JP3179145U - 自発光式視線誘導灯 - Google Patents

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建治 大朏
俊行 今井
稔夫 盛兼
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コスモケミカル株式会社
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Abstract

【課題】筒状の透明ケース内に複数の縦長矩形状の太陽電池パネルを立設収容し、組立性の向上を図った自発光式視線誘導灯を提供する。
【解決手段】筒状の透明ケース10と、複数のLEDを有するLED発光体13と、複数の縦長略矩形状の太陽電池パネル14と、太陽電池パネル14やLED発光体13など二つのモジュールの側縁部相互を連結支持する複数の支柱と、支柱の上端に連結され且つモジュールの上縁部を支持する上端板18と、支柱の下端に連結され且つモジュールの下縁部を支持する下端板19とを備え、太陽電池パネル14は、受光面が外周向きとなる姿勢で透明ケース内に立設され、支柱本体に上端板18および下端板19を接続するための接続部と、太陽電池パネル14の裏側面を支持する裏側支持片とが設けられ、支柱外枠に太陽電池パネル14の表側面を支持する表側支持片が設けられた。
【選択図】図2

Description

本考案は、道路の中央分離帯や路肩等に設置され、発光することにより車両運転者や歩行者等の視線を誘導する自発光式視線誘導灯に関する。
道路の中央分離帯や路肩等に立設して使用される従来の自発光式視線誘導灯において、図7に示すように、縦長筒状の透明ケース60内に複数の縦長矩形状の太陽電池パネル64が立設収容され、この太陽電池パネル64で発電された電気を蓄電体65に蓄電し、その蓄電された電気によってLED発光体63に設けられた複数のLED630を点灯させるように構成されたものが知られている(例えば、特許文献1および2参照)。
実用新案登録第3139591号公報 実用新案登録第3165916号公報
ところが、上記従来の自発光式視線誘導灯6では、図8に示すように、LED発光体63の上下端にそれぞれパネル受け612,622が取り付けられ、それらパネル受け612,622が一対の縦長の支え板66で挟持固定され、さらにその支え板66の上下端がトップカバー61の下蓋611およびベース62の上蓋621に各別に連結されている。
また、透明ケース60は、前後一対のコ字状ケース半体601と、左右一対の円弧状ケース半体602とからなり、上記支え板66に支持されたLED発光体63は、このコ字状ケース半体601によって前後から挟まれるようにして覆われている。そして、このコ字状ケース半体601の左右の側片604の外側面に太陽電池パネル64が取り付けられ、さらにその側片604の外側面に上記円弧状ケース半体602が太陽電池パネル64を覆うように取り付けられている。そのため、組立工程が比較的複雑であった。
本考案は、上述の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、筒状の透明ケース内に複数の縦長矩形状の太陽電池パネルを立設収容した自発光式視線誘導灯において、組立性の向上を図ることにある。
本考案に係る自発光式視線誘導灯は、道路の中央分離帯や路肩等に設置して発光することにより車両運転者や歩行者等の視線を誘導する自発光式視線誘導灯であって、筒状の透明ケースと、複数のLEDを有するLED発光体と、複数の縦長略矩形状の太陽電池パネルと、前記太陽電池パネルやLED発光体など二つのモジュールの側縁部相互を連結支持する複数の支柱と、支柱の上端に連結され且つ前記モジュールの上縁部を支持する上端板と、支柱の下端に連結され且つ前記モジュールの下縁部を支持する下端板とを備え、前記太陽電池パネルは、表側面の受光面が外周向きとなる姿勢で透明ケース内に立設され、前記支柱は、硬質材料で形成された支柱本体と、軟質材料で形成された支柱外枠とからなり、前記支柱本体に、上端板および下端板を接続するための接続部と、太陽電池パネルの裏側面を支持する裏側支持片とが設けられ、前記支柱外枠に、太陽電池パネルの表側面を支持する表側支持片が設けられたものである。
