JP2001179664A - トラッキング方法、トラッキングシステム、及びトラッキング装置 - Google Patents

トラッキング方法、トラッキングシステム、及びトラッキング装置

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JP2001179664A
JP2001179664A JP36303799A JP36303799A JP2001179664A JP 2001179664 A JP2001179664 A JP 2001179664A JP 36303799 A JP36303799 A JP 36303799A JP 36303799 A JP36303799 A JP 36303799A JP 2001179664 A JP2001179664 A JP 2001179664A
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Shinichiro Ikezawa
信一郎 池沢
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来より確実且つ高速にワークを把持供給す
るトラッキング方法、トラッキングシステム、及びトラ
ッキング装置を提供する。 【解決手段】 搬送体でワークを搬送するトラッキング
システムにおいて、前記ワークのハンドリングが可能な
所定の可動領域内の下流の限界線より一定距離上流側に
基準線を設定し、前記ワークが前記基準線に到達したか
否かを判定する判定手段を設け、前記判定手段により前
記ワークの前記基準線への到達が判定された場合に前記
搬送体の搬送を停止させ、前記所定の可動領域内におけ
る全てのワークのハンドリングの終了後、前記搬送体の
搬送を再開させる搬送体制御手段を備えた構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、搬送体によって搬
送されるワークの位置座標及び搬送体の移動距離に基づ
いて前記搬送体の駆動を制御するトラッキング方法、ト
ラッキングシステム、及びトラッキング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】以下、従来のトラッキングシステム10
0について図1を参照して説明する。図1(a)は、ト
ラッキングシステム100の全体構成を示す平面図、図
1(b)は、同システムの正面図である。図1に示すよ
うに、トラッキングシステム100は、不規則に載置さ
れたワークを搬送するコンベア25と、コンベア25に
よって搬送される複数のワークを所定の撮像領域内で上
方から撮影するCCDカメラ11と、撮像情報からワー
クの位置、形状等を認識する視覚認識部112(図示
略)と、第1コンベア25aの下流側に配置され、視覚
認識部112によって認識されたワークの位置や形状に
基づいてワークを所定の把持領域内で把持し、パレット
Pに移載、整列させるロボット制御装置20(図示略)
等から構成されている。
【0003】このような従来のトラッキングシステムと
しては、例えば、特開平11−90871号公報に開示
されているように、コンベア25の移動に同期してコン
ベア25上のワーク3(図4参照)をハンドリングする
ロボットとコンベアの同期制御方法があり、単位時間に
搬送されるワークの個数が設定値を越える場合、コンベ
ア25の速度を下げ、設定値未満の場合、コンベア25
の速度を上げる制御方法が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、コンベ
ア制御部124(図示略)は、ワーク3の個数に応じて
コンベア25の速度を制御する必要があるため、コンベ
ア25の制御方法が複雑化し、制御装置やコンベアの駆
動系が高価となっていた。また、単位時間に搬送される
ワーク3の個数が設定値を越える場合、コンベア25の
速度を下げてもワーク3の配置によってはハンドリング
が追いつかず取りこぼしが発生していた。この場合、実
際にはハンドリングしないワーク3のハンドリングデー
タまで算出するため、処理時間に無駄が多かった。
【0005】本発明の目的は、上記問題点を解決して、
従来より確実且つ高速にワークを把持供給するトラッキ
ング方法、トラッキングシステム、及びトラッキング装
置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、搬送体によって搬送される複数のワーク
を所定の撮像領域で撮像する撮像工程と、当該撮像結果
から各ワークの位置座標を取得する座標取得工程(例え
ば、ステップS2)と、前記搬送体の移動距離を取得す
る距離取得工程(例えば、ステップS3)と、前記位置
座標と前記移動距離に基づいて所定の可動領域内で前記
複数のワークのハンドリングを制御するトラッキング工
