JP3178098B2 - 温度センサとその製法 - Google Patents

温度センサとその製法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、温度センサに係わる。
【0002】
【従来の技術】各種半導体装置の製造に用いられる装
置、例えば成膜装置の例えばCVD(化学的気相成長)
装置あるいはスパッタ装置、エッチング装置等において
は、その温度制御が各装置における処理に大きな影響を
及ぼす。
【0003】通常のCVD装置等においては、その被処
理のウェファを載置するサセプタに複数の熱電対等の温
度センサが設けられて、その測定ないしは温度監視が行
われるようになされている。ところが、実際上この載置
台すなわちサセプタ上における温度分布とこれの上にウ
ェファを載せて目的とするCVD等の処理を行う場合に
おけるウェファの表面での温度分布は対応しない。
【0004】特にCVD装置においては、その温度制御
が正確に行われる必要があることから、実際のCVD処
理時でのその被処理基板例えばSi半導体ウェファ表面
における温度分布を正確に知る必要があり、ことに新し
い装置をその製造ラインに導入した場合において、ある
いはすでに使用している装置においても定期的にこの装
置における経時変化による温度特性を把握する上で、目
的とするCVD装置等に先立って実際にこれら装置例え
ばCVD装置内に配置したSi半導体ウェファ上におけ
る温度分布を予め知る必要がある。
【0005】通常、この測定は例えば図11にその上面
図を示し、図12にその要部の断面図を示すように、例
えばCVD装置においてその温度分布の測定を行わんと
する場合CVDを行うべき被処理基板の例えばSiウェ
ファと同一材料、寸法形状を有する測定モニタ用の基板
1すなわち例えばSiウェファを用意し、その表面に所
要の配置をもって複数の熱電対2をAl2 3 セメント
によって取着し、この状態で目的とする例えばCVD装
置内に配置してCVD処理時と同条件下で加熱してその
CVD処理時における被処理ウェファ表面に対応する温
度を測定するという方法が採られる。
【0006】しかしながら、このような熱電対を基板1
上に配置することは、その配置数に制約があり、充分高
い精度をもって基板上におけるしたがって目的とする半
導体ウェファ上での温度分布の測定を行うことができな
いという問題がある。
【0007】さらにこの温度測定時において、その加熱
によって半導体ウェファへの特性に影響を及ぼす不純物
の放出が生じ、これらCVD装置内を汚損し、次に本来
のCVD処理を行った場合において不純物の取り込みが
なされて得られたCVD膜の膜質、電気的特性が不安定
となるなど、不良品の発生、特性の劣化等の不都合を来
す。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した各
種加熱あるいは冷却を伴う例えば半導体装置の製造に用
いるCVD装置等において、このCVD装置内における
被処理体例えば半導体ウェファの表面上の温度を正確
に、またそのウェファ上の多数の密なる測定点をもって
したがって正確な温度分布の測定を行うことができるよ
うにし、さらに半導体等への不純物の発生等の恐れを回
避することのできる温度センサとその製法を提供する。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1の本発明は、図1に
その一例の略線的断面図を示すように、SiO2 ,Si
N等より成る絶縁膜22を介して第1の配線23と第2
の配線24とを、少くとも絶縁膜22に穿設した透孔2
5において対向するように配置する。
【0010】そして絶縁膜22の透孔25内に第1の配
線23に電気的に接続された金属プラグ26を設け、こ
の金属プラグ26と、絶縁膜22との熱膨張率差に基づ
く温度による金属プラグ26と第2の配線24との間の
間隙gすなわちギャップの変化ないしは間隙gの発生に
よる静電容量を検出して温度測定を行う。
【0011】第2の本発明は図1にその一例の略線的断
面図を示すように、絶縁膜22を介して第1の配線23
と第2の配線24とを、少くとも絶縁膜22に穿設した
透孔25において対向するように配置する。
【0012】そして、絶縁膜22の透孔25内に第1の
