JP3178430B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、SRAMやDR
AM、PROM、EPROM、EEPROM等の半導体
記憶装置に係り、詳しくは、列方向にも冗長メモリセル
が配置された半導体記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体記憶装置は、年々記憶容量が増大
する傾向にあり、それに伴ってチップ面積が増大すると
共に、パターンの微細化が進んでいるため、1個の半導
体記憶装置内でデータの書き込み・読み出しが正常に行
えない不良メモリセルの発生を皆無にすることは困難に
なってきている。このため、従来では、半導体記憶装置
内に必要な記憶容量よりも余分にメモリセル(冗長メモ
リセル)を設けてそれを不良メモリセルに置き替えて使
用することにより、半導体記憶装置の製品としての歩留
まりの向上を図っている。半導体記憶装置が有する入出
力のビット数が4〜16ビットであった段階では、半導
体記憶装置の行方向に冗長メモリセルを配置して、ワー
ド線単位で冗長メモリセルを不良メモリセルに置き替え
て使用することが主流であった。
【0003】ところが、近年、半導体記憶装置が有する
入出力のビット数は、32〜64ビットと増加する傾向
にあり、加えて、この種の半導体記憶装置を内蔵したゲ
ートアレイやシステムオンチップの入出力のビット数は
256ビットに及ぶものもある。このように、半導体記
憶装置やゲートアレイ等の入出力のビット数が増大して
きたため、半導体記憶装置の列方向に配置されたメモリ
セル、あるいはセンスアンプ、リード/ライトバッファ
などにおける不良発生率も大きくなってきている。した
がって、従来のように行方向だけに冗長メモリセルを配
置するだけでは半導体記憶装置の製品としての歩留まり
の低下に対処できない状況になってきている。
【0004】そこで、最近では、列方向にも冗長メモリ
セルを配置した半導体記憶装置が開発されており、その
技術は、例えば、特開平7−122096号公報に開示
されている。図6は、上記公報に開示された従来の半導
体記憶装置の要部の電気的構成例を示す概念図である。
この半導体記憶装置は、図6に示すように、列方向にn
個のメモリセル列(複数個のメモリセルからなる)1
〜1を有しており、このうち、メモリセル列1が冗
長メモリセル列であり、各メモリセル列1〜1は対
応するビットラインを介して入出力ノード2〜2
接続されている。また、隣接する入出力ノード2の間に
は、(n−1)個のスイッチ3〜3 −1が設けられ
ており、各スイッチ3はそれぞれ、端子Tが図中左側
の入出力ノード2に接続され、端子Tが図中右側の入
出力ノード2に接続され、端子T が対応する入出力ラ
イン4〜4n−1に接続されている。なお、図示して
いないが、各メモリセル列1〜1は行方向に複数の
ワード線で接続されており、ワード線の1つが活性化さ
れることにより所望のメモリセルが選択されて、読み書
きされる。また、メモリセル列1〜1と入出力ノー
ド2〜2との間には、センスアンプや列選択回路、
リード/ライトバッファなどメモリセルを読み書きする
動作に必要な回路が含まれている。図7は、スイッチ3
の電気的構成例を示す回路図である。スイッチ3は、ト
ランスファNMOSトランジスタ(以下、トランジスタ
を省略する)11及び12と、トランスファPMOSト
ランジスタ(以下、トランジスタを省略する)13及び
14と、インバータ15とから構成されている。スイッ
チ3において、端子Tに"H"レベルの制御電圧が供給
されると、トランスファNMOS11がオンし、トラン
スファPMOS14がオフすると共に、インバータ15
の出力電圧が"L"レベルとなるので、トランスファNM
OS12がオフし、トランスファPMOS13がオンす
る。これにより、端子Tが端子Tと接続される。一
方、端子Tに"L"レベルの制御電圧が供給されると、
トランスファNMOS11がオフし、トランスファPM
OS14がオンすると共に、インバータ15の出力電圧
が"H"レベルとなるので、トランスファNMOS12が
オンし、トランスファPMOS13がオフする。これに
より、端子Tが端子Tと接続される。以上により、
スイッチ3は、選択されたいずれか一方の入出力ノード
2と対応する入出力ライン4とを接続する。
【0005】図6において、メモリセル列1を構成す
るいずれかのメモリセルが不良メモリセルである(この
メモリセル列を不良メモリセル列と呼ぶ)と仮定する
と、ヒューズ5が切断され、メモリセル列1の左側
にある全てのスイッチ3〜3 の端子Tが端子T
に接続されてそれらの左側にある入出力ノード2〜2
に接続されるように切り替えられていると共に、メモ
リセル列1の右側にある全てのスイッチ3〜3
n−1の端子Tが端子Tに接続されてそれらの右側
にある入出力ノード2〜2n−1に接続されるように
切り替えられている。このスイッチ3の切替方向を設定
するため、図5においては、n個のヒューズ5〜5
が直列に接続され、その一端に電源電圧Vccが印加さ
れ、他端が抵抗6を介してグランドGNDに接地されて
いると共に、隣接するヒューズ5同士の接続点が各スイ
ッチ3の端子Tに接続されており、隣接するヒューズ
5同士の接続点の電圧が制御電圧として対応するスイッ
チ3に供給されている。そして、半導体記憶装置の製品
としての良否が検査される際に、不良メモリセル列1
(図5の例ではメモリセル列1)の位置に応じてヒュ
ーズ5のいずれか(図5の例ではヒューズ5)がレー
ザ装置などで物理的に切断されることにより、切断され
たヒューズ5より電源電圧Vcc側の接続点の電圧が"
H"レベルに、グランドGND側の接続点の電圧が"L"
レベルに設定されて、スイッチ3の切替方向が固定的に
設定されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した従
来の半導体記憶装置において、例えば、メモリセル列1
が不良メモリセル列であるためにヒューズ5ではな
くヒューズ5(図5参照)が切断された場合、制御電
圧はすべて"L"レベルとなるため、すべてのスイッチ3
〜3n−1において、トランスファNMOS12及び
トランスファPMOS14がオンすると共に、トランス
ファNMOS11及びトランスファPMOS13がオフ
して(図6参照)、端子Tが端子Tと接続される。
この場合、グランドGNDに近いスイッチ3(例えば、
スイッチ3n−1やスイッチ3n− )の端子Tの電
位は、グランド電位に固定されやすいが、グランドGN
Dから遠いスイッチ3(例えば、スイッチ3)の端子
の電位は、グランドGNDとの間にヒューズ5
やそれらを互いに接続するための配線が接続されて
いるため、これらヒューズ5〜5の抵抗及び配線の
抵抗や容量の影響により、グランド電位に固定されず、
周囲で発生するノイズを拾いやすい状態にある。このよ
うな状態で、例えば、メモリセル列1にデータを書き
込むために入出力ライン4に供給されたデータが"L"
レベルから"H"レベルに反転したとすると、トランスフ
ァNMOS11及び12のゲートとドレインとの間の浮
遊容量C NGD(図7参照)により、トランスファNM
