JP3183906B2 - ジルコニアシート - Google Patents

ジルコニアシート

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JP3183906B2 JP15305391A JP15305391A JP3183906B2 JP 3183906 B2 JP3183906 B2 JP 3183906B2 JP 15305391 A JP15305391 A JP 15305391A JP 15305391 A JP15305391 A JP 15305391A JP 3183906 B2 JP3183906 B2 JP 3183906B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は大型サイズで薄肉のジル
コニアシートに関し、特に緻密質であって、機械部材や
建築部材、固体電解質膜などとして好適に使用すること
のできるジルコニアシートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ジルコニアは、その優れた機械的強度、
靱性、耐摩耗性、耐薬品性、耐蝕性などにより、板状や
シート状に成形したものは、構造用材料、刃物、コンデ
ンサー材料焼成用のセッターなどに、またその優れた酸
素イオン伝導性により、酸素センサー、湿度センサーな
どの固体電解質膜として使用されている。更に近年で
は、燃料電池用の固体電解質膜としても検討されてい
る。
【0003】板状やシート状のセラミックスは、プレス
法、押出し成形法、鋳込み泥しょう法、ドクターブレー
ド法などによって製造されているが、厚さが2mm以
下、特に1mm以下のセラミックグリーンシートの製造
には、ドクターブレード法が一般に採用されている。
【0004】ドクターブレード法によるセラミックシー
トは、グリーンシートを汎用のアルミナ80%程度の多
孔質焼成用敷板上に置き、さらにこの敷板を棚段状に組
上げて、バッチ式あるいは連続的に焼成することにより
得ている。この場合、グリーンシートが焼成中に収縮
し、敷板と摩擦を起こして変形したり、傷がついてしま
うことがある。このため、摩擦抵抗などを低減する目的
でセラミック粉末を敷き詰めた敷板上にグリーンシート
を載せて焼成している。
【0005】現在製造されているジルコニアシートの最
大寸法は約140mm角程度であり、これは99%以上
のアルミナ質からなる緻密な焼成用敷板(製造可能最大
寸法;200mm角)を用いて焼成されている。更に大
きなジルコニアシートを製造しようとする場合は、30
0〜600mm角の大きさまで製造可能な上記多孔質敷
板を用いなければならない。
【0006】一方、ファインセラミック原料として使用
されるジルコニア粉体の結晶子径は、アルミナ粉体など
と比較してかなり小さく、その結果、ジルコニア粉体の
比表面積はアルミナ粉体などと比較して大きい。このた
め、ジルコニア粉体を原料とする成形体を製造する場合
は、アルミナを原料とする場合に比べて、バインダーを
多量使用しなければならない。しかもドクターブレード
法では、スラリーの流動性や常圧での成形性を確保する
ため、他の成形法に比べて多量のバインダーが使用され
るので、アルミナなどに比べて焼成収縮率が大きく、焼
上がり状態でシート面にうねりや反りが入り易い傾向が
あり、こうした傾向はシートが大きくなればなるほど顕
著となる。
【0007】また、上記ジルコニアグリーンシートを焼
成してジルコニアシート、特に大型で高強度の緻密質ジ
ルコニアシートを製造しようとする場合には、上記の汎
用多孔質敷板を使用しなければならず、(1)焼成用敷板
は多孔質であるため、シート面に傷が発生し易い、(2)
滑りを良くするために、セラミック粉末を敷き詰めた敷
板を用いてグリーンシートを焼成する場合、作業性が悪
くなると共にセラミック粉末がシート表面に固着し易く
なる、(3)汎用の多孔質敷板はシリカなどを多く含んだ
組成のものが多く、焼成中にシリカや不純物成分が移動
してジルコニアシートを汚染する可能性がある、などの
問題があり、おおよそ140mm角以上、特に200m
m角以上の大型シートを歩留りよく製造することは困難
