JP3183261B2 - シミュレーション実行装置およびシミュレーションの実行方法 - Google Patents

シミュレーション実行装置およびシミュレーションの実行方法

Info

Publication number
JP3183261B2
JP3183261B2 JP20402598A JP20402598A JP3183261B2 JP 3183261 B2 JP3183261 B2 JP 3183261B2 JP 20402598 A JP20402598 A JP 20402598A JP 20402598 A JP20402598 A JP 20402598A JP 3183261 B2 JP3183261 B2 JP 3183261B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
simulation
execution
target
status
divided
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP20402598A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000035902A (ja
Inventor
そのみ 塩沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP20402598A priority Critical patent/JP3183261B2/ja
Publication of JP2000035902A publication Critical patent/JP2000035902A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3183261B2 publication Critical patent/JP3183261B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Debugging And Monitoring (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シミュレーション
実行装置に関し、特に、シミュレーション結果を複数表
示するシミュレーション実行装置およびシミュレーショ
ンの実行方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のシミュレーション実行装
置として、図11に示すものが知られている。同図にお
いて、シミュレーション実行装置900は、シミュレー
ション実行部901において、シミュレーション対象を
モデル化するとともに、このモデル化に従ってシミュレ
ーションを実行し、統計情報格納部903は、このシミ
ュレーション実行部901が出力するシミュレーション
結果を格納しつつ、この格納したシミュレーション結果
から統計情報を作成する。そして、表示部904におい
て、この統計情報をアニメーション画像に変換して利用
者がシミュレーション結果を認識可能に表示している。
また、統計情報設定部902は、シミュレーション実行
部901が行うモデル化に対応する変数設定を格納して
いる。
【0003】また、他のシミュレーション実行装置とし
ては、特開平8−63371号公報に開示されているも
のが知られている。同公報において、シミュレーション
実行装置は、ネットワークを介して接続され、一体とし
てシミュレーション処理を実行するシミュレーション主
装置と複数のシミュレーション従装置とから構成されて
おり、シミュレーション主装置が各装置のシミュレーシ
ョン処理進行状態を監視して、シミュレーション処理時
間が最短になるように制御している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のシミュ
レーション実行装置においては、次のような課題があっ
た。前者においては、シミュレーション結果をアニメー
ションを利用して表示するため、シミュレーション対象
の遷移状況は把握することができるが、変数値や動作状
態を詳細に認識することができないだけでなく、シミュ
レーション対象を全体とした結果しか得ることができな
いとともに、シミュレーションの実行が終了するまでは
結果を得ることができない。すなわち、シミュレーショ
ン処理がバッチ処理としてしか扱うことができないとい
った課題があった。また、後者においても、各装置を一
体として、シミュレーション処理がバッチ処理として実
行されており、上述した前者の課題を解決できていな
い。
【0005】本発明は、上記課題にかんがみてなされた
もので、シミュレーション結果を多角的に認識すること
が可能なシミュレーション実行装置およびシミュレーシ
ョンの実行方法の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1にかかる発明は、シミュレーション対象を
所定の手法によりモデル化しつつ、このモデル化に基づ
いてシミュレーション対象全体のシミュレーションを実
