JP3180442U - 支持具 - Google Patents

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Abstract

【課題】太陽電池パネルの両縁部を同じ支持具により支持できる支持具を提供する。
【解決手段】取付面に互いに間隔を空けて配設される複数の畝状の支持物302に取り付けられ、支持物の畝によって区画される一方側と他方側とに配設される太陽電池パネル101a、101bの縁部を支持する支持具21、51とする。さらに、支持物に取り付けられる基礎部22〜24と、一方側に配設される太陽電池パネルである一方側太陽電池パネルの縁部を支持する一方側支持部(溝57)と、他方側に配設される太陽電池パネルである他方側太陽電池パネルの縁部を、一方側支持部が支持する一方側太陽電池パネルの縁部よりも取付面に近い位置で支持する他方側支持部と、を備えてなる。
【選択図】図6

Description

本考案は、太陽電池パネルの支持具に関し、より詳細には、畝状の支持物に取り付けられ太陽電池パネルの縁部を支持する支持具に関する。
畝状の支持物に取り付けられて太陽電池パネルの縁部を支持する支持具はこれまで種々のものが提案されてきた(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、「太陽電池パネルを太陽電池パネル支持構造体から着脱自在にしかつ汎用ブロックをしっかり固定する支持金具を提供する」(特許文献1、考案の詳細な説明中、段落番号0007)ためになされたもので、具体的には「太陽電池パネルを所定の傾斜角で支持する太陽電池パネル支持構造体において、太陽電池パネルを支持するとともにコンクリートブロックを嵌合しかつ挟持する支持金具であって、前記太陽電池パネルの一端の外枠を支持するために、前記所定の傾斜角で傾斜する支持板と、前記支持板の低端部から下方に延出し、延出した側部において前記コンクリートブロックに対向して延伸させた突出部で前記コンクリートブロックを挟持する第1の挟持板と、前記支持板の高端部から下方に延出し、延出した側部において前記コンクリートブロックに対向して延伸させた突出部で前記コンクリートブロックを挟持する第2の挟持板と、を備え、前記第1の挟持板の突出部と前記第2の挟持板の突出部とが前記コンクリートブロックを挟持することを特徴とする太陽電池パネル支持構造体の支持金具」(特許文献1、請求項1)が開示されている。かかる「支持金具によれば、太陽電池パネルが着脱自在であるため、取付施工が容易となる。・・・・支持金具の寸法は、汎用コンクリートブロックの規格の幅寸法に合わせるだけでよいため、材料費用及び設置費用が大幅に安価とすることができる。・・・・構造が簡単であるため、設置、移設または撤去が容易となる。ひいては、設計期間の短縮を図ることが可能になる。・・・・太陽電池パネル構造体によれば、太陽電池パネルの長手方向の長さや傾斜角に基づいて支持部材間の距離を調整することで、種々の長さ及び/又は幅の太陽電池パネルの設置に対応することができる。」(特許文献1、考案の詳細な説明中、段落番号0011〜0014)というものである。
実用新案登録第3173601号公報(例えば、要約、段落番号0001〜0014、0025〜0028、第1図〜第6図等)
このような特許文献1に開示されたような支持金具(本考案にいう支持具)は、太陽電池パネルを太陽電池パネル支持構造体から着脱自在にしかつ汎用ブロック(本考案にいう支持物)をしっかり固定することができるが、太陽電池パネル構造体1において太陽電池パネルを支持するためには支持金具10(太陽電池パネルの上縁側を支持する)及び別の支持金具20(太陽電池パネルの下縁側を支持する)との異なる2種類の金具を要する(例えば、特許文献1、考案の詳細な説明中、段落番号0025〜0028、第6図等)。
このように特許文献1に開示の技術においては、太陽電池パネルの上縁側と下縁側とを支持する支持具に異なるものを要するので、太陽電池パネル構造体を構成する物の種類を増加させることで工事を行う際の物品管理を煩雑にするし、工事作業も複雑になる。
