JP3180490U - 連結具 - Google Patents

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Abstract

【課題】衣服等の被連結部材から簡単に脱着でき、強度を向上させることが可能な連結具を提供する。
【解決手段】被連結部材2間を磁石5により連結するための連結具1であって、被連結部材2の第1主面2a及び第1主面2aに対向する第2主面2bを貫通する開口部21の周縁に設けられたハトメ部3と、磁石5と、磁石5を内部に封入する封入部4とを有する。さらに、開口部21内に着脱可能に嵌め込まれる嵌込部材6とを備え、封入部4は、1又は複数の材料で形成され、嵌込部材6が開口部21内に嵌め込まれる際にハトメ部3と接触する封入部4の少なくとも一部を弾性部材で形成する。
【選択図】図8

Description

本考案は、連結具に関し、例えば衣服、収納具等の留め部分に利用可能な連結具に関する。
衣類、収納具等の連結具(留め具)として、ボタンの代わりに磁石を用いる構造が知られている。例えば、実開平5−72901号公報(特許文献1)には、シャツの留め部分に一対の磁石を装着した留め具の例が開示されている。実用新案登録第3169768号公報(特許文献2)には、詰襟等に用いられる留め具として、磁石を弾性素材で包み込んだ留め具の例が開示されている。
実開平5−72901号公報 実用新案登録第3169768号公報
しかしながら、特許文献1に記載される留め具は、衣類に磁石を直接取り付けているため、磁石を取り付けるための作業が困難である。磁石を取り付けた後も、洗濯などにより衣服から磁石が外れやすく、磁石が傷みやすい。
特許文献2に記載された留め具は、衣服に縫い付けられた板状又は膜状の弾性部材に形成された開口部から磁石を押し込んで、磁石を衣服と弾性部材との間に格納させている。このため、磁石の衣服への取り付けは容易である。磁石を格納した後は、磁石の挿入のための開口部が収縮して開口幅が狭まることで、磁石も外れにくい。しかしながら、特許文献2に記載される留め具は、留め具を構成する弾性部材が衣服に直接縫い付けられているため、留め具の脱着が困難である。留め具から磁石の出し入れを繰り返すことにより、留め具の強度が低下する場合もある。
上記課題を鑑み、本考案は、衣服等の被連結部材から簡単に脱着でき、強度を向上させることが可能な連結具を提供する。
上記課題を解決するために、本考案の態様によれば、被連結部材間を磁石により連結するための連結具であって、被連結部材の第1主面及び第1主面に対向する第2主面を貫通する開口部の周縁に設けられたハトメ部と、磁石と、磁石を内部に封入する封入部とを含み、開口部内に着脱可能に嵌め込まれる嵌込部材とを備え、封入部は1又は複数の材料で形成され、嵌込部材が開口部内に嵌め込まれる際にハトメ部と接触する封入部の少なくとも一部が弾性部材で形成されていることを含む連結具が提供される。
本考案に係る連結具は一実施態様において、封入部は、ハトメ部と係合する溝部を外周面上に備える。
本考案に係る連結具は別の一実施態様において、封入部は、開口部内に埋設される軸部と、軸部の一端に配置され、第1主面から突出する第1端部と、軸部の他端に配置され、第2主面から突出する第2端部とを含み、被連結部材の延在方向に沿った第1端部及び第2端部の幅(W2、W3)が、開口部の開口幅(W4)よりも大きい。
本考案に係る連結具は更に別の一実施態様において、第1端部及び第2端部の少なくともいずれかの外周端が、弾性部材で形成されている。
本考案に係る連結具は更に別の一実施態様において、磁石が、第1端部内に配置されている。
本考案に係る連結具は更に別の一実施態様において、第1端部と第2端部とが、それぞれ異なる材料で形成されている。
本考案に係る連結具は更に別の一実施態様において、第1端部及び第2端部の表面上に、他の連結具と連結可能な凹部又は凸部からなる連結補助部が配置されている。
本考案に係る連結具は更に別の一実施態様において、第1端部及び第2端部の少なくとも一方の外周端上に、少なくとも1の切り欠き部が形成されている。
