JP3184726B2 - 物品の導入方法及び仕分装置 - Google Patents

物品の導入方法及び仕分装置

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JP3184726B2
JP3184726B2 JP01051595A JP1051595A JP3184726B2 JP 3184726 B2 JP3184726 B2 JP 3184726B2 JP 01051595 A JP01051595 A JP 01051595A JP 1051595 A JP1051595 A JP 1051595A JP 3184726 B2 JP3184726 B2 JP 3184726B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、導入コンベヤによって
物品を仕分コンベヤに導入させるとともに、仕分コンベ
ヤによって物品を搬送しつつ所定方向に仕分ける仕分装
置において、仕分コンベヤに導入される物品の間隔を調
整するための物品の導入方法及び仕分装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来仕分装置としては、導入コンベヤに
よって物品を仕分コンベヤに導入させるとともに、仕分
コンベヤによって物品を搬送しつつ所定方向に仕分ける
ものがある。仕分コンベヤは、多数のスラットの移動に
よってスラット上の物品を搬送するとともに、スラット
にそれぞれ設けられた移動シューにより、物品を押圧し
てスラット上から所定方向に仕分ける。導入コンベヤ
は、ベルトコンベヤ又はスラットコンベヤ等からなり、
ベルト又はスラット等の移動によって仕分コンベヤのス
ラット上に物品を一定間隔で導入させる。
【0003】図8に示すように、仕分コンベヤにおい
て、移動シュー80によってスラット81上で押圧され
た物品82は、スラット81上を所定の仕分方向に移動
されつつ水平方向に回転し、仕分方向側後端部(図中右
下端部)を搬送方向Z後方(図中下方)に所定量Sだけ
突出するように変位する。変位量Sは、各物品82毎の
幅W/長さLの値によってほぼ決まり、物品82のW/
Lの値が1.0に近いほど大きくなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の仕分装
置では、導入コンベヤが仕分コンベヤのスラット81上
に物品82を一定間隔で導入させ、スラット81上にお
ける全ての物品82の間隔を一定に調整するため、物品
82の搬送方向Z後方への突出による後続の移動シュー
80の図8中斜線で示す部分への干渉等を防止するに
は、導入コンベヤによって仕分コンベヤのスラット81
上に導入される物品82の搬送間隔を、移動シュー80
どうしの間隔を勘案した上で、少なくとも物品82の変
位量Sの最大値よりも大きくなるように調整する必要が
ある。したがって、たとえ変位量Sの大きい物品82が
少数であっても、全ての物品82のスラット81上での
間隔を拡げることとなり、結果として装置全体の単位時
間当たりの搬送及び仕分能力が大幅に低下するという問
題があった。
【0005】本発明は、導入コンベヤから仕分コンベヤ
に導入される物品の間隔を、各物品毎の最適な間隔に調
整することができ、これにより装置全体の搬送及び仕分
能力を大幅に向上させることができる物品の導入方法及
び仕分装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、多
数のスラットの移動によってスラット上の物品を搬送す
るとともに、スラットにそれぞれ設けられた移動シュー
により、物品を押圧してスラット上から所定方向に仕分
ける仕分コンベヤと、仕分コンベヤのスラット上に物品
を導入させる導入コンベヤとを備えた仕分装置におい
て、物品の幅及び長さを検知するとともに、検知結果に
基づいて、導入コンベヤから仕分コンベヤに導入される
物品の間隔を、各物品の長さと幅の比に応じて各物品毎
に調整し、各物品をそれぞれ所要の間隔で導入コンベヤ
