JP3178585B2 - 定ピッチ送り機構 - Google Patents

定ピッチ送り機構

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武司 佐藤
里志 松橋
幹穀 久保田
義明 加藤
知保 大池
建太 和才
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Fujikura Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Fujikura Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、コネクタの移送
装置等に用いて最適な、定ピッチ送り機構に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】固定台に対して、例えば、多対コネクタ
のような長方形状の被加工物を一定ピッチずつ長手方向
へ送り出す機構(以下、定ピッチ送り機構と称する)、
あるいは送り工具が各種提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
定ピッチ送り機構、あるいは送り工具は、複雑な機構で
操作が繁雑な場合が多く、したがって、作業工数の増加
と機構の大型複雑化という問題があった。そこで、この
発明は、上記課題に鑑み、簡単な機構で操作も容易、か
つ信頼性に優れた定ピッチ送り機構を提供することを目
的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明による定ピッチ
送り機構は、このような課題を解決するために、複数の
係合突起が送りピッチ間隔で突設されたプレートと、前
記プレートが、送り方向へ対して移動自在に内挿され、
傾斜溝とロック溝の連続よりなる鋸歯状のスライド溝が
側壁に形成された送り部材と、前記送り部材の側面か
ら、前記送り部材を仮止めする仮止め部材と、前記プレ
ートと前記送り部材の間に介在する圧力伝達部材と、前
記スライド溝内に先端が挿入され、前記ロック溝内でス
ライド移動する方向へ付勢されたスライドピンとを有
し、前記プレートを1回押圧する毎に、前記スライドピ
ンが前記スライド溝内でのスライドとロックを繰り返
し、前記送り部材が、押圧方向へ対し、一定ピッチずつ
送り出されてゆくものであり、さらに、圧力伝達部材
が、前記プレートの端部と、送り部材の間に介在するバ
ネであることを問題解決の手段とするものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施形態につ
いて、添付図面を参照にして説明する。図1、図2は、
本発明の概略平面図および概略断面図である。本発明の
定ピッチ送り機構1は、鋸歯状のスライド溝4が形成さ
れた送り部材2と、この送り部材2へ内挿された長板状
のプレート3と、スライド溝4に挿入されたスライドピ
ン11と、送り部材2の側面から、送り部材2を仮止め
する仮止め部材7とプレート3と送り部材2の間に介在
する圧力伝達部材10とにより構成される。
【0006】そして、プレート3の操作端部を1回押す
毎に、スライドピン11がスライド溝4に沿ってスライ
ドとロックを繰り返すと、これに応動して、送り部材2
が、押圧方向Aに向かって一定ピッチずつ位置決めされ
ながら移動し、所定量の定ピッチ送りが実現される。
【0007】本図において、1は固定側のベース上面に
突設し、図示せぬバネによって−Y方向へ付勢されなが
ら±Y方向のみへ移動自在なスライドピンである。この
スライドピン11のピンヘッド11Aは、後述する送り
部材2のスライド溝4内に挿入されており、送り部材2
の働きに従い、スライド溝4内でスライドとロックを繰
り返す。
【0008】送り部材2は、コネクタ等の被加工物が載
置される長方形状の中空部材であり、この本体中央に、
長板状のプレート3を、紙面左右方向(±X方向)に対
し移動可能に内挿する。また、送り部材2の底面(ベー
ス側)に、長手方向(紙面左右方向)の鋸歯状なるスラ
イド溝4を有する。
【0009】当該スライド溝4は、送り部材2の、底面
側の側壁34に設けられた溝状の連続開口部であり、送
り方向(長手方向)に対して傾斜した傾斜溝41と、当
該方向へ対して垂直なロック溝42を、送りピッチDに
て周期的に有する。傾斜溝41の右端直上に位置する送