であった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の目的
は、製造条件を工夫することにより、薄肉且つ大型サイ
ズで高強度を有し、ガス透過率の小さい緻密質のジルコ
ニアシートを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成すること
のできた本発明にかかるジルコニアシートとは、酸化イ
ットリウム、酸化セリウム、酸化マグネシウムおよび酸
化カルシウムから選ばれる少なくとも1種を含有する酸
化ジルコニウムを主たる構成成分とするシート状焼結体
であって、厚さが0.1〜1mm、シート平面の面積が
200cm2以上で、厚さ方向のガス透過率が実質的に
ゼロであるところに要旨を有している。
【0010】本発明にかかる上記緻密質のジルコニアシ
ートは、(A)酸化イットリウム、酸化セリウム、酸化マ
グネシウムおよび酸化カルシウムから選ばれる少なくと
も1種を含有する酸化ジルコニウム粉体、(B)バインダ
ーおよび(C)有機溶剤からなり、該酸化ジルコニウム粉
体(A)の結晶子径が0.05〜0.5μmの範囲にある
ジルコニアグリーンシート用組成物をシート状に成形し
た後、これを焼成用敷板上に置き、1200〜1700
℃の範囲で焼成することによって得られるもので、該緻
密質のジルコニアシートは、燃料電池用の固体電解質膜
用として優れた性能を発揮する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳しく説明する。
【0012】本発明のジルコニアシートの形状には特に
制限はなく、正方形、長方形、円形などいずれでもよ
い。しかしその寸法については、本発明により薄肉で大
型サイズのジルコニアシートが製造可能であり、ここに
いう大型サイズのジルコニアシートとは、シート平面の
面積が200cm2以上で、例えば正方形の場合、一辺
が14〜15cm以上、長方形の場合、長辺が20c
m、短辺が10cm以上など、円形の場合、16cmφ
以上であり、その厚みは0.1〜1mm、好ましくは
0.2〜0.5mmの薄肉シートである。
【0013】本発明のジルコニアシートは、厚さ方向の
ガス透過率がゼロの緻密質ジルコニアシートであり、こ
こにいう厚さ方向のガス透過率がゼロの緻密質とは、常
温で空気、酸素あるいは窒素を用いてガス透過率測定装
置で測定した値がゼロである緻密質シートのことをい
う。
【0014】本発明のジルコニアシートの製造に使用す
る酸化ジルコニウム粉体(成分(A))は、酸化イットリ
ウム、酸化セリウム、酸化マグネシウムおよび酸化カル
シウムから選ばれる少なくとも1種を所定量含有してな
る部分安定化酸化ジルコニウム粉体もしくは完全安定化
酸化ジルコニウム粉体である。
【0015】上記酸化ジルコニウム粉体中に含有される
酸化イットリウム、酸化セリウム、酸化マグネシウムお
よび酸化カルシウムから選ばれる少なくとも1種の酸化
物の量は、安定化の程度、酸化物の種類などによって変
わるので一概に特定できないが、通常は、酸化ジルコニ
ウムに対して2〜20モル%の範囲であり、例えば酸化
イットリウムの場合は2〜10モル%の範囲で使用する
のが好適である。
【0016】成分(A)の酸化ジルコニウム粉体の結晶子
径は、0.05〜0.5μm、好ましくは0.06〜
0.3μm、より好ましくは0.1〜0.2μmであ
る。結晶子径が0.05μmを下回る微小な粉体を用い
た場合は、ジルコニアシート製造用の前駆体となるジル
コニアグリーンシート作製のためにバインダーを多量使
用しなければならず、焼成時の収縮率が大きくなって、
得られるジルコニアシートに反りやうねりが発生し易く
なり好ましくない。一方、結晶子径が0.5μmを上回
る粉末を用いた場合は、バインダーの使用量は少なくて
すむが、焼結性が悪くなって緻密なジルコニアシートが
得られ難くなるので好ましくない。
【0017】成分(A)の酸化ジルコニウム粉体は、例え
ば、ジルコニウム化合物、およびイットリウム、セリウ
ム、マグネシウムおよびカルシウムから選ばれる少なく
とも1種の化合物を含む混合水溶液にアンモニア水を加
えて連続流通式で中和共沈反応させる際に、反応時の溶
液pHを7.5〜12.5の範囲、好ましくは8〜9.
