JP3183606B2 - 空調装置の制御装置 - Google Patents

空調装置の制御装置

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JP3183606B2
JP3183606B2 JP13589094A JP13589094A JP3183606B2 JP 3183606 B2 JP3183606 B2 JP 3183606B2 JP 13589094 A JP13589094 A JP 13589094A JP 13589094 A JP13589094 A JP 13589094A JP 3183606 B2 JP3183606 B2 JP 3183606B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は空調装置(換気装置及
び空調換気装置など空調に関する機能機器とする)の動
作を環境、時刻、季節の情報に基づいて制御する空調装
置の制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来における空調装置の制御装置は、対
象の環境状態に応じて運転状態を設定する方式が広く採
用されている。環境状態は、空調換気装置では温度や湿
度等の状態量としてセンサにより検出し定量化される。
例えば、特公昭62ー14744号公報に開示されてい
るものでは、室内温度と室外温度とを検出し、これらの
状態量に基づいて換気方式が決定されるようになってい
る。こうした制御装置は、例えば室内温度と室外温度と
の温度差が所定値を越えた時には、熱交換器を含む通路
に切り換えられ、換気風量も大きくされる。また室内温
度と室外温度との温度差が所定値以下の時には、熱交換
器を含まない通路に切り換えられ、換気風量も小さくさ
れる。
【0003】しかしながら、上述したような制御装置に
おいては、室内温度と室外温度との温度差から換気方式
と換気風量が決定されるため、体感にマッチした換気状
態が得られにくく、その時々の状態量のみにより制御す
るため快適な換気環境が実現できにくい。こうした問題
を解決するために、時計若しくは外気温度により時刻を
検知し、この時刻の情報により制御ルールを決定する制
御装置も開発されている。例えば、特開平5ー7966
7号公報には、図15に示すような構成の制御装置が開
示されている。即ち、この空調換気装置の制御装置は、
時刻検知手段101と、制御ルールを記憶するメモリ手
段102と、演算手段103と、制御信号出力手段10
4とから構成されている。時刻検知手段101は図16
に示すように、外気温検知手段105と、タイマ手段1
06と、外気温メモリ手段107と、時刻推定演算手段
108とにより構成されている。
【0004】時刻検知手段101からの時刻情報と、記
憶されている制御ルールにより演算手段103が制御情
報を生成し、制御信号出力手段104により時刻に応じ
た空調換気装置の動作を内容とする制御信号が出力され
る。時刻の検知は、タイマ手段106により指定される
一定時刻毎の外気温度の検知結果が外気温メモリ手段1
07に記憶されていき、時刻推定演算手段108で外気
温メモリ手段107に蓄積された外気温度より現在時刻
を推定することにより行なわれる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
制御装置は環境情報のみか、時刻情報のみかで空調換気
装置の動作を制御するので、前者では体感にマッチした
快適な環境が得難く、後者では環境の急な変化や季節に
対応した環境の変化に対応できないことが多く、いずれ
も快適な空調環境が得難いといった問題点がある。ま
た、時刻を温度により推定するため、面倒でも外気温検
知手段105の取付位置により異る温度に対する外乱に
対応した処理が必要となり、外気温検知手段105の取
付位置にも制約が有るなど、施工性にも問題がある。さ
らには、外気温検知手段105の取付位置が適正かどう
かの判定は困難であるため、適正でない取付位置の場合
には空調換気装置は不良動作し続けることになるといっ
た問題点も含まれている。
【0006】上記した従来の問題点を解消するために、
本発明は次のことを課題とする。体感に合った快適度の
