JP3180609U - ゲーム機能付き自動販売機 - Google Patents
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Abstract
【課題】商品を購入すると同時に何度もゲームを楽しむことができ、設置が容易であるゲーム機能付き自動販売機を提供する。
【解決手段】ゲーム機能付き自動販売機は、ゲームの実行可能回数をカウントする実行可能回数カウント手段と、ゲームの操作を行うゲーム操作手段と、ゲームプログラムに基づいて演算処理を行うゲーム処理手段と、ゲームプログラムに基づき、ゲーム処理手段に指示を与えるゲーム用操作手段とを有する。
【選択図】図1
【解決手段】ゲーム機能付き自動販売機は、ゲームの実行可能回数をカウントする実行可能回数カウント手段と、ゲームの操作を行うゲーム操作手段と、ゲームプログラムに基づいて演算処理を行うゲーム処理手段と、ゲームプログラムに基づき、ゲーム処理手段に指示を与えるゲーム用操作手段とを有する。
【選択図】図1
Description
この考案は、ゲーム機能付き自動販売機、詳しくは、商品を購入すると同時に何度もゲームを楽しむことができ、構造が単純であるゲーム機能付き自動販売機に関する。
従来のゲーム機能付き自動販売機として、所定金額の金銭が投入された後に、商品が払い出されると同時に、自動的にゲームが開始および終了するものが知られている。この従来のゲーム機能付き自動販売機は、商品の購入者が何ら操作をせずにゲームが進行するため、ゲームを楽しむことができなかった。
そこで、商品の購入者がゲームを楽しむことができる自動販売機として引用文献1に記載のゲーム機能付き自動販売機がある。引用文献1に記載のゲーム機能付き自動販売機は、自動販売機における主制御部と硬貨処理装置とを結ぶ信号伝送線と、主制御部と紙幣処理装置とを結ぶ信号伝送線とをそれぞれ切り離し、主制御部とゲームコントローラ、ゲームコントローラと硬貨処理装置、ゲームコントローラと紙幣処理装置とをそれぞれ配線することにより、ゲーム機能を付加している。
そこで、商品の購入者がゲームを楽しむことができる自動販売機として引用文献1に記載のゲーム機能付き自動販売機がある。引用文献1に記載のゲーム機能付き自動販売機は、自動販売機における主制御部と硬貨処理装置とを結ぶ信号伝送線と、主制御部と紙幣処理装置とを結ぶ信号伝送線とをそれぞれ切り離し、主制御部とゲームコントローラ、ゲームコントローラと硬貨処理装置、ゲームコントローラと紙幣処理装置とをそれぞれ配線することにより、ゲーム機能を付加している。
しかしながら、引用文献1に記載のゲーム付き自動販売機は、従来の自動販売機にゲームコントローラを組み込むことから、ゲームコントローラは、自動販売機とは別体で構成されている。このため、ゲームコントローラを自動販売機に取り付ける作業は複雑でかつ精密なものである。また、このようなゲーム機能付き自動販売機における1回の商品の購入によりゲームが実行できる回数は1度であった。
そこで、この考案は、商品を購入すると同時に何度もゲームを楽しむことができるゲーム機能付き自動販売機を提供することを目的とする。また、この考案はゲーム機能をあらかじめ自動販売機に組み込むことによって、設置が容易であるゲーム機能付き自動販売機を提供することを目的とする。
そこで、この考案は、商品を購入すると同時に何度もゲームを楽しむことができるゲーム機能付き自動販売機を提供することを目的とする。また、この考案はゲーム機能をあらかじめ自動販売機に組み込むことによって、設置が容易であるゲーム機能付き自動販売機を提供することを目的とする。
請求項1に記載の考案は、金銭の投入を検知する金銭投入検知手段と、投入された上記金銭の額に応じて商品を払い出す商品払出し手段と、この商品の払い出しと同時に、あらかじめ記憶装置に記憶されたゲームプログラムを実行するゲーム手段とを有するゲーム機能付き自動販売機において、上記ゲーム手段は、上記ゲームの実行可能回数をカウントする実行可能回数カウント手段と、上記ゲームプログラムに基づいて演算処理を行うゲーム処理手段と、上記ゲームプログラムに基づき、このゲーム処理手段に指示を与えるゲーム用操作手段と、を有するゲーム機能付き自動販売機である。
