JP3182819U - すりガラス調樹脂板 - Google Patents

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Abstract

【課題】安価でより大きな寸法のものを調製可能であるとともにすりガラス調樹脂板の凹凸形成面に引っかき傷が付く虞を抑制されたガラス調樹脂板を提供する。
【解決手段】少なくとも一方の表面に微細な凹凸を有するすりガラス調樹脂板1であり、すりガラス調樹脂板の凹凸形成面4に、平均分子量が5000以上50000以下であるポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコールが塗布されてなる。ただし、該ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコールの塗布量が、0.03g/m以上0.5g/m以下である。
【選択図】図1

Description

本考案は、すりガラス調樹脂板に関する。
ポリメチルメタクリレート樹脂などの光透過性を有する透明樹脂の表面に微細な凹凸を形成し、この凹凸面で光線を乱反射させることにより、すりガラス調の風合いを持たせた樹脂板(以下、単に、すりガラス調樹脂板ともいう。)が提案されている。
すりガラス調樹脂板は、室内の仕切り板や戸棚前面板といった室内建材やディスプイ材等といった様々な用途で用いられており、その用途は拡大してきている。そして、そのような用途の拡大に伴い、すりガラス調樹脂板には、より安価でより大きな寸法のものが要請されている。
ところが、これまで、すりガラス調樹脂板の基材樹脂として使用されてきたポリメチルメタクリレート樹脂(PMMA樹脂)は、吸水により体積に大きな変化を生じてしまうため、PMMA樹脂を用いたすりガラス調樹脂板は吸水寸法安定性に劣る。このすりガラス調樹脂板で調製された大寸法の樹脂板においては、寸法の変化量がより大きくなるため、上記室内建材などに使用した場合に、歪みなどが生じやすい。
そこで、すりガラス調樹脂板として、安価で吸水寸法安定性に優れたメチルメタクリレート−スチレン共重合体樹脂(MS樹脂)やポリスチレン樹脂(PS樹脂)を基材樹脂とするものが提案されている。
しかしながら、MS樹脂、PS樹脂は、PMMA樹脂に比べて表面硬度に劣る。すりガラス調樹脂板は、表面に微細な凹凸を有するため、その凹凸形成面に引っかき傷がつきやすいことを指摘されていたが、MS樹脂やPS樹脂を基材樹脂とするすりガラス調樹脂板は、その凹凸形成面を爪で引っかいた程度でも簡単に凹凸形成面に傷が入るようなものとなりやすいという問題点があった。
本考案は、上記問題点に鑑み、凹凸形成面に引っかき傷が付き難いすりガラス調樹脂板を提供することを目的とする。
本考案は、(1)少なくとも一方の表面に微細な凹凸を有するすりガラス調樹脂板であって、樹脂板の凹凸形成面に、平均分子量が5000以上50000以下であるポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコールが塗布されてなり、
該ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコールの塗布量が、0.03g/m以上0.5g/m以下である、ことを特徴とするすりガラス調樹脂板、
(2)前記すりガラス調樹脂板の凹凸形成面の輪郭曲線の算術平均高さ(Ra)が3μm以下、且つ、該凹凸形成面の輪郭曲線要素の平均長さ(RSm)が0.50mm以下である、上記(1)に記載のすりガラス調樹脂板、
(3)前記すりガラス調樹脂板を構成する基材樹脂が、ポリカーボネート樹脂、メチルメタクリレート−スチレン共重合体樹脂、またはポリスチレン系樹脂である、上記(1)または(2)に記載のすりガラス調樹脂板、
(4)前記すりガラス調樹脂板のポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコールが塗布されている面に、保護フィルムが貼着されている、上記(1)から(3)のいずれかに記載のすりガラス調樹脂板。を要旨とする。
本考案によれば、すりガラス調樹脂板の凹凸形成面に特定のポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコールが所定量塗布されているので、引っかき傷が付きにくいものとなる。また、すりガラス調樹脂板は、その表面に保護フィルムを貼着された状態にて流通され、保護フィルムを剥離して使用される。この点、本考案によれば、保護フィルムをすりガラス調樹脂板から剥離した際にも、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコールが十分量凹凸形成面に残ることから傷付き防止効果を得ることができる。
