JP3181575B2 - 硬質ポリウレタンフォームの製造法 - Google Patents
硬質ポリウレタンフォームの製造法Info
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- JP3181575B2 JP3181575B2 JP22923589A JP22923589A JP3181575B2 JP 3181575 B2 JP3181575 B2 JP 3181575B2 JP 22923589 A JP22923589 A JP 22923589A JP 22923589 A JP22923589 A JP 22923589A JP 3181575 B2 JP3181575 B2 JP 3181575B2
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- rigid polyurethane
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は硬質ポリウレタンフォームの製造法に関す
る。
る。
更に詳しくは、発泡剤として1,1−ジクロロ−1−フ
ルオロエタンを使用して、低温寸法安定性、圧縮強度及
び熱伝導率の優れた硬質ポリウレタンフォームの製造法
に関するものである。
ルオロエタンを使用して、低温寸法安定性、圧縮強度及
び熱伝導率の優れた硬質ポリウレタンフォームの製造法
に関するものである。
硬質ポリウレタンフォームは断熱特性、低温寸法安定
性が優れているため、冷藏庫、冷凍倉庫等の断熱材とし
て、広範囲に用いられている。
性が優れているため、冷藏庫、冷凍倉庫等の断熱材とし
て、広範囲に用いられている。
これは、硬質ポリウレタンフォームを製造する際、発
泡剤として、断熱特性の優れたトリクロロフルオロメタ
ンを使用していることが大きな理由である。
泡剤として、断熱特性の優れたトリクロロフルオロメタ
ンを使用していることが大きな理由である。
近年、地球のオゾン層保護のため、クロロフルオロカ
ーボン類の規制が考えられ、近い将来実施に移されよう
としている。
ーボン類の規制が考えられ、近い将来実施に移されよう
としている。
この規制対象には、今まで硬質ポリウレタンフォーム
の発泡剤として用いられていた、トリクロロフルオロメ
タンも含まれている。
の発泡剤として用いられていた、トリクロロフルオロメ
タンも含まれている。
そのためトリクロロフルオロメタンに替わる、硬質ポ
リウレタンフォーム用発泡剤の開発が急務となり、諸物
性から見て、1,1−ジクロロ−1−フルオロエタンが代
替物の候補として有力視されている。
リウレタンフォーム用発泡剤の開発が急務となり、諸物
性から見て、1,1−ジクロロ−1−フルオロエタンが代
替物の候補として有力視されている。
しかしながら、発泡剤として、1,1−ジクロロ−1−
フルオロエタンを用いた場合、従来のトリクロロフルオ
ロメタンを用い発泡したフォームに比べ、 イ)熱伝導率が上昇、 ロ)低温寸法安定性、及び圧縮強度等のフォーム物性が
著しく劣化する等の多くの問題があり、 従来の硬質ウレタンフォームの製造法では、満足なフォ
ームが得られないことを、本発明者らは確認した。
フルオロエタンを用いた場合、従来のトリクロロフルオ
ロメタンを用い発泡したフォームに比べ、 イ)熱伝導率が上昇、 ロ)低温寸法安定性、及び圧縮強度等のフォーム物性が
著しく劣化する等の多くの問題があり、 従来の硬質ウレタンフォームの製造法では、満足なフォ
ームが得られないことを、本発明者らは確認した。
従って、1,1−ジクロロ−1−フルオロエタンを用い
る場合、同一の低温寸法安定性及び圧縮強度等のフォー
ム物性を維持させるためには、密度をかなり高くする必
要が有る。
る場合、同一の低温寸法安定性及び圧縮強度等のフォー
ム物性を維持させるためには、密度をかなり高くする必
要が有る。
さらに、従来より断熱特性は劣化し、かつコストの上
昇をきたす等、実用的に満足なフォームは得られるもの
ではなかつた。
昇をきたす等、実用的に満足なフォームは得られるもの