そこで、本考案では、太陽電池パネルの両縁部を同じ支持具により支持できる支持具を提供することを目的とする。
本考案の支持具(以下、「本支持具」という。)は、取付面に互いに間隔を空けて配設される複数の畝状の支持物に取り付けられ、支持物の畝によって区画される一方側と他方側とに配設される太陽電池パネルの縁部を支持する支持具であって、支持物に取り付けられる基礎部と、一方側に配設される太陽電池パネルである一方側太陽電池パネルの縁部を支持する一方側支持部と、他方側に配設される太陽電池パネルである他方側太陽電池パネルの縁部を、一方側支持部が支持する一方側太陽電池パネルの縁部よりも取付面に近い位置で支持する他方側支持部と、を備えてなる、支持具である。
本支持具は、取付面に互いに間隔を空けて配設される複数の畝状の支持物に取り付けられ、支持物の畝によって区画される一方側と他方側とに配設される太陽電池パネルの縁部を支持する支持具である。なお、ここの取付面とは、複数の畝状の支持物がそれに沿って配設される面であり、複数の畝状の支持物が設置及び固定される床面のように実際の面が存する場合のみならず、仮想上の平面の場合であってもよい。
本支持具は、基礎部と、一方側支持部と、他方側支持部と、を備えてなる。
基礎部は、支持ブロック、支持横棒、支持突条等のような畝状の支持物に取り付けられる。この畝状の支持物は互いに間隔を空けて複数が配設され、この畝状の支持物同士の間に本支持具を介して太陽電池パネルが支持される。
畝状の支持物に基礎部が取り付けられた本支持具の一方側支持部は、支持物の畝によって区画される両側(畝の長手方向に対して垂直な平面による断面において畝を挟んで一方側と他方側)のうち一方側に配設される太陽電池パネルである一方側太陽電池パネルの縁部を支持する。
畝状の支持物に基礎部が取り付けられた本支持具の他方側支持部は、支持物の畝によって区画される両側のうち他方側に配設される太陽電池パネルである他方側太陽電池パネルの縁部を支持する。
そして、他方側支持部により支持される他方側太陽電池パネルの縁部は、一方側支持部により支持される一方側太陽電池パネルの縁部よりも取付面に近い位置にて支持される。
この本支持具によれば、1の太陽電池パネルが、2の本支持具(該1の太陽電池パネルの両側に存する一対の支持物a、bそれぞれに2の本支持具A、Bそれぞれが取り付けられる。支持物aには本支持具Aが取り付けられ、支持物bには本支持具Bが取り付けられる。)によって支持される。該1の太陽電池パネルは、その縁部が本支持具Aの他方側支持部と本支持具Bの一方側支持部とにより支持されるので、取付面に対して傾斜した状態で支持される。この傾斜を利用して、太陽電池パネルの受光面を太陽光の照射方向に対して垂直に近い方向に向けた状態で太陽電池パネルを支持し、発電効率を上昇させることができる。そして、支持物bから見て支持物aとは反対側に支持物cを配置し(例えば、支持物a、b、cの畝が互いに等間隔かつ平行に配置する)、支持物cに本支持具Cを取り付けることで、支持物a、b間に本支持具A、Bを用いて太陽電池パネル(1)を支持させたように、支持物b、c間に本支持具B、Cを用いて太陽電池パネル(2)を支持させることができる(即ち、本支持具Bの一方側支持部は太陽電池パネル(1)の縁部を支持すると共に、本支持具Bの他方側支持部は太陽電池パネル(2)の縁部を支持する。)。このように本支持具は、取付面に対して傾斜した太陽電池パネルの両縁部(取付面に対して遠い一方側支持部により支持される縁部と、取付面に対して近い他方側支持部により支持される縁部と、の両縁方)を同じ支持具により支持することができる。
本支持具においては、基礎部が、支持物の他方側に面する他方側部を有し、他方側支持部が、他方側部の取付面側の端部に設けられ、他方側太陽電池パネルの取付面側の外面に当接し支持するものであってもよい。
こうすることで支持物の他方側に面する他方側部を基礎部が有すると共に、他方側部の取付面側の端部に設けられる他方側支持部が他方側太陽電池パネルの取付面側の外面に当接し支持するので、取付面に対して傾斜した太陽電池パネルの取付面に近い縁部を取付面に近い位置で確実に支持することができる。