図1は、本考案における樹脂板の実施例の1つを模式的に示す概略断面模式図である。 図2は、本考案における樹脂板の摩擦係数を測定するための測定装置を模式的に示す概略模式説明図である。 図3Aは、実施例1で調製された樹脂板を用いた傷付き防止性能試験の結果を示す写真である。図3Bは、比較例1で調製された樹脂板を用いた傷付き防止性能試験の結果を示す写真である。 図4は、本考案における樹脂板に保護フィルムが貼着されている場合の実施例の1つを模式的に示す概略断面模式図である。
本考案におけるすりガラス調樹脂板1(以下、単に、樹脂板という。)は、図1の例に示すように、少なくとも一方の表面に微細な凹凸を有して凹凸形成面4が形成されたすりガラス調の樹脂板であり、凹凸形成面4にポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコールが塗布されてなる。
樹脂板1は、その厚みを適宜選択可能であるが、樹脂板1の厚みは1mm以上10mm以下であることが好ましい。樹脂板1の厚みが1mm以上10mm以下であることで、樹脂板1として、室内の仕切り板や戸棚前面板といった室内建材やディスプレイ材等といった様々な用途で好適に用いることができる、すなわち汎用性に優れたものを得ることができる。
樹脂板1の光透過性については、樹脂板1の一方面側から樹脂板1の厚み方向に沿う方向に入射された可視光の少なくとも一部を、樹脂板1の他方面側から出射させることが可能であればよい。
樹脂板1は、図1に示すように、少なくとも一方の表面にすりガラス調の微細な凹凸が多数形成されており、すなわち凹凸形成面4を有している。
樹脂板1の凹凸形成面4は、その凹凸形成面4の輪郭曲線の算術平均高さ(Ra)が3μm以下、且つ、最大高さ(Rz)が15μm以下、且つ、輪郭曲線要素の平均長さ(RSm)が0.50mm以下であるように形成されていることが好適である。凹凸形成面4について使用される表面凹凸の状態を特定する指標(Ra、Rz、RSm)が、それぞれ上記したような範囲を満たしていると、樹脂板1の凹凸形成面4は、適度に細かな凹凸を形成して、すりガラス調の風合いに優れ、適度な透光性や意匠性に優れた樹脂板1を形成しやすくなる。
凹凸形成面4について、表面凹凸の状態を特定する指標として、輪郭曲線の算術平均高さ(Ra)、最大高さ(Rz)、輪郭曲線要素の平均長さ(RSm)が用いられたが、これらの指標は、いずれもJIS B0601(2001年)に準拠して具体的に特定される。表面凹凸の状態を特定する指標を測定するための測定装置としては、一般に使用されている表面粗さ計を使用することができ、例えば、株式会社小坂研究所製のサーフコーダSE−30D、サーフコーダSE1700αなどを使用することができる。表面凹凸の状態を特定する指標は、いずれも、測定距離を4mmとし、樹脂板の幅方向、及び幅方向に直交する方向に沿って上記したような測定装置で測定される値の平均値として特定される。
樹脂板1は、凹凸形成面4に向かって入射角60°で入射した光についての鏡面光沢度が40%以下であることが好ましい。鏡面光沢度が40%以下であることで、よりすりガラス調の外観を呈する樹脂板1となる。なお、鏡面光沢度は、JIS Z8741(1997年)に基づき測定される60°鏡面光沢度を意味する。なお、鏡面光沢度は、例えばLED光源とシリコンフォトダイオード製受光部を有する光沢度計などを用いた光沢度の測定により計測することができる。上記に例示した光沢度計としては、日本電色工業社製のハンディー型光沢計PG−1Mなどを具体的に例示することができる。
樹脂板1を構成する樹脂(基材樹脂)としては、光透過性を有し、表面上に凹凸を形成可能である透明樹脂であれば、特に限定されるものではなく、ポリメチルメタクリレート樹脂(PMMA樹脂)、ポリカーボネート樹脂(PC樹脂)などが使用でき、また本考案においては、耐傷付き性が改善されていることから、メチルメタクリレート−スチレン共重合体樹脂(MS樹脂)、及びポリスチレン系樹脂(PS樹脂)など表面硬度の低い樹脂をすりガラス調樹脂板の基材樹脂として使用することができる。
樹脂板1を構成する基材樹脂が、MS樹脂である場合、MS樹脂は、メチルメタクリレートとスチレンの共重合比が(メチルメタクリレート単位):(スチレン単位)の質量比(質量%)の値で、10:90〜70:30であることが好ましく、15:85〜40:60であることがより好ましい。MS樹脂としてその共重合比が上記範囲内であるものを基材樹脂として用いることで、機械的強度と吸水寸法安定性とのバランスにより優れた樹脂板1を調製することができる。なお、メチルメタクリレート単位、スチレン単位とは、ポリメチルメタクリレートの分子構造中における、それぞれメチルメタクリレート、スチレンに由来する構造単位を示す。
樹脂板1における凹凸形成面4は、例えば、透明樹脂を適宜用いた基材樹脂にマット加工を施すことで具体的に調製できる。マット加工の方法は、特に限定されず、具体的には、例えば基材樹脂の表面に微細な凹凸模様をマットロール等にて賦形する方法を用いることができる。