ではなかつた。
本発明者らは、上記の問題点を克服するため、鋭意検
討した結果、硬質ポリウレタンフォーム用発泡剤とし
て、従来用いられたトリクロロフルオロメタンの代わり
に、1,1−ジクロロ−1−フルオロエタンを使用した場
合にも、従来の優れた断熱特性と低温寸法安定性を損な
うことなく、硬質ポリウレタンフォームを製造する方法
を見出し、本発明に到達した。
討した結果、硬質ポリウレタンフォーム用発泡剤とし
て、従来用いられたトリクロロフルオロメタンの代わり
に、1,1−ジクロロ−1−フルオロエタンを使用した場
合にも、従来の優れた断熱特性と低温寸法安定性を損な
うことなく、硬質ポリウレタンフォームを製造する方法
を見出し、本発明に到達した。
すなわち本発明は、有機ポリイソシアネート、ポリア
ミン、ポリオール、発泡剤、触媒、界面活性剤及びその
他の助剤から、硬質ポリウレタンフォームを製造する方
法において、ヒドロキシル価200〜800mgKOH/gのポリオ
ールを用い、発泡剤として1,1−ジクロロ−1−フルオ
ロエタンを用い、かつ全ポリオールと全アミンの総量を
100重量部とし、この100重量部に対し、脂肪族アミン及
び/又は芳香族アミンを、1〜50重量部使用することを
特徴とする硬質ポリウレタンフォームの製造方法に関す
る。有機ポリイソシアネート、ポリアミン、ポリオー
ル、発泡剤、触媒、界面活性剤及びその他の助剤から、
硬質ポリウレタンフォームを製造する方法において、ヒ
ドロキシル価200〜800mgKOH/gのポリオールを用い、か
つ全ポリオールと全アミンの総量を100重量部とし、こ
の100重量部に対し、脂肪族及び/又は芳香族アミン
を、1〜50重量部使用し、発泡剤として1,1−ジクロロ
−1−フルオロエタンを用いてトリクロロフルオロメタ
ンを用いたものと同等の寸法変化率、圧縮強度及び熱伝
導率の硬質ポリウレタンフォームを製造することを特徴
とする硬質ポリウレタンフォームの製造法。本発明の方
法により、初めて、断熱特性、低温寸法安定性、及び圧
縮強度等の優れた硬質ポリウレタンフォームが製造され
る。
ミン、ポリオール、発泡剤、触媒、界面活性剤及びその
他の助剤から、硬質ポリウレタンフォームを製造する方
法において、ヒドロキシル価200〜800mgKOH/gのポリオ
ールを用い、発泡剤として1,1−ジクロロ−1−フルオ
ロエタンを用い、かつ全ポリオールと全アミンの総量を
100重量部とし、この100重量部に対し、脂肪族アミン及
び/又は芳香族アミンを、1〜50重量部使用することを
特徴とする硬質ポリウレタンフォームの製造方法に関す
る。有機ポリイソシアネート、ポリアミン、ポリオー
ル、発泡剤、触媒、界面活性剤及びその他の助剤から、
硬質ポリウレタンフォームを製造する方法において、ヒ
ドロキシル価200〜800mgKOH/gのポリオールを用い、か
つ全ポリオールと全アミンの総量を100重量部とし、こ
の100重量部に対し、脂肪族及び/又は芳香族アミン
を、1〜50重量部使用し、発泡剤として1,1−ジクロロ
−1−フルオロエタンを用いてトリクロロフルオロメタ
ンを用いたものと同等の寸法変化率、圧縮強度及び熱伝
導率の硬質ポリウレタンフォームを製造することを特徴
とする硬質ポリウレタンフォームの製造法。本発明の方
法により、初めて、断熱特性、低温寸法安定性、及び圧
縮強度等の優れた硬質ポリウレタンフォームが製造され
る。
本発明に用いる脂肪族アミンの具体的化合物として
は、エチレンジアミン、ジエチレントリアミン、トリメ
チルジエチレントリアミン、及びポリエーテルトリアミ
ン等の脂肪族アミン化合物の1種又は2種以上の混合物
が使用できる。
は、エチレンジアミン、ジエチレントリアミン、トリメ
チルジエチレントリアミン、及びポリエーテルトリアミ
ン等の脂肪族アミン化合物の1種又は2種以上の混合物
が使用できる。
一方、芳香族アミンの具体的化合物としては、トリレ
ンジアミン、ジアミノジフェニルメタン、ナフタレンジ
アミン、ジエチルトリレンジアミン、t−ブチルトリレ
ンジアミンまたはその誘導体とホルムアルデヒドの縮合
