合、このCVD法において膜質の均一性を
確保するためには、各原料ガスの混合比が重要となる。
しかし、上述の従来方法及び装置では、各原料ガスの混
合比を一定にするにも限界があった。さらに、原料ガス
が単一か複数種かにかかわらず、基板上に形成される薄
膜の膜厚の均一性を向上させるにも限界があった。
【0008】この出願はこのような点に鑑みなされたも
のであり、従ってこの出願の第一発明の第一の目的は、
基板の加熱を従来より効率良く行なうことができる薄膜
形成方法を提供することにある。さらにこの第一発明の
第二の目的は、基板の加熱を従来より効率良く行なうこ
とができ、従来より膜厚の均一性を向上でき、かつ、複
数種の原料ガスを用いるCVD法においてもこれら原料
ガスの混合比を従来より一定化し易い、薄膜形成方法を
提供することにある。
のであり、従ってこの出願の第一発明の第一の目的は、
基板の加熱を従来より効率良く行なうことができる薄膜
形成方法を提供することにある。さらにこの第一発明の
第二の目的は、基板の加熱を従来より効率良く行なうこ
とができ、従来より膜厚の均一性を向上でき、かつ、複
数種の原料ガスを用いるCVD法においてもこれら原料
ガスの混合比を従来より一定化し易い、薄膜形成方法を
提供することにある。
【0009】また、この出願の第二発明の目的は第一発
明の方法の実施に好適な薄膜形成装置を提供することに
ある。
明の方法の実施に好適な薄膜形成装置を提供することに
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的の達成を図るた
め、この出願の第一発明によれば、成膜室内で複数の基
板を加熱しながら各基板上に所望の薄膜を形成する方法
において、薄膜の形成は、基板と他の基板とを両基板か
らの放射熱が相互作用するような所定距離で対向させた
状態で行なうことを特徴とする。
め、この出願の第一発明によれば、成膜室内で複数の基
板を加熱しながら各基板上に所望の薄膜を形成する方法
において、薄膜の形成は、基板と他の基板とを両基板か
らの放射熱が相互作用するような所定距離で対向させた
状態で行なうことを特徴とする。
【0011】ここで、この第一発明において(第二発明
も同様。)、複数の基板の複数とは2以上の任意の数で
ある。また、基板とは、特に限定されず、薄膜を形成し
たい種々のものであることができる。例えば、半導体基
板、半導体基板に何らかの構成成分が作り込まれたもの
などはここでいう基板に含まれる。また、基板を加熱し
ながらこの基板に薄膜を形成する方法とは、例えばCV
D法、物理的な蒸着法など種々の方法であることができ
る。ただし、基板同士を所定距離で対向させてもこれら
基板に薄膜が形成できることが前提である。また、基板
を対向させてとは、基板の対向面同士が実質的に全部対
向する場合が最も好ましいが、基板の対向面の一部同士
が対向する場合も、それが両基板からの放射熱が相互作
用する程度に対向部分を生じさせる場合であれば、これ
に含まれるものとする。また、両基板からの放射熱が相
互作用するような所定距離とは、基板の熱容量、基板の
設定温度、成膜室内に入れる基板数(特に隣接する基板
間距離)、基板加熱手段の能力などを考慮して決定すれ
ば良い。
も同様。)、複数の基板の複数とは2以上の任意の数で
ある。また、基板とは、特に限定されず、薄膜を形成し
たい種々のものであることができる。例えば、半導体基
板、半導体基板に何らかの構成成分が作り込まれたもの
などはここでいう基板に含まれる。また、基板を加熱し
ながらこの基板に薄膜を形成する方法とは、例えばCV
D法、物理的な蒸着法など種々の方法であることができ
る。ただし、基板同士を所定距離で対向させてもこれら
基板に薄膜が形成できることが前提である。また、基板
を対向させてとは、基板の対向面同士が実質的に全部対
向する場合が最も好ましいが、基板の対向面の一部同士
が対向する場合も、それが両基板からの放射熱が相互作
用する程度に対向部分を生じさせる場合であれば、これ
に含まれるものとする。また、両基板からの放射熱が相
互作用するような所定距離とは、基板の熱容量、基板の
設定温度、成膜室内に入れる基板数(特に隣接する基板
間距離)、基板加熱手段の能力などを考慮して決定すれ
ば良い。
【0012】なお、この第一発明の実施に当たり、薄膜
形成方法をCVD法とする場合は、前述の成膜室内で複
数の基板を平面的に配置し、これら基板に別の複数の基
板を前述の所定距離(対向する両基板からの放射熱が相
互作用するような距離)で対向配置し、これら複数の基
板同士が対向することで構成される空間の中心付近に向
かって該空間の外側からCVD用原料ガスを例えばこの
ガスの流れ方向が基板面に平行になるように供給し、前
述の中心付近より前述の原料ガスを排気するのが好適で
ある。ただし、ここでいう平行とは、基板面に平行な場
合ほぼ平行な場合いずれも含む。
形成方法をCVD法とする場合は、前述の成膜室内で複
数の基板を平面的に配置し、これら基板に別の複数の基
板を前述の所定距離(対向する両基板からの放射熱が相
互作用するような距離)で対向配置し、これら複数の基
板同士が対向することで構成される空間の中心付近に向
かって該空間の外側からCVD用原料ガスを例えばこの
ガスの流れ方向が基板面に平行になるように供給し、前
述の中心付近より前述の原料ガスを排気するのが好適で
ある。ただし、ここでいう平行とは、基板面に平行な場
合ほぼ平行な場合いずれも含む。
【0013】また、この出願の第二発明によれば、成膜
室内で複数の基板を加熱しながら各基板上に所望の薄膜
を形成する装置において、成膜室内に、複数の基板を保
持するための第1の基板ホルダと、複数の基板を保持す
るための第2の基板ホルダとを、第1の基板ホルダに固
定される基板及び第2の基板ホルダに固定される基板を
両基板からの放射熱が相互作用するような距離で対向状
態にし得る配置関係で、設けてあることを特徴とする。
室内で複数の基板を加熱しながら各基板上に所望の薄膜
を形成する装置において、成膜室内に、複数の基板を保