配線23に電気的に接続された金属プラグ26を設け、
この金属プラグ26と絶縁膜22との熱膨張率差に基づ
く温度による金属プラグ26と第2の配線24との間の
間隙gすなわちギャップの変化ないし間隙gの発生によ
るトンネル電流を検出して温度測定を行う。
【0013】また、第3の本発明においては、図2に示
すように上述の構成による温度センサ30を複数個共通
の基板すなわちモニタ用の基板21上に配列形成する。
【0014】第4の本発明は、上述の構成における金属
プラグ26をCVD(化学的気相成長法)によって形成
する。
【0015】第5の本発明は、金属プラグ26をその金
属の選択成長法によって形成する。
【0016】第6の本発明は、金属プラグ26に熱収縮
を生じさせてこれと第2の配線24との間に間隙gが生
ずるようにする。
【0017】
【作用】本発明においては、絶縁材に比して金属の熱膨
張率は一般的に極めて大きいこと、つまり温度変化によ
って絶縁膜22に比して金属プラグ26が著しく体積膨
張ないしは収縮することを利用し、この金属プラグ26
と第2の配線24との間の間隙gを高感度に変化させ、
この間隙の変化、即ち温度の変化を静電容量の変化とし
て検出ないしは測定をする。あるいは第1及び第2の配
線23及び24間に所定の電圧を印加することによって
間隙gでのトンネル電流の発生及びその大小によって間
隙gの大小、したがって温度の検出ないしは測定する。
したがって、高感度の温度センサとして差動することが
できる。
【0018】今静電容量についてみると、上述したよう
に温度が上昇すると金属プラグ26は著しく膨張するに
比し、例えばSiO2 あるいはSiN等よりなる絶縁膜
22はほとんど膨張しない。したがって、間隙gは小さ
くなり静電容量は増加するものである。次に温度変化に
よって増加するこの静電容量をみると、今、金属プラグ
の長さをL0 、測定する温度での金属プラグ26の長さ
をLT 、プラグの断面積をS、室温での間隙(ギャッ
プ)長をd0 、測定する温度でのギャップ長をdT 、金
属プラグ26の構成金属の線膨張係数をα、測定温度を
T、室温をT0 、間隙gにおける誘電率をε0 とすると
静電容量の変化は次のように求められる。ここに線膨張
係数αは、
【数1】 であるから、容量変化量ΔCは、
【数2】 となる。この式から静電容量の変化量は温度に比例した
量となる。
【0019】そして上述したように本発明においては、
絶縁膜22を介して第1及び第2の配線23及び24を
絶縁膜22に穿設した透孔25を通じて対向するように
し、絶縁膜22の透孔25内に一方の第1の配線23に
電気的に連結する金属プラグ26を設け、これと第2の
配線24との間の間隙gが温度変化によって変化するこ
とを静電容量あるいはトンネル電流の変化によってその
温度を検出するようにしたので共通のモニタ基板21に
対して多数の温度センサ30を同時に高密度に形成する
ことができることから、正確にウェファの全域にわたっ
ての温度分布を測定することができる。
【0020】
【実施例】図1を参照して本発明による温度センサの一
例を示す。本発明においては、温度検出を行う例えばC
VD装置においてそのCVD処理を行わんとする基板例
えばSi半導体ウェファと同一材料、寸法形状を可とす
る例えばSiウェファよりなるモニタ用の基板21を用
意する。
【0021】この基板21の上にAlSi,Cu,W,
Al,Ti等の金属層よりなる第1の配線23を形成
し、これの上に透孔25が穿設された例えば厚さが十数
ないしは数+μmのSiO2 ,SiN等よりなる絶縁膜
22を介して、これの上に上述した第1の配線23と同
様の各種金属よりなる第2の配線24を少くとも透孔2
5を介して第1の配線23とその一部が対向するように
形成する。
【0022】透孔25内には、絶縁膜22に比して充分
熱膨張率の大なる金属例えばW,Cu,AlSi等の金
属プラグ26を、第2の配線24との間に例えば室温で
所要のギャップ長dT の間隙gが生ずるように形成す
る。
【0023】このようにして構成する温度センサ30
は、図2にその平面図を示すように共通の基板21上に
所要の配置の分布をもって多数個、図示の例えば17個
同時に配列形成する。
【0024】そして、各温度センサ30に関して例えば