反応により得られる、下記一般式で表されるポリメチレ
ンポリフェニルポリアミン(式中、Rは水素原子、低級
アルキル基またはハロゲン原子、nは0〜4の整数を表
す。) 及びジクロロジアミノジフェニルメタン等の芳香族アミ
ンのハロゲン誘導体等の芳香族アミン化合物の1種又は
2種以上の混合物が使用できる。
ンジアミン、ジアミノジフェニルメタン、ナフタレンジ
アミン、ジエチルトリレンジアミン、t−ブチルトリレ
ンジアミンまたはその誘導体とホルムアルデヒドの縮合
反応により得られる、下記一般式で表されるポリメチレ
ンポリフェニルポリアミン(式中、Rは水素原子、低級
アルキル基またはハロゲン原子、nは0〜4の整数を表
す。) 及びジクロロジアミノジフェニルメタン等の芳香族アミ
ンのハロゲン誘導体等の芳香族アミン化合物の1種又は
2種以上の混合物が使用できる。
これらのアミン類を、下記の全ポリオール100重量部
に対し、脂肪族アミン及び/又は芳香族アミンを、1〜
50重量部使用することで、1,1−ジクロロ−1−フルオ
ロエタンを使用した場合にも、低温寸法安定性、圧縮強
度及び熱伝導率等フォーム物性の優れた硬質ポリウレタ
ンフォームが製造される。
に対し、脂肪族アミン及び/又は芳香族アミンを、1〜
50重量部使用することで、1,1−ジクロロ−1−フルオ
ロエタンを使用した場合にも、低温寸法安定性、圧縮強
度及び熱伝導率等フォーム物性の優れた硬質ポリウレタ
ンフォームが製造される。
脂肪族アミン及び/又は芳香族アミンが、全ポリオー
ルと全アミンの総量を100重量部とし、この100重量部に
対し、1重量部以下になると、熱伝導率、低温寸法安定
性、及び圧縮強度等が低下する。
ルと全アミンの総量を100重量部とし、この100重量部に
対し、1重量部以下になると、熱伝導率、低温寸法安定
性、及び圧縮強度等が低下する。
また、脂肪族アミン及び/又は芳香族アミンが、50重
量部以上になると、反応性が速すぎ、硬質ポリウレタン
フォームの製造に適さない。
量部以上になると、反応性が速すぎ、硬質ポリウレタン
フォームの製造に適さない。
本発明に使用するポリオールは例えば、エチレングリ
コール、プロピレングリコール、ジエチレングリコー
ル、トリエチレングリコール、ジプロピレングリコー
ル、グリセリン、トリメチロールプロパン、1,3,6−ヘ
キサントリオール、ペンタエリスリトール、ソルビトー
ル、シュクロース、ビスフェノールA、ノボラック、ヒ
ドロキシル化1,2−ポリブタジェン、ヒドロキシル化1,4
−ポリブタジエン等の多価アルコール類、及び/又はこ
れらのポリヒドロキシ化合物にアルキレンオキサイドを
付加重合させて得たヒドロキシル価200〜800mgKOH/gの
ポリエーテルポリオールである。またジエタノールアミ
ン、トリエタノールアミン等のアルカノールアミン類、
エチレンジアミン、ジエチレントリアミン、アンモニ
ア、アニリン、トリレンジアミン、キシリレンジアミ
ン、ジアミノジフェニルメタン等の活性水素を2個以上
含有する化合物及び/又はこれらのアミン類に、エチレ
ンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサ
イド、スチレンオキサイド等を付加重合させて得たヒド
ロキシル価200〜800mgKOH/gのポリエーテルポリオール
及びポリテトラメチレンエーテルグリコールも使用でき
る。
コール、プロピレングリコール、ジエチレングリコー
ル、トリエチレングリコール、ジプロピレングリコー
ル、グリセリン、トリメチロールプロパン、1,3,6−ヘ
キサントリオール、ペンタエリスリトール、ソルビトー
ル、シュクロース、ビスフェノールA、ノボラック、ヒ
ドロキシル化1,2−ポリブタジェン、ヒドロキシル化1,4
−ポリブタジエン等の多価アルコール類、及び/又はこ
れらのポリヒドロキシ化合物にアルキレンオキサイドを
付加重合させて得たヒドロキシル価200〜800mgKOH/gの
ポリエーテルポリオールである。またジエタノールアミ
ン、トリエタノールアミン等のアルカノールアミン類、
エチレンジアミン、ジエチレントリアミン、アンモニ