程(例えば、ステップS7)と、を実行するトラッキン
グ方法において、前記所定の可動領域の下流の限界線よ
り一定距離をおいて上流側に設定された基準線にワーク
が到達したか否かを判定する判定工程(例えば、ステッ
プS5)と、前記判定工程にて、前記ワークが前記基準
線へ到達した場合、前記搬送体の搬送を停止し、前記所
定の可動領域内のワークのハンドリングの終了後、前記
搬送体の搬送を再開する搬送体制御工程(例えば、ステ
ップS6〜S7)と、を含むことを特徴としている。
【0007】ここで、前記基準線は、例えば前記搬送体
上の位置座標により架空の基準線を演算的に設定し、前
記ワークの位置座標と前記搬送体の移動距離に基づいて
ワークの到達を判定する構成としてもよいし、ワーク到
着検知センサを設け、ワークの前記基準線への到達を物
理的に検知する構成としてもよい。また、前記ワークの
前記基準線への到達が判定された場合、前記搬送体の搬
送を停止する構成としたが、一定の搬送速度に減速させ
る構成としてもよい。さらに、搬送速度に応じて前記基
準線の設定位置を可変制御する構成としてもよい。
【0008】この発明によれば、ワークの基準線への到
達から実際に搬送体が停止するまでのタイムラグによっ
て、ワークが前記所定の可動領域を越えるのを防ぐこと
ができる。このため、ハンドリング時のワークの取りこ
ぼしが無く、同一のワークを再投入する必要が無いた
め、搬送中にワークに与えるダメージを減らすことがで
きる。また、位置座標を算出した全てのワークをハンド
リングするため、無駄な演算をすることが無く、全体の
トラッキング処理時間を短縮できる。
【0009】さらに、ワークが前記基準線に到達した際
には、搬送体を停止または一定速度に減速させるのみで
あるため、従来のように搬送されるワーク数を常時検知
し、当該ワーク数に応じて搬送速度を可変制御する必要
がない。このため、低コストで故障の少ないトラッキン
グシステムを実現できる。
【0010】また、本発明は、搬送体(例えば、コンベ
ア25)によって搬送される複数のワーク(例えば、ワ
ーク3)を所定の撮像領域で撮像手段により撮像し、当
該撮像結果から各ワークの位置座標を取得する画像処理
装置(例えば、画像処理装置10)と、前記搬送体の移
動距離を取得し、前記位置座標と前記移動距離に基づい
て所定の可動領域内で前記複数のワークのハンドリング
を制御するトラッキング装置と、から構成されるトラッ
キングシステム(例えば、トラッキングシステム1)に
おいて、前記トラッキング装置(例えば、ロボット制御
装置20)は、前記所定の可動領域の下流の限界線より
一定距離上流側に設定された基準線にワークが到達した
か否かを判定する判定手段(例えば、CPU21)と、
前記判定手段により前記ワークの前記基準線への到達が
判定された場合、前記搬送体の搬送を停止し、前記所定
の可動領域内のワークのハンドリングの終了後、前記搬
送体の搬送を再開する搬送体制御手段(例えば、コンベ
ア制御部24)と、を備えたことを特徴としている。
【0011】したがって、本発明をトラッキングシステ
ムとして実現することができる。
【0012】さらに、本発明は、画像処理装置(例え
ば、画像処理装置10)の撮像手段(例えば、CCDカ
メラ11)によって取得される複数のワークの画像情報
から認識される各ワークの位置座標と搬送体の移動距離
に基づいて、所定の可動領域内で前記複数のワークのハ
ンドリングを制御するトラッキング装置(例えば、ロボ
ット制御装置20)において、前記所定の可動領域の下
流の限界線より一定距離をおいて上流側に設定された基
準線にワークが到達したか否かを判定する判定手段(例
えば、CPU21)と、前記判定手段により前記ワーク
の前記基準線への到達が判定された場合、前記搬送体の
搬送を停止し、前記所定の可動領域内のワークのハンド
リングの終了後、前記搬送体の搬送を再開する搬送体制
御手段(例えば、コンベア制御部24)と、を備えたこ
とを特徴としている。
【0013】したがって、本発明をトラッキング装置と
して実現することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して、本発明を適
用した好適な一実施の形態におけるトラッキングシステ
ム1について説明する。
【0015】まず、図1〜図2を参照して構成について
説明する。図1は、本実施の形態におけるトラッキング
システム1の概観図であり、(a)は平面図、(b)は
正面図である。本実施の形態におけるトラッキングシス
テム1の全体構造は、上記従来の技術において図1に示
したトラッキングシステム1と同一であるため、従来技
術からの改良点を除き同一の符合を付し、その概略構成
の図示及び説明は省略する。
【0016】次に、図2は本実施の形態におけるトラッ
キングシステム1の要部構成を示すブロック図である。
図2に示すように、画像処理装置10は、CCDカメラ