高い空調を実現できる空調装置の制御装置を得ること。
その制御装置の施工性や信頼性を向上させること。その
制御装置の構成を簡素にすること。
【0007】また、上記課題を達成するために請求項1
の発明は、換気装置の動作を制御すする制御装置におい
て、上記換気装置周りの外光照度を計測する外光照度検
知手段と、上記換気装置周りの湿度を検知する湿度環境
検知手段と、これらの湿度環境検知手段及び上記外光照
度検知手段の検知結果から上記換気装置の動作を制御す
る制御手段と、を備え、上記制御手段が、上記外光照度
の検知結果から算出した時刻が予め設定された在宅時間
帯以内の時、上記湿度の検知結果に関わらず上記換気装
置を動作させないものである。
【0008】また、上記課題を達成するために請求項2
の発明は、換気装置の動作を制御する制御装置におい
て、上記換気装置周りの外光照度を計測する外光照度検
知手段と、上記換気装置周りの湿度を検知する湿度環境
検知手段と、これらの湿度環境検知手段及び上記外光照
度検知手段の検知結果から上記換気装置の動作を制御す
る制御手段と、を備え、上記制御手段が、上記外光照度
の検知結果から算出した時刻が予め設定された在宅時間
帯以外で、上記湿度の検知結果が所定値以下の時、上記
換気装置を動作させるものである。
【0009】また、上記制御手段が、上記外光照度の検
知結果から上記時刻を算出する時、上記外光照度検知手
段が検知した所定時間内の外光照度の平均値を下まわっ
た時間帯の中心時刻を午前0時として、当該中心時刻か
らの経過時間に基づいて上記時刻を算出するものであ
る。
【0010】
【0011】また、上記制御手段が、上記外光照度の検
知結果から上記時刻を算出する時、上記外光照度検知手
段が検知した所定時間内の外光照度の平均値を上まわっ
た時間帯の中心時刻を正午として、当該中心時刻からの
経過時間に基づいて上記時刻を算出するものである。
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【作用】請求項1にかかわる発明は、上記制御手段が、
上記外光照度の検知結果から算出した時刻が予め設定さ
れた在宅時間帯以内の時、上記湿度の検知結果に関わら
ず上記換気装置を動作させないので、常に、運転時の騒
音による不快感を在宅者に与えないようになる。
【0019】また、請求項2にかかわる発明は、上記制
御手段が、上記外光照度の検知結果から算出した時刻が
予め設定された在宅時間帯以外で、上記湿度の検知結果
が所定値以下の時、上記換気装置を動作させるので、常
に、運転時の騒音による不快感を在宅者に与えずに、換
気するようになる。
【0020】また、請求項3にかかわる発明は、上記制
御手段が、上記外光照度の検知結果から上記時刻を算出
する時、上記外光照度検知手段が検知した所定時間内の
外光照度の平均値を下まわった時間帯の中心時刻を午前
0時として、当該中心時刻からの経過時間に基づいて上
記時刻を算出するので、季節の変化によって非日照時間
が変化しても、この変化に対応して計算するようにな
る。
【0021】
【0022】また、請求項4にかかわる発明は、上記制
御手段が、上記外光照度の検知結果から上記時刻を算出
する時、上記外光照度検知手段が検知した所定時間内の
外光照度の平均値を上まわった時間帯の中心時刻を正午
として、当該中心時刻からの経過時間に基づいて上記時
刻を算出するので、季節の変化によって日照時間が変化
しても、この変化に対応して計算するようになる。
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】
【0029】
【実施例】次に本発明の一実施例を図面に基づいて説明
する。 実施例1.図1と図2はいずれもこの実施例1の制御装
置に関するもので、図1は制御装置のブロック構成図、
図2は制御装置に使うアルゴリズムを示す説明図であ
る。図1に示す実施例1の制御装置1は、制御する空調
装置として床下の換気を行なう床下換気装置2を適用し
たもので、時刻を検知する時刻検知手段3、周りの環境
の状態量を検出する例えば湿度センサで構成された環境
検知手段4、制御ルールを記憶した制御ルールメモリ手
段5、演算部6、制御信号出力部7とから構成され、基
本的には時刻に応じて床下換気装置2の運転を制御する
