JP3185158B2 - コンクリート壁面における足場装置 - Google Patents

コンクリート壁面における足場装置

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JP3185158B2
JP3185158B2 JP06941592A JP6941592A JP3185158B2 JP 3185158 B2 JP3185158 B2 JP 3185158B2 JP 06941592 A JP06941592 A JP 06941592A JP 6941592 A JP6941592 A JP 6941592A JP 3185158 B2 JP3185158 B2 JP 3185158B2
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厚 森
尚美 鈴木
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東芝プラント建設株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は発電所等のプラント設備
において、大型のタービンや発電機その他を設置する場
合に最適な足場装置に関する。
【0002】
【従来技術】一例として発電所における大型のタービン
や発電機はその設置用コンクリート基礎面上にタービン
等の下部を嵌入する、大きな開口部が設けられ、その開
口部周縁の基礎面にソールプレートが埋設され、そのソ
ールプレート上面がコンクリート上面より露出する。そ
して、そのソールプレート上にタービン等の大型回転機
械が正確に設置されるものである。このようなコンクリ
ート基礎上面の開口部周縁のソールプレートは、それを
正確に設置する必要があり、そのために開口部内に足場
が必要となる。従来、このような場合開口部の壁面に沿
って床より足場を組み上げる必要があった。このような
足場組み立て作業は多大の労力及び時間を要していた。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は、コンクリート
壁面(1)の同一高さの位置に一定間隔に、その壁面に
直交して埋設され、筒状の内面に内ネジが形成されると
共に、その筒状の外周に埋設部回り止め用の回り止め凸
部(13)が突設され、一端の開口にフランジ状の突出
部(2)が設けられ、その突出部(2)および前記筒状
の一端が、前記壁面(1)から外方に殆ど突出すること
なく、それらが壁面に露出した多数の埋込み金具(3)
と、 パイプ又は棒状に形成され、その一端部外周に前記
内ネジに螺合するネジ部(4)が形成されると共に、そ
の螺合状態で前記埋込み金具(3)の前記突出部(2)
に整合する位置の外周に支持材回り止め用の突出部
(5)が突出され、他端部にその軸線に直交して支柱嵌
入部(6)が突設された多数の片持ち支持材(7)と、
その片持ち支持材(7)の突出部(5)と前記埋込み金
具(3)の突出部(2)との間に設けられ、その片持ち
支持材(7)がその軸線の周りに回転しないように構成
される支持材の回り止め手段(8)と、を具備し、 前記
片持ち支持材(7)の前記ネジ部(4)が前記埋込み金
具(3)の前記内ネジに着脱自在に螺着され、 前記支持
材の回り止め手段(8)を介して、その片持ち支持材
(7)がその軸線の回りに回転しないように拘束され、
その片持ち支持材(7)の上面に足場板(9)が載置さ
れると共に、前記支柱嵌入部(6)に夫々柵用支柱(1
0)の下端部が嵌着するように構成されたコンクリート
壁面における足場装置である。
【0004】
【作用】本発明の足場装置は図1に示す如く埋込み金具
3に片持ち支持材7を螺着し、ボルト12等からなる回り
止め手段8により、片持ち支持材7を壁面に回り止め固
定する。そして、片持ち支持材7の端部に設けられた支
柱嵌入部6に棚用支柱10の一端部を嵌入する。そし
て、片持ち支持材7上に足場板9を載置すればよい。
又、それを取り外すには、足場取付作業の取付順序と逆
の順序により容易に行なえる。取り外した後のコンクリ
ート壁面1には、殆ど突出する邪魔なものがなく、平坦
な壁面とすることができる。しかも、回り止め手段8は
片持ち支持材7の突出部5と埋込み金具3の突出部2と
の間に設けられ、さらにその埋込金具3自体の外周にも
埋設部回り止め用の回り止め凸部13が突設されている
ので、確実に片持ち支持材7がその軸線回りに回転しな
いように構成されている。その結果として片持ち支持材
の一端の支柱嵌入部6に嵌着される柵用支柱10の回
転を阻止し、信頼性の高い安全柵を有する足場装置とな
る。
【0005】
【実施例】次に、図面に基づいて本発明の足場装置の一
実施例につき説明する。図1は本足場装置の組み立て説
明図であり、図2は同装置の一部破断側面図、図3は片
持ち支持材7先端部の斜視図である。この足場装置の主
要構成部品は埋込み金具3と片持ち支持材7とである。
埋込み金具3は図2に示す如く一端閉塞の筒状体からな
り、その内面に螺旋の内ネジ部が形成されている。この
内ネジの螺旋溝の断面は方形であるが、それを三角形の
通常の螺旋溝の断面としてもよい。埋込み金具3の軸方
向中央部における外周には、棒状の回り止め凸部13が溶
接等の手段により突設されている。これは、壁面1に埋
設された際、埋込み金具3が抜け出たり、回転したりす
るのを防ぐものである。又、埋込み金具3の開口縁には
フランジ状に突出部2が突設され、適宜位置にボルト嵌
入用の孔14が穿設されている。そして、この埋込み金具
3は突出部2の表面及び内ネジの開口端縁を除き、壁面
1内にその軸線が壁面1に直交するように埋設される。
【0006】次に、片持ち支持材7は図1〜図3に示す
如くパイプ材の一端にネジ部4が形成される。このネジ
部4は埋込み金具3の内ネジに整合する形状を有する。
この実施例ではネジ部4部分は片持ち支持材7の主要構
成部品であるパイプ材とは別部材で構成し、それをパイ
プ材の端部に嵌着して溶接固定したものである。又、ネ
ジ部4の終端には図1に示す偏心した鍔状の突出部5が
固定され、埋込み金具3の突出部2の孔14に整合する位
置にネジ孔20が設けられている。さらに、片持ち支持材
7の他端部にはその軸線に直交して支柱嵌入部6が図3
の如く溶接固形されている。即ち、この実施例では補強
片16を介して片持ち支持材7と短管状の支柱嵌入部6と
が溶接により一体化されている。支柱嵌入部6は上端が
開口すると共に、下端に底板19が接合されている。又、
支柱嵌入部6の上部側面には孔14が穿設されている。
【0007】そこで、本足場装置を組み立てるには、次
のようにすればよい。 先ず、壁面1に設けられた夫々
の埋込み金具3の内ネジに片持ち支持材7のネジ部4を
螺着する。そして、片持ち支持材7の突出部5にボルト
12を螺着し、その先端部を埋込み金具3の孔14に嵌入さ
せる。これにより、片持ち支持材7はその軸線の回りに
回動することが防止され、且つ片持ち支持材7が埋込み
金具3から抜け出ることも防止される。次に、片持ち支
持材7上に足場板9を載置すると共に、片持ち支持材7
の支柱嵌入部6に柵用支柱10の下端部を嵌入する。そし
て、図3に示す支柱嵌入部6の孔14と柵用支柱10の図示
しない孔とを整合し、それらにピン17を挿通して柵用支
柱10を抜け止め固定する。次いで、柵用支柱10に柵用横
架材11を適宜な金具を介して固定し、本足場装置の組み
立てを完了する。
【0008】
【発明の効果】本発明の足場装置は、壁面の同一高さの
位置に定間隔で設けられた多数の埋込み金具に、夫々片
持ち支持材7の一端を着脱自在に螺着すると共に、回り
止め手段を設けて片持ち支持材の回転防止および抜け防
止を図り、その片持ち支持材上に足場板を載置するよう
に構成したから、足場を極めて迅速に且つ容易に設置す
ることができ、又、それを取り外すことも容易である。
さらに埋込み金具の外周には回り止め凸部13を突設し
たので、埋込み金具が壁面から抜け出たり、その軸線の
回りに回転することを防止できる。その結果、片持ち支
持材の端部の支柱嵌入部に安全柵となる柵用支柱が嵌着
されたとき、それが不用意に回転する危険を確実に取り
除く。そして、組み立て易く安全で信頼性の高い足場装
置となる。また、足場を取り外した後のコンクリート壁
面1には、殆ど突出する邪魔なものがなく、平坦な壁面
とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本足場装置の組み立て説明図。
【図2】本足場装置の一部破断側面図。
【図3】本足場装置に用いられる片持ち支持材7の端部
斜視図。
【符号の説明】
1 壁面 2 突出部 3 埋込み金具 4 ネジ部 5 突出部 6 支柱嵌入部 7 片持ち支持材 8 回り止め手段 9 足場板 10 柵用支柱 11 柵用横架材 12 ボルト 13 回り止め凸部 14 孔 15 溶接部 16 補強片 17 ピン 18 ソールプレート 19 底板 20 ネジ孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04G 5/04 - 5/06 E04G 3/04 - 3/06 E04G 9/10 104