り部材2の外側部には、送りピッチD毎に複数刻設され
たM型の位置決め溝6を有する。
【0010】7は送り部材2を仮止めする仮止め部材と
してのボールプランジャーである。このボールプランジ
ャー7は、図示せぬバネ等で送り部材2側へ付勢され、
送り部材2へ向けて進退自在であり、楔型をなした先端
部が、位置決め溝6に嵌合することにより、送り部材2
を仮止め状態で位置決め固定する。
【0011】前記送り部材2の内部に挿入配置された長
板状のプレート3は、長板状の水平部31と、当該水平
部の左右端が上方向へ立ち上がった操作端32よりな
り、また、水平部31のベース面33の側面中央には、
一直線上に送りピッチDの間隔で複数突設された、係合
突起8を有する。
【0012】これら係合突起8の断面は、図3に示され
る如く六角形を呈し、当該六角形を構成する各6辺は、
ロック溝42の垂直辺と平行な2辺8A、8B、傾斜溝
41の傾斜辺に平行な2辺8C、8D、および、送り方
向に平行な2辺8E、8Fよりなる。また、係合突起8
は、送り部材2に内挿された状態において、送り部材2
のベース側の内壁面34に達しない程度の長さを有し、
かつ、前記スライドピン11のピンヘッド11Aと係合
し、後述するスライドピン11のロックが可能な程度の
長さとなるように設定する。
【0013】紙面右側の操作端32と、送り部材2の右
側部35との間には、圧力伝達部材としてのコイルバネ
10が介在する。このコイルバネ10は、プレート3を
押圧したときに伸縮して、当該押圧力を送り部材2へ伝
達する。押圧力が伝達された送り部材2は、プレート3
の動きに応動して押圧方向へ移動する。逆に、押圧を解
除したときには、バネ復帰力により、送り部材2とプレ
ート3は離隔して、初期の位置へ復帰する。
【0014】係合突起8の配列間隔と、前記鋸歯状のス
ライド溝4の周期は送りピッチDとする。また、プレー
ト3を、矢印方向Aへ目一杯押し込んだとき、係合突起
8が位置決め溝6の直下となるように、操作端32と送
り部材3側部35との間隔、およびコイルバネ10の長
さを調整する。
【0015】次に、送り機構部の動きを図4以下を参照
しながら説明するが、以下の実施例では、説明を分かり
易くするために長手方向を短縮した図面を示す。
【0016】まず、図4は、送り部材2が、ボールプラ
ンジャー7により位置決めされた静止状態を示す。ここ
で、スライドピン11は±Y方向へ付勢されて傾斜溝4
1の左端へ位置し、プレート3の係合突起8は傾斜溝4
1の略中間直上に位置する。
【0017】この状態で、紙面右側から矢印方向Aへ向
けてプレート3を押し込むと、+Y方向へ常時付勢され
ているスライドピン11は、傾斜溝41に沿うように矢
印方向Bへ移動開始する(図5)。
【0018】前述の如く、係合突起8の設置間隔は送り
ピッチDであり、プレート3が左端部へ到達した時に、
隣接する係合突起8Aが左方向へ送られて、ロック溝4
2の直上へ移動する。この位置において、見かけ上、係
合突起の辺8Cは、傾斜溝41の傾斜辺43の一部を補
完する。
【0019】Y方向へ付勢されたスライドピン11は、
傾斜辺43上を矢印方向Bへスライドしながら、傾斜辺
43の右端へ移動し、傾斜辺43と連続する、係合突起
8の辺8Eの上へ円滑に導かれる。
【0020】次いで、スライドピン11は、ロック溝4
2に沿ってY方向へ移動しようとするが、ピンヘッドが
係合突起8と係合しているため、移動が停止してロック
状態となる。プレート3の押圧力が、コイルバネ10を
介して送り部材2へ伝達されると、送り部材2は、側面
方向からのボールプランジャー押圧力に抗して仮止め状
態から離脱する。
【0021】送り部材2は、スライドピン11の移動と
同時、あるいは、スライドピン11の移動に遅れて、矢
印方向Aへ移動し、送りピッチDだけ離隔した、隣接す
る位置決め溝6Aにボールプランジャー7が嵌合する位
置にて、送り部材2の送りは停止し、1回の定ピッチ送
りが完了する(図6)。
【0022】次に、プレート3から手を離すと、コイル
バネ10の復帰圧力により、プレート3の操作端32が
送り部材3より離反する(図7)。プレート3が右方向
へ移動すると、スライドピン11直下の係合突起8は、
同時に右方向へ移動するから、スライドピン11はロッ
ク溝42に沿って+Y方向へ移動して、傾斜溝41の左
端部へ戻る。
【0023】このようにして、プレート3を1回押し込
