JP3185185U - フローリング材の接着構造 - Google Patents

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秀樹 大木
寿生 西本
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Abstract

【課題】フローリング材の接着構造に関し、構造物における床面等にフローリング材を敷設する場合に接着不良や接着剤の食み出しが発生するのを防止したフローリング材の接着構造を提供する。
【解決手段】フローリング材20の裏面に接着剤Cを塗布し、基材の表面に接着固定したフローリング材の接着構造において、フローリング材に長手方向に沿って塗布用ガイド溝24を形成し、この塗布用ガイド溝に接着剤を充填したものである。
【選択図】図3

Description

この考案はフローリング材の接着構造に関し、建造物における床面等にフローリング材を敷設する場合に使用されるものである。
従来におけるこの種のフローリング材の接着構造においては、フローリング材の裏面に直接接着剤を塗布し、床面等の基材の表面に接着固定していた。そして、フローリング材の裏面には「反り止め溝」や「接着剤逃げ代溝」を設けることによって、接着剤によるフローリング材の反りや、接着剤の食み出しを防止していた。
特開2003−206618号公報 特開平07−292945号公報
しかしながら、かかる従来のフローリング材の接着構造にあっては、前記接着剤の塗布作業は敷設現場において、フローリング材の裏面に施工業者の感により行われていたため、施工業者によって又時と場合によって接着剤の塗布面および塗布量が異なり、この結果、接着不良が生じたり、又、前記接着剤逃げ代溝があるにも関わらず接着剤の食み出しが発生してフローリング材の表面の美観を損ないやすいという不都合を有した。
この考案の課題はこれらの不都合を解消することである。
前記不都合を解消するために、この考案に係るフローリング材の接着構造においては、フローリング材の裏面に接着剤を塗布し、基材の表面に接着固定したフローリング材の接着構造において、前記フローリング材に長手方向に沿って塗布用ガイド溝を形成し、この塗布用ガイド溝に接着剤を充填したものである。
この場合、前記塗布用ガイド溝の横断面を円弧状にすることができる。
なお、前記円弧の内径は塗布用ノズルの先端外径に一致させることができる。
この考案に係るフローリング材の接着構造は上記のように構成されているため、即ち、フローリング材の裏面に接着剤を塗布し、基材の表面に接着固定したフローリング材の接着構造において、前記フローリング材に長手方向に沿って塗布用ガイド溝を形成し、この塗布用ガイド溝に接着剤を充填したため、接着剤の塗布面および塗布量は何人が如何なる場所で作業しても略一致するものである。
よって、このフローリング材の接着構造を使用すれば、施工業者の感により行われていた従来と異なり、接着不良が生ずることも無く、接着剤の食み出しが発生してフローリング材の表面の美観を損なうことも無いものである。
この場合、前記塗布用ガイド溝の横断面を円弧状にすれば、接着剤の塗れ広がりを滑らかにすることができる。
なお、前記塗布用ガイド溝の円弧の内径を塗布用ノズルの先端外径に一致させれば、塗布用ノズルを塗布用ガイド溝に沿って移動することによって塗布用ガイド溝に接着剤を均一に充填しやすいものである。
この考案に係るフローリング材の接着構造は実施するにあたって下記の構成に最も主要な特徴を有する。
「フローリング材」とは通常使用される小幅の長尺材であり、無垢材、集成材からなる。原木としては楢、オーク、チーク、花梨等の硬い木が選ばれることが多いが、檜、桐、杉等の質感の良い木材も使用される。
「接着剤」としてはウレタン系のものが適している。
「基材」には建造物の床面等が該当する。
「塗布用ガイド溝」はフローリング材の各幅に応じて特定の位置に形成される。幅6.0mm、深さは約0.7mm位であり、その横断面が半径6.08mmの円弧状をしている。前記円弧の内径は塗布用ノズルの先端外径に一致していることが望ましい。深さを約0.7mmにしたのは接着剤を塗布する際のブレ、ズレを無くすためであり、また、横断面を円弧状にしたのは接着剤の塗れ広がりを滑らかにするためである。
以下、この考案の実施例を図面に基づいて説明する。
図1はこの考案に係るフローリング材の接着構造の断面、図2は図1において使用されるフローリング材の斜視図、図3は図2におけるIII―III線断面図、図4は接着性評価試験の施工試験体の写真、図5は剥がした状態の写真である。
図1において、Aはフローリング材の接着構造、10はこの接着構造Aの使用されている建造物の床面(この考案の「基材」に相当する)である。この床面10はコンパネ等によって形成されている。20,20,…はフローリング材であり、前記床面10に接着剤C,C,…によって接着されている。このフローリング材20は無垢の木材からなり小幅の長尺状をしている。
次に、図2及び図3にもとづいて前記フローリング材20について説明する。