このものでは、二つの太陽電池パネルの側縁部相互を支柱によって連結支持し、さらにそれら太陽電池パネルの上縁部を上端板によって支持した状態でその上端板と支柱とを連結する一方、太陽電池パネルの下縁部を下端板によって支持した状態でその下端板と支柱とを連結することで、透明ケース内に複数の太陽電池パネルが一つのユニットとして構成されるので、比較的容易に自発光式視線誘導灯を組み立てることができる。
さらに、このものでは、硬質材料で形成された支柱本体に上端板および下端板を接続するための接続部が設けられているので、組み立ての際に、上端板および下端板を支柱に対して確実に固定することができる。
また、このものでは、硬質材料で形成された裏側支持片と、軟質材料で形成された表側支持片とで、太陽電池パネルがその表裏から挟みつけるように支持されるので、組み立ての際に、太陽電池パネルを支柱に対して容易且つ確実に支持させることができるし、太陽電池パネルに加わった不要な負荷を表側支持片の弾性によって吸収し、太陽電池パネルの破損を防止することもできる。
上記自発光式視線誘導灯において、前記LED発光体は、LEDの配設された表側面が外周向きとなる姿勢で透明ケース内に立設され、前記支柱本体に、LED発光体の裏側面を支持する裏側支持片が設けられ、前記支柱外枠に、LED発光体の表側面を支持する表側支持片が設けられたものとすることができる。
このものでは、LED発光体および太陽電池パネルの側縁部相互を支柱によって連結支持し、さらにそれらLED発光体および太陽電池パネルの上縁部を上端板によって支持した状態でその上端板と支柱とを連結する一方、LED発光体および太陽電池パネルの下縁部を下端板によって支持した状態でその下端板と支柱とを連結することで、透明ケース内にLED発光体が複数の太陽電池パネルと共に一つのユニットとして構成されるので、一層容易に自発光式視線誘導灯を組み立てることができる。
また、このものでは、硬質材料で形成された裏側支持片と、軟質材料で形成された表側支持片とで、LED発光体がその表裏から挟みつけるように支持されるので、組み立ての際に、LED発光体を支柱に対して容易且つ確実に支持させることができるし、LED発光体に加わった不要な負荷を表側支持片の弾性によって吸収し、LED発光体の破損を防止することもできる。
上記自発光式視線誘導灯において、前記支柱本体と支柱外枠とが一体成形されたものであるのが望ましい。
硬質材料で形成された支柱本体と軟質材料で形成された支柱外枠とを別体で構成した場合、支柱本体に支柱外枠を組み付ける工程、或いは、支柱本体と支柱外枠とを別々に上端板および下端板に組み付ける工程が必要となるが、このものでは、そのような手間がかからない。従って、より少ない工数で自発光式視線誘導灯を組み立てることができる。
上記自発光式視線誘導灯において、前記表側支持片の太陽電池パネルとの対向部に、その全長に亘って突出部が設けられたものであるのが望ましい。
このものでは、表側支持片の弾性力によってその表側支持片に設けられた突出部が太陽電池パネルの表側面へ押圧状態で当接されるから、太陽電池パネルの端面を介してその内部へ水が浸入し難い。これにより、太陽電池パネル内部の金属電極の錆や腐食を効果的に防止できる。
以上のように、本考案によれば、筒状の透明ケース内に複数の縦長矩形状の太陽電池パネルを立設収容した自発光式視線誘導灯において、組立性の向上を図ることができる。
本考案の実施の形態に係る自発光式視線誘導灯の斜視図である。 本考案の実施の形態に係る自発光式視線誘導灯の分解斜視図である。 本考案の実施の形態に係る自発光式視線誘導灯の側面視縦断面概略図である。 本考案の実施の形態に係る自発光式視線誘導灯のキャップの底面図である。 本考案の実施の形態に係る自発光式視線誘導灯の平面視横断面概略図である。 本考案の実施の形態に係る自発光式視線誘導灯の支柱の平面視横断面図である。 従来の自発光式視線誘導灯の斜視図である。 従来の自発光式視線誘導灯の分解斜視図である。
