JP3181727B2 - 駆動力伝達機構 - Google Patents

駆動力伝達機構

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JP3181727B2
JP3181727B2 JP28633492A JP28633492A JP3181727B2 JP 3181727 B2 JP3181727 B2 JP 3181727B2 JP 28633492 A JP28633492 A JP 28633492A JP 28633492 A JP28633492 A JP 28633492A JP 3181727 B2 JP3181727 B2 JP 3181727B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、駆動力伝達機構、詳し
くは、単一のモータと遊星歯車機構を用いて、複数の被
駆動歯車の駆動を制御する駆動力伝達機構に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、複数の動作機構を駆動する場合、
例えば一般的なズームカメラ等においては、内蔵される
駆動機構として、フィルムの巻上,巻戻用、ズーム駆
動、およびAF(オートフォーカス)レンズ繰出用にそ
れぞれ独立した複数のモータを用いて駆動される駆動機
構が用いられていた。この専用モータ駆動方式のカメラ
では、各動作機構毎に専用のモータが配設されており、
常に、駆動準備状態となっていることから、速やかな駆
動開始ができる利点がある。しかし、複数個の駆動モー
タを必要とするため、より大きな配設スペ−スを必要と
し、更に、コストの上昇を招くことになっていた。
【0003】そこで、その不具合を解決するために、遊
星歯車機構を用い、太陽歯車と遊星歯車の組合せにより
単一のモータで複数の被駆動歯車の中から1つの歯車を
選択し、これに駆動力を切換えるようにした駆動力伝達
機構を本出願人が提案した。これによればカメラ等にお
けるフィルムの巻上、巻戻、ズーム駆動、およびAFレ
ンズ繰出等の動作機構の何れかの動作を選択的に行うこ
とが低コスト,省スペースで可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述の遊星
歯車機構を用いた駆動力伝達機構では、単一のモータに
よる駆動が実現されてはいるものの、この駆動力伝達機
構におけるそれぞれの被駆動歯車に、その動きを検出す
るための専用のエンコーダ等の検出装置が必要となり、
やはり、コストの上昇につながる。また、上記遊星歯車
機構を用いた駆動力伝達機構は太陽歯車を一方向に回転
させることにより、太陽歯車の周りを遊星歯車が公転し
ながら被駆動歯車を選択し、選択したのち、太陽歯車が
逆転して遊星歯車を逆方向に自転させて被駆動歯車に駆
動力を伝達するように構成しているため、遊星歯車が選
択動作、即ち、遊星歯車が選択された被駆動歯車の近傍
に至り、太陽歯車が逆転して遊星歯車が逆方向に公転し
て所定の被駆動歯車に正確に噛合するまでの間はモータ
が空走するため、モータには駆動空走量が発生して、即
座に被駆動歯車に駆動力を伝達することができないとい
う不具合がある。
【0005】本発明の目的は、複数の被駆動歯車を駆動
するモータの動作を1つの検出装置で検出し、歯車選択
動作にともなうモータの駆動空走量を補正することによ
り、モータの駆動を制御して、被駆動歯車の動作の相対
位置検出を精度良く行うことができる駆動力伝達機構を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、図1の概念図
に示すように、モータ1の動作をモータ駆動検出手段2
で検出し、同モータ駆動検出手段2で検出されたモータ
駆動検出信号をモータ駆動制御手段3に入力する。ま
た、空走量補正値記憶手段4に予め記憶されている空走
量補正値を同モータ駆動制御手段3に入力する。そし
て、該モータ駆動制御手段3で、同空走量補正値により
上記モータ駆動検出信号の駆動空走量を補正して、上記
モータ1の駆動を制御し、その制御駆動されたモータ1
により遊星歯車機構からなる駆動力伝達機構5を精度良
く駆動する。
【0007】
【作用】記憶手段4に予め記憶されている、選択された
被駆動歯車の固有データと、モータ駆動検出手段2で検
出された検出情報とに基づいて、制御手段3がモータの
回転を制御し、太陽歯車の一方向の回転による遊星歯車
の公転により遊星歯車を複数の被駆動歯車に対して選択
的に噛合させ、この状態で該遊星歯車の公転を係止して
自転させることにより選択された被駆動歯車に駆動力を
伝達する。
【0008】
【実施例】以下、図示の実施例によって本発明を説明す
る。図2は、本発明による駆動力伝達機構を内蔵するカ
メラの回路系のシステム系統図を示したものである。こ
のカメラは、制御手段であるCPU11によりカメラ全