行するとともに、このシミュレーション対象を所定のオ
ブジェクトに分割して、この分割したオブジェクト毎に
シミュレーションを実行するシミュレーション実行装置
において、上記シミュレーション結果を、シミュレーシ
ョン対象全体および分割したオブジェクト毎に格納する
動作状況格納手段と、上記動作状況格納手段に格納され
たシミュレーション結果を読み出しつつ、実行状況を表
示するシミュレーション結果表示手段と、上記モデル化
に対応する変数を変更設定する変更内容設定手段とを具
備する構成としてある。
【0007】上記のように構成した請求項1にかかる発
明において、上記シミュレーション実行装置は、シミュ
レーション対象を所定の手法によりモデル化する。そし
て、このモデル化に基づいてシミュレーション対象全体
のシミュレーションを実行する。同時に、このシミュレ
ーション対象を所定のオブジェクトに分割して、この分
割したオブジェクト毎にシミュレーションを実行する。
このとき、上記動作状況格納手段は、実行されたシミュ
レーション結果をシミュレーション対象全体および分割
したオブジェクト毎に格納する。そして、このシミュレ
ーション実行装置の利用者がシミュレーション結果を確
認するために、上記シミュレーション結果表示手段は、
上記動作状況格納手段に格納されたシミュレーション結
果を読み出しつつ実行状況を表示する。
【0008】また、変更内容設定手段は、上記モデル化
に対応する変数を変更設定可能になっており、上記シミ
ュレーション実行装置はこの変数に基づいてシミュレー
ションを実行する。すなわち、シミュレーション対象の
シミュレーション結果をシミュレーション対象全体およ
びこのシミュレーション対象が分割されたオブジェクト
毎に表示可能になる。
【0009】また、上記シミュレーション結果表示手段
の構成の一例として、請求項2にかかる発明は、請求項
1に記載のシミュレーション実行装置において、上記シ
ミュレーション結果表示手段は、実行状況をシミュレー
ション対象全体および分割したオブジェクト毎に表示す
る構成としてある。上記のように構成した請求項2にか
かる発明においては、上記シミュレーション結果表示手
段は、上記動作格納手段にシミュレーション対象全体お
よび分割したオブジェクト毎に格納された実行状況をそ
れぞれ読み出し、シミュレーション対象全体および分割
したオブジェクト毎に表示する。
【0010】さらに、上記シミュレーション実行装置
構成の一例として、請求項3にかかる発明は、上記変更
内容設定手段から入力される変数設定を取得するととも
に、シミュレーション実行中にシミュレーション対象に
影響を与える変数の設定を制限する変更内容制御手段を
備える構成としてある。上記のように構成した請求項3
にかかる発明においては、上記変更内容制御手段は、上
記シミュレーション結果表示手段において入力される変
数設定の設定内容を取得する。そして、この取得した変
数設定の内容がシミュレーション実行中のシミュレーシ
ョン対象に影響を与える変数設定である場合に設定入力
を制限する。
【0011】さらに、上記シミュレーション実行装置
構成の一例として、請求項4にかかる発明は、シミュレ
ーション結果を保存するとともに、シミュレーション実
行時の乱数シードなどの初期状況を記録する結果保存手
段を備える構成としてある。上記のように構成した請求
項4にかかる発明においては、上記結果保存手段は、シ
ミュレーション結果を保存するとともに、シミュレーシ
ョン実行時の乱数シードなどの初期状況を記録する。
【0012】さらに、上記シミュレーション実行装置
構成の一例として、請求項5にかかる発明は、上記結果
保存手段に保存または記録された所定の条件に基づい
て、既に実行したシミュレーションを再現するととも
に、予めシミュレーション再現動作の確認のための統計
情報を指定する再現読込手段を備える構成としてある。
上記のように構成した請求項5にかかる発明において
は、上記再現読込手段は、上記結果保存手段に保存また
は記録された所定の条件に基づいて、既に実行したシミ
ュレーションを再現するとともに、予めシミュレーショ
ン再現動作の確認のための統計情報を指定する。
【0013】上述したようにシミュレーション対象を所
定の手法によりモデル化しつつ、このモデル化に基づい
てシミュレーション対象全体のシミュレーションを実行
するとともに、このシミュレーション対象を所定のオブ
ジェクトに分割して、この分割したオブジェクト毎にシ
ミュレーションを実行する手法は、実体の装置に限定さ
れる必要はなくその方法としても機能することは容易に
理解できる。
【0014】そこで、請求項6にかかる発明は、シミュ
レーション対象を所定の手法によりモデル化しつつ、こ
のモデル化に基づいてシミュレーション対象全体のシミ
ュレーションを実行するとともに、このシミュレーショ
ン対象を所定のオブジェクトに分割して、この分割した
オブジェクト毎にシミュレーションを実行するシミュレ
ーションの実行方法において、シミュレーションの実行
状況や動作状況をシミュレーション対象全体と分割した
オブジェクト毎に区別して格納する工程と、格納された