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリート壁面(1)の同一高さの位
    置に一定間隔に、その壁面に直交して埋設され、筒状の
    内面に内ネジが形成されると共に、その筒状の外周に
    設部回り止め用の回り止め凸部(13)が突設され、
    端の開口にフランジ状の突出部(2)が設けられ、その
    突出部(2)および前記筒状の一端が、前記壁面(1)
    から外方に殆ど突出することなく、それらが壁面に露出
    した多数の埋込み金具(3)と、 パイプ又は棒状に形成されその一端部外周に前記内ネ
    ジに螺合するネジ部(4)が形成されると共に、その螺
    合状態で前記埋込み金具(3)の前記突出部(2)に整
    合する位置の外周に支持材回り止め用の突出部(5)が
    突出され、他端部にその軸線に直交して支柱嵌入部
    (6)が突設された多数の片持ち支持材(7)と、その片持ち支持材(7)の突出部(5)と前記埋込み金
    具(3)の突出部(2)との間に設けられ、 その片持ち
    支持材(7)がその軸の周りに回転しないように構成
    される支持材の回り止め手段(8)と、を具備し、 前記片持ち支持材(7)の前記ネジ部(4)が前記埋込
    み金具(3)の前記内ネジに着脱自在に螺着され、前記支持材の回り止め手段(8)を介して、その片持ち
    支持材(7)がその軸線の回りに回転しないように拘束
    され、 その片持ち支持材(7)の上面に足場板(9)が載置さ
    れると共に、前記支柱嵌入部(6)に夫々柵用支柱(1
    0)の下端部が嵌着するように構成されたコンクリート
    壁面における足場装置。
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JP5530017B1 (ja) * 2013-08-19 2014-06-25 株式会社トータル環境 高層の建築物、及びそのメンテナンス方法
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