体のシーケンス制御が行われるが、同CPU11には、
レリーズ釦の押下動作により閉成される一段目、および
2段目のレリーズスイッチ21,22からの信号と、ズ
ームアップ、およびズームダウン駆動の指示を行うスイ
ッチ23,24の操作信号が入力し、指示された各制御
動作が行われる。さらに、上記CPU11には後述する
ズーム動作時のズーム位置検出のための沈胴スイッチ2
0の操作信号が入力している。
【0009】また、カメラ全体のシーケンスを制御する
ためのインターフェース回路であるI/F−IC12に
は、図示されないAF(自動合焦),AE(自動露光)
等の処理回路が内蔵されている他に、単一の駆動源とな
るモータ101に給電するモータドライバを内蔵し、更
に、後述する駆動力伝達機構18の動きを検出するフォ
トリフレクタ(以下、PRと記す)150および上記モ
ータ101の回転を検出するフォトインタラプタ(以
下、PIと記す)16の信号整形回路も内蔵している。
上記CPU11とI/F−IC12とは、信号授受のた
めのバスライン14と、上記PR150又はPI16か
らの信号に基づくパルスをI/F−IC12からCPU
11へ伝達する信号ラインCPO15とで接続されてい
る。
【0010】上記CPU11はバスライン14を介して
I/F−IC12の設定を行うことができる。即ち、上
記モータ101の起動、停止の制御、駆動電圧の設定が
可能であり、また、上記PR150およびPI16の発
光側LEDの電流値の制御および受光側のフォトトラン
ジスタの光電流のスレッショルドレベルを制御する。更
に、上記CPU11は上記バスライン14を介して上記
I/F−IC12を制御し、上記PR150またはPI
16の何れかを必要に応じて選択して、CPO15へそ
れらの波形信号(パルス)を出力させることもできる。
また、カメラの制御に必要な各種パラメータを記憶して
いる不揮発性メモリであるEEPROM17からは、シ
リアル通信回線19を介して必要に応じてCPU11に
その記憶内容が読み出される。そして、上記CPU11
は上記各スイッチの入力信号に従ってモータ101を駆
動し、駆動力伝達機構18を構成する遊星歯車(以下、
遊星ギヤーと称す)の噛合状態を切換え、被駆動歯車を
駆動し、カメラの全動作を制御する。
【0011】次に、本発明の一実施例を示す駆動力伝達
機構18について説明する。図3は、本実施例の駆動力
伝達機構の平面図である。また、図4は、上記図3のA
−A断面を示した上記駆動力伝達機構の要部断面図であ
る。図4に示すように、正逆回転可能な上記モータ10
1の出力軸には、ピニオンギヤー101aが取り付けら
れていて、同ピニオンギヤー101aは図示されない減
速ギヤー列を介して上記モータ101の回転動力をギヤ
ー102へ伝達するようになっている。
【0012】また、上記ピニオンギヤー101aと反対
側の上記モータの出力軸にはPI羽根200が取り付け
られており、PI羽根200を挟むように上記PI16
が設置されている。このPI羽根200とPI16との
関係を、図5によって説明する。同PI羽根200は透
明のアクリル等の材質からなる円盤で、その中心に駆動
軸が固定されていて、これにモータ101の回転力が伝
達される。そして、上記PI羽根200には放射状に円
周方向へ等ピッチで交互に黒色パターンが印刷されてい
る。よって、上記PI16のLEDから発せられる光
は、同黒パターンで遮光されるために、LEDに対向し
て配置されているフォトトランジスタでは受光されず、
上記PI16の出力はオフし、また上記黒色パターンの
ないところ(透明なところ)では光が透過して、フォト
トランジスタで受光されて、上記PI16の出力はオン
する。従って、上記モータ101の出力軸と一体に上記
PI羽根200が回転することにより、上記PI16の
フォトトランジスタはオン/オフを繰り返えし、このオ
ン/オフ信号がモータ駆動検出信号パルスとして上記I
/F−IC12およびCPO15を介して上記CPU1
1へ入力される。
【0013】図4に戻って、上記ギヤー102の上面に
は後述するラチェットホイール103の回動中心位置を
決める円盤状のスペーサ102bが上記ギヤー102と
一体に設けられている。また、該スペーサ102bのさ
らに上面には上記ギヤー102と一体に回動する太陽歯
車(以下、太陽ギヤーという)102aが同軸に設けら
れている。上記ラチェットホイール103の上面の互い
に対称位置にある両側縁部には支軸ピン103a,10
3a′が植立されていて、該支軸ピン103a,103
a′にはそれぞれ遊星ギヤー104,104′が、上記
ギヤー102aに噛合して支持されている。また、上記
遊星ギヤー104,104′はともに上記ラチェットホ
イール103との間に若干のフリクション105を有し
ている。
【0014】上記ギヤー102が回動すると同ギヤー1
02と一体に構成されている太陽ギヤー102aが回動
し、これにより該ギヤー102aと噛合している上記遊
