JP3185802B2 - ポリ(adp−リボース)グリコヒドロラーゼ阻害剤 - Google Patents

ポリ(adp−リボース)グリコヒドロラーゼ阻害剤

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、後記化で表わされる
グルコース誘導体の新規な用途に関する。
【0002】
【従来技術・発明が解決しようとする課題】現有の抗癌
剤の殆どは、DNA合成あるいは細胞分裂を抑制する作
用を持つが、これは正常細胞に対しても同等な作用を示
す。わずかに癌細胞は細胞分裂が速く、正常細胞は遅い
と言う差を利用して癌細胞により多くの障害を与えるこ
とで癌治療が成り立っている。正常細胞が受けた障害
は、副作用として表現され、生体がその副作用にどこま
で耐えられるかが、癌治療の上で重要なポイントとなっ
ている。
【0003】以上のことから明らかなように、本来の癌
治療は癌細胞の生物学、生化学等に根ざすべきものであ
るが、現実にはその様な癌治療法にまで結びついていな
い。
【0004】癌の原因としては、発癌物質、放射線およ
び癌ウイルスの3つが古くより指摘されてきた。その
内、癌ウイルスの持つ遺伝情報により細胞が癌化するこ
とが明らかになり、oncogene(癌遺伝子)なる言葉が生
まれた。その後、癌遺伝子は正常細胞にも存在し、それ
が何らかの原因でスイッチオンされて、細胞が癌化する
と言う仮説が立てられたのである。これは、時の流れと
共に発展し、今日その大筋が正しかったことは、当業者
であれば誰しも認めるところである。
【0005】一方、高等動物のゲノムには癌遺伝子とな
り得るproto-oncogeneが50種以上存在し、それらは正
常細胞の増殖や分化に重要な生理機能を果たしている。
それ故、細胞増殖や癌の制御の遺伝子レベルもしくは遺
伝子産物レベルでのコントロールの可能性が生まれて来
た。
【0006】本発明の目的は癌遺伝子の発現を特異的に
阻害し、これを抑制する癌治療剤を提供することにあ
る。
【0007】ところで、挿入されたマウス乳癌ウイルス
(MMTV)遺伝子の発現がコルチコイドにより制御さ
れているマウス乳癌細胞を用い、MMTV遺伝子発現に
はクロマチンタンパク質での脱ポリADP−リボース反
応が引金となっていることが見出されている。即ち、ポ
リADP−リボースが分解されることにより、その部分
のクロマチン構造の局所変化が、最終的にはRNAポリ
メラーゼのプロモーターへの結合と転写促進につながる
と考えられている〔ジャーナル・バイオロジカル・ケミ
ストリー,258,15371(1983)〕。
【0008】この様な実情の下に、本発明者らはポリA
DP−リボースの分解を阻止すれば、癌遺伝子が活性化
されなくなると予想し、ADP−リボースの分解に関与
する酵素であるポリ(ADP−リボース)グリコヒドロ
ラーゼをヒト胎盤より分離精製し、本酵素に対し阻害作
用をもつ化合物を検討した。その結果、幾つかの新規化
合物に強い阻害活性を見出した。そして、さらに検討を
進めポリ(ADP−リボース)グリコヒドロラーゼ阻害
に基づく抗癌作用を有する医薬として、使用に耐え得る
化合物を創製することに成功し本発明を完成した。
【0009】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明の要旨は以
下の通りである。一般式(I)
【化3】 〔式中、R1 〜R5 はそれぞれ水素原子またはA
【化4】 (式中、Zは直接結合、アルキレンまたはアルケニレン
を、R 7 〜R 11 は、それぞれ水素原子、水酸基または低
級アルコキシを示す。ただし、R 7 〜R 11 は同時に4個
または5個の水素原子を示すことはない。)を示す。た
だし、R1 〜R5は同時に水素原子を示すことはな
い。〕で表わされるグルコース誘導体を有効成分とする
ポリ(ADP−リボース)グリコヒドロラーゼ阻害剤。
【0010】本明細書において、Aにおける低級アルコ