また、樹脂板1における凹凸形成面4の形成方法は、上記のほかにも、透明樹脂板の表面に、透明樹脂を基材樹脂とし架橋樹脂粒子を分散させた樹脂層を共押出法などにより積層して微細な凹凸面を形成して凹凸形成面4となす方法などを例示することができる。なお、例えば、基材樹脂としてMS樹脂が用いられる場合には、架橋樹脂粒子として架橋MS樹脂が用いられることが好ましい。
樹脂板1の片面に凹凸形成面4が形成されている場合には、その凹凸形成面4上にポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコールが塗布される。また、樹脂板1の両面に凹凸形成面が形成されている場合には、表裏両面の凹凸形成面の少なくとも一方にポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコールが塗布されるが、表裏両面の凹凸形成面のいずれについてもポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコールが塗布されることが、表裏両面の凹凸形成面に対して引っかき傷が付く虞を抑制することができて好適である。
樹脂板1の凹凸形成面4上にポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコールを塗布された状態は、次のように形成される。すなわち、水等の溶媒にポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコールを添加することなどによりポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコールを適宜の倍率に希釈してなる希釈液を調製してこれを塗布液となし、上述した凹凸形成面4上にポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール含む塗布液を塗布する。そして、その塗布された塗布液を乾燥させることで塗布液中の溶媒を留去させる。こうして、凹凸形成面4上にポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコールが塗布された樹脂板1が調製される。
また、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコールを含む塗布液を塗布する方法は、特に限定されない。ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコールを含む塗布液は、ハンドローラー等を用いた手塗りにて塗布されてよい。そのほかにも、上記した塗布液は、ロールコーティング法、スプレーコーティング法など公知方法等を適宜用いて所定の凹凸形成面4に塗布されてよい。
凹凸形成面4に塗布されているポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコールは、酸化プロピレンを重合して得られるポリプロピレングリコールに、酸化エチレンを付加重合して得られる高分子ノニオン性界面活性剤であり、下記式(1)に示す一般式で表すことができる。なお、式(1)中、n、mは、それぞれ2以上の値である。
ところで、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコールの親水性と疎水性のバランスは、主に、分子中におけるポリエチレングリコール鎖(式(1)中、(CO))の含有比率と、ポリプロピレングリコール鎖(式(1)中、(CO))の分子量とで定まる。
すなわち、ポリエチレングリコール鎖の含有比率が高くなるにつれて、水への溶解度が高くなり、ポリプロピレングリコール鎖の含有比率が高くなる(ポリエチレングリコール鎖の含有比率が相対的に低くなる)と、水への溶解度が低くなる。
ポリエチレングリコール鎖の含有比率(%)は、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコールの平均分子量に占めるポリエチレングリコール鎖の分子量の割合として定められる。ところで、ポリエチレングリコール鎖は、式1に示すとおり、複数のエチレンオキシド基が結合して構成されており、1つのポリエチレングリコール鎖について、その分子量は、エチレンオキシド基の分子量とエチレンオキシド基の官能基数(式(1)中、nの値)の積(説明の便宜上、エチレンオキシド基の全量とよぶ)にて概ね特定される。このようにポリエチレングリコール鎖の分子量がエチレンオキシド基の全量で特定されることから、ポリエチレングリコール鎖の含有比率は、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール全分子の重量に占めるポリエチレングリコール鎖を構成するエチレンオキシド基の全重量比率(%)(説明の便宜上、エチレンオキシドの重量比率(%)と呼ぶ)にて特定されることとなる。
エチレンオキシドの重量比率、すなわちポリエチレングリコール鎖の含有比率は、30%以上90%以下であることが好ましく、40%以上80%以下であることがより好ましい。