ア、アニリン、トリレンジアミン、キシリレンジアミ
ン、ジアミノジフェニルメタン等の活性水素を2個以上
含有する化合物及び/又はこれらのアミン類に、エチレ
ンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサ
イド、スチレンオキサイド等を付加重合させて得たヒド
ロキシル価200〜800mgKOH/gのポリエーテルポリオール
及びポリテトラメチレンエーテルグリコールも使用でき
る。
以上のほか高級脂肪酸エステルポリオール及びポリカ
ルボン酸と低分子量ポリオールとを反応させて得たポリ
エステルポリオール及びカプロラクトンを重合させて得
たポリエステルポリオール、ヒマシ油、脱水ヒマシ油等
のOH基含有高級脂肪酸エステルも使用できる。
ルボン酸と低分子量ポリオールとを反応させて得たポリ
エステルポリオール及びカプロラクトンを重合させて得
たポリエステルポリオール、ヒマシ油、脱水ヒマシ油等
のOH基含有高級脂肪酸エステルも使用できる。
本発明に於いて使用する発泡剤としては、1,1−ジク
ロロ−1−フルオロエタンの単独、またはトリクロロフ
ルオロメタン、クロロトリフルオロエタン等のフロン
類、又はn−ヘキサン等の炭化水素化合物を併用するこ
ともできる。
ロロ−1−フルオロエタンの単独、またはトリクロロフ
ルオロメタン、クロロトリフルオロエタン等のフロン
類、又はn−ヘキサン等の炭化水素化合物を併用するこ
ともできる。
本発明に於いて使用する有機ポリイソシアナートとし
ては、従来公知のもので、特に限定はないく、芳香族、
脂肪族、脂環式ポリイソシアナートおよびそれらの変性
物、例えばジフェニルメタンジイソシアナート、粗ジフ
ェニルメタンジイソシアナート、トリレンジイソシアナ
ート、粗トリレンジイソシアナート、キシリレンジイソ
シアナート、ヘキサメチレンジイソシアナート、イソホ
ロンジイソシアナート、水添ジフェニルメタンジイソシ
アナート、水添トリレンジイソシアナート、トリフェニ
ルメチレントリイソシアナート、トリレントリイソシア
ナート、変性(カルボジジイミドetc)ジフェニルメタ
ンジイソシアナート等およびそれらの混合物ならびにこ
れらのポリイソシアナートの過剰量とポリオール(例え
ば低分子ポリオール/またはポリマーポリオール)とを
反応して得られるNCO末端プレポリマー(NCO含有例えば
5〜35%)等が挙げられる。
ては、従来公知のもので、特に限定はないく、芳香族、
脂肪族、脂環式ポリイソシアナートおよびそれらの変性
物、例えばジフェニルメタンジイソシアナート、粗ジフ
ェニルメタンジイソシアナート、トリレンジイソシアナ
ート、粗トリレンジイソシアナート、キシリレンジイソ
シアナート、ヘキサメチレンジイソシアナート、イソホ
ロンジイソシアナート、水添ジフェニルメタンジイソシ
アナート、水添トリレンジイソシアナート、トリフェニ
ルメチレントリイソシアナート、トリレントリイソシア
ナート、変性(カルボジジイミドetc)ジフェニルメタ
ンジイソシアナート等およびそれらの混合物ならびにこ
れらのポリイソシアナートの過剰量とポリオール(例え
ば低分子ポリオール/またはポリマーポリオール)とを
反応して得られるNCO末端プレポリマー(NCO含有例えば
5〜35%)等が挙げられる。
これらのイソシアネートは単独または2種以上混合し
て使用する。その使用量は、NCO基とレジン液中の活性
水素との当量比が0.8〜5.0である。
て使用する。その使用量は、NCO基とレジン液中の活性
水素との当量比が0.8〜5.0である。
本発明で使用し得る触媒としては、例えばアミン系ウ
レタン化触媒(トリエチルアミン、トリプロピルアミ
ン、トリイソプロパノールアミン、トリベチルアミン、
トリオクチルアミン、ヘキサデシルジメチルアミン、N
−メチルモルホリン、N−エチルモルホリン、N−オク
タデシルモルホリン、モノエタノールアミン、ジエタノ
ールアミン、トリエタノールアミン、N−メチルジエタ
ノールアミン、N,N−ジメチルエタノールアミン、ジエ
チレントリアミン、N,N,N′,N′−テトラメチルエチレ