キシは、好適には炭素数1〜4であり、具体的にはメト
キシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキ
シ、イソブトキシ、sec-ブトキシ、tert- ブトキシ等が
例示されるが、特にメトキシが好ましい。
【0011】当該Aとしては、特にアルキレンまたはア
ルケニレンを介して、フェニルとカルボニルが結合した
ものおよびフェニルとカルボニルが直接結合したものが
好ましい。アルキレンとしては、メチレン、エチレン、
トリメチレン、テトラメチレン等の炭素数1〜4のもの
が例示されるが、特にメチレン、エチレンが好ましく、
アルケニレンとしては、炭素数1〜4のものが例示さ
れ、特にビニレンが好ましい。
【0012】当該Aの好ましい例は、一般式
【化5】 (式中、Zは直接結合、アルキレンまたはアルケニレン
を、R7 〜R11は、それぞれ水素原子、水酸基または低
級アルコキシを示す。ただし、R7 〜R11は同時に4個
または5個の水素原子を示すことはない。)で表わされ
る基である。
【0013】当該Aの特に好ましい具体例としては、ガ
ロイル、4−ヒドロキシ−3−メトキシベンゾイル、4
−ヒドロキシ−3,5−ジメトキシベンゾイル、3,
4,5−トリメトキシベンゾイル、4−ヒドロキシ−3
−メトキシシンナモイル、4−ヒドロキシ−3,5−ジ
メトキシシンナモイル、3,4,5−トリメトキシシン
ナモイル、3,4,5−トリヒドロキシベンジルカルボ
ニル、3,4,5−トリヒドロキシフェネチルカルボニ
ル等が例示される。
【0014】本発明の有効成分であるグルコース誘導体
(I)の製法としては、例えば、以下のような方法が挙
げられる。
【化6】 (上記式中、Aは前記と同意義)上記反応は、通常のエ
ステル反応により行われる。
【0015】出発原料である化合物(i)および(ii)
はともに公知化合物であり、容易に入手することができ
る。なお、上記化合物(i)はグルコースであり、化合
物(ii)はカルボン酸である。
【0016】
【発明の作用・効果】本発明の有効成分であるグルコー
ス誘導体(I)は、後記実験例から明らかなように、ポ
リ(ADP−リボース)グリコヒドロラーゼ阻害活性を
有するものであり、ポリ(ADP−リボース)グリコヒ
ドロラーゼ阻害剤として悪性腫瘍の治療・予防に特に有
用である。その投与対象は、ヒトを含む哺乳動物(ヒ
ト、ウマ、イヌ、マウス、モルモット、ラット等)であ
る。
【0017】本発明のポリ(ADP−リボース)グリコ
ヒドロラーゼ阻害剤は、その有効成分であるグルコース
誘導体自体または製薬上許容されるキャリア等の製剤用
の添加剤との医薬製剤の形で、経口的、非経口的(経静
脈的、経直腸的等)に投与される。その剤型としては、
錠剤、カプセル剤、散剤、坐剤、直腸軟膏、注射剤等が
例示される。当該製剤は、自体既知の方法によって調製
される。
【0018】本発明の有効成分であるグルコース誘導体
の投与量は、患者の年齢、体重および処置すべき病状の
重度や治療に対する反応により変わりうるが、例えば、
経口投与の場合、通常0.1〜100mg/kg体重程度を
1日1回または数回にわたって投与する。
【0019】
【実施例】以下に、本発明を詳細に説明するため実施例
を挙げるが、本発明はこれら実施例によって何ら限定さ
れるものではない。
【0020】実施例1 1−O−ベンジル−D−グルコピラノース(化合物
1)の合成 ベンジルアルコール(100ml)にD−グルコース(1
5.0g)を加えて得られた懸濁液を0℃に冷却した
後、塩化水素ガスを30分間吹き込んだ。得られた溶液
を2日間室温でかきまぜた後、エーテル(500ml)を
加え上澄み液をデカンテーションした。この操作を3回
くりかえし、得られた油状物質をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー〔シリカゲル、溶媒;クロロホルム:メ
タノール=8/1,5/1〕に付し、化合物1(11.