5の範囲で一定に保ちながら連続的に中和共沈反応を行
うことにより沈澱を形成させ、この沈澱物を分離、乾燥
してジルコニア水和物を得、この水和物を800〜13
00℃の範囲、好ましくは1000〜1200℃の範囲
で焼成する方法によって得ることができる。上記ジルコ
ニウム化合物、イットリウム化合物、セリウム化合物、
マグネシウム化合物およびカルシウム化合物としては、
それらの炭酸塩、水酸化物等の如く、焼成により酸化物
となり得る化合物を使用することができる。
【0018】また、成分(A)の酸化ジルコニウム粉体
は、所望の部分安定化ジルコニウム粉体または完全安定
化ジルコニウム粉体の組成となるように、酸化ジルコニ
ウム粉体に所定量の酸化イットリウム、酸化セリウム、
酸化マグネシウムおよび酸化カルシウムから選ばれる少
なくとも1種の酸化物粉体を添加・混合して調製するこ
ともできる。
【0019】なお、一般に、酸化ジルコニウム粉体の特
性項目として、平均粒子径がよく用いられているが、こ
の粒子径とは、結晶子が微小なためファンデルワールス
力などによって凝集した2次粒子のことであり、これは
解砕処理などによって実質的に結晶子(1次粒子)に解
膠できるものである。本発明における「結晶子径」とは
上記1次粒子の平均径を、また「平均粒子径」とは上記
2次粒子の平均径を意味する。
【0020】本発明においては、上記成分(A)の酸化ジ
ルコニウム粉体にバインダー(成分(B))および有機溶
媒(成分(C))、更には、必要に応じて分散剤、可塑剤
などを配合し、通常のボールミル法などの手段により均
一に混合してスラリー化し、ジルコニアグリーンシート
用組成物を調製する。
【0021】成分(B)のバインダーの種類は特に制限が
なく、一般に使用される有機または無機バインダーから
適宜選択して使用することができる。有機バインダーと
しては、例えばエチレン系共重合体、スチレン系共重合
体、アクリレートおよびメタクリレート系共重合体、酢
酸ビニル系共重合体、マレイン酸系共重合体、ビニルブ
チラール樹脂、ビニルアセタール樹脂、ビニルホルマー
ル樹脂、ビニルアルコール樹脂、ワックス類、エチルセ
ルロースなどのセルロース類などを用いることができ
る。これらのうち、グリーンシートの成形性や強度、焼
成時の熱分解性などの点から、メチルアクリレート、エ
チルアクリレート、プロピルアクリレート、ブチルアク
リレート、メチルプロピルアクリレート、シクロヘキシ
ルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレートなど
の、炭素数10以下のアルキル基を有するアルキルアク
リレート類、およびメチルメタクリレート、エチルメタ
クリレート、ブチルメタクリレート、メチルプロピルメ
タクリレート、オクチルメタクリレート、2−エチルヘ
キシルメタクリレート、デシルメタクリレート、ドデシ
ルメタクリレート、ラウリルメタクリレート、シクロヘ
キシルメタクリレートなどの、炭素数20以下のアルキ
ル基を有するアルキルメタクリレート類から選ばれる少
なくとも1種の(メタ)アクリレートモノマーと、(メ
タ)アクリル酸、マレイン酸、モノイソプロピルマレエ
ートなどのマレイン酸半エステルなどのカルボキシル基
含有モノマーの少なくとも1種とを共重合せしめて得ら
れる、数平均分子量が20,000〜200,000、
より好ましくは50,000〜100,000の範囲の
(メタ)アクリレート系共重合体が好ましく使用され
る。これら有機バインダーは単独でも、あるいは2種以
上混合して使用することもできる。
【0022】また、無機バインダーとして、ジルコニア
ゾル、シリカゾル、アルミナゾル、チタニアゾルなどを
単独または混合して使用することができる。
【0023】成分(B)のバインダーの使用量は、成分