から仕分コンベヤに導入させることを特徴とする仕分装
置における物品の導入方法により達成される。
【0007】本発明の上記目的は、多数のスラットの移
動によってスラット上の物品を搬送するとともに、スラ
ットにそれぞれ設けられた移動シューにより、物品を押
圧してスラット上から所定方向に仕分ける仕分コンベヤ
と、仕分コンベヤのスラット上に物品を導入させる導入
コンベヤとを備えた仕分装置において、物品の幅及び長
さを検知する検知手段と、検知手段からの信号に基づい
て導入コンベヤを制御し、仕分コンベヤに導入される物
品の間隔を、各物品の長さと幅の比に応じて、各物品毎
の所要の間隔に調整する制御手段とを備えたことを特徴
とする仕分装置により達成される。
【0008】検知手段は、物品の搬送方向と直交する検
知方向を有する第1のセンサと、第1のセンサの検知方
向と所定の角度を以て交差する検知方向を有する第2の
センサと、第1及び第2のセンサの検知方向とそれぞれ
所定の角度を以て交差する検知方向を有する第3のセン
サとから構成されることが好ましい。
【0009】
【作用】本発明に係る仕分装置における物品の導入方法
においては、物品の幅及び長さを検知するとともに、検
知結果に基づいて、導入コンベヤから仕分コンベヤに導
入される物品の間隔を、各物品の長さと幅の比に応じて
各物品毎に調整し、各物品をそれぞれ所要の間隔で導入
コンベヤから仕分コンベヤに導入させる。
【0010】本発明に係る仕分装置において、制御手段
は、物品の幅及び長さを検知する検知手段からの信号に
基づいて導入コンベヤを制御し、仕分コンベヤに導入さ
れる物品の間隔を、各物品の長さに対する幅の比に応じ
て、各物品毎の所要の間隔に調整する。具体的には、物
品の長さと幅の比W/Lが1.0に近いほど、後続の物
品との間隔を広げて導入し、比W/Lが1.0から離れ
るほど後続の物品との間隔を狭くして物品間隔を調整す
る。
【0011】本発明に係る仕分装置において、検知手段
は、物品の搬送方向と直交する検知方向を有する第1の
センサと、第1のセンサの検知方向と所定の角度を以て
交差する検知方向を有する第2のセンサと、第1及び第
2のセンサの検知方向とそれぞれ所定の角度を以て交差
する検知方向を有する第3のセンサとによって、物品の
幅及び長さを検知する。制御手段は、検知手段の各セン
サからの信号に基づいて導入コンベヤを制御し、仕分コ
ンベヤに導入される物品の間隔を、各物品の長さに対す
る幅の比に応じて、各物品毎の所要の間隔に調整する。
【0012】
【実施例】以下図示実施例により、本発明を説明する。
図1は、本発明の一実施例である仕分装置全体を示す概
略平面図である。この図において、物品10は、導入コ
ンベヤ40によって物品10毎の所要の間隔で仕分コン
ベヤ20に導入され、仕分コンベヤ20によって搬送さ
れつつローラコンベヤ等からなる所定の分岐シュート1
1上に仕分けられる。
【0013】仕分コンベヤ20は、図2に示すように、
コンベヤフレーム21に沿って多数設けられたスラット
22の移動によって、スラット22上の物品10を搬送
するとともに、スラット22にそれぞれ設けられた移動
シュー23のスラット長手方向への移動によって、物品
10を押圧してスラット22上から所定の分岐シュート
11上に仕分ける。
【0014】スラット22の長手方向両端部にはそれぞ
れ、リンクプレート25が取り付けられており、各スラ
ット22は、これらリンクプレート25を介して、コン
ベヤフレーム21における搬送方向Z両側にそれぞれ設
けられたチェーン26に連結される。チェーン26は、
コンベヤフレーム21における搬送方向Z両端部にそれ
ぞれ設けられたスプロケット(図示しない)に巻回され
ており、各スプロケットの回動によって移動される。リ
ンクプレート25におけるスラット取付面と反対側の面
には、走行ホイール27が搬送方向Zに沿って回動自在
に設けられるとともに、サイドガイドホイール28が水
平な状態で回動自在に設けられる。
【0015】すなわちチェーン26及びリンクプレート
25は、サイドガイドホイール28をコンベヤフレーム