本支持具においては、一方側支持部が、一方側太陽電池パネルの縁部が係合可能な、取付面に対して支持物よりも遠方に形成された溝部を有するものであってもよい。
こうすることで取付面から遠い方の一方側太陽電池パネルの縁部が、取付面に対して支持物よりも遠方に形成された溝部に係合(嵌合を含む)することで一方側支持部により支持されるので、取付面に対して傾斜した太陽電池パネルの取付面から遠い縁部を取付面に遠い位置で確実に支持することができる。
本支持具においては、一方側支持部を有する第1部材と、基礎部と他方側支持部とを有する第2部材と、を別体として備えるもの(以下、「別体本支持具」という。)であってもよい。
このように別体の両部材を備えることで、基礎部と他方側支持部とを有する第2部材を支持物に取り付け、他方側支持部により他方側太陽電池パネルの縁部を支持させることと、第1部材が有する一方側支持部により一方側太陽電池パネルの縁部を支持させること、とに関する作業や相対位置(支持物、他方側太陽電池パネルの縁部、一方側太陽電池パネルの縁部の相対位置)の自由度を上げることができるので、太陽電池パネルの設置工事を円滑に行うことができる。
別体本支持具の場合、基礎部が、支持物の一方側に面する一方側部と、支持物の他方側に面する他方側部と、を有し、第2部材が、一枚の板状部材が折り曲げられることで、一方側部と他方側部と他方側支持部とが形成されるもの(以下、「折り曲げ第2部材本支持具」という。)であってもよい。
第2部材が、基礎部と他方側支持部とを有し、この基礎部が、支持物の一方側に面する一方側部と、支持物の他方側に面する他方側部と、を有する場合(即ち、第2部材が、一方側部と他方側部と他方側支持部とを有する場合)、一枚の板状部材(例えば、鋼板やアルミニウム板)を折り曲げて一方側部と他方側部と他方側支持部とを形成すれば、一方側部と他方側部と他方側支持部とを有する第2部材を容易かつ安価に形成できる。
折り曲げ第2部材本支持具の場合、第2部材は、一方側部と他方側部とが互いに略平行に形成され、一方側部と他方側部とを連結し一方側部と他方側部とに略垂直に形成される連結部を有するものであってもよい。
太陽電池パネルを取り付ける畝状の支持物としては、取付面に対して畝を形成するものを広く用いることができるが、例えば、畝に対して垂直な平面による断面形状が長方形(正方形を含む)、平行四辺形、三角形、円形、楕円形、半円形等のものを挙げることができるが、太陽電池パネルを取り付ける畝状の支持物として多用される支持ブロックは該断面形状が長方形(正方形を含む)である。
このような畝に対して垂直な平面による断面形状が長方形(正方形を含む)である支持物にうまく取り付けられる基礎部とするには、基礎部が該長方形の少なくとも3辺に沿った部分を有することが好ましい。このようにするには、一方側部と他方側部とが互いに略平行に形成されることで該長方形(正方形を含む)の互いに略平行な一対の辺に沿うと共に連結部が該一対の辺を結ぶ辺に沿うようにすることによってもよい。
別体本支持具の場合、一方側支持部が、一方側太陽電池パネルの縁部が係合可能な、取付面に対して支持物よりも遠方に形成された溝部を有するものであり、第1部材が、一枚の板状部材が折り曲げられることで該溝部が形成されるもの(以下、「折り曲げ第1部材本支持具」という。)であってもよい。
こうすることで取付面から遠い方の一方側太陽電池パネルの縁部が、取付面に対して支持物よりも遠方に形成された溝部に係合(嵌合を含む)することで一方側支持部により支持されるので、取付面に対して傾斜した太陽電池パネルの取付面から遠い縁部を取付面に遠い位置で確実に支持することができる。そして、一枚の板状部材(例えば、鋼板やアルミニウム板)が折り曲げられることで、該溝部を含む一方側支持部を有する第1部材が形成されるので、第1部材を容易かつ安価に構成できる。
折り曲げ第1部材本支持具の場合、第1部材は、一方側太陽電池パネルの取付面側の外面に当接する一方側太陽電池パネル裏面当接部が前記溝部に連なるように形成されるものであってもよい。
