JP3178033U

JP3178033U - 直角三角形コマによるリバースボードゲーム

Info

Publication number: JP3178033U
Application number: JP2012003601U
Authority: JP
Inventors: 金司永田
Original assignee: 金司永田
Priority date: 2012-06-15
Filing date: 2012-06-15
Publication date: 2012-08-30
Anticipated expiration: 2022-06-15

Abstract

【課題】本考案は縦、横方向に相手のコマを「はさむ」一手と同時に、斜め方向も加えた「囲む」一手によっても相手のコマを裏返すことが可能なコマと盤面の形状を持ったリバースボードゲームを提供する。
【解決手段】二等辺直角三角形のコマ、およびコマと同形同サイズの７２の二等辺直角三角形で仕切られた盤面を用いることにより、相手のコマに対して縦、横、４５度斜め方向に置きゴマができ、「はさむ」手に加え三角形の「辺を持つ」という特徴を活かした「囲む」手を成立させる。

【選択図】図１

Description

本考案は２名の対戦者が各々色の異なる二等辺直角三角形のコマを持ち、所定のルールに基づき、交互にコマと同形同サイズの多数の二等辺直角三角形で仕切られた盤面を埋めて行き、「はさむ」または「囲む」手を成立させて相手のコマを裏返すことで、最終的にどちらの色のコマが多いかをもって勝負を判定するリバースボードゲームに関する。

従来のリバースボードゲームは、いわゆるリバーシ、オセロ（登録商標）のように対戦者のコマを「はさむ」ことによってのみ裏返し、最終的なコマの数を競うものであった。

コマの形状を正三角形としたリバースボードゲームも考案され、「はさむ」に加え「囲む」要素も加味されたが、コマを置く方向は相手のコマに対し６０度方向に限定されていた。

特開２００６−２１２３６３号

実開Ｈ７−１２１７３号

本考案は従来のリバースボードゲームのように縦、横方向に相手のコマを「はさむ」一手と同時に、４５度方向も加えた「囲む」一手によっても相手のコマを裏返すことが可能なコマと盤面の形状を得るものである。

本考案では二等辺直角三角形のコマ、およびコマと同形同サイズの７２の二等辺直角三角形で仕切られた盤面を用いることにより、相手のコマに対して縦、横、４５度斜め方向に置きゴマができ、「はさむ」または「囲む」が成立するパターンを実現する。

三角形のコマは従来の円形コマにはない「辺」という要素を持つため、「はさむ」に加え「囲む」ことでも一手で相手のコマを裏返せるパターンづくりが可能となった。

コマと盤面の基本形状に二等辺直角三角形を採用したことにより、「はさむ」は縦、横、「囲む」では縦、横に加え４５度斜め方向の置きゴマが可能となった。

二等辺直角三角形の性質から長辺と短辺の差が生じ、「はさむ」または「囲む」手に対し、成立、不成立という複雑なゲーム性をも与えることができた。

図１はコマと盤面の基本パターンである。（実施例１、２）図２は盤面の座標系である。（実施例３）図３は「はさむ」成立不成立パターンである。（実施例４）図４は「囲む」成立パターンである。（実施例５）図５は盤面最外周での「はさむ」「囲む」成立不成立パターンである。（実施例６）

盤面を７２分割する基本パターンは、図１（イ）、（ロ）の２通りとする。

置きゴマの基本パターンである初手は（イ）（ロ）各盤面分割パターンに対して図１の通りとし、いずれかの局面より先手番で勝負を開始する。

盤面の位置を特定するために各対戦者の向きに対し、図２のようにアルファベットと数字を用いた座標系を定める。

「はさむ」手は、図３のように自コマの同じ長さの辺が向き合い、縦横いずれか直線的にかつ平行して相手のコマを偶数個はさんだ場合に成立する。

自コマの異なる長さの辺が向き合い、直線的に相手のコマを奇数個はさむ場合には「はさむ」手は成立しない。

「囲む」手は、図４のように自コマによって１個以上の相手のコマのすべての辺を囲んだ場合に成立する。

盤面の最外周では少ない数のコマでも「はさむ」または「囲む」が成立するパターンを図５に示す。

対戦は常に相手のコマと「はさむ」「囲む」いずれかのパターンが成立するように展開させる。

「はさむ」「囲む」いずれにおいても、自らはさまれたり囲まれたりするように自コマを置く手を可能とし、この場合にはコマは裏返らないものとする。

Claims

正方形を直角二等辺三角形でパターン分割した盤面、及び分割スペースと同形同サイズの直角二等辺三角形の表裏２色のコマを使用し、２人の対戦者がそれぞれ盤面の分割数と同数のコマを互いに色を変えて持つことを特徴とするリバースボードゲーム。
自分のコマにより相手のコマを同じ長さの辺で直線的にかつ平行して偶数個「はさむ」、または１個以上の相手のコマの辺をすべて「囲む」ことによって相手のコマの色を自分のコマの色に裏返すことができ、更にこれを１手で同時に実現することも可能であることを特徴とする請求項１に記載のリバースボードゲーム。
正方形を直角二等辺三角形でパターン分割した盤面の座標をアルファベットと数字２文字の組み合わせで表せることを特徴とする請求項１〜２に記載のリバースボードゲーム。
パーソナルコンピューターもしくは携帯電話等の電子機器上で動作させる際にも請求項１〜３に記載の原理を適用するリバースボードゲーム。