星ギヤー104,104′も回動するため上記ラチェッ
トホイール103には上記ギヤー102aが回動する方
向の回動力が生じることになる。
【0015】図3に示すように、上記ラチェットホイー
ル103は、その周面の等角度位置に周端面103dを
有する8つの同型の爪部と該爪部よりも長い周端面10
3eを有する1つの爪部が突設されている。また、該ラ
チェットホイール103の一側方側の外周部近傍には、
該ラチェットホイール103の回動制御を行う逆止レバ
ー110が配設されている。この逆止レバー110は、
その支点を支軸110dに揺動自在に枢着されていて、
一腕端部110cには上記爪部と係合する逆止爪110
eが形成されている。また、該逆止レバー110の一腕
端とカメラ本体内の所定位置との間にはばね111が架
設されていて、該逆止レバー110をラチェットホイー
ル103に向けて付勢している。よって、上記一腕端部
110cは平生は上記ばね111の付勢力によって不動
の係止部112に当接する位置まで揺動し、この揺動位
置において、上記逆止爪110eは上記ラチェットホイ
ール103の爪部の係止面103bに係合している。
【0016】上記ラチェットホイール103の周囲の一
側方の近傍には、円周方向に、上記ラチェットホイール
103の爪部の間隔に対応する所定間隔をもって複数の
被駆動歯車である被駆動ギヤー120,121,12
2,123,124が図示しない支軸に軸着されて配設
されている。また、上記遊星ギヤー104,104′
は、上記太陽ギヤー102aの回動に伴って公転運動を
行うが、上記逆止爪110eが上記ラチェットホイール
103の爪部の所定の係止面103bに係合したとき
に、上記被駆動ギヤー120,121,122,12
3,124のうちの何れかと噛合するようになってい
る。なお、上記被駆動ギヤー120,121,122,
123,124は、図示しないギヤー列を介してそれぞ
れ、フィルム巻上機構、フィルム巻戻機構、オートフォ
ーカス機構、ズームダウン機構、ズームアップ機構に連
結されており、これらを動作させるようになっている。
【0017】上記太陽ギヤー102aが図中、矢印CC
W(反時計方向)の方向に回転すると上記遊星ギヤー1
04,104′の公転運動に伴い上記ラチェットホイー
ル103も同矢印CCWの方向に回転する。ここで、上
記フリクション105の力を上記ばね111の付勢力よ
り強い力に設定すると、上記逆止レバー110は、その
逆止爪110eが上記ばね111の付勢力に抗して上記
ラチェットホイール103の爪部の斜面103cによっ
て外方に押し上げられ、図中、2点鎖線にて示される位
置まで揺動するので、上記ラチェットホイール103は
ラチェット機構による回転動作を行う。
【0018】そして、上記逆止レバー110の揺動動作
に基づく制御機構(後述する)により、上記ラチェット
ホイール103の回転動作を制御することで、上記遊星
ギヤー104,104′の公転軌跡上での位置制御が行
われる。すなわち、上記遊星ギヤー104,104′を
所望の位置に停止させて、上記被駆動ギヤー120,1
21,122,123,124のうちの何れかと噛合す
るように該遊星ギヤー104,104′の公転動作を制
御することができる。
【0019】上記遊星ギヤー104,104′が上記被
駆動ギヤー120,121,122,123,124の
うちの何れかと噛合してギヤーが選択された後、上記ギ
ヤー102aを図中、矢印CW(時計方向)の方向に回
転させると、上記ラチェットホイール103には同矢印
CWの方向に回転する回転力が生じるが、上記逆止爪1
10eが上記ラチェットホイール103の爪部の係止面
103bに係合しているため該ラチェットホイール10
3の回転は規制されて停止したままになる。すると、上
記太陽ギヤー102aの回転力は、上記遊星ギヤー10
4もしくは遊星ギヤー104′を自転させ、噛合してい
る上記被駆動ギヤーに伝達される。
【0020】次に、上記逆止レバー110の揺動動作に
基づく制御機構について説明する。上記逆止レバー11
0の他腕端部には反射板110aが被着されているとと
もに、該他腕端部の揺動軌跡上の所定位置にはフォトリ
フレクタ(PR)150が配設されている。そして、該
逆止レバー110が図中、2点鎖線にて示す離間位置に
揺動した際に、該PR150は該逆止レバー110の他
腕端部を検出するようになっている。
【0021】図6は、上記ラチェットホイール103、
逆止レバー110の動作および上記PR150の出力信
号を示したタイミングチャートである。図中、ラチェッ
トホイール103の動作状態を示す符号は、それぞれ、 Wind:フィルム巻上 RW :フィルム巻戻 AF :オートフォーカス ZD :ズームダウン ZU :ズームアップ であり、上記の各状態は、それぞれ上記被駆動ギヤー1
20,121,122,123,124に対応してい
る。すなわち、上記ラチェットホイール103が回転