次に、上記した本考案を実施するための形態について、添付図面を参照しながら詳述する。
図1から図3に示すように、本考案の実施の形態に係る自発光式視線誘導灯1は、道路の中央分離帯や路肩等に立設される鋼管製のポール5の上端に取り付けて使用されるものであって、縦長円筒状の透明ケース10と、透明ケース10の上端を覆う円筒状のトップカバー11と、透明ケース10の下端を支持する円筒状のベース12とでその外郭が構成されている。また、透明ケース10内には、表側面に複数のLED(発光ダイオード)130を有する一つの縦長略矩形平板状のLED発光体13と、二つの縦長略矩形平板状の太陽電池パネル14とが組み込まれている。さらに、ベース12の下部(ポール5の内部空間)には、太陽電池パネル14で発電された電気を蓄電し、その蓄電された電気を後述する制御回路基板21を介して上記LED130へ供給する蓄電体15が配設されている。尚、この蓄電体15には、電気二重層コンデンサ、鉛蓄電池、リチウム電池、マンガン電池等が採用される。
LED発光体13は、その表側面(LED130の配設された面)が透明ケース10の外周向きとなる姿勢で、また、太陽電池パネル14は、その表側面の受光面140が透明ケース10の外周向きとなる姿勢で、それらLED発光体13および太陽電池パネル14の各モジュールの側縁部相互を突き合わせるようにして三角形状に配置されている。このように、透明ケース10内に太陽電池パネル14を立設したことで、太陽電池パネル14の表面に雪やごみが堆積し難い。また、太陽電池パネル14を三角形状に配置したことで、単数の太陽電池パネルで発電するものに比べて、太陽光の受光面積が広くなるし、受光時間も長くなる。従って、太陽電池パネル14の発電性能を十分に発揮できる。
LED発光体13および太陽電池パネル14の各側縁部相互は、透明ケース10の略全長に亘って延設された第1の支柱16および第2の支柱17によって連結支持されている。さらに、第1の支柱16および第2の支柱17の上端には、LED発光体13および太陽電池パネル14の各上縁部を共に支持する略三角板状の上端板18がねじ留め固定されている一方、第1の支柱16および第2の支柱17の下端には、LED発光体13および太陽電池パネル14の各下縁部を共に支持する略三角板状の下端板19がねじ留め固定されており、これらLED発光体13、太陽電池パネル14、第1の支柱16、第2の支柱17、上端板18および下端板19によって略三角柱状の内部ユニット20が構成されている。
上端板18の下面には、その各外側辺に沿って一対の上支持片181が所定の間隔をもって平行に立設されており、この上支持片181にLED発光体13および太陽電池パネル14の各上縁部が挟持されている。また、下端板19の上面には、その各外側辺に沿って一対の下支持片191が所定の間隔をもって平行に立設されており、この下支持片191にLED発光体13および太陽電池パネル14の各下縁部が挟持されている。
LED発光体13の表側面の縦中心線上には、透明ケース10の外周側へ向かって凸の横断面略逆台形状のLED取付台131が設けられており、LED130は、このLED取付台131の前面に縦並びで直線状に且つ等間隔で配設されている。従って、点灯した際には、それらLED130が縦長のライン状に発光し、遠目でも視認性が良い。また、LED発光体13の表側面よりもさらに前方(透明ケース10の外周側)の位置にLED130が配設されているから、より広範囲でそのLED130の発光を視認できる。
透明ケース10は、ポリカーボネート樹脂により継ぎ目のない円筒状に押出成形されたものであり、その上端にトップカバー11が取り付けられ、下端がベース12の上面に連結固定される。尚、透明ケース10は、所望の透明性および強度を確保することができれば、アクリル樹脂やガラスにより成形されてもよい。