OS11及び12それぞれのゲートとドレインとがカッ
プリングすると共に、トランスファPMOS13及び1
4のゲートとソースとの間の浮遊容量CPGS(図7参
照)により、トランスファPMOS13及び14それぞ
れのゲートとソースとがカップリングして、それぞれの
ゲート電圧が"L"レベルから"H"レベルに向かって一瞬
変化してしまう場合がある(これをカップリングノイズ
と呼ぶ)。これにより、本来オン状態であるはずのトラ
ンスファNMOS12及びトランスファPMOS14が
オフ状態となると共に、本来オフ状態であるはずのトラ
ンスファNMOS11及びトランスファPMOS13が
オン状態となる場合がある。そして、この誤動作により
スイッチ3の端子Tが端子Tと接続されてしまう
と、本来書き込むべきでない不良メモリセル列1にデ
ータが書き込まれてしまう。
【0007】一方、例えば、メモリセル列1〜1
n−1が正常で、メモリセル列1が不良メモリセル列
であるためにヒューズ5ではなくヒューズ5(図5
参照)が切断された場合、制御電圧はすべて"H"レベル
となるため、すべてのスイッチ3 〜3n−1におい
て、トランスファNMOS11及びトランスファPMO
S13がオンすると共に、トランスファNMOS12及
びトランスファPMOS14がオフして(図6参照)、
端子Tが端子Tと接続される。この場合、電源電圧
ccに近いスイッチ3(例えば、スイッチ3やスイ
ッチ3)の端子Tの電位は、電源電圧Vccに固定
されやすいが、電源電圧Vccから遠いスイッチ3(例
えば、スイッチ3n−1)の端子Tの電位は、電源電
圧Vccとの間にヒューズ5〜5やそれらを互いに
接続するための配線が接続されているため、これらヒュ
ーズ5〜5の抵抗及び配線の抵抗や容量の影響によ
り、電源電圧Vccに固定されず、周囲で発生するノイ
ズを拾いやすい状態にある。このような状態で、例え
ば、メモリセル列1n−1にデータを書き込むために入
出力ライン4n−1に供給されたデータが"H"レベルか
ら"L"レベルに反転したとすると、浮遊容量C
NGD(図7参照)により、トランスファNMOS11
及び12それぞれのゲートとドレインとがカップリング
すると共に、浮遊容量C PGS(図7参照)により、ト
ランスファPMOS13及び14それぞれのゲートとソ
ースとがカップリングして、カップリングノイズが発生
し、それぞれのゲート電圧が"H"レベルから"L"レベル
に向かって一瞬変化してしまう場合がある。これによ
り、本来オフ状態であるはずのトランスファNMOS1
2及びトランスファPMOS14がオン状態となると共
に、本来オン状態であるはずのトランスファNMOS1
1及びトランスファPMOS13がオフ状態となる場合
がある。そして、この誤動作によりスイッチ3n−1
端子Tが端子Tと接続されてしまうと、本来書き込
むべきでない不良メモリセル列1にデータが書き込ま
れてしまう。このような誤動作により、この半導体記憶
装置に記憶されたデータは当初の値と異なった値で記憶
され、この半導体記憶装置を用いた装置の誤動作の原因
となる。
【0008】以上説明した誤動作はデータの読み出し時
においても同様に発生し得る。すなわち、当該メモリセ
ル1から読み出されたデータが対応するスイッチ3を通
過する際に、"L"レベルから"H"レベルに反転した
り、"H"レベルから"L"レベルに反転することにより、
今度は、トランスファNMOS11及び12のゲートと
ソースとの間の浮遊容量CNGSやトランスファPMO
S13及び14のゲートとドレインとの間の浮遊容量C
PGD(図7参照)により、トランスファNMOS11
及び12並びにトランスファPMOS13及び14それ
ぞれのゲート電圧が"L"レベルから"H"レベル、あるい
は"H"レベルから"L"レベルに一瞬変化することによ
り、当該スイッチ3の端子Tが本来接続されるべきで
ない端子と接続されてしまうのである。これにより、読
み出されたデータの値は1ビットシフトした値となり、
この半導体記憶装置を用いた装置の誤動作の原因とな
る。しかも、データの書き込み時においても上記誤動作
は発生していた場合には、読み出されたデータの値は、
もはや当初記憶されるべきであった値とは全く異なる値
となっている可能性があり、装置の誤動作は必至であ
る。
【0009】この発明は、上述の事情に鑑みてなされた
もので、入出力のビット数が多くても誤動作しない半導
体記憶装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明に係る半導体記憶装置は、複数
個のメモリセルからなる複数個のメモリセル列と、該メ
モリセル列の個数より少ない本数設けられた入出力ライ
ンと、該入出力ラインに対応して設けられ、制御電圧に
応じて隣接するメモリセル列のいずれか一方と対応する
入出力ラインとを接続する複数個のスイッチと、直列接
続された一端の電位が"H"レベルに固定され、他端の電
位が"H"レベル又は"L"レベルに固定され、互いの接続
点の電圧が上記制御電圧として上記複数個のスイッチに
それぞれ供給される複数個の不良位置設定手段と、上記
複数個のスイッチの制御電圧を"H"レベル又は"L"レベ
ルに固定する少なくとも1個の制御電圧固定回路とを備
えてなることを特徴としている。
【0011】請求項2記載の発明に係る半導体記憶装置
は、複数のメモリセルからなる複数個のメモリセル列を
有する複数のメモリセル列群と、列アドレス信号に応じ
て該メモリセル列群のいずれか一つを選択する列選択回
路と、該列選択回路の個数より少ない本数設けられた入
出力ラインと、該入出力ラインに対応して設けられ、制
御電圧に応じて隣接する列選択回路のいずれか一方と対
応する入出力ラインとを接続する複数個のスイッチと、
直列接続された一端の電位が"H"レベルに固定され、他
端の電位が"L"レベルに固定され、互いの接続点の電圧
が上記制御電圧として上記複数個のスイッチにそれぞれ
供給される複数個の不良位置設定手段と、上記複数個の
不良位置設定手段のいずれか一つを遮断し、残りの不良
位置設定手段を導通させる設定信号を複数記憶し、上記
列アドレス信号によっていずれか一つの設定信号を選択
出力する複数のレジスタ列と、上記複数個のスイッチの
制御電圧を"H"レベル又は"L"レベルに固定する少なく
とも1個の制御電圧固定回路とを備えてなることを特徴
としている。
【0012】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の半導体記憶装置に係り、上記制御電圧固定回路は、
近傍の不良位置設定手段の遮断状態に応じて上記スイッ
チの制御電圧を"H"レベル又は"L"レベルのいずれか一
方に固定する第1の制御電圧固定回路からなり、上記接
続点のうち、連続的に、1個おきに、あるいは所定個数
おきに対応して設けられていることを特徴としている。
【0013】請求項4記載の発明は、請求項1又は2記
載の半導体記憶装置に係り、上記制御電圧固定回路は、
上記スイッチの制御電圧を"H"レベルに固定する第2の
制御電圧固定回路と、上記スイッチの制御電圧を"L"レ
ベルに固定する第3の制御電圧固定回路とからなり、上
記第2の制御電圧固定回路は、上記接続点のうち、上記
一端から略中央まで連続的に、1個おきに、所定個数お
