JP3178615U - 改良型補助バイザー内蔵サンバイザー - Google Patents

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Abstract

【課題】既設のサンバイザーのほぼ全周を目隠しする機能を備えるとともに、窓側の補助バイザーの開閉角度やその開放端に取り付けた可動式補助バイザーの回動角度を自由に決められるようにした改良型補助バイザー内蔵サンバイザーを提供する。
【解決手段】上端に取り付けた複数のフック13により既設の自動車用サンバイザー10に着脱可能としたサンバイザー本体12と、該サンバイザー本体12の一方の側端に折畳み可能に取り付けた室内側補助バイザー14と、前記サンバイザー本体の他方の側端に折畳み可能に取り付けた窓側補助バイザー16と、該窓側補助バイザーの開放端に首振り可能に軸着した可動式補助バイザー18とを備えて改良型補助バイザー内蔵サンバイザーを形成する。
【選択図】図3

Description

この考案は、通常の自動車用サンバイバーとして使用することができ、また自動に開閉もしくは変形できる改良型補助バイザー内蔵サンバイザーに関するものである。
従来のこの種の自動車用サンバイバーとしてはクリップ式のもの、例えば実開昭58−129219号公報(特許文献1参照)の考案等が存在する。これは補助バイザーの一方の側辺上部にクリップを取り付けたものである。
また、面ファスナや磁石式のもの、例えば実開平6−36920号公報(特許文献2参照)には、主サンバイザーの中央に磁性体からなる被接着体の帯を取り付け、これに補助バイザーに取り付けた磁石で吸着するようにした、補助バイザーの取り付け高さを調節できるようにしたもの等がある。
さらに、スライド式のもの、例えば特開2000−264059号公報(特許文献3参照)には、縦横のスライドガイドを備えた親サンバイザーの該スライドガイドに沿って補助バイザーを縦横に移動可能とした車両用補助サンバイザー等がある。
しかしながら、上記従来例においてはクリップ式のものは単に主サンバイザーの外周に着脱可能に取り付けるものに過ぎず、取り付けあるいは位置変え操作中に取り落として運転そのものに悪影響を及ぼすという問題があった。また、長年使用している間に主サンバイザーの前記クリップを取り付ける部分が破損しやすく、長期間にわたって使用することができるものとはなっていなかった。
面ファスナや磁石式のものにおいては、長年使用している間に主サンバイザーの取り付け部分が破損するという問題はほとんど発生しないが、取り付け操作中に取り落として運転そのものに悪影響を及ぼすという問題そのものは解決できていなかった。
さらに、 従来の前記スライド式のものにおいては、スライドガイドが縦横に固定されていてスライド操作時に縦方向のみ、あるいは横方向のみしか操作ができないために手間がかかり、またスライドガイド部分に不具合が生じやすいという問題があった。
そこで、本考案者は先に実願2010−4223号(実用新案登録第3162462号公報、特許文献4参照)において、スライド式の前記問題点を解消してスムーズはスライド操作を実現することができ、しかもスライドガイド部分に不具合の生じにくい構造を提供することができ、またクリップ式や面ファスナ、磁石式のものにおける問題点を解消した改良型補助バイザー内蔵サンバイザーを提案した。
実開昭58−129219号公報 実開平6−36920号公報 特開2000−264059号公報 実用新案登録第3162462号公報
しかしながら、先に提案した実願2010−4223号(実用新案登録第3162462号公報、特許文献4参照)に示す、自動車の窓に沿って首振り自在に取り付けたサンバイザー本体と、該サンバイザー本体に沿ってスライド自在に取り付けた補助バイザーとを備えた改良型補助バイザー内蔵サンバイザーにおいては、既設のサンバイザーの下側を補助的に目隠しするだけであった。
また、その他の従来のサンバイザーにあっては、既設のサンバイザーのそれぞれの側面のみを補助バイザーによって目隠しする機能を有してはいるものの、既設のサンバイザーのほぼ全周を目隠しする機能を備えたものではなかった。
そこでこの考案においては、既設のサンバイザーのほぼ全周を目隠しする機能を備えるとともに、窓側の補助バイザーの開閉角度やその開放端に取り付けた可動式補助バイザーの回動角度を自由に決められるようにした改良型補助バイザー内蔵サンバイザーを提供しようとするものである。
すなわちこの考案の改良型補助バイザー内蔵サンバイザーは、サンバイザー本体と、該サンバイザー本体の一方の側端に折畳み可能に取り付けた室内側補助バイザーと、前記サンバイザー本体の他方の側端に折畳み可能に取り付けた窓側補助バイザーと、該窓側補助バイザーの開放端に首振り可能に軸着した可動式補助バイザーとを備えたことを特徴とするものである。
この考案の改良型補助バイザー内蔵サンバイザーにおいて、前記室内側補助バイザーは、開いたときに既設のバックミラー上に配置され、その端部に下向きに形成された係合部によって、前記バックミラーに係合して開いた状態を保持できるようにしてあることをも特徴とするものである。
この考案の改良型補助バイザー内蔵サンバイザーにおいて、前記窓側補助バイザーは、これを折畳み可能に連結する蝶番が自由回転を規制され、該蝶番により前記窓側補助バイザーを所定の開閉角度に保持するようにしたことをも特徴とするものである。
