JP3186112U - 操作端末 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】操作端末1は、互いに組み合わされる第1筐体4及び第2筐体を有する外装筐体3と、文字及び図形の少なくともいずれか一方を含む第1情報が設けられた情報表示板7E〜7Gとを備える。第1筐体4には、外装筐体3内外を連通する開口部が形成されているとともに、当該開口部に嵌合する透光性を有する嵌合部材7A,7B,7Dが取り付けられている。情報表示板7E〜7Gは、嵌合部材7A,7B,7Dを介して外装筐体3の外部から第1情報を視認可能な状態で、嵌合部材7A,7B,7Dに係止される。
【選択図】図6
Description
このような操作端末は、ユーザにより操作される側(前面側)に配設される前面側筐体と、背面側に配設され、前面側筐体に組み合わされる背面側筐体とを有する外装筐体を備える。
ここで、前面側筐体には、外装筐体内外を連通する開口部が形成されているとともに、ユーザ操作により外装筐体内部に向けて押下される操作ボタンが取り付けられている。
この操作ボタンの表面には、警備を開始するユーザ操作を促す「警備」の文字や警備を終了するユーザ操作を促す「解除」の文字(以下、文字情報と記載)がシルク印刷等により付されている。
しかしながら、操作ボタンの表面に文字情報が印刷されている構成では、ある機種の操作端末を他の機種の操作端末に変更する際、当該機種に応じた文字情報をユーザに視認させる必要があるため、操作ボタンを交換する必要がある。
当該操作ボタンは、前面側筐体に超音波溶着等により取り付けられており、交換することは難しいものである。
したがって、外装筐体を共通化しつつ操作端末の機種変更を行うことが難しい、という問題がある。
以上のことから、外装筐体を共通化しつつ機種変更を容易に行うことができる、という効果を奏する。
図1は、本考案の実施の形態に係る操作端末1を前面側から見た斜視図である。図2は、操作端末1を第1筐体4、回路基板2、及び第2筐体5に分解した分解斜視図である。
なお、本実施の形態では、ユーザにより操作される側を「前面側」と記載し、その反対側を「背面側」と記載する。
操作端末1は、警備装置や出入管理装置等の外部装置(図示略)を遠隔で操作するために、当該外部装置の動作を指示するユーザ操作を受け付ける装置である。
この操作端末1は、図1または図2に示すように、回路基板2(図2)と、ユーザ操作を受け付ける第1〜第3操作ボタン7A〜7Cが設けられた外装筐体3とを備える。
回路基板2は、制御回路(図示略)、通信回路(図示略)、複数の発光素子2A(図4参照)、第1検出回路(図示略)、複数の第2検出回路(図示略)、及び音声出力回路(図示略)等の電子部品が実装されたプリント基板で構成されている。
そして、回路基板2は、表面が前面側を向き、裏面が背面側を向くように、外装筐体3内部に収納される。
制御回路は、回路基板2の表面に実装され、操作端末1を構成する各部に対応する指示やデータの転送等を行って操作端末1の動作を統括的に制御する。
通信回路は、回路基板2の表面に実装される。そして、通信回路は、IDカードとの間で通信を行い、IDカードから情報を取得する。
発光素子2Aは、LED等で構成され、回路基板2の表面に実装される。そして、発光素子2Aは、制御回路による制御の下、発光する。
第2検出回路は、スイッチ(図示略)を有し、回路基板2の表面に実装される。そして、第2検出回路は、ユーザ操作による第1〜第3操作ボタン7A〜7Cの押圧状態を検出する。
音声出力回路は、回路基板2の表面に実装され、音声を出力する。
外装筐体3は、図1または図2に示すように、第1筐体4と、第2筐体5とを備え、全体で略直方体形状を有する。
そして、第1,第2筐体4,5は、図2に示すように、回路基板2の表裏面にそれぞれ対向する側から互いに組み合わされる。
図3は、第1筐体4を第1筐体本体6及び蓋体7に分解した分解斜視図である。
