JP3183537U - 有害動物の捕獲装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】捕獲時に囲い罠の外部周辺にいた有害動物が、二度と近づかなくなる捕獲装置を提供する。
【解決手段】囲い罠Fに侵入した有害動物の存在を検知する侵入検知センサー12と、同じく囲い罠Fの出入口10付近やその他の外部周辺における有害動物の存在を検知する周辺検知センサー13とを備え、上記侵入検知センサー12が有害動物の存在を検知した出力信号に基いて、マイクロコントローラーが周辺検知センサー13を起動させ、その周辺検知センサー13が有害動物の存在しないことを検知したならば、その出力信号に基いてマイクロコントローラーが上記出入口10の開閉扉11を閉扉状態に作動制御するように定めた。
【選択図】図1

Description

本考案は有害動物捕獲装置の改良に係り、殊更野生の鹿や猪、その他の群れて行動する有害動物を、1回に数多く捕獲できるよう工夫したものである。
野生の鹿や猪、その他の群れて行動する有害動物を、1回に数多く捕獲する目的の装置が、特開2004−321039号公報(特許文献1)に記載されている。
そして、この動物捕獲装置の構成では野生動物が捕獲領域に侵入したことを、光電センサーにより検知した場合に、その検知時点から所定の待機時間(通常10分以内と記載されている。)が経過した後、制御部により檻の開閉扉を閉鎖させて、その侵入した野生動物を捕獲するようになっている。
特開2004−321039号公報
上記特許文献1に開示されている動物捕獲装置では、野生の群れて行動する有害動物が所定の待機時間中に、連続して数多く捕獲領域へ侵入した場合、その1回にまとめて数多く捕獲できると言えるが、例えば1頭目の侵入が光電センサーにより検知された後、所定の待機時間中において2頭目以降の侵入が無かったり、或いは一旦侵入するも、その待機時間中に捕獲領域から退出したりした場合などには、1回に数多くの有害動物を捕獲することができない。それ程、上記待機時間の設定は困難なことである。
更に、例えば合計2頭の侵入が光電センサーにより検知された後、所定の待機時間中に3頭目以降の個体が、言わば様子見として、捕獲領域の開閉扉やその他の周辺に接近・歩行中である場合に、檻の開閉扉を閉鎖させると、その時に発生する衝撃や音、捕獲された個体の騒ぎ、その他の異常を感得した上記3頭目以降の個体が、その後捕獲装置を警戒してしまう結果、据え付け場所を変えない限り、期待の捕獲効果を得られなくなる。
そして、このような事態は上記待機時間をたとえ適当に設定したとしても、必らずや発生するのである。
本考案はこのような課題の改良を目的としており、その目的を達成するために、請求項1では出入口を有する囲い罠と、その出入口の昇降可能な開閉扉と、その開閉扉を上記出入口から上昇した開扉状態に仮り止め保持するトリガーと、上記囲い罠内に侵入した有害動物の存在を検知する侵入検知センサーと、同じく囲い罠の出入口付近やその他の外部周辺における有害動物の存在を検知する周辺検知センサーと、少なくともマイクロコントローラーとその電源になるバッテリ並びに操作パネルを内蔵した開閉可能な制御ボックスとを備え、
上記侵入検知センサーが有害動物の存在を検知した時、その検知出力信号に基いて上記マイクロコントローラーが周辺検知センサーを起動させ、その周辺検知センサーが有害動物の存在しないことを検知した時に初めて、その検知出力信号に基きマイクロコントローラーが上記トリガーを解放すべく作動制御するように構成したことを特徴とする。
又、請求項2ではトリガーを開閉扉の吊持索条に取り付けられた磁性体と、その磁性体を着脱自在に吸着する電磁ホルダーとから形作り、
