JP3178341B2 - 加熱炉に対する材料の自動位置決め装置 - Google Patents

加熱炉に対する材料の自動位置決め装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、加熱炉に装入される材料
の自動位置決め装置に関し、特に、プッシャー式または
チャージャー式の装入機、及びエキストラクター式の抽
出機を備えたウォーキングビーム式の加熱炉に、材料を
装入する際の自動位置決め装置に関する。
【0002】
【従来の技術】機械的ストッパを用いて、ウォーキング
ビーム式の加熱炉に対する材料の装入位置を制御する方
式においては、ストッパの個数とウォーキングビーム及
びエキストラクターの機械的なピッチの関係により、例
えば、長尺材料に最適寸法位置を合わせた場合には短尺
材料を最適位置に装入できないという問題点があった。
この問題点を解決するために、機械的ストッパを用いる
ことなく、材料の装入位置を自動的に決定する方式が既
に提案されている。図5は、本出願人の提案による、上
記したような装入位置自動制御方式(特開昭64−28
321号公報参照)を示しており、図において、1は材
料(スラブ)2はプッシャー式またはチャージャー式の
装入機、3はウォーキングビーム式の加熱炉、4はエキ
ストラクター式の抽出機、5は材料1の長さを測定する
ためのフォトセルからなる複数の測長センサ、6は材料
1の停止位置を決定するための位置決めセンサである。
【0003】材料1は、矢印aの方向に搬送ラインを搬
送されるが、搬送ラインに沿って設けられた測長用セン
サ5によって、材料1の長さが測定され、その後、搬送
ラインの終端部分、すなわち加熱炉3に対面する部分に
沿って設けられた複数個の位置決めセンサ6によって、
該測定された材料長に適する位置(すなわち、インター
ロック位置)に材料1が停止される。そして、停止され
た材料1は、装入機3によって搬送方向と直交する方向
に移動されて、加熱炉3に装入される。材料1の停止位
置決めは、材料1の長さに応じて、制御装置が、位置決
めセンサ6の中から減速位置用のセンサ及び停止位置用
のセンサを決定し、オペレータが該決定されたセンサを
手動でアクティブ状態にし、これらのセンサの位置に材
料1の先端が到達した時点で、ローラーテーブルの減速
及び停止が行われる。また、指定された停止位置に材料
1が停止できなかった場合は、警報表示がなされ、それ
により、オペレータが手動操作により、材料1の位置を
調整できるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図5に示された従来例
の制御方式においては、複数の位置決めセンサ6を搬送
ラインの終端部に設ける必要があるが、該位置決めセン
サ6は、近接スイッチで構成されている。したがって、
既存の加熱炉装入システムに近接スイッチからなる位置
決めセンサ6を設置した場合、該位置決めセンサと抽出
機及びローラーテーブルとによって干渉が生じてしまう
ことがあり、したがって、位置決めセンサの設置が不可
能な場合がある。また、装入機がチャージャー式の場合
は、さらに干渉が増大する可能性が高いので、停止位置
決めセンサの設置が、一層困難になる。さらに、加熱炉
3が600〜850℃の装入温度が高い材料(熱片)専
用である場合は、位置決めサンサ6が加熱炉に近接して
いるため、該位置決めセンサの防熱対策が必要となる。
さらにまた、上記したように、材料1を停止させるため
に制御装置が決定した減速位置用のセンサ及び停止位置
用のセンサを、オペレータが手動で付勢する必要があ
り、また材料1が適正位置に停止できなかった場合は、
オペレータの手動操作により停止位置を調整する必要が
ある。したがって、オペレータの手動操作が必要とな
り、装置を無人化することができない。本発明の目的
は、上記した従来例の問題点を解消して、材料が熱片で
あるか冷片であるかにかかわらず、加熱炉への装入位置
決めを最適に、しかも無人で行うことができ、また既設
の加熱炉であっても、スキッド配置を変更することなく
位置決め装置を配設できるようにすることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した目的を
達成するために、本発明の自動位置決め装置において
は、(a)上記材料が搬送されている間に該材料の長さ
を測定する手段、(b)測定された材料の長さに基づい
て、所定の位置を基準とした、上記材料を停止すべき位
置である適正停止位置を決定する手段、(c)上記適正
停止位置に上記材料を停止させるよう制御する停止制御