エチレンオキシドの重量比率が30%以上であることで、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコールの水に対する溶解性により優れたものとすることが容易となる。
エチレンオキシドの重量比率が90%以下であることで、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコールの親水性と疎水性のバランスがより好適になり、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコールの界面活性剤としての機能により優れたものとすることが容易となる。
なお、ポリエチレングリコール鎖の含有比率を一定として、ポリプロピレングリコール鎖の分子量を高くした場合、水への溶解度は低くなり、自ずとポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコールの分子量が高くなるため、その融点も高くなる。なお、分子中のポリプロピレングリコール鎖の分子量を一定として、ポリエチレングリコール鎖の含有比率を高くした場合についても、自ずとポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコールの分子量が高くなるため、その融点が高くなるものの、水への溶解度は高いものとなる傾向にある。
また、凹凸形成面4に塗布されているポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコールは、平均分子量が5000以上50000以下である。なお、本考案において平均分子量は数平均分子量を意味し、数平均分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)を用いて求めることができる。
ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコールの平均分子量が高すぎると、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコールを水などに溶解させて塗布液とする際に、水などに溶解され難くなるため、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコールを含む塗布液を凹凸形成面4に塗布する際、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコールの塗布量を均一にして塗布することが困難となり、樹脂板1に十分な耐傷付き防止性能を与えることができなくなる虞がある。一方、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコールの平均分子量が低すぎると、凹凸形成面4上にポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコールを塗布し、後述するように凹凸形成面4にさらに保護フィルムを貼着した後、保護フィルムを剥離する際に、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコールが保護フィルムに追従して樹脂板1から剥がれ易くなるために、樹脂板1が十分な傷付き防止性能を発揮できなくなる虞がある。このような虞を抑制する観点から、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコールの平均分子量は、6000以上40000以下であることが好ましい。
すりガラス調の凹凸を形成した樹脂板1は、その流通や加工工程において、爪などによる引っかき傷などが入らないように、図4に示すように、通常、凹凸形成面4に対して厚さが40μm〜70μm程度の保護フィルム3を貼着された構成とされることで、凹凸形成面4を保護されている。このとき、樹脂板1には凹凸が存在することにより、凹凸のない面に対して保護フィルムを貼付することを想定した場合における保護フィルムと被貼付面との接触面積に比して、保護フィルムと樹脂板との接触面積が小さくなりやすく、樹脂板1から保護フィルムが剥離しやすい。こうしたことから、保護フィルム3としては、図4の例に示すように、通常、アクリル系粘着剤などの粘着性の高い粘着層3aを樹脂フィルム3b面上に形成したものが使用されて保護フィルムの脱離抑制が図られている。そして、このような粘着力の高い保護フィルムは、樹脂板1を使用する時に剥がされる。すると、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコールは、保護フィルムを樹脂板1から剥がした際に、保護フィルムに追従して樹脂板1の凹凸形成面4から剥がれてしまう事態を生じ難いものであることが好ましいこととなる。