し、上記遊星ギヤー104,104′の何れかが上記被
駆動ギヤー120,121,122,123,124の
何れかと噛合し、上記の各状態の何れかを選択するよう
になっている。
【0022】また、上述したように、上記ラチェットホ
イール103の9つの爪部のうち1つの爪部のみが他の
爪部より周端面が長くなっているため、該ラチェットホ
イール103を図3中、CCW方向に回転させると上記
PR150からは8個の短いオン信号(負パルス信号)
と1つの長いオン信号(負パルス信号)が出力されるこ
とになる。
【0023】本実施例では、上記1つの長いオン信号の
立ち下がりから8個目のオン信号の立ち下がり時、すな
わち、図3に示す上記遊星ギヤー104がオートフォー
カス駆動機構に連結された上記被駆動ギヤー122に噛
合している状態を初期位置とする。 図7は、本実施例
における上記ラチェットホイール103の初期位置設定
時に係る上記PR150の出力信号のタイミングチャー
トである。
【0024】上記PR150から出力されるパルス信号
(図中、CPOで示す)は、起動(スタート)直後の図
中、タイミングT1においては読み飛ばされる。なお、
そのパルス数は、上記図2のEEPROM17に記憶さ
れているデータ(GPSTRT)に基づく。次に、上記
パルス信号は図中、タイミングT2においてパルス数カ
ウンタC1においてカウントされ、1周期の駆動シーケ
ンス信号となる。なお、図中、maxで示されるオン信
号区間は上記1つの長いオン信号が出力されていること
を示している。さらに、図中、タイミングT3における
パルス信号によってラチェットホイール103がオート
フォーカス用被駆動ギヤー122に対応する位置、すな
わち、上記遊星ギヤー104が該被駆動ギヤー122と
噛合する位置へ移動される。
【0025】図8,図9は、本実施例におけるラチェッ
トホイール103(遊星ギヤー104,104′)の初
期位置設定動作のサブルーチンを示したフローチャート
である。なお、これらのフローチャートは、CPU11
の動作として説明する。
【0026】上記ラチェットホイール103,ひいては
遊星ギヤー104,104′の初期位置設定動作は、ま
ず、モータ駆動電圧を設定し(ステップS120)、モ
ータ101(図2参照)を駆動した後(ステップS12
1)、読み飛ばしパルス数C0をEEPROM17に記
憶された値に設定する(ステップS122)。なお、こ
のときフラグF1=1とする。その後、パルス数カウン
タC1=8として(ステップS123)、該パルス信号
の立ち下がり(Lowエッジ)を検出するまで待機する
(ステップS124)。同ステップS124で該パルス
信号の立ち下がりを検出すると、パルス幅タイマT0が
スタートし(ステップS125)、該パルス信号の立ち
上がり(Highエッジ)を検出するまで図示しないC
PU11のハードタイマをかける(ステップS12
6)。すなわち、ここでパルス幅を検出する。
【0027】上記ステップS126で該パルス信号の立
ち上がりを検出すると、上記タイマT0、すなわち、上
記PR150から出力されるパルス幅を読み込み(ステ
ップS127)、上記EEPROM17に記憶されてい
る最低パルス幅のデータと比較する(テップS128、
ステップS129)。そして、上記PR150から出力
されるパルス幅が上記EEPROM17に記憶されてい
る最低パルス幅以下のときは、チャタリングが生じたと
して上記ステップS124に戻る。
【0028】上記ステップS128、ステップS129
で、上記PR150から出力されるパルス幅が上記EE
PROM17に記憶されている最低パルス幅以上のとき
は、上記フラグF1を調べて読み飛ばし中か否かを検出
する(ステップS130)。ここで、読み飛ばし中であ
るなら、上記読み飛ばしパルス数C0をデクリメントし
て(ステップS131)、C0=0か否かを調べる(ス
テップS132)。そして、該ステップS132でC0
≠0であるなら、直接上記ステップS124に戻り、ま
た、C0=0であるなら読み飛ばし終了して(ステップ
S133)、上記ステップS124に戻る。
【0029】上記ステップS130で読み飛ばし終了で
あると判定されると、図9の〔b〕に移行して、上記P
R150からの現在のパルス幅を過去の最大値と比較す
る(ステップS134、ステップS135)。そして、
現在のパルス幅の方が大きいときは該現在のパルス幅を
最大値とし(ステップS136)、パルス数カウンタC
1の値を図示しないRAMにおける「RAM−1」領域
にストアした後(ステップS137)、該パルス数カウ
ンタC1をデクリメントする(ステップS138)。
【0030】上記ステップS135において現在のパル
ス幅の方が小さいときも該ステップS138に移行し、
その後、該パルス数カウンタC1=0か否かを判定する
(ステップS139)。該ステップS139においてパ
ルス数カウンタC1≠0であるなら、すなわち、上記図