第1の配線23を共通にし第2の配線24をそれぞれ所
要のパターンに形成し、基板21の一部に導出する。
【0025】本発明による温度センサの一例を、図3〜
図6を参照してその製造方法の一例と共に詳細に説明す
る。
【0026】図3Aに示すようにモニタ用基板21例え
ばSiウェファ上に第1の配線23を形成する。この第
1の配線23は例えばSi3%含有のAlSiを全面ス
パッタによって形成し、例えば所要のパターンに、フォ
トリソグラフィによる選定的エッチングする。
【0027】図3Bに示すように、第1の配線23上を
含んで全面的に例えばSiN,SiO2 よりなる絶縁膜
22を例えば11μmの厚さにプラズマCVDによって
形成する。
【0028】図3Cに示すように、絶縁膜22に対して
例えば反応性イオンエッチングによって例えば1辺が1
0μm正方形パターンの透孔25を穿設する。
【0029】図4Aに示すように、この透孔25内を含
んで全面的に金属層31例えばAlSiを高温スパッタ
によって形成する。
【0030】図4Bに示すように、金属層31に対して
例えばマイクロ波エッチング装置を用いてBCl3 と、
Cl2 の混合ガスを用いて全面的にエッチバックを行
い、絶縁膜22の透孔25以外の金属層31をエッチン
グ除去する。この場合、例えば透孔25内に透孔25の
厚さより小さい厚さをもって金属層31が残されるよう
にしてこれによって金属プラグ26を形成する。
【0031】図4Cに示すように、金属プラグ26上の
透孔25内を埋め込んで全面的に充填材32を塗布す
る。この充填材32は、金属プラグ26あるいは後述す
る第2の配線等に対して浸すことのないエッチング液に
よって容易に溶去することができ、かつ透孔25内を良
好に埋め込むことのできる例えば低融点ガラスいわゆる
SOG(スピン・オン・グラス)を用いる。
【0032】図5Aに示すように、充填材32例えばS
OGを平行平板プラズマエッチング装置を用いてCHF
3 のエッチングガスによって全面的エッチバックを行
う。このエッチバックは、透孔25内において、金属プ
ラグ26上に所要の厚さをもって充填材32が残存する
位置まで行う。
【0033】図5Bに示すように、例えば同様に3%S
i含有のAlSiをスパッタ等によって例えば1μmの
厚さに金属層33を全面的に形成する。
【0034】図5Cに示すように、金属層33に対して
フォトリソグラフィによる選択的エッチング等を行って
所要のパターン、特にその一部が絶縁膜22の透孔25
を通じて下層の第1の配線23と対向する第2の配線2
4を形成する。
【0035】この場合、その第2の配線24は図6にそ
の平面図を示すように例えばその幅を透孔25の幅より
小に選定して第2の配線24によって充填材32の少く
とも一部が覆われることがないようにする。そして、充
填材32を、その第2の配線24から露出した部分か
ら、金属プラグ26及び第2の配線24を浸すことのな
いエッチング液例えばBHF水溶液をもって溶去する。
【0036】尚、必要に応じて第2の配線24を覆って
図示しないが保護膜をコートすることができる。
【0037】このようにすれば図1でその断面図を示し
たように金属プラグ26と第2の配線24との間に充填
材32が除去されて生じた間隙gが生ずる。
【0038】このようにして基板21上に、第1の配線
23と第2の配線24が絶縁膜22を介してかつその透
孔25において少くともその一部が対向するように、ま
た透孔25内には第1の配線23に電気的に接続された
金属プラグ26が形成され、さらにこの金属プラグ26
と第2の配線24との間に所要の間隙gが形成された目
的とする本発明による温度センサ30が構成される。
【0039】そして、この場合基板21には図2で説明
したように多数の温度センサ30を同時に同一工程をも
って平行に配置することができ、その配線例えば第2の
配線24を基板21の一側例えばファセット部に導出
し、ここにおいてコネクタ40を介してリード41によ
って各配線を電気的に外部に導出し、図7に示すよう
に、それぞれスイッチャ例えばリレースイッチに連結さ
れる。このスイッチャ42には電源線路43が接続さ
れ、さらに例えばコントロール信号とデータ信号が線路
44によって供給されて各温度センサ30からの静電容
量あるいはトンネル電流によって検出信号を順次選び出