この考案の改良型補助バイザー内蔵サンバイザーにおいて、前記可動式補助バイザーは、これを首振り可能に軸着する連結金具が自由回転を規制され、該連結金具により前記可動式補助バイザーを所定の回動角度に保持するようにしたことをも特徴とするものである。
以上のようにこの考案によれば、取り付けあるいは位置変え操作が単純で運転そのものに悪影響を及ぼすという問題が解消でき、また既設のサンバイザーのほぼ全周を目隠しする機能を備えるとともに、窓側の補助バイザーの開閉角度やその開放端に取り付けた可動式補助バイザーの回動角度を自由に決められるようにした改良型補助バイザー内蔵サンバイザーを提供することが可能となった。
この考案の改良型補助バイザー内蔵サンバイザーの1実施例を示すものであり、(a)はその正面図、(b)はその平面図、(c)はその断面図である。 その斜視図である。 室内側補助バイザーを開いた時の斜視図である。 窓側補助バイザーを開いた時の斜視図である。
以下、図面を参照しつつ、好ましい実施形態に基いてこの考案の改良型補助バイザー内蔵サンバイザーを詳細に説明する。
図1ないし図4に示すように、この考案の改良型補助バイザー内蔵サンバイザー11は、自動車の既設のサンバイザー10をほぼ覆う大きさのサンバイザー本体12を備え、適宜その上端に複数取り付けたフック13を介して前記既設のサンバイザー10の上に着脱するようになっている。
また前記サンバイザー本体12の一方の側端には、室内側補助バイザー14が蝶番15を介して折畳み可能に取り付けられている。
すなわち、前記室内側補助バイザー14は、開いたときに既設のバックミラー21上に配置され、その端部に下向きに形成された係合部22を前記バックミラー21に係合し、その開いた状態を保持できるようにしてある。
前記サンバイザー本体12の他方の側端には、窓側補助バイザー16が蝶番17を介して折畳み可能に取り付けてある。
すなわち、前記窓側補助バイザー16は、これを折畳み可能に連結する蝶番17が自由回転を規制される構造となっている。このような構造としては、歯車と爪止めとを利用するラチェット方式や、蝶番17の部品の摩擦抵抗を利用する方式等の適宜方式を採用することができる。該蝶番17の自由回転を規制する構造により、前記窓側補助バイザー16を所定の開閉角度に保持することができる。
前記窓側補助バイザー16の開放端には、可動式補助バイザー18が連結金具19により首振り可能に軸着されている。
前記可動式補助バイザー18は、これを首振り可能に軸着する連結金具19が自由回転を規制され、該連結金具19により前記可動式補助バイザー18を所定の回動角度に保持するようになっている。
このような連結金具としては、軸状の連結金具のカシメの程度を調節して自由回転を規制するようにしたり、軸端に形成した歯車状の凹凸に前記可動式補助バイザー18側の係合部位に設けた突起を係合させて自由回転を規制するようにしてもよい。
そして前記サンバイザー本体12は、図1(b)に示すように、前後の壁面部材31,32を所定の間隔で連結した中空部33を有するとともに、下部にはスライド式補助バイザー30をスライド可能で、かつ補助バイザー30の脱落を防止する内向きのフランジ35を備えたスリット34が設けられている。
このようなサンバイザー本体12は、プラスチックの一体成形により、あるいは予め成形した壁面部材31,32やフランジ35等の各パーツを組み立てることによって製作することができる。
前記スライド式補助バイザー30は、その上部に前記スリット34のフランジ35に係合して脱落を防止する係合バー41が、下部にはつまみ42を介して取り付けられている。このスライド式補助バイザー30も、プラスチックの一体成形により、あるいは予め成形したスライド式補助バイザー30や係合バー41、つまみ42等の各パーツを組み立てることによって製作することができる。
この考案の改良型補助バイザー内蔵サンバイザーの利用に際しては、図1(a)の状態から室内側補助バイザー14を開き、図3に示すようにその先端の下向きに係合部22を既存のバックミラー21に係合して、その開いた状態を保持する。
次に、図4に示すように、前記窓側補助バイザー16を自動車の窓に沿うよう開く。その際、前記蝶番17の自由回転を規制する構造により、前記窓側補助バイザー16は所定の開閉角度に保持することができる。
最後に、前記可動式補助バイザー18を自動車の窓の上辺に沿うよう首振りさせる。その際、前記連結金具19が自由回転を規制されているので、該連結金具19により前記可動式補助バイザー18は所定の回動角度に保持することができる。
もちろん、前記サンバイザー本体12と前記室内側補助バイザー30のつまみ42をそれぞれ手で持ち、前記補助バイザー30を前記サンバイザー本体12のスリット34に沿って左右あるいは上下にスライドさせることによって所定位置に動かしてもよい。
この考案の改良型補助バイザー内蔵サンバイザーは、いわゆる自動車の窓用としてのみならず直射日光をさえぎる必要がある各種の用途にも使用することができ、もちろんその他の機能を備えたサンバイザーとしても利用できることはいうまでもない。
10 既設のサンバイザー
11 改良型補助バイザー内蔵サンバイザー
12 サンバイザー本体
13 フック
14 室内側補助バイザー
15 蝶番
16 窓側補助バイザー
17 蝶番
18 可動式補助バイザー
19 連結金具
21 既設のバックミラー
22 係合部
30 スライド式補助バイザー
31,32 壁面部材
33 中空部
34 スリット
35 フランジ
41 係合バー
42 つまみ