第1筐体4は、図1または図2に示すように、第2筐体5の前面側に配設される。
この第1筐体4は、図3に示すように、第1筐体本体6と、第1〜第3操作ボタン7A〜7Cが設けられた蓋体7とを備え、二重構造で構成されている。
図4は、第1筐体本体6から樹脂フィルム6Aを分解した分解斜視図である。
第1筐体本体6は、樹脂材料からなる成型品であり、図4に示すように、第1筐体側主面部61と、筐体側第1〜第4壁部62〜65とを備え、全体で略容器形状を有する。
第1筐体側主面部61は、矩形状の板体で構成され、回路基板2を支持する。
具体的に、回路基板2は、その表面が第1筐体側主面部61の裏面(背面)に対向する状態で、ネジ(図示略)により第1筐体側主面部61の裏面(後述する第1凹部611における底部分の裏面)に固定される。
この第1筐体側主面部61には、図4に示すように、回路基板2の表面に向けて窪む第1凹部611が形成されている。
この第1凹部611の底部分には、図4に示すように、筐体側第1〜第5開口部611A〜611D,611Hと、押圧用開口部611E〜611Gと、筐体側音声出力用孔611Iと、筐体側固定用孔611Jとが形成されている。
より具体的に、筐体側第1開口部611Aは、一の辺縁61A側に形成され、第1凹部611の幅方向に沿って延在するスリット形状を有する。
筐体側第2,第3開口部611B,611Cは、第1凹部611における延在方向の中心位置よりも筐体側第1開口部611A側にそれぞれ形成され、第1凹部611の幅方向に沿って並設されている。
筐体側第4開口部611Dは、他の辺縁61B側に形成されている。
筐体側第5開口部611Hは、第1凹部611の略中心位置に形成されている。
これら押圧用開口部611E〜611Gの内部には、略U字形状を有し、当該U字の両端部が押圧用開口部611E〜611Gの縁部分に接続し、前面側または背面側に揺動可能とする揺動部611K〜611Mがそれぞれ設けられている。
そして、ユーザ操作により第1〜第3操作ボタン7A〜7Cが押圧された際に、当該第1〜第3操作ボタン7A〜7Cとともに揺動部611K〜611Mが背面側にそれぞれ押下され、当該揺動部611K〜611Mにより回路基板2に実装された複数の第2検出回路(スイッチ)がそれぞれ押圧されることとなる。
筐体側固定用孔611Jは、第1,第2筐体4,5を互いに固定するための孔であり、筐体側音声出力用孔611Iに対して他の辺縁61B側に形成されている。
さらに、第1凹部611の底部分の表面(前面)には、空気は通すが水は通さない特性を有する樹脂フィルム(図示略)が筐体側音声出力用孔611Iを閉塞するように貼り付けられている。
なお、樹脂フィルム6Aの構成については、後述する。
また、筐体側第1〜第4壁部62〜65の先端は、同一平面上に位置する平坦状に形成され、第1,第2筐体4,5が互いに組み合わされた状態で、第2筐体5に当接する。
これら筐体側第1〜第4壁部62〜65のうち、第1筐体側主面部61における一の辺縁61A、及び当該一の辺縁61Aに対向する他の辺縁61Bに位置する筐体側第1,第2壁部62,63には、図4に示すように、第2凹部621,631がそれぞれ形成されている。
なお、第2凹部621の幅寸法は、第1凹部611の幅寸法と同一に設定されている。
この第2凹部621の底部分には、筐体側第2壁部63に向けて窪み、蓋体7を第1筐体本体6に係止するための一対の係止用凹部621Aが形成されている。
他の第2凹部631については、具体的な説明は省略するが、第2凹部621(一対の係止用凹部621Aも含む)と同様の形状を有するものである。
樹脂フィルム6Aは、PET(Polyethylene terephthalate)フィルムで構成され、図3または図4に示すように、筐体側第1〜第5開口部611A〜611D,611H、及び押圧用開口部611E〜611Gを閉塞するように第1凹部611の底部分の表面(前面)に貼り付けられている。