透明ケース10の外表面は、酸化チタン含有の透明薄膜でコーティングされており、酸化チタンが太陽光等の光を受けて活性化することによって、その外表面の親水性が高められる。従って、透明ケース10の外表面に雨水等が付着した場合、その水が膜状に広がって汚れを付着し難くする。また、たとえ透明ケース10の外表面に汚れが付着したとしても、その汚れは活性化された酸化チタンの酸化力によって分解され、降雨や清掃の際に容易に洗い流される。これにより、太陽光が太陽電池パネル14へ安定して照射されるから、太陽電池パネル14の発電性能を効果的に発揮することができる。また、点灯させた際に、LED130の光が透明ケース10外へ確実に放射されるから、車両運転者等の良好な視認性も長期に亘って維持することができる。
透明ケース10の内表面は、結露防止効果の高い透明薄膜でコーティングされており、その内表面の結露による曇りが防止される。これにより、太陽光が太陽電池パネル14へ一層安定して照射されるから、太陽電池パネル14の発電性能を効果的に発揮することができる。また、点灯させた際に、LED発光体13に配設されたLED130の光が透明ケース10外へ確実に放射されるから、車両運転者等の良好な視認性も長期に亘って維持することができる。
トップカバー11の上面は、上方へ膨出する円形ドーム状に形成されており、その頂部中央には、円形の通気孔11Bが開設されている。このように、円形ドーム状に形成されたトップカバー11上面の頂部中央に通気孔11Bを設けたことで、透明ケース10内を上昇する空気がその通気孔11Bへ集中し、自発光式視線誘導灯1の外部へ排出され易い。よって、透明ケース10内に結露が生じ難い。また、自発光式視線誘導灯1にかかった雨や水しぶきがトップカバー11の上面を伝って通気孔11へ到達し難い。尚、図示しないが、通気孔11Bは、透明ケース10内への虫や埃等の侵入を防止するための網状部材で覆われている。また、トップカバー11の上面には、上方へ膨出する円形ドーム状のキャップ110がねじ留め固定されており、上記通気孔11Bをその上方から覆っている。
トップカバー11の下面には、略円板状の下蓋111が設けられている。この下蓋111の中央部には、円形の通気孔11Aが開設されており、透明ケース10内の空気は、この通気孔11Aを通じてトップカバー11の通気孔11Bへ導かれる。また、トップカバー11の内側で且つ通気孔11Bの下方には、矩形箱状の基板ケース112がねじ留め固定されており、さらにその基板ケース112の内側には、LED130の点消灯動作を制御する制御回路基板21がねじ留め固定されている。LED130および蓄電体15は、この制御回路基板21に図示しない電気配線を通じて接続されている。
図4に示すように、キャップ110の裏面には、ねじ孔を有する複数のねじ留め用ボス113が設けられており、このねじ留め用ボス113に図示しないねじをトップカバー11の裏側から螺合接続させることにより、キャップ110をトップカバー11に固定している。また、キャップ110の裏面には、その外周縁に沿って複数の円弧状の第1リブ114が所定の間隔をもって環状に並設されており、さらにその第1リブ114の内側(キャップ110の中心側)には、上記外周縁側へ向かって凹となるように複数の円弧状の第2リブ115が所定の間隔をもって並設されている。また、第2リブ115の内側(キャップ110の中心側)には、前記外周縁側へ向かって凹となるように複数の円弧状の第3リブ116が所定の間隔をもって並設され、さらにその第3リブ116の内側(キャップ110の中心側)には、前記外周縁側へ向かって凹となるように複数の円弧状の第4リブ117が所定の間隔をもって並設されている。
第1リブ114は、所定の間隔毎に上記外周縁に沿って配設された第1の環状リブ群を構成し、第2リブ115は、その第1の環状リブ群の内側であって、隣り合う第1リブ114相互間に対向する各位置に配設された第2の環状リブ群を構成している。第3リブ116は、その第2の環状リブ群の内側であって、一つおきに位置する第2リブ115に対向する各位置に配設された第3の環状リブ群を構成している。第4リブ117は、その第3の環状リブ群の内側であって、隣り合う第3リブ116相互間に対向する各位置に配設された第4の環状リブ群を構成しており、上述したトップカバー11の通気孔11Bの外周は、この第4の環状リブ群で囲まれている。従って、暴風に乗った横殴りの雨や自動車走行に伴う横からの水しぶきが自発光式視線誘導灯1にかかっても、通気孔11までは直接的に到達しない。