きに、あるいは上記一端から全体の1/3個目付近に対
応して設けられ、かつ、上記第3の制御電圧固定回路
は、上記接続点のうち、上記他端から略中央まで連続的
に、1個おきに、所定個数おきに、あるいは上記他端か
ら全体の1/3個目付近に対応して設けられていること
を特徴としている。
【0014】また、請求項5記載の発明は、請求項4記
載の半導体記憶装置に係り、上記第1の制御電圧固定回
路が上記略中央に対応して設けられていることを特徴と
している。
【0015】また、請求項6記載の発明は、請求項3又
は5記載の半導体記憶装置に係り、上記第1の制御電圧
固定回路は、出力端が対応する接続点に接続された第1
のインバータと、入力端が上記第1のインバータの出力
端に接続され、出力端が上記第1のインバータの入力端
に接続された第2のインバータとからなることを特徴と
している。
【0016】請求項7記載の発明は、請求項4又は5記
載の半導体記憶装置に係り、上記第2の制御電圧固定回
路は、ドレインが対応する接続点に接続され、ソースの
電位が"L"レベルに固定されたNチャネルのMOSトラ
ンジスタと、入力端が上記ドレインに接続され、出力端
が上記NチャネルのMOSトランジスタのゲートに接続
されたインバータとからなることを特徴としている。
【0017】請求項8記載の発明は、請求項4又は5記
載の半導体記憶装置に係り、上記第3の制御電圧固定回
路は、ドレインが対応する接続点に接続され、ソースの
電位が"H"レベルに固定されたPチャネルのMOSトラ
ンジスタと、入力端が上記ドレインに接続され、出力端
が上記PチャネルのMOSトランジスタのゲートに接続
されたインバータとからなることを特徴としている。
【0018】請求項9記載の発明は、請求項1又は3乃
至8のいずれか1に記載の半導体記憶装置に係り、上記
不良位置設定手段がヒューズで構成されていることを特
徴としている。
【0019】請求項10記載の発明は、請求項1乃至9
のいずれか1に記載の半導体記憶装置に係り、上記不良
位置設定手段がトランジスタまたはトランスファゲート
で構成されていることを特徴としている。
【0020】請求項11記載の発明は、請求項1又は3
乃至10のいずれか1に記載の半導体記憶装置に係り、
一端の電位が"H"レベルに固定されたヒューズと、一端
が上記ヒューズに接続され、他端の電位が"L"レベルに
固定された抵抗と、少なくともNチャネルのMOSトラ
ンジスタからなり、入力端が上記ヒューズと上記抵抗と
の接続点に接続され、出力端が上記直列接続された複数
個の不良位置設定手段の他端に接続されたバッファとか
らなる電圧固定回路を備え、上記直列接続された複数個
の不良位置設定手段の他端の電位は、上記電圧固定回路
により"H"レベル又は"L"レベルに固定されることを特
徴としている。
【0021】また、請求項12記載の発明は、請求項1
1記載の半導体記憶装置に係り、上記電圧固定回路は、
上記バッファに代えて、少なくとも2個のインバータか
らなるフリップフロップを有することを特徴としてい
る。
【0022】さらにまた、請求項13記載の発明は、請
求項11又は12記載の半導体記憶装置に係り、上記イ
ンバータは、NチャネルのMOSトランジスタとPチャ
ネルのMOSトランジスタとからなり、上記バッファを
構成するNチャネルのMOSトランジスタ又は上記フリ
ップフロップのインバータを構成するNチャネルのMO
SトランジスタのサイズをSとし、上記第1の制御電
圧固定回路の第1のインバータを構成するPチャネルの
MOSトランジスタや上記第3の制御電圧固定回路を構
成するPチャネルのMOSトランジスタのサイズをS
とし、上記第1又は第3の制御電圧固定回路の設置個数
をkとした場合、式(3)を満足することを特徴として
いる。
【0023】
【数2】2・S≧k・S ……(2)
【0024】
【作用】この発明の構成によれば、入出力のビット数が
多い場合でも、正しい値のデータの書き込み及び読み出
しが行われ、誤動作しない。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の形態について説明する。説明は、実施例を用い
て具体的に行う。 A.第1の実施例 図1はこの発明の第1の実施例である半導体記憶装置の
要部の電気的構成を示すブロック図である。この半導体
記憶装置は、列方向にn個のメモリセル列(複数個のメ
モリセルからなる)21〜21を有しており、この
うち、メモリセル列21が冗長メモリセル列であり、
各メモリセル列21〜21はビットラインを介して
対応する入出力ノード22〜22に接続されてい
る。また、(n−1)個のスイッチ23〜23n−1
が設けられており、各スイッチ23はそれぞれ、端子T
が図中上側の入出力ノード22に接続され、端子T
が図中右側の入出力ノード22に接続され、端子T
対応する入出力ライン24〜24n−1に接続されて
いる。なお、スイッチ23の電気的構成及びその動作に
ついては、図6に示すスイッチ3のそれと同様であるの
で、その説明を省略する。
【0026】また、(n−1)個のヒューズ25〜2
n−1が直列に接続され、その一端に電源電圧Vcc
が印加され、他端が電圧固定回路26に接続されている
と共に、隣接するヒューズ25同士の接続点が各スイッ
チ23の端子Tに接続されており、隣接するヒューズ
25同士の接続点の電圧が制御電圧として対応するスイ
ッチ23に供給されている。電圧固定回路26は、ヒュ
ーズ25n−1の他端側の電圧を電源電圧Vcc又はグ
ランドGNDに固定する回路であり、ヒューズ27と、
バッファ28と、抵抗29とから構成されている。ヒュ
ーズ27は、その一端に電源電圧Vccに印加され、そ
の他端は抵抗29を介してグランドGNDに接地されて
いる。バッファ28は、その入力端がヒューズ27と抵
抗29の接続点に接続され、その出力端がヒューズ25
n−1の他端に接続されている。この電圧固定回路26
は、ヒューズ27が切断されないままの状態で、ヒュー
ズ25n−1の他端側の電圧を電源電圧Vccに固定
し、ヒューズ27が切断された状態で、ヒューズ25
n−1の他端側の電圧をグランドGNDに固定する。バ
ッファ28は、すべてのヒューズ25〜25n−1
び27が切断されていない状態で、半導体記憶装置に電
源が投入された際に、所定の電源電圧Vccに到達する
時間の長短にかかわらず、ヒューズ25n−1の他端側
の電圧を"H"レベルに固定するため及び、不良メモリセ
ルを検出する際にテストモードに設定するために設けら
れている。
【0027】さらに、スイッチ23〜23n−1のう
ち、図中左端から(n−3)/2個目までの各端子T
には、それぞれ制御電圧固定回路30〜30
(n−3)/ が接続され、(n−1)/2個目から
(n−1)個目までの各端子Tには、それぞれ制御電
圧固定回路31(n−1)/2〜31(n−1)が接続
されている。図2は、制御電圧固定回路30の電気的構
成を示す回路図である。この制御電圧固定回路30は、
インバータ41と、NMOS42とから構成されてい
る。インバータ41の入力端とNMOS42のドレイン
とが接続され、この接続点が対応するスイッチ43の端
子Tに接続されている。また、インバータ41の出力
