JP3185759B2 - 薄膜トランジスタの製造方法 - Google Patents

薄膜トランジスタの製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置など
に用いる薄膜トランジスタの製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、ガラス基板上に形成する薄膜能動
デバイスは、大面積透過型液晶ディスプレイや密着型イ
メージセンサ等を初めとする様々な分野に応用すべく、
活発な研究およい技術開発が行われている。なかでも低
温多結晶シリコン薄膜トランジスタは周辺駆動回路も一
体化した全薄膜化デバイスを実現する最も有望なデバイ
スとして注目を集めている。
【0003】このような薄膜トランジスタは、図5の工
程図に示したように、セルフアラインのプレーナ型薄膜
トランジスタとして作成するのがもっとも一般的であ
る。この方法では、図5の(A)に示したように、まず
ガラス基板6の上にシリコン酸化膜12を介して多結晶
シリコン膜14を形成する。つづいて、図5の(B)に
示したように、多結晶シリコン膜14の上に多結晶シリ
コン膜14を覆ってシリコン酸化膜によるゲート絶縁膜
24を形成し、ゲート絶縁膜24の上にゲート電極の材
料を膜状に形成して、ゲート電極材料を、その下のゲー
ト絶縁膜24と共にエッチングすることによってゲート
電極26を形成する。その後、図5の(C)に示したよ
うに、このゲート電極26をマスクとして不純物28の
ドーピングを行いソース・ドレイン領域30を自己整合
的に形成する。さらに、図5の(D)に示したように、
ゲート絶縁膜24を全体に形成した上で、その上に層間
絶縁層32を形成し、層間絶縁層32の上に、コンタク
トホール34を通じてソース・ドレイン領域30に接続
された電極36を形成して、薄膜トランジスタの作製を
完了する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の製造方法では、ゲート電極材料をゲート絶縁膜24
と共にエッチングする際、ゲート絶縁膜24は多結晶シ
リコン膜14の酸化膜であるため、ゲート絶縁膜24を
選択的にエッチングすることは非常に難しく、しばしば
製造歩留まりの悪化が生じていた。この問題を回避する
ため、図6の(A)ないし(D)の工程図に示したよう
に、ゲート絶縁膜24を形成した後、ゲート絶縁膜24
を通じて多結晶シリコン膜14に不純物28を打ち込む
方法が考えられる。この方法では、ゲート絶縁膜24の
エッチングは不要であるから、エッチングプロセスに係
わる上記問題を回避できる。しかし、ゲート絶縁膜24
の厚さは通常、1000オングストローム程度であり、
このような厚さの酸化膜を通じてその下側の半導体層に
不純物28を打ち込むためには100KeV以上の電圧
で不純物28を加速する必要があり、きわめて高価な不
純物ドーピング装置を用いなければならず、設備に費用
がかかるため、製造コストが増大するという問題が発生
する。また、このような高電圧で不純物28を打ち込む
とゲート絶縁膜24の静電破壊が生じやすくなり、歩留
まりが悪化する。
【0005】本発明はこのような問題を解決するために
なされたもので、その目的は、高度な技術を必要とする
エッチング工程を不要とし、かつゲート絶縁膜の静電破
壊を防止して製造歩留まりの向上を実現する薄膜トラン
ジスタの製造方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、絶縁基板上に形成した薄膜半導体層と、前記
薄膜半導体層に形成したソース・ドレイン領域と、前記
ソース・ドレイン領域の上方に形成したゲート電極と、
前記ソース・ドレイン領域に接続した電極とを含む薄膜
トランジスタを製造する方法において、前記絶縁基板上
に前記薄膜半導体層を形成した後、前記薄膜半導体層の
上に前記薄膜半導体層を覆う第1のゲート絶縁膜を形成
し、前記薄膜半導体層および前記第1のゲート絶縁膜を
島状にパターンニングし、前記ゲート電極の少なくとも
主要部を内側に含む領域を除いて、前記第1のゲート絶
縁膜を通じ前記薄膜半導体層に不純物をドーピングして
前記薄膜半導体層の一部に第1のソース・ドレイン領域
を形成し、前記第1のゲート絶縁膜の上に前記第1のゲ