折り曲げ第1部材本支持具では、一枚の板状部材が折り曲げられることで第1部材が形成されるため、前記溝部に連なる平板部分を容易に形成できる。かかる平板部分は、一方側太陽電池パネルの両面のうち取付面側の外面に当接する一方側太陽電池パネル裏面当接部とすることができ、これにより一方側支持部の前記溝部に縁部が係合した一方側太陽電池パネルの取付面側の外面に一方側太陽電池パネル裏面当接部が当接することによって一方側太陽電池パネルを確実に支持することができる。
本考案は、別体本支持具を作成する作成キット(以下、「本キット」という。)も提供する。
即ち、本キットは、第1部材と、第2部材と、を含んでなる、別体本支持具の作成キットである。別体本支持具は第1部材と第2部材とが組み付けられた状態として製造や販売等がされてもよいが、基礎部と他方側支持部とを有する第2部材を支持物に取り付け、他方側支持部により他方側太陽電池パネルの縁部を支持させることと、第1部材が有する一方側支持部により一方側太陽電池パネルの縁部を支持させること、とに関する作業や相対位置(支持物、他方側太陽電池パネルの縁部、一方側太陽電池パネルの縁部の相対位置)の自由度を上げて太陽電池パネルの設置工事を円滑に行うことができるようにするには、第1部材と第2部材とが組み付けられていない状態の別体本支持具作成キット(本キット)として製造や販売等がされてもよい。かかる本キットに含まれる第1部材と第2部材とは太陽電池パネルの設置工事者により容易に組み付けて別体本支持具が形成できるように構成されることが好ましい。
本考案の一実施形態の支持具(本支持具)を示す平面図である。 図1の断面図(図2(a)は図1のA−A断面図であり、図2(b)は図1のB−B断面図である。)である。 本支持具を構成する下側部を示す図である。 本支持具を構成する上側部を示す図である。 本支持具によって太陽電池パネルを支持した構造を示す図である。 図5の点線Dにて囲まれた部分の一部拡大図である。 図6の矢印E方向から見たところを示す平面図である。 本支持具によって太陽電池パネルを支持した構造を形成する方法を示す図である。 本支持具によって太陽電池パネルを支持した構造を形成する方法を示す図である。 本支持具によって太陽電池パネルを支持した構造を形成する方法を示す図である。
本考案の実施の形態を図面を参照して詳述するが、本考案はこれに限定されるものではない。
図1は、本考案の一実施形態の支持具(本支持具)11を示す平面図であり、図2は図1の断面図(詳細には、図2(a)は図1のA−A断面図であり、図2(b)は図1のB−B断面図である。)であり、図3は本支持具11を構成する下側部21を示す図(詳細には、図3(a)は下側部21の平面図であり、図3(b)は図3(a)のC−C断面図である。)であり、そして図4は本支持具11を構成する上側部51を示す図(詳細には、図4(a)は上側部51の平面図であり、図4(b)は図4(a)のD−D断面図である。)である。図1乃至図4を参照して、本支持具11について説明する。なお、ここでは代表的な例として、取付面(後述の設置面201)が水平な場合を示しており、この場合の鉛直上方向を図中では矢印E1として、そして鉛直下方向を図中では矢印E2として、それぞれ示したが、取付面(後述の設置面201)は水平でなくてもよい。
本支持具11は、大まかには、太陽電池パネルを設置する設置面に配設される支持ブロック(いずれも不図示)に取り付けられる下側部21と、下側部21に取り付けられる上側部51と、下側部21と上側部51とを固定する固定ネジ71a、71bと、を備えてなる。
下側部21は、ステンレス鋼の板材(両主表面が略長方形)を折り曲げることで一体に形成されており、長手方向Lに対して垂直な平面による断面形状はいずれの位置においても同様である(即ち、いずれの断面位置においても図3(b)に示されるような断面形状を有する。)。具体的には、下側部21は、幅W1の上面22aを有する上面部22と、上面部22が有する一縁から上面部22に対して垂直方向に突出するように形成された一方側面部23(幅W2)と、上面部22が有する他縁から上面部22に対して垂直方向に突出するように形成された他方側面部24(幅W3。なお、一方側面部23と他方側面部24とは、上面部22から見て同方向に突出しており、一方側面部23と他方側面部24とは略平行になっている。)と、他方側面部24の両縁のうち上面部22に連なる方とは反対の縁から他方側面部24に対して所定の角度G(ここでは具体的には、後述の斜面部53と下方部25とが略平行になる角度としている。即ち、角度G=(90−M)度であり、後述のように角度M=約5度とする場合であれば、角度G=90−5=約85度である。)をなす方向(一方側面部23が存する側とは反対方向)に突出するように形成された下方部25(幅W4)と、を有してなる。