端はNMOS42のゲートと接続され、NMOS42の
ソースは接地されている。また、図3は、制御電圧固定
回路31の電気的構成を示す回路図である。この制御電
圧固定回路31は、インバータ51と、PMOS52と
から構成されている。インバータ51の入力端とPMO
S52のドレインとが接続され、この接続点が対応する
スイッチ23の端子Tに接続されている。また、イン
バータ51の出力端はPMOS52のゲートと接続さ
れ、PMOS52のソースには電源電圧Vccが印加さ
れている。そして、半導体記憶装置の製品としての良否
が検査される際に、不良メモリセル列21の位置に応じ
てヒューズ25のいずれかがレーザ装置などで物理的に
切断されることにより、切断されたヒューズ25より電
源電圧Vcc側の接続点の電圧が"H"レベルに、グラン
ドGND側の接続点の電圧が"L"レベルに設定されて、
スイッチ23の切替方向が固定的に設定される。
【0028】次に、上記構成の半導体記憶装置の動作に
ついて説明する。まず、メモリセル列21が不良メモ
リセル列であるためにヒューズ25及び27が切断さ
れた場合、制御電圧はすべて"L"レベルとなるため、す
べてのスイッチ23〜23 n−1において、トランス
ファNMOS12及びトランスファPMOS14がオン
すると共に、トランスファNMOS11及びトランスフ
ァPMOS13がオフして(図6参照)、端子Tが端
子Tと接続される。この場合、グランドGNDから遠
いスイッチ23(例えば、スイッチ23)であって
も、制御電圧固定回路30が設けられているため、"L"
レベルの制御電圧によりインバータ41の出力電圧が"
H"レベルとなって、NMOS42がオンする(図2参
照)。これにより、制御電圧、すなわち、スイッチ23
の端子T の電位がグランド電位に固定される。した
がって、スイッチ23の端子Tとバッファ28の出
力端との間にヒューズ25〜25n−1やそれらを互
いに接続するための配線が接続されていて、これらヒュ
ーズ25〜25n−1の抵抗及び配線の抵抗があって
も、入出力ライン24の電位変化等によるノイズの影響
を受けにくい。
【0029】このような状態で、例えば、メモリセル列
21にデータを書き込むために入出力ライン24
供給されたデータが"L"レベルから"H"レベルに反転し
た場合、トランスファNMOS11及び12の浮遊容量
NGD(図7参照)により、トランスファNMOS1
1及び12それぞれのゲートとドレインとがカップリン
グすると共に、トランスファPMOS13及び14の浮
遊容量CPGS(図7参照)により、トランスファPM
OS13及び14それぞれのゲートとソースとがカップ
リングして、データの"L"レベルから"H"レベルへの反
転に応じたカップリングノイズが発生しようとするが、
制御電圧固定回路30が設けられているため、スイッチ
23の端子Tの電位がグランド電位に固定されてお
り、カップリングノイズが低減される。これにより、ト
ランスファNMOS11及び12並びにトランスファP
MOS13及び14のオン/オフ状態が変化することは
ない。したがって、メモリセル列21にデータが正し
く書き込まれ、この半導体記憶装置に記憶されるべきデ
ータが正しい値で記憶される。
【0030】これに対し、例えば、メモリセル列21
に既に書き込まれているデータを読み出すために入出力
ノード22にまで到達したデータが"L"レベルから"
H"レベルに反転した場合、トランスファNMOS11
及び12の浮遊容量CNGS(図7参照)により、トラ
ンスファNMOS11及び12それぞれのゲートとソー
スとがカップリングすると共に、トランスファPMOS
13及び14の間の浮遊容量CPGD(図7参照)によ
り、トランスファPMOS13及び14それぞれのゲー
トとドレインとがカップリングして、データの"L"レベ
ルから"H"レベルへの反転に応じたカップリングノイズ
が発生しようとするが、制御電圧固定回路30が設けら
れているため、スイッチ23の端子Tの電位がグラ
ンド電位に固定されており、カップリングノイズが低減
される。これにより、トランスファNMOS11及び1
2並びにトランスファPMOS13及び14のオン/オ
フ状態が変化することはない。したがって、メモリセル
列21からデータが正しく読み出され、この半導体記
憶装置に記憶されていたデータが正しい値で読み出され
る。
【0031】次に、メモリセル列21n−1が不良メモ
リセル列であるためにヒューズ25 n−1及び27が切
断された場合、制御電圧はスイッチ23n−1の端子T
に印加されるもの以外はすべて"H"レベルとなるた
め、スイッチ23〜23n− において、トランスフ
ァNMOS11及びトランスファPMOS13がオンす
ると共に、トランスファNMOS12及びトランスファ
PMOS14がオフして(図6参照)、端子Tが端子
と接続される。一方、スイッチ23n−1において
は、制御電圧が"L"レベルとなるため、トランスファN
MOS12及びトランスファPMOS14がオンすると
共に、トランスファNMOS11及びトランスファPM
OS13がオフして(図6参照)、端子Tが端子T
と接続される。この場合、電源電圧Vccから遠いスイ
ッチ23(例えば、スイッチ23n− )であっても、
制御電圧固定回路31が設けられているため、"H"レベ
ルの制御電圧によりインバータ51の出力電圧が"L"レ
ベルとなって、PMOS52がオンする(図3参照)。
これにより、スイッチ23n−2の端子Tに印加され
る制御電圧が電源電圧Vccに固定される。したがっ
て、スイッチ23n−2の端子Tと電源電圧Vcc
の間にヒューズ25〜25n−2やそれらを互いに接
続するための配線が接続されていて、これらヒューズ2
〜25n−2の抵抗及び配線の抵抗があっても、入
出力ライン24の電位変化等によるノイズの影響を受け
にくい。
【0032】このような状態で、例えば、メモリセル列
21n−2にデータを書き込むために入出力ライン24
n−2に供給されたデータが"H"レベルから"L"レベル
に反転した場合、トランスファNMOS11及び12の
浮遊容量CNGD(図7参照)により、トランスファN
MOS11及び12それぞれのゲートとドレインとがカ
ップリングすると共に、トランスファPMOS13及び
14の浮遊容量CPG (図7参照)により、トランス
ファPMOS13及び14それぞれのゲートとソースと
がカップリングして、データの"H"レベルから"L"レベ
ルへの反転に応じたカップリングノイズが発生しようと
するが、制御電圧固定回路31が設けられているため、
スイッチ23n−2の端子Tの電位が電源電圧Vcc
に固定されており、カップリングノイズが低減される。
これにより、トランスファNMOS11及び12並びに
トランスファPMOS13及び14のオン/オフ状態が
変化することはない。したがって、メモリセル列21
n−2にデータが正しく書き込まれ、この半導体記憶装
置に記憶されるべきデータが正しい値で記憶される。
【0033】これに対し、例えば、メモリセル列21
n−2に既に書き込まれているデータを読み出すために
入出力ノード22n−2にまで到達したデータが"H"レ
ベルから"L"レベルに反転した場合、トランスファNM