ート絶縁膜を覆う第2のゲート絶縁膜を形成し、前記第
2のゲート絶縁膜の上に前記ゲート電極を形成し、前記
ゲート電極をマスクとし前記第1および第2のゲート絶
縁膜を通じて前記不純物を相対的に低濃度でドーピング
することにより前記薄膜半導体層に第2のソース・ドレ
イン領域を形成することを特徴とする。
【0007】したがって本発明では、第1および第2の
ゲート絶縁膜の全体の厚さがゲート絶縁膜として必要な
厚さを備えていればよく、第1のゲート絶縁膜の厚さは
薄くてもよい。そのため、第1のゲート絶縁膜を通じて
不純物をドーピングする際は、特に高速度で不純物を打
ち込まなくても必要な不純物濃度を確保できる。また、
第1および第2のゲート絶縁膜を通じて2回目に行うド
ーピングでは相対的に低濃度で不純物をドーピングする
ので、この場合にも高速度で不純物を打ち込む必要がな
い。したがって第1および第2のゲート絶縁膜の静電破
壊は発生しない。また、2回目のドーピングに先だって
ゲート電極をエッチングにより形成するが、第2のゲー
ト絶縁膜は例えば半導体の酸化膜により形成し、ゲート
電極はドープド多結晶シリコンやシリサイドにより形成
することができ、その場合、半導体酸化膜上に形成した
ドープド多結晶シリコンやシリサイドのエッチングは比
較的容易である。したがって、このエッチングにより製
造歩留まりが低下することはない。
【0008】また、本発明は、絶縁基板上に形成した薄
膜半導体層と、前記薄膜半導体層に形成したソース・ド
レイン領域と、前記ソース・ドレイン領域の上方に形成
したゲート電極と、前記ソース・ドレイン領域に接続し
た電極とを含むN型およびP型の薄膜トランジスタを同
一の前記絶縁基板上に製造する方法において、前記絶縁
基板上に前記薄膜半導体層を形成した後、前記薄膜半導
体層の上に前記薄膜半導体層を覆う第1のゲート絶縁膜
を形成し、前記薄膜半導体層および前記第1のゲート絶
縁膜を島状にパターンニングして少なくとも第1および
第2のトランジスタ領域を形成し、前記ゲート電極の少
なくとも主要部を内側に含む領域を除いて、前記第1の
トランジスタ領域の前記第1のゲート絶縁膜を通じ前記
第1のトランジスタ領域の前記薄膜半導体層にN型不純
物をドーピングして前記薄膜半導体層の一部に第1のN
型ソース・ドレイン領域を形成し、前記第1のゲート絶
縁膜の上に前記第1のゲート絶縁膜を覆う第2のゲート
絶縁膜を形成し、前記第1および第2のトランジスタ領
域のそれぞれにおいて前記第2のゲート絶縁膜の上に前
記ゲート電極を形成し、前記第1のトランジスタ領域に
おいて前記ゲート電極をマスクとし前記第1および第2
のゲート絶縁膜を通じて前記N型不純物を相対的に低濃
度でドーピングすることにより前記薄膜半導体層に第2
のN型ソース・ドレイン領域を形成し、前記第2のトラ
ンジスタ領域において前記ゲート電極をマスクとし前記
第1および第2のゲート絶縁膜を通じてP型不純物をド
ーピングすることにより前記薄膜半導体層にP型ソース
・ドレイン領域を形成することを特徴とする。
【0009】したがって、本発明では、まずN型のトラ
ンジスタに関しては、上記発明と同様に発明の目的を達
成することができる。一方、P型のトランジスタに関し
ては、ゲート電極をマスクとして第1および第2のゲー
ト絶縁膜を通じP型不純物をドーピングすることにより
薄膜半導体層にP型ソース・ドレイン領域を形成し、こ
の場合にも従来のような絶縁層のエッチングは行わない
ので、エッチングに係わる問題は発生せず、そして少な
い工程数で薄膜トランジスタを形成できる。また、ボロ
ンなどのP型不純物は質量が軽く、したがってこのよう
なP型不純物を用いることで、第1および第2のゲート
絶縁膜を通じてドーピングを行っても、特に高速度で不
純物を打ち込まなくても必要な濃度で不純物をドーピン
グできる。したがって高電圧を印加して不純物を加速す
る必要がなく、第1および第2のゲート絶縁膜の静電破
壊は発生しない。
【0010】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態例につい
て図面を参照して説明する。図1の(A)ないし(E)
は本発明による薄膜トランジスタの製造方法の一実施の
形態例を示す工程図である。以下ではこの図面を参照し
て、ゲート絶縁膜が比較的厚く、LDD構造(ライトリ