持するための第1の基板ホルダと、複数の基板を保持す
るための第2の基板ホルダとを、第1の基板ホルダに固
定される基板及び第2の基板ホルダに固定される基板を
両基板からの放射熱が相互作用するような距離で対向状
態にし得る配置関係で、設けてあることを特徴とする。
【0014】この第二発明の実施に当たり、成膜装置を
CVD装置とする場合、前述の第1の基板ホルダと第2
の基板ホルダとに挟まれる空間の中心付近に原料ガス吹
き出し方向が向くように、CVD用原料ガス供給用ノズ
ルを成膜室内に設け、前述の第1及び第2の基板ホルダ
各々の中心部に排気口を設ける構成とするのが好適であ
る。
CVD装置とする場合、前述の第1の基板ホルダと第2
の基板ホルダとに挟まれる空間の中心付近に原料ガス吹
き出し方向が向くように、CVD用原料ガス供給用ノズ
ルを成膜室内に設け、前述の第1及び第2の基板ホルダ
各々の中心部に排気口を設ける構成とするのが好適であ
る。
【0015】さらにこの第二発明の実施に当たり、前述
の第1及び第2の基板ホルダ各々を、当該ホルダの中心
部から放射状の複数位置でかつ放射角が等角度となる位
置に、基板を保持するための保持部をそれぞれ具えたも
のとするのが好適である。
の第1及び第2の基板ホルダ各々を、当該ホルダの中心
部から放射状の複数位置でかつ放射角が等角度となる位
置に、基板を保持するための保持部をそれぞれ具えたも
のとするのが好適である。
【0016】
【作用】この出願の第一発明の構成によれば、基板加熱
手段が基板ホルダからの熱伝導を利用して基板を間接的
に加熱するものであっても、基板を加熱する際に互いに
対向する基板同士の放射熱をも利用して基板加熱が行な
われるので、基板表面側は基板を対向させない場合に比
べ冷えにくくなる。このため、基板加熱を従来より(基
板を対向させない場合より)効率良く行なえる。
手段が基板ホルダからの熱伝導を利用して基板を間接的
に加熱するものであっても、基板を加熱する際に互いに
対向する基板同士の放射熱をも利用して基板加熱が行な
われるので、基板表面側は基板を対向させない場合に比
べ冷えにくくなる。このため、基板加熱を従来より(基
板を対向させない場合より)効率良く行なえる。
【0017】また、複数の基板同士を対向させ、かつ、
これら基板間に構成される空間に対し上記所定の関係で
原料ガスの供給及び排気を行なう構成の場合、基板上を
流れる原料ガスの基板表面ヘの接触具合を基板随所で従
来より均一にできると考えられるので、基板上に形成さ
れる薄膜の膜厚及び膜質均一性が従来より向上すると考
えられる。この推測は次のような事実からいえると考え
る。
これら基板間に構成される空間に対し上記所定の関係で
原料ガスの供給及び排気を行なう構成の場合、基板上を
流れる原料ガスの基板表面ヘの接触具合を基板随所で従
来より均一にできると考えられるので、基板上に形成さ
れる薄膜の膜厚及び膜質均一性が従来より向上すると考
えられる。この推測は次のような事実からいえると考え
る。
【0018】例えば文献(「Chemical Vapor Depositio
n for Microelectronics」,出版社Noyes (米国),著
者Arthur Sherman(1987.10),pp.14-28)には、平行に置
いた円柱管中に基板を水平に置き、かつ、この円柱管の
長手方向にCVD法用原料ガスを流すと、基板上では原
料ガスの流れ方向の下流側の境界層が厚くなるのでこの
下流側の基板部分表面には原料ガスが及びにくくなり、
この結果、この基板部分上に形成される薄膜の膜厚が他
の基板部分より薄くなるとある。これを第一発明の好適
例に照らしてみると、基板を対向させたことで構成され
る空間が平行円柱管と考えることができる。しかし、第
一発明の好適例では、原料ガスは前記空間の外側から該
空間の中心部に集まるように供給されこの中心部から排
気されるので、前記空間の中心部では原料ガスが集合さ
れてその濃度が高まることになり、単なる円柱管の構成
と異なる構成になると考えられる。したがって、この第
一発明の好適例では、原料ガスの流れ方向の下流側の境
界層が厚くなって原料ガスが基板に及びにくくなる点
を、原料ガス濃度が高まったことによって相殺できると
考えられるので、原料ガスの流れ方向下流側の基板部分
にも原料ガスが十分接触するようになると考えられる。
n for Microelectronics」,出版社Noyes (米国),著
者Arthur Sherman(1987.10),pp.14-28)には、平行に置
いた円柱管中に基板を水平に置き、かつ、この円柱管の
長手方向にCVD法用原料ガスを流すと、基板上では原
料ガスの流れ方向の下流側の境界層が厚くなるのでこの
下流側の基板部分表面には原料ガスが及びにくくなり、
この結果、この基板部分上に形成される薄膜の膜厚が他
の基板部分より薄くなるとある。これを第一発明の好適
例に照らしてみると、基板を対向させたことで構成され
る空間が平行円柱管と考えることができる。しかし、第
一発明の好適例では、原料ガスは前記空間の外側から該
空間の中心部に集まるように供給されこの中心部から排
気されるので、前記空間の中心部では原料ガスが集合さ
れてその濃度が高まることになり、単なる円柱管の構成
と異なる構成になると考えられる。したがって、この第
一発明の好適例では、原料ガスの流れ方向の下流側の境
界層が厚くなって原料ガスが基板に及びにくくなる点
を、原料ガス濃度が高まったことによって相殺できると
考えられるので、原料ガスの流れ方向下流側の基板部分
にも原料ガスが十分接触するようになると考えられる。
【0019】また、この出願の第二発明の薄膜形成装置
では、基板を所定距離で対向させた状態で加熱しながら
の成膜を容易に行なえる。また、第二発明においてCV
D法用原料ガス供給用ノズル及び排気口を所定関係で設
ける構成とした場合は、第一発明での好適例とした方法
を容易に実施できる。
では、基板を所定距離で対向させた状態で加熱しながら
の成膜を容易に行なえる。また、第二発明においてCV