これらリブ114〜117の下端は、図示しないねじをトップカバー11の裏側からねじ留め用ボス113に螺合接続させた状態においてトップカバー11の上面に当接し、トップカバー11の上面とキャップ12の下面との間に空気の流通が可能な所定の間隙11C(図3参照)を形成している。従って、透明ケース10内の空気は、通気孔11A,11Bを通ってこの間隙11Aから自発光式視線誘導灯1の外部へ排出される。
図2および図3に示すように、上記内部ユニット20は、トップカバー11の下蓋111とベース12の上板121との間にロングボルト22およびナット23を用いて立設固定される。詳述すると、内部ユニット20の上端板18および下端板19には、それぞれ複数の貫通孔31が設けられており、この上端板18の貫通孔31から下端板19の貫通孔31へロングボルト22を挿通させ、さらにそのロングボルト22の下端をベース12の上板121にナット23で固定させる一方、ロングボルト22の上端をトップカバー11の下蓋111に一対のナット23で固定させる。
図5および図6に示すように、第1の支柱16は、横断面略V字状の支柱本体16Aと、横断面略W字状の支柱外枠16Bとを、前後(透明ケース10の内外方向)に並べた態様で押出一体成形したものであり、その支柱本体16Aは、アクリルニトリルブタジエン樹脂やポリスチレン樹脂等の硬質材料で形成され、支柱外枠16Bは、オレフィン系エラストマー樹脂やポリ塩化ビニル樹脂等の軟質材料で形成されている。
支柱本体16Aは、突き合わせになった二つの太陽電池パネル14の側縁部に沿って介装されており、その略中心部には、上端板18および下端板19をねじ留め固定するための接続部として円形の中空部161がその全長に亘って形成されている。また、支柱本体16Aの側面部(中空部161の外周側)には、太陽電池パネル14の裏側面に沿って延出する一対の裏側支持片162がその全長に亘って形成されている。
支柱外枠16Bは、突き合わせになった二つの太陽電池パネル14の側縁部相互の間隙をその全長に亘って透明ケース10の外周側から覆うように構成されており、その両側端部(以下、「表側支持片」という)163は、上記裏側支持片162と略平行に太陽電池パネル14の表側面に沿って延出し、その表側面に当接して太陽電池パネル14の側端面をシールしている。太陽電池パネル14の周端面は、その内部への水の浸入を防止するために防水コーティングされているが、この表側支持片163により、太陽電池パネル14の側端面からその内部への水の浸入がより確実に防止される。従って、太陽電池パネル14内部に配設された太陽電池セルの金属電極の錆や腐食を効果的に防止できる。
さらに、表側支持片163の先端の太陽電池パネル14との対向部には、その全長に亘って横断面半円凸状の突出部164が形成されており、この突出部164が表側支持片163の弾性力によって太陽電池パネル14の表側面へ押圧状態で当接している。これにより、太陽電池パネル14の端面を介してその内部へ水が一層浸入し難く、上記太陽電池セルの金属電極の錆や腐食をより効果的に防止できる。
第2の支柱17は、第1の支柱17と同様、横断面略V字状の支柱本体17Aと、横断面略W字状の支柱外枠17Bとを、前後(透明ケース10の内外方向)に並べた態様で押出一体成形したものであり、その支柱本体17Aは、アクリルニトリルブタジエン樹脂やポリスチレン樹脂等の硬質材料で形成され、支柱外枠17Bは、オレフィン系エラストマー樹脂やポリ塩化ビニル樹脂等の軟質材料で形成されている。
支柱本体17Aは、突き合わせになったLED発光体13および太陽電池パネル14の側縁部に沿って介装されており、その略中心部には、上端板18および下端板19をねじ留め固定するための接続部として円形の中空部171がその全長に亘って形成されている。また、支柱本体17Aの側面部(中空部171の外周側)には、LED発光体13および太陽電池パネル14の各裏側面に沿って延出する一対の裏側支持片172がその全長に亘って形成されている。