8に示す1周期のシーケンスが終了していないなら、上
記図9中、〔a〕に移行して上記ステップS124に戻
る。
【0031】また、上記ステップS139で該パルスカ
ウンタC1 =0であるなら、即ち、上記図8に示す1周
期のシーケンスを終了したならば、上記図9で上記ラチ
ェットホイール103の現在位置の算出処理を行う(ス
テップS140)。即ち、上記図7に示す最大パルス幅
maxの位置データをストアした「RAM−1」のデー
タから現在のC1 =0である位置の絶対位置データを算
出する。その絶対位置データは、上記最大パルス幅ma
xの位置を絶対位置4の位置とし、その上で、前記「R
AM−1」領域に格納した「データ」+4>10のとき
は、下1桁目のみを採用し、その値に+1した値を絶対
位置データとする。
【0032】この後、遊星ギヤー104をオートフォー
カス用被駆動ギヤー122と噛合する位置へ駆動する
(ステップS141)。そして、上記ラチェットホイー
ル103(遊星ギヤー104,104′)の現在位置を
上記RAMにおける「RAM−2」領域にストアして
(ステップS142)、サブルーチンを終了する。
【0033】図10は、本実施例における被駆動ギヤー
選択動作のサブルーチンを示すフローチャートである。
なお、このフローチャートも上記のフローチャート同
様、CPU11の動作として説明する。
【0034】被駆動ギヤーの選択動作は、まず、被駆動
ギヤーの第1の目標位置データD1を図示しないRAM
における「RAM−A」領域に設定する(ステップS1
51)。次に第2の目標データD2を「RAM−B」領
域に設定する(ステップS152)。この後、モータ駆
動電圧を設定して(ステップS153)、該「RAM−
A」領域のデータと上記「RAM−2」領域のデータと
を比較する(ステップS154、ステップS155)。
すなわち、被駆動ギヤーの目標位置と上記ラチェットホ
イール103あるいは遊星ギヤー104,104′の現
在位置とを比較する。そして、ステップS155におい
て該遊星ギヤー104,104′が目標位置に到達した
ら、上記モータ101(図4参照)にブレーキをかけて
停止させる(ステップS163)。
【0035】もし、上記「RAM−2」の値が上記「R
AM−A」と一致しない場合には、該「RAM−B」領
域のデータと上記「RAM−2」領域のデータとを比較
する(ステップS156、ステップS157)。すなわ
ち、被駆動ギヤーの目標位置と上記ラチェットホイール
103あるいは遊星ギヤー104,104′の現在位置
とを比較する。そして、ステップS157において該遊
星ギヤー104,104′が目標位置に到達したら、上
記モータ101(図4参照)にブレーキをかけて停止さ
せる(ステップS163)。
【0036】また、上記ステップS155で該遊星ギヤ
ー104,104′が未だ目標位置に到達していないと
きは、さらにモータ101を駆動させて(ステップS1
58)、上記PR150からのパルスの立ち下がり(L
owエッジ)を検出するまで該遊星ギヤー104,10
4′を公転させる(ステップS159)。
【0037】そして、上記ステップS159でパルスの
立ち下がりを検出すると、モータ駆動電圧を再設定して
(ステップS160)、パルスの立ち上がりを検出した
か否かを判定する(ステップS161)。その後、上記
「RAM−2」領域のデータをインクリメント(ステッ
プS162)して上記ステップS154に戻る。
【0038】以上のように、モータ101により、太陽
ギヤー102aをCCW方向に回転させ、駆動させたい
駆動系の被駆動ギヤーに噛合する位置に遊星ギヤー10
4,104′のうちの一方を移行させ、この位置を、上
記フォトリフレクタPR150からの出力信号で検出す
る(駆動系選択動作)。また、目標位置データD1とD
2とは同一の被駆動歯車の選択のためのデータであり、
図3中の遊星歯車104と104′が存在するために、
データを2個もつことになる。
【0039】次に、空走動作発生のしくみと空走量補正
の方法を、図11,図12,図13,図14より、ズー
ム駆動シーケンスを例にとって説明する。図11はズー
ム駆動機構を示したもので、同ズーム駆動機構は、図示
されない撮影レンズ、およびシャッタ機構を保持してい
る鏡枠300と、駆動力伝達機構のズームダウン用被駆
動ギヤー123と、ズームアップ用被駆動ギヤー124
と、同被駆動ギヤー123,124にそれぞれ噛合し、
さらに鏡枠300の一側端部に光軸0方向に平行に形成
されたラック300aと噛み合うことにより鏡枠300
に駆動力を伝えるギヤー301,302とから構成され
ている。また、前記沈胴スイッチ20は、カメラがパワ
ーオフ状態で、上記鏡枠300が図示されないカメラ本
体内に完全に収納される位置(沈胴位置)に移動した時
に、それを検出するためのもので、上記鏡枠300が沈
胴位置にあるときのみ、移動してきた鏡枠300(二点
