JPH0414612Y2 - - Google Patents

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JPH0414612Y2
JPH0414612Y2 JP1986171322U JP17132286U JPH0414612Y2 JP H0414612 Y2 JPH0414612 Y2 JP H0414612Y2 JP 1986171322 U JP1986171322 U JP 1986171322U JP 17132286 U JP17132286 U JP 17132286U JP H0414612 Y2 JPH0414612 Y2 JP H0414612Y2
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JP
Japan
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pipe
tube
escape
underground
tank
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JP1986171322U
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JPS6378658U (ja
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Landscapes

  • Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)
  • Non-Flushing Toilets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 「考案の目的」 本考案は地下居住設備の考案に係り、比較的簡
易かつ低コストで快適な地下居住設備を提供しよ
うとするものである。
産業上の利用分野 防災ないし避難目的をも兼ねた地下居住設備。
従来の技術 地震、火災などの災害発生時に避難すべき設備
としては従来からそれなりの工夫がなされている
ようであるが、我が国においては単に避難広場を
設ける程度であつて、完全とはなし得ない。世界
的にはスイス、スウエーデン、ソ連、アメリカな
どにおいてそれなりの普及がなされている。即ち
地下式のものにおいては現場における掘削部に各
部材を搬入して組立てるものである。
実開昭57−147952においては方形に形成された
ボデーによる地下避難壕の底部に斜面を対設した
陥没部を設け、該陥没部および地下避難壕の角部
に収納筒を設け、該収納筒内底部に便器を設け、
この便器部分およびボデー内に吸入口を設けた排
気管を前記収納筒内に開口することが提案されて
いる。
考案が解決しようとする問題点 然し上記したような従来のものにおいては相当
の工数と期間を必要とし、又高価とならざるを得
ない。即ち現場を掘削してから型枠を組んでコン
クリート打ちし、その養生硬化後にそれぞれの施
工取付けをなすわけであるから相当の工数、期間
が必要となり、必然的に高額となる。
又このような避難設備としては地下設備とする
ことが火災その他の災害に対し最も安全且つ好ま
しいものであり、しかも居住区としても温度的に
変化が少なく、更には近時交通その他の激しい条
件下において騒音などに災いされることのないも
のとなつて頗る好ましいものであるに拘わらず、
斯うした地下における居住設備とした場合に該生
活空間から発生する汚物などの排出に関して有効
な技術が確立されていなので、その設定ないし配
管について相当の深さを有する地下設備となるこ
とから工数、工費が一層嵩むこととならざるを得
ない。
前記した実開昭57−147952によるものにおいて
も、そのボデーなどが多数の部材を組立てて形成
されると共にその上下面をも含む全周側がコンク
リート打ちされるものであるからその工費、工期
が嵩むと共に該ボデーの一側にはステツプを配設
した出入のためのスペースを常に確保することが
必要であり、しかも該ボデーの他側には収納筒の
下半部である固定筒部が設けられるのでボデーに
おける利用空間が実質的に棚部分のみに制限され
て横臥休息を必要とする居住設備としての利用に
は適せず、収納筒内に排気管が設けられていても
その吸気口は便所室に開口されたもので本質的に
は該便所室内の排気をなすだけであつて、その便
器からの汚物の排出その他は考慮されておらず、
この汚物排出が行われないとボデー内において継
続的に臭気が発生、充満することとならざるを得
ず、仮りにその排出をなすとしても地下の相当深
い部分から地上部に揚出することとなるので、そ
の汚物ポンプによる排水管路が煩雑な工事とな
り、何れにしても快適な居住域を形成し維持する
ことが容易でない。
「考案の構成」 問題点を解決するための手段 地下に埋設された管体の外側に出入口を形成す
ると共に該管体の一側外部に地上に達する垂立状
態の脱出筒を設け、該脱出筒の底部に汚物槽を設
け、該汚物槽内に設けられた排出ポンプに排出管
を接続し、該排出管と前記汚物槽の頂部に設けら
れた排気管とを前記脱出筒内に設けたことを特徴
とする地下居住設備。
作 用 居住区等の形成される管体の一側外部に地上に
達する垂立状態の脱出筒を設けることにより、居
住区を形成する管体内の利用を妨げることなしに
災害状況により地下に設けられた出入口が閉塞さ
れた条件下においても容易に脱出することができ
る。
上記のような脱出筒の底部に汚物槽を設けて管
体内居住区等から排出する汚物を居住区たる管体
外部位置へ適切に導入することができ、従つて又
該汚物槽から発生する臭気なども原則的に居住区
