JP6433744B2 - 内装下地の目地処理材を用いた目地処理工法及び該目地処理工法に用いる内装下地の目地処理材 - Google Patents

内装下地の目地処理材を用いた目地処理工法及び該目地処理工法に用いる内装下地の目地処理材 Download PDF

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本発明は、隣接した石膏ボード同士の継ぎ目の凹部を熟練を要さず、短時間で施工可能な石膏ボードの繋ぎ目を平滑化する内装下地の目地処理材及びこれを用いた目地処理工法に関するものである。
一般に建築物の内装に用いられる壁は石膏ボード等の板状材を複数接合して製造されている。こうした板状材の接合部あるいは表面の欠損部などの凹部にパテ剤を充填して平滑化し、平滑化した下板状材を下地として好みの壁装材を貼着して内装施工を行っている。壁装材の貼着に際しては、壁装材の浮きや剥がれ等が無いように平滑化されなければならない。
石膏ボードの内装下地の目地処理は、従来、主に石膏系のパテ剤を水で練りこみペースト状にした後、目地部に展延塗布し、平滑化することが行われていた。パテ剤を展延塗布後、パテ剤に含まれる水分が下地に吸われて所謂「ヤセ」が生じるため、パテ剤を数回重ね塗りを行って平滑化する必要があった。
パテ剤は、硬化するまで数十分から数時間かかるため、次の重ね塗り作業までの待ち時間が必要になり、施工に長時間を必要としていた。また、重ね塗りの際は、再度パテを水で溶いて練り直す時間が必要になるため、施工に更に時間がかかっていた。
一方、目透き施工した化粧パネル同士の目透かし部にコーキング剤を充填する代わりに、断面略Y字形で高さが該化粧パネルの厚みより幾分低いジョイナーを挿入する化粧パネルの施工法が既に提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、この提案は化粧パネル同士の目透かし部に充填されるコーキング剤の代わりにジョイナーを挿入するものであり、石膏ボードの内装下地の目地処理には使用できないものであることは明白である。
特開平10−61144号公報
本発明は、施工後にヤセが発生することが無く、下地調整が容易な内装下地の目地処理材を得ることを目的とする。また、施工後にヤセが発生することが無く、熟練を要さないことは勿論のこと、パテ剤による下地調整工程も容易で、壁装材の貼着も失敗の少ない目地処理工法を得ることを別の目的とする。
請求項1に記載された発明に係る内装下地の目地処理材を用いた目地処理工法は、隣接した石膏ボード同士の継ぎ目の凹部に装着される内装下地の目地処理材であり、
凹部の両側縁の各々に当接する両翼部と凹部の底部方向に垂下した垂下部とを備えた断面がT字状の本体部を備え、前記本体部の垂下部が加熱により軟化する素材で構成された内装下地の目地処理材を用いた目地処理工法であって、
前記目地処理剤の垂下部を熱風によって加熱軟化させた後、前記目地処理材の軟化させた垂下部を、隣接した石膏ボード同士の継ぎ目の凹部に挿入・埋設し、前記両翼部の下方に形成された粘着層を用いて前記凹部の両側部に接着して凹部に配する目地処理材配設工程と、
前記凹部とその周縁部とにパテ剤を展延塗布して滑らかな面を得るパテ塗り工程と、
石膏ボード同士とそれらの継ぎ目を含めた下地面上に壁装材を貼着する貼着工程とを備えたことを特徴とするものである。
請求項2に記載された発明に係る内装下地の目地処理材を用いた目地処理工法は、請求項1に記載の目地処理材の熱風による加熱軟化がホットエアーガンの熱風により行われるものであることを特徴とするものである。
請求項3に記載された発明に係る内装下地の目地処理材は、請求項1又は2に記載の目地処理工法に用いる内装下地の目地処理材であって、
隣接した石膏ボード同士の継ぎ目の凹部に装着される内装下地の目地処理材において、
凹部の両側縁の各々に当接する両翼部と凹部の底部方向に垂下した垂下部とを備えた断面がT字状の本体部を備え、
前記本体部の垂下部が熱風によって加熱により軟化する素材で構成されたことを特徴とするものである。