鎖線で示す)によって上記スイッチ20の接片が押され
てオン状態となり、この信号が前記CPU11に入力さ
れるようになっている。
【0040】このような構成において、駆動力伝達機構
(図11では図示しない)によりズームアップ用被駆動
ギヤー124が選択され、ズームアップ動作をするモー
タの駆動力が上記ズームアップ用被駆動ギヤー124に
伝達されると、同ギヤー124は矢印CWの方向に回動
し、該被駆動ギヤー124に噛み合うギヤー302およ
びこのギヤー302に噛み合うギヤー301は矢印CC
W,矢印CWのそれぞれの方向に回動する。これらの回
動により、上記鏡枠300は光軸0に沿って被写体方向
に動き、ズームアップ動作を行う。
【0041】また、同様に、上記ズームダウン用被駆動
ギヤー123が選択され、駆動力が伝えられると同ギヤ
ー123は矢印CWの方向に回動し、このギヤー123
と噛み合う上記ギヤー301は矢印CCWの方向に回動
し、上記鏡枠300が光軸に沿ってフィルム面方向に動
いて、ズームダウン動作を行う。
【0042】このときの、上記被駆動ギヤー124,1
23を選択する動作を、図3により詳しく述べる。前記
ラチェットホイール103が矢印CCWの方向に回動し
て被駆動ギヤーを選択しながら、目標の被駆動ギヤーま
で到達し、モータを停止させたときには逆止爪110e
とラチェットホイールの爪部103bとは係合しておら
ず、ラチェットホイールの斜面103c付近までオーバ
ーランする。このために、次にラチェットホイールをC
W方向に回動させても、遊星ギヤー104と目標の被駆
動ギヤーとは前記爪部103bと逆止爪110eとが係
合するまで噛み合わず、この間に、モータの回転を検出
する前記PI16のパルス信号は発生するが、目標の被
駆動ギヤーには駆動力が伝わらない(回動しない)とい
う現象が発生する。これをモータの空走状態と呼び、空
走状態で発生する上記PI16のパルス信号を空走パル
ス(空走量)と呼ぶ。
【0043】また、本実施例のズーム駆動(鏡枠300
の駆動)では絶対位置検出手段は沈胴位置の上記沈胴ス
イッチ20のみであり、それ以外の位置は上記PI16
の発生するパルス信号をカウントする相対アドレス方式
で位置検知するので、沈胴位置以外のところで繰り返し
往復動作を行うと空送パルスが誤差として積算されるこ
とになる。そこで、この空送パルスを補正する方法を図
12,図13,図14を用いて説明する。
【0044】図14は、上記PI16から発生するパル
ス信号と、沈胴位置,ズームのワイド(広角)位置,ズ
ームのテレ(望遠)位置と、上記沈胴スイッチ20のオ
ン/オフ状態をそれぞれ示すタイミングチャートであ
る。沈胴位置は前述したように、カメラがパワーオフ状
態のときの位置で、このときは、上記沈胴スイッチ20
はオンとなっている。また、上記鏡枠300がズームア
ップ動作により被写体方向に移動しはじめると、上記P
I16の発生するパルス信号が前記I/F−IC12を
介して前記CPO15から前記CPU11へ入力され
る。同CPU11はこのパルスのカウント値をもってズ
ーム位置を相対的に検出する。上記PI16のパルス信
号のカウントは、上記沈胴スイッチ20がオンからオフ
に変化した時点をカウント値0として、ここからズーム
アップ方向へカウントアップして行く。ズームのワイド
(広角)位置でのパルスカウント値は#WID、テレ
(望遠)位置は#TELEとなる。
【0045】カメラのパワースイッチ(図示されず)が
オフからオンになり、撮影可能状態となると、上記CP
U11はズーム位置をワイド位置へ移動する。撮影者が
前記ズームアップスイッチ23およびズームダウンスイ
ッチ24を操作することにより、ワイド位置(パルスカ
ウント値#WID)〜テレ位置(パルスカウント値#T
ELE)間を鏡枠300はズーム移動することになる。
【0046】図12および図13は、それぞれCPU1
1によるズームアップ動作、およびズームダウン動作を
示したフローチャートである。図12において、上記ズ
ームアップスイッチ23が押されると、上記CPU11
はズームアップサブルーチンを実行する。まず、ステッ
プS200にて、ズームアップ用被駆動ギヤーを選択
し、モータを停止させる。ステップS201では、上記
CPU11上の図示されない1つのメモリ領域RAM1
0に、前記EEPROM17に予め記憶されているズー
ムアップ時の空走量補正値を上記PI16のパルスカウ
ント値として読み出す。なお、この空走量補正値は駆動
力伝達機構の複数ある被駆動歯車(図3における12
0,121,122,123,124)のそれぞれに固
有の値として、上記EEPROM17に記憶されてい
る。すなわち、本実施例では、上記図3に示すように、
被駆動歯車は5個存在するので、空走量補正値も5個と
なり、上記CPU11は、現在、選択されている被駆動
ギヤーに応じて空走量補正値を上記5個の補正値の中か
ら選択し、上記EEPROM17から読み出す。