7g、52%)を得た。
【0021】 3,4,5−トリベンジルオキシ安息
香酸(化合物2)の合成 窒素雰囲気下にジメチルホルムアミド(50ml)、没食
子酸(10g)、無水炭酸カリウム(44g)および塩
化ベンジル(27ml)を加えて得られた溶液を140℃
で一夜かきまぜた酢酸エチル(1リットル)で希釈し
た。酢酸エチル層を水、飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグ
ネシウムで乾燥させた。減圧下溶媒を留去後粗生成物を
得た。得られた粗生成物にエタノール(200ml)およ
び1.6N水酸化ナトリウム水溶液(50ml)を加え、
加熱還流を2時間行った。反応後、エタノールを約半分
ほど留去し、得られた残査を0℃に冷却し、0.5Nの
塩酸で液をpHを2とした。その際、析出してきた固体
を濾取した後、乾燥し化合物2(15.6g、64%)
を得た。
【0022】 1─O−ベンジル−2,3,4,6−
テトラキス−(3,4,5−トリベンジルオキシ ベン
ゾイル) −D−グルコピラノース(化合物3)の合成 化合物2(7.0g)、塩化チオニル(40ml)そして
ジメチルホルムアミド(1ml)を氷冷下混合した。得ら
れた溶液を一夜加熱還流し、その後過剰の塩化チオニル
を常圧そして減圧下で留去し化合物2の酸塩化物を調製
した。窒素雰囲気下に化合物1(0.83g)をピリジ
ン(10ml)に加えかきまぜておき、その溶液中に上記
手法で調製した化合物2の酸塩化物(化合物2を7.0
g用いた場合の粗生成物)のピリジン(30ml)溶液を
滴下した。その後室温で一夜かきまぜ、酢酸エチル
(0.6リットル)で希釈した。得られた懸濁液を濾過
し、酢酸エチル層を水、0.05N塩酸、飽和炭酸水素
ナトリウム水および飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシ
ウムで乾燥させた。減圧下溶媒を留去後粗生成物を得
た。得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー〔シリカゲル、溶媒;酢酸エチル:ヘキサン=1
/4、1/3、1/2〕に付し化合物3(2.85g、
49%)を得た。
【0023】 1H−NMR(CDCl3)δ:4.2〜
4.8(m,3H),4.8〜5.1(m,24H),
5.1〜5.7(m,3H),6.1〜6.3(m,1
H),7.1〜7.5(m,72H). IR(KBr,cm-1):1718,1580
【0024】 2,3,4,6−テトラキス−O−ガ
ロイル−D−グルコピラノース(化合物4)の合成 窒素雰囲気下に化合物3(2.85g)、酢酸エチル/
メタノール(3/1:150ml)およびパラジウム−ブ
ラック(3.0g)を加えた後に水素置換を行い反応を
開始した。室温で1時間ほどかきまぜた後、パラジウム
−ブラックを濾去した。得られた濾液を濃縮し、シリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー〔シリカゲル、溶媒;ヘ
キサン:テトラヒドロフラン:メタノール=60/30
/10、50/37.5/12.5、40/45/1
5〕に付し化合物4(0.94g、86%)を得た。
【0025】 1H−NMR(DMSO−d6)δ:4.3
〜4.5(m,2H),5.0〜5.2(m,2H),
5.3〜5.5(m,2H),5.8〜6.2(m,1
H,H1),6.7〜7.1(m,8H),9.19(b
rs,12H). IR(KBr,cm-1):3300,1700,161
13 C−NMR(DMSO−d6)δ:62.0,66.
2,67.0,68.4,69.4,89.5,10
4.2,108.8,116.2,116.3,11
6.5,116.6,119.1,138.6,13
8.7,139.0,142.8,143.0,14
5.3,145.5,145.5,164.5,16
4.7,165.0,165.2,165.5(α、β
混合物).
【0026】実施例2 1,2,3,4,6−ペンタ−O−ガロイル−β−D−
グルコピラノース(化合物5)の合成 タンニン酸(25g)、メタノール(200ml)および
0.1M酢酸−酢酸ナトリウム(pH6.0)(200
ml)を加え、37℃の恒温槽で7日間ときどきかきまぜ
ながら反応を行った。反応後、溶液量が約半分になるま
で濃縮し、得られた濃縮液を酢酸エチルで抽出した。得
られた抽出液を水、飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシ
ウムで乾燥した。溶媒を留去後粗生成物(約20g)を
得た。得られた粗生成物(10g)についてシリカゲル
カラムクロマトグラフィー〔シリカゲル、溶媒;ヘキサ
ン:テトラヒドロフラン:メタノール=6/3/1、5
0/37.5/12.5、4/4.5/1.5〕に付し
化合物5(1.39g)を得た。
【0027】 1H−NMR(DMSO−d6)δ:4.3
(brs),4.5〜4.6(m),5.94(d,
d,J=9.7),6.35(d,J=8.3Hz,1
H),6.77(s,2H),6.82(s,2H),
6.85(s,2H),6.92(s,2H),6.9
8(s,2H),9.11(brs,15H). IR(KBr,cm-1):3350,1700,161
13 C−NMR(DMSO−d6)δ:61.3,67.
6,70.5,71.9,72.2,91.7,10
8.8,117.4,118.0,118.1,11
8.9,138.6,138.8,139.0,13
9.5,145.3,145.3,145.4,14
5.6,163.9,164.4,164.6,16
4.8,165.4.
【0028】実施例3〜5 実施例1に準じて以下の3種の化合物を合成した。 実施例3 1,2,3,4,6−ペンタ−O−(3,5−ジメトキ
シ−4−ヒドロキシシンナモイル)−D−グルコピラノ
ース 1 H−NMR(CDCl3/D2 O)δ:3.78〜4.