この樹脂フィルム6Aは、光を透過させるが水は通さない特性を有する。すなわち、樹脂フィルム6Aにて筐体側第1〜第4開口部611A〜611Dを閉塞した状態でも、発光素子2Aからの光は、筐体側第1〜第4開口部611A〜611D及び樹脂フィルム6Aを介して、第1筐体本体6外部に進むこととなる。また、樹脂フィルム6Aにて各開口部611A〜611Hを閉塞することで、当該開口部611A〜611Hを介して、第1筐体本体6内部に水が浸入することを防止することができる。
図5は、蓋体7から印刷シート7Hを分解した状態を前面側から見た斜視図である。図6は、蓋体7から第1,第2情報表示板7E〜7Gを分解した状態を背面側から見た分解斜視図である。
蓋体7は、樹脂材料からなる成型品であり、図5または図6に示すように、蓋体側主面部71と、蓋体側第1,第2壁部72,73とを備え、断面視で略U字形状を有する。
蓋体側主面部71は、第1凹部611の大きさと略同一の大きさを有する矩形状の板体で構成され、第1凹部611に嵌合して第1凹部611を閉塞する。
この蓋体側主面部71には、図5または図6に示すように、蓋体側第1〜第4開口部711〜714(図5)と、蓋体側音声出力用孔715と、蓋体側固定用孔716(図6)とが形成されている。
なお、蓋体側第1〜第4開口部711〜714は、本考案に係る開口部に相当する。
より具体的に、蓋体側第1〜第4開口部711〜714は、筐体側第1〜第4開口部611A〜611Dとそれぞれ略同一形状を有する。
そして、蓋体側主面部71には、図5または図6に示すように、第1〜第3操作ボタン7A〜7Cと透光性部材7Dとが取り付けられている。
なお、透光性部材7D及び第1〜第3操作ボタン7A〜7Cの構成については、後述する。
蓋体側固定用孔716は、第1,第2筐体4,5を互いに固定するための孔であり、筐体側固定用孔611Jに対向する位置に形成されている。
そして、蓋体側主面部71の表面(前面)には、図5に示すように、蓋体側固定用孔716を閉塞するカバー部材716Aが取り付けられている。
以上説明した筐体側主面部71の表面(前面)には、図3または図5に示すように、印刷シート7Hが貼り付けられている。
なお、印刷シート7Hの構成については、後述する。
蓋体側第1壁部72において、蓋体側第2壁部73に対向する面には、図6に示すように、蓋体側第2壁部73に向けて突出し、蓋体7を第1筐体本体6に取り付けた際に、第2凹部621の一対の係止用凹部621Aにそれぞれ係止される一対の係止用突起721が形成されている。
なお、蓋体側第2壁部73にも、上述した一対の係止用突起721と同様の一対の係止用突起731(第2凹部631の一対の係止用凹部にそれぞれ係止される一対の係止用突起)が形成されている。
透光性部材7Dは、図5または図6に示すように、蓋体側第1開口部711と略同一の形状を有し、蓋体側主面部71に対して、例えば、超音波溶着等により固定される。そして、透光性部材7Dは、蓋体側主面部71に固定された状態で、蓋体側第1開口部711に嵌合し、当該蓋体側第1開口部711を閉塞する。
第1,第2操作ボタン7A,7Bは、図5または図6に示すように、蓋体側第2,第3開口部712,713と略同一の形状を有し、当該蓋体側第2,第3開口部712,713にそれぞれ嵌合し、当該蓋体側第2,第3開口部712,713をそれぞれ閉塞する。
以上説明した透光性部材7D及び第1,第2操作ボタン7A,7Bは、透明樹脂材料からなる一体成型品で構成されている。
2つの支持部7D1は、その材料の剛性や形状等により、弾性変形を可能とする。
すなわち、透光性部材7Dが蓋体側主面部71に固定された状態で、第1,第2操作ボタン7A,7Bがユーザにより押圧されていない場合には、各2つの支持部7D1が弾性変形しない。このため、第1,第2操作ボタン7A,7Bは、蓋体側第2,第3開口部712,713にそれぞれ嵌合した状態となる。