本考案の他の態様によれば、被連結部材間を磁石により連結するための連結具であって、被連結部材の第1主面及び第1主面に対向する第2主面を貫通し、それぞれ間隔を空けて列設された複数の開口部の周縁にそれぞれ設けられた複数のハトメ部と、磁石と、磁石を内部に封入する封入部とを含み、開口部内に着脱可能に嵌め込まれる1又は複数の嵌込部材とを備え、封入部は、1又は複数の材料で形成されており、嵌込部材が開口部内に嵌め込まれる際にハトメ部と接触する封入部の少なくとも一部が弾性部材で形成されていることを含む連結具が提供される。
本考案に係る連結具は更に別の一実施態様において、被連結部材が、衣類、収納具及びファスナーテープのいずれかを含む。
本考案によれば、衣服等の被連結部材から簡単に脱着でき、強度を向上させることが可能な連結具が提供できる。
本考案の実施の形態に係る連結具の一部を構成する嵌込部材の一例を示す平面図である。 図1の嵌込部材の側面図である。 図2の嵌込部材のIII-III線に沿った断面図である。 図3の嵌込部材のIV-IV線に沿った断面図である。 本考案の実施の形態に係る連結具の一部を構成するハトメ部の一例を示す平面図である。 図5の被連結部材のVI−VI線に沿った断面図である。 本考案の実施の形態に係る連結具の被連結部材上への取付方法を表す概略図である。 本考案の実施の形態に係る連結具の一例を示す断面図である。 本考案の実施の形態に係る連結具を用いて2つの被連結部材間を連結した状態を示す断面図である。 本考案の実施の形態に係る連結具の取付状態の例を示す断面図である。 本考案の実施の形態に係る連結具の第1の変形例を示す断面図である。 本考案の実施の形態に係る連結具の第2の変形例を示す部分断面図である。 本考案の実施の形態に係る連結具の第3の変形例を示す部分断面図である。 本考案の実施の形態に係る連結具の第4の変形例を示す部分断面図である。 本考案の実施の形態に係る連結具の第5の変形例を示す側面図である。 図15に示す連結具を用いて2つの被連結部材間を連結した状態の例を表す部分断面図である。 本考案の実施の形態に係る連結具の第6の変形例を表す平面図である。 図17に示す連結具の側面図である。 本考案の実施の形態に係る連結具の第7の変形例を表す平面図である。 本考案の実施の形態に係る連結具の第8の変形例を示す断面図である。 本考案の実施の形態に係る連結具を衣類に取り付けた例を示す説明図である。 本考案の実施の形態に係る連結具をシャツの袖口に取り付けた例を示す説明図である。 被連結部材上に1つの連結具を配置した場合の例を示す平面図である。 本考案の実施の形態に係る連結具を収納具に取り付けた例を示す説明図である。
以下に、図面を参照して本考案の実施の形態を説明する。以下の図面の記載においては、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。なお、以下に示す実施の形態はこの考案の技術的思想を具体化するための装置、取付方法及び応用例を例示するものであって、この考案の技術的思想は、構成部品の構造、配置、材質等を下記のものに特定するものではない。
本考案の実施の形態に係る連結具1は、図9に示すように、2つの被連結部材2間を磁石5により連結するための連結具1である。各連結具1は、被連結部材2上に取り付けられたハトメ部3と、ハトメ部3内に嵌め込まれる嵌込部材6とを含む。
被連結部材2としては、例えば生地、ファスナーテープ、衣類、皮革類、収納具等が挙げられる。図6に示すように、被連結部材2上には、第1主面2a及び第1主面2aに対向する第2主面2bを貫通する複数の開口部21が設けられている。図6に示す例においては、被連結部材2上に、複数の開口部21が等間隔で列設された例が開示されているが、必要に応じて1つの開口部21のみが被連結部材2上に配置されても構わないことは勿論である。
図5に示すように、ハトメ部3は、開口部21の周縁22の全周を補強するように配置され、開口部21の外形を定義する。図6に示すように、ハトメ部3は、被連結部材2の第1主面2a及び第2主面2bの両面上からそれぞれ突出するように配置され、被連結部材2の一部を被覆している。ハトメ部3及び開口部21の外形は、図5に示すような円形に限られず、三角形、矩形、多角形等の様々な形状が採用可能である。ハトメ部3は、例えば、ポリアセタール(POM)、ポリアミド樹脂、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリウレタン、ポリプロピレン等の樹脂を射出成形することにより、被連結部材2上に形成することができる。ハトメ部3の材質は、使用用途によって製造者が種々に変更可能であり、上記の材料に限定されないことは勿論である。
