JP3179268U - 逆梁上の床下構造体 - Google Patents

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郁夫 飯田
達也 朝久野
譲治 馬崎
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株式会社飯田建築設計事務所
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Abstract

【課題】逆梁間の収容機能を損なうことなく、簡易な施工で且つ極力低く軽量堅牢な構造体にした画期的に廉価な逆梁上の床構造体を提供する。
【解決手段】建築物の床スラブ上において、対面する側壁の下部に設けた逆梁の上面に、又は前記側壁の下部に設けた逆梁の上面とその間に設けた逆梁の上面に、レベリング薄材を配置し、前記レベリング薄材間に横断面が縦長の矩形の木材製の大引きを並列載置し、大引きの上に床板体を配置し、前記レベリング薄材と大引きとの接触面になるレベリング薄材の上面又は大引きの下面にレベル出し用の減厚部を形成した逆梁上の床構造体。
【選択図】図1

Description

本考案は、コンクリート躯体の逆梁上の床下構造体に関するものであり、簡易な施工で且つ軽量堅牢構造にした画期的に廉価な床構造体を提供するものである。
従来、床下と床スラブ間に水道、ガス等の配管収容、各種ケーブル収容、家財道具等の収容のため逆梁構造のコンクリート躯体を備えた建物が開発されている。
この逆梁構造における床下構造体は,その逆梁間に複数の束を立てると共に,逆梁上と束上に金属製の大引をアンカー止めし,さらにその大引の上に根太をアンカー止めし,根太の上に床板体を敷設するなど一体的に高く結合した重量体の複雑な高床構造となっている。
本考案は、逆梁上の床下構造体を、簡易な施工で且つ極力低い軽量堅牢構造にして画期的に廉価な床下構造体を提供するものであり、制振性能、遮音性能及び歩行性能も確保し、しかも新築建造物では、床スラブを薄くしてコストを大幅に低減可能にし、リフォーム建造物では、既成の床スラブを活かし且つ必須の床上居住空間を確保しようとするものである。
本考案の特徴とするところは、次の(1)〜(2)の通りである。
(1)、建築物の床スラブ500上において、対面する側壁400の下部に設けた逆梁600の上面501に、又は前記側壁400の下部に設けた逆梁600の上面501とその間に設けた逆梁600の上面502に、レベリング薄材100を配置し、前記レベリング薄材100間に横断面が縦長の矩形の木材製の大引き200を並列載置し、大引き200の上に床板体300を配置したことを特徴とする逆梁上の床下構造体。
(2)、前記レベリング薄材100と前記大引き200との接触面になるレベリング薄材100の上面又は大引き200の下面に、レベル出し用の減厚部(103又は201)を形成したことを特徴とする前記(1)に記載の逆梁上の床下構造体。
本考案において、レベリング薄材100とは、レベリングモルタル101、レベリング薄板102でよく、レベリング薄板102とは、横断面が横長矩形の薄木材、矩形、波形、パルス波形等の軽量金属製薄板でもよい。
前記レベル出し用の減厚部(103又は201)は、レベリング薄材100と大引き200との接触面が、レベル出し不要な関係の場合は形成する必要はなく、必要のある接触面にのみ、レベリング薄材100の上面か大引き200の下面に現場加工などにより形成すればよい。
本考案の逆梁上の床下構造体は、前記構成により、逆梁間の収容機能を損なうことなく、簡易な施工で且つ極力低く軽量堅牢な構造体にした画期的に廉価な床構造体であり、制振性能、遮音性能及び歩行性能も確保し、しかも新築建造物では、床スラブを薄くしてコストを大幅に低減可能にし、リフォーム建造物では、既成の床スラブを活かし且つ必須の床上居住空間を確保可能にしたものである。
本考案の実施例1の平面説明図(1)であり床板体300を省略してある。(2)は平面説明図(1)の矢視A−Aからの側断面説明図であり床板体300を含む。 図1の矢視D−Dからの正面断面説明図であり床板体300を含む。 図2の円B内の拡大説明図で減厚部103をレベリング薄板102に成形した例(1)と、減厚部201を大引き200に成形した例(2)と、レベリング薄板102の代わりにレベリングモルタル101を設けた例(3)を示す。
考案を実施するための形態を次の実施例と共に詳細に説明する。
本考案の実施例を図1〜図3と共に詳細に説明する。
図1〜図2において、本例の床下構造体は、対面する側壁400の下部間に設けた床スラブ500と、側壁400間の両側と中央部の各逆梁600上にレベリング薄材100を設け、レベリング薄材100上に、大引き200と、床板体300を順次配置してなる。