一方、第1,第2操作ボタン7A,7Bがユーザにより押圧された場合には、第1,第2操作ボタン7A,7Bの押下に伴って各2つの支持部7D1が弾性変形する。このため、第1,第2操作ボタン7A,7Bは、各2つの支持部7D1を支点として、背面側に押下される。そして、第1,第2操作ボタン7A,7Bは、樹脂フィルム6A(ボタン部6A1,6A2)及び揺動部611K,611Lを介して、回路基板2に実装された第2検出回路(スイッチ)を押圧することとなる。
以上説明した透光性部材7D、及び第1〜第3操作ボタン7A〜7Cは、本考案に係る嵌合部材に相当する。また、透光性部材7Dが本考案に係る第1嵌合部材に相当し、第1,第2操作ボタン7A,7Bが本考案に係る第2嵌合部材に相当する。
また、上述した一体成型品で構成された透光性部材7D及び第1,第2操作ボタン7A,7Bの裏面(背面)には、図6に示すように、第1情報表示板7E及び2つの第2情報表示板7F,7Gが係止されている。
先ず、第1,第2情報表示板7E〜7Gの構成を説明する前に、透光性部材7Dに設けられた第1,第2情報表示板7E〜7Gの係止構造について説明する。
透光性部材7Dの裏面には、図6に示すように、第1情報表示板7Eが内部に嵌め込まれる(係止される)矩形枠状の枠状突起7D2が形成されている。
また、枠状突起7D2には、一部が切り欠かれ、第1情報表示板7Eが枠状突起7D2内部に嵌め込まれた際に、第1情報表示板7Eと2つの第2情報表示板7F,7Gとを接続する4つの接続部7E1がそれぞれ挿通される4つの切欠部7D3が形成されている。
具体的に、第1情報表示板7Eの表面には、異常情報として、「戸締り異常」の文字が印刷されている。
すなわち、異常が生じた場合には、回路基板2に実装された制御回路による制御の下、第1情報表示板7Eに対向する発光素子2Aが点灯し、当該発光素子2Aから第1情報表示板7Eに向けて光が出射される。そして、ユーザは、第1情報表示板7Eにおける光の拡散により、第1情報表示板7Eの発光状態により、上述した異常情報を認識することとなる。
具体的に、第2情報表示板7Fの表面には、操作情報として、警備を開始するユーザ操作を促す「警備」の文字が印刷されている。
また、第2情報表示板7Gの表面には、操作情報として、警備を終了するユーザ操作を促す「解除」の文字が印刷されている。
すなわち、ユーザは、第2情報表示板7F,7Gに対向する発光素子2Aが点灯することで、第2情報表示板7F,7Gにおける光の拡散により、第1,第2操作ボタン7A,7Bを介して、上述した操作情報を認識することとなる。
以上説明した第2情報表示板7F,7Gは、図6に示すように、2つの接続部7E1により、第1情報表示板7Eにそれぞれ一体形成されている。
このため、第2情報表示板7F,7Gは、第1情報表示板7Eが透光性基板7Dに係止された状態で、各2つの接続部7E1の弾性変形により、ユーザ操作による操作ボタン7A,7Bの移動にそれぞれ連動することとなる。
印刷シート7Hは、図5に示すように、蓋体側主面部71における蓋体側第1〜第4開口部711〜714、蓋体側音声出力用孔715、及びカバー部材716Aにそれぞれ対応したシール側第1〜第4開口部7H1〜7H4、シール側音声出力用孔7H5、及びシール側固定用開口部7H6を有する。
そして、印刷シート7Hは、蓋体側主面部71の表面(前面)において、蓋体側第1〜第4開口部711〜714、蓋体側音声出力用孔715、及びカバー部材716Aを除く領域に貼り付けられる。
この印刷シート7Hは、PETフィルム等の樹脂フィルムの裏面に印刷を施し、当該裏面に蓋体側主面部71への貼り付け用の粘着テープを貼り付けたものである。
例えば、上記印刷としては、外装筐体3の色味に合わせた色を背景とし、会社名、ロゴマーク、製品番号等の文字情報(第2情報)を含ませた印刷が例示できる。
図7は、第2筐体5を前面側から見た斜視図である。
第2筐体5は、樹脂材料からなる成型品であり、図7に示すように、第2筐体側主面部51と、筐体側第5〜第8壁部52〜55とを備え、全体で略容器形状を有する。
第2筐体側主面部52は、矩形状の板体で構成されている。