むことにより、1ピッチDずつ送り部材2を固定側のベ
ースに対して移動させることができ、この操作を繰り返
すことにより所望ピッチの送りを確実に実現することが
できる。なお、上記説明において、圧力伝達手段として
コイルバネを採用しているが、バネの種類はこれに限定
されない。また、取り付ける部分を、実施例と反対の端
部としても良いし、あるいは両端部に兼ね備えても良
い。さらに、スライドピン等の付勢方向も、本発明の趣
旨から外れない範囲で設計変更可能である。
【0024】
【発明の効果】以上、説明してきたように、この発明に
よれば、プレートを手で1回押圧するだけで、送り部材
が一定ピッチずつ正確に移動するのであるから、簡単な
機構で、確実な定ピッチ送りが実現することができ、こ
の機構を被加工物の移送機構に採用することにより、装
置の製作コストと、作業工数の低減が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の定ピッチ送り機構の概略平面図であ
る。
【図2】本発明の定ピッチ送り機構の概略断面図であ
る。
【図3】係合突起の断面図である。
【図4】定ピッチ送り前の静止状態における、定ピッチ
送り機構の概略図である。
【図5】プレートを押し込んだときの、定ピッチ送り機
構の概略図である。
【図6】ロック状態における、定ピッチ送り機構の概略
図である。
【図7】定ピッチ送りが完了したときの、定ピッチ送り
機構の概略図である。
【符号の説明】
1 定ピッチ送り機構 2 送り機構 3 プレート 4 スライド溝 7 仮止め部材 8 係合突起 10 圧力伝達部材 11 スライドピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 武司 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フ ジクラ佐倉工場内 (72)発明者 松橋 里志 東京都新宿区西新宿3丁目19番2号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 久保田 幹穀 東京都新宿区西新宿3丁目19番2号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 加藤 義明 東京都新宿区西新宿3丁目19番2号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 大池 知保 神奈川県相模原市南橋本3丁目8番8号 住友スリーエム株式会社内 (72)発明者 和才 建太 神奈川県相模原市南橋本3丁目8番8号 住友スリーエム株式会社内 (56)参考文献 特開 平9−129345(JP,A) 実開 平4−81489(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 43/00 B65G 25/10 H01R 43/01 H01R 43/20

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の係合突起(8)が送りピッチ間隔
    で突設されたプレート(3)と、 前記プレート(3)が、送り方向へ対して移動自在に内
    挿され、傾斜溝(41)とロック溝(42)の連続より
    なる鋸歯状のスライド溝(4)が側壁に形成された送り
    部材(2)と、 前記送り部材(2)の側面から、前記送り部材(2)を
    仮止めする仮止め部材(7)と、 前記プレート(3)と前記送り部材(2)の間に介在す
    る圧力伝達部材(10)と、 前記スライド溝(4)内に先端が挿入され、前記ロック
    溝(42)内でスライド移動する方向へ付勢されたスラ
    イドピン(11)とを有し、 前記プレート(3)を1回押圧する毎に、前記スライド
    ピン(11)が前記スライド溝(4)内でスライドとロ
    ックを繰り返し、前記送り部材(2)が、押圧方向へ対
    し、一定ピッチずつ送り出されてゆくことを特徴とする
    定ピッチ送り機構。
  2. 【請求項2】 圧力伝達部材(10)が、前記プレート
    (3)の端部と、送り部材(2)の間に介在するバネで
    あることを特徴とする請求項1記載の定ピッチ送り機
    構。
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