樹脂板1においては、凹凸形成面4上に塗布されたポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコールの塗布量をみた場合に、その塗布量が、0.03g/m以上0.5g/m以下となっている。この塗布量が過多であると、凹凸形成面4上にポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコールを含む塗布液を塗布する際に、塗布液の塗布量が過剰量となって、スジ状の塗り跡が樹脂板1の表面に残って樹脂板1の外観を損ねてしまう虞がある。一方、この塗布量が過少であると、樹脂板1に十分な傷付き防止性能が得られなくなる虞がある。上記した虞を抑制する観点から、凹凸形成面4上に塗布されたポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコールの塗布量は0.04g/m以上0.3g/m以下であることが好ましく、0.05g/m以上0.1g/m以下であることがより好ましい。
[ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコールの機能]
本考案の樹脂板1によれば、凹凸形成面4に引っかき傷が付く虞が抑制される。引っかき傷は、爪などといった樹脂板1との接触面の大きな接触物が樹脂板1の表面に触れた際、接触物が樹脂板1の凹凸形成面4の凸部に引っ掛かり凸部の一部が削られることにより発生するとされている。
この点、本考案においては、樹脂板1の凹凸形成面4にポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコールが塗布されてなる。ここに、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコールは、界面活性剤としても用いることも可能なものであることから、樹脂板1の凹凸形成面4に触れた状態で接触物を移動させても樹脂板1の凹凸形成面4上を接触物が滑って、凹凸形成面4の凸部が削られにくくなるものと考えられる。こうして樹脂板1の凹凸形成面4には引っかき傷がつきにくくなるものと考えられる。
また、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコールは、安価に入手可能なものであることから、本考案によれば、製造コストの低さ、環境負荷の低さ、さらには安全性の高さの点でも優れるすりガラス調樹脂板を得ることが可能となる。
次に、実施例を用いて本考案を更に詳細に説明する。
実施例1
まず、表1に示す樹脂板が調製された。樹脂板は、透明樹脂板の表面に架橋樹脂粒子を分散させた樹脂層を積層して調製されたものである。樹脂板には、樹脂層の表面に架橋樹脂粒子によって微細な凹凸面が形成されている。
樹脂板では、表1に示すようにMS樹脂(メチルメタクリレート−スチレン共重合体、[共重合比については、メチルメタクリレート単位20質量%、スチレン単位80質量%])を基材樹脂とした板状の成形体が透明樹脂板として用いられた。また、表面の微細な凹凸面を構成する樹脂層として透明樹脂板の表面に積層される樹脂層は、透明樹脂(メチルメタクリレート−スチレン共重合体樹脂[メチルメタクリレート単位20質量%、スチレン単位80質量%]と、架橋樹脂粒子としてMS架橋樹脂粒子(MS架橋ビーズ[平均粒子径12μm])を用いて形成された。
樹脂板における樹脂層の表面に形成される凹凸形成面の表面凹凸の状態を特定する指標として、輪郭曲線の算術平均高さ(Ra)、最大高さ(Rz)、輪郭曲線要素の平均長さ(RSm)が採用された。塗布液を塗布する前の樹脂板におけるこれらの各指標の値を表1に示す。なお、これらの指標は、塗布液を塗布した後の樹脂板についても、塗布液を塗布する前の樹脂板と同様に測定することができる。
樹脂板がガラス調の外観を呈するか否かという点の特定については、鏡面光沢度を指標とすることで特定された。塗布液を塗布する前の鏡面光沢度の値について表1に示す。なお、鏡面光沢度は、既述したようにJIS Z8741(1997年)に基づき特定され、塗布液を樹脂板に塗布する前後いずれの樹脂板についても同様に特定することができる。
次に、表2に示す塗布剤1を含む塗布液を調製した。塗布剤1は、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコールで構成されるものである。塗布液は、塗布剤1であるポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール(株式会社ADEKA製、アデカプルロニックF−68(アデカは登録商標))1重量部に、水49重量部を添加した液体(50倍希釈液)として調製された。