前述の通り、下側部21は、両主表面が略長方形のステンレス鋼の板材を、該長方形の辺(長辺)と平行な3本の折り曲げ線に沿って折り曲げることで一体に形成されている。詳細には、該長方形の一対の長辺間の距離(W2+W1+W3+W4)である。該3本の折り曲げ線それぞれと該長方形の辺(長辺)との距離は、それぞれ距離W2、距離(W2+W1)、距離(W2+W1+W3)である。該長方形の一対の長辺間の該3本の折り曲げ線に沿った折り曲げによって、一方側面部23、上面部22、他方側面部24そして下方部25が形成されている。
上側部51は、ステンレス鋼の板材(両主表面が略長方形)を折り曲げることで一体に形成されており、長手方向Lに対して垂直な平面による断面形状はいずれの位置においても同様である(即ち、いずれの断面位置においても図4(b)に示されるような断面形状を有する。)。具体的には、上側部51は、下側部21の上面部22の上面22aと同じ幅W1で形成された下面板部52と、下面板部52の両縁のうち一縁から下面板部52に対して所定の角度M(ここでは具体的にはM=約5度)をなす方向に突出するように形成された斜面部53(幅W6)と、斜面部53が有する一縁(下面板部52に連なる縁とは反対の縁)から斜面部53に対して垂直方向に突出するように形成された溝底部54(幅W7)と、溝底部54が有する縁(斜面部53に連なる縁とは反対の縁)から溝底部54に対して垂直方向に突出するように形成された溝横部55(幅W8。なお、溝横部55及び斜面部53は溝底部54から見て同方向に突出している。)と、を有してなる。
前述の通り、上側部51は、両主表面が略長方形のステンレス鋼の板材を、該長方形の辺(長辺)と平行な3本の折り曲げ線に沿って折り曲げることで一体に形成されている。詳細には、該長方形の一対の長辺間の距離(W1+W6+W7+W8)である。該3本の折り曲げ線それぞれと該長方形の辺(長辺)との距離は、それぞれ距離W1、距離(W1+W6)、距離(W1+W6+W7)である。該長方形の一対の長辺間の該3本の折り曲げ線に沿った折り曲げによって下面板部52、斜面部53、溝底部54そして溝横部55が形成されている。
そして、下面板部52のうち斜面部53が被さっていない部分(下面板部52への斜面部53の正投影が存在しない下面板部52の部分)には、下側部21と上側部51とを固定する固定ネジ71a、71b(図1参照)が貫入されるネジ穴59a、59bが穿設されている(図4(a)参照)。なお、固定ネジ71a、71bがねじ込まれる下側部21の上面部22には、固定ネジ71a、71bが嵌入されるネジ穴が予め穿設されていてもよいし、又は固定ネジ71a、71bをセルフタップねじとしてねじ込んでもよい。
図5は、本支持具11を用いて太陽電池パネル101a、101b、101cを支持した構造を示す図(太陽電池パネル101a、101b、101cの受光面101as、101bs、101csと平行方向から見たところを示している。本支持具11の厚みを実際よりも大きく図示している。)であり、図6は図5の点線Dにて囲まれた部分の一部拡大図であり、そして図7は図6の矢印E方向から見たところを示す平面図である。図5乃至図7を参照して、本支持具11を用いた太陽電池パネル101a、101b、101cの支持構造について説明する。
コンクリートで平らに形成された設置面201(ここでは略水平)に、角棒形状の支持ブロック301、302、303が配設されている。支持ブロック301、302、303は、互いに平行かつ等間隔に設置面201に接着によって固定されている。なお、支持ブロック301、302、303の間隔は、太陽電池パネル101a、101b、101cが、支持ブロック301、302、303に取り付けられた本支持具11によってうまく支持されるように調節されている。また、支持ブロック301、302、303いずれも、それが形成する畝に対して垂直な平面による断面形状(図5及び図6は該断面を示している)が長方形である。