図1に示すように、嵌込部材6は、磁石5と、磁石5を内部に封入する封入部4とを含む。封入部4は1又は複数の材料で形成されている。図7及び図8を用いて後述するが、封入部4は、嵌込部材6が開口部21内に嵌め込まれる際に、ハトメ部3と接触する外周部分(外周端461、471)が少なくとも弾性部材で形成されている。封入部4が備える弾性部材の弾性変形により、嵌込部材6が、開口部21内に着脱可能に嵌め込まれる。
弾性部材としては、例えばシリコンゴム等の樹脂や熱可塑性エラストマー、その他ゴム素材が使用可能である。なお、弾性部材としては、外力を加えると変形し、外力付加を解除すれば元の形状に戻る性質の材料であれば、上記の材料には限定されない。
図8に示すように、封入部4の外周面4c上には凹状の溝部41が形成されている。溝部41は、嵌込部材6が開口部21内に嵌め込まれたときにハトメ部3と係合する。なお、本実施形態において、封入部4の外周面4cとは、封入部4が開口部21内に収容されたときに被連結部材2の第1主面2a上又は第2主面2b上をそれぞれ延在する嵌込部材6の主面を表面4a及び裏面4bとして定義した場合に、この表面4a及び裏面4bと交差する外周表面を意味する。
溝部41の溝の深さDは、被連結部材2の第1主面2aと平行な方向に沿ったハトメ部3の幅W1と同等か、幅W1よりも大きく形成されていることが好ましい。溝部41の溝底42の大きさSは、被連結部材2の第1主面2aと垂直な方向に沿ったハトメ部3の高さH1と同等か、高さH1よりも数mm程度大きく形成されていることが好ましい。これにより、嵌込部材6とハトメ部3との係合がより確実となり、嵌込部材6が被連結部材2から外れにくくなる。
図2に示すように、封入部4は、側面視がH形状を有している。封入部4は、柱状の軸部45と、軸部45の一端に配置された第1端部46と、軸部45の他端に配置された第2端部47とを含む。図8に示すように、軸部45は、嵌込部材6が開口部21内に嵌め込まれたときに開口部21内に埋設される。第1端部46は、嵌込部材6が開口部21内に嵌め込まれたときに、第1主面2a上に延在するとともに第1主面2a上から突出する。第2端部47は、嵌込部材6が開口部21内に嵌め込まれたときに、第2主面2b上に延在するとともに第2主面2b上から突出する。図1〜図4に示すように、磁石5は、軸部45、第1端部46及び第2端部47の各領域に延在している。磁石5の封入位置は図1〜図4に示す例に制限されないことは勿論である。
被連結部材2の延在方向、即ち図8の紙面左右方向に沿った第1端部46及び第2端部47の幅W2、W3は、開口部21の開口幅W4よりも大きいことが好ましい。これにより嵌込部材6が開口部21内に嵌め込まれた後は、第1端部46及び第2端部47が被連結部材2及びハトメ部3を挟み込んだ状態となるため、嵌込部材6が被連結部材2から外れにくくなる。
第1端部46及び第2端部47の少なくともいずれかの外周端461、471は、少なくとも弾性部材で形成されていることが好ましい。なお、外周端461、471とは、図2に示すように、嵌込部材6を側面から見た場合に、軸部45から外周方向へ向けて突出する部分を指す。
図7に示すように、例えば、第1端部46の外周端461が弾性部材で形成された場合は、封入部4(嵌込部材6)を開口部21内に押し込む方向に力を加えることにより、外周端461が弾性変形し、開口部21内を通過する。外周端461が開口部21内を通過した後は、外周端461が弾性復帰して元の形状に戻る。その結果、図8に示すように、外周端461の溝部41側の表面と溝部41の溝底42と外周端471の溝部41側の表面がハトメ部3と当接し、嵌込部材6が被連結部材2上により確実に固定される。
図9は、本考案の実施の形態に係る連結具1を2つの被連結部材2にそれぞれ配置し、2つの連結具1同士を互いに連結させた状態を示す断面図である。図9の紙面上方の嵌込部材6の磁石5の磁性と、図9の紙面下方の嵌込部材6の磁石5の磁性とが異なるように、2つの嵌込部材6はそれぞれ被連結部材2の開口部21内に埋設されている。図9においては、2つの磁石5の磁力によって2つの嵌込部材6が連結された状態になっている。
一般に、磁石5は、ボタン等に比べて高価である。更に磁石5は、衝撃に弱く、洗濯や汗に対して耐久性が低い場合がある。そのような磁石5を、衣類に直接取り付けて使用すると、長期間の利用により磁石5に腐食又は破損が生じることがある。磁石5を直接衣類に取り付けた場合は、縫製時或いは検針作業時に作業の邪魔になる場合もある。
