JP3181422U - ジョイントボックス - Google Patents

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竹夫 川口
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Abstract

【課題】ボックスを結線束に被せ付けるときに、周壁を左右に回動させるに際し、小さい力で回動させ得るように周壁外周面に溝を多数、並設してあっても、外部から、周壁内部の結線束の結線状況を透視検査出来るジョイントボックスを提供する。
【解決手段】ボックス1の下端部10bに、弾力性を有する多数の係合片からなる抜止用の係合部を備え、結線束にボックス1を被せ付ける時、ボックス1の周壁10を左右に回動させて、上記係合片の先は、夫々結線束の下側に掛り合いさせるようにする。また、周壁10の外周面10dには、上下方向に長く形成してある溝31を多数、並設状態で周設し、溝31の断面形状は、外部から、内部の結線束の結線状況を透視可能で、しかも、手の指の腹部が馴染むように緩やかな凹曲面31aに形成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の電線相互の先端相互を結束し、かつ、結束された複数の電線を折り曲げて形成されている結線束に被せて絶縁カバーする為のジョイントボックスに関する。
従来より複数の電線相互の先端相互を結束し、かつ、結束された複数の電線を折り曲げて形成されている結線束に被せて絶縁カバーする為のジョイントボックスは、例えば特許文献1に示されるように広く知られている。
上記特許文献1に示されるジョイントボックスに関し、本考案の実施例を示す図8に表れている公知部分を用いて次に説明する。
ジョイントボックス1は、分岐配線における複数の絶縁被覆電線42、42・・・42の先端相互を結束し、かつ、結束した部分を折り曲げて形成されている結線束44に被せて絶縁カバーする。そのジョイントボックス1は、結線束44の頭部44aの周囲に位置させる円筒状の周壁10と、結線束44の上部44b側に位置させると共に上記周壁10の上端部10aに対して周囲が連結してある端面部材11とを備えている。さらに、上記周壁10の下端部10bには、上記周壁10で囲まれる結線束存置空間13に上記結線束44を端面部材11の方向に向けて挿入する為の開口部12とを備える。さらに、結線束44の頭部44aに被せたジョイントボックス1が、結線束44の頭部44aから抜け出すのを、結線束44の嵩のある頭部44aの下側44cに掛り合いさせて防止する為に、上記周壁10の下端部10bの内周面10cには、夫々弾力性を有する多数の係合片21の元部24を、各自由端部23が中心部に向く状態で周設し、かつ、上記多数の係合片21の長さは、中心部に、上記結線束44の嵩のある頭部44aの直径よりも、小さい直径の透孔21bが形成される長さに設定して、係合部20を形成している。
特許3162239号公報
この従来のジョイントボックスでは、上記電線の数が多くなり、結線束44の嵩のある頭部44aが大きくなると、図8(B)から理解できるように、結線束44にボックス1を被せ付ける過程において、係合片21の自由端23が捲れ上がり、図8(C)の様な正常な状態にならず、ボックス1が、結線束44の頭部44aから抜け出すのを防止する状態(図8(C)の状態)にすることが出来ない状態になる。
そこで作業員は、ボックス1の外周面10dを握って、図3の矢印3a、3bの方向にぐるぐると、往復回動させることにより、係合片21の自由端23を図8(C)の様に下降操作している。しかし、握力の弱い作業員が、ボックス1の円筒状の外周面10dを握って回す場合には、指先51の腹52が滑って、外周面10dを回すことが出来ず、また、天井裏などの暑い場所で作業をしている場合は、上記の腹52に汗が付いているので、外周面10dを急速に回すことが出来ず、作業能率が低下する問題があった。