(A)の酸化ジルコニウム粉体100質量部に対して1
0〜30質量部であり、好ましくは15〜20質量部で
ある。バインダーの使用量が10質量部未満では、グリ
ーンシートの強度や柔軟性が不十分となり、また30質
量部を超えると、スラリーの粘度調整が困難になると共
に、焼成後のシートに反りやうねりが生じ易くなる。
【0024】成分(C)の有機溶媒としては、使用する成
分(B)として用いるバインダーの溶解性に応じて好適な
有機溶剤が選択される。有機溶剤としては、メタノー
ル、エタノール、2−プロパノール、1−ブタノール、
1−ヘキサノールなどのアルコール類、アセトン、2−
ブタノンなどのケトン類、ペンタン、ヘキサン、ヘプタ
ンなどの脂肪族炭化水素類、ベンゼン、トルエン、キシ
レン、エチルベンゼンなどの芳香族炭化水素類;酢酸メ
チル、酢酸エチル、酢酸ブチルなどの酢酸エステル類な
どから適宜選択される。これらの有機溶剤は、単独で
も、あるいは2種以上混合して使用することもできる。
【0025】有機溶剤の使用量は、上記スラリー、すな
わちジルコニウムグリーンシート用組成物の粘度との関
係において適宜決定すればよいが、通常は、スラリーの
粘度が、好ましくは20〜200ポイズ、特に好ましく
は50〜100ポイズの範囲となるように有機溶剤の使
用量を決定するのがよい。
【0026】上記スラリーの調製に当たっては、成分
(A)のジルコニア粉体の解膠や分散を良くするため、
ポリアクリル酸、ポリアクリル酸アンモニウムなどの高
分子電解質;クエン酸、酒石酸などの有機酸、イソブチ
レンまたはスチレンと無水マレイン酸との共重合体およ
びそのアンモニウム塩あるいはアミン塩、ブタジエンと
無水マレイン酸との共重合体およびそのアンモニウム塩
などからなる分散剤;グリーンシートに柔軟性を付与す
るためのフタル酸ジブチル、フタル酸ジオクチルなどの
フタル酸エステル類、プロピレングリコールなどのグリ
コール類やグリコールエーテル類からなる可塑剤;など
を必要に応じて添加することができる。
【0027】通常のボールミル法によるスラリーの調製
を一例として説明すれば、ボールミルに成分(A)の酸化
ジルコニウム粉体、成分(B)のバインダーおよび成分
(C)の有機溶剤、更には、必要に応じて分散剤、界面
活性剤、消泡剤、湿潤剤、可塑剤などを同時に投入し、
あるいはジルコニア粉体と有機溶剤、更には必要に応じ
て分散剤をボールミルに投入して予備分散させた後、バ
インダー、更に必要に応じて界面活性剤、消泡剤、可塑
剤などを投入し、好ましくは1時間以上、より好ましく
は12時間以上分散・混合してスラリーを得る。
【0028】このようにして得られたジルコニアグリー
ンシート用組成物を通常の塗布法、例えばドクターブレ
ード法などによってポリエチレンテレフタレート(PE
T)などの高分子フィルム上にキャスティングした後、
乾燥してジルコニアグリーンシートを調製する。このジ
ルコニアグリーンシートの厚さは、目的とするジルコニ
アシートの厚さを考慮して、0.1〜2mmの範囲内と
するのが好適である。
【0029】このようにして得られたジルコニアグリー
ンシートは、本発明で意図する大型サイズのジルコニア
シートを製造するため、300〜600mm角の大きさ
の汎用の焼成用敷板、例えば多孔質アルミナ板上に置い
て1200〜1700℃の温度範囲で焼成する。
【0030】本発明においては、前記した多孔質敷板の
使用に伴うシート面の損傷などの問題を回避するため、
ジルコニアグリーンシートと焼成用敷板との間に、平均
粒子径1μm以上のアルミナ粉体、このアルミナ粉体1
00質量部当り5〜20質量部の範囲のバインダーおよ
び溶剤を含有するスラリーをシート状に成形したアルミ
ナグリーンシートを挟んで焼成することが好ましい。