21に案内されつつ、走行ホイール27をコンベヤフレ
ーム21に沿って走行させることにより、スプロケット
の回動に伴って搬送方向Zに移動し、スラット22を同
方向に移動させる。
【0016】移動シュー23はそれぞれ、スラット22
を囲むように摺動自在に支持されており、図3に示すよ
うに、下面にはガイドピン29が設けられ、ガイドピン
29には、ガイドローラ30が水平な状態で回転自在に
支持される。移動シュー23は、ガイドローラ30の進
路を切換機構24によって変更されることにより、スラ
ット長手方向に移動し、スラット22上の物品10を押
圧する。
【0017】切換機構24の構成を図3に示す。切換機
構24においては、搬送方向Z(図3中下方)に沿う主
レール31と、搬送方向Z側方(図3中右斜め下方)に
向かう分岐レール32との分岐点近傍に、電磁石33が
設けられており、電磁石33は、各種仕分け情報及びロ
ーラセンサ34によるガイドローラ30の検出信号に基
づいて励磁され、磁性材料からなるガイドローラ30の
進路を変更させる。すなわち仕分けが行われない場合に
は、電磁石33は励磁されず、ガイドローラ30は、電
磁石33によって進路を変更されることなく直進し、主
レール31に沿って搬送方向Z(図3中下向きの矢印方
向)に移動する(符号30aで示す状態)。一方、仕分
けが行われる場合には、電磁石33が励磁され、ガイド
ローラ30は、電磁石33によって進路を変更される
(符号30bで示す状態)。電磁石33によって進路を
変更されたガイドローラ30は、さらに永久磁石(又は
電磁石)35の磁気作用を受けて分岐レール32に導入
され(符号30cで示す状態)、搬送方向Z側方(図3
中右斜め下向きの矢印方向)に移動する(符号30dで
示す状態)。
【0018】再び図2を参照すると、仕分コンベヤ20
において、スラット22上に導入された物品10はそれ
ぞれ、スラット22の移動により図中上方に搬送され、
物品10毎の所定の位置において、移動シュー23のス
ラット長手方向(図中左右方向)への移動によって押圧
される。移動シュー23によって押圧された物品10
は、スラット22上を所定の仕分方向に移動されつつ水
平方向に回転し、仕分方向側後端部(図中右下端部)を
搬送方向Z後方(図中下方)に所定量Sだけ突出するよ
うに変位しつつ、スラット22上から所定の分岐シュー
ト11上に排出されて仕分けられる。このときの物品1
0の変位量Sは、各物品10毎の幅W/長さLの値(以
下、縦横比W/Lという)によってほぼ決まり、物品1
0の縦横比W/Lが1.0に近いほど大きい。
【0019】導入コンベヤ40は、図1に示すように、
ベルトコンベヤ41を搬送方向Zに沿って複数(本実施
例では4個)配置して構成されており、検知器50から
の信号に基づく制御装置60の制御に基づいて作動又は
停止され、物品10を仕分コンベヤ20のスラット22
上(図2)に各物品10毎の所要の間隔で導入させる。
【0020】検知器50は、導入コンベヤ40の上流側
(図1中下側)の搬送コンベヤ12と隣合うベルトコン
ベヤ41の近傍に設けられており、図4に示すように、
それぞれ発光部51及び受光部52を有する透過型光電
管で構成された第1〜第3のセンサPH1,PH2,P
H3によって、物品10の幅W及び長さLを検知する。
【0021】第1のセンサPH1においては、発光部5
1及び受光部52が、搬送方向Zと直交する方向に沿っ
て対向して配置されており、搬送方向Zと直交する検知
方向を有する。すなわち発光部51から発せられた光
は、ベルトコンベヤ41の上方を搬送方向Zと直交する
方向に横切って、対向する受光部52に入射する(図4
中一点鎖線で示す光路K1)。第2のセンサPH2にお
いては、発光部51及び受光部52が、光路K1と所定
の角度α1を以て交差する方向に沿って対向して配置さ
れており、光路K1と所定の角度α1を以て交差する検
知方向を有する。すなわち発光部51から発せられた光
は、ベルトコンベヤ41の上方を光路K1と所定の角度
α1を以て交差する方向に横切って、対向する受光部5
2に入射する(図4中一点鎖線で示す光路K2)。第3