請求項1に記載の考案によれば、金銭投入口から投入された金銭を金銭投入検知手段により検知する。金銭の投入を検知した場合、投入された金銭の額に応じて商品払出し手段によって商品が払い出されると同時に、記憶装置に記憶されたゲームプログラムが実行される。
このとき、実行可能回数カウント手段において、投入された金銭の額に応じてゲームの実行回数が初期値として設定される。
ゲームプログラムは、ゲーム処理手段により読み出された後に処理を開始する。このとき、ゲームプログラムの進行にあわせてゲーム用操作手段によりゲーム処理手段に指示を与える。この指示により所定のゲーム結果が得られ、このゲーム結果に応じて何らかの特典(例えば、ゲームの実行可能回数を増加させ、商品を払い出し、又は、ゲームにおけるゲーム得点を増加させる等)を与え、実行可能回数カウント手段に設定されたゲームの実行回数を1回分減じ、残りのゲームの実行回数として保存される。そして、残りのゲームの実行回数が0回のとき、ゲーム終了としてゲーム機能付き自動販売機に金銭が投入される前の状態に戻る。残りのゲームの実行回数が1回以上の場合は、ゲーム用操作手段による操作を受け付ける。
このように、ゲーム手段をあらかじめゲーム機能付き自動販売機に組み込むことにより、ゲーム機能付き自動販売機の設置が容易となる。
また、ゲーム手段に実行可能回数カウント手段を組み込むことで、1回の商品の購入ごとに商品の購入者は何度もゲームを楽しむことができる。
このとき、実行可能回数カウント手段において、投入された金銭の額に応じてゲームの実行回数が初期値として設定される。
ゲームプログラムは、ゲーム処理手段により読み出された後に処理を開始する。このとき、ゲームプログラムの進行にあわせてゲーム用操作手段によりゲーム処理手段に指示を与える。この指示により所定のゲーム結果が得られ、このゲーム結果に応じて何らかの特典(例えば、ゲームの実行可能回数を増加させ、商品を払い出し、又は、ゲームにおけるゲーム得点を増加させる等)を与え、実行可能回数カウント手段に設定されたゲームの実行回数を1回分減じ、残りのゲームの実行回数として保存される。そして、残りのゲームの実行回数が0回のとき、ゲーム終了としてゲーム機能付き自動販売機に金銭が投入される前の状態に戻る。残りのゲームの実行回数が1回以上の場合は、ゲーム用操作手段による操作を受け付ける。
このように、ゲーム手段をあらかじめゲーム機能付き自動販売機に組み込むことにより、ゲーム機能付き自動販売機の設置が容易となる。
また、ゲーム手段に実行可能回数カウント手段を組み込むことで、1回の商品の購入ごとに商品の購入者は何度もゲームを楽しむことができる。
金銭は、硬貨でも紙幣でもよい。また、メダル等の代用貨幣や電子的なデータによって決済する電子マネーでもよい。ただし、金銭投入検知手段により検知可能なものに限定される。なお、必要に応じて金銭投入検知手段に金銭返却機能を設けることができる。
商品は、例えば清涼飲料水やトレーディングカード、たばこ等、通常の自動販売機により販売できるものであれば、種類は問わない。商品の保存が容易であり、商品払い出し手段により容易に払い出されるものが好ましい。
ゲームプログラムは、例えば、カジノ系ゲーム(スロットマシン、ルーレットゲーム等)のように操作が単純で明快なものが好ましい。また、ゲームに要する時間が短いゲームが好ましい。ゲームに要する時間が長ければ、一人の者がゲーム機能付き自動販売機を長時間独占することとなるため好ましくない。
ゲーム手段は、ゲーム機能を発揮させるための部材であり、実行可能回数カウント手段と、ゲーム処理手段と、ゲーム用操作手段とを有している。
実行可能回数カウント手段は、ゲームの実行回数をカウントする部材であり、ゲームの実行回数を電子的に格納するメモリや、機械的にカウントするカウンタ等を用いることができる。
ゲーム処理手段は、ゲームプログラムに基づいて演算処理を行う部材である。具体的には、ゲームプログラムが記憶された記憶装置から当該ゲームプログラムを読み込み、このゲームプログラムに従って演算処理を行うものである。ゲーム処理手段として、市販されている中央処理装置(CPU)を用いることができる。