11、視覚認識部12、画像取得制御部13から構成さ
れている。
【0017】CCD(Charge Coupled
Device)カメラ11は、例えば工業用テレビカメ
ラ(ITV)であり、進行方向に一定の視覚幅を有する
可視領域を撮像領域として画像情報を取得する。
【0018】視覚認識部12は、上記撮像領域内のワー
ク3の中から予め記憶装置23に記憶されているワーク
データ23aに誤差を含ませた値と一致するワークの陰
影をワーク3の画像情報として抽出する。また、視覚認
識部12は、取得された画像情報に基づいて、例えばパ
ターンマッチング等の処理を行い、各ワークの重心位置
座標(x,y)を算出し、当該算出結果を位置座標デー
タとして画像取得制御部13へ出力する。
【0019】画像取得制御部13は、コンベア25の移
動距離及び撮像領域内のワーク3の有無等に応じてCP
U21から送信される入力信号に従って、視覚認識部1
2へ画像情報を取り込むタイミングを決定する。表示部
14(図示略)は、例えばLCD(Liquid Cr
ystal Display)であり、画像取得制御部
13の指示に従って、CCDカメラ11から取得された
画像情報を表示させる。
【0020】また、ロボット制御装置20は、以下の機
能を有するCPU21、SRAM22、記憶装置23、
コンベア制御部24、コンベア25、ロボット制御部2
6、バス27により構成されている。CPU21は、記
憶装置23から所定のプログラムを読み出してSRAM
22内のワークエリア22a(図示略)に展開し、展開
されたプログラムやワーク3の位置座標データ等の処理
結果を一時的に格納し、当該プログラムに基づく各種処
理を実行し、画像処理装置10、ロボット制御装置20
の各部を集中制御する。
【0021】CPU(Central Process
ing Unit)21は、画像取得制御部13から入
力されるワーク3の位置座標データをエンコーダ24a
から入力されるワーク3の移動距離データと共にハンド
リングデータとしてロボット制御部26へ送信すると同
時にSRAM22に一時的に格納し、視覚認識部12の
画像取得の都度リアルタイムに更新する。また、画像取
得制御部13とロボット制御装置20の各部とは、バス
27,28を介して相互に各種信号の送受信を行う。
【0022】SRAM(Static Random
Access Memory)22は、CPU21が各
種制御プログラムを実行する際に各種プログラムコード
を展開するプログラムコード格納領域を形成するととも
に、CPU21が各種処理を実行する際に処理されるワ
ーク3のハンドリングデータ及び処理結果等を格納する
ワークエリア22aを有する。記憶装置23には、上記
プログラムやプログラムを実行する際に必要なワーク3
の長径、形状等のワークデータ23aが予め記憶されて
いる。
【0023】コンベア制御部24は、CPU21から入
力されるワーク3の位置座標データ、及びエンコーダ2
4aから入力される移動距離データに基づいて、ロボッ
ト26aが機構的な可動範囲(以下、「ロボット可動領
域」と称する。)内の全てのワーク3を取り出せるよう
に、コンベアモータ24bを駆動または停止させる。具
体的には、図4に示すように、ロボット26aによる追
従が可能なようにy方向に設定された基準線BB’(以
下、「追従限界線」と称する。)にワーク3が達した際
に、CPU21から出力される停止信号に従ってコンベ
ア25の搬送を停止させる。また、ロボット26aのロ
ボット可動領域内の全てのワーク3のハンドリング終了
後、コンベア25の搬送を再開する。
【0024】コンベア25は、互いに搬送方向の異なる
第1コンベア25a、第2コンベア25c、及び反転機
構25bを有し、ワーク3はループ状に形成されたコン
ベア25上を等速で循環する。エンコーダ24aは、コ
ンベア25に取り付けられ、コンベアモータ24bの回
転量から第1コンベア25aのx方向への移動距離を測
定し、測定結果をコンベア制御部24へ出力する。
【0025】ロボット制御部26は、SRAM22に格
納されるワーク3のハンドリングデータに基づいて、ロ
ボット26aの駆動を制御する。ハンド26bは、当該
駆動制御に従って実際にワーク3を把持し、パレットP
へ移載する。この時、ハンド26bは、把持センサーに
よりハンドリングが確実に行われているか否かを判断
し、CPU21はワーク3のチャッキング終了と同時に
対応するハンドリングデータをワークエリア22aから
削除する。
【0026】次に、上記構成を有するトラッキングシス
テム1の動作について説明する。まず、CPU21によ
って実行されるコンベア制御処理について図4を参照し
ながら、図3に示すフローチャートに基づいて説明す
る。
【0027】図3に示すように、コンベア制御部24
は、コンベアモータ24bを駆動させ、複数のワーク3
