JP3183317B2 - ロードホイールの製造方法 - Google Patents

ロードホイールの製造方法

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JP3183317B2 JP32732793A JP32732793A JP3183317B2 JP 3183317 B2 JP3183317 B2 JP 3183317B2 JP 32732793 A JP32732793 A JP 32732793A JP 32732793 A JP32732793 A JP 32732793A JP 3183317 B2 JP3183317 B2 JP 3183317B2
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21KMAKING FORGED OR PRESSED METAL PRODUCTS, e.g. HORSE-SHOES, RIVETS, BOLTS OR WHEELS
    • B21K1/00Making machine elements
    • B21K1/28Making machine elements wheels; discs
    • B21K1/32Making machine elements wheels; discs discs, e.g. disc wheels

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Forging (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鍛造工程を含む車両用
のロードホイールの製造方法に関し、とくにディスク部
の裏表両側に開放された開口部を有するロードホイール
の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来において、ディスク部の裏表両側に
開放された開口部(風穴)を有するロードホイールの製
造としては、図2に示すようなものがあった。
【0003】ロードホイールAは、図2(a)に示すよ
うに、素材の開口部該当位置に鍛造により凹部Bを形成
したのち、図2(b)中において一点鎖線から下側の部
分となる裏面全体を一定の厚さにわたって切削除去し、
この際に凹部Bの底部を除去することにより図2(c)
に示すように開口部Cが形成される。
【0004】なお、車両用のロードホイールは、例え
ば、社団法人・自動車技術会が1991年9月1日に発
行した「自動車技術ハンドブック・第4分冊」の第24
9〜251頁に記載されており、一般に鋳造や鍛造によ
り製造されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記したよ
うな開口部Bを有するロードホイールAを鍛造で製造す
る場合、凹部Bの底部などは後に除去されてしまうこと
から、歩留りを考慮するとなるべく薄いほうがよいこと
になるが、加工に有効な鍛造荷重等の制約があるので底
部には所定の厚みが必要である。
【0006】また、上記のような凹部Bを形成する鍛造
では、図2(b)中に仮想線で示すように、底部全体と
側部に及ぶ範囲に機械的強度に優れた強変形部分Dが形
成されるのであるが、従来では、最終的な底部の除去に
よって強変形部分Dの大半が失われるという不具合があ
った。
【0007】さらに、上記のような凹部Bを形成する鍛
造では、鍛造型の磨耗対策上、例えばポンチの成形部位
の角に丸み(R)が設けてあって、凹部Bの側面と底面
の角に丸み部分Rが形成されることとなり、鍛造後に底
部のみを除去すると、丸み部分Rがばりのような状態で
残って意匠性を損なうことがあるため、従来では、丸み
部分Rを含めて底部を除去するようにしていた。このた
め、除去する部分の厚さがより大きくなって歩留りの面
で好ましくないと共に、強変形部分Dがほとんど残らな
い状態になるという不具合があり、これらの不具合を解
決することが課題であった。
【0008】
【発明の目的】本発明は、上記従来の状況に鑑みて成さ
れたもので、歩留りの向上やロードホイールの機械的強
度の向上などを実現することができるロードホイールの
製造方法を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係わるロードホ
イールの製造方法は、請求項1として、裏表両側に開放
された開口部を有するロードホイールを製造するに際
し、素材の開口部該当位置に、鍛造により底部を裏側に
膨出させた状態の凹部を形成するとともに凹部の底部か
ら側部にかけて強変形部分を形成し、素材が所定の厚さ
となるように素材の裏面を切削すると共に、側部の強変
形部分を残しつつ凹部の底部を除去して開口部を形成す
る構成としており、また、請求項2として、裏表両側に
開放された開口部を有するロードホイールを製造するに
際し、素材の開口部該当位置に、鍛造により、側面と底
面の角に丸み部分を有し且つ丸み部分を含む底部を裏側
に膨出させた状態の凹部を形成するとともに凹部の底部
から側部にかけて強変形部分を形成し、側部の強変形部
分を残しつつ凹部の丸み部分および底部を除去して開口
部を形成する構成としており、これらの構成を課題を解
決するための手段としている。
【0010】
【発明の作用】本発明の請求項1に係わるロードホイー
ルの製造方法では、鍛造により底部を素材の裏側に膨出
させた凹部を形成するとともに凹部の底部から側部にか
けて強変形部分を形成し、素材の裏面を切削するととも
に側部の強変形部分を残しつつ凹部の底部を除去して開
口部を形成することから、素材を所定の厚さにするため
の裏面の切削量を少なくして開口部を形成し得ることと
なり、全体として除去される量が少なくなると共に、鍛
造時に形成された強変形部分が開口部の周囲に残ること
となる。
【0011】また、本発明の請求項2に係わるロードホ
イールの製造方法では、鍛造により、角の丸み部分を含
む底部を素材の裏側に膨出させた凹部を形成するととも
に凹部の底部から側部にかけて強変形部分を形成し、側
部の強変形部分を残しつつ丸み部分を含めて底部を除去
して開口部を形成することにより、素材の除去部分が削
減されるとともに開口部の周囲に強変形部分が残り、そ
のうえ丸み部分を不要とする意匠上の要求を満足する。
【0012】
【実施例】図1(a)は、本発明に係わるロードホイー
ルの製造方法の一工程とともに同製造方法に適用可能な
鍛造型を説明する図である。
【0013】鍛造型1は、ロードホイールAの素材が載
置されるダイ2と、これに相対向して上下動するポンチ
3を備えている。素材(便宜上ロードホイールと同一符
号Aを付す)は、例えばアルミニウム合金製であって、