ゲーム用操作手段は、ゲームプログラムの実行中において、ゲームの開始、ゲームの終了、キャラクター等の移動指示、停止指示等、ゲームをゲーム処理手段に指示を与えるものである。ゲーム用操作手段として、市販されているゲームコントローラ等を用いることができる。
なお、必要に応じ、オーディオスピーカーなどのゲーム演出のための演出部材や、警報機などの防犯部材を取り付けることができる。また、ゲームによって得られた得点を常時表示又は点滅表示する部材を取り付けてもよい。
さらに、必要に応じてウェイトに関する機能を取り付けることもできる。ウェイトに関する機能とは、1ゲーム当たりの最低限要する時間として定める規制時間より短い時間にてゲームを行うことを防止するための機能をいう。
商品は、例えば清涼飲料水やトレーディングカード、たばこ等、通常の自動販売機により販売できるものであれば、種類は問わない。商品の保存が容易であり、商品払い出し手段により容易に払い出されるものが好ましい。
ゲームプログラムは、例えば、カジノ系ゲーム(スロットマシン、ルーレットゲーム等)のように操作が単純で明快なものが好ましい。また、ゲームに要する時間が短いゲームが好ましい。ゲームに要する時間が長ければ、一人の者がゲーム機能付き自動販売機を長時間独占することとなるため好ましくない。
ゲーム手段は、ゲーム機能を発揮させるための部材であり、実行可能回数カウント手段と、ゲーム処理手段と、ゲーム用操作手段とを有している。
実行可能回数カウント手段は、ゲームの実行回数をカウントする部材であり、ゲームの実行回数を電子的に格納するメモリや、機械的にカウントするカウンタ等を用いることができる。
ゲーム処理手段は、ゲームプログラムに基づいて演算処理を行う部材である。具体的には、ゲームプログラムが記憶された記憶装置から当該ゲームプログラムを読み込み、このゲームプログラムに従って演算処理を行うものである。ゲーム処理手段として、市販されている中央処理装置(CPU)を用いることができる。
ゲーム用操作手段は、ゲームプログラムの実行中において、ゲームの開始、ゲームの終了、キャラクター等の移動指示、停止指示等、ゲームをゲーム処理手段に指示を与えるものである。ゲーム用操作手段として、市販されているゲームコントローラ等を用いることができる。
なお、必要に応じ、オーディオスピーカーなどのゲーム演出のための演出部材や、警報機などの防犯部材を取り付けることができる。また、ゲームによって得られた得点を常時表示又は点滅表示する部材を取り付けてもよい。
さらに、必要に応じてウェイトに関する機能を取り付けることもできる。ウェイトに関する機能とは、1ゲーム当たりの最低限要する時間として定める規制時間より短い時間にてゲームを行うことを防止するための機能をいう。
請求項2に記載の考案は、上記ゲームの実行可能回数を表示するための表示命令信号を送信する表示命令信号送信手段と、この表示命令信号を受信し、このゲームの実行可能回数を表示するゲーム実行可能回数表示手段と、を有する請求項1に記載のゲーム機能付き自動販売機である。
請求項2に記載の考案によれば、ゲームの実行可能回数はゲーム実行可能回数表示手段によって表示されるが、このゲームの実行可能回数は、表示命令信号送信手段によって表示命令信号を送信されたときに表示される。
このようにすることで、ゲームの実行可能回数が常に表示されているものと比べて消費される電力量が少なくすることができる。
また、このゲーム機能付き自動販売機の設置場所の景観を損なう程度が小さくなる。
このようにすることで、ゲームの実行可能回数が常に表示されているものと比べて消費される電力量が少なくすることができる。
また、このゲーム機能付き自動販売機の設置場所の景観を損なう程度が小さくなる。
請求項3に記載の考案は、上記表示命令信号送信手段と上記ゲーム実行可能回数表示手段とは、別体で構成される請求項2に記載のゲーム機能付き自動販売機である。
請求項3に記載の考案によれば、ゲーム実行可能回数表示手段を別体とすることで、市販の表示手段を用いることができ、ゲーム機能付き自動販売機の製造コストを低廉化することができる。