が不規則に載置されたコンベア25をx軸方向に搬送さ
せる(ステップS1)。次に、CPU21は、画像処理
装置10から送信されるワーク3の位置座標データを取
得し(ステップS2)、エンコーダ24aにより算出さ
れたコンベア25の移動距離データを取得する(ステッ
プS3)。
【0028】CPU21は、取得された位置座標データ
と移動距離データに基づいて、ハンドリング時における
ワーク3の位置座標を算出する(ステップS4)。次
に、CPU21は、算出された位置座標に基づいてワー
ク3が追従限界線BB’に到達したか否かを判定する
(ステップS5)。ここで、ワーク3が追従限界線B
B’に到達した場合(ステップS5:Yes)、コンベ
ア制御部24は、CPU21から入力される停止信号に
従ってコンベア25の搬送を停止させる(ステップS
6)。搬送停止後、ロボット制御部26は、CPU21
から入力される駆動信号に従ってロボット可動範囲内の
全てのワーク3のハンドリングを開始する(ステップS
7)。
【0029】また、ステップS5において、ワーク3が
追従限界線BB’に到達していない場合(ステップS
5:No)、ロボット制御部26は、コンベア25を搬
送中のワーク3の移動先を予測してロボット26aの動
作位置を決定し、ハンドリングを実行する。ハンドリン
グ終了後(ステップS8)、CPU21は、コンベア2
5が停止中であるか否かを判定し(ステップS9)、停
止中であれば(ステップS9:Yes)、コンベア制御
部24は、コンベア25の搬送を再開する(ステップS
10)。また、コンベア25が動作中であれば(ステッ
プS9:No)、上述したコンベア制御処理を終了す
る。
【0030】次に、上記処理に基づく具体的処理例とし
て、図4を参照して本実施の形態におけるコンベア制御
方法について説明する。図4は、本発明を適用した一実
施の形態におけるハンドリング工程の一例を示す図であ
る。
【0031】図4において、「L」はロボット可動領域
のx軸方向の幅、「a」はロボット可動領域の下流側限
界線(以下、「可動限界線」と称する。)から追従限界
線までのx軸方向の距離(以下、「追従余裕距離」と称
する。)を示す定数値である。図4に示すように、追従
限界線BB’は、可動限界線AA’より距離「a」だけ
上流側に設定される。例えばワーク3aが追従限界線B
B’に到達した場合を考えると、CPU21による到達
の認識時間や停止信号の発信から実際に停止するまでの
タイムラグが発生するため、コンベア25はワーク3a
が追従限界線BB’〜可動限界線AA’間に位置した状
態で停止する。このため、コンベア25の停止時には、
ワーク3aはロボット可動領域内に収まり、ロボット2
6aによるハンドリングが可能となる。
【0032】上述のように、本発明を適用したトラッキ
ングシステム1では、追従限界線BB’を可動限界線A
A’より一定距離a上流側に設定することにより、ワー
ク3の追従限界線BB’への到達から実際にコンベア2
5が停止するまでのタイムラグによって、ワーク3がロ
ボット可動領域を越えるのを防ぐことができる。このた
め、ハンドリング時のワーク3の取りこぼしが無く、同
一のワークを再投入する必要が無いため、供給装置や搬
送途中によるワーク3に与える傷等のダメージを減らす
ことができる。また、ハンドリングデータを算出した全
てのワーク3をハンドリングするため、無駄な演算をす
ることが無く、全体のトラッキング処理時間を短縮でき
る。さらに、コンベア25の速度をワーク3の数量の大
小に応じて増減させる必要がなくコンベア制御方法が簡
単であるため、故障しにくく安価に効率良くワーク3を
ハンドリングできる。したがって、確実且つ高速にワー
ク3を搬送するトラッキングシステム1を実現できる。
【0033】なお、本発明は、上記実施の形態における
記述内容に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸
脱しない範囲で適宜変更可能である。例えば、本実施の
形態においては、追従限界線BB’をコンベア25上の
位置座標により演算的に設定し、ワーク3の位置座標デ
ータとコンベア25の移動距離データに基づいてワーク
3の追従限界線BB’への到達を判定する構成とした
が、ロボット制御装置20にワーク到着検知センサを設
け、ワーク3の追従限界線BB’への到達を物理的に検
知する構成としてもよい。
【0034】また、ワーク3の追従限界線BB’への到
達が判定された場合、コンベア制御部24は、コンベア
25の搬送を停止する構成としたが、一定の搬送速度に
減速させる構成としてもよい。さらに、コンベア25の
搬送速度に応じて追従限界線BB’の設定位置を可変制
御する構成としてもよい。
【0035】
【発明の効果】以上より、本発明によれば、基準線を所
定の可動領域の下流の限界線より一定距離上流側に設定