なお、表2において、塗布剤1と同様に塗布剤2,塗布剤3もポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコールで構成されるものである。また、表2における平均分子量は、塗布剤1,2,3のそれぞれについて、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコールの数平均分子量を示しており、常温における状態は、25℃雰囲気下におけるポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコールの状態を示す。
さて、調製された塗布液は樹脂板の凹凸形成面に塗布された。塗布液の塗布は、ロールコーティング法を用いて凹凸形成面上に塗布液を塗布することで実施された。塗布液の塗布量は、樹脂板の凹凸形成面におけるポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコールの塗布量が0.05g/mであった。ロールコーティング法は、ロールコーターを用いて実施された。次に、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコールを塗布した後、塗布液を塗布された樹脂板を30℃〜40℃の温度条件下に置くことで凹凸形成面を約1分間乾燥させ、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコールが塗布されたすりガラス調の樹脂板が得られた。
なお、樹脂板におけるポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコールの塗布量は、樹脂板の凹凸形成面の塗布に使用された塗布液の使用量から特定することができる。実施例1では、樹脂板の凹凸形成面における縦1m×横1mの領域あたり(1mあたり)2.5gの塗布液を使用した。塗布液は塗布剤1を50倍に希釈されたものであることから、樹脂板に塗布されたポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコールの塗布量は、0.05g/mであった。
実施例2
塗布剤1であるポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール1重量部に、水99重量部を添加した液体(100倍希釈液)を塗布液として用いたほかは、実施例1と同様にして、樹脂板を調製した。
比較例1
樹脂板に塗布液を塗布しなかった以外は実施例1と同様にして樹脂板を調製した。
比較例2
表2に示す塗布剤2を用い、塗布剤2であるポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール1重量部に、水49重量部を添加した液体(50倍希釈液)を塗布液として用いたほかは、実施例1と同様にして樹脂板を調製した。
比較例3
表2に示す塗布剤2を用い、塗布剤2であるポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール1重量部に、水99重量部を添加した液体(100倍希釈液)を塗布液として用いたほかは、実施例1と同様にして樹脂板を調製した。
比較例4
表2に示す塗布剤3を用い、塗布剤3であるポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール1重量部に、水49重量部を添加した液体(50倍希釈液)を塗布液として用いたほかは、実施例1と同様にして樹脂板を調製した。
比較例5
表2に示す塗布剤3を用い、塗布剤3であるポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール1重量部に、水99重量部を添加した液体(100倍希釈液)を塗布液として用いたほかは、実施例1と同様にして樹脂板を調製した。
実施例1,2、比較例1から5で調製された樹脂板を用い、それぞれの樹脂板について次のように傷付き防止性能試験を行った。
(傷付き防止性能試験)
まず、厚さ50μmの保護フィルム(大王加工紙工業社製、FM―470)を準備した。保護フィルムは、ポリプロピレン製のフィルムの一方面にアクリル系接着剤を塗布して接着面を形成してなるものである。保護フィルムは、その接着面を凹凸形成面に向かい合わせて樹脂板に貼り付けられ、こうして樹脂板と保護フィルムとが貼付されたものを試験板とした。
次に、試験板は、約15日間静置された。その後、保護フィルムを剥離され、保護フィルムと樹脂板に分離された。そして、この樹脂板を用いて、保護フィルムの剥離時を基準として3時間後、1日後、5日後に、それぞれ引っかき傷の付きやすさを判定した。
引っかき傷の付きやすさの判定は、次のように実施された。樹脂板の凹凸形成面上に治具を接触させながら樹脂板の厚み方向を法線とする平面の面方向に沿ってスライド移動させた。このとき、樹脂板には、治具との接触によりその接触位置に60gの荷重が負荷されていた。そして、樹脂板の凹凸形成面に治具のスライド移動による傷付きが認められない状態が維持されているか否かを目視確認した。保護フィルムの剥離時を基準として3時間後、1日後、5日後のそれぞれについての確認結果を表3に示す。
