JP3185372U - 地下収納式トイレ - Google Patents

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JP3185372U
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良太郎 辻
明 高橋
一徳 篠原
Original Assignee
株式会社サカヱ
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Abstract

【課題】災害用トイレを使用するときの環境・衛生面を向上させるとともに、コンパクトに便器その他の使用素材をその場に収納でき、段差もなくつまずきの心配もなく安心安全性に優れ、だれでも簡単に設置でき、少ないメンテナンスで長期間使用できる地下収納式災害用洋式トイレを提供する。
【解決手段】地中に埋没しておき、狭い敷地も有効利用できる災害発生時に利用する災害用トイレであって、鋼材によって成型されたコンパクトな地下箱1は蓋A2・蓋B3・便座4・便座蓋5・台座6・ホッパー膜・中蓋8を備え、地下箱1の下端に設けられたコンクリート基礎C、基礎砕石Bに設置した排水管Pを通じて下水道管に直接流す又は仮設下水道システムにトイレユニットの排水タンクを接続することで、汲み取り不要で安易に多数のトイレを設置でき耐震性、水密性及び耐荷性に優れた長期間使用できることを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本考案は、公園・学校・マンション・避難場所に予め敷設され、地震その他の災害発生時に利用される地下収納式下水道直結型トイレに関するものである。
従来の家屋の倒壊や火災を伴う大規模災害では、被災者のし尿処理が大きな問題である多数の被災者が利用できる仮設トイレや簡易トイレとして、搬送式の簡易トイレやマンホールトイレがある。搬送式の簡易トイレには、ボックス式、パーテーション式があり貯留槽を備えており環境が確保されやすいが、多くが和式であることや段差の問題があり、し尿の貯蔵能力にも限度がある。「防災公園計画・設計ガイドライン」では一人一日当たりし尿量は1.5〜2.0リットル/日とされている。このため、多数の被災者が集まった避難場所では満杯になった貯留槽のし尿処理を頻繁に処理する必要が生じる。また、再利用も難しく臭気対策や、平常時の保管場所にも問題があるのが現状である。
マンホール型の災害用トイレは、防災公園に、頂版の開口部にマンホール蓋を設けた通常のボックスカルバート製品を複数横連結し、両端を閉塞版で閉塞して便槽とし、使用時にはマンホール蓋の代わりに便器を設置して使用するものがある。
また、地下に埋没された既設の下水道管と直結する直径300mm程度の塩化ビニル管を地表面まで立ち上げ、その開口に汚水蓋を設置し、使用時に便器を設置して使用するものがある(例えば特許文献1参照)。汲み取り式ではないので衛生的には問題がないが、使用時のプライバシーを守るトイレテント、便器といった必要物資の備蓄倉庫を既設の下水道管とは別に併設必要がある。また周辺に多数設置できない、大型車両の荷重に対応できないため車椅子での使用が難しいといった欠点がある。
さらには、地中に埋没しておき、災害発生時に利用する、独立便槽をなし下水道を必要とせず耐久性を有し道路下に設置することができ、コンクリートにより一体成型された真壁を有するマンホール型のものもある。(例えば特許文献2参照)。しかし、独立便槽を設置するための工事や場所の確保、一度に多数の被災者が利用できない、満杯になった貯留槽のし尿処理を頻繁に処理する必要が生じるが災害時に道路の寸断や渋滞によって対応できない事態を考慮した場合を含め環境、衛生面での欠点がある。
特開2004−337397号公報 特開2009−121070号公報 特開2010−46224号公報 特開2012−24328号公報
解決しようとする問題点は、従来の災害用トイレを使用するときの環境・衛生面を向上させるとともに、コンパクトに便器その他の使用素材をその場に収納でき、災害時だれでも簡単に設置することができることにある。
さらに普段利用している一般的な洋式便座を採用し、蓋や便座の開閉もできるので衛生的であり、バリアフリーで安心安全に優れ、また既存の汚水管に接続することで臭気や貯留残量の不安を解消できる災害用トイレを提供しようとするものである。
本考案は、通常、公園・学校・マンション・避難場所の地中に埋没しておき、狭い敷地も有効利用できる災害発生時に利用する地下収納式災害用トイレであって、鋼材によって成型されたコンパクトな地下箱と、この地下箱の下端に設けられた基礎の排水管を通じて下水道管に直接流す又は仮設下水道システムにトイレユニットの排水タンクを接続することで、汲み取り不要で安易に多数のトイレを設置することができることを特徴とする。
洋式タイプなのでお子様や高齢者の方々にも安心して利用でき、段差がなくつまずきの心配もないためスムーズなアクセスができ、普段利用している一般的な便座(抗菌仕様)を採用しているため、蓋や便座の開閉もでき掃除もしやすく衛生的に、少ないメンテナンスで長期間設置利用できることを特徴とする。
鋼材によって成型されたコンパクトな地下箱は耐震性、水密性及び耐荷性に優れているため、所望の箇所に不具合なく設置できることを特徴とする。
付属のテントは、生地の裏面にシルバーコーティング加工をしているため、夜間でも内部からの影が映らないプライバシー保護と折りたたみ傘を開く要領で、短時間で組み立てることができることを特徴とする。
使用後におけるメンテナンスは各パーツ及び地下箱内部を洗浄しホッパーを交換することが望ましい。
以上を説明したように本考案によれば、トイレの各部材をコンパクトに地下収納可能とし、別の場所での保管・運搬を必要とせず、長期保管利用も可能であると共に、段差がなくつまずきの心配もないためお子様や高齢者の方々も安心して利用でき、蓋や便座の開閉もできるので衛生的な汲み取り不要トイレを迅速に設置、使用可能な災害用地下収納式洋式トイレを提供できるという利点がある。
地中空間へ収納した状態の平面図 地中空間へ収納した状態の断面図 設置した状態の平面図 設置した状態の側面図 設置した状態の正面図 基礎部平面図 テント設置した状態の側面図 設置状態で示す斜視図 設置状態で示す斜視図
以下、この考案の実施の形態について図面を参照して説明する。図1、2は災害用地下収納式洋式トイレを地中空間へ収納した状態の平面図及び断面図、図3、4、5は設置した状態の平面図、側面図、正面図、図6は基礎部平面図、図7はテント設置した状態の側面図、図8、9は設置状態の斜視図を示してある。
図1、2で示すように地下箱1は鋼材によって成型された断面長方形な箱状であって、避難場所である公園や校庭の図2に示す地盤GL下の地中に構築されている。地下箱1の下端は基礎コンクリートB(図6)、基礎砕石Cで形成され、排水管Pが設けられている。
図2で示すように便座4、便座蓋5、台座6、ホッパー膜7、中蓋8は地下箱1に収められ地中空間で収納されており、平常時には蓋A2、蓋B3がボルトを介して常時施錠されていてゴムチップ敷設のため、敷地内で遊ぶ子供が不測の事故を招くような恐れもなく、安全に管理することができる。
図2、3、4、5、7、8、9で示す便座4、便座蓋5、台座6は一体化構成されており、地下箱1からも取り出しやすく、災害発生時に迅速なトイレ設置を可能とする。
災害発生時には次の手順で地下収納式洋式トイレを構築する。施錠されているボルトを外し、蓋A2、蓋B3を取り外してから内部に収納されている一体化された便座4、便座蓋5、台座6とホッパー膜7、中蓋8を取り出し蓋A2、蓋B3を前後に差し込み一体化された便座4、便座蓋5、台座6と中蓋8を立ちあがっている蓋A2、蓋B3にボルトで固定し排水管Pの中にホッパー膜7を差し込み(図5)、周囲をテント9で覆ってペグで固定し完成する(図7)。作業は2人以上で誰でも簡単にできる。
地下収納式洋式トイレは、地盤GL上に設置されるため段差がなくつまずきの心配もないためお子様や高齢者の方々も安心して利用でき(図3、4、5)、用法において通常の洋式トイレと同様で便座蓋5や便座4の開閉もできるので衛生的に(図5、8、9)、排水管Pを通じて下水道管に直接流すので使用環境が向上する。
1 地下箱
2 蓋A
3 蓋B
4 便座
5 便座蓋
6 台座
7 ホッパー膜
8 中蓋
9 テント
B 基礎砕石
C 基礎コンクリート
C2 水抜き穴
C3 アンカー穴
GL 地盤
P 排水管