そこで、出願人会社においては、外周面に対して、上下方向に長く形成してある溝を多数、並設状態で周設し、かつ、それらの各溝の断面形状を、滑り止め効率が高くなるように、夫々、鋸歯状に形成してみたところ好評であった。
ところが、電気工事の検査官から、工事完了後においてボックス1の内部の電線の状態が周壁10の外周から見えるように、との要望があった。そこで、ボックス1を透明材で形成してみたが、上記の外周面に対して、上下方向に長く形成してある溝を多数、並設状態で周設したことにより、外周面に乱反射、屈折等の光学的な悪影響が発生し、検査官が許容する透視状態にならない問題点が発生した。
本件出願の目的は、ボックス1を透明材で形成することにより、外部から、外周面を透して、内部の結線状態が見えるようにしたジョイントボックスを提供しようとするものである。
他の目的は、外周面に対して、上下方向に長く形成してある溝を多数、並設状態で周設して、滑り止め効率を高めた構成であっても外周面を透して、内部の結線状態が見えるようにしたジョイントボックスを提供しようとするものである。
他の目的及び利点は図面及びそれに関連した以下の説明により容易に明らかになるであろう。
本考案におけるジョイントボックスは、配線における複数の絶縁被覆電線42の先端相互を結束し、かつ、結束された複数の絶縁被覆電線42を折り曲げて形成されている結線束44に被せて絶縁カバーする為のジョイントボックス1であって、
そのジョイントボックス1は、結線束44の頭部44aの周囲に位置させる円筒状の周壁10と、結線束44の上部44b側に位置させると共に上記周壁10の上端部10aに対して周囲が連結してある端面部材11とを備え、それらの周壁10と端面部材11とは、周壁10の外部から内部の結線束44の結線状況を透視可能に、透明材で一体に形成してあり、
さらに、上記周壁10の下端部10bに対しては、上記周壁10で囲まれる結線束存置空間13に上記結線束44を端面部材11の方向に向けて挿入する為の開口部12とを備え、
さらに、結線束44の頭部44aに被せたジョイントボックス1が、結線束44の頭部44aから抜け出すのを、結線束44の嵩のある頭部44aの下側44cに掛り合いして防止する為に、上記周壁10の下端部10bの内周面10cには、夫々弾力性を有する多数の係合片21の元部24を、各自由端部23が中心部に向く状態で周設し、かつ、上記多数の係合片21の長さは、中心部に、上記結線束44の嵩のある頭部44aの直径よりも、小さい直径の透孔21bが形成される長さに設定して、係合部20を形成し、
さらに上記係合片21の弾力は、結線束44に対してジョイントボックス1を被せ付けた状態において、上記係合片21が結線束44の嵩のある頭部44aの周囲の絶縁被覆電線42により押し曲げられた状態になった場合でも、ジョイントボックス1の周壁10を左右に回動させることによって、上記係合片21の先は、夫々結線束44における嵩のある頭部44aの下側44cの掛り合いする位置に向かうような弾力に設定してあり、
さらに上記円筒状の周壁10の外周面10dにおいては、夫々上下方向に向いて長く形成してある溝31が多数、並設状態で周設してあり、
それらの各溝31の断面形状は、夫々、外部から、内部の結線束44の結線状況を透視可能で、しかも、手の指の腹部52が馴染むように緩やかな凹曲面31aに形成してある。
また好ましくは、上記結線束44の頭部44aの周囲に位置させる、上記ジョイントボックス1における円筒状の周壁10は、円筒状の第1周壁要素10kと、円筒状の第2周壁要素10sとを、第1周壁要素10kが外周側に位置し、第2周壁要素10sが内側に位置する状態で、二重筒状にして、同心状態での相対的な伸縮を自在に連結して構成し、さらに、第1周壁要素10kの内側と、第2周壁要素10sの外側との対向面には、筒芯方向に向けての伸縮は自在であるが、第1周壁要素10kを回動方向に向けて往復させることにより第2周壁要素10sを連れ回り可能にする係合手段47を備えさせ、
上記結線束44の上部44b側に位置させる端面部材11は、第1周壁要素10kに備えさせ、上記第1周壁要素10kは、外部から内部の結線束44の結線状況を透視可能に、透明材で形成してあり、