である管体内に侵入することを防止する。
該汚物槽からの排出ポンプに接続された排出管
および汚物槽に設けられた排気管が何れも垂直状
態で脱出筒内に設けられ、このような垂直状態の
排出管、排気管により効率的に汚物および汚物か
ら発生する臭気を管体外に排出する。又前記汚物
排出管および排気管が共に脱出筒内に取付けられ
ることによりそれら管体や脱出筒の外部に設ける
煩雑さを解消し、また外部衝撃に対しても保護さ
れ、斯うした排出管や排気管の配設を著しく容易
とする。
実施例 上記したような本考案によるものの具体的な実
施態様を添附図面に示すものについて説明する
と、本考案においては第1図に示すように交叉状
に管体1,1aを組付けた外殻体10を居住区と
するもので、このような管体における何れかの側
面に外側方向に向けた出入口11を形成し、居住
区としては居室部ないし寝室およびキツチンやト
イレなどが適当に形成される。又本考案において
は上記のように居住区の形成された管体1,1a
に対しそれらの外側において、好ましくは前記出
入口11より離隔した部分に地上まで脱出し得る
ように地表から適当に突出せしめて避難のための
脱出筒5が垂立状態に形成され、このような脱出
筒5の地上突出部には外気取入口などを形成する
が本考案にあつては前記避難脱出筒5の底部に汚
物槽6を設けて居住区において発生するトイレ、
キツチン、洗面所などからの排水をこの汚物槽に
おいて受入れしめ、又このような汚物槽6内に排
出ポンプ7を設ける。更に該排出ポンプ7に接続
され地表部近くまで達する排出管8および前記汚
物槽6の頂面に開口された排気管9は何れも前記
脱出筒5内に設けられている。
即ち汚物槽6は脱出筒5の設定時に若干深く掘
削するだけで容易に設定することができ、又斯う
して設けられた汚物槽6内に居住区から発生する
汚物や排水を重力作用条件下で容易に流入させ得
る。汚物槽6の臭気は排気管9で適切に排出さ
れ、貯えられた汚物の排出も排出ポンプ7で直線
状排出管8により地上部へ容易に行われるもので
ある。
「考案の効果」 以上説明したような本考案によるときは出入口
や脱出筒を管体外に形成することにより、該管体
内全部を居住区として利用せしめ、しかも該居住
区から発生する汚物や排水を適切に処理すること
ができるので、長期に亘る地下設備の利用をなす
ことができ、又脱出筒が形成されているので出入
口が閉塞されたような異常事態に対しても適切に
脱出できると共に脱出筒の底部に汚物槽を設けた
ので居住区で発生した排水の導入を容易とし、し
かも前記汚物槽からの汚物排出管および排気管を
前記脱出筒内に設けたので前記汚物を排出するた
めの設備構成を直線状として著しく簡易化すると
共に汚物槽内臭気の排除を容易となし、低コスト
に目的の地下設備を得しめるものであるから、工
業的にその効果の大きい考案である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の技術的内容を示すものであつ
て、第1図は本考案による設備の全般的関係を示
した斜面図、第2図はその脱出口部分についての
断面図である。 然してこれらの図面において、1,1aは管
体、5は垂直状態の脱出筒、6は汚物槽、7は排
出ポンプ、8は排出管、9は排気管、10は外殻
体、11は出入口を示すものである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 地下に埋設された管体の外側に出入口を形成す
    ると共に該管体の一側外部に地上に達する垂立状
    態の脱出筒を設け、該脱出筒の底部に汚物槽を設
    け、該汚物槽内に設けられた排出ポンプに排出管
    を接続し、該排出管と前記汚物槽の頂部に設けら
    れた排気管とを前記脱出筒内に設けたことを特徴
    とする地下居住設備。
JP1986171322U 1986-11-10 1986-11-10 Expired JPH0414612Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986171322U JPH0414612Y2 (ja) 1986-11-10 1986-11-10

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986171322U JPH0414612Y2 (ja) 1986-11-10 1986-11-10

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6378658U JPS6378658U (ja) 1988-05-25
JPH0414612Y2 true JPH0414612Y2 (ja) 1992-04-02

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ID=31106840

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JP1986171322U Expired JPH0414612Y2 (ja) 1986-11-10 1986-11-10

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57147952U (ja) * 1980-09-22 1982-09-17

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JPS6378658U (ja) 1988-05-25

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