この第2筐体側主面部52には、図7に示すように、配線用開口部521と、設置用開口部522と、収容部523と、固定用ボス524とが形成されている。
配線用開口部521は、外部から回路基板2に接続するための信号線が挿入される開口である。
設置用開口部522は、操作端末1を屋内や屋外の壁等に設置する際にネジ等を挿通するための開口である。
収容部523は、前面側に窪む凹部であり、上記信号線の余剰分を収容する配線だまりである。
固定用ボス524は、筐体側固定用孔611Jに対向する位置に形成されている。そして、固定用ボス524は、内部にネジ孔524Aが形成され、第1,第2筐体4,5を互いに固定するために用いられる。
また、筐体側第5〜第8壁部52〜55の先端は、同一平面上に位置する平坦状に形成されている。
そして、筐体側第5〜第8壁部52〜55の先端において、矩形枠状の内側部分には、第1,第2筐体4,5の間に配設される防水用のパッキング部材8が設けられている。
以上説明した第2筐体5及びパッキング部材8は、異なる樹脂材料(例えば、パッキング部材8にはエラストマを採用)から構成され、異材成型(二色成型)による一体成型品で構成されている。
そして、操作端末1は、以下に示すように組み立てられる。
先ず、作業者は、第1筐体本体6に対して、裏面に回路基板2を取り付けるとともに、第1凹部611の底部分に樹脂フィルム6Aを貼り付ける。そして、作業者は、第1筐体本体6の第1,第2凹部611,621,631に蓋体7を嵌合して、第1筐体4を組み立てる。
次に、作業者は、第1,第2筐体4,5を組み合わせる。そして、作業者は、固定ネジSc(図6参照)を第1筐体4の前面側から蓋体側固定用孔716に挿通し、筐体側固定用孔611Jを介して、固定用ボス524のネジ孔524Aに締結する。すなわち、蓋体7、第1筐体本体6、及び第2筐体5は、固定ネジScにより、共締めされる。この後、作業者は、カバー部材716Aを蓋体7に取り付け、蓋体側固定用孔716を閉塞する。
以上のように操作端末1が組み立てられた状態では、第1筐体4における筐体側第1〜第4壁部62〜65の先端と、第2筐体5における筐体側第5〜第8壁部52〜55の先端とが当接する。また、筐体側第1〜第4壁部62〜65内にパッキング部材8が嵌合し、当該パッキング部材8が筐体側第1〜第4壁部62〜65内面に密着した状態となる。
したがって、外装筐体3を共通化しつつ機種変更を容易に行うことができる。
このため、周囲が暗い場所であっても、第1,第2情報表示板7E〜7Gによる光の拡散により、ユーザに異常情報や操作情報を認識させることができる。また、第1,第2情報表示板7E〜7Gにて光が拡散されるため、操作端末1の外部から外装筐体3内部(発光素子2A等)が視認されることがなく、操作端末1の見栄えを良くすることができる。
このため、第1,第2操作ボタン7A,7Bの裏面(背面)に第2情報表示板7F,7Gを係止するための係止構造を設ける必要がなく、第1,第2情報表示板7E〜7Gを係止するための係止構造を簡素化することができる。また、第1,第2情報表示板7E〜7Gが一体形成されているため、透光性部材7Dに対して第1,第2情報表示板7E〜7Gを一括に係止させることができ、操作端末1を他の機種に変更する際に、第1,第2情報表示板7E〜7Gを容易に交換することができる。
このため、接続部7E1を弾性変形させることが容易となり、ユーザ操作による第1,第2操作ボタン7A,7Bの移動に第2情報表示板7F,7Gを容易に連動させることができる。
このため、操作端末1を他の機種に変更する際には、蓋体7を取り外して第1,第2情報表示板7E〜7Gを交換すればよく、第2筐体5に対して第1筐体本体6を取り外す必要がない。すなわち、第1,第2情報表示板7E〜7Gの交換時に、回路基板2が露出することがなく、回路基板2に不具合が生じることがない。
しかしながら、このようなシルク印刷は、工賃が高いものである。また、外装筐体自体も高価なものであり、シルク印刷が失敗した場合の損失も大きいものである。