支持ブロック301、302、303それぞれには下側部21が取り付けられている。詳細には、下側部21の上面部22の内面が支持ブロック301、302、303の上面に僅かな間隔をあけて面するか又は当接すると共に、一方側面部23と他方側面部24との間に支持ブロック301、302、303が挟持されている(支持ブロック301、302、303の一対の側面のうち一方の側面が一方側面部23の内面に当接すると共に他方の側面が他方側面部24の内面に当接している。)。
そして、支持ブロック302、303に取り付けられた下側部21には、上側部51が取り付けられている(即ち、支持ブロック302、303には本支持具11が取り付けられている。)。この下側部21と上側部51とは、前述のように固定ネジ71a、71bにより互いに固定されている。
太陽電池パネル101a、101b、101cはいずれも同じものを用いており、表面(受光面101as、101bs、101csが存する面)と裏面とのいずれも長方形をなしている。そして、ここでは受光面101as、101bs、101csが互いに略平行になるよう太陽電池パネル101a、101b、101cは支持されている。また、受光面101as、101bs、101csは設置面201に対して前記の角度Mの傾斜で設置されている。
太陽電池パネル101aの表面がなす長方形が有する互いに平行な一対の辺のうち下側に位置する辺に沿った下縁は、支持ブロック301に取り付けられた下側部21の下方部25によって下方から支持されている。そして、太陽電池パネル101aの表面がなす長方形が有する互いに平行な該一対の辺のうち上側に位置する辺に沿った上縁は、支持ブロック302に取り付けられた本支持具11(上側部51)の溝57(斜面部53と溝底部54と溝横部55とによって形成される)に嵌入されることで支持されている。これにより太陽電池パネル101aは支持ブロック301、302に跨るように配置され固定されている。
太陽電池パネル101bの表面がなす長方形が有する互いに平行な一対の辺のうち下側に位置する辺に沿った下縁は、支持ブロック302に取り付けられた本支持具11(下側部21)の下方部25によって下方から支持されている。そして、太陽電池パネル101bの表面がなす長方形が有する互いに平行な該一対の辺のうち上側に位置する辺に沿った上縁は、支持ブロック303に取り付けられた本支持具11(上側部51)の溝57(斜面部53と溝底部54と溝横部55とによって形成される)に嵌入されることで支持されている。これにより太陽電池パネル101bは支持ブロック302、303に跨るように配置され固定されている。
太陽電池パネル101cも太陽電池パネル101bと同様に配置され固定されている。
かかる図5乃至図7に示された、本支持具11を用いた太陽電池パネル101a、101b、101cの支持構造を形成する方法を簡単に説明しておく。予めコンクリートにより設置面201が形成されているものとする。
第1に、図8に示すように、支持ブロック301、302、303を設置面201に配置し固定(例えば、接着)する(図8には、支持ブロック303は図示していない)。そして、図8に示す通り、支持ブロック301、302、303それぞれに下側部21を取り付ける(一方側面部23と他方側面部24との間に支持ブロック301、302、303を挟持する。)。
第2に、太陽電池パネル101aの下縁を支持ブロック301に取り付けられた下側部21の下方部25によって下方から支持させ、次いで、図9に示すように、太陽電池パネル101aの上縁を上側部51の溝57に嵌入し、そして上側部51の下側部21(支持ブロック302に取り付けられたもの)に対する位置を調整する。
第3に、上側部51の下側部21に対する位置調整後、図9に示すように固定ネジ71a、71bをねじ込むことで下側部21と上側部51とを固定する。これにより太陽電池パネル101aが支持固定される。