【0031】このアルミナ含有スラリーは、前記酸化ジ
ルコニウム含有スラリー、すなわちジルコニアグリーン
シート用組成物の調製と同様の方法により調製すること
ができる。バインダーとしては、有機または無機バイン
ダーのいずれも使用することができるが、特に酸化ジル
コニウム含有スラリーの調製に使用したのと同じ有機バ
インダーを使用するのが好ましい。これは、アルミナグ
リーンシート中に含まれるバインダーの熱分解の経時変
化を、ジルコニアグリーンシートのそれに一致させるこ
とにより、得られるジルコニアシートにひびや反りが発
生するのを防止し、平坦なシートが得られ易くするため
である。
【0032】また、アルミナ含有スラリーの調製に使用
する溶剤としては、酸化ジルコニウム含有スラリーの調
製用として例示したものを使用することができる。
【0033】上記アルミナ含有スラリーの調製に使用す
るアルミナ粉体の平均粒子径は1μm以上、好ましくは
3〜100μmである。この範囲の平均粒子径を有する
アルミナ粉体を使用する理由は、アルミナ粉体の焼結温
度を酸化ジルコニウム粉体のそれより高くしてアルミナ
粉体の収縮によるジルコニアシートへの影響を無視でき
るようにし、またアルミナ含有スラリーの調製に使用す
るバインダー量を少なくするためである。アルミナ粉体
の平均粒子径が1μm未満では、結晶子径が0.05〜
0.5μmの酸化ジルコニウム粉体が焼結のために収縮
する温度域と、アルミナ粉体が焼結のために収縮する温
度域とが大きく重なり、得られる緻密質ジルコニアシー
トに反りやしわ、うねりなどが生じ易くなるので好まし
くない。
【0034】アルミナ含有スラリーを調製する際のバイ
ンダーの好ましい使用量は、アルミナ粉体100質量部
当り5〜20質量部、より好ましくは8〜15質量部で
ある。
【0035】アルミナグリーンシートの成形は、ジルコ
ニアグリーンシートの成形と同様の方法で行なえばよい
が、薄肉・大型サイズのジルコニアシート作製のために
は、ジルコニアグリーンシートよりも薄く、厚さが0.
05〜0.2mm程度のグリーンシートとするのが好ま
しい。
【0036】アルミナグリーンシートを用いてジルコニ
アシートを製造する際の、アルミナグリーンシートとジ
ルコニアグリーンシートとの具体的な配置方法を図1〜
3に示す。
【0037】図1に示す方法においては、敷板1の上に
アルミナグリーンシート2を置き、その上にジルコニア
グリーンシート3を置いて焼成する。図2に示す方法に
おいては、敷板1の上にアルミナグリーンシート2を置
き、その上に複数枚(図では2枚)のジルコニアグリー
ンシート3を置いて焼成する。また、図3に示す方法に
おいては、敷板1の上にアルミナグリーンシート2とジ
ルコニアグリーンシート3とを交互に複数枚(図ではア
ルミナグリーンシート2が3枚、ジルコニアグリーンシ
ート3が2枚)置いて焼成する。
【0038】このように配置したアルミナグリーンシー
トとジルコニアグリーンシートとは、通常の焼成装置、
例えば電気炉またはガス炉内で、例えば0.1〜10℃
/分の昇温速度で昇温した後、1200〜1700℃、
好ましくは1400〜1600℃の温度範囲に0.5時
間以上保持して焼成する。この時、脱脂工程として、
0.1〜5℃/分程度、好ましくは0.5〜2℃/分程
度の昇温速度で昇温する工程を設けると、ひびや割れの
ない薄肉・大型サイズで且つ緻密質のジルコニアシート
が得られる。
【0039】本発明の薄肉で大型サイズのジルコニアシ
ートは、機械的強度、対衝撃性、繰り返し熱負荷などの
諸特性に優れ、また厚さが1mm以下の薄膜であるた
め、セラミック製品、コンデンサー材料、焼結金属焼成
用のセッター、窯道具あるいは耐火断熱材、壁材、プラ
スチック製品のカバー材、定盤、さらには燃料電池用固