手段、(d)上記所定の位置を基準とした、停止した上
記材料の端部位置である実績停止位置を検出する停止位
置検出手段であって、上記材料及びローラーテーブルの
上にレーザーで基線をマーキングをするレーザーマーカ
ーと、マーキングされた基線を撮影するカメラと、撮影
された基線からなる画像を処理して、上記実績停止距離
を演算する手段とからなる停止位置検出手段、(e)上
記実績停止位置と上記適正停止位置とを比較して、該実
績停止位置が適切であるか否かを判定し、合否判定を出
力する合否判定手段を備えていることを特徴としてい
る。
【0006】上記した本発明の自動位置決め装置におい
て、合否判定手段が不合格判定を出力した場合に、停止
制御手段を再度動作させる手段、及び停止制御手段が再
度動作した後においても合否判定手段が不合格判定を出
力した場合は、警報を発生するとともに自動位置決め装
置の動作を停止させる手段を備えるようにすることによ
り、材料の位置決め精度がより向上する。
【0007】
【実施の態様】図1(a)には、本発明の材料装入位置
決装置の一実施例を模式的に表した図が示されており、
図において、1は搬送ラインを搬送されてきた材料(ス
ラブ)、2はプッシャー式またはチャージャー式の装入
機、3は加熱炉、4はエキストラクター式の抽出機であ
る。加熱炉3は、その内部で材料1を送出口(抽出機4
側)に搬送するための複数の移動スキッドと、材料1を
支持するための複数の固定スキッドとを備えているが、
図1では省略している。5r、5l、5cは、加熱炉3の
装入口側(装入機2側)に設けられたフォトセンサであ
り、加熱炉3の右側壁31rの外側近傍、左側壁31l
外側近傍、及び装入口の中央部付近に設けられている。
これらのフォトセンサは、材料1がフォトセンサの位置
に存在しているか否かの信号を出力するものであり、透
過式及び反射式のいずれのものでも採用可能である。6
は、停止された材料1の先端の位置を検出するための停
止位置検出装置、7は搬送ラインの一部を構成して材料
1を矢印aまたはb方向に搬送するローラーテーブル、
8は該ローラーテーブル7を駆動するためのモータ、9
はモータ7の回転に応じてパルスを発生するパルスジェ
ネレータである。さらに10は、プログラマブルコント
ローラからなり、加熱炉システム全体の動作の制御を行
う制御装置である。
【0008】停止位置検出装置6は、図1(b)に示さ
れるように、ローラーテーブル7と該ローラーテーブル
上の材料1に基線Rを引くためのレーザーマーカー6
1、該基線Rを撮影するCCDカメラ等のカメラ62、
及びカメラ62によって得られた画像を処理して、加熱
炉3の右側壁31rまたは左側壁3llを基準点0とした
場合の、材料1の先端の実績停止位置、すなわち、側壁
と材料1の先端との距離(実績停止距離)を計算するた
めの高速画像処理装置(CPU)63を備えている。
【0009】図2は、図1に示された自動位置決め装置
における動作のフローチャートを示しており、該フロー
チャートは、以下のステップを含んでいる。 (1)材料の長さを測定するステップ[材料長測定ステ
ップS1] (2)材料を停止すべき位置を決定するステップ[停止
位置決定ステップS2] (3)材料を決定された停止位置に停止させるよう制御
するステップ[1次停止制御ステップS3] (4)材料が停止した位置(実績停止位置)を測定する
ステップ[実績停止位置検出ステップS4] (5)実績停止位置の合否を判定するステップ[合否判
定ステップS5] (6)ステップS5において合格であると判定された場
合に、装入機を起動させる許可指令を出力するステップ
[装入機起動許可ステップS6] (7)ステップS5において不合格であると判定された
場合に、材料を決定された適正停止位置に停止させるよ
う再度制御するステップ[2次停止制御ステップS7] (8)2次停止制御が既に実行されているか否かを判定
するステップ[2次停止制御実行判定ステップS8] (9)ステップS7の実行後においても材料の実績停止
位置が不合格である場合に、警報を出力するステップ
[警報発生ステップS9
【0010】図2に示されたそれぞれのステップS1
9について、以下に詳細に説明する。なお、材料1が
図1の右方向(矢印a)から搬送されてくるものとして
説明する。材料1が搬送ラインを搬送されて加熱炉3に
近づくと、まず材料長測定ステップS1が実行される
が、該ステップS1を図3(a)及び(b)を参照して
説明する。なお、図3(a)は、フォトセンサ5r、、
l、5c、と材料1との位置関係を表しており、図4