第4に、図10に示すように、太陽電池パネル101bの下縁を、支持ブロック302に取り付けられた本支持具11(下側部21)の下方部25によって下方から支持させる。その後、太陽電池パネル101aについて説明したのと同様に、太陽電池パネル101bの上縁を上側部51の溝57に嵌入し、そして上側部51の下側部21(支持ブロック303に取り付けられたもの)に対する位置を調整した後、固定ネジ71a、71bをねじ込むことで下側部21と上側部51とを固定する。これにより太陽電池パネル101bが支持固定される。以下同様、太陽電池パネル101cも配置され固定できる。
以上説明の通り、本支持具11は、取付面(ここでは設置面201)に互いに間隔を空けて配設される複数の畝状の支持物(ここでは互いに略平行かつ等間隔に配設された支持ブロック302、303、・・・)に取り付けられ、支持物(支持ブロック302、303)の畝によって区画される一方側(例えば、図6においては矢印Q1側)と他方側(例えば、図6においては矢印Q2側)とに配設される太陽電池パネル101a、101bの縁部を支持する支持具であって、支持物(支持ブロック302、303)に取り付けられる基礎部(ここでは上面部22と一方側面部23と他方側面部24とを含んでなる)と、一方側(図6中では矢印Q1側)に配設される太陽電池パネル(図6中では101a)である一方側太陽電池パネル(図6中では101a)の縁部を支持する一方側支持部(ここでは斜面部53と溝底部54と溝横部55とによって形成される溝57)と、他方側(図6中では矢印Q2側)に配設される太陽電池パネル(図6中では101b)である他方側太陽電池パネル(図6中では101b)の縁部を、一方側支持部(溝57)が支持する一方側太陽電池パネル(図6中では101a)の縁部よりも取付面(設置面201)に近い位置で支持する他方側支持部(ここでは下方部25)と、を備えてなる、支持具である。
本支持具11においては、基礎部(上面部22と一方側面部23と他方側面部24とを含んでなる)が、支持物(支持ブロック302、303)の他方側(図6中では矢印Q2側)に面する他方側部(ここでは他方側面部24)を有し、他方側支持部(下方部25)が、他方側部(他方側面部24)の取付面(設置面201)側の端部に設けられ、他方側太陽電池パネル(図6中では101b)の取付面(設置面201)側の外面(ここでは下面)に当接し支持するものである。
本支持具11においては、一方側支持部(溝57)が、一方側太陽電池パネル(図6中では101a)の縁部が係合可能な、取付面(設置面201)に対して支持物(支持ブロック302、303)よりも遠方に形成された溝部(溝57)を有するものである。
本支持具11においては、一方側支持部(溝57)を有する第1部材(ここでは上側部51)と、基礎部(上面部22と一方側面部23と他方側面部24とを含んでなる)と他方側支持部(下方部25)とを有する第2部材(下側部21)と、を別体として備えるものである。このように第1部材(上側部51)と第2部材(下側部21)とが別体であることにより、太陽電池パネル101aの下縁を支持するのみで足りる場合には、第1部材(上側部51)を要することなく第2部材(下側部21)のみで足りるので、用いる支持具のコスト低減や作業の簡易化に資する。
本支持具11においては、基礎部(上面部22と一方側面部23と他方側面部24とを含んでなる)が、支持物(支持ブロック302、303)の一方側(図6中では矢印Q1側)に面する一方側部(ここでは一方側面部23)と、支持物(支持ブロック302、303)の他方側(図6中では矢印Q2側)に面する他方側部(他方側面部24)と、を有し、第2部材(下側部21)が、一枚の板状部材が折り曲げられることで、一方側部(一方側面部23)と他方側部(他方側面部24)と他方側支持部(下方部25)とが形成されるものである。
本支持具11においては、第2部材(下側部21)は、一方側部(一方側面部23)と他方側部(他方側面部24)とが互いに略平行に形成され、一方側部(一方側面部23)と他方側部(他方側面部24)とを連結し一方側部(一方側面部23)と他方側部(他方側面部24)とに略垂直に形成される連結部(ここでは上面部22)を有するものである。