Claims (8)

  1. 地中に埋没しておき、狭い敷地も有効利用できる災害発生時に利用する地下収納式災害用洋式トイレであって、鋼材によって成型されたコンパクトな地下箱は便座・便座蓋・台座・ホッパー膜・中蓋を収納しており、この地下箱の下端に設けられたコンクリート基礎、基礎砕石に設置した排水管を通じて下水道管に直接流す又は仮設下水道システムにトイレユニットの排水タンクを接続することで、汲み取り不要で安易に多数のトイレを設置することができることを特徴とする地下収納式災害用洋式トイレ。
  2. 前記地下箱の蓋を分割し台座になるよう前後に差し込み、ボルトで固定し内部に収納されている便座・便座蓋・台座・ホッパー膜・中蓋を設置した地下収納式災害用洋式トイレは、段差がなくつまずきがないことを特徴とした請求項1記載の地下収納式災害用洋式トイレ。
  3. 前記便座・便座蓋・台座は一体化されており、地下箱からも取り出しやすく、災害発生時に迅速なトイレ設置を可能とすることを特徴とした請求項1、2記載の地下収納式災害用洋式トイレ。
  4. 前記地下箱は、長方形箱状をなすものである請求項1、2、3記載の地下収納式災害用洋式トイレ。
  5. 前記地下箱に装着された地下収納式災害用洋式トイレは、排水管パイプにホッパー膜を広げて差し込む請求項1、2、3、4記載の地下収納式災害用洋式トイレ。
  6. 前記地下箱の蓋は、ボルトを介して施錠されているゴムチップ敷設の請求項1、2、3、4、5記載の地下収納式災害用洋式トイレ。
  7. 前記コンクリート基礎に水抜き穴を形成している請求項1、2、3、4、5、6記載の地下収納式災害用洋式トイレ。
  8. 便座、便座蓋、台座は一般的な洋式便座(プロポリピレン)を採用しているため抗菌仕様で形成された請求項1、2、3、4、5、6、7記載地下収納式災害用洋式トイレ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015062609A (ja) * 2013-09-26 2015-04-09 日本興業株式会社 防災トイレ設備および防災トイレ設備用基礎ブロック

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