のセンサPH3においては、発光部51及び受光部52
が、光路K1と所定の角度α1を以て交差し、かつ、光
路K2と所定の角度α2を以て交差する方向に沿って対
向して配置されており、光路K1と所定の角度α1を以
て交差し、かつ、光路K2と所定の角度α2を以て交差
する検知方向を有する。すなわち発光部51から発せら
れた光は、ベルトコンベヤ41の上方を光路K1と所定
の角度α1を以て交差し、かつ、光路K2と所定の角度
α2を以て交差する方向に横切って、対向する受光部5
2に入射する(図4中一点鎖線で示す光路K3)。
【0022】図4中、符号Aは、光路K1と光路K3の
交点を示しており、符号Bは、光路K1と、光路K2上
の符号Fから光路K1に下ろした垂線との交点、符号C
は、光路K1と、光路K3上の符号Eから光路K1に下
ろした垂線との交点、符号Dは、光路K1と光路K2の
交点をそれぞれ示す。また符号Eは、光路K3上におけ
る物品10の搬送方向Z左前端部の位置を示しており、
符号Fは、光路K2上における物品10の搬送方向Z右
前端部の位置を示す。更に符号Gは、符号Dを通り搬送
方向Zに沿う仮想線53(図中二点鎖線で示す)と、符
号Hを通り搬送方向Zと直交する仮想線54(図中二点
鎖線で示す)との交点、符号Hは、仮想線54と、符号
Aを通り搬送方向Zに沿う仮想線55(図中二点鎖線で
示す)との交点をそれぞれ示す。
【0023】制御装置60(図1)は、第1のセンサP
H1の発光部51及び受光部52間の光が、搬送される
物品10によって遮光状態にあった時間と搬送速度に基
づいて、正確な物品10の長さLを求める。
【0024】また制御装置60は、検知器50におい
て、物品10の幅Wを、間隔BFに等しい測定値L1
と、間隔CEに等しい測定値L2に基づいて、以下の演
算式によって間隔BCとして求める。この場合、間隔A
Dは所定値Woに設定され、かつ、間隔DGは所定値L
3に設定されているものとする。 すなわち幅W=間隔BC=Wo−(間隔AB+間隔C
D)
【0025】ここで、三角形ACEと三角形ADGは相
似形であるから、 AC/AD=CE/DG ∴AC=CE×AD/DG =Wo×L2/L3 また、三角形DBFと三角形DAHは相似形であるか
ら、 DB/AD=BF/AH ∴DB=BF×AD/AH =Wo×L1/L3 AB=Wo−DB =(1−L1/L3)Wo CD=Wo−AC =(1−L2/L3)Wo
【0026】 したがって、幅W=Wo−(1−L1/L3)Wo−(1−L2/L3)Wo ={(L1+L2)/L3−1}Wo =Wo(L1+L2−L3)/L3 また設定値Wo/L3は一定であるから、L3=L2の
とき、幅W=L1/L3×Woとなる。したがって、物
品10の長辺がDG上を移動して搬送されてくれば、L
1のみを測定することで、Wを算出することができ、そ
の結果、W/Lを容易に算出することができる。このた
めに、物品10は長辺がDG上を通るように適正に案内
される必要がある。以上のように物品10の幅Wは、物
品10がベルトコンベヤ41上のいかなる位置にあって
も、検知器50の各センサPH1,PH2,PH3の測
定値L1及びL2に基づいて、制御装置60において正
確に求められる。
【0027】制御装置60は、上述した検知器50によ
る検知結果に基づいて、導入コンベヤ40を作動又は停
止させ、仕分コンベヤ20に導入される物品10の間隔
を、各物品10の縦横比W/Lに応じて各物品10毎の
所要の間隔に調整する。すなわち制御装置60は、縦横
比W/Lの値が1.0より小さく、変位量S(図2)の
小さい物品10は後続の物品10との間隔が狭まるよう
に、かつ、縦横比W/Lの値が1.0に近く、変位量S
の大きい物品10ほど後続の物品10との間隔が拡がる
ように、検知器50からの信号に基づいて各物品10の
間隔を調整する。
【0028】図5を参照して具体的数値を示すと、縦横
比W/L≦0.8の物品10aについて、後続の物品1
0との間隔を2個のスラット22の搬送方向Zに沿う長
さとほぼ同一の300mm(図5中間隔a)とし、0.