本支持具11においては、一方側支持部(溝57)が、一方側太陽電池パネル(図6中では101a)の縁部が係合可能な、取付面(設置面201)に対して支持物(支持ブロック302)よりも遠方に形成された溝部(溝57)を有するものであり、第1部材(上側部51)が、一枚の板状部材が折り曲げられることで該溝部(溝57)が形成されるものである。
本支持具11においては、第1部材(上側部51)は、一方側太陽電池パネル(図6中では101a)の取付面(設置面201)側の外面(ここでは下面)に当接する一方側太陽電池パネル裏面当接部(ここでは斜面部53)が前記溝部(溝57)に連なるように形成されるものである。
本支持具11においては、第1部材(上側部51)と、第2部材(下側部21)と、を含んでなる、支持具の作成キットとして製造及び販売等がされてもよい。
11 本支持具
21 下側部
22 上面部
22a 上面
23 一方側面部
24 他方側面部
25 下方部
51 上側部
52 下面板部
53 斜面部
54 溝底部
55 溝横部
57 溝
59a、59b ネジ穴
71a、71b 固定ネジ
101a、101b、101c 太陽電池パネル
101as、101bs、101cs 受光面
201 設置面
301、302、303 支持ブロック

Claims (9)

  1. 取付面に互いに間隔を空けて配設される複数の畝状の支持物に取り付けられ、支持物の畝によって区画される一方側と他方側とに配設される太陽電池パネルの縁部を支持する支持具であって、
    支持物に取り付けられる基礎部と、
    一方側に配設される太陽電池パネルである一方側太陽電池パネルの縁部を支持する一方側支持部と、
    他方側に配設される太陽電池パネルである他方側太陽電池パネルの縁部を、一方側支持部が支持する一方側太陽電池パネルの縁部よりも取付面に近い位置で支持する他方側支持部と、
    を備えてなる、支持具。
  2. 基礎部が、支持物の他方側に面する他方側部を有し、
    他方側支持部が、他方側部の取付面側の縁部に設けられ、他方側太陽電池パネルの取付面側の外面に当接し支持するものである、請求項1に記載の支持具。
  3. 一方側支持部が、一方側太陽電池パネルの縁部が係合可能な、取付面に対して支持物よりも遠方に形成された溝部を有するものである、請求項1又は2に記載の支持具。
  4. 一方側支持部を有する第1部材と、基礎部と他方側支持部とを有する第2部材と、を別体として備えるものである、請求項1乃至3のいずれか1に記載の支持具。
  5. 基礎部が、支持物の一方側に面する一方側部と、支持物の他方側に面する他方側部と、を有し、
    第2部材が、一枚の板状部材が折り曲げられることで、一方側部と他方側部と他方側支持部とが形成されるものである、請求項4に記載の支持具。
  6. 第2部材は、一方側部と他方側部とが互いに略平行に形成され、一方側部と他方側部とを連結し一方側部と他方側部とに略垂直に形成される連結部を有するものである、請求項5に記載の支持具。
  7. 一方側支持部が、一方側太陽電池パネルの縁部が係合可能な、取付面に対して支持物よりも遠方に形成された溝部を有するものであり、
    第1部材が、一枚の板状部材が折り曲げられることで該溝部が形成されるものである、請求項4乃至6のいずれか1に記載の支持具。
  8. 第1部材は、一方側太陽電池パネルの取付面側の外面に当接する一方側太陽電池パネル裏面当接部が前記溝部に連なるように形成されるものである、請求項7に記載の支持具。
  9. 第1部材と、第2部材と、を含んでなる、請求項4乃至8のいずれか1に記載の支持具の作成キット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015031136A (ja) * 2013-08-07 2015-02-16 株式会社オガサ製工 ソーラーパネル固定構造
JP2016148238A (ja) * 2015-12-01 2016-08-18 株式会社プロフィット 太陽電池パネルの支持架台

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