また、ゲーム機能付き自動販売機(本体)又はゲーム実行可能回数表示手段が故障したときは、故障した部材のみ交換すればよいため、メンテナンスコストを低廉化することができる。
ゲーム実行可能回数表示手段を別体にするときは、ゲーム機能付き自動販売機(本体)とゲーム実行可能回数表示手段とをケーブルによって接続されているか、無線によりゲーム機能付き自動販売機(本体)とゲーム実行可能回数表示手段との間にてデータのやりとりを行うことが可能であることを要する。
また、ゲーム機能付き自動販売機(本体)又はゲーム実行可能回数表示手段が故障したときは、故障した部材のみ交換すればよいため、メンテナンスコストを低廉化することができる。
ゲーム実行可能回数表示手段を別体にするときは、ゲーム機能付き自動販売機(本体)とゲーム実行可能回数表示手段とをケーブルによって接続されているか、無線によりゲーム機能付き自動販売機(本体)とゲーム実行可能回数表示手段との間にてデータのやりとりを行うことが可能であることを要する。
請求項1に記載の考案によれば、ゲーム手段をあらかじめゲーム機能付き自動販売機に組み込むことにより、ゲーム機能付き自動販売機の設置が容易となる。
また、ゲーム手段に実行可能回数カウント手段を組み込むことで、1回の商品の購入ごとに何度もゲームを楽しむことができる。
請求項2に記載の考案によれば、ゲームの実行可能回数が常に表示されているものと比べて消費される電力量が少なくすることができる。
また、このゲーム機能付き自動販売機の設置場所の景観を損なう程度が小さくなる。
請求項3に記載の考案によれば、ゲーム実行可能回数表示手段を別体とすることで、市販の表示手段を用いることができ、ゲーム機能付き自動販売機の製造コストを低廉化することができる。
また、ゲーム機能付き自動販売機(本体)又はゲーム実行可能回数表示手段が故障したときは、故障した部材のみ交換すればよいため、メンテナンスコストを低廉化することができる。
また、ゲーム手段に実行可能回数カウント手段を組み込むことで、1回の商品の購入ごとに何度もゲームを楽しむことができる。
請求項2に記載の考案によれば、ゲームの実行可能回数が常に表示されているものと比べて消費される電力量が少なくすることができる。
また、このゲーム機能付き自動販売機の設置場所の景観を損なう程度が小さくなる。
請求項3に記載の考案によれば、ゲーム実行可能回数表示手段を別体とすることで、市販の表示手段を用いることができ、ゲーム機能付き自動販売機の製造コストを低廉化することができる。
また、ゲーム機能付き自動販売機(本体)又はゲーム実行可能回数表示手段が故障したときは、故障した部材のみ交換すればよいため、メンテナンスコストを低廉化することができる。
以下、本考案によるゲーム機能付き自動販売機の実施例について、図面を参考にしながら説明する。
図1、図2において示すように、この考案の実施例に係るゲーム機能付き自動販売機10は、横幅1170mm、高さ1700mm、奥行き295mmの四角箱形の自動販売機本体10aを有している。この自動販売機本体10aは金属製であり、前壁と後壁とを有している。
この自動販売機本体10aの前壁の高さ方向の略中央部の右端部付近には、紙幣が投入される金銭投入口11が設けられている。この金銭投入口11に紙幣が投入されると、紙幣が投入されたことを検知するととともに、紙幣の種類と紙幣の真偽を検知信号と共に制御装置13に送信する金銭投入検知器12が設けられている。制御装置13においてはまず、紙幣の真偽を判断し、投入された紙幣が不真正の場合は、投入された紙幣を返却するよう制御装置13から金銭投入口11に設けられた紙幣返却機(図示しない)に対し返却信号が送信される。この返却信号を受信した紙幣返却機は投入された紙幣を金銭投入口11に差し戻される。
その一方で、投入された紙幣が真正の場合には、制御装置13において、投入された紙幣の種類を判断し、投入された金銭の額を算出する。投入された金銭の額が商品の購入代価と同一であるとき、制御装置13から商品貯蔵室14内に取り付けられた商品払出機14aに商品を払い出すよう商品払出信号が送信される。この商品払出信号を受信した商品払出機14aは、商品貯蔵室14に整列して貯蔵されている商品Xを商品払出口15に運び、この商品Xを商品払出口15から排出させる。商品払出口15は、前記自動販売機本体10aの前壁に、前記金銭投入口11の上側に設けられている。