8<縦横比W/L<1.2の物品10bについて、後続
の物品10との間隔を400mm(図5中間隔b)と
し、1.2≦縦横比W/Lの物品10について、後続の
物品10との間隔を500mmとすることが望ましい。
但し、人手等によって入荷ライン13に物品10を投入
するに際して、長手方向を搬送方向Zに沿わせるので、
長手方向が見た目にも明らかな物品10の縦横比W/L
は、少なくとも1.0未満、大多数の物品10は0.8
以下となり、したがって1.2≦縦横比W/Lで、後続
の物品10との間隔を500mmとするケースは、実際
にはほとんど生じない。
【0029】本実施例の作用を説明する。図1を参照す
ると、物品10はそれぞれ、導入コンベヤ40によって
物品10毎の所要の間隔で仕分コンベヤ20に導入さ
れ、仕分コンベヤ20によって搬送されつつ所定の分岐
シュート11上に仕分けられる。すなわち人手等によっ
て入荷ライン13から導入コンベヤ40に入荷された物
品10はそれぞれ、制御装置60の制御に基づく導入コ
ンベヤ40の作動又は停止によって、仕分コンベヤ20
に導入される間隔を、各物品10の縦横比W/Lに応じ
て各物品10毎の所要の間隔に調整され、仕分コンベヤ
20のスラット22上に搬送される。図2を参照する
と、仕分コンベヤ20において、スラット22上に導入
された物品10はそれぞれ、スラット22の移動により
図中上方に搬送され、物品10毎の所定の位置におい
て、移動シュー23のスラット長手方向(図2中左右方
向)への移動によって押圧される。移動シュー23によ
って押圧された物品10は、スラット22上を所定の仕
分方向に移動されつつ水平方向に回転し、仕分方向側後
端部(図2中右下端部)を搬送方向Z後方(図2中下
方)に所定量Sだけ突出するように変位しつつ、スラッ
ト22上から所定の分岐シュート11上に仕分けられ
る。このときのスラット22上での物品10の変位量S
は、物品10の間隔が導入コンベヤ40によって各物品
10毎の所要の間隔に調整されていることにより、各物
品10の間隔よりも小さく、したがって物品10が後続
の移動シュー23又は物品10等に干渉することはな
い。
【0030】次に、物品10を導入コンベヤ40から仕
分コンベヤ20に導入する方法について説明する。まず
仕分コンベヤ20に導入される前の物品10の幅及び長
さを検知し、この検知結果に基づいて導入コンベヤ40
を作動又は停止させる。これにより、仕分コンベヤ20
に導入される物品10の間隔を、各物品10の縦横比W
/Lに応じて各物品10毎の所要の間隔に調整し、各物
品10をそれぞれ物品10毎に最適な間隔で導入コンベ
ヤ40から仕分コンベヤ20に導入させる。
【0031】以上のように上記実施例によれば、制御装
置60は、物品10がベルトコンベヤ41上のいかなる
位置にあっても、検知器50の各センサPH1,PH
2,PH3の測定値L1及びL2に基づいて、物品の正
確な幅W及び長さLを演算によって求めることができ
る。そして制御装置60は、これらの検知結果に基づい
て、導入コンベヤ40を制御し、仕分コンベヤ20に導
入される物品10の間隔を、各物品10の縦横比W/L
に応じて各物品10毎の所要の間隔に調整する。すなわ
ち制御装置60は、仕分コンベヤ20のスラット22上
における各物品10の間隔を、スラット22上での各物
品10の変位量Sよりも大きくなるように調整するの
で、仕分コンベヤ20に導入される物品10の間隔を、
各物品10毎の最適な間隔、つまりスラット22上での
物品10の変位による後続の移動シュー23又は物品1
0等との干渉を生じることのない必要最小限の間隔に抑