ィ・ドープド・ドレイン構造)を有するセルフアライン
の薄膜トランジスタを製造する場合を例に説明する。本
実施の形態例の薄膜トランジスタの製造方法では、図1
の(A)に示したように、まずガラス基板1の上に、ガ
ラス基板1から重金属が拡散して析出することを防止す
るため、絶縁膜であるシリコン酸化膜2を堆積し、次
に、その上に多結晶シリコン膜3(本発明に係わる薄膜
半導体層)を形成する。この多結晶シリコン膜3はレー
ザ照射による方法や、化学気相成長法(LPCVD
法)、あるいはプラズマ化学気相成長法(PCVD法)
などにより形成することができる。つづいて、多結晶シ
リコン膜3の上に第1のゲート絶縁膜4を形成し、第1
ゲ−ト絶縁膜4および多結晶シリコン膜3を同一パター
ンでパターニングする。
【0011】次に、図1の(B)に示したように、レジ
ストマスク10を用いて多結晶シリコン膜3の一部に第
1のゲート絶縁膜4を通してN型の不純物28(例えば
リン)をドーピングし、第1のソース・ドレイン領域7
を形成する。その後、図1の(C)に示したように、第
1のゲート絶縁膜4を残したまま第1のゲート絶縁膜4
の上にさらにシリコン酸化膜を堆積して第2のゲート絶
縁膜5を形成する。このとき第1のゲート絶縁膜4と第
2のゲート絶縁膜5の膜厚の和が所望のゲート絶縁膜厚
となるように膜厚を調整する。第1および第2のゲート
絶縁膜4、5の全膜厚は例えば800〜1000オング
ストローム程度となるように調整することで良好な結果
が得られる。なお、レジストマスク10は後に形成する
ゲート電極の面積よりやや広い面積に設定し、ゲート電
極13を内側に含む領域(レジストマスク10の領域)
を除いて上記ドーピングが行われるようにする。
【0012】次にドープド多結晶シリコン膜やシリサイ
ド膜を第2のゲート絶縁膜5の上に形成し、パターニン
グしてゲート電極13を形成する。このときゲート電極
13のみをエッチングし、第1および第2のゲート絶縁
膜4、5は従来のようにエッチングせず、そのまま残
す。シリコン酸化膜(第2のゲート絶縁膜5)上のドー
プド多結晶シリコン膜やシリサイド膜を選択的にエッチ
ングすることは比較的容易であり、したがって、ここで
行うエッチングにより製造歩留まりが低下することはな
い。
【0013】その後、図1の(D)に示したように、ゲ
ート電極13をマスクとしてN型の不純物28によるド
ーピングを行い、第1のソース・ドレイン領域7よりも
低濃度である第2のソース・ドレイン領域11を、ゲー
ト電極13周辺の多結晶シリコン膜3に形成する。ここ
で、不純物28のドーピングは、800〜1000オン
グストローム程度の第1および第2のゲート絶縁膜4、
5を通して行うことになり、このような厚い絶縁膜を通
してドーピングを行う場合、特にN型のドーパントであ
るリンではドーピングの効率が落ちるだけでなく、エネ
ルギーの高いイオンが必要となるため絶縁膜の破壊が問
題となる。しかし、ここでは低濃度の不純物ドーピング
を行うため、ドーピング効率が低下しても特に問題とな
らず、また高速度で不純物28を打ち込む必要がないの
で第1および第2のゲート絶縁膜4、5が静電破壊され
ることもない。
【0014】次に、ドーピングされた不純物28の活性
化を行い、さらに図1の(E)に示したように、第2の
ゲート絶縁膜5およびゲート電極13の上に層間絶縁膜
8を形成する。つづいて、層間絶縁膜8ならびに第1お
よび第2のゲート絶縁膜4、5を貫通して多結晶シリコ
ン膜3に接続するコンタクトホール16を形成し、層間
絶縁膜8の上にコンタクトホール16に接続する電極9
を形成して薄膜トランジスタを完成させる。
【0015】このように、本実施の形態例の薄膜トラン
ジスタの製造方法では、第1および第2のゲート絶縁膜
4、5の全体の厚さがゲート絶縁膜24として必要な厚
さを備えていればよく、したがって第1のゲート絶縁膜
4の厚さは薄くてもよい。そのため、第1のゲート絶縁
膜4を通じて不純物28をドーピングする際は、特に高
速度で不純物28を打ち込まなくても必要な不純物濃度
を確保できる。また、第1および第2のゲート絶縁膜
4、5を通じて2回目に行うドーピングでは相対的に低
濃度で不純物28をドーピングするので、この場合にも
高速度で不純物28を打ち込む必要がない。したがって
第1および第2のゲート絶縁膜4、5の静電破壊は発生