体電解質膜などとして使用することができる。特に、本
発明のジルコニアシートは、通常の高密度ジルコニアセ
ラミックスの欠点である、重くて熱容量が大きい点を克
服することができ、ジルコニアの特性を利用した様々の
用途に使用することができる。
【0040】
【効果】本発明のジルコニアシートは、薄肉且つ大型サ
イズであり、しかも、常温で空気、酸素あるいは窒素を
用いてガス透過率測定装置で測定される厚さ方向へのガ
ス透過率がゼロである緻密質なジルコニアシートであ
り、このシートは、うねりや反りがなく平坦な表面をし
ており、また薄型・軽量で、ジルコニア本来の優れた機
械的強度などの特性を有しており、特に燃料電池用の固
体電解質膜用として優れた性能を発揮する。
【0041】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を更に具体的に
説明する。
【0042】実施例1 3モル%の酸化イットリウムを含む結晶子径0.12μ
mのジルコニア粉体100質量部に、エチルアクリレー
ト、ラウリルアクリレートおよびメタクリル酸からなる
混合モノマーを重合させて得たアクリル系共重合体バイ
ンダーを固形分で18質量部および有機溶剤としてトル
エン/メチルエチルケトンの混合溶剤(1/1質量比)
50質量部を加えてボールミルにより混練しスラリーを
得た。このスラリーを脱気し粘度調整した後、ドクター
ブレード法によりシート状に成形し、100℃で1時間
乾燥してジルコニアグリーンシート[A]を得た。
【0043】別に、平均粒子径2μmのアルミナ粉体1
00質量部に、上記と同じバインダーを固形分として1
5質量部およびトルエン/メチルエチルケトン(1/1
質量比)混合溶剤40質量部を加え、以下、上記と同様
にして0.1mm厚のアルミナグリーンシート[B]を
得た。
【0044】次いで、400mm角、30mm厚のアル
ミナ多孔質板上に400mm角のアルミナグリーンシー
ト[B]を載せ、さらにその上にジルコニアグリーンシ
ート[A]を重ねて電気炉内で1500℃にて2時間焼
成した。得られたジルコニアシートは、厚さが0.25
mm、サイズが230mm角でしわや反りのない平坦な
シートであった。
【0045】このジルコニアシートについて、空気を用
いてガス透過率を測定したところ、ガス透過は認められ
なかった。また、抗折強度は90kgf/mm2以上で
あった。
【0046】実施例2 4モル%の酸化セリウムを含む結晶子径0.2μmのジ
ルコニア粉体100質量部に、実施例1で用いたのと同
じアクリル系共重合体バインダー15質量部およびトル
エン/メチルエチルケトン(1/1)混合溶剤50質量
部を加え、ボールミルにより混練してスラリーを得た。
このスラリーを使用し、実施例1と同様にしてドクター
ブレード法によって成形し、ジルコニアグリーンシート
[C]を得た。
【0047】別に、平均粒子径55μmのアルミナ粉体
100質量部に、上記と同じアクリル系共重合体バイン
ダーを8質量部およびトルエン/メチルエチルケトン
(1/1)混合溶剤40質量部を加え、以下、上記と同
様にして0.1mm厚のアルミナグリーンシート[D]
を得た。
【0048】次いで、400mm角、30mm厚のアル
ミナ多孔質板上に400mm角のアルミナグリーンシー
ト[D]を載せ、更にその上にジルコニアグリーンシー
ト[C]を重ねて1520℃で2時間焼成した。得られ
たジルコニアシートは厚さが0.2mm、サイズが25
0mm角でしわや反りのない平坦なシートであった。
【0049】このジルコニアシートについて、窒素ガス
を用いてガス透過率を測定したところ、ガス透過は認め
られなかった。また、抗折強度は80kgf/mm2
上であった。
【0050】実施例3 10モル%の酸化カルシウムを含む結晶子径0.3μm