上記多数の係合片21の元部24は、上記第2周壁要素10sの下端部10bの内周面10cに備えさせ、
さらに上記夫々上下方向に向いて長く形成してある溝31は、上記第1周壁要素10kの外周に対して多数、並設状態で周設したものである。
また好ましくは、上記円筒状の周壁10又は第1周壁要素10kの外周面10dにおいて、夫々上下方向に向いて長く形成してある各溝31の断面形状は、夫々、外部から、内部の結線束44の結線状況を透視可能で、しかも、手の指の腹部52が馴染むように曲率半径rが14mm〜25mmの凹曲面31aに形成したものであればよい。
また好ましくは、上記円筒状の周壁10又は第1周壁要素10kの外周面10dにおいて、夫々上下方向に向いて長く形成してある各溝31の断面形状は、夫々、外部から、内部の結線束44の結線状況を透視可能で、しかも、手の指の腹部52が馴染むように緩やかな凹曲面31aに形成してあり、さらに、上記の夫々上下方向に向いて長く形成してある多数並設状態の溝31の相互間は凸曲面31bに形成して、周壁10又は第1周壁要素10kの外周面10dの断面形状がウエーブの形状となるようにしたものであればよい。
以上のように本考案は、結束された複数の絶縁被覆電線42を折り曲げて形成されている結線束44にジョイントボックス1を被せて保護することが出来るは勿論のこと、結線束44にジョイントボックス1を被せ付けた状態を、ボックス1の下端部10bの内周面10cに備えさせた多数の係合片21を、結線束44の嵩のある頭部44aの下側44cに掛り合いさせることにより、結線束44の頭部44aに被せたジョイントボックス1が、結線束44の頭部44aから抜け出すのを、防止することの出来る効果がある。
しかも、上記係合片21の弾力は、結線束44に対してジョイントボックス1を被せ付けた状態において、上記係合片21が結線束44の嵩のある頭部44aの周囲の絶縁被覆電線42により押し曲げられた状態になった場合でも、ジョイントボックス1の周壁10を左右に回動させることによって、上記係合片21の先23は、夫々結線束44における嵩のある頭部44aの下側44cの掛り合いする位置に向かうように設定してあるから、常に、上記多数の係合片21は、結線束44の嵩のある頭部44aの下側44cに掛り合いさせることが出来るという信頼性が高い効果がある。
上記係合片21に弾力を持たせたが故に、ジョイントボックス1の周壁10を左右に回動させる場合に、重たくなっても、上記周壁10の外周面10dにおいては、夫々上下方向に向いて長く形成してある溝31が多数、並設状態で周設してあって、これらが上記周壁10を手50の指で握って左右に回動させる場合には、指の腹52と係り合いするので、滑りが少なく、仮に、手の指の腹52に汗が付いていて、滑りやすい状態でも、小さい力で簡単に回動させることのできる操作上の利点がある。
さらに、上記のように、周壁10の外周面10dに、夫々上下方向に向いて長く形成してある溝31が多数、並設状態で周設してあって、電気工事の完工検査官が、外部から、周壁10の内部の結線束44の結線状況を透視検査する場合に邪魔する可能性があっても、上記の溝31の断面形状は、夫々、外部から、内部の結線束44の結線状況を透視可能で、しかも、手の指の腹部52が馴染むように緩やかな凹曲面31aに形成してあるので、上記の完工検査時には、上記緩やかな凹曲面31aを透して、周壁10の内部の結線束44の結線状況を透視検査することの出来る、検査上の効果がある。