【0047】ステップS202では、上記PI16のパ
ルスのカウント値として現在位置が格納されている上記
CPU11上のメモリZMPLSから補正値RAM10
の内容を減じて、再び、その結果をZMPLSに格納す
る。ステップS203ではモータを正転(ステップS2
00のギヤー選択動作の逆方向)させる。すなわち、ギ
ヤー選択後モータ正転に移行する際に、予め現在位置を
示すパルスカウント値から空走補正量を減じておくこと
により空走量を補正することになる。ステップS204
〜ステップS205〜ステップS206〜ステップS2
07のループでは、上記ズームアップスイッチ23のオ
ン状態を確認しながら上記PI16のパルスをカウント
アップするループで、ステップS204にて、同ズーム
アップスイッチ23がオンしていることを確認する。こ
のとき、該ズームアップスイッチ23がオフであったな
らば、ステップS208にてモータを停止する。
【0048】上記ステップS204にて上記ズームアッ
プスイッチ23のオンが確認できたならば、ステップS
205にてパルスカウント値ZMPLSがテレ位置に達
したか否かを確認し、テレ位置に達したならば(ZMP
LS=#TELE)ステップS208へ移行し、上記モ
ータ101を停止し、ズームアップ動作を停止する。
【0049】上記ステップS205にて、テレ位置に達
していなければ、ステップS206へ移行する。S20
6では、前記CPO15信号、すなわち、上記PI16
のパルス信号の立ち上がりを確認し、確認できたならば
ステップS207にて、ZMPLSの内容をインクリメ
ントして、上記ステップS204へ戻る。上記ステップ
S206にて、確認できなければ、そのまま上記ステッ
プS204へ戻る。このようにして、ズームアップスイ
ッチ23が撮影者によりオンされると空走量を補正しつ
つテレ位置に到達するか、または、同ズームアップスイ
ッチがオフとなるまでズームアップ動作を行うことにな
り、ステップS208にてズームアップ動作を停止し
て、レリーズタイムラグ減少のためにステップS209
にて被駆動ギヤーをAFに戻しサブルーチンを終了す
る。
【0050】次に、図13に示すように、上記ズームダ
ウンのスイッチ24が押されると、上記CPU11はズ
ームダウンのサブルーチンを実行する。まず、ステップ
S220にてズームダウン用被駆動ギヤーを選択し、モ
ータを停止する。ステップS221では上記CPU11
上の図示されない1つのメモリ領域RAM11に、上記
EEPROM17に予め記憶されているズームダウン時
の空走量補正値を上記PI16のパルスカウント値とし
て読み出す。
【0051】ステップS222では、同PI16のパル
スのカウント値として現在位置が格納されているCPU
11上のメモリZMPLSから補正値RAM11の内容
を加算して、再び、その結果をZMPLSに格納する。
ステップS223ではモータを正転(S220のギヤー
選択動作の逆方向)させる。すなわち、ギヤー選択後モ
ータ正転に移行する際に、予め現在位置を示すパルスカ
ウント値から空走補正量を加えておくことにより、空走
量を補正することになる。ステップS224〜ステップ
S225〜ステップS226〜ステップS227のルー
プでは、上記ズームダウンスイッチ24のオンを確認し
ながら上記PI16のパルスをカウントダウンするルー
プで、ステップS224にて同ズームダウンスイッチ2
4がオンしていることを確認する。このとき、該ズーム
ダウンスイッチ24がオフであったならば、ステップS
228にてモータを停止する。
【0052】上記ステップS224にて上記ズームダウ
ンスイッチ24のオンが確認できたならば、ステップS
225にてパルスカウント値ZMPLSがワイド位置に
達したか否かを確認し、ワイド位置に達したならば(Z
MPLS=#WiD)ステップS228へ移行し上記モ
ータ11を停止し、ズームダウン動作を停止する。
【0053】上記ステップS225にて、ワイド位置に
達していなければ、ステップS226へ移行する。ステ
ップS226では、上記CPO15信号、すなわち上記
PI16のパルス信号の立ち上がりを確認し、確認でき
たならば、ステップS227にてZMPLSの内容をデ
クリメントして、ステップS224へ戻る。上記ステッ
プS226にて確認できなければ、そのまま上記ステッ
プS224へ戻る。
【0054】このようにして、上記ズームダウンスイッ
チ24が撮影者によりオンされると、空走量を補正しつ
つワイド位置に到達するか、または、上記ズームダウン
スイッチ24がオフとなるまで、ズームダウン動作を行
い、ステップS228にて、ズームダウン動作を停止し
て、ステップS229にて被駆動ギヤーをAFに戻し、
サブルーチンを終了する。
【0055】なお、本実施例においては、太陽ギヤーの
一方向回転により遊星ギヤーを同方向に公転させて、同
遊星ギヤーが噛合する被駆動ギヤーを選択し、ラチェッ