のジルコニア粉体100質量部に、ビニルブチラール樹
脂12質量部、可塑剤としてフタル酸ジオクチル4質量
部、ソルビタンエステル系分散剤1質量部、トルエン/
メチルエチルケトン/2−プロパノール(2/2/1)
混合溶剤50質量部を加え、ボールミルにより混練して
スラリーを得た。このスラリーを使用し、実施例1と同
様にドクターブレード法で成形し、ジルコニアグリーン
シート[E]を得た。
【0051】別に、平均粒子径55μmのアルミナ粉体
100質量部に、上記と同じビニルブチラール樹脂10
質量部およびトルエン/メチルエチルケトン/2−プロ
パノール(2/2/1)混合溶剤40質量部を加え、以
下、上記と同様にして0.15mm厚のアルミナグリー
ンシート[F]を得た。
【0052】次いで、400mm角、30mm厚のアル
ミナ多孔質板上に400mm角のアルミナグリーンシー
ト[F]を載せ、更にその上にジルコニアグリーンシー
ト[E]を重ねて1600℃で2時間焼成した。得られ
たジルコニアシートは、厚さが0.6mm、サイズが3
00mm角でしわや反りのない平坦なシートであった。
【0053】このジルコニアシートについて、窒素ガス
を用いてガス透過率を測定したところ、ガス透過は認め
られなかった。
【0054】実施例4 実施例1で得たジルコニアグリーンシート[A]とアル
ミナグリーンシート[B]とを400mm角、30mm
厚のアルミナ多孔質板上に、図3に示すように、交互に
それぞれ3枚、合計6枚重ねて1500℃で2時間焼成
した。得られた3枚のジルコニアシートは厚さ、が0.
25mm、サイズが230mm角でしわや反りのない平
坦なシートであった。
【0055】このジルコニアシートについて、窒素ガス
を用いてガス透過率を測定したところ、ガス透過は認め
られなかった。また、抗折強度はいずれも90kgf/
mm2以上であった。
【0056】比較例1 実施例1で得たジルコニアグリーンシート[A]を40
0mm角、30mm厚のアルミナ多孔質板上に載せ、ジ
ルコニアグリーンシートとアルミナ多孔質板の間にアル
ミナグリーンシートを挟まずに1500℃で2時間焼成
した。得られたジルコニアシートの表面には傷状の小さ
な凹凸が生じ、またアルミナ多孔質板の微小な破片がジ
ルコニアシートに融着した。
【0057】比較例2 3モル%の酸化イットリウムを含む結晶子径0.02μ
mのジルコニア粉体100質量部に、実施例1で用いた
のと同じアクリル系共重合体バインダー30質量部およ
びトルエン/メチルエチルケトン(1/1)混合溶剤9
0質量部を加え、ボールミルにより混練してスラリーを
得た。このスラリーを脱気して粘度調整した後、ドクタ
ーブレード法により成形し、100℃で1時間乾燥して
ジルコニアグリーンシート[G]を得たが、グリーンシ
ートの表面に細かなクラックが発生した。そこで、バイ
ンダーを35質量部に増量して、以下、上記と同様にし
てジルコニアグリーンシート[H]を得た。
【0058】次いで、400mm角、30mm厚のアル
ミナ多孔質板上に、実施例2で得た400mm角のアル
ミナグリーンシート[D]を載せ、更にその上にジルコ
ニアグリーンシート[H]を重ねて1500℃で3時間
焼成した。この時、脱脂終了後のジルコニアシートには
大きいうねりや反りが生じており、焼成後もこの大きい
うねりや反りが残り平坦なシートは得られなかった。抗
折強度は30kgf/mm2以下であった。
【0059】比較例3 6モル%の酸化カルシウムを含む結晶子径0.6μmの
ジルコニア粉体100質量部に、実施例1で用いたのと
同じアクリル系共重合体バインダー15質量部およびト
ルエン/メチルエチルケトン(1/1)混合溶剤45質
量部を加えてボールミルにより混練してスラリーを得