しない。
【0016】また、2回目のドーピングに先だってゲー
ト電極13をエッチングにより形成するが、第2のゲー
ト絶縁膜5は半導体酸化膜により形成し、ゲート電極1
3はドープド多結晶シリコンやシリサイドにより形成し
ており、半導体酸化膜上に形成したドープド多結晶シリ
コンやシリサイドから成るゲート電極13のエッチング
は比較的容易である。したがって、エッチングの結果は
常に安定しており、このエッチングにより製造歩留まり
が低下することはない。
【0017】次に、第2の実施の形態例について説明す
る。図2の(A)ないし(E)は第2の実施の形態例を
示す工程図である。図中、図1と同一の要素には同一の
符号が付されている。この第2の実施の形態例が上記薄
膜トランジスタの製造方法と異なるのは、図2の(C)
に示したように、ゲート電極22は、その一部を第1お
よび第2のゲート絶縁膜4、5を挟んで第1のソース・
ドレイン領域7と対向させて形成する点である。したが
って、この実施の形態例では、ゲート電極22の主要部
はレジストマスク10の領域の内側に含まれるものの、
一部は同領域の外側に延出している。このようにゲート
電極22を形成することにより、ゲート電極22と第1
のソース・ドレイン領域7とが対向している箇所にコン
デンサを形成することができる。
【0018】そのため、第2の実施の形態例では、上記
実施の形態例と同様の効果が得られることに加えて、上
述のようなコンデンサをきわめて容易に形成できるとい
う効果が得られ、回路的にゲートと例えばソースとの間
に接続されたコンデンサが必要な場合に、そのようなコ
ンデンサを薄膜トランジスタと別個に形成する必要がな
いので、コストダウンや小型化の点で非常に有効であ
る。
【0019】なお、図5に示した従来の製造方法ではゲ
ート電極形成後にドーピングを行うため、ゲート電極1
3の下部には導体を形成することができず、したがって
ゲート電極13とソース・ドレイン領域30とでゲート
絶縁膜24を挟んでコンデンサを形成することは不可能
である。ゲート電極13の下部となる箇所にあらかじめ
一部ドーピングを行って導体を形成しておくことも可能
であるが、その場合にはドーピング工程を追加しなけれ
ばならずコストアップとなる。
【0020】次に、本発明の第3の実施の形態例につい
て説明する。図3の(A)ないし(H)は第3の実施の
形態例を示す工程図である。図中、図1と同一の要素に
は同一の符号が付されている。ここでは一例として液晶
表示装置用アレイ基板を構成するCMOS多結晶シリコ
ン薄膜トランジスタを製造するものとし、以下に説明す
るように同一基板上にN型薄膜トランジスタとP型薄膜
トランジスタとを隣接して形成する。
【0021】まず、図3の(A)に示したように、まず
ガラス基板1の上に、上記実施の形態例の場合と同様、
ガラス基板1から重金属が拡散して析出することを防止
するため、絶縁膜であるシリコン酸化膜2を堆積し、次
に、その上に多結晶シリコン膜3(本発明に係わる薄膜
半導体層)を形成する。この多結晶シリコン膜3はレー
ザ照射による方法や、化学気相成長法(LPCVD
法)、あるいはプラズマ化学気相成長法(PCVD法)
などにより形成することができる。つづいて、多結晶シ
リコン膜3の上に第1のゲート絶縁膜4を形成し、第1
ゲ−ト絶縁膜4および多結晶シリコン膜3を、第1のト
ランジスタ領域17、第2のトランジスタ領域18のそ
れぞれにおいて同一パターンでパターニングする。
【0022】次に、図3の(B)に示したように、第2
のトランジスタ領域18をレジストマスク19で覆った
上で、第1のトランジスタ領域17においてレジストマ
スク10を用いて多結晶シリコン膜3の一部に第1のゲ
ート絶縁膜4を通してN型の不純物28(例えばリン)
をドーピングし、第1のソース・ドレイン領域7を形成
する。
【0023】その後、図3の(C)に示したように、第
2のトランジスタ領域18のレジストマスク19を除去
し、今度は第1のトランジスタ領域17をレジストマス
ク19で覆った上で、第2のトランジスタ領域18にお
いてレジストマスク10を用いて多結晶シリコン膜3の
一部に第1のゲート絶縁膜4を通してP型の不純物29
(例えばボロン)をドーピングし、第1のソース・ドレ
イン領域7を形成する。
【0024】そして、図3の(D)に示したように、第