正面図。 平面図。 図1のIII−III位置端面図。 底面図。 図1のV−V位置断面図。 (A)は、図3の周壁10の断面における部分拡大断面図、(B)は、(A)図とは周壁10の断面形状を異ならしめた例を示す部分拡大断面図、(C)は、(A)図とは周壁10の断面形状を異ならしめた例を示す部分拡大断面図。 円筒状の周壁10を、円筒状の第1周壁要素10kと、円筒状の第2周壁要素10sとの2つの部材で二重筒状にして構成した例を用いて使用例を説明するための図で、(A)は縦断面図、(B)は分解状態の一部破断図。 造営材45に対して配置してある周知の結線束44に対して、ボックス1を被せ付ける例を説明するための端面図で、(A)は被せ付ける寸前の図、(B)は被せ付け過程において、係合片21が結線束44の嵩のある頭部44aの周囲の絶縁被覆電線42により、押し曲げられ、自由端23が上向きになった状態の図、(C)は、係合片21が、(B)図の状態から周壁10を回動させたことにより、弾力により復元し、被せ付け完了状態の図。
以下本考案の実施の形態を図面を用いて説明する。説明に際し、当分野においてジョイントボックス1は、図8(C)のように筒芯を上下方向に向けた状態で使用される場合が多い。しかし、ジョイントボックス1の筒芯を横や、図8(C)の逆向きにした状態で使用する場合もある。
このような事情から本願明細書等(特許請求の範囲、明細書、図面等)においては、上下左右の用語の用い方においては、仮に、図8(C)の図面上の上下を、そのまま「上下」と称して説明している。しかし、利用の形態、事情によって、「上下」の名前は読替すると良い。
まず造営材45に対して配置してある周知の配線に付いて説明する。図7、8に表れている結線束44は、造営材45に対する周知の配線であって、多くの場合複数の絶縁被覆電線42の先端に形成する導線相互を結束し、かつ、結束された複数の絶縁被覆電線42を折り曲げて形成されている。図において、40は電線と称されているものを示し、41は、屋内配線において用いられている周知の外装被覆絶縁電線、42は、外装部分を除いた絶縁被覆電線、43は、絶縁被覆電線42の先端から突出させる導線相互を結束し、そこに被せ付けた絶縁コネクタ、44は、複数の絶縁被覆電線42を、ボックス1に入れ易いように手で折り曲げて形成した結線束を示し、44aは大きな嵩になっている頭部、44bは結線束の上部位置、44cは結線束の下部位置を夫々示す。46は、造営材に対して外装被覆絶縁電線41を固定した状態のステープルを示す。
次に、多くの図に表れているジョイントボックス1は、上記結線束44に被せて絶縁カバーする為のものである。このジョイントボックス1は、結線束44の頭部44aの周囲に位置させる円筒状の周壁10と、結線束44の上部44b側に位置させると共に上記周壁10の上端部10aに対して周囲が連結してある端面部材11とを備える。
これらの周壁10と端面部材11とは、絶縁材料を用いると共に、周壁10の外部から内部の結線束44の結線状況を透視可能に、透明材で一体に形成してある。材質としては、例えば、周知の合成樹脂を用いる。ポリプロピレンを用いても良い。
さらに、上記周壁10の下端部10bに対しては、上記周壁10で囲まれる結線束存置空間13に上記結線束44を端面部材11の方向(上方向)に向けて挿入する為の開口部12を備える。図において、10dは外周面、16は造営材に対するボックス1の取付部材、17は止めビスを挿入するための止孔を夫々示す。
次に、図4、5、7、8に表れている係合部20について説明する。係合部20は、結線束44の頭部44aに被せたジョイントボックス1が、結線束44の頭部44aから抜け出すのを、結線束44の嵩のある頭部44aの下側44cに掛り合いして防止する為に、上記周壁10の下端部10bの内周面10cに備えさせたものである。
係合部20における係合片21の構成は、夫々弾力性を有する多数の係合片21の元部24を、各自由端部23が中心部に向く状態で、図4のように周設し、かつ、上記多数の係合片21の長さは、中心部に、上記結線束44の嵩のある頭部44aの直径よりも、小さい直径の透孔(結線束44の頭部44aを挿通させる為の孔)21bが形成される長さに設定してある。
上記の係合部20はボックス1と一体材で構成しても良いが、製作の都合によっては、別材で形成し、多数の係合片21の元部24を相互に連続一体化させた状態で、それらの元部24を図5の位置においてボックス1の内周面10cに対し、着脱自在(又は一体的)に連結しても良い。