た。このスラリーを脱気して粘度調整した後、ドクター
ブレード法によってシート状に成形し、100℃で1時
間乾燥してジルコニアグリーンシート[I]を得た。
【0060】次いで、400mm角、30mm厚のアル
ミナ多孔質板上に、実施例2で得た400mm角のアル
ミナグリーンシート[D]を載せ、さらにその上にジル
コニアグリーンシート[I]を重ねて1700℃で2時
間焼成した。得られたジルコニアシートは強度が弱く、
また、ガスの透過も認められ、緻密質にはなっていなか
った。
【0061】比較例4 平均粒子径0.6μmのアルミナ粉体100質量部に、
実施例1で用いたのと同じアクリル系共重合体バインダ
ー22質量部、フタル酸ジブチル1質量部およびトルエ
ン/メチルエチルケトン(1/1)混合溶剤80質量部
を加え、ボールミルにより混練した後、ドクターブレー
ド法によってシート状に成形し、100℃で1時間乾燥
して0.12mm厚のアルミナグリーンシート[J]を
得た。
【0062】次いで、400mm角、30mm厚のアル
ミナ多孔質板上に400mm角のアルミナグリーンシー
ト[J]を載せ、更にその上に実施例2で得られたジル
コニアグリーンシート[C]を重ねて1500℃で2時
間焼成した。この時、脱脂終了後のアルミナシートには
大きいうねりや反りが生じており、このためジルコニア
シートにもうねりや反りが生じ、焼成後もこのうねりや
反りが残り平坦なジルコニアシートは得られなかった。
また、ジルコニアシートにアルミナシートの小片が付着
していた。
【図面の簡単な説明】
【図1】焼成用敷板の上に載せたジルコニアグリーンシ
ートとアルミナグリーンシートとの配置例である。
【図2】焼成用敷板の上に載せたジルコニアグリーンシ
ートとアルミナグリーンシートとの他の配置例である。
【図3】焼成用敷板の上に載せたジルコニアグリーンシ
ートとアルミナグリーンシートとの更に他の配置例であ
る。
【符号の説明】
1 焼成用敷板 2 アルミナグリーンシート 3 ジルコニアグリーンシート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−131448(JP,A) 特開 昭63−190755(JP,A) 特開 平3−141156(JP,A) 特開 平1−111769(JP,A) 特開 平2−120281(JP,A) 特開 昭63−176359(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C04B 35/42 - 35/49 C04B 35/64 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)酸化イットリウム、酸化セリウム、
    酸化マグネシウムおよび酸化カルシウムから選ばれる少
    なくとも1種を含有する酸化ジルコニウム粉体、(B)バ
    インダーおよび(C)有機溶剤からなり、該酸化ジルコニ
    ウム粉体(A)の結晶子径が0.05〜0.5μmの範囲
    にあるジルコニアグリーンシート用組成物をシート状に
    成形した後、これを焼成用敷板上に置き、1200〜1
    700℃の範囲で焼成したシート状焼結体であって、厚
    さが0.1〜1mm、シート平面の面積が200cm 2
    以上であり、且つ、常温で空気、酸素あるいは窒素を用
    いてガス透過率測定装置で測定される厚さ方向のガス透
    過率がゼロであることを特徴とする緻密質のジルコニア
    シート。
  2. 【請求項2】 燃料電池の固体電解質膜用として使用さ
    れるものである請求項1に記載のジルコニアシート。
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