(b)は、フォトセンサ5r、5cのオン/オフ状態、及
びパルスジェネレータ10からのパルスの計数値Nを、
時間軸tに関して表している。また、フォトセンサ5r
と5cとの間の固定距離をLr0、フォトセンサ5cと5l
との間の固定距離をLl0とする。
【0011】材料1が右方向から搬送されて、材料1の
先端が左端のフォトセンサ5rの位置に到達した時点t1
で、該フォトセンサ5rがまずオン状態(材料有り)に
反転する。さらに材料1が先に進み、その先端が中央の
フォトセンサ5cの位置に到達すると、その時点t2
フォトセンサ5cがオン状態に反転する。これらのフォ
トセンサのオン/オフ状態は、制御装置10に伝達さ
れ、制御装置10は、中央のフォトセンサ5cがオン状
態になった時点t2から、パルスジェネレータ9からの
パルスの数を計数する。その後さらに材料1が移送され
て、その後端が右端のフォトセンサ5rを通過すると、
その時点t3でフォトセンサ5rはオフ状態となる。制御
装置10はそれを検出して、時点t3でパルスジェネレ
ータ9からのパルスの計数を終了させる。
【0012】パルスジェネレータ9は、ローラーテーブ
ル7を駆動するモータ8の回転速度に比例した周波数F
のパルスを発生するので、ローラーテーブル7により搬
送される速度Vは、パルス周波数Fに比例し、周期Tに
反比例する。 V=kF=k/T ただし、kは、ローラーテーブル7を構成するローラー
の径、及びモータ8の回転速度とパルス周波数Fとの比
例定数によって定まる定数である。また、搬送速度Vで
t時間搬送され、該時間中にn個のパルスが発生された
場合の搬送距離LPは、 LP=tV=t(k/T) =nT(k/T) [∵ t=nT] =nk で表すことができる。したがって、制御装置10におい
て、時点t3でn個のパルスが計数されたとすると、該
n個のパルスが発生された期間(t2〜t3)に移送され
る距離LPを演算することができ、結局、時点t2におい
て右端のフォトセンサ5rに対向する材料1上の点から
該材料の終端までの距離LPを得ることができる。この
とき、図3(a)から明らかなように、時点t2におい
ては、材料1の先端はすでに中央のフォトセンサ5c
到達している。したがって、材料全体の長さ(材料長)
Sは、 LS=Lr0+LP=Lr0+nk (1) として演算することができる。
【0013】材料長測定ステップS1が終了すると、制
御装置10は次に、停止位置決定ステップS2を実行す
る。材料1が右方向から搬送されてきる場合、制御装置
10は、加熱炉3の左側壁31lを基準として、材料1
の先端を停止すべき位置(適正停止位置)Ll、すなわ
ち左側壁31lと先端との距離(適正停止距離)を決定
するために、材料長測定ステップS1で測定された材料
長LSを用いて、以下の式(2)に基づき、適正停止位
置Llを演算する。 Ll=Ll(ref)+(LS(MAX)−LS)/2 (2) ただし、LS(MAX)は、装入可能な材料の最大長、L
l(ref)は、LS=LS(MAX)の場合の基準となるLlであ
る。
【0014】それとともに、制御装置10は、時点t3
(材料1の後端が右端のフォトセンサ5rを通過した時
点)で、1次停止制御ステップS3を実行する。1次停
止制御ステップS3においては、制御装置10は、時点
3でモータ8の回転数を低減させて、図4(b)に示
されるように、搬送速度VをV1からV2に減速する。そ
して、速度V2で材料1を搬送した場合に、材料の先端
が適正停止位置Llに到達する時点t4を推定する。この
推定は、以下のようにして実行される。材料1の先端が
適正停止位置Llに到達したときの後端の位置と右側の
フォトセンサ5rとの距離Xrは、フォトセンサ5lと左
側壁31lとの間の距離をLl1とすると、図4(a)か
ら明らかなように、 Xr=Ll0+Lr0−Ll1−Ll−LS で表される。
【0015】したがって、時点t3から材料1が距離Xr
だけ移動された後に搬送を停止すればよいのであるか
ら、制御装置10は、該距離Xrを搬送するに要する時
間△t3を、 △t3=Xr/V2 =(Ll0+Lr0−Ll1−Ll−LS)/V2 により演算し、これに基づき、 t4=t3+△t3 =t3+(Ll0+Lr0−Ll1−Ll−LS)/V2 (3) を演算する。そして時点t4において、モータ8の駆動
を停止させる。
【0016】時点t4でモータ8が停止されて材料1の
搬送が停止されると、制御装置10は、停止位置検出装
置6(図1)を動作させて、実際に停止した位置(実績
停止位置)を検出するため、実績停止位置検出ステップ