シミュレーション結果に基づいて、シミュレーションの
実行状況や動作状況をシミュレーション対象全体と分割
したオブジェクト毎に区別して表示する工程と、モデル
化に際して、シミュレーション対象全体と分割したオブ
ジェクト毎にモデル化に対応する変数を設定する工程
と、シミュレーション対象全体と分割したオブジェクト
毎に区別して格納されたシミュレーション結果に従って
実行状況や動作状況を再現表示する工程とを具備する構
成としてある。すなわち、必ずしも実体のある装置に限
らず、その方法としても有効であることに相違はない。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面にもとづいて本発明の
実施形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態にか
かるシミュレーション実行装置をブロック図により示し
ている。同図において、シミュレーション実行装置1
は、操作者が情報の入力/実行の制御/動作を確認する
ウィンドウ部100と、実行内容を出力し、保存する結
果出力/保存部200と、シミュレーションを実行する
シミュレーション実行部300と、シミュレーション実
行時の状況を格納する動作状況格納部400と、既に実
行されたシミュレーション初期状況を読み込む再現情報
読込部500と、変数値等を変更する場合の制限情報を
記述している変更内容制限部600とから構成されてい
る。また、ウィンドウ部100は、変数値等を変更する
ための変更内容設定部110と、シミュレーションの一
時停止/再実行等を制御する実行制御部120と、シス
テム状況を表示する動作状況表示部130とを有する。
【0016】上記構成において、シミュレーションの実
行状況および個々のオブジェクトの動作状況は、動作状
況格納部400にてオブジェクト全体・単位オブジェク
トを区別して格納している。ここで、本シミュレーショ
ン実行装置1の操作者は、ウィンドウ部100の実行制
御部120からシミュレーション実行部300を制御
し、オブジェクト全体あるいは単位オブジェクトを指定
して、確認する内容を動作状況表示部130に区別して
表示させる。
【0017】そして、必要に応じてその内容を変更内容
設定部110から変更する。さらに、シミュレーション
結果を保存する結果出力/保存部200にシミュレーシ
ョン実行時の乱数シードなどの初期状況を記録しておく
ことにより、再現情報読込部500は指定された条件を
シミュレーション実行部300に設定し、既に実行した
シミュレーションの再現や予め動作確認のための統計情
報を指定を行う。デバック用モジュールをプログラムに
埋め込むことなく、シミュレーション実行中および実行
済みの任意の状況を確認したりすることが可能になる。
【0018】図2は、上記動作状況格納部400の格納
方法の具体的構成例を示したものである。同図におい
て、動作状況格納部410は、シミュレーション全体に
関わる状況を格納しているシミュレーション実行状況格
納部411と、個々のオブジェクトの動作/状況を格納
しているオブジェクトの動作/状況格納部412とに分
けて定義されている。ただし、オブジェクトの動作/状
況格納部412は、個々のオブジェクト動作/状況格納
部412aから構成される。
【0019】また、図3は、結果出力/保存部200の
具体的構成例を示したものである。同図において、結果
出力/保存部210は、初期乱数シードなどの初期設定
条件を保存する初期条件設定部211と、シミュレーシ
ョン結果を保存する結果保存部212とから構成され
る。
【0020】従って、シミュレーション実行部300が
シミュレーション実行手段を構成し、動作状況格納部4
00が動作結果格納手段を構成する。また、ウィンドウ
部100がシミュレーション結果表示手段を構成すると
ともに、変更内容制御部600が変更内容制御手段す
る。さらに、結果出力/保存部200が結果保存手段を
構成し、再現情報読込部500が再現読込手段を構成す
る。
【0021】図7は、シミュレーション実行部300が
実行するシミュレーション実行状況またはオブジェトの
動作状況の格納動作処理の処理内容をフローチャートに
より示している。同図において、シミュレーション実行
中、シミュレーション実行部300はシミュレーション
の実行状況を変化させるイベントが発生したかどうかを
判別し、イベントが発生していなければ処理を終了する
(ステップS701)。一方、シミュレーションの実行
状況を変化させるイベントが発生した場合は、シミュレ
ーション全体に関わる状況が変化したかどうか、シミュ
レーション全体に関わる状況を格納するかどうかを判断
する(ステップS702)。
【0022】シミュレーション全体に関わる状況である
場合はその実行状況を動作状況格納部400のシミュレ
ーション実行状況格納部411に示すように格納する
(ステップS703)。このステップS703において
シミュレーションの実行状況格納が終了した場合、ある
いはイベントがシミュレーション全体に関わる状況でな
い場合はイベントがオブジェクトの動作状況に影響を与
えるものであるか、オブジェクトの動作状況を格納する
