JP3179961U - 炊飯器内で食材を蒸すために使用する容器 - Google Patents

炊飯器内で食材を蒸すために使用する容器 Download PDF

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【課題】炊飯の際に発生する蒸気を利用して、食材を蒸すためのシリコーンゴム製容器を提供する。
【解決手段】巾着型、ポーチ型などの食材を包み込む形状を有し、かつ、食材から発する蒸気が通過する穴を有する。
【選択図】図2

Description

本考案は、炊飯器内で野菜や卵などの食材を蒸すために使用するシリコーンゴム製容器に関する。
従来、炊飯器はご飯を炊くために使用されるものであるが、ご飯を炊く際の蒸気を利用して、他の食材を蒸すことが考えられる。
例えば、炊飯器内でご飯を炊く準備をした後、さらに、アルミニウム箔や食品包装用ラップフィルムに食材を包んで水に浸された米の上に置き、ご飯を炊くと同時に、食材を蒸すことが考えられる。この場合、食材を蒸すという目的は達成されるが、炊きあがったご飯が、接しているアルミニウム箔や食品包装用ラップフィルムにたくさんこびり付き、取り除くことが面倒であると共に、アルミニウム箔や食品包装用ラップフィルムは毎回捨てられることになり、環境にも負荷をかけてしまう。
特許文献1は、炊飯器の内蓋にゆで卵を作るための器具を取り付けた炊飯器に関するものであるが、食材が卵に限られることや、ゆで卵を作らずにご飯だけを炊く場合は事前に器具を取り外すか、あるいはご飯が炊けた後に、使われていないゆで卵を作るための器具を洗う必要があるという問題点がある。
特許文献2は、炊飯器の上蓋から噴き出す蒸気を利用して卵を蒸すための装置に関するものであるが、食材が卵に限られることや、装置が大掛かりで取り外しや洗浄に手間がかかるという問題点がある。
特許文献3は、炊飯器の上蓋から噴き出す蒸気を利用して卵を蒸すための簡易な器具に関するものであるが、食材が卵に限られることや、器具を上蓋に単に乗せただけのものであるため、安定性や安全性に欠けるという問題点がある。
特許文献4は、炊飯器の上蓋から噴き出す蒸気を利用して卵を蒸すための器具に関するものであるが、器具の部品が多いため、取り付けや使用後の洗浄に手間がかかるという問題点がある。
以上のように、ご飯を炊く際の蒸気を利用して、他の食材を蒸すというアイディアはいろいろとあるが、どの方法にも問題点があり、一般的に普及するには至っていない。
実開平8−1598号公報 実用新案登録第3009912号公報 実用新案登録第3073232号公報 実用新案登録第3122930号公報
本考案は、洗浄するだけで繰り返し使用でき、環境に配慮した、炊飯器内で野菜や卵などの食材を蒸すために使用するシリコーンゴム製容器を提供することを目的とする。
本考案は、以下の事項に関する。
1.炊飯器内で食材を蒸すために使用するシリコーンゴム製容器。
2.容器の形状が巾着型であることを特徴とする項1記載のシリコーンゴム製容器。
本考案のシリコーンゴム製容器内に食材を入れ、この容器を水に浸された米の上に置けば、ご飯の炊きあがり後の蒸された該食材は、食材のうまみを該容器内から逃すことなく蒸されていることから、そのまま食べることも可能であり、また、調理をする前の下ごしらえになる。
また、ご飯を炊く際のエネルギーを有効活用すると共に、食材を別途調理する手間を省いたり短縮したりすることができる。特にライフラインが整っていない災害時などに効果を発揮する。
さらに、ご飯が炊きあがった後のご飯粒が、シリコーンゴム製容器の外側表面にくっつきにくく、ご飯を無駄にすることが少ないと共に、シリコーンゴム製容器は洗浄することにより、繰り返し使用できるという環境に配慮した材質となっている。