ものである。時刻検知手段3は水晶発振を基準発振源と
した停電保証機能付きの時計で、現在時刻を演算部6に
出力する。環境検知手段4は周りの湿度を検知し、これ
を演算部6に出力する。制御ルールメモリ手段5は、外
部操作により書き換え可能のEEPROM等に書き込ま
れたユーザの通常の帰宅時間や就寝起床時間など時刻に
対応した床下換気装置2の運転に関する制御ルールを予
め記憶させたものである。演算部6はマイクロプロセッ
サで構成され、制御ルールメモリ手段5から取り出され
る制御ルールに基づいて、時刻検知手段3からの時刻情
報と環境検知手段4からの環境情報とにより動作を決定
し、制御信号出力部7に出力する。制御信号出力部7は
リレーを含む例えばAC100Vのオン/オフ回路とし
て構成され、演算部6で決定された換気動作をさせるた
めの制御信号を床下換気装置2に出力する。
【0030】上記構成の制御装置1において、演算部6
は図2に示すようにまず、時刻検知手段3から現在時刻
を読み込み、環境検知手段4から現在の湿度を読み込
み、さらに制御ルールメモリ手段5からユーザの就寝起
床時間など必要な情報を読み込む。続いて制御ルールか
らユーザが不在で、しかも湿度の低い時刻に制御信号出
力部7のAC100Vのオン/オフ回路をオンさせ、床
下換気装置2を動作させる。
【0031】即ち、この制御装置1では、時刻情報と環
境情報とにより最適な時に換気運転が自動的に行なわれ
ることになるので、運転騒音による不快感を与えること
もなく、また急な天候の変化にも対応した体感にもマッ
チした快適性の高い床下換気を行なわせることができ
る。
【0032】実施例2.この実施例は前述の実施例1に
おける時刻検知手段3を、図3に示すように外光照度検
知手段8、タイマ手段9、時刻推定演算手段10、外光
照度メモリ手段11とにより構成し、一定時間毎に測定
される外光照度の照度情報から現在時刻を推定させるも
のである。時刻検知手段3を除くその他の構成は実施例
1で示したものと同じである。従って、実施例1と同じ
部分については説明を省略する。
【0033】外光照度検知手段8は光を電気に変換する
光電変換素子及びA/D変換手段で構成され、検出した
外光照度を時刻推定演算手段10に出力する。時刻推定
演算手段10はマイクロプロセッサで構成されている。
タイマ手段9は安価なセラミック発振子を基準発振源と
するマイクロプロセッサの内蔵タイマで構成され、一定
時間、例えば一時間が経過したことを検知し、時刻推定
演算手段10に出力する。外光照度メモリ手段11は、
外光照度検知手段8により検知される外光照度を照度情
報として記憶するもので、RAM又はEEPROMで構
成されている。
【0034】この実施例2では、外光照度検知手段8よ
り取り込んだ外光照度がタイマ手段9で発生する時間タ
イミング毎に外光照度メモリ手段11に蓄えられる。外
光照度メモリ手段11に蓄積した外光照度に関する前回
の一日分の情報のうちの最大照度データの内の最大照度
を記録した時刻を正午として現在時刻を推定し出力す
る。あとは、実施例1と同様の機能により床下換気装置
2を制御することになる。
【0035】実施例3.この実施例3は前述の実施例2
における時刻推定演算手段10に図4に示すアルゴリズ
ムを用いたもので、それ以外の構成は実施例2で示した
ものと同じである。従って、実施例1や実施例2と同じ
部分については説明を省略する。
【0036】実施例2を示した図3における時刻推定演
算手段10に使用するアルゴリズムは図4に示すよう
に、まず外光照度検知手段8より取り込んだ外光照度を
タイマ手段9で発生する時間タイミング毎に36時間以
上外光照度メモリ手段11に蓄える。蓄えたこれらのデ
ータを平均化して、図5に示すような照度パターンを得
る。この照度パターン中の最大照度と最小照度を求めそ
の平均値を求める。照度パターンが平均値を越えた時刻
と平均値を下まわった時刻の中心の時刻を正午として推
定する。この推定した正午から現在時刻を推定する。こ
れ以外は実施例1又は実施例2と同じであるので説明は
省略する。
【0037】なお、図5に示す照度パターンにおいて、
平均値を下まわった時刻と平均値を越えた時刻の中心の
時刻を午前0時と推定し、この推定した午前0時から現
在時刻を推定することもできる。照度の平均化により時