D法用原料ガス供給用ノズル及び排気口を所定関係で設
ける構成とした場合は、第一発明での好適例とした方法
を容易に実施できる。
【0020】また、この出願の第一及び第二発明によれ
ば、成膜室内に基板を対向させて収納するので対向させ
ない場合に比べ成膜室への基板の収容枚数を向上させる
ことができる。
ば、成膜室内に基板を対向させて収納するので対向させ
ない場合に比べ成膜室への基板の収容枚数を向上させる
ことができる。
【0021】
【実施例】以下、この出願の薄膜形成方法及び薄膜形成
装置の各発明をCVD法及びCVD装置に適用した例に
より、実施例の説明を行なう。この説明においていくつ
かの図面を参照する。しかしながら、これらの図はこれ
ら発明を理解できる程度に各構成成分の寸法、形状及び
配置関係を概略的に示してあるにすぎないことは理解さ
れたい。また、各図において同様な構成成分については
同一の番号を付して示してある。
装置の各発明をCVD法及びCVD装置に適用した例に
より、実施例の説明を行なう。この説明においていくつ
かの図面を参照する。しかしながら、これらの図はこれ
ら発明を理解できる程度に各構成成分の寸法、形状及び
配置関係を概略的に示してあるにすぎないことは理解さ
れたい。また、各図において同様な構成成分については
同一の番号を付して示してある。
【0022】1.薄膜形成方法の説明 先ず、第一発明である薄膜形成方法の実施例について説
明する。図1はその原理的な説明に供する図であり、6
枚の基板を加熱しながら各基板上に薄膜を形成する場合
を模式的に示した斜視図である。ただし、図1では、第
一発明の原理説明に不要と考えられる成膜室、基板加熱
手段、基板保持部などの構成成分の図示は省略してい
る。
明する。図1はその原理的な説明に供する図であり、6
枚の基板を加熱しながら各基板上に薄膜を形成する場合
を模式的に示した斜視図である。ただし、図1では、第
一発明の原理説明に不要と考えられる成膜室、基板加熱
手段、基板保持部などの構成成分の図示は省略してい
る。
【0023】この第一発明では、成膜室内で複数の基板
31を加熱しながら各基板31上に所望の薄膜を形成す
るに当たり、基板31と他の基板31とを両基板からの
放射熱が相互作用するような距離tで対向させた状態
で、薄膜形成を行なう。図示例では、円板状の第1の基
板ホルダ33及び第2の基板ホルダ35を平行に対向さ
せ、両基板ホルダ33、35の対向面側に基板31を3
枚ずつ、第1の基板ホルダ33上の基板31が第2の基
板ホルダ上の基板31のうちのいずれかと重複なく対向
するように設置することによって、上記対向状態を形成
している。ただし、各基板31は、対応する基板ホルダ
の中心点Pから放射状の等距離の位置でかつ放射角θが
等角度となる位置に、それぞれ設置している。各基板ホ
ルダ33、35への各基板31の設置(固定)は図示し
ない保持部によって行なっている。各基板31を図1の
ように基板ホルダ33、35に設置すると、例えば、
(a) CVD法用原料ガスの基板への接触具合が良好とな
る、(b) 原料ガスの流路の管理が容易となる、(c) 基板
ホルダ33、35間の空間での温度分布の管理が容易と
なる、(d) ロボットなどにより外部から基板を基板ホル
ダに装着する場合や基板ホルダから基板を搬出する場合
の作業がし易くなる等の利点が期待できるからである。
勿論、各基板の配置方法はこの例に限られない。
31を加熱しながら各基板31上に所望の薄膜を形成す
るに当たり、基板31と他の基板31とを両基板からの
放射熱が相互作用するような距離tで対向させた状態
で、薄膜形成を行なう。図示例では、円板状の第1の基
板ホルダ33及び第2の基板ホルダ35を平行に対向さ
せ、両基板ホルダ33、35の対向面側に基板31を3
枚ずつ、第1の基板ホルダ33上の基板31が第2の基
板ホルダ上の基板31のうちのいずれかと重複なく対向
するように設置することによって、上記対向状態を形成
している。ただし、各基板31は、対応する基板ホルダ
の中心点Pから放射状の等距離の位置でかつ放射角θが
等角度となる位置に、それぞれ設置している。各基板ホ
ルダ33、35への各基板31の設置(固定)は図示し
ない保持部によって行なっている。各基板31を図1の
ように基板ホルダ33、35に設置すると、例えば、
(a) CVD法用原料ガスの基板への接触具合が良好とな
る、(b) 原料ガスの流路の管理が容易となる、(c) 基板
ホルダ33、35間の空間での温度分布の管理が容易と
なる、(d) ロボットなどにより外部から基板を基板ホル
ダに装着する場合や基板ホルダから基板を搬出する場合
の作業がし易くなる等の利点が期待できるからである。
勿論、各基板の配置方法はこの例に限られない。
【0024】また、この第一発明の実施例では、CVD
法用の原料ガスの供給及び排気を次に説明するように行
なっている。図2はその説明に供する図1と同様な位置
からの斜視図である。すなわち、この実施例では、第1
及び第2の基板ホルダ33,35が対向することで構成
される空間の中心付近に向かって該空間の外側からCV
D用原料ガスをその流れ方向が基板31の面に平行にな
るように供給し、各基板ホルダ33、35各々の中心付
近より前記原料ガスを排気する。このため、図2の例の
場合では、基板ホルダの縁部から離れた位置でかつ基板
31に近い3箇所に原料ガス供給用ノズル37をそれぞ
れ設け、また、各基板ホルダ33、35各々の中心付近
に排気系(図示せず。例えば後述の装置説明のための図
3の排気系55)に接続される排気口39をそれぞれ設
けてある。なお、原料ガス供給用ノズル37の配置位置
及び個数は、特に限定されない。用いる原料ガスが何で
あるか、用いる原料ガスが一種か複数種かなどを考慮
し、かつ、基板ホルダ間の空間での原料ガスの分布や、
原料ガスが複数種の場合はこれらのガスの混合具合が、
なるべく均一になるような配置及び個数とするのが好適
である。例えば、TiN膜を形成する場合で考えれば、
原料ガスはTiCl4 とNH3 とになるから原料ガス供