OS11及び12の浮遊容量C NGS(図7参照)によ
り、トランスファNMOS11及び12それぞれのゲー
トとソースとがカップリングすると共に、トランスファ
PMOS13及び14の間の浮遊容量CPGD(図7参
照)により、トランスファPMOS13及び14それぞ
れのゲートとドレインとがカップリングして、データ
の"H"レベルから"L"レベルへの反転に応じたカップリ
ングノイズが発生しようとするが、制御電圧固定回路3
1が設けられているため、スイッチ23n−2の端子T
の電位が電源電圧Vccに固定されており、カップリ
ングノイズが低減される。これにより、トランスファN
MOS11及び12並びにトランスファPMOS13及
び14のオン/オフ状態が変化することはない。したが
って、メモリセル列21n− からデータが正しく読み
出され、この半導体記憶装置に記憶されていたデータが
正しい値で読み出される。
【0034】このように、この例の構成によれば、スイ
ッチ23〜23(n−1)/2の各端子Tに、その
電位をグランド電位に固定する制御電圧固定回路30を
設けたので、電源電圧Vccに近い側のヒューズ25を
切断した場合、グランドGNDから遠いスイッチ23に
接続されたメモリセル列21へのデータの書き込み/読
み出しの際のカップリングノイズを低減できる。これに
より、データの書き込み/読み出しの際の誤動作を防止
できる。また、この例の構成によれば、スイッチ23
(n+1)/2〜23n−1の各端子Tに、その電位
を電源電圧Vccに固定する制御電圧固定回路31を設
けたので、グランドGNDに近い側のヒューズ25を切
断した場合、電源電圧V から遠いスイッチ23に接
続されたメモリセル列21へのデータの書き込み/読み
出しの際のカップリングノイズを低減できる。これによ
り、データの書き込み/読み出しの際の誤動作を防止で
きる。半導体記憶装置のビット数が多ければ多いほど、
直列接続されたヒューズの個数が増大し、切断されたヒ
ューズ近傍のスイッチ23とグランドGNDや電源電圧
ccとの距離が遠くなるので、この実施例によるカッ
プリングノイズ低減の効果は増大する。
【0035】B.第2の実施例 次に、第2の実施例について説明する。図4は、この発
明の第2の実施例である半導体記憶装置を構成する制御
電圧固定回路61の電気的構成を示す回路図である。こ
の第2の実施例においては、図1に示す半導体記憶装置
の要部の構成のうち、制御電圧固定回路30〜30
n−1)/2及び制御電圧固定回路31〜31
(n−1)/2に代えて、制御電圧固定回路61〜6
n−1を設ける以外の構成は、同一であるので、その
説明を省略する。制御電圧固定回路61は、図4に示す
ように、2個のインバータ62及び63から構成されて
いる。インバータ62の出力端とインバータ63の入力
端とが接続され、この接続点が対応するスイッチ23の
端子Tに接続されている。また、インバータ62の入
力端はインバータ63の出力端と接続されている。
【0036】次に、上記構成の半導体記憶装置の動作に
ついて説明する。まず、メモリセル列21が不良メモ
リセル列であるためにヒューズ25及び27が切断さ
れた場合、制御電圧はすべて"L"レベルとなるため、す
べてのスイッチ23〜23 n−1において、トランス
ファNMOS12及びトランスファPMOS14がオン
すると共に、トランスファNMOS11及びトランスフ
ァPMOS13がオフして(図6参照)、端子Tが端
子Tと接続される。この場合、グランドGNDから遠
いスイッチ23(例えば、スイッチ23)であって
も、制御電圧固定回路61が設けられているため、"L"
レベルの制御電圧によりインバータ63の出力電圧が"
H"レベルとなって、インバータ62の出力電圧が"L"
レベルとなる(図4参照)。これにより、制御電圧、す
なわち、スイッチ23の端子Tの電位がグランド電
位に固定される。したがって、スイッチ23の端子T
とバッファ28の出力端との間にヒューズ25〜2
−1やそれらを互いに接続するための配線が接続さ
れていて、これらヒューズ25〜25n−1の抵抗及
び配線の抵抗があっても、入出力ライン24の電位変化
等によるノイズの影響を受けにくい。
【0037】このような状態で、例えば、メモリセル列
21にデータを書き込むために入出力ライン24
供給されたデータが"L"レベルから"H"レベルに反転し
た場合、トランスファNMOS11及び12の浮遊容量
NGD(図7参照)により、トランスファNMOS1
1及び12それぞれのゲートとドレインとがカップリン
グすると共に、トランスファPMOS13及び14の浮
遊容量CPGS(図7参照)により、トランスファPM
OS13及び14それぞれのゲートとソースとがカップ
リングして、データの"L"レベルから"H"レベルへの反
転に応じたカップリングノイズが発生しようとするが、
制御電圧固定回路61が設けられているため、スイッチ
23の端子Tの電位がグランド電位に固定されてお
り、カップリングノイズが低減される。これにより、ト
ランスファNMOS11及び12並びにトランスファP
MOS13及び14のオン/オフ状態が変化することは
ない。したがって、メモリセル列21にデータが正し
く書き込まれ、この半導体記憶装置に記憶されるべきデ
ータが正しい値で記憶される。
【0038】これに対し、例えば、メモリセル列21
に既に書き込まれているデータを読み出すために入出力
ノード22にまで到達したデータが"L"レベルから"
H"レベルに反転した場合、トランスファNMOS11
及び12の浮遊容量CNGS(図7参照)により、トラ
ンスファNMOS11及び12それぞれのゲートとソー
スとがカップリングすると共に、トランスファPMOS
13及び14の間の浮遊容量CPGD(図7参照)によ
り、トランスファPMOS13及び14それぞれのゲー
トとドレインとがカップリングして、データの"L"レベ
ルから"H"レベルへの反転に応じたカップリングノイズ
が発生しようとするが、制御電圧固定回路61が設けら
れているため、スイッチ23の端子Tの電位がグラ
ンド電位に固定されており、カップリングノイズが低減
される。これにより、トランスファNMOS11及び1
2並びにトランスファPMOS13及び14のオン/オ
フ状態が変化することはない。したがって、メモリセル
列21からデータが正しく読み出され、この半導体記
憶装置に記憶されていたデータが正しい値で読み出され
る。
【0039】また、メモリセル列21n−1が不良メモ
リセル列であるためにヒューズ25 n−1及び27が切
断された場合、制御電圧はスイッチ23n−1の端子T
に印加されるもの以外はすべて"H"レベルとなるた
め、スイッチ23〜23n− において、トランスフ
ァNMOS11及びトランスファPMOS13がオンす
ると共に、トランスファNMOS12及びトランスファ
PMOS14がオフして(図6参照)、端子Tが端子
と接続される。一方、スイッチ23n−1において
は、制御電圧が"L"レベルとなるため、トランスファN
MOS12及びトランスファPMOS14がオンすると
共に、トランスファNMOS11及びトランスファPM
OS13がオフして(図6参照)、端子Tが端子T
と接続される。この場合、電源電圧Vccから遠いスイ