請求項4に記載された発明に係る内装下地の目地処理材は、請求項3に記載の本体部の両翼部の下方に形成された凹部の両側縁に接着する粘着層を備えたことを特徴とするものである。
請求項5に記載された発明に係る内装下地の目地処理材は、請求項3又は4に記載の垂下部には隣接した石膏ボード同士の継ぎ目の凹部の最下端部に当接する断面が矢印状の当接片を備えたことを特徴とするものである。
本発明は、施工後にヤセが発生することが無く、下地調整が容易な内装下地の目地処理材を得ることができる。また、施工後にヤセが発生することが無く、熟練も要さないことは勿論のこと、パテ剤による下地調整工程も容易で、壁装材の貼着も失敗の少ない目地処理工法を得ることができるという効果がある。
本発明の内装下地の目地処理材の一実施例の構成を示す説明図である。 図1に示す内装下地の目地処理材を用いた目地処理工程の工程を示す説明図である。 本発明の内装下地の目地処理材の別の実施例の構成を示す説明図である。 図3に示す内装下地の目地処理材を用いた目地処理工程の工程を示す説明図である。
本発明においては、隣接した石膏ボード同士の継ぎ目の凹部に装着される内装下地の目地処理材であって、凹部の両側縁の各々に当接する両翼部と凹部の底部方向に垂下した垂下部とを備えた断面がT字状の本体部を備え、前記本体部の垂下部が加熱により軟化する素材で構成されたものである。このため、施工後にヤセが発生することが無く、下地調整が容易な内装下地の目地処理材を得ることができる。
即ち、本発明の目地処理材は、パテに比べて収縮が非常に少ないため、ヤセを止めるための重ね塗りを必要とせず、また、軟化温度より下がるだけで硬化、実用強度に達するため、次の工程までの待ち時間が大幅に短縮できることは言うまでもない。加えて、本発明の目地処理材は、本体部の垂下部が加熱により軟化する素材で構成されたものであるため、隣接した石膏ボード同士の継ぎ目の凹部に配設する際には、ホットエアーガン、アイロン、熱コテ等で加熱して軟化させて配設する。これにより、配設作業を容易に行うことができる。
本発明の目地処理材の垂下部については、本体部全体を加熱により軟化する素材で構成されてもよく、垂下部のみを加熱により軟化する素材で構成されてもよい。好ましい態様としては、少なくとも垂下部を軟化点が50〜130℃の樹脂が望ましい。前述のホットエアーガン、アイロン、熱コテ等で加熱して軟化させることができるからである。この場合、埋設前に垂下部をホットエアーガン等で軟化させつつ凹部に埋設させても、目地処理材を凹部に配置した後に、エアーガン、アイロン、熱コテ等で加熱して軟化させつつ凹部に埋設させてもよい。
このような垂下部の素材としてのホットメルト樹脂としては、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリアミド、熱可塑性エラストマー等のホットメルト樹脂で構成させる。
垂下部については、より好ましくは、隣接した石膏ボード同士の継ぎ目の凹部の最下端部に当接する断面が矢印状の当接片を備える。これにより、軟化されて凹部に埋設する際には、凹部にしっかりと埋設し、硬化後には垂下部がしっかりと両翼部を支持して、不用意な凹みの発生を防ぐことができる。
また、少なくとも垂下部の素材については、石膏ボード継ぎ目の凹部への親和性を高める添加物として、石膏、炭酸カルシウム、セルロース、澱粉、砂、ガラス粉、粉末エマルジョン、タルク、酸化チタン、木粉、粘土(クレー)、シリカ、PVA、雲母(マイカ)等を配合することができる。
また、本発明の目地処理材の好ましい態様としては、本体部の両翼部の下方に形成された凹部の両側縁に接着する粘着層を更に備えている。この粘着層としては、両翼部の下方の素材を粘着性のあるものとして形成してもよいが、目地処理材の形成後に粘着層を形成させた方が、製造上有利である。粘着層の形成としては、粘着剤を展延塗布してもよいが、両面テープを両翼部の下方に貼着するものが最も簡便である。