さらに上記係合片21の夫々の弾力の設定は、結線束44に対してジョイントボックス1を被せ付けた状態において、上記係合片21が結線束44の嵩のある頭部44aの周囲の絶縁被覆電線42により、図8(B)のように自由端23が上向きとなるように押し曲げられた状態になった場合でも、ジョイントボックス1の周壁10を図示のように指先51(親指、人差指等)で握り、左右(図3の矢印3a、3b方向)に往復回動させることによって、上記係合片21の夫々の自由端23は、夫々結線束44における嵩のある頭部44aの電線42に相対的に弾かれながら、下方向に向けて弾力的に移動し、結線束44の下側44cの電線42に掛り合いする位置に速やかに向かうように設定してある。
上記の係合片21の弾力の設定は、係合片21の厚さの設定(調節)により、また、元部24の切抜き孔25の大きさ(この孔が大きくなると係合片21の自由端は曲がり易くなる)を変更したり、材質を変更したりすることによって行うと良い。
自由端23の先には上向きの爪22を一体的に付設してある。この部材22は、結線束44の下側44cの電線42に掛り合いさせるための係合爪を示し、必要に応じて備えさせればよい。
さらに上記円筒状の周壁10の外周面10dにおいては、夫々上下方向に向いて長くなる溝、例えば、上部が、端面11に至る長さに形成してある溝31が多数、並設状態で周設してある。上記溝31の上端及び下端は、図8(B)から理解できるように、ジョイントボックス1の大きさと指51との関係において指先51の腹52の位置を考慮して適宜定めれば良い。
円筒状の周壁10の直径は、メーカーによっても、また結線束44の大きさによっても大小、色々と異なるが、例えば、図3の状態で80mm前後のものが市場では多い。なお、図1、2、4、5に表れるボックス1の高さ、横幅、内側寸法、係合部20等の各部位の寸法は、これらの図が図3と等倍に描かれているので、その比率から、好ましい実寸を知ることは出来る。次に、念のため周壁10の厚みTは、0.7〜2.0mm(例えば1.0mm前後のものが多い)で製作される。
上記の各長溝31の断面形状は、図2、3、図6等に表れているように夫々、外部から、周壁10を透して、図8(C)の内部に存在する結線束44の複数の絶縁被覆電線42の結線状況を透視可能で、しかも、被せ付け操作をするときの手50の指51の腹部52が馴染むように、指の腹部52(弾力的な表面を有する腹部52)の曲面を考慮して、上記の図に表れているように緩やかな凹曲面31aに形成してある。
次に、上記結線束44の頭部44aの周囲に位置させる、上記ジョイントボックス1における円筒状の周壁10は、図7に表れているように、円筒状の第1周壁要素10kと、円筒状の第2周壁要素10sとの2つの部材を、第1周壁要素10kが外周側に位置し、第2周壁要素10sが内側に位置する状態で、二重筒状にして、同心状態での相対的な伸縮を自在に連結して構成しても良い。
上記の場合、第1周壁要素10kの内側(内面10e)と、第2周壁要素10sの外側(外面10f)との対向面には、筒芯方向に向けての伸縮は自在であるが、第1周壁要素10kを回動方向に向けて往復させることにより第2周壁要素10sを連れ回り可能にする係合手段47を備えさせる。
例えば、特開2009−232568号公報で知られているように、即ち、図7(B)にも描いてあるように、第1周壁要素10kにおける内側には、上記係合手段47の一部であるの係合凸部48を備えさせる。 第2周壁要素10sにおける外側には、上記係合手段47として係合凹溝49を備える。即ち、その係合凹溝49の一部である係合縦凹部49aを、上記係合凸部48を該凹部49aに嵌合させた状態で、上下方向に案内可能に備えさせる。
また、第2周壁要素10sにおける外側には、上記係合縦凹部49aに連続する係合横凹部49bを、上記係合凸部48を嵌合させた状態で、周方向に案内可能で、かつ、上下方向には一体化させるように備えさせる。