マイクロコントローラーから電磁ホルダーへ給電されていない状態では、その電磁ホルダーが磁性体を吸着することによって、上記開閉扉を出入口から上昇した開扉状態に仮り止め保持する一方、
マイクロコントローラーが周辺検知センサーからの検知出力信号を受けて、上記電磁ホルダーへ給電した時、その電磁ホルダーによる磁性体の吸着状態が解除されて、上記開閉扉を出入口の閉扉状態に落下させるように定めたことを特徴とする。
請求項3では有害動物の侵入検知センサーを反射型の光電スイッチとして、囲い罠の出入口付近へ設置することにより、その出入口から侵入及び退出する有害動物を検知し、カウントするように定めたことを特徴とする。
請求項4では有害動物の侵入検知センサーを焦電型の赤外線センサーとして、囲い罠内における有害動物用餌の設置個所やその他の一定個所を指向する状態に臨ませることにより、その一定個所に集まる有害動物を検知するように定めたことを特徴とする。
更に、請求項5では操作パネル上に有害動物の捕獲頭数設定スイッチを設置し、有害動物の侵入検知センサーがその予じめ設定された捕獲頭数の有害動物を検知した時に初めて、その検知出力信号に基きマイクロコントローラーが周辺検知センサーを起動させるように定めたことを特徴とする。
請求項1の構成によれば、侵入検知センサーが囲い罠の内部に侵入した有害動物の存在を検知したとしても、周辺検知センサーがその囲い罠の出入口付近やその他の外部周辺に有害動物のいなくなったことを検知するまでは、開閉扉のトリガーをその出入口の開扉状態のままに待機させ、その有害動物のいなくなったことを検知した時に初めて、上記出入口の閉扉状態に作動させるようになっているため、囲い罠の外部周辺にいる有害動物が捕獲装置の危険物であることを学習し、二度と近づかなくなることや延いては捕獲効率の低下することを予防することができる。
その場合、開閉扉のトリガーとして請求項2の構成を採用するならば、その出入口から上昇した開扉状態の仮り止め保持を、1人の手作業によってすばやく容易に行うことができ、しかもその開扉状態の仮り止め保持中は、トリガーの電磁ホルダーへ給電されていないため、優れた省エネ効果も得られるのである。
請求項3の構成を採用するならば、囲い罠の出入口から侵入及び退出する有害動物を確実に検知/カウントすることができ、しかもその光電スイッチ(フォトセンサー)は反射型であるため、捕獲装置の据え付け場所を変える場合に、その電気配線などの必要な現場作業を簡単に便利良く行える効果がある。
請求項4の構成を採用するならば、囲い罠における出入口から遠い内部まで、可及的に数多くの有害動物を侵入させることができるため、その焦電型赤外線センサーの採用とも相俟って、1回当りの捕獲頭数を増せる効果がある。
更に、請求項5の構成を採用するならば、冒頭に述べたような待機時間の設定を行う方法に比して、有害動物の希望する捕獲頭数を確実に期待することができ、実益大である。
本考案の第1実施形態に係る捕獲装置を示す全体概略斜面図である。 図1の部分拡大側面図である。 捕獲装置の電気制御系を示すブロック図である。 操作パネルを抽出して示す正面図である。 出入口の開閉扉が落下した閉扉状態を示す図2に対応する部分拡大側面図である。 本考案の第2実施形態に係る捕獲装置を示す全体概略斜面図である。 図6の部分変形実施形態を示す全体概略斜面図である。
以下、図面に基いて本考案の具体的構成を詳述すると、図1〜5はその捕獲装置の第1実施形態を示しており、これは1個の出入口(10)を有する囲い罠(F)と、その出入口(10)を昇降する開閉扉(11)と、その開閉扉(11)を囲い罠(F)の出入口(10)から上昇した開扉状態と下降した閉扉状態に作動するトリガー(T)と、囲い罠(F)の内部における有害動物の存在を検知する侵入検知センサー(12)と、その侵入検知センサー(12)が有害動物の存在を検知した時に、囲い罠(F)の出入口(10)付近を含む外部周辺における有害動物の存在を検知する周辺検知センサー(13)と、その周辺検知センサー(13)が有害動物の不存在を検知した時に初めて、上記トリガー(T)が出入口(10)の開閉扉(11)を閉扉状態に作動させるべく制御するマイクロコントローラー(制御基板)(14)とを備えている。