この商品Xは、表面に金フィルムを貼付した遊戯機用プリペイドカードである。
この自動販売機本体10aの前壁の高さ方向の略中央部の右端部付近には、紙幣が投入される金銭投入口11が設けられている。この金銭投入口11に紙幣が投入されると、紙幣が投入されたことを検知するととともに、紙幣の種類と紙幣の真偽を検知信号と共に制御装置13に送信する金銭投入検知器12が設けられている。制御装置13においてはまず、紙幣の真偽を判断し、投入された紙幣が不真正の場合は、投入された紙幣を返却するよう制御装置13から金銭投入口11に設けられた紙幣返却機(図示しない)に対し返却信号が送信される。この返却信号を受信した紙幣返却機は投入された紙幣を金銭投入口11に差し戻される。
その一方で、投入された紙幣が真正の場合には、制御装置13において、投入された紙幣の種類を判断し、投入された金銭の額を算出する。投入された金銭の額が商品の購入代価と同一であるとき、制御装置13から商品貯蔵室14内に取り付けられた商品払出機14aに商品を払い出すよう商品払出信号が送信される。この商品払出信号を受信した商品払出機14aは、商品貯蔵室14に整列して貯蔵されている商品Xを商品払出口15に運び、この商品Xを商品払出口15から排出させる。商品払出口15は、前記自動販売機本体10aの前壁に、前記金銭投入口11の上側に設けられている。
この商品Xは、表面に金フィルムを貼付した遊戯機用プリペイドカードである。
前記自動販売機本体10aの前壁の中央部分に上側面と下側面と矩形の底面(口述するゲーム用ディスプレイ21)とを有する凹部が形成されている。すなわち、この凹部は、平面視して矩形でかつ断面視して略コの字型に形成されている。この凹部の下側面はこの凹部の底面に対して傾斜を有している。この凹部の底面全域は、ゲームプログラムの実行によりゲーム実行画面とゲーム得点とが表示されるゲーム用ディスプレイ21にて構成されている。また、この凹部の下側壁にはゲームコントローラ22が取り付けられている。このゲームコントローラ22には、4個の操作ボタン22a〜22dが上記凹部の下側壁に整列して設けられている。このゲーム用ディスプレイ21とこのゲームコントローラ22とはいずれも、制御装置13に接続されている。
上記ゲームプログラムは、カジノ系ゲームの一種であるスロットマシンゲームであり、図柄が記され、ゲーム用ディスプレイ21に表示されている3つのリールを回転させ、商品の購入者がゲームコントローラ22により3つのリールを停止させたときに、ゲーム用ディスプレイ21に表示された図柄に応じて、当たり又は外れの判定を行うものである。このゲームプログラムは、制御装置13にて実行される。
上記ゲーム用ディスプレイ21は、その画面にゲームプログラムにより3つのリールが常に表示されるものである。また、このゲーム用ディスプレイ21には、ゲーム結果に応じて変動するゲーム得点が常に表示されている。
上記4個の操作ボタン22a〜22dのうち、一端側にあるものはゲーム開始ボタン22a(この実施例では、スタートボタン22a)であり、ゲームを開始することを制御装置13に伝達するための信号を送信するものである。すなわち、スタートボタン22aを押圧することによって、ゲーム用ディスプレイ21に表示されている3つのリールの回転を開始させる。
上記4個の操作ボタン22a〜22dのうち、ゲーム開始ボタン22a以外の操作ボタンは、ゲーム実行操作ボタン22b〜22d(この実施例では、ストップボタン22b〜22d)であり、ゲームの実行の際に操作するものである。すなわち、上記ストップボタン22b〜22dは、上記3つのリールにそれぞれ対をなしており、上記ストップボタン22b〜22dを押圧することによって、対応するリールの回転を停止させる。
上記ゲームプログラムは、カジノ系ゲームの一種であるスロットマシンゲームであり、図柄が記され、ゲーム用ディスプレイ21に表示されている3つのリールを回転させ、商品の購入者がゲームコントローラ22により3つのリールを停止させたときに、ゲーム用ディスプレイ21に表示された図柄に応じて、当たり又は外れの判定を行うものである。このゲームプログラムは、制御装置13にて実行される。