することにより、ワークの基準線への到達から実際に搬
送体が停止するまでのタイムラグによって、ワークが前
記所定の可動領域を越えるのを防ぐことができる。この
ため、ハンドリング時のワークの取りこぼしが無く、同
一のワークを再投入する必要が無いため、搬送中にワー
クに与えるダメージを減らすことができる。また、位置
座標を算出した全てのワークをハンドリングするため、
無駄な演算をすることが無く、全体のトラッキング処理
時間を短縮できる。
【0036】さらに、ワークが前記基準線に到達した際
には、搬送体を停止または一定速度に減速させるのみで
あるため、従来のように搬送されるワーク数を常時検知
し、当該ワーク数に応じて搬送速度を可変制御する必要
がない。このため、低コストで故障が発生しにくいトラ
ッキングシステムを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態におけるトラッキングシステムの
概観図であり、(a)は平面図であり、(b)は正面図
である。
【図2】トラッキングシステムの要部構成、及び接続構
成を示すブロック図である。
【図3】図2のCPUによって実行されるコンベア制御
処理を示すフローチャ−トである。
【図4】本実施の形態におけるハンドリング工程の一例
を示す図である。
【符号の説明】
1 トラッキングシステム 3 ワーク 10 画像処理装置 11 CCDカメラ 12 視覚認識部 20 ロボット制御装置 21 CPU 24 コンベア制御部 24a エンコーダ 25 コンベア 26 ロボット制御部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送体によって搬送される複数のワーク
    を所定の撮像領域で撮像する撮像工程と、当該撮像結果
    から各ワークの位置座標を取得する座標取得工程と、前
    記搬送体の移動距離を取得する距離取得工程と、前記位
    置座標と前記移動距離に基づいて所定の可動領域内で前
    記複数のワークのハンドリングを制御するトラッキング
    工程と、を実行するトラッキング方法において、 前記所定の可動領域の下流の限界線より一定距離をおい
    て上流側に設定された基準線にワークが到達したか否か
    を判定する判定工程と、 前記判定工程にて、前記ワークが前記基準線へ到達した
    場合、前記搬送体の搬送を停止し、前記所定の可動領域
    内のワークのハンドリングの終了後、前記搬送体の搬送
    を再開する搬送体制御工程と、 を含むことを特徴とするトラッキング方法。
  2. 【請求項2】 搬送体によって搬送される複数のワーク
    を所定の撮像領域で撮像手段により撮像し、当該撮像結
    果から各ワークの位置座標を取得する画像処理装置と、
    前記搬送体の移動距離を取得し、前記位置座標と前記移
    動距離に基づいて所定の可動領域内で前記複数のワーク
    のハンドリングを制御するトラッキング装置と、から構
    成されるトラッキングシステムにおいて、 前記トラッキング装置は、 前記所定の可動領域の下流の限界線より一定距離をおい
    て上流側に設定された基準線にワークが到達したか否か
    を判定する判定手段と、 前記判定手段により前記ワークの前記基準線への到達が
    判定された場合、前記搬送体の搬送を停止し、前記所定
    の可動領域内のワークのハンドリングの終了後、前記搬
    送体の搬送を再開する搬送体制御手段と、 を備えたことを特徴とするトラッキングシステム。
  3. 【請求項3】 画像処理装置の撮像手段によって取得さ
    れる複数のワークの画像情報から認識される各ワークの
    位置座標と搬送体の移動距離に基づいて、所定の可動領
    域内で前記複数のワークのハンドリングを制御するトラ
    ッキング装置において、 前記所定の可動領域の下流の限界線より一定距離をおい
    て上流側に設定された基準線にワークが到達したか否か
    を判定する判定手段と、 前記判定手段により前記ワークの前記基準線への到達が
    判定された場合、前記搬送体の搬送を停止し、前記所定
    の可動領域内のワークのハンドリングの終了後、前記搬
    送体の搬送を再開する搬送体制御手段と、 を備えたことを特徴とするトラッキング装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018024096A (ja) * 2017-11-20 2018-02-15 ファナック株式会社 ワーク搬送システム
JP2018171684A (ja) * 2017-03-31 2018-11-08 ファナック株式会社 ロボットの制御装置、機械学習装置及び機械学習方法

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