かどうかを判断する(ステップS704)。ここで、オ
ブジェクトの動作状況を格納する場合はその状況を動作
状況格納部400のオブジェクトの動作状況格納部41
2に示すように格納する(ステップS705)。
【0023】このステップS705が終了すると、その
イベントが他のオブジェクトに影響を及ぼすとともに、
動作状況を格納すべきオブジェクトが存在するかどうか
を判別する(ステップS706)。そして、該当するオ
ブジェクトが存在する場合は、未格納のオブジェクトが
なくなるまで上記ステップS705,S706を繰り返
す。また、イベントがオブジェクトの動作状況に関係せ
ず状況を格納する必要がない場合、あるいは全てのオブ
ジェクトの動作状況の格納が終了した場合は一連の処理
を終了する。
【0024】次に、シミュレーション実行部300が実
行するシミュレーション実行状況、オブジェクトの動作
状況の表示動作処理の処理内容を図8のフローチャート
により示す。同図において、実行制御部120によりシ
ミュレーション実行が中断され、シミュレーション全体
の実行状況や任意のオブジェクトの動作状況の表示要求
が発生すると、シミュレーション実行部300はその要
求がシミュレーション全体に関する表示要求であるかを
判断する(ステップS711)。このステップS711
において、シミュレーション全体の動作状況への表示要
求である場合、シミュレーション実行部300は動作状
況格納部400に格納されているシミュレーションの実
行状況(シミュレーションの実行状況格納部411)を
シミュレーション実行状況表示151aに示すように動
作状況表示部130へ表示する(ステップS712)。
【0025】上記ステップS712が終了した場合、あ
るいは表示要求がシミュレーション全体の実行状況でな
い場合は表示要求がオブジェクトに対するものであるか
どうかを判断する(ステップS713)。オブジェクト
に対する表示要求である場合、シミュレーション実行部
300は動作状況格納部400に格納されているオブジ
ェクトの動作状況(オブジェクトの動作状況格納部41
2)をオブジェクトの動作状況表示152aに示すよう
に動作状況表示部130に表示する(ステップS71
4)。
【0026】そして、このステップS714が終了する
と、他に未処理のオブジェクトがないか表示要求の指定
を受けたオブジェクトの表示が全て終了しているかを判
断する(ステップS715)。その後、指定されたオブ
ジェクトの表示が終了するまで、ステップS714,S
715を繰り返す。ここで、指定オブジェクトを全て表
示した場合、あるいはオブジェクト動作状況の表示要求
がなかった場合はこれらの処理を終了する。そして、こ
れらの処理が終了すると、図5の動作状況表示150に
示すように、シミュレーション実行状況やオブジェクト
の動作状況が表示される。
【0027】また、図9は、シミュレーション実行部3
00が実行するシミュレーション実行状況、オブジェク
トの動作状況で表示される変数値等の変更動作処理の処
理内容をフローチャートにより示している。同図におい
て、変更内容設定部110はシミュレーション全体に関
わる実行状況やオブジェクトの動作状況の変更がある場
合に図6の変更内容設定表示160を変更内容設定部1
10に表示する。ただし、シミュレーション実行中に実
行装置に影響を与えるような変数の変更に制限をもうけ
るため、変更内容制御部600から該当する変数の情報
を取得し、変更できないように制限をかける。
【0028】すなわち、図5の動作状況表示150に示
す変更内容制御表示163の形式で表示する。そして、
この変更内容設定表示160上にてシミュレーション全
体やオブジェクトに関わる変数値などの変更があるかど
うかを判断する(ステップS721)。シミュレーショ
ン全体に関わる内容がある場合はその変更内容が制限の
対象となっているかを判断する(ステップS722)。
変更が制限対象とならない場合は該当するシミュレーシ
ョン実行状況の変数値等を変更する(ステップS72
3)。
【0029】変更が終了した場合、あるいは変更が制限
対象となっていたため変更されなかった場合はオブジェ
クトに対する変更要求があるかどうかを判断する(ステ
ップS724)。そして、オブジェクトに対する変更要
求が発生した場合はその変更内容が制限対象となってい
るかを判断する(ステップS725)。ここで、変更の
制限対象とならない場合は該当するオブジェクトの変数
値等を変更する(ステップS726)。この変更が終了
した場合、あるいは変更が制限対象であるため変更され
なかった場合には全ての変更要求が終了したかどうかを
判断する(ステップS727)。そして、全ての変更要
求が終了した場合は処理を終了する。また、未処理の変
更要求がある場合にはステップS721から処理を繰り
返す。
【0030】さらに、図10は、シミュレーション実行
部300が実行するシミュレーションの再現動作処理の
処理内容をフローチャートにより示している。同図にお
いて、シミュレーション実行部300はシミュレーショ
ン実行開始時にすでに実施されたシミュレーション実行