支柱外枠17Bは、突き合わせになったLED発光体13および太陽電池パネル14の側縁部相互の間隙をその全長に亘って透明ケース10の外周側から覆うように構成されており、その両側端部(以下、「表側支持片」という)173は、上記裏側支持片172と略平行にLED発光体13および太陽電池パネル14の表側面に沿って各別に延出している。また、表側支持片173の先端のLED発光体13側或いは太陽電池パネル14側には、その全長に亘って半円状の突出部174が形成されており、この突出部174が表側支持片173の弾性力によってLED発光体13の表側面或いは太陽電池パネル14の表側面へ押圧状態で当接している。これにより、LED発光体13の後面側へ水が浸入し難く、その後面側の金属部の錆や腐食を効果的に防止できる。また、上述した第1の支柱16と同様、太陽電池セルの金属電極の錆や腐食も効果的に防止できる。
上記自発光式視線誘導灯1によれば、二つの太陽電池パネル14の側縁部相互を第1の支柱16によって連結支持させると共に、LED発光体13および太陽電池パネル14の側縁部相互を第2の支柱17によって連結支持させ、それらLED発光体13および太陽電池パネル14の各上縁部を上端板18によって支持させた状態でその上端板18と各支柱16,17とを連結し、さらにLED発光体13および太陽電池パネル14の各下縁部を下端板19によって支持させた状態でその下端板19と各支柱16,17とを連結することで、透明ケース10内にLED発光体13および複数の太陽電池パネル14が一つの内部ユニット20として構成されるので、比較的少ない工数で容易に自発光式視線誘導灯1を組み立てることができる。よって、組立性が良好である。
さらに、このものでは、硬質材料で形成された支柱本体16A,17Aの中空部161,171に上端板18および下端板19がねじ留め固定されるので、上記内部ユニット20を組み立てる際に、上端板18および下端板19を各支柱16,17に対して確実に取り付けることができる。
また、このものでは、硬質材料で形成された裏側支持片162,172と、軟質材料で形成された表側支持片163,173とで、LED発光体13および太陽電池パネル14がそれぞれその表裏から挟みつけるように支持されるので、上記内部ユニット20を組み立てる際に、LED発光体13および太陽電池パネル14を各支柱16,17に対して容易且つ確実に支持させることができるし、LED発光体13や太陽電池パネル14に加わった不要な負荷を表側支持片163,173の弾性によって吸収し、それらLED発光体13や太陽電池パネル14の破損を防止することもできる。よって、組立性が一層良好である。
また、このものでは、支柱本体16A,17Aと支柱外枠16B,17Bとが一体成形されているから、支柱本体16A,17Aに支柱外枠16B,17Bを組み付けたり、支柱本体16A,17Aと支柱外枠16B,17Bとを別々に上端板18および下端板19に組み付けたりする手間がかからない。従って、より少ない工数で組み立てることができる。よって、組立性がより一層良好である。
尚、上記実施の形態では、LED発光体13と太陽電池パネル14とを一つのユニットとして透明ケース内10に組み込んだものを説明したが、LED発光体13が透明ケース10の外部(例えば、トップカバー11の外周)に設けられ、透明ケース10内には、複数の太陽電池パネル14がその受光面140を透明ケース10の外周向きとした姿勢で、それら各側縁部相互を突き合わせるようにして配置されたものであってもよい。
このものでは、二つの太陽電池パネル14の側縁部相互を第1の支柱16によって連結支持させ、それら太陽電池パネル14の各上縁部を上端板18によって支持させた状態でその上端板18と第1の支柱16とを連結し、さらに太陽電池パネル14の各下縁部を下端板19によって支持させた状態でその下端板19と第1の支柱16とを連結することで、透明ケース10内に複数の太陽電池パネル14が一つの太陽電池ユニットとして構成されるので、比較的少ない工数で容易に自発光式視線誘導灯1を組み立てることができる。よって、組立性が良好である。