本発明の目地処理材の本体部については、垂下部と別の素材で構成させてもよい。例えば、軟化点が100〜250℃のポリ塩化ビニル(PVC)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、熱硬化性エラストマー、ゴム、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリアミド、熱可塑性エラストマー等の樹脂が挙げられるが、垂下部と同じ素材で構成させた方が、製造が容易である。
本発明の目地処理材の両翼部の上面については、好ましくは、石膏ボードの上面に展延塗布されるパテ剤及び/又は壁装材を貼着する澱粉糊様接着剤への親和性を高めるものを表出させることにより、パテ剤や澱粉糊様接着剤への親和性が高まるため、下地調整が容易で、貼着後の壁装材の浮きや剥がれを防止することができる。
このための一つの例としては、目地処理材の両翼部について、親和性を高める添加物を配合する。即ち、外層材には添加物として、石膏、炭酸カルシウム、セルロース、澱粉、砂、ガラス粉、粉末エマルジョン、タルク、酸化チタン、木粉、粘土(クレー)、シリカ、PVA、雲母(マイカ)等を配合して形成することが可能である。
また、別の例としては、目地処理材の両翼部の表層に、親和性を高める層を形成することで可能となる。例えば、目地処理材の両翼部の表層を細かな凹凸を形成させたり、石膏、炭酸カルシウム、セルロース、澱粉、砂、ガラス粉、粉末エマルジョン、タルク、酸化チタン、木粉、粘土(クレー)、シリカ、雲母(マイカ)等を含む層を形成させたり、紙素材、不織布素材の表層とすることが挙げられる。
この場合では、特に、紙素材、不織布素材の表層とすることが製造上有利であり、尚且つ、目地処理材を凹部に配置した後に、加熱して軟化させつつ凹部に埋設させる場合に、アイロン、熱コテ等に着かず、作業が容易となる利点もある。
本発明の目地処理材を用いた目地処理工法は、垂下部を加熱軟化させた前記目地処理材を、両翼部の下方に形成された粘着層を用いて隣接した石膏ボード同士の継ぎ目の凹部の両側部に接着して凹部に配する目地処理材配設工程と、凹部とその周縁部とにパテ剤を展延塗布して滑らかな面を得るパテ塗り工程と、石膏ボード同士とそれらの継ぎ目を含めた下地面上に壁装材を貼着する貼着工程とを備える。これにより、熟練を要さないことは勿論のこと、パテ剤による下地調整工程も容易で、壁装材の貼着も失敗の少ない目地処理工法を得ることができる。
本発明の目地処理材配設工程は、垂下部を加熱軟化させた目地処理材を、両翼部の下方に形成された粘着層を用いて隣接した石膏ボード同士の継ぎ目の凹部の両側部に接着して凹部に配するものであればよく、前述の通り、埋設前に垂下部をホットエアーガン等で軟化させつつ凹部に埋設させても、目地処理材を凹部に配置した後に、エアーガン、アイロン、熱コテ等で加熱して軟化させつつ凹部に埋設させてもよい。好ましい例としては、目地処理材の加熱軟化がホットエアーガンの熱風により行われるものが良好である。
より好ましい埋設工程では、目地処理材の両翼部を凹部の両側部と段差の無いように平滑化する工程を含む。特に両翼部も加熱軟化される素材で構成されている場合には、エアーガン、アイロン、熱コテ等で加熱して軟化させつつ両側部と段差の無いように平滑化する。
この目地処理材配設工程については、石膏ボード同士の継ぎ目の凹部が深く、目地処理材の垂下部の先端が凹部の最低部に届かない場合には、凹部の最低部に嵩上げ材で埋設させて、底部を嵩上げする工程を事前に行っても良い。この場合の嵩上げ材としては、無機充填剤や合成樹脂製充填剤等を用いることができるが、ホットメルト樹脂材が垂下部との相性もよく、施工作業も容易であり、好ましい。
本発明のパテ塗り工程は、目地処理材配設工程を行った後の凹部とその周縁部とにパテ剤を展延塗布して滑らかな面を得るものであればよい。このパテ塗り作業としては、垂下部が凹部に埋設された目地処理材と、石膏ボードの周縁の面上とをパテ剤をパテベラ等で展延塗布して段差無く平滑化する。
