JP3185812B2 - インクジェットヘッド - Google Patents
インクジェットヘッドInfo
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- JP3185812B2 JP3185812B2 JP10305992A JP10305992A JP3185812B2 JP 3185812 B2 JP3185812 B2 JP 3185812B2 JP 10305992 A JP10305992 A JP 10305992A JP 10305992 A JP10305992 A JP 10305992A JP 3185812 B2 JP3185812 B2 JP 3185812B2
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- Japan
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- vibrator
- positioning
- tip
- pressure chamber
- plate
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- Expired - Lifetime
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- Ink Jet (AREA)
- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
Description
記録を行うインクジェット記録装置に適したインクジェ
ットヘッドの構成に関する。
て、圧力室内のインクを加圧し、圧力室に連通するノズ
ルよりインク滴を吐出するインクジェットヘッドは特開
昭58ー119870号公報に開示されている。
って、これは振動子20に付いた脚部21先端位置を高
精度に決めを必要とするが、組立時に、振動子に付いた
脚部の先端の変位方向の位置を定めることが困難で、脚
部先端が各振動子毎でばらつき、インク吐出特性にばら
つきをきを招く。そして位置決め精度が極端に悪い場合
には、脚部がダイアフラム25に達せず、インク滴の吐
出が不可能となったり、またたわみ易いダイアフラムを
大きく押し込んでしまい、ダイアフラムの反力による振
動子の折れや曲がり、さらには薄いダイアフラムを破損
するという問題の他に、複数の振動子をそれぞれ一本ず
つ所定の位置に配置する作業が必要となり組立作業が繁
雑であるという問題もある。
問題に鑑みてなされたものであってその目的とするとこ
ろは、振動子を高い位置決め精度で、かつ高密度に配置
でき、組立作業の簡単化を図ることができるインクジェ
ットヘッドを提供するもである。
に本発明においては、振動子の軸方向の変位により圧力
室の壁を変位させてノズルからインク滴を吐出させるイ
ンクジェットヘッドにおいて、前記振動子が、中央領域
に切欠き部を形成するように両側に前記軸方向の相対位
置を規定する位置決め部を備えた位置決め部材の表面
に、板状の振動板を前記切欠き部に対向する領域に突出
するように一端を固定して、前記振動板の他端を複数に
分割して構成されている。
により歯割りして振動子に切り分け、また切欠き部によ
り阻害することなく、位置決め部により複数の全ての振
動子の先端面と圧力室の壁との相対距離を規定する。
に基づいて説明する。図1、図2は、それぞれ本発明の
インクジェットヘッドの一実施例を示すものであって、
振動子1は、一列当り複数本、例えば24本が短冊状
に、ピッチ1/180インチで形成され、2列設けられ
ている。
形の切り欠き2bを有する位置決め部材2に片持梁状に
固着され、他半の自由端側がリード3を通じて電力を供
給を受けて長手方向に、すなわち図2に於ける矢印z方
向に変位する。この位置決め部材2は、ハウジング10
に強固に固定されて振動子1の片側を固定する固定部材
として機能する。
セラミックにより構成され、振動子1が固定される表面
にはリード3に接続する接薄膜電極2v、2wがパター
ン状に形成され、各振動子1の駆動電極が薄膜電極2v
に接続され、また共通電極がU字型の薄い金属プレート
11を介して薄膜電極2wに接続されている。
を2列備え、また流路プレート7は長方形状の圧力室7
aと各圧力室に共通のインク室7bを備えている。ノズ
ルプレート4のノズル6は、流路プレート7にノズルプ
レート4を積層することにより各圧力室7aにそれぞれ
連通する。そして、流路プレート7の他方の面を圧力室
壁を形成する蓋板5を積層することにより閉じた圧力室
7a等の流路が形成でき、インクは図示されないインク
カートリッジからパイプ8を通ってインク室7bに供給
され、ここから各圧力室7aに流れ込む。この圧力室7
aは、例えば幅0.1mm、長さ2mm、深さ0.1m
mである。
カバーして振動子先端1aと結合する剛性を高めた長方
形状の厚肉部5aと、振動子1の変位を受けてたわみを
起こす薄肉部5b、および周辺の厚肉部5cとを備え、
例えばニッケル電鋳で作られている。薄肉部5bは0.