ンジアミン、N,N,N′,N′−テトラメチルプロピレンジ
アミン、N,N,N′,N′−テトラメチルブタンジアミン、
N,N,N′,N′−テトラメチル−1,3−ブタンジアミン、N,
N,N′,N′−テトラメチルヘキサメチレンジアミン、ビ
ス〔2−(N,N−ジメチルアミノ)エチル〕エーテル、
N,N−ジメチルベンジルアミン、N,N−ジメチルシクロヘ
キシルアミン、N,N,N′,N″,N″−ペンタメチルジエチ
レントリアミン、トリエチレンジアミン、トリエチレン
ジアミンのギ酸塩及び他の塩、第一及び第二アミンのア
ミノ基のオキシアルキレン付加物、N,N−ジアルキルピ
ペラジン類のようなアザ環化合物、種々のN,N′,N″−
トリアルキルアミノアルキルヘキサヒドロトリアジン
類、(特公昭52−43517のβ−アミノカルボニル触媒、
特公昭53−14279のβ−アミノニトリル触媒等)、有機
金属系ウレタン化触媒(酢酸錫、オクチル酸錫、オレイ
ン酸錫、ラウリン酸錫、ジブチル錫ジアセテート、ジブ
チル錫ジラウレート、ジブチル錫ジクロライド、オクタ
ン酸鉛、ナフテン酸鉛、ナフテン酸ニッケル、ナフテン
酸コバルト等)等がある。
レタン化触媒(トリエチルアミン、トリプロピルアミ
ン、トリイソプロパノールアミン、トリベチルアミン、
トリオクチルアミン、ヘキサデシルジメチルアミン、N
−メチルモルホリン、N−エチルモルホリン、N−オク
タデシルモルホリン、モノエタノールアミン、ジエタノ
ールアミン、トリエタノールアミン、N−メチルジエタ
ノールアミン、N,N−ジメチルエタノールアミン、ジエ
チレントリアミン、N,N,N′,N′−テトラメチルエチレ
ンジアミン、N,N,N′,N′−テトラメチルプロピレンジ
アミン、N,N,N′,N′−テトラメチルブタンジアミン、
N,N,N′,N′−テトラメチル−1,3−ブタンジアミン、N,
N,N′,N′−テトラメチルヘキサメチレンジアミン、ビ
ス〔2−(N,N−ジメチルアミノ)エチル〕エーテル、
N,N−ジメチルベンジルアミン、N,N−ジメチルシクロヘ
キシルアミン、N,N,N′,N″,N″−ペンタメチルジエチ
レントリアミン、トリエチレンジアミン、トリエチレン
ジアミンのギ酸塩及び他の塩、第一及び第二アミンのア
ミノ基のオキシアルキレン付加物、N,N−ジアルキルピ
ペラジン類のようなアザ環化合物、種々のN,N′,N″−
トリアルキルアミノアルキルヘキサヒドロトリアジン
類、(特公昭52−43517のβ−アミノカルボニル触媒、
特公昭53−14279のβ−アミノニトリル触媒等)、有機
金属系ウレタン化触媒(酢酸錫、オクチル酸錫、オレイ
ン酸錫、ラウリン酸錫、ジブチル錫ジアセテート、ジブ
チル錫ジラウレート、ジブチル錫ジクロライド、オクタ
ン酸鉛、ナフテン酸鉛、ナフテン酸ニッケル、ナフテン
酸コバルト等)等がある。
これらの触媒は単独又は混合して用い、その使用量は
活性水素をもつ化合物100部に対して0.0001〜10.0部で
ある。
活性水素をもつ化合物100部に対して0.0001〜10.0部で
ある。
本発明における整泡剤は、従来公知の有機ケイ素界面
活性剤であり、例えば、日本ユニカー社製の、L−50
1、L−520、L−532、L−540、L−544、L−3550、
L−5302、L−5305、L−5320、L−5340、L−5410、
L−5420、L−5710、L−5720などであり、トーレ・シ
リコーン社製のSH−190、SH−192、SH−193、SH−194、
SH−195、SH−200、SRX−253などであり、信越シリコー
ン社製のF−114、F−121、F−122、F−220、F−23
0、F−258、F−260 B、F−305、F−306、F−317、
F−341などであり、東芝シリコーン社製ではTFA−420
0、TFA−4202などである。
活性剤であり、例えば、日本ユニカー社製の、L−50
1、L−520、L−532、L−540、L−544、L−3550、
L−5302、L−5305、L−5320、L−5340、L−5410、
L−5420、L−5710、L−5720などであり、トーレ・シ