1および第2のトランジスタ領域17、18において、
第1のゲート絶縁膜4を残したまま第1のゲート絶縁膜
4の上にさらにシリコン酸化膜を堆積して第2のゲート
絶縁膜5を形成する。このとき第1のゲート絶縁膜4と
第2のゲート絶縁膜5の膜厚の和が所望のゲート絶縁膜
厚となるように膜厚を調整する。第1および第2のゲー
ト絶縁膜4、5の全膜厚は例えば800〜1000オン
グストローム程度となるように調整することで良好な結
果が得られる。なお、上記レジストマスク10は後に形
成するゲート電極13の面積よりやや広い面積に設定
し、ゲート電極13を内側に含む領域(レジストマスク
10の領域)を除いて上記ドーピングが行われるように
する。
【0025】次に、第1および第2のトランジスタ領域
17、18において、ドープド多結晶シリコン膜やシリ
サイド膜を第2のゲート絶縁膜5の上に形成し、パター
ニングしてゲート電極13を形成する。このときゲート
電極13のみをエッチングし、第1および第2のゲート
絶縁膜4、5は従来のようにエッチングせず、そのまま
残す。シリコン酸化膜(第2のゲート絶縁膜5)上のド
ープド多結晶シリコン膜やシリサイド膜を選択的にエッ
チングすることは比較的容易であり、したがって、ここ
で行うエッチングにより製造歩留まりが低下することは
ない。
【0026】その後、図3の(E)に示したように、第
2のトランジスタ領域18をレジストマスク20で覆っ
た上で、第1のトランジスタ領域17においてゲート電
極13をマスクとしてN型の不純物28によるドーピン
グを行い、第1のソース・ドレイン領域7よりも低濃度
である第2のソース・ドレイン領域11を、ゲート電極
13周辺の多結晶シリコン膜3に形成する。
【0027】次に、図3の(F)に示したように、第2
のトランジスタ領域18のレジストマスク20を除去
し、第1のトランジスタ領域17をレジストマスク20
で覆った上で、第2のトランジスタ領域18においてゲ
ート電極13をマスクとしてP型の不純物29によるド
ーピングを行い、第1のソース・ドレイン領域7よりも
低濃度である第2のソース・ドレイン領域11を、ゲー
ト電極13周辺の多結晶シリコン膜3に形成する。
【0028】ここで、不純物28、29のドーピング
は、800〜1000オングストローム程度の第1およ
び第2のゲート絶縁膜4、5を通して行うことになり、
このような厚い絶縁膜を通してドーピングを行う場合、
特にN型のドーパントであるリンではドーピングの効率
が落ちるだけでなく、エネルギーの高いイオンが必要と
なるため絶縁膜の破壊が問題となる。しかし、ここでは
低濃度の不純物ドーピングを行うため、ドーピング効率
が低下しても特に問題とならず、また高速度で不純物2
8、29を打ち込む必要がないので第1および第2のゲ
ート絶縁膜4、5が静電破壊されることもない。
【0029】次に、ドーピングされた不純物28の活性
化を行い、さらに図3の(G)に示したように、第2の
ゲート絶縁膜5およびゲート電極13の上に層間絶縁膜
8を形成する。つづいて、層間絶縁膜8ならびに第1お
よび第2のゲート絶縁膜4、5を貫通して多結晶シリコ
ン膜3に接続するコンタクトホール16を形成し、層間
絶縁膜8の上にコンタクトホール16に接続する電極9
を形成して、N型およびP型の薄膜トランジスタを完成
させる。本実施の形態例ではさらに、層間絶縁膜8およ
び電極9の上に絶縁膜21を形成し、その上に、電極9
に接続したITOから成る透明電極23を形成する。こ
れにより液晶表示装置用のアレイ基板が完成する。
【0030】このように、第3の本実施の形態例におい
ても、第1のゲート絶縁膜4を通じて不純物28をドー
ピングする際は、特に高速度で不純物28を打ち込まな
くても必要な不純物濃度を確保できる。また、第1およ
び第2のゲート絶縁膜4、5を通じて2回目に行うドー
ピングでは相対的に低濃度で不純物28をドーピングす
るので、この場合にも高速度で不純物28を打ち込む必
要がない。したがって第1および第2のゲート絶縁膜
4、5の静電破壊は発生しない。また、2回目のドーピ
ングに先だってゲート電極13をエッチングにより形成
するが、第3の実施の形態例でも第2のゲート絶縁膜5
は半導体酸化膜により形成し、ゲート電極13はドープ
ド多結晶シリコンやシリサイドにより形成しており、半