表3中、○は、傷付きが認められない状態が維持されていることを示し、×は、傷付きが認められない状態が維持されていない(傷付きが認められた)ことを示す。また、樹脂板欄の記載は、傷付き防止性能試験に用いられた樹脂板を特定するものであり、例えば、樹脂板欄における実施例1との記載は、実施例1で調製された樹脂板を用いて傷付き防止性能試験が実施されたことを示す。なお、治具には、オリムパス製絲株式会社製のクロスステッチ針(先丸)(針の直径0.99mm)が用いられた。
表3から、実施例1,2で調製された樹脂板が、傷付き防止性能を発揮可能なものであることが明らかである。
表3中、比較例1で調製された樹脂板を用いた傷付き防止性能試験の結果をみるに、保護フィルムを剥離した時点を基準とした3時間後、1日後、5日後のいずれの時点においても傷付き防止性能が認められなかった。比較例1で調製された樹脂板は、樹脂板に塗布剤1から3のいずれも塗布しなかった樹脂板であり、凹凸形成面にポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコールが塗布されていないと傷付き防止性能が十分に認められないことが明らかとされた。
表3中、比較例2,3で調製された樹脂板を用いた傷付き防止性能試験の結果をみるに、保護フィルムを剥離した時点を基準とした3時間後、1日後、5日後のいずれの時点においても傷付き防止性能が認められなかった。比較例2,3で調製された樹脂板は、塗布剤2であるポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコールを塗布した樹脂板であり、実施例1,2で調製された樹脂板に比較して傷付き防止性能が十分に認められないことが明らかとされた。
表3中、比較例4,5で調製された樹脂板を用いた傷付き防止性能試験の結果をみるに、保護フィルムを剥離した時点を基準とした3時間後、1日後、5日後のいずれの時点においても傷付き防止性能が認められなかった。比較例4,5で調製された樹脂板は、塗布剤3であるポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコールを塗布した樹脂板であり、実施例1,2で調製された樹脂板に比較して傷付き防止性能が十分に認められないことが明らかとされた。
表3に示す傷付き防止性能試験の結果のうち、実施例1,2の組についての結果と比較例2から5の組についての結果を比較することで、傷付き防止性能に優れた樹脂板を得るためには、特定の範囲においてポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコールの分子量がある程度大きい方が好ましいことが明らかである。さらに、傷付き防止性能試験の結果から、塗布剤1であるポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコールが、50倍、100倍いずれの希釈率で希釈されて用いられたとしても、樹脂板に良好な傷付き防止性能を発揮させうることも明らかとされた。
なお、実施例1の樹脂板を用いた傷付き防止性能試験と、比較例1の樹脂板を用いた傷付き防止性能試験に関して、保護フィルムの剥離後、樹脂板の凹凸形成面に治具をスライド移動させた後の凹凸形成面の状態が写真撮影された。撮影結果を図3A,図3Bに示す。図3Aは、実施例1の樹脂板を用いた傷付き防止性能試験の結果を示す写真でおり、図3Bは、比較例1の樹脂板を用いた傷付き防止性能試験の結果を示す写真である。図3A、図3B中、符号Sで示す範囲に含まれる領域が治具をスライド移動させた領域である。図3Bでは、凹凸形成面の表面の凸部が削られて表面の凹凸が崩れていることが認められる。
次に、実施例1、比較例1で調製された樹脂板を用いて、次のように摩擦係数測定試験を実施して、摩擦係数として動摩擦係数及び静止摩擦係数を測定した。
(摩擦係数測定試験)
摩擦係数測定試験は、JIS−P8147(2010年)(紙及び板紙の摩擦係数試験方法)に準拠して次のように摩擦係数を測定することで実施された。摩擦係数としては、具体的に、樹脂板間の摩擦係数、及び、樹脂板と布材間の摩擦係数の2パターンについて特定された。
(樹脂板間の摩擦係数の測定)
樹脂板間の摩擦係数の測定にあたり、摩擦係数の測定対象となる樹脂板(測定用樹脂板)を準備した。測定用樹脂板は、次のように調製された。すなわち、傷付き防止性能試験と同様に樹脂板に保護フィルムを接着し試験板を調製するとともに、試験板を約15日間静置し、その後、試験板から保護フィルムを剥離して保護フィルムと樹脂板に分離し、保護フィルムを剥離した樹脂板を得た。この樹脂板を測定用樹脂板として使用した。
樹脂板間の摩擦係数は、次のように所定の測定装置を用いて測定された。まず、摩擦係数を測定するための測定装置を図2に示すように準備し、凹凸形成面13a(13),13b(13)を向かい合わせて測定用樹脂板14a(14)(縦60mm×横100mm)、14b(14)(縦100cm×横250cm)を水平板6上に配置した。このとき、図2に示す例では、一方の測定用樹脂板14aは、凹凸形成面13aとは逆面側を水平板6に接しており、他方の測定用樹脂板14bは、凹凸形成面13bとは逆面側を錘7につなげられている。