えることができる。したがって、導入コンベヤ40及び
仕分コンベヤ20による物品10の搬送及び仕分けの高
速化を図ることができ、装置全体の単位時間当たりの搬
送及び仕分能力を大幅に向上させることができる。
【0032】上記実施例では、制御装置60による導入
コンベヤ40の制御のため、物品10の幅W及び長さL
を検知する検知器50を設けたが、従来からこの種の仕
分装置には、物品10の縦、横及び高さの各寸法を検知
する才数検知器が、例えば入荷ライン13近傍の図1中
符号14で示す位置に設置されていることが一般的であ
り、この場合、検知器50を設けることなく、既設の才
数検知器14からのデータに基づいて、制御装置60が
導入コンベヤ40を制御するように構成することができ
る。これによると、既存の仕分装置において、本実施例
の物品の導入方法を極めて容易かつ安価に適用すること
ができ、低コストで高効率の仕分システムを構築でき
る。
【0033】また検知器50に代わる検知器70とし
て、図6及び図7に示すように、発光部71及び受光部
72を有する透過型光電管で構成されたセンサ73を、
導入コンベヤ40の上流側(図1中下側)のベルトコン
ベヤ41と搬送コンベヤ12との間に設け、これらセン
サ73によって、物品10の幅W(図2)及び長さL
(図2)を検知するように構成してもよい。すなわち検
知器70においては、センサ73が、搬送方向Zと直交
する方向に所定の間隔をあけて多数、発光部71及び受
光部72を垂直方向に沿って対向するように配置されて
おり、各発光部71から発せられた光は、ベルトコンベ
ヤ41と搬送コンベヤ12の間を垂直に横切って対向す
る受光部72に入射する。検知器70は、各センサ73
の発光部71及び受光部72間の光が、搬送される物品
10によって遮られると、遮光されたセンサ73の数に
基づいて物品10の幅Wを検知し、かつ、各センサ73
が遮光状態にあった時間と搬送速度に基づいて物品10
の長さLを検知する。更に検知器70において、発光部
71及び受光部72を備えたセンサ73を、ベルトコン
ベヤ41のベルト下部における搬送方向Zに沿う方向に
も、所定の間隔をあけて複数設けてもよい。この場合、
検知器70は、各センサの発光部及び受光部間の光が、
搬送される物品によって遮られると、遮光から遮光解除
までのパルス数に基づいて、物品10の長さLを検知す
る。また上記各検知器70におけるセンサ73は、透過
型光電管で構成されたものに限らず、反射型光電管ある
いは超音波センサ等で構成してもよい。
【0034】なお特開平6−71229号公報には、空
港等に設けられる仕分け機能を持つ手荷物搬送システム
として、センサによって測定した搬送中の手荷物の寸法
に基づいて、手荷物の仕分けを行うものが記載されてい
る。しかし本発明の仕分装置における物品の導入方法及
び仕分装置とは、特徴的構成及びそれによる目的効果が
異なるものである。
【0035】すなわち特開平6−71229号公報に記
載の手荷物搬送システムにおいては、コンベヤラインの
入口に低位置用センサが設けられるとともに、コンベヤ
ラインの出口に低位置用センサ及び高位置用センサが設
けられる。低位置用センサは、搬送中の手荷物の長さを
測定し、高位置用センサは、手荷物の高さを測定する。
そしてコンベヤラインの入口では、全長がセンサの許容
最大長さを越えるゴルフバッグのような長尺手荷物を、
低位置用センサによる長さ制限によって通過を制約する
ことなく、一般の手荷物と共通のコンベヤラインで搬送
させ、かつ、コンベヤラインの出口では、低位置用セン
サ及び高位置用センサによって、長尺手荷物の全長を測