刻推定の推定精度の向上を図ることができ、現在の動作
は、前回までのデータにより時刻推定により動作する。
従って、時刻推定は徐々に補正が加えられていくことに
なる。
【0038】実施例4.この実施例は前述の実施例1に
おける時刻検知手段3を、図6に示すように外光照度検
知手段8、タイマ手段9、時刻推定演算手段10、時刻
推定不能判定手段12、外光照度メモリ手段11とによ
り構成し、一定時間毎に測定される外光照度の照度情報
から現在時刻を推定させるものである。時刻検知手段3
を除くその他の構成は実施例1で示したものと同じであ
る。従って、実施例1と同じ部分については説明を省略
する。
【0039】外光照度検知手段8及びタイマ手段9並び
に外光照度メモリ手段11は、いずれも実施例2により
示したものと同じであり、それらの説明は省略する。こ
の実施例4の時刻推定演算手段10はそれ自体は実施例
2のものと同じであるが、時刻推定不能判定手段12が
付加されている。時刻推定不能判定手段12は、外光照
度検知手段8の取付位置の不良などで外光照度が正確に
取り込めない場合に、外光照度メモリ手段11に格納さ
れたデータを基に判定不能であるかないかを判定し、判
定不能であれば、LEDやブザー等で構成された報知手
段13に報知動作を起こす出力を出す。従って、施工者
やユーザは、報知手段13の動作により外光照度検知手
段8の取付位置の良否が簡単に判明できるので、外光照
度検知手段8の取付位置が良くない場合には容易に適切
な取付位置に変更することができることになる。これ以
外は実施例2のものと同じ機能であり、その説明は省略
する。
【0040】実施例5.図7と図8はいずれもこの実施
例5の制御装置1に関するもので、図7は制御装置1の
ブロック構成図、図2は制御装置1に使うアルゴリズム
を示す説明図である。図7に示す実施例5の制御装置1
は、制御する空調装置として熱交換換気装置14を適用
したもので、季節を検知する季節検知手段15、周りの
環境の状態量を検出する例えば温度センサで構成された
環境検知手段16、制御ルールを記憶する制御ルールメ
モリ手段5、演算部6、制御信号出力部7とから構成さ
れ、基本的には季節に応じて熱交換換気装置14の運転
を制御するものである。熱交換換気装置14は、ダンパ
の切換えにより吸排気間で熱交換させる熱交換換気と熱
交換しない吸排気による普通換気とに切換えることがで
きる。
【0041】季節検知手段15は水晶発振を基準発振源
とした停電保証機能付きのカレンダで、現在季節を演算
部6に出力する。環境検知手段16は周りの外気温度を
検知し、これを演算部6に出力する。制御ルールメモリ
手段5は、外部操作により書き換え可能のEEPROM
等に書き込まれた設置場所の季節における平均外気温に
関する情報など季節に対応した熱交換換気装置の運転に
関する制御ルールを予め記憶させたものである。演算部
6はマイクロプロセッサで構成され、制御ルールメモリ
手段5から取り出される制御ルールに基づいて、季節検
知手段15からの季節情報と環境検知手段16からの環
境情報とにより換気方式(熱交換換気か普通換気)を決
定し、制御信号出力部7に出力する。制御信号出力部7
はリレーを含む例えばAC100Vのオン/オフ回路の
2回路構成として構成され、演算部6で決定された換気
方式をさせるための制御信号を熱交換換気装置14に出
力する。
【0042】上記構成の制御装置1において、演算部6
は図8に示すようにまず、季節検知手段15から現在の
季節を読み込み、環境検知手段16から現在の外気温度
を読み込み、さらに制御ルールメモリ手段5からその季
節における平均外気温など必要な情報を読み込む。これ
らの入力により熱交換換気装置14の運転/停止及び熱
交換換気/普通換気が選択され、制御信号出力部7のA
C100Vのオン/オフ回路を制御して運転/停止及び
熱交換換気/普通換気を実現させる。
【0043】即ち、この制御装置1では、季節情報と環
境情報とにより最適な換気方式で換気運転が自動的に行
なわれることになるので、季節に応じ、そして急な気温
の変化にも対応した体感にもマッチした快適性の高い換
気を行なわせることができる。
【0044】実施例6.この実施例は前述の実施例5に
おける季節検知手段15を、図9に示すように外光照度