4を実行する。停止位置検出装置6においては、レー
ザーマーカー61により、材料1の先端部表面及びテー
ブルローラー7の表面に基線Rをマーキングするが、図
2に示されるように、材料1は厚みを有しているので、
カメラ62でマーキングされた基線Rを撮影すると、段
差a〜bを有した画像となる。したがって、点aの位置
を特定することができるから、このような段差を有する
基線Rの画像に基づき、高速画像処理装置63は、材料
1の先端と左側壁31lとの距離、すなわち左側壁31l
を基準とした材料1の先端の停止位置(実績停止位置)
l(act)を演算して、制御装置10に供給する。
【0017】制御装置10は、次に合否判定ステップS
5を実行し、停止位置検出装置6から送られてきた実績
停止位置Ll(act)と、上記の式(2)に基づいて決定さ
れた適正停止位置Llと比較し、両者の偏差が所定の許
容偏差ε以内であるか |Ll−Ll(act)|≦ε (4) を判定する。式(4)が成立する場合には、停止位置が
適切であると判定し、装入機起動許可ステップS6に移
行して、装入機2(図1)を起動する許可指令を出力す
る。なお、加熱炉3中で材料1が抽出口側に搬送される
ときに、材料1の斜行や偏りにより、先端位置が装入時
点と抽出時点とでずれてしまうが、そのずれが通常50
〜100mm程度あるので、許容偏差εを50mm程度
に設定することが好ましい。
【0018】式(4)を満足しない場合、制御装置10
は、2次停止制御実行判定ステップS8を介して、停止
位置の修正をするために2次停止制御ステップS7を実
行する。この2次停止制御ステップにおいては、制御装
置10は、偏差(Ll−Ll(act ))が正であるか負であ
るかに応じてモータ8の回転方向を指定し、かつ搬送速
度V2で材料1を搬送させたときに偏差の絶対値|Ll
l(act)|分だけ移動するに要する時間△t5を決定す
る。その後、図4(b)に示されるように、時点t5
モータ8を再起動して材料1を搬送速度V2で搬送し、
△t5が経過した時点t6(=t5+△t5)で搬送を停止
させる。そして、実績停止位置検出ステップS4、及び
合否判定ステップS5を再度実行する。
【0019】2次停止制御ステップS7を実行してもな
お、合否判定ステップS5において、停止位置が適切で
ないと判定された場合は、既に2次停止制御ステップS
7が一度実行されているので、ステップS8を介して警報
発生ステップS9に進み、オペレータに対して警報を発
生する。この警報発生により、材料1を適正停止位置に
停止させることができない原因等をオペレータが迅速に
調査することができ、また、オペレータが材料の停止位
置を迅速に修正することもできる。警報発生と同時に、
自動位置決め装置全体の動作が中断される。合否判定ス
テップS5において実績停止位置の合格判定が得られる
と、装入機起動許可ステップS6において、制御装置1
1は装入機2を起動し、これにより材料1が加熱炉3の
内部に装入される。
【0020】本発明において、材料1が加熱炉3の左方
向から(矢印b)搬送されてくる場合は、フォトセンサ
cがオンしてからフォトセンサ5lがオフになるまでの
間に発生されるパルス数nを計数し、そして、 LS=Ll0+nk (1′) によって、材料長LSを求めればよい。また、この場
合、基準となる位置を右側壁31rに設定することによ
り、材料1の先端の適正停止位置Lrは、以下の式
(2′)により決定される。 Lr=Lr(ref)+(LS(MAX)−LS)/2 (2′) ただし、Lr(ref)は、LS=LS(MAX)の場合の基準とな
るLrである。さらに、この場合、モータ8を停止させ
る時点t4は、 t4=t3+△t3 =t3+(Ll0+Lr0−Lr1−Lr−LS)/V2 (3′) により演算される。ただし、Lr1は、フォトセンサ5r
と右側壁31rとの間の距離である。さらにまた、この
場合、実績停止位置の合否判定は、 |Lr−Lr(act)|≦ε (4′) を満足するか否かにより判定される。
【0021】材料1が右方向から搬送されてくる場合
に、基準位置を左側壁31l以外の、例えば右側壁31r
等に設定することも可能であり、同様に、材料1が左方
向から搬送されてくる場合に、左側壁31l等を基準位
置に設定することも可能である。いずれにしても、設定
した基準位置とフォトセンサ5r、5l、5cとの位置関
係、及び基準位置と加熱炉3の左右側壁31r、31l
の位置関係が固定であればよい。また、実機テストによ
れば、1次停止制御ステップS3のみを実行して2次停
止位置制御ステップS7は実行しない場合は、実績停止