定して、仕分け機構で許容される長さの範囲内であるか
を検知する。これにより仕分け機能を持つ手荷物処理業
務の簡素化を図っている。
【0036】つまり特開平6−71229号公報に記載
の手荷物搬送システムにおいて、センサによる手荷物の
長さ及び高さの検知は、手荷物の長さ及び高さを、コン
ベヤラインでの搬送可能な手荷物の長さ及び高さと単に
比較するために行われる、すなわちゴルフバッグのよう
な長尺手荷物が一般の手荷物と共通のコンベヤラインで
送れるか否かを判断するために行われるに過ぎず、その
後の搬送又は仕分過程において、センサによる検知結果
に基づく制御等が行われるものではない。一方、本発明
の仕分装置における物品の導入方法及び仕分装置は、検
知器50によって検知した物品10の幅W及び長さLに
基づいて、導入コンベヤ40を制御し、仕分コンベヤ2
0のスラット22上における物品10の間隔を、各物品
10の長さと幅の比に応じて各物品10毎の最適な間隔
に調整するものであり、これにより装置全体の搬送及び
仕分能力を大幅に向上させるという顕著な目的効果を達
成するものである。したがって特開平6−71229号
公報に記載の手荷物搬送システムとは、搬送される物品
10の長さLを検知器50によって検知している点での
み類似する以外、構成及びそれによる目的効果において
全く異なる。
【0037】
【発明の効果】以上のように本発明の物品の導入方法に
よれば、物品の幅及び長さを検知するとともに、検知結
果に基づいて、導入コンベヤから仕分コンベヤに導入さ
れる物品の間隔を、各物品の長さと幅の比に応じて各物
品毎に調整し、各物品をそれぞれ所要の間隔で導入コン
ベヤから仕分コンベヤに導入させるので、導入コンベヤ
から仕分コンベヤに導入される物品の間隔を、各物品毎
の最適な間隔に調整することができ、これにより装置全
体の搬送及び仕分能力を大幅に向上させることができ
る。また本発明の仕分装置によれば、制御手段が、物品
の幅及び長さを検知する検知手段からの信号に基づいて
導入コンベヤを制御し、仕分コンベヤに導入される物品
の間隔を、各物品の長さに対する幅の比に応じて、各物
品毎の所要の間隔に調整するので、仕分コンベヤに導入
される物品の間隔を、各物品毎の最適な間隔に調整する
ことができ、これにより装置全体の搬送及び仕分能力を
大幅に向上させることができる。更に本発明の仕分装置
によれば、検知手段が、物品の搬送方向と直交する検知
方向を有する第1のセンサと、第1のセンサの検知方向
と所定の角度を以て交差する検知方向を有する第2のセ
ンサと、第1及び第2のセンサの検知方向とそれぞれ所
定の角度を以て交差する検知方向を有する第3のセンサ
とによって、物品の幅及び長さを検知するので、制御手
段は、物品が導入コンベヤ上のいかなる位置にあって
も、検知手段の各センサからの信号に基づいて、物品の
正確な幅及び長さを演算によって求めることができる。
そして制御手段は、仕分コンベヤに導入される物品の間
隔を、各物品の長さに対する幅の比に応じて制御し、各
物品毎の所要の間隔に調整するので、仕分コンベヤに導
入される物品の間隔を、各物品毎の最適な間隔に調整す
ることができ、これにより装置全体の搬送及び仕分能力
を大幅に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である仕分装置全体を示す概
略平面図である。
【図2】図1の仕分装置の仕分コンベヤを示す要部平面
図である。
【図3】図2の仕分コンベヤの切換機構を示す底面図で
ある。
【図4】図1の仕分装置の検知器を示す平面図である。