上記の構成によると、特開2009−232568号公報で知られているように、図7(A)の状態で、第1周壁要素10kを手で握り、周方向に往復回動させると、第2周壁要素10sを連れ回り(一緒に往復回動)することが出来る。また、第1周壁要素10kと第2周壁要素10sとを筒芯方向に伸縮させることも出来る。
上記図7に表れているボックス1の場合、上記結線束44の上部44b側に位置させる端面部材11は、第1周壁要素10kに備えさせ、上記第1周壁要素10kの周壁10は、外部から内部の結線束44の結線状況を透視可能に、透明材で形成しておく。
さらに、前述した多数の係合片21の元部24は、上記第2周壁要素10sの下端部10bの内周面10cに備え、さらに前述した夫々上下方向に向いて長く形成してある溝31は、上記図1の周壁10に対するものと同様に、上記第1周壁要素10kの外周に対して多数、並設状態で周設しておくとよい。
上記円筒状の周壁10又は第1周壁要素10kの外周面10dにおいて、夫々上下方向に向いて長く形成してある各溝31の断面形状は、夫々、外部から、外周面10dを透して内部の結線束44の結線状況を透視可能で、しかも、手の指の腹部52が馴染むように凹曲面31aに形成してある。即ち、この凹曲面31aは、曲率半径rが14mm〜25mmの凹曲面31aを含むように形成すればよい。
例えば、その凹曲面31aの曲率半径rは、14mm前後から25mm前後にすると良い。好ましくは20mm前後が良い。曲率半径rが14mm前後になると、親指の太さが太い、一部の作業者にはやや窮屈になる場合があるが、利用できないことはない。また、25mm前後にすると、指の掛りの度合いが段々と劣る気配が感じられるようになる。
上記円筒状の周壁10又は第1周壁要素10kの外周面10dにおいて、夫々上下方向に向いて長く形成してある各溝31の断面形状は、図6(A)に表れているように、上記の夫々上下方向に向いて長く形成してある多数並設状態の溝31、31・・・31の相互間は、凸曲面31bに形成して、周壁10又は第1周壁要素10kの外周面10dの断面形状がウエーブの形状となるようにしても良い。その場合、ウエーブの凸曲面31bの曲率半径rを14mm〜25mm程度にしても良い。このようにウエーブの形状にすると、多数並設状態の溝31、31・・・31の相互間には夫々なだらかな曲面の膨出条34が形成され、周壁10の外周を掛合面30として用いる場合、指51の当たりはソフトになる。
上記のように、周壁10又は第1周壁要素10kの外周面10dの断面形状を形成すると、
図6に表れているように、周壁10等に夫々上下方向に向けて長く形成してある多数並設状態の長溝31、31・・・31の周方向のピッチ(P)は、12mm〜20mm前後(例えば14mm前後)に納まり、また深さ(D)は、0.3mm〜3mm(例えば1.0mm前後)に設定すればよいことになる。
なお、図1において、35は膨出条34の頂部位置を示し、36は長溝31の谷底位置を示す。30は、上記多数並設された長溝31、31・・・31によって構成される掛合面(ウェーブ面)を示す。
1・・・ジョイントボックス、10・・・周壁、10k・・・第1周壁要素、10s・・・第2周壁要素、10a・・・上端部、10b・・・下端部、10c・・・内周面、10d・・・外周面、10e・・・第1周壁要素の内面、10f・・・第1周壁要素の外面、11・・・端面部材、12・・・開口、13・・・結線束存置空間、16・・・取付部材、17・・・止孔、20・・・係合部、21・・・係合片、21b・・・透孔、22・・・係合爪、23・・・自由端、24・・・元部、25・・・切抜き、30・・・掛合面(ウェーブ面)、31・・・溝、31a・・・凹曲面、31b・・・凸曲面、r・・・曲率半径、34・・・膨出条、35・・・膨出条の頂部位置、36・・・凹曲条の谷底位置、P・・・ピッチ、D・・・深さ、T・・・厚み、40・・・電線、41・・・外装被覆絶縁電線、42・・・絶縁被覆電線、43・・・絶縁コネクタ、44・・・結線束、44a・・・頭部、44b・・・結線束の上部、44c・・・結線束の下部、45・・・造営材、46・・・ステープル、47・・・係合手段、48・・・係合凸部、49・・・係合凹溝(縦49a、横49b)、50・・・手、51・・・指(親指、人差指)