導体酸化膜上に形成したドープド多結晶シリコンやシリ
サイドから成るゲート電極13のエッチングは比較的容
易である。したがって、エッチングの結果は常に安定し
ており、このエッチングにより製造歩留まりが低下する
ことはない。
【0031】次に、第4の実施の形態例について説明す
る。図4の(A)ないし(G)は第4の実施の形態例を
示す工程図である。図中、図3と同一の要素には同一の
符号が付されている。この実施の形態例は第3の実施の
形態例と同様、一例として液晶表示装置用アレイ基板を
構成するCMOS多結晶シリコン薄膜トランジスタを製
造するものであり、N型薄膜トランジスタの形成に関し
ては第3の実施の形態例と同一の工程を実行するもの
の、P型薄膜トランジスタの形成工程が簡略化されてお
り、この点で上記第3の実施の形態例と異なっている。
【0032】すなわち、第4の実施の形態例では、第1
のゲート絶縁膜4を通じたP型の不純物29であるボロ
ンのドーピングは行わず、図4の(B)に示した第1の
トランジスタ領域17におけるドーピングの後、図4の
(C)に示したように、直ちにゲート電極13を形成
し、その後、図4の(E)に示したように、第1および
第2のゲート絶縁膜4、5を通じてP型の不純物29の
ドーピングを行う。そして、P型の不純物29であるボ
ロンは質量が軽く、したがって第1および第2のゲート
絶縁膜4、5を通じてドーピングを行っても、特に高速
度で不純物29を打ち込まなくても必要な濃度で不純物
29をドーピングできる。したがって高電圧を印加して
不純物29を加速する必要がなく、第1および第2のゲ
ート絶縁膜4、5の静電破壊は発生しない。したがって
第4の実施の形態例では、第3の実施の形態例と同様の
効果が得られることに加えて、工程数を削減してコスト
ダウンを実現できるという効果が得られる。なお、この
第4の実施の形態例でも、第1のトランジスタ領域17
では、ゲート電極13を上記第2の実施の形態例と同様
に形成することでゲート電極13と第1のソース・ドレ
イン領域7との間にコンデンサを容易に形成することが
できる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、第1お
よび第2のゲート絶縁膜の全体の厚さがゲート絶縁膜と
して必要な厚さを備えていればよく、第1のゲート絶縁
膜の厚さは薄くてもよい。そのため、第1のゲート絶縁
膜を通じて不純物をドーピングする際は、特に高速度で
不純物を打ち込まなくても必要な不純物濃度を確保でき
る。また、第1および第2のゲート絶縁膜を通じて2回
目に行うドーピングでは相対的に低濃度で不純物をドー
ピングするので、この場合にも高速度で不純物を打ち込
む必要がない。したがって第1および第2のゲート絶縁
膜の静電破壊は発生せず、その結果、製造歩留まりを高
めることができる。また、2回目のドーピングに先だっ
てゲート電極をエッチングにより形成するが、第2のゲ
ート絶縁膜は例えば半導体の酸化膜により形成し、ゲー
ト電極はドープド多結晶シリコンやシリサイドにより形
成することができ、その場合、半導体酸化膜上に形成し
たドープド多結晶シリコンやシリサイドのエッチングは
比較的容易である。したがって、このエッチングにより
製造歩留まりが低下することはない。
【0034】そして、同一絶縁基板上にN型およびP型
の薄膜トランジスタを形成する本発明の薄膜トランジス
タの製造方法では、まずN型のトランジスタの形成に関
しては、上記発明と基本的に同様の工程を行うので上記
発明と同様の効果が得られる。一方、P型のトランジス
タに関しては、ゲート電極をマスクとして第1および第
2のゲート絶縁膜を通じP型不純物をドーピングするこ
とにより薄膜半導体層にP型ソース・ドレイン領域を形
成するので、この場合にも従来のような絶縁層のエッチ
ングは行わなず、したがってエッチングに係わる問題は
発生しない。そして、ドーピングは一回行うのみである
から少ない工程数で薄膜トランジスタを形成できる。ま
た、ボロンなどのP型不純物は質量が軽く、したがって
このようなP型不純物を用いることで、第1および第2
のゲート絶縁膜を通じてドーピングを行っても、特に高
速度で不純物を打ち込まなくても必要な濃度で不純物を
ドーピングできる。そのため、高電圧を印加して不純物
を加速する必要がなく、第1および第2のゲート絶縁膜