リコーン社製のSH−190、SH−192、SH−193、SH−194、
SH−195、SH−200、SRX−253などであり、信越シリコー
ン社製のF−114、F−121、F−122、F−220、F−23
0、F−258、F−260 B、F−305、F−306、F−317、
F−341などであり、東芝シリコーン社製ではTFA−420
0、TFA−4202などである。
これら整泡剤の使用量は、活性水素をもつ化合物と有
機ポリイソシアネートの総和100部に対して0.1〜20部で
ある。
機ポリイソシアネートの総和100部に対して0.1〜20部で
ある。
また難燃剤として例えば、トリス(2−クロロエチ
ル)ホスフェート、トリス(ジクロロプロピル)ホスフ
ェート、トリス(ジブロモプロピル)ホスフェート、大
八化学社製CR−505及びCR−507、ストーファー化学社製
Fyrol−6などを使用することができる。
ル)ホスフェート、トリス(ジクロロプロピル)ホスフ
ェート、トリス(ジブロモプロピル)ホスフェート、大
八化学社製CR−505及びCR−507、ストーファー化学社製
Fyrol−6などを使用することができる。
その他可塑剤、充填剤、安定剤、着色剤等を必要に応
じ添加することができる。
じ添加することができる。
本発明を実施するには、ポリオール、触媒、発泡剤、
整泡剤、及び難燃剤その他の助剤類の所定量を混合して
レジン液とする。
整泡剤、及び難燃剤その他の助剤類の所定量を混合して
レジン液とする。
ポリウレタン発泡機を使用し、レジン液とポリイソシ
アネートとを一定の比率で連続的に急速混合する。
アネートとを一定の比率で連続的に急速混合する。
得られた硬質ポリウレタンフォーム原液を空隙又は型
に注入する。この際、有機ポリイソシアネートと活性水
素含有化合物との当量比が0.8〜5.0となるようにレジン
液とポリイソシアネートとの流量比を調節する。
に注入する。この際、有機ポリイソシアネートと活性水
素含有化合物との当量比が0.8〜5.0となるようにレジン
液とポリイソシアネートとの流量比を調節する。
注入後、数分間で硬質ポリウレタンフォームは発泡硬
化する。
化する。
本発明で得られる硬質ポリウレタンフォームは電気冷
蔵庫、断熱パネル、船舶または車両等の断熱材又は構造
材として利用できる。
蔵庫、断熱パネル、船舶または車両等の断熱材又は構造
材として利用できる。
以下に実施例を挙げて、本発明を具体的に説明する。
実施例において、使用した原料は次の通りである。ま
た部は重量部を示す。
た部は重量部を示す。
MDI−CR;三井東圧化学(株)製 粗ジフェニルメタンジイソシアネート NCO% 31.0 ポリオールA;ショ糖/グリセリンにプロピレンオキシド
を付加した水酸基価400mgKOH/gのポリエーテルポリオー
ル ポリオールB;ソルビトール/グリセリンにプロピレンオ
キシドを付加した水酸基価400mgKOH/gのポリエーテルポ
リオール トリエタノールアミン;三井東圧化学(株)製 MDA−150;三井東圧化学(株)製のポリメチレンポリフ
ェニルポリアミン MOCA;三井東圧化学(株)製の3,3−ジクロル−4,4′−
ジアミノジフェニルメタンアミン価420mgKOH/g CA−800;三井東圧化学(株)製の主成分が3,3−ジクロ
ル−4,4′−ジアミノジフェニルメタンで、アミン価440
mgKOH/g 整泡剤;日本ユニカー(株)製 L−5420 触媒;活材ケミカル(株)製のMinico TMHD(テトラメ
チルヘキサメチレンジアミン 発泡剤 F−141b;三井デュポンフロロケミカル(株)製の1,1
−ジクロロ−1−フルオロエタン。F−141b(商品名) F−11 ;三井デュポンフロロケミカル(株)製のト
リクロロフルオロメタン F−11(商品名) 実施例1〜4、参考例1〜2及び比較例1〜4 表−1に示す配合のレジン液を作り、これをイソシア
ネートとして粗ジフェニルメタンジイソシアネートとを
それぞれ、5000rpmで8秒間急速混合し、寸法200×200
×200mmの縦型木箱に直ちに注入し自由発泡させた。
を付加した水酸基価400mgKOH/gのポリエーテルポリオー