本実施の形態では、蓋体7の表面には、上述した文字情報が印刷された印刷シート7Hが貼り付けられている。
このため、従来のシルク印刷と比較して安価な印刷シート7Hを利用することで、操作端末1の製造コストも低減させることができる。また、万が一、印刷シート7Hの貼り付けを間違った場合であっても、印刷シート7Hを貼り替えることで、第1筐体4を無駄にすることがない。さらに、印刷シート7Hに印刷する背景の色味を異なるものとすれば、機種毎に異なる見栄えの操作端末を製造することができる。
ここまで、本考案を実施するための形態を説明してきたが、本考案は上述した実施の形態によってのみ限定されるべきものではない。
上述した実施の形態では、透光性部材7Dに第1,第2情報表示板7E〜7Gが係止されていたが、これに限られず、蓋体側主面部71の裏面や、第1凹部611の底部分に係止される構造を採用しても構わない。
また、上述した実施の形態では、第1情報は、第1,第2情報表示板7E〜7Gに印刷されていたが、これに限らず、第1,第2情報表示部7E〜7Gに刻印しても構わない。
また、上述した実施の形態では、第1筐体4は、第1筐体本体6と蓋体7との二重構造で構成されていたが、これに限られず、一つの部材で構成された構造であっても構わない。
また、上述した実施の形態では、本発明に係る第1,第2情報として、文字のみを含む異常情報、操作情報、及び文字情報を採用したが、文字及び図形の少なくともいずれか一方を含んでいれば、これに限られない。
また、上述した実施の形態では、樹脂フィルム6Aは、第1凹部611の底部分の表面(前面)に貼り付けられていたが、これに限られず、第1凹部611の底部分であれば、当該底部分の裏面(背面)に貼り付けても構わない。
また、上述した実施の形態では、警備装置または出入管理装置を遠隔で操作する操作端末を例に説明したが、例えば、エアコン、照明、及び電動カーテン等の装置を遠隔で操作する操作端末に適用しても構わない。
2 回路基板
2A 発光素子
3 外装筐体
4 第1筐体
5 第2筐体
6 第1筐体本体
6A 樹脂フィルム
6A1〜6A3 ボタン部
7 蓋体
7A〜7C 第1〜第3操作ボタン
7D 透光性部材
7D1 支持部
7D2 枠状突起
7D3 切欠部
7E 第1情報表示板
7E1 接続部
7F,7G 第2情報表示板
7H 印刷シート
7H1〜7H4 シール側第1〜第4開口部
7H5 シール側音声出力用孔
7H6 シール側固定用開口部
8 パッキング部材
51 第2筐体側主面部
52〜55 筐体側第5〜第8壁部
61 第1筐体側主面部
61A,61B 辺縁
62〜65 筐体側第1〜第4壁部
71 蓋体側主面部
72,73 蓋体側第1,第2壁部
521 配線用開口部
522 設置用開口部
523 収容部
524 固定用ボス
524A ネジ孔
611 第1凹部
611A〜611D,611H 筐体側第1〜第5開口部
611E〜611G 押圧用開口部
611I 筐体側音声出力用孔
611J 筐体側固定用孔
611K〜611M 揺動部
621,631 第2凹部
621A 係止用凹部
711〜714 蓋体側第1〜第4開口部
715 蓋体側音声出力用孔
716 蓋体側固定用孔
716A カバー部材
721,731 係止用突起
Sc 固定ネジ
Claims (7)
- 互いに組み合わされる第1筐体及び第2筐体を有する外装筐体と、
文字及び図形の少なくともいずれか一方を含む第1情報が設けられた情報表示板とを備え、
前記第1筐体には、
前記外装筐体内外を連通する開口部が形成されているとともに、前記開口部に嵌合する透光性を有する嵌合部材が取り付けられ、
前記情報表示板は、
前記嵌合部材を介して前記外装筐体の外部から前記第1情報を視認可能な状態で、前記第1筐体または前記嵌合部材に係止される
ことを特徴とする操作端末。 - 前記外装筐体内部に収納される回路基板を備え、
前記情報表示板は、