の静電破壊は発生しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)ないし(E)は本発明による薄膜トラン
ジスタの製造方法の一実施の形態例を示す工程図であ
る。
【図2】(A)ないし(E)は第2の実施の形態例を示
す工程図である。
【図3】(A)ないし(H)は第3の実施の形態例を示
す工程図である。
【図4】(A)ないし(G)は第4の実施の形態例を示
す工程図である。
【図5】(A)ないし(D)は従来の薄膜トランジスタ
の製造方法の一例を示す工程図である。
【図6】(A)ないし(D)は従来の他の薄膜トランジ
スタの製造方法を示す工程図である。
【符号の説明】
1……ガラス基板、2……シリコン酸化膜、3……多結
晶シリコン膜、4……第1のゲート絶縁膜、5……第2
のゲート絶縁膜、6……ガラス基板、7……第1のソー
ス・ドレイン領域、8……層間絶縁膜、9……電極、1
0……レジストマスク、11……第2のソース・ドレイ
ン領域、12……シリコン酸化膜、13……ゲート電
極、14……多結晶シリコン膜、16……コンタクトホ
ール、17……第1のトランジスタ領域、18……第2
のトランジスタ領域、19……レジストマスク、20…
…レジストマスク、22……ゲート電極、23……透明
電極、24……ゲート絶縁膜、26……ゲート電極、2
8……不純物、29……不純物、30……ソース・ドレ
イン領域、32……層間絶縁層、34……コンタクトホ
ール、36……電極。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H01L 27/08 321E (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 29/78 H01L 21/336 H01L 21/8238 H01L 27/08 331 H01L 27/092

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁基板上に形成した薄膜半導体層と、
    前記薄膜半導体層に形成したソース・ドレイン領域と、
    前記ソース・ドレイン領域の上方に形成したゲート電極
    と、前記ソース・ドレイン領域に接続した電極とを含む
    薄膜トランジスタを製造する方法において、 前記絶縁基板上に前記薄膜半導体層を形成した後、前記
    薄膜半導体層の上に前記薄膜半導体層を覆う第1のゲー
    ト絶縁膜を形成し、 前記薄膜半導体層および前記第1のゲート絶縁膜を島状
    にパターンニングし、前記ゲート電極の少なくとも主要
    部を内側に含む領域を除いて、前記第1のゲート絶縁膜
    を通じ前記薄膜半導体層に不純物をドーピングして前記
    薄膜半導体層の一部に第1のソース・ドレイン領域を形
    成し、 前記第1のゲート絶縁膜の上に前記第1のゲート絶縁膜
    を覆う第2のゲート絶縁膜を形成し、 前記第2のゲート絶縁膜の上に前記ゲート電極を形成
    し、 前記ゲート電極をマスクとし前記第1および第2のゲー
    ト絶縁膜を通じて前記不純物を相対的に低濃度でドーピ
    ングすることにより前記薄膜半導体層に第2のソース・
    ドレイン領域を形成する、 ことを特徴とする薄膜トランジスタの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記第1のソース・ドレイン領域を形成
    する際、前記第1のゲート絶縁膜上の一部の領域にレジ
    ストマスクを形成して第1の不純物を阻止することで前
    記薄膜半導体層の一部に前記第1のソース・ドレイン領
    域を形成することを特徴とする請求項1記載の薄膜トラ
    ンジスタの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記不純物はN型またはP型の不純物で
    あることを特徴とする請求項1記載の薄膜トランジスタ
    の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記ゲート電極は、その一部を前記第1
    および第2のゲート絶縁膜を挟んで前記第1のソース・
    ドレイン領域と対向させて形成することを特徴とする請