給用ノズルは複数本となり、また、これら原料ガスの混
合比は1:100〜1:200等が好適といわれている
ので、TiCl4 ガスをNH3 ガスによって挟み込むよ
うにするのが良いと考える。例えば、図2の例でいえ
ば、原料ガス供給用ノズルは基板ホルダが対向する方向
に3本、横方向に4本合計12本設置している。そし
て、基板ホルダが対向する方向に設置した3本の原料ガ
ス供給用ノズル37のうちの真ん中のノズル37aをT
iCl4 用としてこれを挟み込むよう配置したノズル3
7b,37cをNH3 用とするのが好適と考える。
法用の原料ガスの供給及び排気を次に説明するように行
なっている。図2はその説明に供する図1と同様な位置
からの斜視図である。すなわち、この実施例では、第1
及び第2の基板ホルダ33,35が対向することで構成
される空間の中心付近に向かって該空間の外側からCV
D用原料ガスをその流れ方向が基板31の面に平行にな
るように供給し、各基板ホルダ33、35各々の中心付
近より前記原料ガスを排気する。このため、図2の例の
場合では、基板ホルダの縁部から離れた位置でかつ基板
31に近い3箇所に原料ガス供給用ノズル37をそれぞ
れ設け、また、各基板ホルダ33、35各々の中心付近
に排気系(図示せず。例えば後述の装置説明のための図
3の排気系55)に接続される排気口39をそれぞれ設
けてある。なお、原料ガス供給用ノズル37の配置位置
及び個数は、特に限定されない。用いる原料ガスが何で
あるか、用いる原料ガスが一種か複数種かなどを考慮
し、かつ、基板ホルダ間の空間での原料ガスの分布や、
原料ガスが複数種の場合はこれらのガスの混合具合が、
なるべく均一になるような配置及び個数とするのが好適
である。例えば、TiN膜を形成する場合で考えれば、
原料ガスはTiCl4 とNH3 とになるから原料ガス供
給用ノズルは複数本となり、また、これら原料ガスの混
合比は1:100〜1:200等が好適といわれている
ので、TiCl4 ガスをNH3 ガスによって挟み込むよ
うにするのが良いと考える。例えば、図2の例でいえ
ば、原料ガス供給用ノズルは基板ホルダが対向する方向
に3本、横方向に4本合計12本設置している。そし
て、基板ホルダが対向する方向に設置した3本の原料ガ
ス供給用ノズル37のうちの真ん中のノズル37aをT
iCl4 用としてこれを挟み込むよう配置したノズル3
7b,37cをNH3 用とするのが好適と考える。
【0025】上述の実施例の薄膜形成方法によれば、各
基板31は、例えばこれが設置された基板ホルダ33又
は35に埋め込まれた加熱手段(図示せず)によって裏
面から加熱されると共に対向する基板からの放射熱の影
響を受け、さらに、自らも対向する基板に放射熱を与え
る。このため、各基板は効率良く加熱される。また、原
料ガスは基板ホルダ33,35間の空間において基板ホ
ルダの縁部から中心部に向かってかつ基板面に沿って流
れる(図2に一点破線Qで示す。)と考えられるので、
薄膜形成に当たり膜厚の均一化、膜質の均一化に有利な
ガス雰囲気が構成できると考えられる。
基板31は、例えばこれが設置された基板ホルダ33又
は35に埋め込まれた加熱手段(図示せず)によって裏
面から加熱されると共に対向する基板からの放射熱の影
響を受け、さらに、自らも対向する基板に放射熱を与え
る。このため、各基板は効率良く加熱される。また、原
料ガスは基板ホルダ33,35間の空間において基板ホ
ルダの縁部から中心部に向かってかつ基板面に沿って流
れる(図2に一点破線Qで示す。)と考えられるので、
薄膜形成に当たり膜厚の均一化、膜質の均一化に有利な
ガス雰囲気が構成できると考えられる。
【0026】2.薄膜形成装置の説明 次に、第二発明である薄膜形成装置の実施例について説
明する。図3はその全体構成を示したブロック図、図4
は図2中の成膜室周辺を縦方向に切って示した断面図、
図5は成膜室を横方向(図3中のI−I線に沿う方向)
に切って示した断面図、図6は基板を成膜室中の基板ホ
ルダに設置または基板ホルダから搬出する機構の説明図
である。
明する。図3はその全体構成を示したブロック図、図4
は図2中の成膜室周辺を縦方向に切って示した断面図、
図5は成膜室を横方向(図3中のI−I線に沿う方向)
に切って示した断面図、図6は基板を成膜室中の基板ホ
ルダに設置または基板ホルダから搬出する機構の説明図
である。
【0027】この実施例の薄膜形成装置41は、薄膜形
成を行なうための成膜室43と、成膜室43へ基板を供
給しまた成膜室43から基板を搬出するための基板搬送
ロボット室45と、成膜室43を大気圧にすることなく
基板の上記搬入または搬出を可能にするため大気下と減
圧下との変換を行なうためのロードロック室47とを具
える。成膜室43と基板搬送ロボット室45とは、開閉
バルブ(図示せず)付きのニップル49で連結してあ
る。また、基板搬送ロボット室45とロードロック室4
7とは、やはり、開閉バルブ(図示せず)付きのニップ
ル49で連結してある。さらに、この薄膜形成装置41
は、成膜室43に接続された、CVD用原料ガス供給源
51a,51bを具える。これらガス供給源51a、5
1bは、配管53aまたは53bを介し成膜室43に接
続してある。CVD用原料ガス供給源51a,51b
は、これに限られないが、例えば気化器やガスボンベで
構成できる。TiN膜形成の例で考えれば、気化器によ
ってTiCl4 を、また、ガスボンベによってNH3 ガ
スをそれぞれ成膜室43に供給できる。もちろん、CV
D用原料ガス供給源の数はこの例に限られず必要な数と
できる。
成を行なうための成膜室43と、成膜室43へ基板を供
給しまた成膜室43から基板を搬出するための基板搬送
ロボット室45と、成膜室43を大気圧にすることなく
基板の上記搬入または搬出を可能にするため大気下と減
圧下との変換を行なうためのロードロック室47とを具
える。成膜室43と基板搬送ロボット室45とは、開閉
バルブ(図示せず)付きのニップル49で連結してあ
る。また、基板搬送ロボット室45とロードロック室4
7とは、やはり、開閉バルブ(図示せず)付きのニップ
