JP3177930B2 - 電源装置 - Google Patents

電源装置

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JP3177930B2
JP3177930B2 JP22729192A JP22729192A JP3177930B2 JP 3177930 B2 JP3177930 B2 JP 3177930B2 JP 22729192 A JP22729192 A JP 22729192A JP 22729192 A JP22729192 A JP 22729192A JP 3177930 B2 JP3177930 B2 JP 3177930B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電源装置に関し、詳しく
は、トランス2次側の総容量(VA)を変えずに、出力
する電圧/電流値の組み合わせを効率よく変えることが
できる、シリーズレギュレータ方式の電源装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図3に、従来のシリーズレギュレータ方
式の電源装置の接続図を示す。1はトランスで、AC1
00Vから出力電圧Vccを作るのに必要な電圧を得るた
めのものである。トランス1の2次側出力はダイオード
ブリッジ2で整流された後コンデンサ3で平滑され、安
定化回路4に入力されている。安定化回路4では、出力
電圧Vccを抵抗5,6で形成される分圧回路で分割した
値と基準電圧源7とが等しくなるように、誤差増幅器8
がトランジスタ9を制御して出力電圧Vccを安定化して
いる。
【0003】このようなシリーズレギュレータ方式を用
いた場合、例えば電源の出力を30V/1Aとすると、
出力範囲は図4(a)のようになる。ところで、アプリ
ケーションを広げるために同じ消費電力で図4(b)の
ような出力範囲を考えた場合、電圧の変更は抵抗5,6
で形成される分圧回路の値を変えれば済むが、電流に関
しては30V/2Aに対応できるトランスを用意しなけ
ればならない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これは図4
(c)の範囲をカバーできる電源を作ることになり無駄
な部分が生じる。また、トランスにおける容量(VA)
の増加は、大きさ,重量及び価格の増加を伴うため、図
4(b)のようなアプリケーションの場合にはデメリッ
トになってしまう。
【0005】この問題は、効率の良いスイッチング方式
の電源を採用すれば解決されるが、スイッチング方式の
電源にはノイズが多いという難点がある。従って、例え
ば低ノイズのパワーアンプを得たい場合には、シリーズ
レギュレータ方式の電源を採用せざるを得ない。他の方
法として、図5(a),(b)に示すようにトランス1
0の2次側に2組の出力系統を用意しておき、切換スイ
ッチ11,12を切り換えてこれら出力系統を直列接続
あるいは並列接続することにより、トランス10の総容
量を変えずに出力電圧/電流の組み合わせを変えること
ができる。図5の場合、切換スイッチ11,12をNC
(常開)側に切り換えることにより直列接続され、NO
(常閉)側に切り換えることにより並列接続される。な
お、(a)ではトランス10の2次側巻線に切換スイッ
チ11,12を接続して交流段階での切り換えを行い、
(b)ではダイオードブリッジ13,14の出力端子に
切換スイッチ11,12を接続して直流段階で切り換え
を行うようにしている。
【0006】ここで、直列接続の場合は問題ないが、並
列接続の場合は電圧のばらつきによって各々が出力する
電流に違いが出てしまう。例えば、18V/1A出力の
2次側巻線を2組並列接続して1.5Aの出力電流を取
ろうとした場合、電流容量に余裕が有るのであまり問題
にはならないが、2Aの出力電流を取りたい場合には2
次側電圧のばらつきによって片方に1A以上の負担がか
かってしまう可能性があり具合が悪い。このように、決
められたトランスから効率よく電圧/電流を取ろうとす
ると、図5のような回路構成では不十分である。
【0007】本発明はこのような問題点を解決するもの
であり、その目的は、トランスの2次側の総容量(V
A)を変えることなく、出力電圧/電流値の組み合わせ
を効率よく変えることができるシリーズレギュレータ方
式の電源装置を実現することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような問
題点を解決するために、複数の2次側出力系統を有する
トランスと、トランスの2次側出力をそれぞれ整流する
複数の整流回路と、各整流回路の出力をそれぞれ平滑す
る複数の平滑回路と、各平滑回路の出力を直列接続され
た1系統または個別に独立した複数系統に切り換えて出
力する複数の切換スイッチと、これら切換スイッチから
1系統または複数系統に出力される電圧を安定化して外
部に出力する安定化回路を具備し、 前記安定化回路は、
前記切換スイッチを介して出力される複数系統の出力電
圧を個別に安定化するための特性のほぼ等しい複数系統
のトランジスタと、出力端子にはこれら各トランジスタ
のゲートが並列に接続され非反転入力端子には基準電圧
源が接続され反転入力端子にはこれらトランジスタを介
して出力される各系統の電圧を分圧する分圧回路の出力
端子が接続される誤差増幅器と、前記切換スイッチの切
り換えに連動して分圧回路の分圧比を切り換える切換ス
イッチとで構成されたことを特徴とする。
【0009】
【作用】トランスの複数系統の出力は、切換スイッチに
より直列接続された1系統または個別に独立した複数系
統に切り換えられて安定化回路に入力され、それぞれ安
定化されて外部に出力される。これにより、安定化回路
はトランスの複数系統の出力を個別に安定化できること
から、トランスの出力容量を変えることなく効率よく出
力範囲を変更できる電源装置が得られる。
【0010】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。図1は本発明の要部の基本回路図であって、図5と
共通する部分には同一符号を付けている。図1におい
て、切換スイッチ11のCOM接点は整流回路13の出
力を平滑する平滑回路15の負側の出力端子に接続さ
れ、NC接点は整流回路14の出力を平滑する平滑回路