    求項1記載の薄膜トランジスタの製造方法。
  5. 【請求項5】 絶縁基板上に形成した薄膜半導体層と、
    前記薄膜半導体層に形成したソース・ドレイン領域と、
    前記ソース・ドレイン領域の上方に形成したゲート電極
    と、前記ソース・ドレイン領域に接続した電極とを含む
    N型およびP型の薄膜トランジスタを同一の前記絶縁基
    板上に形成する薄膜トランジスタの製造方法において、 前記絶縁基板上に前記薄膜半導体層を形成した後、前記
    薄膜半導体層の上に前記薄膜半導体層を覆う第1のゲー
    ト絶縁膜を形成し、 前記薄膜半導体層および前記第1のゲート絶縁膜を島状
    にパターンニングして少なくとも第1および第2のトラ
    ンジスタ領域を形成し、 前記ゲート電極の少なくとも主要部を内側に含む領域を
    除いて、前記第1のトランジスタ領域の前記第1のゲー
    ト絶縁膜を通じ前記第1のトランジスタ領域の前記薄膜
    半導体層にN型不純物をドーピングして前記薄膜半導体
    層の一部に第1のN型ソース・ドレイン領域を形成し、 前記第1のゲート絶縁膜の上に前記第1のゲート絶縁膜
    を覆う第2のゲート絶縁膜を形成し、 前記第1および第2のトランジスタ領域のそれぞれにお
    いて前記第2のゲート絶縁膜の上に前記ゲート電極を形
    成し、 前記第1のトランジスタ領域において前記ゲート電極を
    マスクとし前記第1および第2のゲート絶縁膜を通じて
    前記N型不純物を相対的に低濃度でドーピングすること
    により前記薄膜半導体層に第2のN型ソース・ドレイン
    領域を形成し、 前記第2のトランジスタ領域において前記ゲート電極を
    マスクとし前記第1および第2のゲート絶縁膜を通じて
    P型不純物をドーピングすることにより前記薄膜半導体
    層にP型ソース・ドレイン領域を形成する、 ことを特徴とする薄膜トランジスタの製造方法。
  6. 【請求項6】 前記第1のN型ソース・ドレイン領域を
    形成する際、前記第1のゲート絶縁膜上の一部の領域に
    レジストマスクを形成して前記N型不純物を阻止するこ
    とで前記薄膜半導体層の一部に前記第1のN型ソース・
    ドレイン領域を形成することを特徴とする請求項5記載
    の薄膜トランジスタの製造方法。
  7. 【請求項7】 前記N型およびP型の薄膜トランジスタ
    はCMOS回路を構成していることを特徴とする請求項
    5記載の薄膜トランジスタの製造方法。
  8. 【請求項8】 前記第1のトランジスタ領域の前記ゲー
    ト電極は、その一部を前記第1および第2のゲート絶縁
    膜を挟んで前記第1のN型ソース・ドレイン領域と対向
    させて形成することを特徴とする請求項5記載の薄膜ト
    ランジスタの製造方法。
  9. 【請求項9】 前記絶縁基板は透明であることを特徴と
    する請求項1または5に記載の薄膜トランジスタの製造
    方法。
  10. 【請求項10】 前記絶縁基板はガラス基板であること
    を特徴とする請求項9記載の薄膜トランジスタの製造方
    法。
  11. 【請求項11】 前記絶縁基板と前記薄膜半導体層との
    間にシリコン酸化膜を介在させることを特徴とする請求
    項1または5に記載の薄膜トランジスタの製造方法。
  12. 【請求項12】 前記薄膜半導体層は多結晶シリコン膜
    により形成することを特徴とする請求項1または5に記
    載の薄膜トランジスタの製造方法。
  13. 【請求項13】 前記薄膜半導体層は、レーザ照射法、
    化学気相成長法、プラズマ化学気相成長法のいずれかに
    より形成することを特徴とする請求項1または5に記載
    の薄膜トランジスタの製造方法。
  14. 【請求項14】 前記ゲート電極はドープド多結晶シリ
    コン膜またはシリサイド膜を前記第2のゲート絶縁膜上
    に形成し、その後、多結晶シリコン膜またはシリサイド
    膜を選択エッチングすることにより形成することを特徴
    とする請求項1または5に記載の薄膜トランジスタの製
    造方法。
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