更に、本発明の壁装材の貼着工程は、石膏ボード同士とそれらの継ぎ目を含めた下地面上に壁装材を貼着するものであればよい。即ち、平滑化された石膏ボード上に裏面を糊付機等で澱粉糊様接着剤で糊付された壁装材を貼着する。
図1は本発明の内装下地の目地処理材の一実施例の構成を示す説明図である。図2は図1に示す内装下地の目地処理材を用いた目地処理工程の工程を示す説明図である。図3は本発明の内装下地の目地処理材の別の実施例の構成を示す説明図である。図4は図3に示す内装下地の目地処理材を用いた目地処理工程の工程を示す説明図である。
図1に示す通り、本実施例の目地処理材10は、凹部の両側縁の各々に当接する両翼部13と凹部の底部方向に垂下した垂下部12とを備えた断面がT字状の本体部11と、両翼部13の下方に形成された粘着層14とを備え、垂下部12には断面が矢印状の当接片15が形成されている。
垂下部12と両翼部13とからなる本体部11は同じ素材からなる。具体的には、軟化点が50〜130℃のエチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)のホットメルト樹脂からなる。粘着層14は両面テープの一面の剥離紙を剥離した後に、本体部11の両翼部13の各々の下方に貼着して形成し、施工の際には、両翼部の下面側に表出されている他面の剥離紙16を剥がして用いる。
本実施例の目地処理材10は隣接した石膏ボード同士の継ぎ目の凹部に装着されて用いる。図2のa図に示す通り、本実施例の目地処理材10の本体部11の両翼部13の下方の各々に形成された粘着層14を覆う剥離紙を剥離する。本体部11の垂下部12をホットエアーガン(図示せず)によって、充分に加熱して軟化させる。
b図に示す通り、粘着層14を隣接した石膏ボード21、22同士の継ぎ目の凹部23の両側縁に接着させつつ、軟化させた垂下部12を凹部23に挿入し凹部23を埋設する。軟化させた垂下部12が冷めて固化した後には、ヤセが発生することが無い。また、施工については、熟練も要さない。
尚、本実施例では埋設前に垂下部12をホットエアーガンで軟化させつつ凹部23に埋設させたが、目地処理材10の垂下部12を凹部23に配置した後に、エアーガン、アイロン、熱コテ等で加熱して軟化させつつ凹部23に埋設させてもよい。
この場合には、目地処理材10の両翼部13の上面に紙素材又は不織布素材を配し、これらの表層とするものであれば、加熱して軟化させつつ凹部に埋設させる場合に、目地処理材10の素材がアイロン、熱コテ等に着かず、作業が容易となる
b図の後の工程としては、パテ塗り工程と壁装材の貼着工程とを行う。即ち、目地処理材配設工程を行った後の凹部とその周縁部とにパテ剤を展延塗布して滑らかな面を得るパテ塗り工程を行う。更に、石膏ボード同士とそれらの継ぎ目を含めた下地面上に壁装材を貼着する壁装材の貼着工程を行う。
このパテ塗り工程の作業は、垂下部が凹部に埋設された目地処理材と、石膏ボードの周縁の面上とをパテ剤をパテベラ等で展延塗布して段差無く平滑化する。壁装材の貼着工程の作業は、平滑化された石膏ボード上に裏面を糊付機等で澱粉糊様接着剤で糊付された壁装材を貼着する。
図3に示す通り、別の実施例の目地処理材30は、凹部の両側縁の各々に当接する両翼部33と凹部の底部方向に垂下した垂下部32とを備えた断面がT字状の本体部31と、両翼部33の下方に形成された粘着層34とを備える。
垂下部32と両翼部33とからなる本体部31は同じ素材からなる。具体的には、軟化点が50〜130℃のエチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)のホットメルト樹脂からなる。粘着層34は両面テープの一面の剥離紙を剥離した後に、本体部31の両翼部33の各々の下方に貼着して形成し、施工の際には、両翼部の下面側に表出されている他面の剥離紙36を剥がして用いる。
別の実施例の目地処理材30は隣接した石膏ボード同士の継ぎ目の凹部に装着されて用いる。図4のa図に示す通り、隣接した石膏ボード41、42同士の継ぎ目の凹部43の最低部にホットメルトガンでホットメルト材を塗布する。その一方で図3の目地処理材30の本体部31の両翼部33の下方の各々に形成された粘着層34を覆う剥離紙を剥離する。本体部31の垂下部32をホットエアーガン(図示せず)によって、充分に加熱して軟化させる。