16の正側の出力端子に接続され、NO接点は平滑回路
16の負側の出力端子および安定化回路17のグラウン
ドラインGNDに接続されている。切換スイッチ12の
COM接点は安定化回路17の一方の入力端子に接続さ
れ、NC接点は平滑回路15の正側の出力端子および安
定化回路17の他方の入力端子に接続され、NO接点は
平滑回路16の正側の出力端子に接続されている。
【0011】図2は図1の具体例を示す回路図であり、
図1と共通する部分には同一符号を付けている。図2の
安定化回路17において、トランジスタ18のコレクタ
には切換スイッチ12のNC接点および平滑回路15の
正側の出力端子が接続され、トランジスタ19のコレク
タには切換スイッチ12のCOM接点が接続されてい
る。トランジスタ18,19のエミッタは保護用の抵抗
20,21を介して共通に接続され、この電源回路の出
力となっている。出力電圧Vccは、抵抗23を介して切
換スイッチ22のCOM接点と誤差増幅器27の反転入
力端子に接続され、切換スイッチ22のNC接点は抵抗
24を介してグラウンドGNDに接続され、NO接点は
抵抗25を介してグラウンドGNDに接続されている。
そして、基準電圧源26は誤差増幅器27の非反転入力
端子に接続され、誤差増幅器27の出力はトランジスタ
18,19のベースに接続されている。
【0012】このように構成される回路の動作を説明す
る。はじめに、例えばトランス10の2次側出力容量が
18V/1Aで目標電源出力は30V/1Aとする。こ
のとき、切換スイッチ11,12,22のCOM接点は
図2のようにNC側に接続する。この場合、安定化回路
17から見れば、36V/1Aのトランス2次側出力と
なり、出力電圧を抵抗23,24で形成される分圧回路
で分割した値と基準電圧源26の出力電圧が等しくなる
ように誤差増幅器27がトランジスタ18,19を制御
して目標値の30Vが出力される。ここで、トランジス
タ18,19は並列接続であり、抵抗20,21により
各トランジスタ18,19に流れるコレクタ電流はほぼ
等しくなる。つまり、電源の出力として1Aを取った場
合、トランジスタ18,19に流れる電流はそれぞれ約
0.5Aとなる。
【0013】次に、目標電源出力を15V/2Aとする
と、切換スイッチ11,12,22のCOM接点はNO
側に接続する。この場合、安定化回路17から見れば2
組の18V/1Aのトランス2次側出力となり、それぞ
れ別々にトランジスタ18,19のコレクタに接続され
る。出力電圧の変更は、抵抗24,25を切り換えるこ
とにより可能である。この場合も出力電圧を抵抗23,
25で形成される分圧回路で分割した値と基準電圧源2
6の出力電圧が等しくなるように誤差増幅器27がトラ
ンジスタ18,19を制御して目標値の15Vが出力さ
れる。ここで、トランジスタ18,19は、ベース電位
が等しく、エミッタは抵抗20,21を介して共通に接
続されているので、コレクタ電位が多少違っていても各
トランジスタ18,19に流れるコレクタ電流はほぼ等
しくなる。従って、電源の出力として2A取った場合、
トランジスタ18,19に流れる電流はそれぞれ約1A
となる。
【0014】以上のように、トランス10の2組の2次
側出力を切換スイッチ11,12で直列接続された1系
統出力と独立した個別の2系統に切り換えるとともに、
安定化回路17を2入力にすることにより、トランス1
0の総容量(VA)を変えることなく、効率よく図4
(a),(b)の出力範囲を実現することができる。な
お、同様なシリーズレギュレータ方式で、例えば18V
/1Aのトランス2次側出力を4組使ってそれらを切り
換えるとともに4入力の安定化回路を用いることによ
り、安定化回路から見れば、18V/4A,36V/2
A,72V/1Aのトランス2次側出力と同等に扱え
る。従って、トランスの総容量を変えることなく、最終
的な電源の出力として、15V/4A,30V/2A,
60V/1A程度を切り換えることができる。
【0015】また、同様の回路を負電源側でも実現する
ことにより、デュアルトラッキング電源にすることも可
能である。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
シリーズレギュレータ方式の電源において、トランス2
次側の総容量(VA)を変えずに出力する電圧/電流値
の組み合わせを効率よく変えることができ、より広いア
プリケーションへの対応が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の要部の基本回路図である。
【図2】図1の具体例の回路図である。
【図3】従来のシリーズレギュレータ方式の電源装置の
一例の接続図である。
【図4】出力電圧と出力電流の組み合わせの説明図であ
る。
【図5】従来のシリーズレギュレータ方式の電源装置の
他の例の接続図である。
【符号の説明】
10 トランス 11,12 切換スイッチ 13,14 整流回路 15,16 平滑回路 17 安定化回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の2次側出力系統を有するトランス
    と、 トランスの2次側出力をそれぞれ整流する複数の整流回
    路と、 各整流回路の出力をそれぞれ平滑する複数の平滑回路
    と、 各平滑回路の出力を直列接続された1系統または個別に
    独立した複数系統に切り換えて出力する複数の切換スイ
    ッチと、 これら切換スイッチから1系統または複数系統に出力さ
    れる電圧を安定化して外部に出力する安定化回路を具備
    し、 前記安定化回路は、前記切換スイッチを介して出力され
    る複数系統の出力電圧を個別に安定化するための特性の
    ほぼ等しい複数系統のトランジスタと、出力端子にはこ
    れら各トランジスタのゲートが並列に接続され非反転入
    力端子には基準電圧源が接続され反転入力端子にはこれ
    らトランジスタを介して出力される各系統の電圧を分圧
    する分圧回路の出力端子が接続される誤差増幅器と、前
    記切換スイッチの切り換えに連動して分圧回路の分圧比
    を切り換える切換スイッチとで構成された ことを特徴と
    する電源装置。
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