21は前記フローリング材20の本体であり、長尺状をしている。この本体21の一側端縁には突条部22が、多端縁には溝部23が形成され、所謂本実加工がされている。24,24,…は塗布用ガイド溝であり、前記本体21の長手方向に沿って形成されている。この塗布用ガイド溝24は溝幅が略6.0mm、深さは約0.7mm位である。また、底面(横断面の)は円弧状をしておりその半径rは約6.0mmである。更に、前記塗布用ガイド溝24は実部から20mm、塗布用ガイド溝24と塗布用ガイド溝24との間隔は約23.00〜46.00mm位である。
Cはウレタン系接着剤であり、前記塗布用ガイド溝24に充填されている。このウレタン系接着剤Cの表面は前記塗布用ガイド溝24から略盛り上がっている。このため、フローリング材20を前記床面10に重ねた際に、この盛り上がった分がフローリング材20の本体21裏面に食み出して前記塗布用ガイド溝24内の接着剤Cとともに前記フローリング材20を前記床面10に接着固定する。
なお、30は押し出しチューブであり、接着剤を封入している。31は塗布用ノズルであり、前記押し出しチューブ30の供給口に設置されている。この塗布用ノズル31を介して前記押し出しチューブ30内の接着剤Cを押し出しながら前記塗布用ガイド溝24に沿って後退しながら充填する。この場合、前記塗布用ガイド溝24の内径を前記塗布用ノズル31の先端外径に一致させたため、前記塗布用ノズル31を塗布用ガイド溝24に沿って移動させながら接着剤Cを塗布用ガイド溝に均一に充填しやすいものである。
前記実施例に関するフローリング材20の接着構造Aについて接着性評価試験を行った。この接着性評価試験は実際に貼り合わせた場合の接着剤のぬれ広がり方や接着性について評価するために行う試験である。
(試験方法)
・ 評価接着剤:KU928-CX(一液湿気硬化型ウレタン樹脂系接着剤)
・ 被着材
下地材:コンパネ
仕上げ材:実施例のフローリング材
(溝の深さは2種類:0.5mm,1.0mm)
・ 貼り合わせ条件
300mm長に切断したフローリング材の接着面に、塗布用ガイド溝に沿って接着剤を塗布し、コンパネに貼り合わせた。コンパネの下に根太を置き、フローリング材の長手方向両端に1本づつブラッドネイルを脳天打ちし、圧締めした。図4は施工試験体の写真である。
・ 養生条件
23°C(湿度50パーセント)雰囲気下で、バールを用いてフローリング材を引き剥がし、抵抗感を確認した。また、接着剤のぬれ広がり(接着面積の多寡)、フローリング材に対する接着性を目視で確認した。図5は剥がした状態の写真である。
・ 考察
塗布用ガイド溝としての効果は深さ1.0mmの方が高いが、接着剤のぬれ広がり(接着面積)に関しては深さ0.5mmの方がより多い接着面積を示した。それによって手はがしの抵抗感も深さ0.5mmの方がやや強かったが、フローリング材に対する接着面積や破壊状態から、今回試験したフローリング材のような溝間隔であれば、深さ1.0mmにおいても十分な塗布量になると考えられる。
この考案に係るフローリング材の接着構造はフローリング材に長手方向に沿って塗布用ガイド溝を形成し、この塗布用ガイド溝に接着剤を充填したため、接着剤の塗布面および塗布量は何人が如何なる場所で作業しても略一致する。施工業者の感により行われていた従来と異なり、接着不良が生ずることも無く、接着剤の食み出しが発生してフローリング材の表面の美観を損なうことも無い。よって、産業上の利用可能性は高いものである。
図1はこの考案に係るフローリング材の接着構造の断面である。 図2は図1において使用されるフローリング材の斜視図である。 図3は図2におけるIII―III線断面図である。 図4は接着性評価試験の施工試験体の写真を示したものである。 図5は同剥がした状態の写真を示したものである。
A … フローリング材の接着構造
C … 接着剤
10 … 床面(基材)
20 … フローリング材
21 … フローリング材の本体
22 … 突条部
23 … 溝部
24 … 塗布用ガイド溝
30 … 押し出しチューブ
31 … 塗布用ノズル

Claims (4)

  1. フローリング材の裏面に接着剤を塗布し、基材の表面に接着固定したフローリング材の接着構造において、前記フローリング材に長手方向に沿って塗布用ガイド溝を形成し、この塗布用ガイド溝に接着剤を充填したことを特徴とするフローリング材の接着構造。
  2. 前記塗布用ガイド溝の横断面は円弧状であることを特徴とする請求項1のフローリング材の接着構造。
  3. 前記円弧の内径は塗布用ノズルの先端外径に一致していることを特徴とする請求項2のフローリング材の接着構造。
  4. 前記塗布用ガイド溝の深さは約0.7mm位であることを特徴とする請求項2のフローリング材の接着構造。


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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107859277A (zh) * 2017-10-31 2018-03-30 东莞市爱乐居环保科技有限公司 一种硅藻泥复合地板

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