入射した光を拡散する光拡散シートで構成され、
前記回路基板には、
前記情報表示板に向けて光を出射する発光素子が実装されている
ことを特徴とする請求項1に記載の操作端末。 - 前記第1筐体には、
複数の前記開口部が形成されているとともに、前記複数の開口部にそれぞれ嵌合する複数の前記嵌合部材がそれぞれ取り付けられ、
前記複数の嵌合部材は、
前記第1筐体に固定される第1嵌合部材と、
外部からの力により前記外装筐体内部に向けて移動可能とする第2嵌合部材とを備え、
前記情報表示板は、
前記第1筐体または前記第1嵌合部材に係止され、前記第1嵌合部材を介して前記外装筐体の外部から前記第1情報を視認可能な状態に置かれる第1情報表示板と、
前記第1情報表示板に一体形成され、前記第2嵌合部材を介して前記外装筐体の外部から前記第1情報を視認可能な状態に置かれる第2情報表示板とを備え、
前記第2情報表示板は、
弾性変形により、ユーザ操作による前記第2嵌合部材の移動に連動する
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の操作端末。 - 前記第1情報表示板及び前記第2情報表示板に一体形成され、前記第1情報表示板及び前記第2情報表示板を接続する接続部を備え、
前記接続部は、
前記第1情報表示板及び前記第2情報表示板の各断面積よりも小さい断面積を有する
ことを特徴とする請求項3に記載の操作端末。 - 前記第1筐体は、
前記外装筐体内部に向けて窪む凹部を有し、前記第2筐体に組み合わされる第1筐体本体と、
前記凹部に嵌合する蓋体とを備え、
前記蓋体には、
前記開口部が形成されているとともに、前記嵌合部材が取り付けられている
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の操作端末。 - 前記第1筐体の表面には、
前記開口部を除く領域に、文字及び図形の少なくともいずれか一方を含む第2情報が印刷された印刷シートが貼り付けられている
ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の操作端末。 - 前記第1筐体は、
前記外装筐体内部に向けて窪む凹部を有し、前記第2筐体に組み合わされる第1筐体本体と、
前記凹部に嵌合する蓋体とを備え、
前記印刷シートは、
前記蓋体の表面に貼り付けられている
ことを特徴とする請求項6に記載の操作端末。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013003901U JP3186112U (ja) | 2013-07-05 | 2013-07-05 | 操作端末 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013003901U JP3186112U (ja) | 2013-07-05 | 2013-07-05 | 操作端末 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3186112U true JP3186112U (ja) | 2013-09-19 |
Family
ID=50429802
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013003901U Expired - Lifetime JP3186112U (ja) | 2013-07-05 | 2013-07-05 | 操作端末 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3186112U (ja) |
-
2013
- 2013-07-05 JP JP2013003901U patent/JP3186112U/ja not_active Expired - Lifetime
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