【図5】図1の仕分装置の導入コンベヤにおける物品の
搬送間隔を示す一部拡大平面図である。
【図6】仕分装置の検知器の他の例を示す側面図であ
る。
【図7】図6の検知器の搬送方向Zに沿って見た図であ
る。
【図8】従来の仕分装置における仕分コンベヤを示す要
部平面図である。
【符号の説明】
10 物品 20 仕分コンベヤ 22 スラット 23 移動シュー 40 導入コンベヤ 50,70 検知手段(検知器) 60 制御手段(制御装置) PH1 第1のセンサ PH2 第2のセンサ PH3 第3のセンサ K1 第1のセンサの検知方向である光路 K2 第2のセンサの検知方向である光路 K3 第3のセンサの検知方向である光路 α1 光路K1とK2、光路K1とK3のなす角度 α2 光路K2とK3のなす角度 Z 搬送方向

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数のスラット(22)の移動によって
    スラット(22)上の物品(10)を搬送するととも
    に、スラット(22)にそれぞれ設けられた移動シュー
    (23)により、物品(10)を押圧してスラット(2
    2)上から所定方向に仕分ける仕分コンベヤ(20)
    と、 仕分コンベヤ(20)のスラット(22)上に物品(1
    0)を導入させる導入コンベヤ(40)とを備えた仕分
    装置における物品の導入方法において、 物品(10)の幅及び長さを検知するとともに、検知結
    果に基づいて、導入コンベヤ(40)から仕分コンベヤ
    (20)に導入される物品(10)の間隔を、各物品
    (10)の長さと幅の比に応じて各物品(10)毎に調
    整し、各物品(10)をそれぞれ所要の間隔で導入コン
    ベヤ(40)から仕分コンベヤ(20)に導入させるこ
    とを特徴とする仕分装置における物品(10)の導入方
    法。
  2. 【請求項2】 多数のスラット(22)の移動によって
    スラット(22)上の物品(10)を搬送するととも
    に、スラット(22)にそれぞれ設けられた移動シュー
    (23)により、物品(10)を押圧してスラット(2
    2)上から所定方向に仕分ける仕分コンベヤ(20)
    と、 仕分コンベヤ(20)のスラット(22)上に物品(1
    0)を導入させる導入コンベヤ(40)とを備えた仕分
    装置において、 物品(10)の幅及び長さを検知する検知手段(50)
    と、 検知手段(50)からの信号に基づいて導入コンベヤ
    (40)を制御し、仕分コンベヤ(20)に導入される
    物品(10)の間隔を、各物品(10)の長さと幅の比
    に応じて、各物品(10)毎の所要の間隔に調整する制
    御手段(60)とを備えたことを特徴とする仕分装置。
  3. 【請求項3】 上記検知手段(50)が、物品の搬送方
    向(Z)と直交する検知方向(K1)を有する第1のセ
    ンサ(PH1)と、第1のセンサ(PH1)の検知方向
    (K1)と所定の角度(α1)を以て交差する検知方向
    (K2)を有する第2のセンサ(PH2)と、第1及び
    第2のセンサ(PH1,PH2)の検知方向(K1,K
    2)とそれぞれ所定の角度(α1,α2)を以て交差す
    る検知方向(K3)を有する第3のセンサ(PH3)と
    から構成されることを特徴とする請求項2記載の仕分装
    置。
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