ル49で連結してある。さらに、この薄膜形成装置41
は、成膜室43に接続された、CVD用原料ガス供給源
51a,51bを具える。これらガス供給源51a、5
1bは、配管53aまたは53bを介し成膜室43に接
続してある。CVD用原料ガス供給源51a,51b
は、これに限られないが、例えば気化器やガスボンベで
構成できる。TiN膜形成の例で考えれば、気化器によ
ってTiCl4 を、また、ガスボンベによってNH3 ガ
スをそれぞれ成膜室43に供給できる。もちろん、CV
D用原料ガス供給源の数はこの例に限られず必要な数と
できる。
【0028】さらに、この薄膜形成装置41は、成膜室
43、基板搬送ロボット室45、ロードロック室47を
減圧状態とするための排気系55を具える。成膜室43
と排気系55とは配管57によって接続してある。この
排気系55により、成膜室43などの室内を所望の減圧
状態にできる。この例では、成膜室45については、1
Torr〜1×10-7Torrの範囲の任意の減圧状態
にでき、基板搬送ロボット室45については1×10-7
Torrに減圧できる構成としてある。このような排気
系55は、これに限られないが、例えば、排気口制御用
オリフィス(図示せず)のついたターボモレキュラポン
プ55aとロータリポンプ55bとで構成することがで
きる。
43、基板搬送ロボット室45、ロードロック室47を
減圧状態とするための排気系55を具える。成膜室43
と排気系55とは配管57によって接続してある。この
排気系55により、成膜室43などの室内を所望の減圧
状態にできる。この例では、成膜室45については、1
Torr〜1×10-7Torrの範囲の任意の減圧状態
にでき、基板搬送ロボット室45については1×10-7
Torrに減圧できる構成としてある。このような排気
系55は、これに限られないが、例えば、排気口制御用
オリフィス(図示せず)のついたターボモレキュラポン
プ55aとロータリポンプ55bとで構成することがで
きる。
【0029】次に、成膜室43の詳細な構造について図
4及び又は図5を参照して説明する。この実施例の成膜
室43では、複数の基板を保持するためのこの場合円板
状の第1の基板ホルダ33と、複数の基板を保持するた
め同じく円板状の第2の基板ホルダ35とを平行に対向
させた状態で成膜室の本体部43aに設置してある。た
だし、円板状といえど、この場合各基板ホルダ33、3
5の中心部は貫通孔39(成膜室43の排気口39とな
る部分)を有する円柱状(図4に33a,35aで示す
部分)としてある。この円柱状部分33a,35aは、
成膜室43の本体部43a外部まで延長させてあり、ま
たそれの成膜室本体部43aと接する部分は真空シール
部61を介し本体部43aと接している。また、この円
柱状部33a,35aは、成膜室43の外部において、
ギア63を介しステッピングモータ65と接続してあ
る。このため、各基板ホルダ33、35を成膜室内にお
いて回転させることができ、基板ホルダ33、35に装
着された基板31が所定の位置になったとき基板ホルダ
の回転を停止させることができる。
4及び又は図5を参照して説明する。この実施例の成膜
室43では、複数の基板を保持するためのこの場合円板
状の第1の基板ホルダ33と、複数の基板を保持するた
め同じく円板状の第2の基板ホルダ35とを平行に対向
させた状態で成膜室の本体部43aに設置してある。た
だし、円板状といえど、この場合各基板ホルダ33、3
5の中心部は貫通孔39(成膜室43の排気口39とな
る部分)を有する円柱状(図4に33a,35aで示す
部分)としてある。この円柱状部分33a,35aは、
成膜室43の本体部43a外部まで延長させてあり、ま
たそれの成膜室本体部43aと接する部分は真空シール
部61を介し本体部43aと接している。また、この円
柱状部33a,35aは、成膜室43の外部において、
ギア63を介しステッピングモータ65と接続してあ
る。このため、各基板ホルダ33、35を成膜室内にお
いて回転させることができ、基板ホルダ33、35に装
着された基板31が所定の位置になったとき基板ホルダ
の回転を停止させることができる。
【0030】さらに、この実施例の各基板ホルダ33、
35は、図5に示したように、当該ホルダの中心部この
場合中心点Pから等距離の放射状の3個所の位置でかつ
放射角θが120度となる位置に基板を保持できるよう
にするために、基板保持部67(図4参照)をそれぞれ
具えている。この場合の基板保持部67は、基板ホルダ
内に収納されている電磁チャック67aと、これに接続
され先端が基板保持のための爪状とされているシリンダ
67bとで構成してある。さらに、各基板ホルダ33、
35の基板31が保持される予定領域に当たる部分それ
ぞれには、図4に示したように、基板加熱手段71とし
てこの場合ランプヒータ71を設けてある。この加熱手
段上にはカーボンサセプタ73を設けてあり、このカー
ボンサセプタ73上に基板31を設置する構成となって
いる。基板31はカーボンサセプタ73を介しランプヒ
ータ71によって加熱される。この加熱手段71をどの
程度の加熱能力を有するものとするかは設計に応じ決定
すれば良い。この場合は基板を少なくとも600℃まで
加熱できるものとしている。
35は、図5に示したように、当該ホルダの中心部この
場合中心点Pから等距離の放射状の3個所の位置でかつ
放射角θが120度となる位置に基板を保持できるよう
にするために、基板保持部67(図4参照)をそれぞれ
具えている。この場合の基板保持部67は、基板ホルダ
内に収納されている電磁チャック67aと、これに接続
され先端が基板保持のための爪状とされているシリンダ
67bとで構成してある。さらに、各基板ホルダ33、
35の基板31が保持される予定領域に当たる部分それ
ぞれには、図4に示したように、基板加熱手段71とし
てこの場合ランプヒータ71を設けてある。この加熱手
段上にはカーボンサセプタ73を設けてあり、このカー
ボンサセプタ73上に基板31を設置する構成となって