して読み出す。
【0040】また、上述した方法においては、金属プラ
グ26の形成する金属層31を高温スパッタによって形
成した場合であるが、これを例えばCVD法によって形
成したタングステンWによって構成することもできる。
すなわち、図8に示すように、透孔25内の底面及び側
壁から、逐次成膜するようにして必要に応じて例えばT
iNのバリア層50を介してこれの上にW金属層31を
CVD法によって透孔25内を埋め込むように形成し、
その後は図4〜図6で説明したと全く同様の方法を取っ
て図1で示す温度センサ30を構成することがてきる。
【0041】さらに、またこの金属プラグ26としては
例えばWあるいはCuの選択CVDによって図9に示す
ように形成することができる。
【0042】例えばWの選択CVDは、WF6 を原料ガ
スとして用い、これがシリコンSiあるいは金属に対し
てはこれによる還元作用によってW層としてよく成長す
るが絶縁膜22を構成する例えばSiO2 に対してはほ
とんど成長しないことを利用して絶縁膜22上には成膜
が生ずることがなく、その透孔25内のみに選択的にW
による金属プラグを形成することができる。
【0043】また、この金属プラグ26をCuの選択C
VDによって形成する場合においては、例えば原料ガス
としてCu(HFA)2 /H2 を2/100sccmに
混合して送り込み300℃、圧力2000Paによって
形成することができる。
【0044】また、本発明においては、金属プラグ26
と第2の配線24との間の間隙gを金属の熱収縮によっ
て形成する方法を採ることができる。
【0045】この場合の一例を図10を参照して説明す
る。図10において図3〜図5に対応する部分には同一
符号を付して重複説明を省略する。
【0046】この場合においても図10Aに示すように
図3A〜図3Cで説明したと同様の方法を取って、絶縁
膜22に透孔25を穿設する。
【0047】そして、この透孔25内に上述したと同様
の例えばCuの選択CVDによって透孔25内にCuの
金属プラグ26を形成する。
【0048】その後、高温すなわち最終的に温度検出を
行う温度範囲よりも高い温度でかつモニタ基板21に対
する耐熱温度より低い例えば900℃をもって加熱した
状態で、ちょうど例えばCuの金属プラグ26が絶縁膜
22の表面とほぼ同一平面を形成する状態となるように
する。つまり、この平面状態が得られるように金属プラ
グ26の例えばCu選択成膜の厚さを決める。
【0049】そして、この状態でこの金属プラグ26例
えばCuと密着性が悪いSiO2 膜等の絶縁層51と、
さらにこれの上に第2の配線を形成する金属層33例え
ばW層を高温スパッタリングによって順次連続的に形成
する。その後、この状態からの降温によって絶縁膜22
については、これがその熱膨張率が小さく殆ど収縮しな
いのに比し、金属プラグはこれが収縮することによって
図10Bに示すように金属層32と金属プラグとの間に
間隙gが形成される。
【0050】そして、金属層33に対してフォトリソグ
ラフィによって所定のパターン化を行って所要のパター
ンの第2の配線24を形成する。そして、これの上に必
要に応じてSiO2 等の表面保護膜27を被着形成す
る。
【0051】このようにすれば、図1で説明したと同様
の間隙gが存在する温度センサ30を構成することがで
きる。
【0052】したがって、この温度センサ30によれ
ば、同様に例えば温度上昇によって絶縁膜22に比し、
金属プラグ6が大きく熱膨張することによって間隙gが
小となることによってトンネル電流の増加、静電容量の
増大としてこれを検出することができる。
【0053】したがって、予め温度とトンネル電流との
関係あるいは温度と静電容量との関係を測定しておくこ
とによって、このトンネル電流あるいは静電容量の検出
によって逆に温度測定を行うことができることになる。
【0054】また、この静電容量としての検出は、例え
ば絶縁膜としてSiO2 等を用い、金属プラグ26とし
てAlSiを用いる場合その熱膨張率は金属プラグは、
絶縁膜の40倍であって、静電容量変化は1℃当り40
0pFの変化として測定することができるので充分感度
の高い温度検出を行うことができる。
【0055】また、上述した本発明によれば、常温より