5μm〜3μm、厚肉部5a、5bは10〜100μm
の範囲から選ばれる。また、蓋板5は薄肉部と厚肉部と
に分けて作ることも可能で、例えば薄い金属フィルムに
メッキや樹脂層で厚肉部を形成し、薄肉部となる板材に
積層して構成することもできる。
1は、振動子先端1a及び後述の位置決め部2aに接着
剤を塗布し、次に位置決め部材2を予め蓋板5上に接合
されたハウジング10のスロット10aに沿って図1の
下方向から組み込む。なお、図中符号13は、回路基板
である。
着した位置決め部材2は、振動子1の列設方向の両端、
つまり2カ所に位置決め部2aが形成されていて、位置
決め部2aと振動子先端1aは同一平面上に位置してい
る。また、蓋板5の厚肉部5a、5cも同一平面となる
ように構成されている。
の先端1aと位置決め部2aとに接着剤を予め塗布した
後、位置決め部2aを蓋板5の端部側の厚肉部5cに当
接させて振動子1の長手方向の位置を決定し、この状態
で塗布した接着剤の硬化を待つ。そして、位置決め部材
2とハウジング10との間隙に接着剤を流し込んだり、
また固定部材等で機械的に固定する。位置決め部材2
は、流路領域を跨いで両側の厚肉部5cに当接して振動
子1の軸方向の位置を決めているから、振動子1が流路
領域を無用に押圧することが防止される。
複数本の振動子の両側に位置するため、振動子1を傾き
無く、確実、簡単に圧力室壁上にセットできるばかりで
なく、振動子1の組み込み時に保護部材としても機能す
る。
づいて説明する。低電圧で大きな変位を得ることがで
き、かつ剛性を得るため電極を介して多層積層した板状
の振動板1’と、薄膜電極2v’が付けられた位置決め
部材2とを用意し(図4(a))、切欠き部2bに振動
板1’が対向するように位置決めし接着剤またはろう付
けにより接合すし、回転ブレードやワイヤソー等を使っ
たスライシングマシンで振動板1’と位置決め部材2を
同時に、または同一工程で矢印12方向に切断して先端
の位置を決定して位置決め部2aを形成する。これによ
り、振動子先端1aと位置決め部2aとが同一平面とな
る(図4(b))。
置決め部材上の薄膜電極2v’を同時に切断し、振動子
1を短冊状に作ると共に薄膜電極2v’を分割して各振
動子毎の引出して電極2vを作る(図4(c))。この
ような製造方法によれば、寸法が幅70μm、厚さ50
0μm、長さ5mmの振動子1を1/180インチのピ
ッチで配列することができる。
位置決め部の位置を治具を使って合わせた状態で振動子
と位置決め部材を接合し、次に振動子を短冊上に加工す
る事も可能である。
実施例を示すものであって、位置決め部材2の位置決め
部2aを振動子先端1aより寸法gだけ後退させたもの
である。この実施例によれば、振動子1を蓋板5上に図
の下方から設置した場合、振動子1の先端1aが蓋板5
をやや強制的に圧力室内へたわませので、先端1aに塗
布する接着剤が薄くても厚肉部5aと先端1aは確実に
接合することができ、場合によっては全圧力室で蓋板5
が内部へたわむので、接着剤等による接合が不要とな
る。
実施例で、ハウジング10に位置決め部10cを形成
し、ここに位置決め部材2の位置決め部2aを当接させ
て振動子1の先端1aの位置を出したものである。
に、振動子を固着する固定部材を位置決め部材と分離し
て別に設けることも可能である。或はハウジングに振動
子の固定部材としての機能をもたせて位置決め部材を独
立して設けることもでき、従来例のように振動子先端に
脚部を備えたものに適用することもでき、その場合には
脚部先端に対して位置決め部2aの位置を設定する。
板状の振動板を、切欠き部を逃げ代として刃具により歯
割りして振動子に切り分けることができ、また切欠き部
により阻害することなく、位置決め部により複数の全て
の振動子の先端面と圧力室の壁との相対距離を規定でき
る。
す分解斜視図である。
る。
る。
クジェットヘッドに使用する振動子の製造工程を示す図
である。
子の実施例を示す図である。
示す一部断面図である。
ある。
Claims (1)
- 【請求項1】 振動子の軸方向の変位により圧力室の壁
を変位させてノズルからインク滴を吐出させるインクジ
ェットヘッドにおいて、前記振動子が、中央領域に切欠
き部を形成するように両側に前記軸方向の相対位置を規
定する位置決め部を備えた位置決め部材の表面に、板状
の振動板を前記切欠き部に対向する領域に突出するよう
に一端を固定して、前記振動板の他端を複数に分割して
構成されているインクジェットヘッド。
Priority Applications (11)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10305992A JP3185812B2 (ja) | 1992-04-22 | 1992-04-22 | インクジェットヘッド |
DE69233523T DE69233523T2 (de) | 1991-12-26 | 1992-12-24 | Tintenstrahldruckkopf |
EP92121977A EP0550030B1 (en) | 1991-12-26 | 1992-12-24 | Ink jet recording head and process for forming same |
EP97108517A EP0795404B1 (en) | 1991-12-26 | 1992-12-24 | Ink jet recording head |
DE69224975T DE69224975T2 (de) | 1991-12-26 | 1992-12-24 | Tintenstrahldruckkopf und sein Herstellungsverfahren |
SG1996008561A SG49270A1 (en) | 1991-12-26 | 1992-12-24 | Ink jet recording head and process for forming same |
US07/997,571 US5517225A (en) | 1991-12-26 | 1992-12-28 | Ink jet recording head |
US08/469,504 US5764257A (en) | 1991-12-26 | 1995-06-06 | Ink jet recording head |
US08/471,230 US5630274A (en) | 1991-12-26 | 1995-06-06 | Method of making an ink jet recording head |
US09/070,766 US6286942B1 (en) | 1991-12-26 | 1998-05-01 | Ink jet recording head with mechanism for positioning head components |
HK98110817A HK1010045A1 (en) | 1991-12-26 | 1998-09-22 | Ink jet recording head and process for forming same |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10305992A JP3185812B2 (ja) | 1992-04-22 | 1992-04-22 | インクジェットヘッド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05293961A JPH05293961A (ja) | 1993-11-09 |
JP3185812B2 true JP3185812B2 (ja) | 2001-07-11 |
Family
ID=14344110
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10305992A Expired - Lifetime JP3185812B2 (ja) | 1991-12-26 | 1992-04-22 | インクジェットヘッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3185812B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8029110B2 (en) | 2007-11-05 | 2011-10-04 | Seiko Epson Corporation | Droplet ejection head and droplet ejection apparatus |
US8029111B2 (en) | 2007-11-05 | 2011-10-04 | Seiko Epson Corporation | Droplet ejection head and droplet ejection apparatus |
JP5338253B2 (ja) * | 2008-02-14 | 2013-11-13 | セイコーエプソン株式会社 | 液体噴射ヘッドの製造方法及び液体噴射ヘッド並びに液体噴射装置 |
-
1992
- 1992-04-22 JP JP10305992A patent/JP3185812B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05293961A (ja) | 1993-11-09 |
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