トホイールにより上記太陽ギヤーの他方向回転による公
転を禁止して、該遊星ギヤーを自転させている。しか
し、上記太陽ギヤーの両方向回転により遊星ギヤーを両
方向に公転させて、噛合する被駆動ギヤーを選択し、プ
ランジャ等により該公転を係止してその場で遊星ギヤー
を自転させ、被駆動ギヤーに両方向の回転を伝達するよ
うに構成することも可能である。
【0056】
【発明の効果】本発明によれば、単一の駆動源であるモ
ータを用いて複数の被駆動ギヤーを選択して駆動するこ
とができ、かつ、ギヤーを選択するときに発生する駆動
力伝達機構上の駆動空走量を補正することにより、精度
の高い被駆動歯車の相対位置制御が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概念を示すブロック図。
【図2】本発明による駆動力伝達機構を内蔵するカメラ
の駆動システム系統図。
【図3】本発明の一実施例を示す駆動力伝達機構の平面
図。
【図4】上記図3のA−A断面図。
【図5】上記図4のPI羽根とPIとの位置関係を示す
要部斜視図。
【図6】上記図3,図4の駆動力伝達機構におけるフォ
トリフレクタの出力信号のタイミングチャ−ト。
【図7】上記図3,図4の駆動力伝達機構におけるラチ
ェットホイールの初期位置設定に関するフォトリフレク
タの出力信号のタイミングチャ−ト。
【図8】上記図3,図4の駆動力伝達機構を内蔵するカ
メラの制御処理における初期位置出し処理のサブルーチ
ンのフローチャート。
【図9】上記図3,図4の駆動力伝達機構を内蔵するカ
メラの制御処理における初期位置出し処理のサブルーチ
ンのフローチャート。
【図10】上記図3,図4の駆動力伝達機構を内蔵する
カメラの制御処理におけるギヤー位置決め処理のサブル
ーチンのフローチャート。
【図11】上記図3の駆動力伝達機構により鏡枠のズー
ムアップ,ズームダウンの動作を示す要部概略構成図。
【図12】上記図3の駆動力伝達機構を内蔵するカメラ
の制御処理におけるズームアップ処理のサブルーチンの
フローチャート。
【図13】上記図3の駆動力伝達機構を内蔵するカメラ
の制御処理におけるズームダウン処理のサブルーチンの
フローチャート。
【図14】上記図3,図4におけるPIからのパルス信
号に対する各ズーム位置と沈胴スイッチのオン/オフ状
態を示すタイミングチャート。
【符号の説明】
1,101……………………モータ 3,11………………………CPU(制御手段) 2,16………………………PI(検出手段) 4,17………………………EEPROM(記憶手段) 5………………………………駆動力伝達機構 102a………………………太陽ギヤー 103 ………………………ラチェットホイール(規制
手段) 104,104′……………遊星ギヤー 110 ………………………逆止レバー(規制手段) 120 ………………………フィルム巻上用被駆動ギヤ
ー(被駆動歯車) 121 ………………………フィルム巻戻用被駆動ギヤ
ー(被駆動歯車) 122 ………………………AFレンズ駆動用被駆動ギ
ヤー(被駆動歯車) 123 ………………………ズームダウン駆動用被駆動
ギヤー(被駆動歯車) 124 ………………………ズームアップ駆動用被駆動
ギヤー(被駆動歯車)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 17/00 G02B 7/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単一のモータと上記単一の モータにより正逆回転される太陽歯車と、 この太陽歯車と常に噛合し、該太陽歯車の周りに公転も
    しくは自転する遊星歯車と、 この遊星歯車の公転軌跡上に配置され、各々所定のシー
    ケンスを行う駆動機構に連結されている複数の被駆動歯
    車と、 を具備しており、上記太陽歯車の回転による上記遊星歯
    車の公転により該遊星歯車を上記複数の被駆動歯車に対
    して選択的に噛合させ、この噛合状態で該遊星歯車の公
    転を係止して自転させることにより該選択された被駆動
    歯車に駆動力を伝達する駆動力伝達機構であって、 上記モータを制御して、上記選択された被駆動歯車を介
    して上記駆動機構を目標位置まで移動させる制御手段
    と、 上記モータの動作を検出し、その検出情報を上記制御手
    段に出力する単一の検出手段と、 上記遊星歯車の公転による選択動作後から該遊星歯車の
    自転による上記選択された被駆動歯車への駆動力伝達ま
    でに上記モータが空走する量を、該選択された被駆動歯
    車の固有データとして記憶している記憶手段と、上記記憶手段の記憶値に基づき、上記制御手段によるモ
    ータの制御量を補正する補正手段と 、 を具備することを特徴とする駆動力伝達機構。
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