ル ポリオールB;ソルビトール/グリセリンにプロピレンオ
キシドを付加した水酸基価400mgKOH/gのポリエーテルポ
リオール トリエタノールアミン;三井東圧化学(株)製 MDA−150;三井東圧化学(株)製のポリメチレンポリフ
ェニルポリアミン MOCA;三井東圧化学(株)製の3,3−ジクロル−4,4′−
ジアミノジフェニルメタンアミン価420mgKOH/g CA−800;三井東圧化学(株)製の主成分が3,3−ジクロ
ル−4,4′−ジアミノジフェニルメタンで、アミン価440
mgKOH/g 整泡剤;日本ユニカー(株)製 L−5420 触媒;活材ケミカル(株)製のMinico TMHD(テトラメ
チルヘキサメチレンジアミン 発泡剤 F−141b;三井デュポンフロロケミカル(株)製の1,1
−ジクロロ−1−フルオロエタン。F−141b(商品名) F−11 ;三井デュポンフロロケミカル(株)製のト
リクロロフルオロメタン F−11(商品名) 実施例1〜4、参考例1〜2及び比較例1〜4 表−1に示す配合のレジン液を作り、これをイソシア
ネートとして粗ジフェニルメタンジイソシアネートとを
それぞれ、5000rpmで8秒間急速混合し、寸法200×200
×200mmの縦型木箱に直ちに注入し自由発泡させた。
注入後数分間で発泡硬化し、硬質ポリウレタンフォー
ムが得られる。
ムが得られる。
得られたポリウレタンフォームは低温寸法安定性、即
ち−30℃で24時間保存した時の寸法変化率、及び圧縮強
度を測定した。
ち−30℃で24時間保存した時の寸法変化率、及び圧縮強
度を測定した。
また、寸法300×300厚さ35mmの縦型空隙部に混合液を
注入し発泡させ、発泡1日後、寸法200×200厚さ25mmに
切出し熱伝導率を測定した。
注入し発泡させ、発泡1日後、寸法200×200厚さ25mmに
切出し熱伝導率を測定した。
〔発明の効果〕 表−1から、従来の製造方法(比較例)では発泡剤と
して1,1−ジクロロ−1−フルオロエタンを用いた場合
(比較例2及び4)は、トリフルオロメタンを用いた場
合(比較例1及び3)に比べ、熱伝導率、寸法変化率、
及び圧縮強度が劣つている。
して1,1−ジクロロ−1−フルオロエタンを用いた場合
(比較例2及び4)は、トリフルオロメタンを用いた場
合(比較例1及び3)に比べ、熱伝導率、寸法変化率、
及び圧縮強度が劣つている。
しかし本発明の方法による実施例1〜5では、従来の
トリクロロフルオロメタンを用いたもの(比較例1及び
3)と同等の寸法変化率、圧縮強度及び熱伝導率の物性
のものが得られた。
トリクロロフルオロメタンを用いたもの(比較例1及び
3)と同等の寸法変化率、圧縮強度及び熱伝導率の物性
のものが得られた。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−93826(JP,A) 特開 昭63−260917(JP,A) 特開 昭52−123495(JP,A) 特開 昭57−170917(JP,A) 特開 昭60−88046(JP,A) 特開 昭62−141015(JP,A) 特開 昭54−85300(JP,A) 特開 平3−68619(JP,A) 特開 平3−128915(JP,A) 特開 平1−259020(JP,A) Journal of Therma l Insulation,Volum e 12(January−1989)p. 172−182 及びp.223−238 1989年(平成1年)5月9日開催のフ ロン/ハロン問題対策シンポジウムで配 布された資料「フロン/ハロン問題対策 技術シンポジウム89」p.41−43 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08G 18/00 - 18/87 CA(STN) REGISTRY(STN)
Claims (4)
- 【請求項1】有機ポリイソシアネート、ポリアミン、ポ
リオール、発泡剤、触媒、界面活性剤及びその他の助剤
から、硬質ポリウレタンフォームを製造する方法におい
て、ヒドロキシル価200〜800mgKOH/gのポリオールを用