さて、図2に示すように構成された測定装置5を用い、摩擦係数の測定は、錘7による一定の荷重負荷条件下(垂直荷重11.8N)で、所定速度(300mm/min)で錘7を矢印F方向に移動させ、その間の測定用樹脂板14a,14b間の摩擦力を記録することで実施される。摩擦力は、図2に示す測定装置5の例では、錘7に繋がっているロードセル8により具体的に測定される。
摩擦力の記録に基づき、静止摩擦力(N)と動摩擦力(N)が次のように特定された。すなわち、静止摩擦力(N)は、錘7が移動し始める瞬間に示す最初の摩擦力のピーク(初期ピーク)とし、動摩擦力(N)は、初期ピークを示す位置を基準位置として10mm更に移動した位置から30mm基準位置より移動した位置までの摩擦力の平均値とした。
得られた静止摩擦力(N)と動摩擦力(N)の値に基づき、静止摩擦係数と動摩擦係数が導出された。樹脂板間についての静止摩擦係数と動摩擦係数の値の導出結果を表4に示す。
(樹脂板と布材間の摩擦係数の測定)
樹脂板と布材との間の摩擦係数を次のように特定することで測定された。
錘に固定された測定用樹脂板に布材を固定して向かい合う測定用樹脂板の間に布材を介在させた以外は上記した樹脂板間の摩擦係数の測定の際に使用された測定装置と同様に構成された測定装置を用い、樹脂板と布材との間の摩擦係数(静止摩擦係数及び動摩擦係数)が特定された。樹脂板と布材間についての静止摩擦係数と動摩擦係数の値の導出結果を表4に示す。
なお、樹脂板と布材との間の摩擦係数が小さいほど樹脂板の表面は滑りやすくなっていることが示されることから、樹脂板と布材との間の摩擦係数は、樹脂板は爪などによる引っかき傷が入りにくいものであるか否かを示す指標とすることができることとなる。
実施例1で調製された樹脂板は、比較例1で調製された樹脂板に対して、樹脂板間及び樹脂板と布材間のいずれについての摩擦係数が小さい。これにより、実施例1で調製された樹脂板は、比較例1で調製された樹脂板よりも、表面に傷が付きにくい樹脂板であることが確認された。ここに、実施例1の樹脂板は、凹凸形成面に塗布剤1であるポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコールを塗布されてなる樹脂板であり、比較例1は、実施例1と同様の樹脂板を使用しつつも、凹凸形成面にポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコールを塗布されていない樹脂板である。したがって、樹脂板は、凹凸形成面にポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコールを塗布されてなるものであることで、静摩擦係数及び動摩擦係数をより低い値に抑えられたものとなり、傷付き防止性能に優れたものとなる。
本考案は、室内の仕切り板や戸棚前面板といった室内建材やディスプイ材等といった様々な用途で使用される樹脂板を得るために有益である。
1 すりガラス調樹脂板(樹脂板)
3 保護フィルム
3a 粘着層
3b 樹脂フィルム
4 樹脂板の凹凸形成面
5 摩擦係数を測定するための測定装置
6 水平板
7 錘
8 ロードセル
13、13a、13b 測定用樹脂板の凹凸形成面
14、14a、14b 測定用樹脂板

Claims (4)

  1. 少なくとも一方の表面に微細な凹凸を有するすりガラス調樹脂板であって、
    すりガラス調樹脂板の凹凸形成面に、平均分子量が5000以上50000以下であるポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコールが塗布されてなり、
    該ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコールの塗布量が、0.03g/m以上0.5g/m以下である、ことを特徴とするすりガラス調樹脂板。
  2. 前記すりガラス調樹脂板の凹凸形成面の輪郭曲線の算術平均高さ(Ra)が3μm以下、且つ、該凹凸形成面の輪郭曲線要素の平均長さ(RSm)が0.50mm以下である、請求項1に記載のすりガラス調樹脂板。
  3. 前記すりガラス調樹脂板を構成する基材樹脂が、ポリカーボネート樹脂、メチルメタクリレート−スチレン共重合体樹脂、またはポリスチレン系樹脂である、請求項1または2に記載のすりガラス調樹脂板。
  4. 前記すりガラス調樹脂板のポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコールが塗布されている面に、保護フィルムが貼着されている、請求項1から3のいずれかに記載のすりガラス調樹脂板。
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