Claims (4)

  1. 配線における複数の絶縁被覆電線の先端相互を結束し、かつ、結束された複数の絶縁被覆電線を折り曲げて形成されている結線束に被せて絶縁カバーする為のジョイントボックスであって、
    そのジョイントボックスは、結線束の頭部の周囲に位置させる円筒状の周壁と、結線束の上部側に位置させると共に上記周壁の上端部に対して周囲が連結してある端面部材とを備え、それらの周壁と端面部材とは、周壁の外部から内部の結線束の結線状況を透視可能に、透明材で一体に形成してあり、
    さらに、上記周壁の下端部に対しては、上記周壁で囲まれる結線束存置空間に上記結線束を端面部材の方向に向けて挿入する為の開口部とを備え、
    さらに、結線束の頭部に被せたジョイントボックスが、結線束の頭部から抜け出すのを、結線束の嵩のある頭部の下側に掛り合いして防止する為に、上記周壁の下端部の内周面には、夫々弾力性を有する多数の係合片の元部を、各自由端部が中心部に向く状態で周設し、かつ、上記多数の係合片の長さは、中心部に、上記結線束の嵩のある頭部の直径よりも、小さい直径の透孔が形成される長さに設定して、係合部を形成し、
    さらに上記係合片の弾力は、結線束に対してジョイントボックスを被せ付けた状態において、上記係合片が結線束の嵩のある頭部の周囲の絶縁被覆電線により押し曲げられた状態になった場合でも、ジョイントボックスの周壁を左右に回動させることによって、上記係合片の先は、夫々結線束における嵩のある頭部の下側の掛り合いする位置に向かうような弾力に設定してあり、
    さらに上記円筒状の周壁の外周面においては、夫々上下方向に向いて長く形成してある溝が多数、並設状態で周設してあり、
    それらの各溝の断面形状は、夫々、外部から、内部の結線束の結線状況を透視可能で、しかも、手の指の腹部が馴染むように緩やかな凹曲面に形成してあることを特徴とするジョイントボックス。
  2. 上記結線束の頭部の周囲に位置させる、上記ジョイントボックスにおける円筒状の周壁は、円筒状の第1周壁要素と、円筒状の第2周壁要素とを、第1周壁要素が外周側に位置し、第2周壁要素が内側に位置する状態で、二重筒状にして、同心状態での相対的な伸縮を自在に連結して構成し、さらに、第1周壁要素の内側と、第2周壁要素の外側との対向面には、筒芯方向に向けての伸縮は自在であるが、第1周壁要素を回動方向に向けて往復させることにより第2周壁要素を連れ回り可能にする係合手段を備えさせ、
    上記結線束の上部側に位置させる端面部材は、第1周壁要素に備えさせ、上記第1周壁要素は、外部から内部の結線束の結線状況を透視可能に、透明材で形成してあり、
    上記多数の係合片の元部は、上記第2周壁要素の下端部の内周面に備えさせ、
    さらに上記夫々上下方向に向いて長く形成してある溝は、上記第1周壁要素の外周に対して多数、並設状態で周設したことを特徴とする請求項1記載のジョイントボックス。
  3. 上記円筒状の周壁又は第1周壁要素の外周面において、夫々上下方向に向いて長く形成してある各溝の断面形状は、夫々、外部から、内部の結線束の結線状況を透視可能で、しかも、手の指の腹部が馴染むように曲率半径rが14mm〜25mmの凹曲面に形成したことを特徴とする請求項1又は2記載のジョイントボックス。
  4. 上記円筒状の周壁又は第1周壁要素の外周面において、夫々上下方向に向いて長く形成してある各溝の断面形状は、夫々、外部から、内部の結線束の結線状況を透視可能で、しかも、手の指の腹部が馴染むように緩やかな凹曲面に形成してあり、
    さらに、上記の夫々上下方向に向いて長く形成してある多数並設状態の溝の相互間は凸曲面に形成して、周壁又は第1周壁要素の外周面の断面形状がウエーブの形状となるようにしたことを特徴とする請求項1乃至3記載のジョイントボックス。
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