01(m,30H),4.27〜6.90(m,7
H),6.13〜6.55(m,5H),6.60〜
6.90(m,10H),7.46〜7.80(m,5
H) IR(KBr,cm-1):2950,2850,171
0,1630,1600,1510,1460,128
0,1220
【0029】実施例4 1,2,3,4,6−ペンタ−O−(3,4,5−トリ
メトキシベンゾイル)−D−グルコピラノース 1 H−NMR(CDCl3)δ:3.8〜4.1(m,4
5H),4.3〜4.9(m,3H),5.57(d
d,0.4H),5.7〜5.9(m,1.6H),
5.9〜6.2(m,0.6H),6.2〜6.4
(m,1H),6.81(d,0.4H),7.1〜
7.5(m,10H) IR(KBr,cm-1):1720,1580,133
0,1210,1125mp.85〜90℃
【0030】実施例5 1,2,3,4,6−ペンタ−O−(3,4,5−トリ
メトキシシンナモイル)−D−グルコース 1 H−NMR(CDCl3)δ:3.60〜4.05
(m,45H),4.30〜6.97(m,7H),
6.19〜6.55(m,5H),6.60〜6.97
(10H) IR(KBr,cm-1):2930,1720,163
0,1580,1500,1270,1240,113
【0031】実験例1 ポリ(ADP−リボース)グリ
コヒドロラーゼ阻害作用 アッセイ用バッファー(0.01%ウシ血清アルブミン
−10mMメルカプトエタノール−50mMカリウム・
リン酸、pH7.0)に、 3H−(ADP−リボース)
n=15を加え、その27μlに被験物質およびヒト胎盤よ
り調製した核由来、ポリ(ADP−リボース)グリコヒ
ドロラーゼ溶液を加えて全量30μlとした後、37℃
にて1時間インキュベーションした。その後、DE81
濾紙に反応液を吸収させ、水、エタノール、アセトンで
濾紙を洗浄した後、それを乾燥させ、液体シンチレーシ
ョンカウンターにて、未反応基質 3H−(ADP−リボ
ース)を測定し、本酵素に対する試験物質の阻害作用を
検討した。その結果、化合物4のIC50値は22μg/
ml、化合物5では7μg/mlであった。
【0032】 製剤例1:錠剤 本発明化合物 10g 直打用微粒No. 209(富士化学社製) 110g メタケイ酸アルミン酸マグネシウム 20% トウモロコシデンプン 30% 乳糖 50% 結晶セルロース 60g CMCカルシウム 18g ステアリン酸マグネシウム 2g
【0033】、およびはいずれも予め100メッ
シュの篩に通す。この、、とをそれぞれ乾燥し
て一定含水率にまで下げた後、上記の重量割合で混合機
を用いて混合する。全質均等にした混合末にを添加し
て短時間(30秒間)混合し、混合末を打錠して、1錠
200mgの錠剤とした。
【0034】この錠剤は必要に応じて通常用いられる胃
溶性フィルムコーティング剤(例えば、ポリビニルアセ
タールジエチルアミノアセテート)や食用性着色剤でコ
ーティングしてもよい。
【0035】 製剤例2:カプセル剤 本発明化合物 50g 乳糖 930g ステアリン酸マグネシウム 20g
【0036】上記成分をそれぞれ秤量した後均一に混合
し、混合粉体をハードゼラチンカプセルに200mgずつ
充填した。
【0037】製剤例3:注射剤 本発明化合物 5mg ブドウ糖 100mg 生理食塩水 10ml
【0038】上記の混合液をメンブランフィルターで濾
過後、再び除菌濾過を行い、その濾過液を無菌的にバイ
アルに分注し、窒素ガスを充填した後、密封して静脈内
注射剤とした。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C12N 9/99 C12N 9/99 (56)参考文献 Chem.Pharm.Bull., Vol.35,No.2(1987)p.814 −822 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61K 31/7024 C07H 13/02 - 13/08 CA(STN) CAOLD(STN) CAPLUS(STN) REGISTRY(STN)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I) 【化1】 〔式中、R1〜R5はそれぞれ水素原子またはA 【化2】 (式中、Zは直接結合、アルキレンまたはアルケニレン
    を、R7〜R11は、それぞれ水素原子、水酸基または低
    級アルコキシを示す。ただし、R7〜R11は同時に4個
    または5個の水素原子を示すことはない。)を示す。た
    だし、R1〜R5は同時に水素原子または同時にガロイル
    を示すことはなく、ならびに、R 1 、R 2 およびR 5
    同時にガロイル基を示す場合、R 3 が水素原子またはガ
    ロイル基を示し、R 4 が水素原子を示すことはない。〕
    で表わされるグルコース誘導体を有効成分とするポリ
    (ADP−リボース)グリコヒドロラーゼ阻害剤。
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