温度上昇に対しての加熱温度について測定することがで
きるが、冷却温度に対しての測定を行うこともできる。
この場合においては例えば常温において間隙gのギャッ
プ長が例えば0となるようにして温度降下によって金属
プラグがより収縮することに伴うギャップ長の増大によ
る静電容量の変化あるいはトンネル電流の変化を検出す
ることによって冷却温度に対する温度測定を行うことも
できる。
【0056】
【発明の効果】上述したように本発明においては、絶縁
膜22を介し第1及び第2の配線23及び24を絶縁膜
22に穿設して透孔25を通じて対向するようにし、絶
縁膜22の透孔25内に一方の第1の配線23に電気的
に連結する金属プラグ26を設け、これと第2の配線2
4との間の間隙gが温度変化によって変化することを静
電容量あるいはトンネル電流の変化によってその温度を
検出するようにしたので、その温度検出は高い精度をも
って行うことができる。
【0057】また、この温度センサは、モニタ用の基板
21に作りつける構成を採り得るので共通のモニタ基板
21に対して多数の温度センサ30を同時に高密度に作
りつけることができることから、正確にウェファの全域
にわたっての温度分布を測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による温度センサの一例の略線的断面図
である。
【図2】温度センサの基板上における配置の一例を示す
上面図である。
【図3】本発明製法の一例の工程図(その1)である。
【図4】本発明製法の一例の工程図(その2)である。
【図5】本発明製法の一例の工程図(その3)である。
【図6】一製造工程での平面図である。
【図7】温度センサからの温度検出態様の一例を示すブ
ロック図である。
【図8】本発明方法の他の例の説明に供する工程での略
線的断面図である。
【図9】本発明方法の他の例の説明に供する工程での略
線的断面図である。
【図10】本発明製法の他の例の製造工程図である。
【図11】従来の温度センサの上面図である。
【図12】従来の温度センサの要部の略線的断面図であ
る。
【符号の説明】
21 基板 22 絶縁膜 23 第1の配線 24 第2の配線 25 透孔 26 金属プラグ 30 温度センサ

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁膜を介して第1の配線と第2の配線
    とが、少くとも上記絶縁膜に穿設された透孔において対
    向するように配置され、 上記透孔内に、上記第1の配線に電気的に接続された金
    属プラグが設けられ、 該金属プラグと上記絶縁膜との熱膨張率差に基づく温度
    による上記金属プラグと上記第2の配線との間の間隙の
    変化ないしは間隙の発生による静電容量を検出して温度
    測定を行うことを特徴とする温度センサ。
  2. 【請求項2】 絶縁膜を介して第1の配線と第2の配線
    とが少くとも上記絶縁膜に穿設された透孔において対向
    するように配置され、 上記透孔内に、上記第1の配線に電気的に接続された金
    属プラグが設けられ、 該金属プラグと上記絶縁膜との熱膨張率差に基づく温度
    による上記金属プラグと上記第2の配線との間の間隙の
    変化ないしは間隙の発生によるトンネル電流を検出して
    温度測定を行うことを特徴とする温度センサ。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の温度センサ
    を、複数個共通の基体に配列したことを特徴とする温度
    センサ。
  4. 【請求項4】 金属プラグを化学的気相成長法によって
    形成することを特徴とする請求項1,2または3に記載
    の温度センサの製法。
  5. 【請求項5】 金属プラグを金属の選択成長法によって
    形成することを特徴とする請求項1,2または3に記載
    の温度センサの製法。
  6. 【請求項6】 金属プラグの熱収縮によって該金属プラ
    グと上記第2の配線との間に間隙を形成するようにした
    ことを特徴とする請求項1,2または3に記載の温度セ
    ンサの製法。
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