本考案に係る連結具1によれば、磁石5は、嵌込部材6(封入部4)によって内部に封止されており、外気から保護されている。そのため、衝撃や水等の腐食原因となる物質から磁石5を保護することができる。その結果、長期間の使用によっても磁石5が腐食又は破損しにくくなるため、連結具1を繰り返し使用した場合においても、従来の留め具に比べて磁石5の長期間の使用による連結具1の強度低下を抑制できる。
また、本考案に係る嵌込部材6は、封入部4の第1端部46及び第2端部47の少なくともいずれかの外周端461、471が弾性素材で形成されている。このため、図7に示すように、ハトメ部3上に嵌込部材6の封入部4を対向させて、使用者が開口部21内へ押し込む方向に力を加えることで、封入部4の外周端461が弾性変形する。その結果、図8に示すように、磁石5を内包する嵌込部材6が、開口部21内に着脱可能に嵌め込まれる。開口部21内への着脱は使用者の指などにより簡単に行うことができる。これにより縫製、検針等の作業を行う際は嵌込部材6を被連結部材2から取り外して行うことができるため、磁石5が縫製、検針作業の邪魔になることがなく、作業の効率化が図れる。
本考案に係る連結具1を取り付ける際は、被連結部材2上に所定の数の貫通孔を列設し、射出成形等により貫通孔の外周に沿ってハトメ部3を形成する。これにより、図5に示すように、中央部に開口部21が形成されたハトメ部3を形成する。その後、図10に示すように、被連結部材2上の開口部21の所定の位置に所定の数の嵌込部材6を嵌め込めばよい。
(第1の変形例)
図11に示すように、第1の変形例に係る連結具1aは、ハトメ部3aが金属材料で形成されている点が、図8に示す連結具1と異なる。他の構成は図8に示す連結具1と実質的に同様であるため重複した記載を省略する。ハトメ部3aは、例えば、金属製のアイレットとワッシャーをハトメ取付装置等により開口部21に沿って加締めること等によって取り付けることができる。ハトメ部3aが金属材料で形成されることにより、開口部21周辺の強度が向上するため、長期間の使用によっても破損が生じにくく、連結具1aの強度をより向上させることができる。
(第2の変形例)
図12に示すように、第2の変形例に係る連結具1bは、嵌込部材6bの封入部4の外周面4c全体にわたってV字状の溝部41aが形成されている点が、図8に示す連結具1及び嵌込部材6と異なる。他の構成は、図8に示す連結具1と実質的に同様であるため重複した記載を省略する。図12に示す連結具1bによれば、溝部41aがV字形状を有しているため、図8に示す連結具1に比べて着脱しやすい。また、様々な厚みの被連結部材2に対して図12に示す嵌込部材6bを取り付けることができるため、被連結部材2の厚みに影響されにくい汎用性の高い連結具1bが得られる。
(第3の変形例)
図13に示すように、第3の変形例に係る連結具1cは、嵌込部材6cの第1端部46と第2端部47の大きさが異なる点が、図8に示す連結具1及び嵌込部材6と異なる。図13において、被連結部材2の延在方向、即ち図13の紙面左右方向からみた第1端部46の幅W2は、第2端部47の幅W3よりも小さい。他の構成は図8に示す連結具1及び嵌込部材6と実質的に同様であるため重複した記載を省略する。図13に示す連結具1cによれば、第1端部46と第2端部47とでハトメ部3及び被連結部材2を挟んだ状態で、第1端部46の大きさを小さくできるため、連結具1c及び嵌込部材6cの小型化が図れる。また、図13に示す嵌込部材6cによれば、図8の嵌込部材6に比べて第1端部46が開口部21内に押し込みやすくなるため、図8の嵌込部材6に比べて着脱が容易になる。図13においては、第1端部46が第2端部47よりも小さい例が開示されているが、この逆の構成も採用可能であることは勿論である。
(第4の変形例)