そして、囲い罠(F)の内部に侵入した有害動物が存在していても、その有害動物の一部が未だ囲い罠(F)の外部周辺に存在する間は、囲い罠(F)の出入口(10)を閉鎖せずに待機して、その不存在を検知した時初めて閉鎖することにより、捕獲装置に対する有害動物の警戒を起させず、1回に数多くの有害動物を効率良く捕獲できるようになっている。
上記主要な構成部材のうち、先ず図1の囲い罠(F)は群れて行動する野生の鹿や猪にふさわしい設備として、1個の出入口(10)とその背高い昇降ガイド支柱(扉開口枠)(15)に沿って昇降し得る自重落下式の開閉扉(11)を具備している。その囲い罠(F)の壁面は強固な金属製の縁取り骨材(16)や交錯線条材(17)又は柵材から、内部全体を透視できる状態に製作されているが、殊更鹿が捕獲時に激しく動き廻って、飛び越えることを防ぐため、その囲い罠(F)における壁面の上縁部を内向きに折り曲げた傾斜肩面(18)や忍び返しなどとして形成することが好ましい。
(19)は上記囲い罠(F)の出入口(10)付近に立設された強固な支柱であり、そ上端部にソーラーパネル(20)と中途高さ位置に制御ボックス(B)とが各々取り付け固定されている。その制御ボックス(B)の内部に格納設置されているバッテリ(21)を、ソーラーパネル(20)からの自然(太陽)エネルギーによって充電できるようになっている。
又、(22)は一定長さのワイヤーやロープなどから成る扉吊持索条であって、その一端部が上記出入口(10)の開閉扉(11)に取り付けられており、他端部には鉄やニッケル、フェライト、その他の磁性体(23)が取り付けられている。(24)はその磁性体(23)を着脱自在に吸着する電磁ホルダーであって、上記支柱(19)又はその中途高さ位置の制御ボックス(B)に固定支持されており、バッテリ(21)からマイクロコントローラー(14)を介して給電されるようになっている。
つまり、先に一言した出入口(10)の開閉扉(11)を作動するトリガー(T)は、扉吊持索条(22)の磁性体(23)とその電磁ホルダー(24)とから成り、その給電されていない状態において磁力を発生する電磁ホルダー(24)が、上記磁性体(23)を吸着することによって、上記出入口(10)の開閉扉(11)を図2のように上昇させた開扉状態に仮り止め保持する。
そして、上記トリガー(T)の電磁ホルダー(24)に給電すると、そのホルダー(24)は磁力を発生せず、上記吸着力が解除されることにより、開閉扉(11)は自重により落下して、その囲い罠(F)の出入口(10)を図5のように閉鎖することとなる。
上記制御ボックス(B)は開閉自在であり、その内部には図3のようなトリガー(T)を作動制御するマイクロコントローラー(14)やバッテリ(21)、そのバッテリ(21)の過充電を防ぐ充電コントローラー(25)、操作パネル(26)などが格納設置されている。又、その操作パネル(26)には図4のような希望の捕獲頭数を設定するためのスイッチ(27)や、夜間・昼間・一日中などの使用時間を切り替えるためのスイッチ(28)、表示ランプ(図示省略)などが設置されてもいる。
先に一言した有害動物の侵入検知センサー(12)は、反射型の光電スイッチ(フォトセンサー)や赤外線センサーから具体化されており、図1、2のように囲い罠(F)の出入口(10)付近へ、好ましくは高さ調整可能なスタンド(29)を介して架設されている。これによって出入口(10)から囲い罠(F)の内部へ侵入する有害動物を検知し、その頭数をカウントする。侵入後に退出すれば、減算することになる。