位置の適正停止位置への的中率(式(4)又は(4′)
を満足する確率)が84〜93%程度であったが、2次
停止制御ステップS7も実行した場合は、的中率が9
9.5%程度となった。したがって、2次停止制御ステ
ップS7は必ずしも必須ではないが、該2次停止制御ス
テップを実行できるようにプログラムする方が、より的
中率が向上するので好ましい。さらに上記実施例におい
ては、2次停止制御ステップS7を1回のみ実行してい
るが、これは、装入待ちによる遅れを回避するためであ
り、しかも、上記したように、実機テストによれば、2
次停止制御ステップS7を1回実行すれば、的中率が極
めて高くなるので、1回だけの実行で通常十分であるか
らである。なお、必要に応じて、2次停止制御ステップ
を複数回実行してもよいことは勿論である。
【0022】
【発明の効果】本発明の自動位置決め装置は以上のよう
に構成されているので、取り付け位置の制約が極めて少
なく、既存の加熱炉のスキッド配置を変更することなく
設置することができ、しかも、材料を加熱炉の装入口
の、該材料の長さに応じた適切な位置に停止させる的中
率を向上させることができる。また、材料の先端の実績
停止位置を検出するために、レーザーマーカー、カメ
ラ、及び画像高速処理装置を用いているので、従来例の
近接スイッチを用いた場合に比べて耐熱性があり、した
がって、材料が600〜850℃の熱片であっても実績
停止位置の検出精度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の自動位置決め装置を模式的
に表しているブロック図である。
【図2】本発明の自動位置決め装置の動作を説明するた
めのフローチャートである。
【図3】本発明の自動位置決め装置における材料長測定
の動作を説明するための説明図である。
【図4】(a)は、本発明の自動位置決め装置における
停止位置決定の動作を説明するための説明図であり、
(b)は1次停止制御(t3〜t4)及び2次停止制御
(t5〜t6)における搬送速度Vの変化を表しているタ
イミング図である。
【図5】従来例の位置決め装置の構成を表しているブロ
ック図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G01B 11/00 G01B 11/00 H (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C21D 1/00 112 C21D 1/00 114 C21D 1/00 117 C21D 9/00 101 G01B 11/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウォーキングビーム式の加熱炉に対して
    材料を適切な装入位置に自動的に位置決めするための自
    動位置決め装置において、 (a)上記材料が搬送されている間に該材料の長さを測
    定する手段、 (b)測定された材料の長さに基づいて、所定の位置を
    基準とした、上記材料を停止すべき位置である適正停止
    位置を決定する手段、 (c)上記適正停止位置に上記材料を停止させるよう制
    御する停止制御手段、 (d)上記所定の位置を基準とした、停止した上記材料
    の端部位置である実績停止位置を検出する停止位置検出
    手段であって、 上記材料及びローラーテーブルの上にレーザーで基線を
    マーキングをするレーザーマーカーと、 マーキングされた基線を撮影するカメラと、 撮影された基線からなる画像を処理して、上記実績停止
    距離を演算する手段とからなる停止位置検出手段、 (e)上記実績停止位置と上記適正停止位置とを比較し
    て、該実績停止位置が適切であるか否かを判定し、合否
    判定を出力する合否判定手段を備えていることを特徴と
    する自動位置決め装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の自動位置決め装置におい
    て、該装置はさらに、 上記合否判定手段が不合格判定を出力した場合に、上記
    停止制御手段を再度動作させる手段、及び上記停止制御
    手段が再度動作した後においても、上記合否判定手段が
    不合格判定を出力した場合は、警報を発生するとともに
    上記自動位置決め装置の動作を停止させる手段を備えて
    いることを特徴とする自動位置決め装置。
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