図14に示すように、第4の変形例に係る連結具1dは、嵌込部材6d内に埋設される磁石5が、第1端部46の内部にのみ選択的に封入されている点が、図8に示す連結具1及び嵌込部材6と異なる。磁石5は第1端部46の中央部分から外周端461に渡って延在している。また、図14においては、第1端部46の高さH2が、第2端部47の高さH3よりも高い。他の構成は図8に示す連結具1と実質的に同様であるため重複した記載を省略する。図14に示す連結具1dによれば、磁石5を一方の端部にのみ偏在させることで、被連結部材2の第2主面2b側には磁石が配置されない。このため、第2主面2b側に配置される他部材に対する磁石5の磁性の影響を小さくすることができる。なお、図14に示す連結具1dの場合は、第2端部47の外周端471が少なくとも弾性部材で形成されていれば、開口部21への着脱が達成可能である。
(第5の変形例)
図15及び図16に示すように、第5の変形例に係る連結具1eは、嵌込部材6eの第1端部46及び第2端部47の少なくとも一方の表面4a、4b上に、もう一方連結具1eと連結可能な凹部又は凸部からなる連結補助部48、49が配置されている点が、図8に示す連結具1及び嵌込部材6と異なる。他の構成は図8に示す連結具1及び嵌込部材6と実質的に同様であるため重複した記載を省略する。第5の変形例に係る嵌込部材6eによれば、連結補助部48、49により、連結具1e同士を連結する場合の位置ずれが抑制されるため、連結具1e同士の連結をよりスムーズに行うことができる。
(第6の変形例)
図17及び図18に示すように、第6の変形例に係る連結具1fは、嵌込部材6fの第1端部46が、平面視で多角形(星形)の形状を有している点が、図8に示す連結具1及び嵌込部材6と異なる。他の構成は図8に示す連結具1と実質的に同様であるため重複した記載を省略する。第6の変形例に係る嵌込部材6fによれば、外観に優れた連結具1fが提供できる。
(第7の変形例)
第7の変形例に係る連結具1gは、嵌込部材6gの第1端部46及び第2端部47の少なくとも一方の外周端461、471に少なくとも1の切り欠き部7が形成される。図19の例においては、第1端部46の外周端461の周方向に沿って3つの切り欠き部7が形成された例が開示されている。切り欠き部7の数は、特に制限されない。他の構成は図8に示す連結具1及び嵌込部材6と実質的に同様であるため重複した記載を省略する。第7の変形例に係る連結具1gによれば、外周端461に切り欠き部7を配置することにより、嵌込部材6gを開口部21内へより押し込みやすくすることができる。
(第8の変形例)
図20に示すように、第8の変形例に係る連結具1hは、嵌込部材6hの封入部4が複数の材料で形成されており、第1端部46と第2端部47とがそれぞれ異なる材料で形成されている点が、図8に示す連結具1及び嵌込部材6と異なる。第1端部46と第2端部47は異なる色で着色されていてもよい。他の構成は図8に示す連結具1及び嵌込部材6と実質的に同様であるため重複した記載を省略する。第8の変形例に係る嵌込部材6hによれば、使用者が嵌込部材6hを開口部21へ嵌め込む向きを変更することで、2種類の異なる外観を得ることができる。また、第1端部46と第2端部47は異なる色で着色することで、使用者が嵌込部材6hを嵌め込む向きを認識し易くできる。また、磁石5が封入部4内に封入されることにより保護されているため、磁石5の破損が抑制される。
(応用例)
図21は、本考案の実施の形態に係る連結具1をシャツ100の留め部分8a、8bに適用した場合の例を示す概略図である。シャツ100の留め部分8a、8bには、ファスナーテープからなる被連結部材2が配置される。被連結部材2には、互いに間隔を空けて列設された複数の開口部21の周縁に設けられたハトメ部3が配置されている。磁石5を内部に封入した嵌込部材6は、開口部21の所定の位置に嵌め込まれている。対向する2つの嵌込部材6を近づけて嵌込部材6が有する磁石5の磁力で連結させることにより、シャツ100が閉じられる。図22は実施の形態に係る連結具1をシャツ100の袖口101に用いた場合の例を示し、図23は、被連結部材2上に図23からは見えない1つの開口部を形成し、この開口部に連結具1を嵌め込んだ例を示す。図24は、本考案の実施の形態に係る連結具1を収納具102に利用した例を示す。本考案に係る連結具1は、図21〜図24に例示した具体例に限られず、2つの部材を連結する様々な部品に利用可能である。