b図に示す通り、粘着層34を隣接した石膏ボード41、42同士の継ぎ目の凹部43の両側縁に接着させつつ、軟化させた垂下部32を凹部43に挿入し凹部43のホットメルト材35内に埋設する。軟化させた垂下部32が冷めて固化した後には、ヤセが発生することが無い。また、施工については、熟練も要さない。
尚、この別の実施例では埋設前に垂下部32をホットエアーガンで軟化させつつ凹部43に埋設させたが、目地処理材30の垂下部32を凹部43に配置した後に、エアーガン、アイロン、熱コテ等で加熱して軟化させつつ凹部43に埋設させてもよい。
この場合には、目地処理材30の両翼部33の上面に紙素材又は不織布素材を配し、これらの表層とするものであれば、加熱して軟化させつつ凹部に埋設させる場合に、目地処理材30の素材がアイロン、熱コテ等に着かず、作業が容易となる。
図4のb図の後の工程としては、図1及び図2のb図に示す実施例と同様に、パテ塗り工程と壁装材の貼着工程とを行う。即ち、目地処理材配設工程を行った後の凹部とその周縁部とにパテ剤を展延塗布して滑らかな面を得るパテ塗り工程を行う。更に、石膏ボード同士とそれらの継ぎ目を含めた下地面上に壁装材を貼着する壁装材の貼着工程を行う。
このパテ塗り工程の作業は、垂下部が凹部に埋設された目地処理材と、石膏ボードの周縁の面上とをパテ剤をパテベラ等で展延塗布して段差無く平滑化する。壁装材の貼着工程の作業は、平滑化された石膏ボード上に裏面を糊付機等で澱粉糊様接着剤で糊付された壁装材を貼着する。
10、30…目地処理材、
11、31…本体部、
12、32…垂下部、
13、33…両翼部、
14、34…粘着層、
15 …当接片、
35…ホットメルト材、
16、36…剥離紙、
21、41…石膏ボード、
22、42…石膏ボード、
23、43…凹部、

Claims (5)

  1. 隣接した石膏ボード同士の継ぎ目の凹部に装着される内装下地の目地処理材であり、
    凹部の両側縁の各々に当接する両翼部と凹部の底部方向に垂下した垂下部とを備えた断面がT字状の本体部を備え、前記本体部の垂下部が加熱により軟化する素材で構成された内装下地の目地処理材を用いた目地処理工法であって、
    前記目地処理剤の垂下部を熱風によって加熱軟化させた後、前記目地処理材の軟化させた垂下部を、隣接した石膏ボード同士の継ぎ目の凹部に挿入・埋設し、前記両翼部の下方に形成された粘着層を用いて前記凹部の両側部に接着して凹部に配する目地処理材配設工程と、
    前記凹部とその周縁部とにパテ剤を展延塗布して滑らかな面を得るパテ塗り工程と、
    石膏ボード同士とそれらの継ぎ目を含めた下地面上に壁装材を貼着する貼着工程とを備えたことを特徴とする内装下地の目地処理材を用いた目地処理工法。
  2. 前記目地処理材の熱風による加熱軟化がホットエアーガンの熱風により行われるものであることを特徴とする請求項1に記載の内装下地の目地処理材を用いた目地処理工法。
  3. 請求項1又は2に記載の目地処理工法に用いる内装下地の目地処理材であって、
    隣接した石膏ボード同士の継ぎ目の凹部に装着される内装下地の目地処理材において、
    凹部の両側縁の各々に当接する両翼部と凹部の底部方向に垂下した垂下部とを備えた断面がT字状の本体部を備え、
    前記本体部の垂下部が熱風によって加熱により軟化する素材で構成されたことを特徴とする内装下地の目地処理材。
  4. 前記本体部の両翼部の下方に形成された凹部の両側縁に接着する粘着層を備えたことを特徴とする請求項3に記載の内装下地の目地処理材。
  5. 前記垂下部には隣接した石膏ボード同士の継ぎ目の凹部の最下端部に当接する断面が矢印状の当接片を備えたことを特徴とする請求項3又は4に記載の内装下地の目地処理材。
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