上記ゲーム用ディスプレイ21は、その画面にゲームプログラムにより3つのリールが常に表示されるものである。また、このゲーム用ディスプレイ21には、ゲーム結果に応じて変動するゲーム得点が常に表示されている。
上記4個の操作ボタン22a〜22dのうち、一端側にあるものはゲーム開始ボタン22a(この実施例では、スタートボタン22a)であり、ゲームを開始することを制御装置13に伝達するための信号を送信するものである。すなわち、スタートボタン22aを押圧することによって、ゲーム用ディスプレイ21に表示されている3つのリールの回転を開始させる。
上記4個の操作ボタン22a〜22dのうち、ゲーム開始ボタン22a以外の操作ボタンは、ゲーム実行操作ボタン22b〜22d(この実施例では、ストップボタン22b〜22d)であり、ゲームの実行の際に操作するものである。すなわち、上記ストップボタン22b〜22dは、上記3つのリールにそれぞれ対をなしており、上記ストップボタン22b〜22dを押圧することによって、対応するリールの回転を停止させる。
上記ゲームプログラムの実行により得られた実行結果は、制御装置13において、ゲーム結果を演算する。演算によって得られたゲーム結果は、制御装置13において入賞判定を行う。入賞であると制御装置13が判断した場合、制御装置13は商品Xを払い出すよう制御装置13から上記商品貯蔵室14内に取り付けられた商品払出機14aに商品払出信号が送信される。この商品払出信号を受信した商品払出機14aは、商品貯蔵室14に整列して貯蔵されている商品Xを商品払出口15に運び、この商品Xを商品払出口15から排出させる。
上記制御装置13は市販されているCPUとメモリから構成されている。CPUは、プログラムを実行し、各種信号の送受信を行う部材である。メモリには、ゲームプログラムが記憶されているゲームプログラム記憶メモリと、ゲームの実行可能回数を記憶するゲーム実行可能回数保存メモリとを有している。上記メモリとにそれぞれ記憶された各種データは上記CPUに読み出され、各種演算を行い、その結果を上記メモリに保存される。
このように構成される自動販売機本体10aとは別体で、ゲームの実行可能回数を表示するためのゲーム回数表示ディスプレイ10bが、この自動販売機本体とケーブルによって接続されている。このゲーム回数表示ディスプレイ10bは、ゲーム実行可能回数を表示するゲーム回数表示画面32と、このゲーム実行可能回数を画面32に表示させるためのゲーム回数表示ボタン31とを備えている。このゲーム回数表示画面32には通常何も表示されおらず、ゲーム回数表示ボタン31を押圧すると、ゲーム回数表示画面32に対し残りのゲーム実行可能回数を表示することを制御装置13から指示が送られ、この制御装置13からの指示を受け取ったゲーム回数表示ディスプレイ10bは、残りのゲームの実行可能回数をゲーム回数表示画面32に表示する。
次に、このゲーム機能付き自動販売機10の使用例について図3、図4を参考にしながら説明する。
このゲーム機能付き自動販売機10の金銭投入口11に紙幣(1000円)を投入する。紙幣が投入されると、金銭投入検知器12にて金銭が投入されたことを検知する。金銭が投入されたことを検知した場合、この金銭投入検知器12は検知信号を、投入された紙幣の真偽と額とを併せて制御装置13に送信する。
検知信号等を受信した制御装置13は、紙幣が真正でかつ適切な額の紙幣が投入されたことを制御装置13が判断したときに、制御装置13から商品貯蔵室14内に取り付けられた商品払出機14aに商品を払い出すよう商品払出信号が送信される。この商品払出信号を受信した商品払出機14aは、商品貯蔵室14に整列して貯蔵されている商品Xを商品払出口15に運び、この商品Xを商品払出口15から排出させる。
その後、ゲームプログラム記憶メモリからゲームプログラムを起動させ、スタートボタン22aが押圧可能な状態にするとともに、制御装置13におけるゲーム実行可能回数保存メモリにゲームの実行可能回数(5回)を初期値として保存する。このとき、ゲーム用ディスプレイ21には、停止した状態の3つのリールと、ゲーム得点が表示されている。