さらに、このものでは、硬質材料で形成された支柱本体16Aの中空部161に上端板18および下端板19がねじ留め固定されるので、上記太陽電池ユニットを組み立てる際に、上端板18および下端板19を第1の支柱16に対して確実に取り付けることができる。
また、このものでは、硬質材料で形成された裏側支持片162と、軟質材料で形成された表側支持片163とで、太陽電池パネル14がその表裏から挟みつけるように支持されるので、上記太陽電池ユニットを組み立てる際に、太陽電池パネル14を第1の支柱16に対して容易且つ確実に支持させることができるし、太陽電池パネル14に加わった不要な負荷を表側支持片163の弾性によって吸収し、太陽電池パネル14の破損を防止することもできる。よって、組立性が一層良好である。
また、上記実施の形態では、透明ケース10内に一つのLED発光体13と二つの太陽電池パネル14とが三角形状に配置されたものを説明したが、透明ケース10内に組み込まれるLED発光体13または太陽電池パネル14の数が上記実施の形態よりも多く、それらLED発光体13および太陽電池パネル14が四角形状や六角形状等、三角形状以外の多角形状に配置されたものであってもよい。
1 自発光式視線誘導灯
10 透明ケース
11 トップカバー
12 ベース
13 LED発光体
130 LED
14 太陽電池パネル
140 受光面
15 蓄電体
16 第1の支柱
17 第2の支柱
16A,17A 支柱本体
16B,17B 支柱外枠
162,172 裏側支持片
163,173 表側支持片
18 上端板
19 下端板
20 内部ユニット
5 ポール

Claims (4)

  1. 道路の中央分離帯や路肩等に設置して発光することにより車両運転者や歩行者等の視線を誘導する自発光式視線誘導灯であって、
    筒状の透明ケースと、複数のLEDを有するLED発光体と、複数の縦長略矩形状の太陽電池パネルと、前記太陽電池パネルやLED発光体など二つのモジュールの側縁部相互を連結支持する複数の支柱と、支柱の上端に連結され且つ前記モジュールの上縁部を支持する上端板と、支柱の下端に連結され且つ前記モジュールの下縁部を支持する下端板とを備え、
    前記太陽電池パネルは、表側面の受光面が外周向きとなる姿勢で透明ケース内に立設され、
    前記支柱は、硬質材料で形成された支柱本体と、軟質材料で形成された支柱外枠とからなり、前記支柱本体に、上端板および下端板を接続するための接続部と、太陽電池パネルの裏側面を支持する裏側支持片とが設けられ、前記支柱外枠に、太陽電池パネルの表側面を支持する表側支持片が設けられた、自発光式視線誘導灯。
  2. 請求項1に記載の自発光式視線誘導灯において、
    前記LED発光体は、LEDの配設された表側面が外周向きとなる姿勢で透明ケース内に立設され、
    前記支柱本体に、LED発光体の裏側面を支持する裏側支持片が設けられ、前記支柱外枠に、LED発光体の表側面を支持する表側支持片が設けられた、自発光式視線誘導灯。
  3. 請求項1または2に記載の自発光式視線誘導灯において、
    前記支柱本体と支柱外枠とが一体成形された、自発光式視線誘導灯。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の自発光式視線誘導灯において、
    前記表側支持片の太陽電池パネルとの対向部に、その全長に亘って突出部が設けられた、自発光式視線誘導灯。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103353064A (zh) * 2013-04-23 2013-10-16 杭州鸿德照明科技有限公司 高效节能环保宝塔式led白炽灯
KR20230074464A (ko) * 2020-12-17 2023-05-30 에이치비페이퍼 주식회사 복합기능이 구비되는 볼라드
KR20230077157A (ko) * 2021-11-25 2023-06-01 목포대학교산학협력단 어린이보호구역 도로 난간용 led지주

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