実施例1で使用した巾着型シリコーンゴム製容器を側面から見た図である。 実施例1で使用した巾着型シリコーンゴム製容器を食品包装用ラップフィルムで縛った状態を側面から見た図である。 ジッパーを上部に配置したポーチ型シリコーンゴム製容器の一例である。 着脱可能な蓋を上部に配置した壺型シリコーンゴム製容器の一例である。
本考案で使用されるシリコーンゴムは、食品衛生法の基準を満たしているものであればよい。シリコーンゴムは、140度程度の耐熱温度があるため、ご飯を炊く際に炊飯器内で使用する際の耐熱温度が問題になることはない。
シリコーンゴム製容器の大きさは、食材が蒸されるという目的を達成することができれば任意でよいが、目安として、実施例1の巾着型のシリコーンゴム製容器を、市販の5合炊きの炊飯器で3合のご飯を炊く際に使用する場合、筒型部分の直径が3〜13cm、高さが5〜12cm程度が望ましい。
シリコーンゴム製容器の形は、食材が蒸されるという目的を達成することができれば任意でよいが、例えば、巾着型(図1及び図2)、ポーチ型(図3)、壺型(図4)、風呂敷型、弁当の折型、直方体、などで炊飯器内に設置した際に安定性があるものがよい。また、炊飯中に、食材から発する蒸気が、シリコーンゴム製容器内に充満して破裂するのを防ぐため、シリコーンゴム製容器が密閉されないようにする必要があり、例えば、蒸気が通過する穴(図3及び図4参照)などの蒸気の通り道が必要である。
シリコーンゴム製容器の厚みは、食材が蒸されるという目的を達成することができれば任意でよいが、熱の伝わりやすさ、取り扱いやすさ、及びコストを考えると、容器の形状によっても異なるが、0.5〜5mm程度が望ましい。
シリコーンゴム製容器内に入れて蒸される食材も任意であるが、野菜や卵などが考えられる。野菜であれば、特に調理に時間を要する固めの野菜、例えば、じゃがいも、かぼちゃ、ごぼう、などに好適に利用できる。調理後の食材は、そのまま食べることもできれば、その後の調理の前段階の下ごしらえにもなる。
本考案のシリコーンゴム製容器を炊飯器内で使用する際、ご飯については、その炊飯器で使用可能な米の量で、かつ、その炊飯器で推奨される水の量を準備すればよい。シリコーンゴム製容器は水が張られた米の上に1個またはそれ以上置くことができる。
炊飯後のシリコーンゴム製容器から、蒸された食材は容易に取り出すことができ、シリコーンゴム製容器の外側表面にもご飯粒はほとんど付着しない。そのため、食材やご飯のロスが少ない上、使用後のシリコーンゴム製容器は、手洗いや食器洗い乾燥機で簡単に洗浄し、かつ衛生的に繰り返し使用することができる。
以下、実施例及び比較例を挙げて本考案をさらに具体的に説明するが、本考案はその要旨を超えない限り、以下の実施例に限定されるものではない。
以下の実施例及び比較例すべてにおいて、炊飯器はNational製SR−A10Aを使用し、米3合に対して推奨される水の量を入れ、48分で白米が炊きあがる「ふっくら」モードを使用した。
図1の巾着型シリコーンゴム製容器に、じゃがいもを約2.5cm角に切ったものを2個入れ、図2のように該容器上部の円周を食品包装用ラップフィルムで、該容器が完全に密閉しない程度に縛り、水がはられた米の上に設置した。白米が炊きあがった後に該容器を取り出した。炊きあがった白米は該容器の外側に3粒しか付着しておらず、その3粒を簡単に取り除くことができた。該容器内部のじゃがいもは、やわらかく蒸されており、そのまま食することができた。
実施例1のじゃがいもをかぼちゃに変更した以外は、実施例1と同様に行った。炊きあがった白米は該容器の外側に2粒しか付着しておらず、その2粒を簡単に取り除くことができた。該容器内部のかぼちゃは、やわらかく蒸されており、そのまま食することができた。