その場合、有害動物は種別(例えば鹿と猪)によって 個体の大きさが異なるため、上記侵入検知センサー(12)を囲い罠(F)の出入口(10)に対する前後一対として、その隣り合う間隔(D)を調整できるように並列設置することが好ましい。茲に、隣り合う前後間隔(D)の調整や上記スタンド(29)の高さ調整は、検知ミスの防止に役立ち、捕獲装置としての汎用性が昂まる。
又、透過型の光電スイッチ(フォトセンサー)を採用すると、捕獲装置の据え付け場所を変更する場合に、その発光部と受光部との位置合わせや電気配線などの必要な現場作業が煩雑化するため、反射型のそれを採用する。
尚、上記侵入検知センサー(12)としては有害動物の侵入を検知できる限り、これを上記制御ボックス(B)に取り付けて、これと別個な上記スタンド(29)の設置を省略しても良い。
更に、先に一言した囲い罠(F)の周辺検知センサー(13)は、焦電型の赤外線センサーや超音波センサーから具体化されており、その複数が図1のように囲い罠(F)の壁面へ並列設置されて、その囲い罠(F)における外部の周辺に有害動物がいるか否か、その個体の存在を検知する。
この点、図示の実施形態では平面視の長方形に造形された囲い罠(F)の各辺となる壁面へ、2個づつの周辺検知センサー(13)を並列設置しているが、有害動物の接近・歩行できない周辺部分があれば、その部分には必らずしも周辺検知センサー(13)の設置を要しない。その設置個数も囲い罠(F)の据え付け場所や輪郭形状、その他の条件に応じて、適当に増減することができる。
上記第1実施形態の捕獲装置を使用するに当っては、その囲い罠(F)を目的とする野生の群れて行動する有害動物が出没する場所に据え付けた上、開閉扉(11)の吊持索条(22)を引っ張り操作して上昇させ、その磁性体(23)を電磁ホルダー(24)へ吸着させることにより、囲い罠(F)の出入口(10)を図1、2のような開扉状態に仮り止め保持すると共に、その囲い罠(F)の内部へ上記有害動物が好む餌(M)を設置する。
そして、操作パネル(26)上のスイッチ(27)(28)を操作することにより、有害動物の捕獲したい頭数を設定すると共に、使用時間を昼間のみ、夜間のみ又は一日中の何れかに設定する。茲に、昼夜を区別する設定は、目的とする有害動物の習性やバッテリ(21)の消費、好奇心のある子供が昼間に万一囲い罠(F)内へ閉じ込められる危険性、その他の諸条件を考慮して行えば良い。
何れにしても、上記設定操作後制御ボックス(B)を閉鎖状態に施錠し、その外部から使用者が電源スイッチ(図示省略)をオン操作して、囲い罠(F)の据え付け現場から立ち去れば良い。
このような捕獲装置の使用中において、その囲い罠(F)の内部へ有害動物が侵入し、その存在が上記侵入検知センサー(12)により検知されて、予じめ設定された捕獲頭数に達した場合には、その侵入検知センサー(12)からの検知出力信号を受けたマイクロコントローラー(14)により、上記囲い罠(F)の周辺検知センサー(13)が起動されて、その周辺検知センサー(13)により囲い罠(F)の出入口(10)付近やその他の外部周辺における有害動物の存在が検知されることとなる。
そして、上記周辺検知センサー(13)がその囲い罠(F)の出入口(10)付近やその他の外部周辺に有害動物のいないこと(不存在)を検知した時に初めて、これからの検知出力信号を受けた上記マイクロコントローラー(14)により、上記トリガー(T)の電磁ホルダー(24)に対する給電を行って、その電磁ホルダー(24)と上記磁性体(23)との吸着状態を解除し、上記囲い罠(F)の出入口(10)を図5のように、その自重落下させた開閉扉(11)により閉鎖するのである。