レベリング薄材100は、前記両側の逆梁600の上面501に沿って、及び逆梁600間の中間部の逆梁600の上面502に沿って薄く配置し、大引き200の両端部のみ安定支承する。
レベリング薄材100の例を図3に示す。図3(1)と(2)の例では、横断面が横長の薄厚の矩形のレベリング薄板102にしたもので、レベリング薄板102は、木製の平板又は横断面が矩形、波形、パルス波形等の軽量金属製薄板であり、又図3(3)の例では、レベリングモルタル101にしたものである。
大引き200は、横断面が縦長の矩形の木材製であり、レベリング薄材100により両端部を支承されて適宜な間隔で並列に載置する。この大引き200は上面に床板体300を載置し適宜な金具で床板体300を固定する。
前記レベリング薄材100と大引き200との接触面に、現場加工などによりレベル出し用の減厚部を形成する。
前記レベル出し用の減厚部は、レベリング薄材100と大引き200との接触面が、レベル出し不要な関係の場合は形成する必要はなく、必要のある接触面において、図3(1)に示すようにレベリング薄板102の上面に減厚部103を形成するか、図3(2)に示すように大引き200の下面に減厚部201を形成する。
床板体300は、木製のパーチクルボード(各種ベニヤ合板やチップ圧縮板等の床パネル等)301と、その上に配設した木製の無垢板302と、無垢板302の上に配設した化粧合板等のフローリング303とからなる。
レベリング薄材100と大引ビーム200との接合は、着脱可能に載置してよく或いは簡易な接合材や止め具などで固定してもよい。図3(1)に示すようにレベリング薄板102の上面に減厚部103を形成した場合、或いは図3(2)に示すように大引ビーム200の下面に減厚部201を形成した場合も同様である。
前記床下構造体は、逆梁600の上面501,502にレベリング薄材100を介して、木製の大引ビーム200と床板体300を順次載置した簡単な構成にしたため、その施工は極めて簡易で迅速に安価に成し得、しかも高さは、逆梁間の収容機能を損なうことなく、逆梁600と大引ビーム200の高さに集約されて確保可能な低い軽量堅牢な構造体であり、また所期の防音、防振効果もえられる。
このため新築建造物では、床スラブ200の軽量化を可能にし、床スラブ300のコストを大幅に低減可能にし、リフォーム建造物では、環境対策上、床スラブ200を現状維持可能にして施工できる等の画期的に優れた効果を呈するものである。
図3(1)と(2)に示すレベリング薄板102と大引ビーム200と、床板体300との各間及び、図3(3)に示すレベリングモルタル101と大引ビーム200と、床板体300との各間は、直接接触させて良くまたクッション材、フェルト材、シリコン樹脂材等の適宜な防振防音材を介設してもよい。
本考案は、前述に紹介したすぐれた効果によって、次に紹介するように建造物の建築施工産業界への貢献は多大なものがある。
○低床化を実現し、○振動を伝える媒体となる束を皆無にして音の伝播を低減し、○遮音性能を床スラブ厚に頼ることなく、構造的には必要のないスラブ厚の増加を防ぎ、建物全体の軽量化が図れ、○躯体工事費は、床スラブを薄厚の軽量化にした場合、建造物の柱、梁、基礎等も削減でき躯体コストは、大幅な低減が図れ、その労力、時間、費用を軽減し、○躯体と居住床を分離する発想は、メンテナンスや生活環境の変化にも容易に対応することができるため、国土交通省が進めるSI住宅そのものの発想と共通し長期優良住宅(建設寿命=躯体寿命)の発想に繋がり、○このようにして高耐久性住宅化の実現は建物を長く安全に活用でき、ライフサイクルコストの削減に大きく貢献する。
100:レベリング薄材
101:レベリングモリタル
102:レベリング薄板
200:大引ビーム
300:床板体
301:パーチクルボード
302:フローリング
500:床スラブ
600:床スラブの中間の逆梁、側壁下部の逆梁

Claims (2)

  1. 建築物の床スラブ(500)上において、対面する側壁(400)の下部に設けた逆梁(600)の上面(501)に、又は前記側壁(400)の下部に設けた逆梁(600)の上面(501)とその間に設けた逆梁(600)の上面(502)に、レベリング薄材(100)を配置し、前記レベリング薄材(100)間に横断面が縦長の矩形の木材製の大引き(200)を並列載置し、大引き(200)の上に床板体(300)を配置したことを特徴とする逆梁上の床下構造体。
  2. 前記レベリング薄材(100)と大引き(200)との接触面になるレベリング薄材(100)の上面又は大引き(200)の下面にレベル出し用の減厚部(103又は201)を形成したことを特徴とする請求項1に記載の逆梁上の床下構造体。
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