実施例1のじゃがいもをごぼうに変更した以外は、実施例1と同様に行った。ただし、ごぼうを縦約4cm、横約0.8cm、厚さ約0.3cmに切り、該容器内に10個入れた。炊きあがった白米は該容器の外側に2粒しか付着しておらず、その2粒を簡単に取り除くことができた。該容器内部のごぼうは、やわらかく蒸されており、そのまま食することができた。
実施例1のじゃがいもをうずらの卵に変更した以外は、実施例1と同様に行った。ただし、うずらの卵を該容器内に1個入れた。炊きあがった白米は該容器の外側に3粒しか付着しておらず、その3粒を簡単に取り除くことができた。該容器内部のうずらの卵は、やわらかく蒸されており、殻を取り除いてそのまま食することができた。
<比較例1>
縦12cm、横12cmのアルミニウム箔に、じゃがいもを約2.5cm角に切ったもの2個を該アルミニウム箔が完全に密閉されない程度に包み、水がはられた米の上に設置した。白米が炊きあがった後に該アルミニウム箔を取り出した。該アルミニウム箔内部のじゃがいもは、やわらかく蒸されており、そのまま食することができたが、炊きあがった白米は該アルミニウム箔の外側に数十粒付着していた。
<比較例2>
比較例1のじゃがいもをうずらの卵に変更した以外は、比較例1と同様に行った。ただし、うずらの卵を該アルミニウム箔で1個包んだ。該アルミニウム箔内部のうずらの卵は、やわらかく蒸されており、そのまま食することができたが、炊きあがった白米は該アルミニウム箔の外側に数十粒付着していた。
<比較例3>
縦12cm、横12cmの食品包装用ラップフィルムに、じゃがいもを約2.5cm角に切ったもの2個を該食品包装用ラップフィルムが完全に密閉されない程度に包み、水がはられた米の上に設置した。白米が炊きあがった後に該食品包装用ラップフィルムを取り出した。該食品包装用ラップフィルム内部のじゃがいもは、やわらかく蒸されており、そのまま食することができたが、炊きあがった白米は該食品包装用ラップフィルムの外側に数十粒付着していた。
<比較例4>
比較例3のじゃがいもをうずらの卵に変更した以外は、比較例3と同様に行った。ただし、うずらの卵を該食品包装用ラップフィルムで1個包んだ。該食品包装用ラップフィルム内部のうずらの卵は、やわらかく蒸されており、そのまま食することができたが、炊きあがった白米は該食品包装用ラップフィルムの外側に数十粒付着していた。
本考案のシリコーンゴム製容器は、炊飯器でご飯を炊くのと同時に使用することにより、該容器内の野菜や卵などの食材を蒸すことができる。蒸された食材は、そのまま食することもできるし、料理の下ごしらえとして利用することもできる。
本考案のシリコーンゴム製容器は、料理の時間短縮、災害時の簡易調理、及び洗浄することにより衛生的に繰り返し使用できる、などの利点を有している。
1 食品包装用ラップフィルム
2 ジッパー
3 蓋
4 穴
1.巾着型、ポーチ型、壺型、風呂敷型、弁当の折型、直方体、などの食材を包み込む形状を有し、かつ、食材から発する蒸気の通り道を有する、炊飯器内で食材を蒸すために使用するシリコーンゴム製容器。
1.巾着型、ポーチ型、壺型、風呂敷型、弁当の折型、直方体、などの食材を包み込む形状を有し、かつ、食材から発する蒸気が通過する穴などの形状を有する、炊飯器内で食材を蒸すために使用するシリコーンゴム製容器。

Claims (2)

  1. 炊飯器内で食材を蒸すために使用するシリコーンゴム製容器。
  2. 容器の形状が巾着型であることを特徴とする請求項1記載のシリコーンゴム製容器。
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