ッチ23(例えば、スイッチ23n− )であっても、
制御電圧固定回路61が設けられているため、"H"レベ
ルの制御電圧によりインバータ63の出力電圧が"L"レ
ベルとなって、インバータ62の出力電圧が"H"レベル
となる(図4参照)。これにより、スイッチ23n−2
の端子Tに印加される制御電圧が電源電圧Vccに固
定される。したがって、スイッチ23n−2の端子T
と電源電圧Vccとの間にヒューズ25〜25 n−2
やそれらを互いに接続するための配線が接続されてい
て、これらヒューズ25〜25n−2の抵抗及び配線
の抵抗があっても、入出力ライン24の電位変化等によ
るノイズの影響を受けにくい。
【0040】このような状態で、例えば、メモリセル列
21n−2にデータを書き込むために入出力ライン24
n−2に供給されたデータが"H"レベルから"L"レベル
に反転した場合、トランスファNMOS11及び12の
浮遊容量CNGD(図7参照)により、トランスファN
MOS11及び12それぞれのゲートとドレインとがカ
ップリングすると共に、トランスファPMOS13及び
14の浮遊容量CPG (図7参照)により、トランス
ファPMOS13及び14それぞれのゲートとソースと
がカップリングして、データの"H"レベルから"L"レベ
ルへの反転に応じたカップリングノイズが発生しようと
するが、制御電圧固定回路61が設けられているため、
スイッチ23n−2の端子Tの電位が電源電圧Vcc
に固定されており、カップリングノイズが低減される。
これにより、トランスファNMOS11及び12並びに
トランスファPMOS13及び14のオン/オフ状態が
変化することはない。したがって、メモリセル列21
n−2にデータが正しく書き込まれ、この半導体記憶装
置に記憶されるべきデータが正しい値で記憶される。
【0041】これに対し、例えば、メモリセル列21
n−2に既に書き込まれているデータを読み出すために
入出力ノード22n−2にまで到達したデータが"H"レ
ベルから"L"レベルに反転した場合、トランスファNM
OS11及び12の浮遊容量C NGS(図7参照)によ
り、トランスファNMOS11及び12それぞれのゲー
トとソースとがカップリングすると共に、トランスファ
PMOS13及び14の間の浮遊容量CPGD(図7参
照)により、トランスファPMOS13及び14それぞ
れのゲートとドレインとがカップリングして、データ
の"H"レベルから"L"レベルへの反転に応じたカップリ
ングノイズが発生しようとするが、制御電圧固定回路6
1が設けられているため、スイッチ23n−2の端子T
の電位が電源電圧Vccに固定されており、カップリ
ングノイズが低減される。これにより、トランスファN
MOS11及び12並びにトランスファPMOS13及
び14のオン/オフ状態が変化することはない。したが
って、メモリセル列21n− からデータが正しく読み
出され、この半導体記憶装置に記憶されていたデータが
正しい値で読み出される。
【0042】このように、この例の構成によれば、各ス
イッチ23の端子Tにその電位をグランド電位又は電
源電圧Vccに固定する制御電圧固定回路61を設けた
ので、電源電圧Vccに近い側のヒューズ25を切断し
た場合、グランドGNDから遠いスイッチ23に接続さ
れたメモリセル列21へのデータの書き込み/読み出し
の際のカップリングノイズを低減できると共に、グラン
ドGNDに近い側のヒューズ25を切断した場合、電源
電圧Vccから遠いスイッチ23に接続されたメモリセ
ル列21へのデータの書き込み/読み出しの際のカップ
リングノイズを低減できる。これにより、データの書き
込み/読み出しの際の誤動作を防止できる。半導体記憶
装置のビット数が多ければ多いほど、直列接続されたヒ
ューズの個数が増大し、切断されたヒューズ近傍のスイ
ッチ23とグランドGNDや電源電圧Vccとの距離が
遠くなるので、この実施例によるカップリングノイズ低
減の効果は増大する。
【0043】C.第3の実施例 次に、第3の実施例について説明する。図5は、この発
明の第3の実施例である半導体記憶装置の要部の電気的
構成を示すブロック図である。図5において、図1の各
部に対応した部分には同一の符号を付け、その説明を省
略する。この第3の実施例においては、図1に示す半導
体記憶装置の要部の構成のうち、不良位置設定手段とし
てヒューズ25〜25 n−1に代えてNMOSトラン
ジスタ33〜33を設けている。各NMOSトラン
ジスタ33〜33n−1のソースは、それぞれ隣接す
るトランジスタ33〜33のドレインと直列に接続
され、トランジスタ33のドレインは電源Vccに接
続され、トランジスタ33のソースはグランドGND
と接続されている。また、トランジスタ33〜33
の各ゲートはレジスタ34に接続されている。
【0044】また、入出力ノード22〜22に列選
択回路32〜32が接続され、この列選択回路32
〜32に複数のメモリセル列群20〜20、2
〜21が接続されている。列選択回路32〜3
は、列アドレス信号に応じて、メモリセル列群20
〜20、21〜21のいずれか一方を選択し
て、入出力ノード22〜22につなぐ。
【0045】レジスタ34は、トランジスタ33〜3
のうち、いずれか1つのトランジスタをOFFさ
せ、その他のトランジスタをONさせる設定信号r1〜
rnを予め記憶している。この設定信号r1〜rnは、
メモリセル列群の数に相当する数のレジスタ列を有して
おり、レジスタ34は列アドレス信号によってレジスタ
列の1つを選択して設定信号を出力する。この実施例で
は、メモリセル列群は2つであるので、2つのレジスタ
列を有し、1本の列アドレス信号で切り換えることがで
きる。また、メモリセル列群を1入出力ライン当たり4
列とした場合には、4つのレジスタ列を設け、2本の列
アドレス信号で切り換えるようにすればよい。
【0046】次に、上記構成の半導体記憶装置の動作に
ついて説明する。まず、第1のメモリセル列群20
不良メモリセル列があり、第2のメモリセル列群21
に不良メモリセル列があるとする。この場合、第1のレ
ジスタ列r11〜rn1には、"011…11"が記憶されて
おり、第2のレジスタ列r12〜rn2には、"111…1
0"が記憶されている。いま、列アドレス信号が"L"レ
ベルであり、第1のメモリセル列群20〜20が選
択されると、レジスタ34は、設定信号として第1のレ
ジスタ列r11〜rn1から"011…11"を読み出して、
トランジスタ33〜33のゲートにそれぞれ供給す
る。この結果、トランジスタ33がオフし、トランジ
スタ33 〜33はオンするので、制御電圧は全て"
L"レベルになる。この後の動作については、第1の実
施例と同様であるので、その説明を省略する。次に、列
アドレス信号が"H"レベルであり、第2のメモリセル列
群21〜21が選択されると、レジスタ34は、設
定信号として第2のレジスタ列r12〜rn2から"111
…10"を読み出して、トランジスタ33〜33
ゲートにそれぞれ供給する。この結果、トランジスタ3
がオフし、トランジスタ33 〜33n−1はオン
するので、制御電圧は全て"H"レベルになる。この後の
動作については、第1の実施例と同様であるので、その
説明を省略する。