いる。基板31はカーボンサセプタ73を介しランプヒ
ータ71によって加熱される。この加熱手段71をどの
程度の加熱能力を有するものとするかは設計に応じ決定
すれば良い。この場合は基板を少なくとも600℃まで
加熱できるものとしている。
【0031】次に、成膜室43内でのCVD用原料ガス
の供給系の構成について図4及び又は図5を参照して説
明する。
の供給系の構成について図4及び又は図5を参照して説
明する。
【0032】この実施例では、成膜室43の本体部43
aの壁面の一部に沿ってかつ第1及び第2の基板ホルダ
33で囲まれる空間の周囲に、ガス導入ブロック75を
設けてある。そして、このガス導入ブロック75には図
3を用いて説明したガス供給源からのガスを基板ホルダ
間に供給するための配管75aと、CVD用原料ガス供
給用ノズル37a〜37cとを設けてある。これらノズ
ル37a〜37c各々は、第1及び第2の基板ホルダ3
3,35に挟まれる空間の中心付近(勿論中心でも良
い)に原料ガス吹き出し方向が向くように、かつ、ガス
の流れ方向が基板31の面と平行になるように設けてあ
る。なお、原料ガス供給用ノズルの配置位置及び個数
は、用いる原料ガスが一種か複数種かなどを考慮しかつ
基板ホルダ間の空間で原料ガスの分布や、原料ガスが複
数種の場合はそれらの混合具合が、均一になるような配
置及び個数とするのが好適である。図示例の場合は、原
料ガス供給用ノズルは基板ホルダが対向する方向に3
本、横方向に4本合計12本設置している。
aの壁面の一部に沿ってかつ第1及び第2の基板ホルダ
33で囲まれる空間の周囲に、ガス導入ブロック75を
設けてある。そして、このガス導入ブロック75には図
3を用いて説明したガス供給源からのガスを基板ホルダ
間に供給するための配管75aと、CVD用原料ガス供
給用ノズル37a〜37cとを設けてある。これらノズ
ル37a〜37c各々は、第1及び第2の基板ホルダ3
3,35に挟まれる空間の中心付近(勿論中心でも良
い)に原料ガス吹き出し方向が向くように、かつ、ガス
の流れ方向が基板31の面と平行になるように設けてあ
る。なお、原料ガス供給用ノズルの配置位置及び個数
は、用いる原料ガスが一種か複数種かなどを考慮しかつ
基板ホルダ間の空間で原料ガスの分布や、原料ガスが複
数種の場合はそれらの混合具合が、均一になるような配
置及び個数とするのが好適である。図示例の場合は、原
料ガス供給用ノズルは基板ホルダが対向する方向に3
本、横方向に4本合計12本設置している。
【0033】次に、排気系であるが、この実施例では、
図3に示した配管57を基板ホルダ33,35の円柱状
部33a,35bに形成してある排気口39(図4参
照)と接続することで、成膜室43を排気系55と接続
している。
図3に示した配管57を基板ホルダ33,35の円柱状
部33a,35bに形成してある排気口39(図4参
照)と接続することで、成膜室43を排気系55と接続
している。
【0034】3.薄膜形成装置の動作説明 次に、この実施例の薄膜形成装置の動作について、基板
搬送ロボット室45及びロードロック室47の構成と併
せて説明する。この説明を図4〜図6を主に参照して行
なう。
搬送ロボット室45及びロードロック室47の構成と併
せて説明する。この説明を図4〜図6を主に参照して行
なう。
【0035】先ず、第2の基板ホルダ35を、基板31
の保持部67が基板搬送ロボット室45に近くなる位置
までステッピングモータ65を用いて回転させる。基板
搬送ロボット室45に備わるチャッキングホルダ81の
チャッキングクランプ81a(図6参照)で基板31を
掴む。基板31を掴んだ状態のチャッキングホルダ81
が、アーム83により成膜室43内の基板ホルダ35上
の基板保持部67の位置上まで送られる(図6中に
(a)で示す状態。)。基板ホルダ35の基板保持部6
7のシリンダ67b(図4参照)が開放状態とされる
と、チャッキングホルダ81及びアーム83が基板ホル
ダ35側に下降し(図6中に(b)で示す状態。)、そ
の後、チャッキングクランプ81aは基板31を開放す
る。これにより、基板31が基板ホルダ35の基板保持
部67の位置に置かれる。その後、チャッキングホルダ
81は上昇しさらに基板搬送ロボット室45に戻る。上
述の一連の動作をさらに2回繰り返すことで、第2の基
板ホルダ35の各基板保持部67に基板31がそれぞれ
置かれる。基板31を第2の基板ホルダ35から搬出す
る場合は上述の操作の逆の操作が行なわれる。また、第
1の基板ホルダ(上側の基板ホルダ)33への基板装着
或はこのホルダからの基板搬出を行なうには、チャッキ
ングホルダ81を、基板31の裏面が上を向くよう回転
させ、それ以外は第2の基板ホルダ35に対する操作に
準じた操作を行なえば良い。
の保持部67が基板搬送ロボット室45に近くなる位置
までステッピングモータ65を用いて回転させる。基板
搬送ロボット室45に備わるチャッキングホルダ81の
チャッキングクランプ81a(図6参照)で基板31を
掴む。基板31を掴んだ状態のチャッキングホルダ81
が、アーム83により成膜室43内の基板ホルダ35上
の基板保持部67の位置上まで送られる(図6中に
(a)で示す状態。)。基板ホルダ35の基板保持部6
7のシリンダ67b(図4参照)が開放状態とされる
と、チャッキングホルダ81及びアーム83が基板ホル
ダ35側に下降し(図6中に(b)で示す状態。)、そ
の後、チャッキングクランプ81aは基板31を開放す
る。これにより、基板31が基板ホルダ35の基板保持
部67の位置に置かれる。その後、チャッキングホルダ
81は上昇しさらに基板搬送ロボット室45に戻る。上
述の一連の動作をさらに2回繰り返すことで、第2の基
板ホルダ35の各基板保持部67に基板31がそれぞれ
置かれる。基板31を第2の基板ホルダ35から搬出す
る場合は上述の操作の逆の操作が行なわれる。また、第
1の基板ホルダ(上側の基板ホルダ)33への基板装着
或はこのホルダからの基板搬出を行なうには、チャッキ
ングホルダ81を、基板31の裏面が上を向くよう回転