上記のように本考案の実施の形態を記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、この考案を限定するものであると理解すべきではない。例えば、図1〜図4に示す嵌込部材6は、磁石5が軸部45、第1端部46、第2端部47の各領域に延在している。しかしながら、嵌込部材6、6b〜6hの各寸法及び磁石5の配置される位置及び寸法は、製造者の都合に応じて適宜変更可能であることは勿論である。例えば、磁石5は、軸部45の内部のみに封入されていてもよい。図14に示す例において、磁石5は、外周端461にまでは延在せずに、第1端部46の中央部分にのみ配置されていても構わない。図14に示す例において、磁石5が、第2端部47の中央部分にのみ配置していても構わない。このように、本考案はここでは明示していない様々な態様を含むことは勿論であり、実施段階においてはその要旨を逸脱しない範囲において変形して具体化され得る。
1、1a〜1h…連結具
2…被連結部材
3、3a…ハトメ部
4…封入部
5…磁石
6、6b〜6h…嵌込部材
7…切り欠き部
21…開口部
22…周縁
41、41a…溝部
42…溝底
45…軸部
46…第1端部
47…第2端部
48…連結補助部
100…シャツ
101…袖口
102…収納具
461…外周端
471…外周端

Claims (10)

  1. 被連結部材(2)間を磁石(5)により連結するための連結具(1)であって、
    被連結部材(2)の第1主面(2a)及び前記第1主面(2a)に対向する第2主面(2b)を貫通する開口部(21)の周縁(22)に設けられたハトメ部(3)と、
    磁石(5)と、前記磁石(5)を内部に封入する封入部(4)とを含み、前記開口部(21)内に着脱可能に嵌め込まれる嵌込部材(6)とを備え、
    前記封入部(4)は1又は複数の材料で形成され、前記嵌込部材(6)が前記開口部(21)内に嵌め込まれる際に前記ハトメ部(3)と接触する前記封入部(4)の少なくとも一部が弾性部材で形成されていることを含む連結具(1)。
  2. 前記封入部(4)は、前記ハトメ部(3)と係合する溝部(41)を外周面(4c)上に備えることを含む請求項1に記載の連結具(1)。
  3. 前記封入部(4)は、前記開口部(21)内に埋設される軸部(45)と、前記軸部(45)の一端に配置され、前記第1主面(2a)から突出する第1端部(46)と、前記軸部(45)の他端に配置され、前記第2主面(2b)から突出する第2端部(47)とを含み、前記被連結部材(2)の延在方向に沿った前記第1端部(46)及び前記第2端部(47)の幅(W2、W3)が、前記開口部(21)の開口幅(W4)よりも大きいことを含む請求項1に記載の連結具(1)。
  4. 前記第1端部(46)及び前記第2端部(47)の少なくともいずれかの外周端(461、471)が、前記弾性部材で形成されていることを含む請求項3に記載の連結具(1)。
  5. 前記磁石(5)が、前記第1端部(46)内に配置されていることを含む請求項3又は4に記載の連結具(1)。
  6. 前記第1端部(46)と前記第2端部(47)とが、それぞれ異なる材料で形成されていることを含む請求項3〜5のいずれか1項に記載の連結具(1)。
  7. 前記第1端部(46)及び前記第2端部(47)の表面(4a、4b)上に、他の連結具(1)と連結可能な凹部又は凸部からなる連結補助部(48、49)が配置されていることを含む請求項3〜6のいずれか1項に記載の連結具(1)。
  8. 前記第1端部(46)及び前記第2端部(47)の少なくとも一方の外周端(461、471)上に、少なくとも1の切り欠き部(7)が形成されている請求項3〜7のいずれか1項に記載の連結具(1)。
  9. 被連結部材(2)間を磁石(5)により連結するための連結具(1)であって、
    被連結部材(2)の第1主面(2a)及び前記第1主面(2a)に対向する第2主面(2b)を貫通し、間隔を空けて列設された複数の開口部(21)の周縁(21)にそれぞれ設けられた複数のハトメ部(3)と、
    磁石(5)と、前記磁石(5)を内部に封入する封入部(4)とを含み、前記開口部(21)内に着脱可能に嵌め込まれる嵌込部材(6)とを備え、
    前記封入部(4)は、1又は複数の材料で形成されており、前記嵌込部材(6)が前記開口部(21)内に嵌め込まれる際に前記ハトメ部(3)と接触する前記封入部(4)の少なくとも一部が弾性部材で形成されていることを含む連結具(1)。
  10. 前記被連結部材(2)が、衣類、収納具及びファスナーテープのいずれかを含む請求項1〜9のいずれか1項に記載の連結具(1)。
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