その後、スタートボタン22aが押圧されたときに、このゲームプログラムにより、ゲーム用ディスプレイ21に表示されている3つのリールが回転する。
その後、ストップボタン22b〜22dが押圧されたときに、押圧されたストップボタン22b〜22dに対応するリールが停止する。
全てのリールが停止したときに、制御装置13は、リールに表示された図柄に基づいてゲーム結果処理を行う。
検知信号等を受信した制御装置13は、紙幣が真正でかつ適切な額の紙幣が投入されたことを制御装置13が判断したときに、制御装置13から商品貯蔵室14内に取り付けられた商品払出機14aに商品を払い出すよう商品払出信号が送信される。この商品払出信号を受信した商品払出機14aは、商品貯蔵室14に整列して貯蔵されている商品Xを商品払出口15に運び、この商品Xを商品払出口15から排出させる。
その後、ゲームプログラム記憶メモリからゲームプログラムを起動させ、スタートボタン22aが押圧可能な状態にするとともに、制御装置13におけるゲーム実行可能回数保存メモリにゲームの実行可能回数(5回)を初期値として保存する。このとき、ゲーム用ディスプレイ21には、停止した状態の3つのリールと、ゲーム得点が表示されている。
その後、スタートボタン22aが押圧されたときに、このゲームプログラムにより、ゲーム用ディスプレイ21に表示されている3つのリールが回転する。
その後、ストップボタン22b〜22dが押圧されたときに、押圧されたストップボタン22b〜22dに対応するリールが停止する。
全てのリールが停止したときに、制御装置13は、リールに表示された図柄に基づいてゲーム結果処理を行う。
このゲーム結果処理は、まず、3つのリールに表示された図柄がすべて一致するかを判定する一致していれば、入賞と判定し、一致していなければ入賞ではないと判定する。
入賞と判定した場合、制御装置13は、制御装置13から商品貯蔵室14内に取り付けられた商品払出機14aに、特典として、商品Xを払い出すよう商品払出信号が送信される。この商品払出信号を受信した商品払出機14aは、商品貯蔵室14に整列して貯蔵されている商品Xを商品払出口15に運び、この商品Xを商品払出口15から排出させる。
また、ゲーム結果処理に応じてゲーム得点を制御装置により演算処理を行い、ゲームの結果(入賞判定結果とゲーム得点)をゲーム用ディスプレイ21に表示させるとともに、ゲーム実行可能回数保存メモリに保存されたゲームの実行可能回数を制御装置13に読み込み、制御装置13においてゲームの実行可能回数を1回減じ、その値をゲーム実行可能回数保存メモリに保存する。
入賞と判定した場合、制御装置13は、制御装置13から商品貯蔵室14内に取り付けられた商品払出機14aに、特典として、商品Xを払い出すよう商品払出信号が送信される。この商品払出信号を受信した商品払出機14aは、商品貯蔵室14に整列して貯蔵されている商品Xを商品払出口15に運び、この商品Xを商品払出口15から排出させる。
また、ゲーム結果処理に応じてゲーム得点を制御装置により演算処理を行い、ゲームの結果(入賞判定結果とゲーム得点)をゲーム用ディスプレイ21に表示させるとともに、ゲーム実行可能回数保存メモリに保存されたゲームの実行可能回数を制御装置13に読み込み、制御装置13においてゲームの実行可能回数を1回減じ、その値をゲーム実行可能回数保存メモリに保存する。
このとき、ゲーム回数表示ボタン31が押圧されたとき、ゲーム回数表示ボタンが押圧されたことを押圧検知信号として制御装置13に送信される。この押圧検知信号を受信した制御装置13は、ゲーム実行可能回数保存メモリに保存されたゲームの実行可能回数を読み込み、その数値を表示信号としてゲーム回数表示ディスプレイ10bに送信する。この制御装置13からの表示信号を受信したゲーム回数表示ディスプレイ10bは、表示信号中に含まれる残りのゲームの実行可能回数をゲーム回数表示画面32に表示する。