の再現要求があるかどうかを判断する(ステップS73
1)。要求がある場合、シミュレーション実行部300
は再現情報読込部500に結果出力/保存部210の初
期条件設定部211から初期条件を読み取り(ステップ
S732)、実行の再現の要求がない場合は処理を終了
する。
【0031】次に、上記のように構成した本実施形態に
ける表示動作について説明する。図4は、複数のオブジ
ェクトを組み合わせてシミュレーション対象のシステム
構成を作成した場合のシステム構成140である。この
システム構成140における表示動作の場合、オブジェ
クト間の関係はグラフィック上に図示することで表現可
能になる。
【0032】図5はこのシステム構成140において、
動作状況表示機能の表示状態を示した動作状況表示15
0を示している。この動作状況表示150は、シミュレ
ーション全体に関わる状況の表示を行うシミュレーショ
ン実行状況表示の起動表示151と、個々のオブジェク
トの接続状態を表したオブジェクト表示152とから構
成される。このシミュレーション実行状況表示の起動表
示151により、実際のシミュレーション状況を表示す
るシミュレーション実行状況表示151aが起動され
る。また、オブジェクト表示152は任意のオブジェク
トに対してそのオブジェクトに特化した情報を表示する
オブジェクトの動作/状況表示152aを起動する。
【0033】図6は、システム構成140および図5の
動作状況表示150において表示された動作状況の変数
値などを変更する場合の変更内容設定表示160であ
る。この変更内容設定表示160は、シミュレーション
全体に関わる状況表示を行い、その中から変更すべき内
容の修正を実施するためのシミュレーション実行内容変
更の起動表示161と個々のオブジェクトの接続状況を
表したオブジェクト表示162とから構成される。
【0034】このシミュレーション実行内容変更の起動
表示161により、変数値などを変更するためのシミュ
レーション実行内容変更表示161aを起動する。ま
た、オブジェクト表示162は任意のオブジェクトの動
作/状況を表す変数値に変更するために、オブジェクト
の動作/状況変更表示162aを起動する。ただし、シ
ミュレーション実行内容変更表示161aおよびオブジ
ェクトの動作/状況変更表示162aに変更することが
できない内容(変更を制限された変数等)が存在する場
合、変更内容制御表示163が含まれる。
【0035】このように、シミュレーション対象を所定
の手法によりモデル化しつつ、このモデル化に基づいて
シミュレーション対象全体のシミュレーションを実行す
るとともに、このシミュレーション対象を所定のオブジ
ェクトに分割して、この分割したオブジェクト毎にシミ
ュレーションを実行するため、本シミュレーション実行
装置1の利用者は、ウィンドウ部100にて全てのシミ
ュレーション結果を把握することが可能になる。また、
デバック用モジュールをプログラムに埋め込むことな
く、シミュレーション実行中および実行済みの任意の状
況を確認することが可能になる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、シミュレ
ーション対象をシミュレーション対象全体と所定のオブ
ジェクトに分割し、それぞれのシミュレーション結果を
取得することが可能なシミュレーション実行装置を提供
することができる。また、請求項2にかかる発明によれ
ば、シミュレーション対象全体と分割されたオブジェク
ト毎にシミュレーション結果を表示することができるた
め、シミュレーション結果を詳細に把握することができ
る。さらに、請求項3にかかる発明によれば、シミュレ
ーション対象を適正にモデル化することができる。
【0037】さらに、請求項4にかかる発明によれば、
シミュレーション結果とシミュレーションに対する初期
設定を同時に管理することができる。さらに、請求項5
にかかる発明によれば、シミュレーション結果を所定の
条件により再現することができる。さらに、請求項6に
かかる発明によれば、シミュレーション対象をシミュレ
ーション対象全体と所定のオブジェクトに分割し、それ
ぞれのシミュレーション結果を取得することが可能なシ
ミュレーションの実行方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかるシミュレーション
実行装置のブロック図である。
【図2】同シミュレーション実行装置の動作状況格納部
400の格納方法の具体的構成例を示したものである。
【図3】同シミュレーション実行装置の結果出力/保存
部200の具体的構成例を示したものである。
【図4】本実施形態におけるシミュレーション対象のシ
ステム構成を作成した場合のシステム構成図である。
【図5】同シミュレーション実行装置のウィンドウ部1
00の一表示画面である。
【図6】同シミュレーション実行装置のウィンドウ部1
00の一表示画面である。
【図7】同シミュレーション実行装置のシミュレーショ
ン実行部300が実行するシミュレーション実行状況ま
たはオブジェトの動作状況の格納動作処理の処理内容を
示したフローチャートである。