【0047】このように、不良位置設定手段として第1
の実施例に示すヒューズに代えてトランジスタで設定で
きるようにしても、第1の実施例と略同様な効果を得る
ことができる。さらに、フレキシブルにスイッチの切り
換え方向を設定することができるので、複数のメモリセ
ル列群に対して1つのスイッチ23〜23n−1で冗
長回路を構成できるので、半導体記憶装置のチップ面積
を低減できるとともに、メモリセル列の救済率を向上さ
せることができる。さらに、第1の実施例と同様、電圧
固定回路30、31を所定の位置に配したので、制御電
圧に外来ノイズが重畳しても、スイッチ23が設定され
た方向から切り替わることがなくなり、記憶データを誤
書き込みしたり、誤読み出しすることがなくなる。この
ため、読み書きデータの信頼性を向上した半導体記憶装
置を実現することができる。この実施例では、トランジ
スタ33〜33としてNMOSトランジスタを例に
説明したが、ゲートに供給する論理レベルを適宜設定す
ることでPMOSトランジスタ、またはトランスファゲ
ートに置き替えてもよい。また、第2の実施例と同様
に、スイッチの接地位置や種類は、適宜最適なタイプの
電圧固定回路30、31を配置できる。
【0048】以上、この発明の実施例を図面を参照して
詳述してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られる
ものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計
の変更等があってもこの発明に含まれる。例えば、上述
の各実施例においては、制御電圧固定回路を各スイッチ
23毎に設けた例を示したが、これに限定されず、1個
おきや所定個数おきに設けても良い。あるいは、(n−
1)個のスイッチ23〜23n−1のうち、電源電圧
cc側と中央との間、例えば、電源電圧Vcc側から
数えて、全体の1/3個目付近のスイッチ23の端子T
に制御電圧固定回路30又は制御電圧固定回路61を
接続したり、電圧固定回路26側と中央との間、例え
ば、電圧固定回路26から数えて全体の1/3個目付近
のスイッチ23の端子Tに制御電圧固定回路31又は
制御電圧固定回路61を接続したり、あるいはこれら両
方を設けるように構成しても良い。上記構成に加えて、
略中央のスイッチ23の端子Tに制御電圧固定回路6
1を接続するように構成しても良い。このような構成に
よれば、より効率的に誤動作を防止できる。
【0049】また、上述の各実施例においては、この発
明は、1ビットのデータに対して単一の入出力ラインを
有する半導体記憶装置に適用する例を示したが、これに
限定されず、この発明は、例えば、CMOS技術で製造
されるDRAMやSRAMにおける相補的な入出力ライ
ンのように、1ビットのデータに対して相補的な入出力
ラインを有する半導体記憶装置にも適用可能である。さ
らに、この発明は、複数のメモリセル列と冗長メモリセ
ル列とからなる複数個のメモリブロックから構成される
半導体記憶装置にももちろん適用可能である。さらに、
上述の各実施例においては、電圧固定回路26をヒュー
ズ27と、バッファ28と、抵抗29とから構成する例
を示したが、これに限定されず、バッファ28は設けな
くても良いし、バッファ28に代えて、2個のインバー
タ等から構成されるフリップフロップを設けても良い。
後者の場合には、電源投入時の効果がより良く得られ
る。また、電圧固定回路26において、抵抗29の一端
に電源電圧Vccを印加し、抵抗の他端にヒューズ27
の一端を接続し、ヒューズ27の他端を接地しても良
い。
【0050】なお、制御電圧固定回路31及び61を設
ける場合、PMOS52やインバータ62を構成するP
MOSのサイズが大きいと、電源を投入した際などに、
電圧固定回路26内部のバッファ28を構成するNMO
Sやフリップフロップを構成するNMOSとが釣り合
い、制御電圧が中間電位となり、スイッチ23の切り替
えが定まらない危険性がある。そこで、バッファ28を
構成するNMOSのサイズをSとし、PMOS52や
インバータ62を構成するPMOSのサイズをS
し、制御電圧固定回路31及び61の設置個数をkとし
た場合、式(3)を満足する必要がある。
【0051】
【数3】2・S≧k・S ……(3)
【0052】また、上述の各実施例においては、図1に
示すように、直列接続されたヒューズ25〜25
n−1の図中左端に電源電圧Vccを印加し、図中右端
に電圧固定回路26を接続した例を示したが、これに限
定されず、図中左端に電圧固定回路26を接続し、図中
右端に電源電圧Vccを印加しても良い。さらに、直列
接続されたヒューズ25〜25n−1の両端に印加さ
れる電圧や電圧固定回路26に印加される電圧は、電源
電圧VccやグランドGNDである必要はなく、要する
に、スイッチ23の端子Tを端子T又は端子T
接続できればよいから、単に、"H"レベルや"L"レベル
でも良い。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の構成に
よれば、入出力のビット数が多い場合でも、正しい値の
データの書き込み及び読み出しが行われ、誤動作しない
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例である半導体記憶装置
の要部の電気的構成を示すブロック図である。
【図2】同装置を構成する制御電圧固定回路の電気的構
成を示す回路図である。
【図3】同装置を構成する制御電圧固定回路の電気的構
成を示す回路図である。
【図4】この発明の第2の実施例である半導体記憶装置
を構成する制御電圧固定回路の電気的構成を示す回路図
である。
【図5】この発明の第3の実施例である半導体記憶装置
の要部の電気的構成を示すブロック図である。
【図6】従来の半導体記憶装置の要部の電気的構成例を
示す概念図である。
【図7】従来の半導体記憶装置を構成するスイッチの回
路図である。
【図8】従来の半導体記憶装置の不都合点を説明するた
めの回路図である。
【符号の説明】
11,12 トランスファNMOS 13,14 トランスファPMOS 15,41,51,62,63 インバータ 20〜20,21〜21n−1 メモリセル列 21 冗長メモリセル列 22〜22 入出力ノード 23〜23n−1 スイッチ 24〜24n−1 入出力ライン 25〜25n−1 ヒューズ(不良位置設定手段) 26 電圧固定回路 28 バッファ 29 抵抗 30〜30(n−3)/2,31(n−1)/2〜3
(n−1),61制御電圧固定回路 32〜32 列選択回路 33〜33 トランジスタ(不良位置設定手段) 34 レジスタ 42 NMOS(NチャネルのMOSトラン
ジスタ) 52 PMOS(PチャネルのMOSトラン
ジスタ)

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個のメモリセルからなる複数個のメ
    モリセル列と、 該メモリセル列の個数より少ない本数設けられた入出力
    ラインと、 該入出力ラインに対応して設けられ、制御電圧に応じて
    隣接するメモリセル列のいずれか一方と対応する入出力