つまり、囲い罠(F)の内部にたとえ希望する頭数の有害動物が侵入しているとしても、その囲い罠(F)の出入口(10)付近やその他の外部周辺に、未だ有害動物が存在している場合には、そのいなくなるまで出入口(10)の開閉扉(11)を落下させず、その開扉状態のまま待機することにより、その外部周辺にいる有害動物が捕獲装置を警戒して、二度と近づかなくなることを防止し、捕獲効率の向上を得られるようになっている。
その場合、マイクロコントローラー(14)によって給電制御される上記トリガー(T)の電磁ホルダー(24)は、その給電されていない状態において磁力を発生し、給電されると磁力を発生しなくなるものであるため、バッテリ(21)の消費を極力防ぐことができ、この種の野山に据え付け使用される有害動物の捕獲装置用として、著しく有益である。
次に、図6は本考案に係る第2実施形態の捕獲装置を示しており、その構成上図1〜5の第1実施形態と異なる点は、下記のとおりである。
即ち、上記第1実施形態では有害動物の侵入検知センサー(12)を反射型の光電スイッチ(フォトセンサー)として、囲い罠(F)における出入口(10)の付近(外部)へ設置し、その出入口(10)から侵入する過程の有害動物を検知し、カウントするようになっているが、第2実施形態の場合、その侵入検知センサー(12)を焦電型の赤外線センサーとして、囲い罠(F)の内部における一定個所まで侵入した有害動物、好ましくは餌(M)の設置個所に集まる有害動物を検知すべく、その囲い罠(F)の壁面に取り付けている。
但し、囲い罠(F)の内部へ特別なスタンド(図示省略)を立設して、上記餌(M)の設置個所を指向する侵入検知センサー(12)を、そのスタンドに固定支持させても勿論良い。
そして、上記第1実施形態と同様に、囲い罠(F)の内部へ侵入した有害動物の存在を、その侵入検知センサー(12)によって検知した時には、その検知出力信号を受けたマイクロコントローラー(14)が、上記囲い罠(F)の周辺検知センサー(13)を起動させて、次にその周辺検知センサー(13)が出入口(10)の付近やその他の外部周辺における有害動物の存否を検知し、その有害動物のいなくなったこと(不存在)を検知した時に初めて、上記マイクロコントローラー(14)によりトリガー(T)の電磁ホルダー(24)へ給電し、その電子トリガー(23)が囲い罠(F)の開閉扉(11)を自重落下させて、出入口(10)を閉鎖すべく制御するようになっている。
そのため、上記第1実施形態と同等の効果を達成することができ、やはり逃げた有害動物がその後捕獲装置を警戒して、二度と近づかなくなることを予防し得るのである。
その場合、図7は図6と対応する部分変形実施形態を示しており、これから明白なように上記有害動物の餌(M)と、その設置個所を指向する対応的な侵入検知センサー(12)とを、図6のような1個づつにとどまらず、複数(図例では合計4個)づつとして囲い罠(F)の内部へ点在分布状態に設置すると共に、上記第1実施形態に準じて、操作パネル(26)上のスイッチ(27)を操作することにより、希望の捕獲頭数を設定できるように構成しても良い。
そして、有害動物の希望する捕獲頭数を予じめ設定しておき、囲い罠(F)の内部へ侵入した有害動物の存在を、その複数の侵入検知センサー(12)が各々検知した結果として、その合計頭数が上記設定頭数に達した時、やはりその検知出力信号を受けたマイクロコントローラー(14)によって、囲い罠(F)の周辺検知センサー(13)を起動させ、その周辺検知センサー(13)が囲い罠(F)の出入口(10)付近やその他の外部周辺における有害動物の存否を検知し、その有害動物のいないこと(不存在)を検知した時に初めて、トリガー(T)がその電磁ホルダー(24)の吸着状態を解除すべく作動制御され、囲い罠(F)の出入口(10)を閉扉状態として、有害動物を捕獲するのである。