【図8】同シミュレーション実行装置のシミュレーショ
ン実行部300が実行するシミュレーション実行状況、
オブジェクトの動作状況の表示動作処理の処理内容を示
したフローチャートである。
【図9】同シミュレーション実行装置のシミュレーショ
ン実行部300が実行するシミュレーション実行状況、
オブジェクトの動作状況で表示される変数値等の変更動
作処理の処理内容を示したフローチャートである。
【図10】同シミュレーション実行装置のシミュレーシ
ョン実行部300が実行するシミュレーションの再現動
作処理の処理内容を示したフローチャートである。
【図11】従来のシミュレーション実行装置の概略ブロ
ック図である。
【符号の説明】
1 シミュレーション実行装置 100 ウィンドウ部 110 変更内容設定部 120 実行制御部 130 動作状況表示部 200 結果/保存部 300 シミュレーション実行部 400 動作状況格納部 500 再現情報読込部 600 変更内容制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−63371(JP,A) 特開 平8−194634(JP,A) 特開 平9−16642(JP,A) 特開 昭64−76324(JP,A) 特開 平8−212103(JP,A) 特開 平10−11116(JP,A) 特開 平2−244352(JP,A) 特開 平8−137725(JP,A) 特開 平4−363730(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 11/28 - 11/36

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シミュレーション対象を所定の手法によ
    りモデル化しつつ、このモデル化に基づいてシミュレー
    ション対象全体のシミュレーションを実行するととも
    に、このシミュレーション対象を所定のオブジェクトに
    分割して、この分割したオブジェクト毎にシミュレーシ
    ョンを実行するシミュレーション実行装置において、 上記シミュレーション結果を 、シミュレーション対象全
    体および分割したオブジェクト毎に格納する動作状況格
    納手段と、上記動作状況格納手段に格納されたシミュレーション結
    果を読み出しつつ、実行状況を表示するシミュレーショ
    ン結果表示手段と、 上記モデル化に対応する変数を変更設定する変更内容設
    定手段とを具備することを特徴とするシミュレーション
    実行装置。
  2. 【請求項2】 上記請求項1に記載のシミュレーション
    実行装置において、 上記シミュレーション結果表示手段は、実行状況をシミ
    ュレーション対象全体および分割したオブジェクト毎に
    表示することを特徴とするシミュレーション実行装置。
  3. 【請求項3】 上記シミュレーション結果表示手段から
    入力される変数設定を取得するとともに、シミュレーシ
    ョン実行中にシミュレーション対象に影響を与える変数
    の設定を制限する変更内容制御手段を備えることを特徴
    とする請求項1または請求項2のいずれかに記載のシミ
    ュレーション実行装置。
  4. 【請求項4】 シミュレーション結果を保存するととも
    に、シミュレーション実行時の乱数シードなどの初期状
    況を記録する結果保存手段を備えることを特徴とする上
    記請求項1〜請求項3のいずれかに記載のシミュレーシ
    ョン実行装置。
  5. 【請求項5】 上記結果保存手段に保存または記録され
    た所定の条件に基づいて、既に実行したシミュレーショ
    ンを再現するとともに、予めシミュレーション再現動作
    の確認のための統計情報を指定する再現読込手段を備え
    ることを特徴とする上記請求項4に記載のシミュレーシ
    ョン実行装置。
  6. 【請求項6】 シミュレーション対象を所定の手法によ
    りモデル化しつつ、このモデル化に基づいてシミュレー
    ション対象全体のシミュレーションを実行するととも
    に、このシミュレーション対象を所定のオブジェクトに
    分割して、この分割したオブジェクト毎にシミュレーシ
    ョンを実行するシミュレーションの実行方法において、 シミュレーションの実行状況や動作状況をシミュレーシ
    ョン対象全体と分割したオブジェクト毎に区別して格納
    する工程と、 格納されたシミュレーション結果に基づいて、シミュレ
    ーションの実行状況や動作状況をシミュレーション対象
    全体と分割したオブジェクト毎に区別して表示する工程
    と、 モデル化に際して、シミュレーション対象全体と分割し
    たオブジェクト毎にモデル化に対応する変数を設定する
    工程と、 シミュレーション対象全体と分割したオブジェクト毎に
    区別して格納されたシミュレーション結果に従って実行
    状況や動作状況を再現表示する工程とを具備することを
    特徴とするシミュレーションの実行方法。