検知手段8、タイマ手段9、季節推定演算手段17、外
光照度メモリ手段11とにより構成し、一定時間毎に測
定される外光照度の照度情報から現在の季節を推定させ
るものである。季節検知手段15を除くその他の構成は
実施例5で示したものと同じである。従って、実施例5
と同じ部分については説明を省略する。
【0045】外光照度検知手段8は光電変換素子及びA
/D変換手段で構成され、検出した外光照度を季節推定
演算手段17に出力する。季節推定演算手段17はマイ
クロプロセッサで構成されている。タイマ手段9は安価
なセラミック発振子を基準発振源とするマイクロプロセ
ッサの内蔵タイマで構成され、一定時間、例えば一時間
が経過したことを検知し、季節推定演算手段17に出力
する。外光照度メモリ手段11は、外光照度検知手段8
により検知される外光照度を照度情報として記憶するも
ので、RAM又はEEPROMで構成されている。
【0046】この実施例6では、外光照度検知手段8よ
り取り込んだ外光照度がタイマ手段9で発生する時間タ
イミング毎に外光照度メモリ手段11に蓄えられる。外
光照度メモリ手段11に蓄積したデータの内の最大照度
を記録し、その平均値を通過する時刻間の時間により夜
間時間と日照時間を推定し、その比から現在の季節を推
定し出力する。あとは、実施例5と同様の機能により熱
交換換気装置14を制御することになる。
【0047】実施例7.この実施例7は前述の実施例6
における季節推定演算手段17に図10に示すアルゴリ
ズムを用いたもので、それ以外の構成は実施例6で示し
たものと同じである。従って、実施例5や実施例6と同
じ部分については共通の符号を用いそれらについての説
明は省略する。
【0048】季節推定演算手段17に使用するアルゴリ
ズムは図10に示すように、まず外光照度検知手段8よ
り取り込んだ外光照度をタイマ手段9で発生する時間タ
イミング毎に36時間以上外光照度メモリ手段11に蓄
える。蓄えたこれらのデータを平均化して、先に図5で
示したような照度パターンを得る。この照度パターン中
の最大照度と最小照度を求めその平均値を求める。照度
パターンが平均値を越えた時刻と平均値を下まわった時
刻間の時間を日照時間として、その時間を1年以上蓄積
する。この蓄積データを平均化すると図11に示すよう
な日照パターンが得られる。この日照パターン中、1年
間の最大値と最小値を求めその平均値を越えた日から下
回った日の中心の日を夏至として推定する。この推定し
た夏至の日から現在の季節を推定する。これ以外は実施
例5又は実施例6と同じであるので説明は省略する。
【0049】なお、図11に示す日照パターンにおい
て、平均値を下まわった日と平均値を越えた日の中心の
日を冬至と推定し、この推定した冬至から現在の季節を
推定することもできる。
【0050】実施例8.この実施例8は前述の実施例5
における季節検知手段15を、図12に示すように外光
照度検知手段8、タイマ手段9、季節推定演算手段1
7、季節推定不能判定手段18、外光照度メモリ手段1
1とにより構成し、一定時間毎に測定される外光照度の
照度情報から現在の季節を推定させるものである。季節
検知手段15を除くその他の構成は実施例5で示したも
のと同じである。従って、実施例5と同じ部分について
は説明を省略する。
【0051】外光照度検知手段8及びタイマ手段9並び
に外光照度メモリ手段11は、いずれも実施例6により
示したものと同じであり、それらの説明は省略する。こ
の実施例8の季節推定演算手段17はそれ自体は実施例
6のものと同じであるが、季節推定不能判定手段18が
付加されている。季節推定不能判定手段18は、外光照
度検知手段8の取付位置の不良などで外光照度が正確に
取り込めない場合に、外光照度メモリ手段11に格納さ
れたデータを基に判定不能であるかないかを判定し、判
定不能であれば、LEDやブザー等で構成された報知手
段13に報知動作を起こす出力を出す。従って、施工者
やユーザは、報知手段13の動作により外光照度検知手
段8の取付位置の良否が簡単に判明するので、外光照度
検知手段8の取付位置が良くない場合には容易に適切な
取付位置に変更することができることになる。これ以外
は実施例6のものと同じ機能であり、その説明は省略す
る。
【0052】実施例9.この実施例9は前述の実施例2
或いは実施例6における外光照度検知手段8における光
を電圧に変換する光電変換素子19に図13に示すよう
に広角レンズ20を被冠させ、さらに広角レンズ20の
内側に外光拡散フィルタ21を設けたもので、その他の
構成は実施例2又は実施例6で示したものと同じであ
る。従って、実施例2又は実施例6と同じ部分について
は説明を省略する。
【0053】広角レンズ20は広範囲から光を採光す
る。外光拡散フィルタ21は外乱光など指向性の鋭い光
を弱める。従って、広角レンズ20により広範囲から採
光された外光のなかの指向性の鋭い外乱光などが弱めら
れて光電変換素子19に受光されて電圧に変換されるこ
とになり、外光照度検知手段8の精度が向上し、制御装
置1の信頼性も向上する。これ以外の制御装置1の機能
は実施例2又は実施例6のものと同じであるので、その
説明は省略する。
【0054】実施例10.この実施例10は前述の実施
例2或いは実施例6における外光照度検知手段8におけ
る照度を電圧に変換する光電変換素子19に図14に示
すように紫外線透過フィルタ22を被冠させるか、或い
は光電変換素子19を紫外線成分を電圧に変換する紫外
線電圧変換素子で構成するかしたもので、その他の構成
は実施例2又は実施例6で示したものと同じである。従
って、実施例2又は実施例6と同じ部分については説明
を省略する。
【0055】紫外線透過フィルタ22は外光のなかの紫
外線成分のみを透過させ光電変換素子19に受光させ
る。紫外線は太陽光には含まれるが外乱光には含まれに
くいため、紫外線成分を受光させて電圧に変換すれば、
外乱光の影響を減少させることができ、外光照度検知手
段8の精度が向上し、制御装置1の信頼性も向上する。
同様の機能は光電変換素子19を紫外線成分を電圧に変
換する紫外線電圧変換素子で構成しても得られる。これ
以外の制御装置1の機能は実施例2又は実施例6のもの
と同じであるので、その説明は省略する。
【0056】以上説明したように、請求項1の発明によ
れば、上記制御手段が、上記外光照度の検知結果から算
出した時刻が予め設定された在宅時間帯以内の時、上記
湿度の検知結果に関わらず上記換気装置を動作させない
ので、常に、運転時の願書による不快感を在宅者に与え
ないようになるため、快適な換気装置の制御装置が得ら
れる。
【0057】また、請求項2の発明によれば、上記制御
手段が、上記外光照度の検知結果から算出した時刻が予
め設定された在宅時間帯以外で、上記湿度の検知結果が
所定値以下の時、上記換気装置を動作させるので、常
に、運転時の騒音による不快感を在宅者に与えずに、換
気するようになるため、快適な換気装置の制御装置が得
られる。
【0058】また、請求項3の発明によれば、上記制御
手段が、上記外光照度の検知結果から上記時刻を算出す
る時、上記外光照度検知手段が検知した所定時間内の外
光照度の平均値を下まわった時間帯の中心時刻を午前0
時として、当該中心時刻からの経過時間に基づいて上記
時刻を算出するので、季節の変化によって非日照時間が
変化しても、この変化に対応して計算するようになるた
め、常に季節変動に追従してほぼ正確に制御する信頼性
の高い換気装置の制御装置が得られる。
【0059】
【0060】また、請求項4の発明によれば、上記制御
手段が、上記外光照度の検知結果から上記時刻を算出す
る時、上記外光照度検知手段が検知した所定時間内の外
光照度の平均値を上まわった時間帯の中心時刻を正午と
して、当該中心時刻からの経過時間に基づいて上記時刻
を算出するので、季節の変化によって日照時間が変化し
ても、この変化に対応して計算するようになるため、常
に季節変動に追従してほぼ正確に制御する信頼性の高い
換気装置の制御装置が得られる。
【0061】
【0062】
【0063】
【0064】
【0065】
【0066】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1にかかる制御装置の構成を示
すブロック構成図である。
【図2】実施例1の制御装置に使うアルゴリズムを示す
説明図である。
【図3】実施例2の制御装置の時刻検知手段の構成を示
すブロック構成図である。
【図4】実施例3の制御装置の時刻推定フローを示す説