させ、それ以外は第2の基板ホルダ35に対する操作に
準じた操作を行なえば良い。
【0036】この薄膜形成装置によりTiN膜を形成す
る場合、基板31をランプヒータ71で例えば約600
℃に加熱する。そして、成膜室43に、TiN膜形成の
ための原料ガスであるTiCl4 及びNH3 を、CVD
用原料ガス供給源51a,51b(図3参照)から、前
者にあってはノズル37a(図4参照)を介し、後者に
あってはノズル37b,37cを介し供給する。この際
のTiCl4 の流量は例えば約10sccm、NH3 の
流量は例えば約2000sccmとする。ノズル37a
〜37cよりそれぞれ噴出された各原料ガスは第1及び
第2の基板ホルダ33、35間の空間をその中心付近の
排気口39に向かって流れる。この際にこれら原料ガス
により各基板31上にTiN膜が形成される。
る場合、基板31をランプヒータ71で例えば約600
℃に加熱する。そして、成膜室43に、TiN膜形成の
ための原料ガスであるTiCl4 及びNH3 を、CVD
用原料ガス供給源51a,51b(図3参照)から、前
者にあってはノズル37a(図4参照)を介し、後者に
あってはノズル37b,37cを介し供給する。この際
のTiCl4 の流量は例えば約10sccm、NH3 の
流量は例えば約2000sccmとする。ノズル37a
〜37cよりそれぞれ噴出された各原料ガスは第1及び
第2の基板ホルダ33、35間の空間をその中心付近の
排気口39に向かって流れる。この際にこれら原料ガス
により各基板31上にTiN膜が形成される。
【0037】上述においてはこの出願の各発明の実施例
について説明したがこれら発明は上述の実施例に限られ
ない。
について説明したがこれら発明は上述の実施例に限られ
ない。
【0038】例えば、各実施例では6枚の基板を処理す
る例を説明したがこの枚数は単なる例示にすぎず、任意
の数に変更できる。また、上述においては、CVD法に
この発明を適用した例を説明したが、第一及び第二発明
各々は、基板加熱を必要とする成膜方法であって基板を
対向させた状態でも成膜が可能なものに広く適用できる
こと明らかである。もちろん、形成できる薄膜はTiN
膜に限られない。
る例を説明したがこの枚数は単なる例示にすぎず、任意
の数に変更できる。また、上述においては、CVD法に
この発明を適用した例を説明したが、第一及び第二発明
各々は、基板加熱を必要とする成膜方法であって基板を
対向させた状態でも成膜が可能なものに広く適用できる
こと明らかである。もちろん、形成できる薄膜はTiN
膜に限られない。
【0039】
【発明の効果】上述した説明からも明らかなように、こ
の出願の第一発明の薄膜形成方法によれば、基板を他の
基板と所定距離で対向させた状態で基板加熱が行なわれ
るので基板表面から放射された熱が対向する基板の加熱
源となる。このため、基板加熱を従来より効率良く行な
える。
の出願の第一発明の薄膜形成方法によれば、基板を他の
基板と所定距離で対向させた状態で基板加熱が行なわれ
るので基板表面から放射された熱が対向する基板の加熱
源となる。このため、基板加熱を従来より効率良く行な
える。
【0040】また、複数の基板同士を対向させ、かつ、
これら基板間に構成される空間に対しこの発明にかかる
所定の関係で原料ガスの供給及び排気を行なう構成の場
合、基板上を流れる原料ガスの基板表面ヘの接触具合を
基板随所で従来より均一にできることが期待できる。こ
のため、膜厚及び膜質のより均一な薄膜の形成が期待で
きる。
これら基板間に構成される空間に対しこの発明にかかる
所定の関係で原料ガスの供給及び排気を行なう構成の場
合、基板上を流れる原料ガスの基板表面ヘの接触具合を
基板随所で従来より均一にできることが期待できる。こ
のため、膜厚及び膜質のより均一な薄膜の形成が期待で
きる。
【0041】また、この出願の第二発明の薄膜形成装置
では、第一発明の方法を容易に実施できる。さらに、第
二発明においてCVD法用原料ガス供給用ノズル及び排
気口を所定関係で設ける構成とした場合は、第一発明で
の好適例とした方法を容易に実施できる。
では、第一発明の方法を容易に実施できる。さらに、第
二発明においてCVD法用原料ガス供給用ノズル及び排
気口を所定関係で設ける構成とした場合は、第一発明で
の好適例とした方法を容易に実施できる。
【0042】また、この出願の第一及び第二発明によれ
ば、成膜室内に基板を対向させて収納するので対向させ
ない場合に比べ成膜室への基板の収容枚数を向上させる
ことができる。このため、薄膜形成のスループットを従
来より高めることができる。
ば、成膜室内に基板を対向させて収納するので対向させ
ない場合に比べ成膜室への基板の収容枚数を向上させる
ことができる。このため、薄膜形成のスループットを従
来より高めることができる。
【図1】薄膜形成方法の実施例の説明に供する図であ
る。
る。
【図2】薄膜形成方法の実施例の説明に供する図であ
る。
る。
【図3】実施例の薄膜形成装置の全体構成を示した図で
ある。
ある。
【図4】実施例の薄膜形成装置の成膜室の縦方向断面図
である。
である。
【図5】実施例の薄膜形成装置の成膜室の横方向断面図
である。
である。
【図6】薄膜形成装置の動作説明に供する図である。
【図7】従来技術の説明図である。
31:基板 33:第1の基
板ホルダ 35:第2の基板ホルダ 37,37a〜37c:CVD法用原料ガス供給用ノズ
ル 41:実施例の薄膜形成装置 43:成膜室 43a:成膜室の本体部 45:基板搬送
ロボット室 47:ロードロック室 49:ニップル 51a,51b:CVD用原料ガス供給源 53a,53b:配管 55:排気系 55a:ターボモレキュラポンプ 55b:ロータ
リポンプ 61:真空シール部 63:ギア 65:ステッピングモータ 67:基板保持
部 67a:電磁チャック 67b:シリン
ダ 71:基板加熱手段 73:カーボン
サセプタ 75:ガス導入ブロック 75a:配管 81:チャッキングホルダ 81a:チャッ
キングクランプ 83:アーム