い、発泡剤として1,1−ジクロロ−1−フルオロエタン
を用い、かつ全ポリオールと全アミンの総量を100重量
部とし、この100重量部に対し、脂肪族及び/又は芳香
族アミンを、1〜50重量部使用することを特徴とする硬
質ポリウレタンフォームの製造法。 - 【請求項2】有機ポリイソシアネート、ポリアミン、ポ
リオール、発泡剤、触媒、界面活性剤及びその他の助剤
から、硬質ポリウレタンフォームを製造する方法におい
て、ヒドロキシル価200〜800mgKOH/gのポリオールを用
い、かつ全ポリオールと全アミンの総量を100重量部と
し、この100重量部に対し、脂肪族及び/又は芳香族ア
ミンを、1〜50重量部使用し、発泡剤として1,1−ジク
ロロ−1−フルオロエタンを用いてトリクロロフルオロ
メタンを用いたものと同等の寸法変化率、圧縮強度及び
熱伝導率の硬質ポリウレタンフォームを製造することを
特徴とする硬質ポリウレタンフォームの製造法。 - 【請求項3】脂肪族アミンが炭素数2〜6の脂肪族アミ
ンである請求項1記載の硬質ポリウレタンフォームの製
造法。 - 【請求項4】芳香族アミンが、1〜6個の芳香環を有
し、各芳香環に1〜2個のアミノ基を有する芳香族ポリ
アミン及び/又はそのハロゲン誘導体である請求項1記
載の硬質ポリウレタンフォームの製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22923589A JP3181575B2 (ja) | 1989-09-06 | 1989-09-06 | 硬質ポリウレタンフォームの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22923589A JP3181575B2 (ja) | 1989-09-06 | 1989-09-06 | 硬質ポリウレタンフォームの製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0393827A JPH0393827A (ja) | 1991-04-18 |
JP3181575B2 true JP3181575B2 (ja) | 2001-07-03 |
Family
ID=16888947
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22923589A Expired - Fee Related JP3181575B2 (ja) | 1989-09-06 | 1989-09-06 | 硬質ポリウレタンフォームの製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3181575B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5169877A (en) * | 1988-12-09 | 1992-12-08 | The Dow Chemical Company | Rigid polyurethane foams with low thermal conductivities |
-
1989
- 1989-09-06 JP JP22923589A patent/JP3181575B2/ja not_active Expired - Fee Related
Non-Patent Citations (2)
Title |
---|
1989年(平成1年)5月9日開催のフロン/ハロン問題対策シンポジウムで配布された資料「フロン/ハロン問題対策技術シンポジウム89」p.41−43 |
Journal of Thermal Insulation,Volume 12(January−1989)p.172−182 及びp.223−238 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0393827A (ja) | 1991-04-18 |
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