明図である。
【図5】実施例3の制御装置の時刻推定フローを説明す
るための説明図である。
【図6】実施例4の制御装置の時刻検知手段の構成を示
すブロック構成図である。
【図7】実施例5の制御装置の構成を示すブロック構成
図である。
【図8】実施例5の制御装置に使うアルゴリズムを示す
説明図である。
【図9】実施例6の制御装置の季節検知手段の構成を示
すブロック構成図である。
【図10】実施例7の制御装置の季節推定フローを示す
説明図である。
【図11】実施例7の制御装置の季節推定フローを説明
するための説明図である。
【図12】実施例8の制御装置の季節検知手段の構成を
示すブロック構成図である。
【図13】実施例9の制御装置の外光照度検知手段の構
成図である。
【図14】実施例10の制御装置の外光照度検知手段の
構成図である。
【図15】従来の制御装置の構成を示すブロック構成図
である。
【図16】従来の制御装置の時刻検知手段の構成を示す
ブロック構成図である。
【符号の説明】
1 制御装置 2 床下換気装置 3 時刻検知手段 4 環境検知手段 5 制御ルールメモリ手段 6 演算部 7 制御信号出力部 8 外光照度検知手段 9 タイマ手段 10 時刻推定演算手段 11 外光照度メモリ手段 12 時刻推定不能判定手段 13 報知手段 14 熱交換換気装置 15 季節検知手段 16 環境検知手段 17 季節推定演算手段 18 季節推定不能判定手段 19 光電変換素子 20 広角レンズ 21 外光拡散フィルタ 22 紫外線透過フィルタ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−44969(JP,A) 特開 平5−79667(JP,A) 特開 平5−16645(JP,A) 特開 平5−310028(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 7/007

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 換気装置の動作を制御する制御装置にお
    いて、上記換気装置周りの外光照度を計測する外光照度
    検知手段と、上記換気装置周りの湿度を検知する湿度環
    境検知手段と、これらの湿度環境検知手段及び上記外光
    照度検知手段の検知結果から上記換気装置の動作を制御
    する制御手段と、を備え、上記制御手段が、上記外光照
    度の検知結果から算出した時刻が予め設定された在宅時
    間帯以内の時、上記湿度の検知結果に関わらず上記換気
    装置を動作させないことを特徴とする換気装置の制御装
    置。
  2. 【請求項2】 換気装置の動作を制御する制御装置にお
    いて、上記換気装置周りの外光照度を計測する外光照度
    検知手段と、上記換気装置周りの湿度を検知する湿度環
    境検知手段と、これらの湿度環境検知手段及び上記外光
    照度検知手段の検知結果から上記換気装置の動作を制御
    する制御手段と、を備え、上記制御手段が、上記外光照
    度の検知結果から算出した時刻が予め設定された在宅時
    間帯以外で、上記湿度の検知結果が所定値以下の時、上
    記換気装置を動作させることを特徴とする換気装置の制
    御装置。
  3. 【請求項3】 上記制御手段が、上記外光照度の検知結
    果から上記時刻を算出する時、上記外光照度検知手段が
    検知した所定時間内の外光照度の平均値を下まわった時
    間帯の中心時刻を午前0時として、当該中心時刻からの
    経過時間に基づいて上記時刻を算出することを特徴とす
    る請求項1又は2のいずれかに記載の換気装置の制御装
    置。
  4. 【請求項4】 上記制御手段が、上記外光照度の検知結
    果から上記時刻を算出する時、上記外光照度検知手段が
    検知した所定時間内の外光照度の平均値を上まわった時
    間帯の中心時刻を正午として、当該中心時刻からの経過
    時間に基づいて上記時刻を算出することを特徴とする請
    求項1又は2のいずれかに記載の換気装置の制御装置。
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