Claims (4)

  1. サンバイザー本体と、該サンバイザー本体の一方の側端に折畳み可能に取り付けた室内側補助バイザーと、前記サンバイザー本体の他方の側端に折畳み可能に取り付けた窓側補助バイザーと、該窓側補助バイザーの開放端に首振り可能に軸着した可動式補助バイザーとを備えたことを特徴とする改良型補助バイザー内蔵サンバイザー。
  2. 前記室内側補助バイザーは、開いたときに既設のバックミラー上に配置され、その端部に下向きに形成された係合部によって、前記バックミラーに係合して開いた状態を保持できるようにしてあることを特徴とする請求項1に記載の改良型補助バイザー内蔵サンバイザー。
  3. 前記窓側補助バイザーは、これを折畳み可能に連結する蝶番が自由回転を規制され、該蝶番により前記窓側補助バイザーを所定の開閉角度に保持するようにしたことを特徴とする請求項1または2に記載の改良型補助バイザー内蔵サンバイザー。
  4. 前記可動式補助バイザーは、これを首振り可能に軸着する連結金具が自由回転を規制され、該連結金具により前記可動式補助バイザーを所定の回動角度に保持するようにしたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の改良型補助バイザー内蔵サンバイザー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN107867153A (zh) * 2017-11-06 2018-04-03 余立庆 一种多功能遮阳板

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