その後、ゲーム回数表示ボタン31の押圧が解除されたとき、ゲーム回数表示ボタンの押圧が解除されたことを押圧解除検知信号として制御装置13に送信される。この押圧解除検知信号を受信した制御装置13は、表示を消去する旨の命令信号をゲーム回数表示ディスプレイ10bに送信する。この制御装置13からの命令信号を受信したゲーム回数表示ディスプレイ10bは、ゲーム回数表示画面32に表示されている画面表示を消去する。
その後、ゲーム回数表示ボタン31の押圧が解除されたとき、ゲーム回数表示ボタンの押圧が解除されたことを押圧解除検知信号として制御装置13に送信される。この押圧解除検知信号を受信した制御装置13は、表示を消去する旨の命令信号をゲーム回数表示ディスプレイ10bに送信する。この制御装置13からの命令信号を受信したゲーム回数表示ディスプレイ10bは、ゲーム回数表示画面32に表示されている画面表示を消去する。
一連の工程が終了した後、ゲーム実行可能回数保存メモリに保存されたゲームの実行可能回数が0回であるか否かを判断する。保存されたゲームの実行可能回数が0回であるときは、金銭が投入される前の状態に戻される。保存されたゲームの実行可能回数が1回以上のときは、スタートボタンが押圧される直前の状態に戻される。
なお、この実施例においては、ゲーム機能付き自動販売機10を市街地に設置する場合について説明したが、必要に応じて、オーディオスピーカーなどのゲーム演出のための演出部材や、警報機などの防犯部材を取り付けることができる。
10 ゲーム機能付き自動販売機、
10a 自動販売機本体、
10b ゲーム回数表示ディスプレイ、
12 金銭投入検知器、
13 制御装置、
14a 商品払出機
21 ゲーム用ディスプレイ、
22 ゲームコントローラ、
X 商品。
10a 自動販売機本体、
10b ゲーム回数表示ディスプレイ、
12 金銭投入検知器、
13 制御装置、
14a 商品払出機
21 ゲーム用ディスプレイ、
22 ゲームコントローラ、
X 商品。
Claims (3)
- 金銭の投入を検知する金銭投入検知手段と、
投入された上記金銭の額に応じて商品を払い出す商品払出し手段と、
この商品の払い出しと同時に、あらかじめ記憶装置に記憶されたゲームプログラムを実行するゲーム手段とを有するゲーム機能付き自動販売機において、
上記ゲーム手段は、
上記ゲームの実行可能回数をカウントする実行可能回数カウント手段と、
上記ゲームプログラムに基づいて演算処理を行うゲーム処理手段と、
上記ゲームプログラムに基づき、このゲーム処理手段に指示を与えるゲーム用操作手段と、を有するゲーム機能付き自動販売機。 - 上記ゲームの実行可能回数を表示するための表示命令信号を送信する表示命令信号送信手段と、
この表示命令信号を受信し、このゲームの実行可能回数を表示するゲーム実行可能回数表示手段と、を有する請求項1に記載のゲーム機能付き自動販売機。 - 上記表示命令信号送信手段と上記ゲーム実行可能回数表示手段とは、別体で構成される請求項2に記載のゲーム機能付き自動販売機。
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JP2012006271U JP3180609U (ja) | 2012-10-15 | 2012-10-15 | ゲーム機能付き自動販売機 |
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---|---|---|---|---|
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JP2008123250A (ja) * | 2006-11-13 | 2008-05-29 | Takuto:Kk | ゲーム装置付き自動販売機 |
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Patent Citations (2)
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JP2000353272A (ja) * | 1999-05-06 | 2000-12-19 | Woo Shin Poong | ゲームおよびボーナス商品提供の自動販売機 |
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