このような第2実施形態の部分変形実施形態に示す構成を採用するならば、1回に数多くの有害動物を効率良く捕獲することができ、ますます有益である。尚、図6、7の第2実施形態とその部分的な変形実施形態におけるその他の構成は、図1〜5の上記第1実施形態と実質的に同一であるため、その図6、7に図1〜5との同一符号を記入するにとどめて、その詳細な説明を省略する。
(10)・出入口
(11)・開閉扉
(12)・侵入検知センサー
(13)・周辺検知センサー
(14)・マイクロコントローラー(制御基板)
(15)・昇降ガイド支柱
(16)・縁取り骨材
(17)・交叉線条材(柵材)
(18)・傾斜肩面
(19)・支柱
(20)・ソーラーパネル
(21)・バッテリ
(22)・扉吊持索条
(23)・磁性体
(24)・電磁ホルダー
(25)・充電コントローラー
(26)・操作パネル
(27)・頭数設定スイッチ
(28)・時間切替えスイッチ
(29)・スタンド
(B)・制御ボックス
(F)・囲い罠
(M)・餌
(T)・トリガー

Claims (5)

  1. 出入口を有する囲い罠と、その出入口の昇降可能な開閉扉と、その開閉扉を上記出入口から上昇した開扉状態に仮り止め保持するトリガーと、上記囲い罠内に侵入した有害動物の存在を検知する侵入検知センサーと、同じく囲い罠の出入口付近やその他の外部周辺における有害動物の存在を検知する周辺検知センサーと、少なくともマイクロコントローラーとその電源になるバッテリ並びに操作パネルを内蔵した開閉可能な制御ボックスとを備え、
    上記侵入検知センサーが有害動物の存在を検知した時、その検知出力信号に基いて上記マイクロコントローラーが周辺検知センサーを起動させ、その周辺検知センサーが有害動物の存在しないことを検知した時に初めて、その検知出力信号に基きマイクロコントローラーが上記トリガーを解放すべく作動制御するように構成したことを特徴とする有害動物の捕獲装置。
  2. トリガーを開閉扉の吊持索条に取り付けられた磁性体と、その磁性体を着脱自在に吸着する電磁ホルダーとから形作り、
    マイクロコントローラーから電磁ホルダーへ給電されていない状態では、その電磁ホルダーが磁性体を吸着することによって、上記開閉扉を出入口から上昇した開扉状態に仮り止め保持する一方、
    マイクロコントローラーが周辺検知センサーからの検知出力信号を受けて、上記電磁ホルダーへ給電した時、その電磁ホルダーによる磁性体の吸着状態が解除されて、上記開閉扉を出入口の閉扉状態に落下させるように定めたことを特徴とする請求項1記載の有害動物の捕獲装置。
  3. 有害動物の侵入検知センサーを反射型の光電スイッチとして、囲い罠の出入口付近へ設置することにより、その出入口から侵入及び退出する有害動物を検知し、カウントするように定めたことを特徴とする請求項1記載の有害動物の捕獲装置。
  4. 有害動物の侵入検知センサーを焦電型の赤外線センサーとして、囲い罠内における有害動物用餌の設置個所やその他の一定個所を指向する状態に臨ませることにより、その一定個所に集まる有害動物を検知するように定めたことを特徴とする請求項1記載の有害動物の捕獲装置。
  5. 操作パネル上に有害動物の捕獲頭数設定スイッチを設置し、有害動物の侵入検知センサーがその予じめ設定された捕獲頭数の有害動物を検知した時に初めて、その検知出力信号に基きマイクロコントローラーが周辺検知センサーを起動させるように定めたことを特徴とする請求項1、3又は4記載の有害動物の捕獲装置。
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