    ラインとを接続する複数個のスイッチと、 直列接続された一端の電位が"H"レベルに固定され、他
    端の電位が"H"レベル又は"L"レベルに固定され、互い
    の接続点の電圧が前記制御電圧として前記複数個のスイ
    ッチにそれぞれ供給される複数個の不良位置設定手段
    と、 前記複数個のスイッチの制御電圧を"H"レベル又は"L"
    レベルに固定する少なくとも1個の制御電圧固定回路と
    を備えてなることを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 複数のメモリセルからなる複数個のメモ
    リセル列を有する複数のメモリセル列群と、 列アドレス信号に応じて該メモリセル列群のいずれか一
    つを選択する列選択回路と、 該列選択回路の個数より少ない本数設けられた入出力ラ
    インと、 該入出力ラインに対応して設けられ、制御電圧に応じて
    隣接する列選択回路のいずれか一方と対応する入出力ラ
    インとを接続する複数個のスイッチと、 直列接続された一端の電位が"H"レベルに固定され、他
    端の電位が"L"レベルに固定され、互いの接続点の電圧
    が前記制御電圧として前記複数個のスイッチにそれぞれ
    供給される複数個の不良位置設定手段と、 前記複数個の不良位置設定手段のいずれか一つを遮断
    し、残りの不良位置設定手段を導通させる設定信号を複
    数記憶し、前記列アドレス信号によっていずれか一つの
    設定信号を選択出力する複数のレジスタ列と、 前記複数個のスイッチの制御電圧を"H"レベル又は"L"
    レベルに固定する少なくとも1個の制御電圧固定回路と
    を備えてなることを特徴とする半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記制御電圧固定回路は、近傍の不良位
    置設定手段の遮断状態に応じて前記スイッチの制御電圧
    を"H"レベル又は"L"レベルのいずれか一方に固定する
    第1の制御電圧固定回路からなり、前記接続点のうち、
    連続的に、1個おきに、あるいは所定個数おきに対応し
    て設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載
    の半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記制御電圧固定回路は、前記スイッチ
    の制御電圧を"H"レベルに固定する第2の制御電圧固定
    回路と、前記スイッチの制御電圧を"L"レベルに固定す
    る第3の制御電圧固定回路とからなり、 前記第2の制御電圧固定回路は、前記接続点のうち、前
    記一端から略中央まで連続的に、1個おきに、所定個数
    おきに、あるいは前記一端から全体の1/3個目付近に
    対応して設けられ、かつ、 前記第3の制御電圧固定回路は、前記接続点のうち、前
    記他端から略中央まで連続的に、1個おきに、所定個数
    おきに、あるいは前記他端から全体の1/3個目付近に
    対応して設けられていることを特徴とする請求項1又は
    2記載の半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の制御電圧固定回路が前記略中
    央に対応して設けられていることを特徴とする請求項4
    記載の半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 前記第1の制御電圧固定回路は、出力端
    が対応する接続点に接続された第1のインバータと、入
    力端が前記第1のインバータの出力端に接続され、出力
    端が前記第1のインバータの入力端に接続された第2の
    インバータとからなることを特徴とする請求項3又は5
    記載の半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】 前記第2の制御電圧固定回路は、ドレイ
    ンが対応する接続点に接続され、ソースの電位が"L"レ
    ベルに固定されたNチャネルのMOSトランジスタと、
    入力端が前記ドレインに接続され、出力端が前記Nチャ
    ネルのMOSトランジスタのゲートに接続されたインバ
    ータとからなることを特徴とする請求項4又は5記載の
    半導体記憶装置。
  8. 【請求項8】 前記第3の制御電圧固定回路は、ドレイ
    ンが対応する接続点に接続され、ソースの電位が"H"レ
    ベルに固定されたPチャネルのMOSトランジスタと、
    入力端が前記ドレインに接続され、出力端が前記Pチャ
    ネルのMOSトランジスタのゲートに接続されたインバ
    ータとからなることを特徴とする請求項4又は5記載の
    半導体記憶装置。
  9. 【請求項9】 前記不良位置設定手段がヒューズで構成
    されていることを特徴とする請求項1又は3乃至8のい
    ずれか1に記載の半導体記憶装置。
  10. 【請求項10】 前記不良位置設定手段がトランジスタ
    またはトランスファゲートで構成されていることを特徴
    とする請求項1乃至9のいずれか1に記載の半導体記憶
    装置。
  11. 【請求項11】 一端の電位が"H"レベルに固定された
    ヒューズと、一端が前記ヒューズに接続され、他端の電
    位が"L"レベルに固定された抵抗と、少なくともNチャ
    ネルのMOSトランジスタからなり、入力端が前記ヒュ
    ーズと前記抵抗との接続点に接続され、出力端が前記直
    列接続された複数個の不良位置設定手段の他端に接続さ
    れたバッファとからなる電圧固定回路を備え、前記直列
    接続された複数個の不良位置設定手段の他端の電位は、
    前記電圧固定回路により"H"レベル又は"L"レベルに固
    定されることを特徴とする請求項1又は3乃至10のい
    ずれか1に記載の半導体記憶装置。
  12. 【請求項12】 前記電圧固定回路は、前記バッファに
    代えて、少なくとも2個のインバータからなるフリップ
    フロップを有することを特徴とする請求項11記載の半
    導体記憶装置。
  13. 【請求項13】 前記インバータは、NチャネルのMO
    SトランジスタとPチャネルのMOSトランジスタとか
    らなり、前記バッファを構成するNチャネルのMOSト
    ランジスタ又は前記フリップフロップのインバータを構
    成するNチャネルのMOSトランジスタのサイズをS
    とし、前記第1の制御電圧固定回路の第1のインバータ
    を構成するPチャネルのMOSトランジスタや前記第3
    の制御電圧固定回路を構成するPチャネルのMOSトラ
    ンジスタのサイズをSとし、前記第1又は第3の制御
    電圧固定回路の設置個数をkとした場合、式(1)を満
    足することを特徴とする請求項11又は12記載の半導
    体記憶装置。 【数1】2・S≧k・S ……(1)
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