板ホルダ 35:第2の基板ホルダ 37,37a〜37c:CVD法用原料ガス供給用ノズ
ル 41:実施例の薄膜形成装置 43:成膜室 43a:成膜室の本体部 45:基板搬送
ロボット室 47:ロードロック室 49:ニップル 51a,51b:CVD用原料ガス供給源 53a,53b:配管 55:排気系 55a:ターボモレキュラポンプ 55b:ロータ
リポンプ 61:真空シール部 63:ギア 65:ステッピングモータ 67:基板保持
部 67a:電磁チャック 67b:シリン
ダ 71:基板加熱手段 73:カーボン
サセプタ 75:ガス導入ブロック 75a:配管 81:チャッキングホルダ 81a:チャッ
キングクランプ 83:アーム
Claims (5)
- 【請求項1】 成膜室内で複数の基板を加熱しながら各
基板上に所望の薄膜を形成する方法において、 薄膜の形成は、基板と他の基板とを両基板からの放射熱
が相互作用するような距離で対向させた状態で行なうこ
とを特徴とする薄膜形成方法。 - 【請求項2】 請求項1に記載の薄膜形成方法におい
て、 前記薄膜形成方法をCVD法とし、 前記成膜室内で複数の基板を平面的に配置し、 これら基板に別の複数の基板を前記所定距離で対向配置
し、 前記複数の基板同士が対向することで構成される空間の
中心付近に向かって該空間の外側からCVD用原料ガス
を供給し、 前記中心付近より前記原料ガスを排気することを特徴と
する薄膜形成方法。 - 【請求項3】 成膜室内で複数の基板を加熱しながら各
基板上に所望の薄膜を形成する装置において、 成膜室内に、複数の基板を保持するための第1の基板ホ
ルダと、 複数の基板を保持するための第2の基板ホルダとを、 前記第1の基板ホルダに固定される基板及び第2の基板
ホルダに固定される基板を両基板からの放射熱が相互作
用するような距離で対向状態にし得る配置関係で、設け
てあることを特徴とする薄膜形成装置。 - 【請求項4】 請求項3に記載の薄膜形成装置におい
て、 前記薄膜形成装置をCVD装置とし、 前記第1の基板ホルダと第2の基板ホルダとに挟まれる
空間の中心付近に原料ガス吹き出し方向が向くように、
CVD用原料ガス供給用ノズルを成膜室内に設けてあ
り、 前記第1及び第2の基板ホルダ各々の中心部に排気口を
設けてあることを特徴とする薄膜形成装置。 - 【請求項5】 請求項3又は4項に記載の薄膜形成装置
において、 前記第1及び第2の基板ホルダ各々を、当該ホルダの中
心部から放射状の複数位置でかつ放射角が等角度となる
位置に基板を保持するための保持部をそれぞれ具えたも
ので構成したことを特徴とする薄膜形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30678192A JPH06163422A (ja) | 1992-11-17 | 1992-11-17 | 薄膜形成方法および薄膜形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30678192A JPH06163422A (ja) | 1992-11-17 | 1992-11-17 | 薄膜形成方法および薄膜形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06163422A true JPH06163422A (ja) | 1994-06-10 |
Family
ID=17961188
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30678192A Withdrawn JPH06163422A (ja) | 1992-11-17 | 1992-11-17 | 薄膜形成方法および薄膜形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06163422A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009147308A (ja) * | 2007-12-13 | 2009-07-02 | Samsung Electro-Mechanics Co Ltd | 金属有機化学気相蒸着装置 |
US8277561B2 (en) | 2008-04-18 | 2012-10-02 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Chemical vapor deposition apparatus |
US8298338B2 (en) | 2007-12-26 | 2012-10-30 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Chemical vapor deposition apparatus |
-
1992
- 1992-11-17 JP JP30678192A patent/JPH06163422A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009147308A (ja) * | 2007-12-13 | 2009-07-02 | Samsung Electro-Mechanics Co Ltd | 金属有機化学気相蒸着装置 |
US8298338B2 (en) | 2007-12-26 | 2012-10-30 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Chemical vapor deposition apparatus |
US8277561B2 (en) | 2008-04-18 | 2012-10-02 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Chemical vapor deposition apparatus |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000201 |