鋳造によりロードホイールAの概略形状に形成されてお
り、ディスク部Eとリム部Fを有すると共に、後にディ
スク部Eの裏表両側に開放された開口部となる凹部Bを
有している。なお、鍛造前の凹部Bの底部Gは、図1
(a)中に仮想線で示すように素材Aの裏面とほぼ面一
の状態になっている。
【0014】ダイ2およびポンチ3は、磨耗対策として
成形部位の各角に丸み(R)が設けてあり、当然ポンチ
3における凹部形成用突部4の側面と底面の角にも丸み
部分Rが設けてある。また、ダイ2およびポンチ3は、
凹部Bの丸み部分Rを含む底部Gをロードホイール裏側
に膨出させた状態で形成するために、ダイ3側にへこん
だ状態の凹部形成部5が設けてあり、この凹部形成部5
の範囲においてはほぼ一定のクリアランスになってい
る。
【0015】上記の鍛造型1で素材Aに鍛造を行うと、
図1(b)にも示すように、丸み部分Rを含む底部Gを
ロードホイール裏側に膨出させた状態で凹部Bが形成さ
れ、このとき、底部Gの全体と側部に及ぶ範囲に機械的
強度に優れた強変形部分Dが形成される。そして、ロー
ドホイールAは、所定の厚さに仕上げるために、図1
(b)において一点鎖線から下側の部分となる裏面を切
削除去し、この際に側部の強変形部分Dを残しつつ丸み
部分Rを含めて底部Gを除去することにより、図1
(c)に示すようにディスク部Eの裏表両側に開放され
た開口部Cが形成される。
【0016】このように、上記のロードホイールAの製
造方法では、除去される部分が主として凹部Bの底部G
であるから、所定の厚さにするための裏面の切削量、す
なわち底部G以外の除去部分の厚さが小さくなり、全体
として除去される量が著しく少なくなると共に、鍛造時
に凹部Bの底部Gから側部に至る範囲に形成された強変
形部分Dのうちの側部に相当する部分が開口部Cの周囲
に残ることとなり、しかも丸み部分を含めて底部Gを除
去することにより、丸み部分を不要とする意匠上の要求
を満足している。
【0017】また、このような開口部を有するロードホ
イールでは、自動車に装着した状態において開口部の周
囲に応力が集中するが、これに対して、上記のロードホ
イールAでは、開口部Cの周囲に残された強変形部分D
によって充分な機械的強度を備えた状態になっている。
【0018】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明の請求
項1に係わるロードホイールの製造方法によれば、開口
部を有するロードホイールを製造するに際し、素材を所
定の厚さにするための裏面の切削量を少なくして開口部
を形成し得ることとなって、全体として除去される量を
少なくすることができ、歩留りを大幅に向上させること
ができると共に、除去工程に要する時間の短縮化や裏面
の切削による厚さの精度向上も実現することができ、さ
らに、鍛造時に凹部の底部から側部に至る範囲に形成さ
れた強変形部分のうちの側部に相当する部分が開口部の
周囲に残るので、応力が集中する開口部の周囲に充分な
機械的強度が得られ、ひいてはロードホイール全体の耐
久性の向上あるいは軽量化などに貢献することができ
る。
【0019】また、本発明の請求項2に係わるロードホ
イールの製造方法によれば、開口部を有するロードホイ
ールを製造するに際し、丸み部分を含めて凹部の底部を
膨出状態に形成し、これを除去して開口部を形成するこ
とから、全体として除去される量を少なくすることがで
き、歩留りを大幅に向上させることができると共に、除
去工程に要する時間の短縮化も実現することができ、さ
らに、鍛造時に凹部の底部から側部に至る範囲に形成さ
れた強変形部分のうちの側部に相当する部分が開口部の
周囲に残るので、応力が集中する開口部の周囲に充分な
機械的強度が得られ、ひいてはロードホイール全体の耐
久性の向上あるいは軽量化などに貢献することができる
うえに、開口部内の丸み部分の残りを不要とする意匠上
の要求に対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のロードホイールの製造方法を説明する
図であって、鍛造型および鍛造後の状態を示す断面図
(a)、鍛造後の要部を示す断面図(b)、および凹部
の底部を除去した状態の断面図(c)である。
【図2】従来のロードホイールの製造過程を説明する図
であって、鍛造後の状態を示す断面図(a)、鍛造後の
要部を示す断面図(b)、および凹部の底部を除去した
状態の断面図(c)である。
【符号の説明】
A ロードホイール B 凹部 C 開口部 D 強変形部分 G (凹部の)底部 R 丸み部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−127040(JP,A) 特開 平6−87050(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21J 1/00 - 13/14 B21J 17/00 - 19/04 B21K 1/00 - 31/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 裏表両側に開放された開口部を有するロ
    ードホイールを製造するに際し、素材の開口部該当位置
    に、鍛造により底部を裏側に膨出させた状態の凹部を形
    成するとともに凹部の底部から側部にかけて強変形部分
    を形成し、素材が所定の厚さとなるように素材の裏面を
    切削すると共に、側部の強変形部分を残しつつ凹部の底
    部を除去して開口部を形成することを特徴とするロード
    ホイールの製造方法。
  2. 【請求項2】 裏表両側に開放された開口部を有するロ
    ードホイールを製造するに際し、素材の開口部該当位置
    に、鍛造により、側面と底面の角に丸み部分を有し且つ
    丸み部分を含む底部を裏側に膨出させた状態の凹部を形
    成するとともに凹部の底部から側部にかけて強変形部分
    を形成し、側部の強変形部分を残しつつ凹部の丸み部分
    および底部を除去して開口部を形成することを特徴とす
    るロードホイールの製造方法。
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DE102005013347A1 (de) * 2005-03-23 2006-09-28 Dr.Ing.H.C. F. Porsche Ag Verfahren zum Herstellen eines Radsterns und Radstern für ein Fahrzeugrad

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