JP20402598A 1998-07-17 1998-07-17 シミュレーション実行装置およびシミュレーションの実行方法 Expired - Fee Related JP3183261B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20402598A JP3183261B2 (ja) 1998-07-17 1998-07-17 シミュレーション実行装置およびシミュレーションの実行方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20402598A JP3183261B2 (ja) 1998-07-17 1998-07-17 シミュレーション実行装置およびシミュレーションの実行方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000035902A JP2000035902A (ja) 2000-02-02
JP3183261B2 true JP3183261B2 (ja) 2001-07-09

Family

ID=16483524

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20402598A Expired - Fee Related JP3183261B2 (ja) 1998-07-17 1998-07-17 シミュレーション実行装置およびシミュレーションの実行方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3183261B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2008126196A1 (ja) * 2007-03-19 2010-07-22 富士通株式会社 シミュレーション制御プログラム、記録媒体、シミュレーション装置およびシミュレーション制御方法
JP6270765B2 (ja) * 2015-03-26 2018-01-31 三菱電機株式会社 並列シミュレーション装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000035902A (ja) 2000-02-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN110262279B (zh) 控制系统以及控制方法
JP3803019B2 (ja) 制御プログラム開発支援装置
JP2007265238A (ja) シミュレーション装置及びシミュレーション方法
JP3183261B2 (ja) シミュレーション実行装置およびシミュレーションの実行方法
CN112395176A (zh) 实现针对分布式云存储性能进行测试的方法、装置、系统、设备、处理器及其存储介质
JPS58178408A (ja) 模擬実行機能を備えたプログラマブル・コントロ−ラ
JP2008262318A5 (ja)
JP2003323203A (ja) オフラインテスト装置およびオフラインテスト方法
JP3606712B2 (ja) プラント運転訓練用シミュレーションシステム
JP3302547B2 (ja) 論理シミュレータにおけるテストベクタの作成方法およびシステム
JP3443184B2 (ja) プログラマブルコントローラ用プログラム作成装置
JPH08194634A (ja) テスト実行システム
JP2762665B2 (ja) プログラマブルコントローラのブログラミング装置
JPH1023107A (ja) 通信シミュレータ及び通信シミュレート方法
CN114217569A (zh) 工控plc数据的监控方法、装置、电子设备及存储介质
JPS59142609A (ja) シミユレ−シヨン機能付空調制御装置
CN115600390A (zh) 一种用于等离子体控制的建模仿真系统
JP2001236247A (ja) ソフトウェアシミュレータおよびシミュレーション処理方法
CN105407112A (zh) 一种设备能力的学习方法、装置和系统
JPH06124288A (ja) ペトリネットに基づくシミュレーション装置
JP2615222B2 (ja) 分散形ディジタル制御システムのオペレータズコンソール
JPS6398042A (ja) シミユレ−シヨン方法
JPH05324671A (ja) 生産システムのシミュレーション装置
JPH04233605A (ja) ロボット言語編集装置
JPH0667931A (ja) シングルチップマイコンシミュレータ

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080427

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090427

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100427

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees