JP3177599U - 円形部材の端部研削加工装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】機体を簡素な構成とし、工作物の加工の安定化を図り、加工屑を回収するように構成にした円形部材の端部研削加工装置を提供する。
【解決手段】機体2に回転自在に設けられる工作物取付装置4と、これに対向して工具を取り付け回転自在な工具取付装置3を設ける。機体2に工作物取付装置4の回転軸と平行に移動可能な第1送り台17と、この第1送り台17の移動方向を横切る上下方向に第2送り台23を設ける。第2送り台23には工作物取付装置4を押圧し第2送り台23と相対移動を可能にするバネ29を設ける。機体2には工作物の加工で生じる加工屑を集塵する集塵装置5を内臓している。
【選択図】図1
【解決手段】機体2に回転自在に設けられる工作物取付装置4と、これに対向して工具を取り付け回転自在な工具取付装置3を設ける。機体2に工作物取付装置4の回転軸と平行に移動可能な第1送り台17と、この第1送り台17の移動方向を横切る上下方向に第2送り台23を設ける。第2送り台23には工作物取付装置4を押圧し第2送り台23と相対移動を可能にするバネ29を設ける。機体2には工作物の加工で生じる加工屑を集塵する集塵装置5を内臓している。
【選択図】図1
Description
本考案は、円形部材の主に端部を研削加工する円形部材の端部研削加工装置に関する。更に詳しくは、主として高硬度な工具の端部面取り等の研削加工を簡素な構成で施すための円形部材の端部研削加工装置に関する。
従来から回転駆動されている工具に対し、相対的に工作物を回転させ移動しながら端部の面取りを施す加工は行われている。例えば、橋梁等の溶接板のボルト結合に際して使用されるドリフトピンの端部のバリ取りに適用された例がある(例えば、特許文献1参照)。又、柱状工作物にカップ形砥石を用いて比較的広い面積の面取り加工を施す例も知られている(例えば、特許文献2参照)。更に、バネや倣い装置を介して工具と工作物を相対動作させ加工を行う例も公知である(例えば、特許文献3,4参照)。更に他に、熱間で切断された管端の仕上げバリ取りを行う例で、工具と工作物の相対位置を相互の回転軸方向の角度を変え、傾斜させて加工を行う方法も公知である。
しかしながら、従来から端部の加工において、基本的な加工形態の構成は、複雑な構成、制御のものを含めると、前述のように種々の形態がある。しかし、周辺装置を含めての簡素な形態の加工装置の例は少ない。特に工作物が小形でしかも端部に限られた加工であると、高精度で種々の機能を有し高コストの装置は必要ない。このようなことから前述の例のような端部の加工は、比較的簡素な構成の機械で行う場合が多い。しかしながら簡素であるが故に、このような加工機械には、操作性、剛性や周辺装置等の配慮が欠ける傾向があった。
例えば前述の引例において説明すると、特許文献1の例においては、この装置は簡素な台構成の本体に、ドリフトピン専用の加工装置を設けた形で構成されている。グラインダー受け台とドリフトピン保持部とこれらを相対的に接離させる手段のものを載置し、ハンドルの操作でバリの除去を行うバリ切削装置である。
しかし、構造が簡素に過ぎ、機械剛性に問題があり、加工屑の飛散防止は全く考慮されていないものである。特許文献2に記載されたものは、工具にカップ形砥石を適用した例であり、特許文献3,4に記載されたものは、バネと倣い装置を組み入れた構成の例であるが、いずれの文献に記載されたものも、加工装置として、集塵装置等を設け、加工屑の飛散を防止し回収する構成のものになっていない。又、いずれの従来例も工作物を加工中に安定的に支持する形態の構成ではなく、さらに任意の位置にこの加工装置を再設置する形態の構成にもなっていない。
本考案は、このような従来の問題点を解決するために創案されたものであり、次の目的を達成する。本考案の目的は、機体をフレーム体の簡素な構成とし、加工中に工作物をローラで支持するようにして加工の安定化を図った円形部材の端部研削加工装置の提供にある。又、本考案の他の目的は、加工後の加工屑を回収する集塵装置を機体に備え、飛散防止を図った構成の円形部材の端部研削加工装置の提供にある。更に、本考案の他の目的は、微小に軸方向の形状が変る工作物端部の修正加工を可能とした円形部材の端部研削加工装置の提供にある。更に、本考案の他の目的は、機体の下部にキャスター装置を設け、任意の位置に移動させ固定設置できる構成の円形部材の端部研削加工装置の提供にある。
本考案は、上記目的を達成するために、次の手段で達成される。即ち、
本考案1の円形部材の端部研削加工装置は、機体と、前記機体に回転自在に設けられ、工作物を加工するための工具を取り付ける工具取付装置と、前記機体上に設けられ、前記回転軸線と平行方向に移動可能な第1送り台と、前記第1送り台に設けられ、前記第1送り台の移動方向を横切る方向に移動可能な第2送り台と、前記第2送り台に移動可能に設けられ、前記工具取付装置に対向して回転自在に工作物を取り付ける工作物取付装置と、前記工作物取付装置と前記第2送り台との間に設けられ、前記工作物取付装置を押圧して前記第2送り台との相対移動を可能にするバネ押圧装置と、からなっている。
本考案1の円形部材の端部研削加工装置は、機体と、前記機体に回転自在に設けられ、工作物を加工するための工具を取り付ける工具取付装置と、前記機体上に設けられ、前記回転軸線と平行方向に移動可能な第1送り台と、前記第1送り台に設けられ、前記第1送り台の移動方向を横切る方向に移動可能な第2送り台と、前記第2送り台に移動可能に設けられ、前記工具取付装置に対向して回転自在に工作物を取り付ける工作物取付装置と、前記工作物取付装置と前記第2送り台との間に設けられ、前記工作物取付装置を押圧して前記第2送り台との相対移動を可能にするバネ押圧装置と、からなっている。
本考案2の円形部材の端部研削加工装置は、考案1において、前記機体に工作物の加工で機体外に排出される加工屑を集塵するための集塵装置が設けられていることを特徴とする。
本考案3の円形部材の端部研削加工装置は、考案1において、前記機体の側壁に加工屑の飛散を防止し集塵するための防塵カバーが設けられていることを特徴とする。
本考案3の円形部材の端部研削加工装置は、考案1において、前記機体の側壁に加工屑の飛散を防止し集塵するための防塵カバーが設けられていることを特徴とする。
本考案4の円形部材の端部研削加工装置は、考案1において、前記機体下部に本装置を任意位置に移動し固定を可能とするキャスター装置を設けていることを特徴とする。
本考案5の円形部材の端部研削加工装置は、考案1において、工作物を回転支持するためのローラ装置を前記工作物取付装置に設けていることを特徴とする。
本考案5の円形部材の端部研削加工装置は、考案1において、工作物を回転支持するためのローラ装置を前記工作物取付装置に設けていることを特徴とする。
本考案6の円形部材の端部研削加工装置は、考案1において、前記工作物取付装置に設けられ回転方向位置で厚みの異なるカム部材と、前記第2送り台に設けられ前記カム部材に接触するカムフォロアとからなり、両者を加工中に軸方向に相対的な位置ずれを可能とする構成にしたことを特徴とする。
本考案7の円形部材の端部研削加工装置は、考案1において、前記工作物は超硬工具またはハイスであることを特徴とする。
本考案7の円形部材の端部研削加工装置は、考案1において、前記工作物は超硬工具またはハイスであることを特徴とする。
本考案の円形部材の端部研削加工装置は、機体をフレーム体の構成とし、工作物を加工中であってもローラで回転支持のできる構成にしたので、安定的な端部加工ができるようになった。又、加工後の加工屑を回収する集塵装置を機体に備えたので、加工屑が装置外に飛散せず周囲の環境を保全することとなった。更に、微小な軸方向厚み形状の異なる工作物端部の修正加工も可能となり、又、機体の下部にキャスター装置を設けたので、本装置を一体で任意の位置に移動させ固定設置できるようになった。
以下、本考案の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。図1、図2は、円形部材の端部研削加工装置1(以下「本装置1」という)の全体構成を示し、図1は本装置1の正面図、図2は本装置1の側面図である。図1、図2の構成は、本装置1を床面に固定設置した状態を示している。本装置1のベースをなす機体2は、フレーム構造となっていて、この上部に研削加工を施すための工具系の装置、即ち主として研削工具とこの研削工具を回転駆動させる装置からなる工具取付装置3が設けられている。
又この工具取付装置3に対向して工作物系の装置、即ち工作物を回転可能に取り付け、工具取付装置3に対し相対移動可能な工作物取付装置4が設けられている。本実施の形態においては、工具はダイヤモンド又はCBN(立方晶窒化ホウ素)工具とし、工作物は金属切削、塑性加工等に使用される超硬工具、ハイス工具として説明する。更に、機体2には、加工後に発生する研削屑を集塵するための集塵関係装置5が備えられている。更に、機体2の最下部には、本装置1を任意の位置に移動し固定するキャスター装置6が取り付けられている。図3は工作物を研削工具で加工する構成をスケルトン図で示す説明図であり、図4は研削加工中の工作物の支持構成を部分的に示した説明図である。
次に、本装置1の構成を図にもとづき詳述する。機体2上に設けられた工具軸ヘッド7には図示していないが、工具軸8が軸受けを介して回転自在に支持されている。工具軸ヘッド7の後部には、工具軸プーリ9が取り付けられている。この工具軸プーリ9にはVベルト10が巻きかけられていて、工具軸ヘッド7に併設されたモータ11に結合しているモータプーリ12を介してこの工具軸8は回転駆動される。一方、工具軸ヘッド7の前部には、研削工具であるダイヤモンド又はCBN砥石車13が取り付けられている。
この工具軸ヘッド7の機体2下部は、ボックス状の空間部を構成し、主として集塵ホース14と集塵機15からなる集塵装置5一式が格納されるようになっている。このように工具軸ヘッド7側は、工具軸8、ダイヤモンド又はCBN砥石車13、駆動モータ11と集塵装置5が組み込まれた構成になっている。これに対し、前述したようにこの工具軸ヘッド7の工具軸線に平行に対向して工作物取付装置4が設けられている。この工作物取付装置4は、次に説明する送り系の装置により工具系へ相対移動する構成になっている。
即ち、機体2上には、工具軸線と平行に配置された2本の水平リニアレール16が固定して設けられている。この水平リニアレール16上に、進退自在に第1送り台17が搭載されている。この第1送り台17の下部には、リニアスライダー18が取り付けられていて、このリニアスライダー18が水平リニアレール16に跨って配置され、水平リニアレール16上を進退するようになっている。従って、第1送り台17は、このリニアスライダー18を介して水平リニアレール16に沿って、工具軸線方向に案内されるようになっている。この送りはリニアレール、リニアスライダーを介しているのでスムースで正確である。
この送りは、機体2上の端部に設けられたハンドル19の回転駆動により、送り軸20を介して工具軸線方向に行われる。第1送り台17には、この第1送り台17の送り方向に対し直交方向に、即ち、上下方向に2本の垂直リニアレール21を有しており、前述の説明と同様に、この垂直リニアレール21に沿って第2送り台23がリニアスライダー22を介して進退自在に移動するようになっている。この第2送り台23は、第1送り台17に設けられたハンドル24の回転駆動により、送り軸25を介して上下方向に移動が可能である。
この第2送り台23の上面部には、工作物を把持固定する固定台26が移動自在に設けられている。この固定台26は、第2送り台23に設けられた水平リニアレール27に沿って、工具軸8と平行方向に第2送り台23と相対的な進退移動が可能である。この移動の案内は固定台26に設けられたリニアスライダー28を介して行われる。水平リニアレール27の配置方向と水平リニアレール16の配置方向は同じであり、平行であるので、固定台26の移動方向と第1送り台17の移動方向と同じ方向である。固定台26と第2送り台23との間にはバネ29が介在し、両者の相対移動を可能にしている。
即ち、ハンドル19を介して、第1送り台17を工具軸8と平行に移動させるときは、第2送り台23も共に移動することになるが、固定台26はバネ29を介して第2送り台23に対しバネ29の撓み分相対移動することになる。このバネ29を配することにより、面取りを定負荷加工状態の加工にし、過負荷になることなくダイヤモンド又はCBN砥石車13のダメージが少なくなる。結果的に、砥石寿命を長くさせ、面取り量も一定になり面取り加工を安定維持させることになる。
固定台26には工作物を把持するチャック30が回転自在に設けられていて、このチャック30はベアリング31を介して回転支持軸32に固定されている。このチャック30は工作物を取り付けると同時にハンドル33により回転支持軸32を介して回転される。チャック30は、複数の爪30aで工作物をスクロール構造で把持する公知の構造のものである。又、固定台26には、工作物を支持するためのローラ支持体34が設けられていて、このローラ支持体34の端部に回転自在なローラ35が設けられている。
図4に示すように、このローラ35はチャック30の下部位置に2個配置され、回転しながら工作物を支持して、研削加工時の工作物の姿勢を安定的に維持するようにしている。本実施の形態においてのローラ支持体34は、ローラ35を上下方向に位置調整ができる構成にしている。即ち、ローラ35は支持プレート36に取付けられ、この支持プレート36がローラ支持体34上を長溝37に沿って位置をずらし、位置調整後ボルト38でローラ支持体34に固定できるようになっている。
このローラ35を設けることにより、工作物の把持力を軽減できることになる。このことは、工作物の上部に研削圧が加わった場合に、下部のローラ35で工作物を支持することになり、工作物の真円度の維持や面取り量の均一化に効果をもたらす。一方、研削加工により生じた粉末状の研削屑は、加工直後に外部に飛散しないようにしている。即ち、工具台ヘッド7側壁には、ダイヤモンド又はCBN砥石車13を覆う形で防塵カバー39が取り付けられている。又、工具台ヘッド7の下部の機体2内には、集塵ホース14と集塵機15が収納されている。集塵機15には集塵のための集塵ホース14が直結していて、その端部は工具台ヘッド7の側壁に取り付けられ、そのホース穴部は外部に開放されている。集塵機15は、メンテナンスのため機体外への出し入れが可能である。
工具台ヘッド7に取り付けられた防塵カバー39は、この集塵ホース14の端部を含めてダイヤモンド又はCBN砥石車13、工作物も覆う形状になっている。また、この防塵カバー39は、内部の状況が観察できるように透明のプラスチックカバーとしている。又、第1送り台17と第2送り台23の可動部分の構成体には、安全のため両者を覆う形でカバー40が第1送り台17に設けられている。
更に、機体2の下部には、4つのキャスター装置6が設けられ、本装置1を任意位置に移動できるようにしている。位置が定まると、キャスター6aに隣接して設けられた固定装置6bにより、機体2を持ち上げキャスター6aを浮き上げるようにして、本装置1が移動しないように床面に設置する。更に、詳細は図示していないが、本装置1を操作するための制御装置が機体2上に一体的に設けられている。
本装置1は基本的にこのような構成になっていて、その機能はチャックに取り付けられた工作物をダイヤモンド又はCBN砥石車13で対向させ、第1送り台17及び第2送り台23をチャック30とからめ、ハンドルの回転操作で面取りを主とする工作物端部の加工を施すものである。ダイヤモンド又はCBN砥石車13の形状は、工作物の面取り形状に合わせたものを使用する。
図5、図6は、他の実施の形態を示すもので、工作物の端部加工の変形例で、工作物の円錐面の研削加工を可能とするものである。この例は工作物が超硬工具、ハイス工具等の硬質の工作物の修正加工に適用できるもので、使用後に磨耗等で変形した工具等を、研削加工で再修正し再使用する場合に効果的である。この例の場合は、円錐状の工具の端面にダイヤモンド砥石等を押し当てて研削するものであるが、工作物形状が工具軸方向に微小な厚みの形状変化、即ち位置ずれのある形状の場合(工具の場合であると刃部と逃げ部のある構成)に適用できる構成である。
即ち、ハンドル33による回転操作で、工作物に回転位置に応じて工具軸との間で微小な位置ずれを生じさせながら、相対移動による加工を可能にするものである。この装置は、第2送り台23にブラケット44に保持されたカムフォロア42を設け、チャック30側に円盤状のカム板43を設けている構成のものである。このカム板43は、円周に沿って軸方向に微小に厚さの異なる形状となっていて、軸方向の面はカム面43aとなっている。カムフォロア42は、このカム面43aに当接している。
カム板43はチャック30とともにバネ29で押圧されている構成なので、その付勢力に抗し微小寸法後退することが可能である。ハンドル33でチャック30を回転させ工作物を加工するに際しては、カム板43がカムフォロア42に接触しながら工具軸方向に相対移動することになる。結果的に第2送り台23を定位置に留めた後の加工であるが、工作物はダイヤモンド又はCBN砥石車13に対し、回転に伴い工具軸方向にカム板43の厚さの差分だけ位置がずれることになる。
このことにより工作物は研削工具に対し、回転しながら工具軸線方向に回転位置に応じて相対的に微小移動し、工作物に回転位置に応じた位置ずれ加工を施すことができる。その修正加工をさらに具体的に説明すると、例えば、工作物として1刃の面取りカッターの端面を、カム板のカム面の予め決めておいたマーキング位置に合わせ、チャックに固定する。
この状態は面取りカッターの切り込み位置が最も工具側に突き出た位置で設定しているので、この位置を工具の当たり面に移動させ合わせる。この状態で前述した面取り加工を施す。ハンドルを回転させながら、工具と面取りカッターの接触音を確認しながら修正加工する。ハンドルの回転に伴い、面取りカッターは微小寸法後退しながら逃げ面の修正加工が施される。
接触音等が加工中に消えるようになれば、修正加工が終了したことになる。又、カム板43を交換することにより、異なる刃の面取りカッターの修正加工が可能である。この例は工作物にねじれや逃げのある工具等の修正研削のような端部加工に有効である。又、ブラケット44には、固定台26側に突き出す調整ねじ45を設けているので、通常の面取り加工のみの場合には、ブラケット44の調整ねじ45を固定台26側に突き当てバネ力に抗して押圧し、カムフォロア42をカム板43から離間させる。これにより、カムフォロア42はカム板43に常時接触しない状態になるので、チャック30を回転させても軸方向に移動のない通常回転にすることができる。
以上、本装置の実施の形態を説明したが、本考案はこの形態に限定されないことはいうまでもない。工作物は超硬工具、ハイス工具を例に説明したが、その対象には限定されない。又、工作物は、円形部材として円筒体、円柱体、円錐体等いずれの形状のものであってもよい。
1…円形部材の端部研削加工装置
2…機体
3…工具取付装置
4…工作物取付装置
5…集塵装置
6…キャスター装置
7…工具軸ヘッド
8…工具軸
13…ダイヤモンド又はCBN砥石車
15…集塵機
17…第1送り台
23…第2送り台
29…バネ
30…チャック
2…機体
3…工具取付装置
4…工作物取付装置
5…集塵装置
6…キャスター装置
7…工具軸ヘッド
8…工具軸
13…ダイヤモンド又はCBN砥石車
15…集塵機
17…第1送り台
23…第2送り台
29…バネ
30…チャック
Claims (7)
- 機体(2)と、
前記機体(2)に回転自在に設けられ、工作物を加工するために回転駆動される工具を取り付ける工具取付装置(3)と、
前記機体(2)上に設けられ、前記回転軸線と平行方向に移動可能な第1送り台(17)と、
前記第1送り台(17)に設けられ、前記第1送り台(17)の移動方向を直交する方向に移動可能な第2送り台(23)と、
前記第2送り台(23)上で、前記第1送り台(17)の移動方向と同一方向に移動可能に設けられ、かつ前記工具取付装置(3)に対向して回転駆動可能に工作物を取り付ける工作物取付装置(4)と、
前記工作物取付装置(4)と前記第2送り台(23)との間に設けられ、前記工作物取付装置(4)を押圧して前記第2送り台(23)との相対移動を可能にするバネ押圧装置(29)と
からなる円形部材の端部研削加工装置。 - 請求項1に記載の円形部材の端部研削加工装置において、
前記機体(2)の下部で、前記工具取付装置(3)、前記第1送り台(17)、前記第2送り台(23)、及び前記工作物取付装置(4)の下方には、工作物の加工で機体外に排出される加工屑を集塵するための集塵装置(5)が配置されていることを特徴とする円形部材の端部研削加工装置。 - 請求項2に記載の円形部材の端部研削加工装置において、
前記機体(2)の側壁に加工屑の飛散を防止し集塵するための防塵カバー(39)が設けられていることを特徴とする円形部材の端部研削加工装置。 - 請求項3に記載の円形部材の端部研削加工装置において、
前記機体(2)下部に本装置を任意位置に移動し固定を可能とするキャスター装置(6)を設けていることを特徴とする円形部材の端部研削加工装置。 - 請求項1に記載の円形部材の端部研削加工装置において、
工作物を回転支持するためのローラ装置(34、35)を前記工作物取付装置(4)に設けていることを特徴とする円形部材の端部研削加工装置。 - 請求項1に記載の円形部材の端部研削加工装置において、
前記工作物取付装置(4)に設けられ回転方向位置で厚みの異なるカム部材(43)と、前記第2送り台(23)に設けられ前記カム部材に接触するカムフォロア(42)とからなり、両者を加工中に軸方向に相対的な位置ずれを可能とする構成にしたことを特徴とする円形部材の端部研削加工装置。 - 請求項1に記載の円形部材の端部研削加工装置において、
前記工作物は超硬工具またはハイスであることを特徴とする円形部材の端部研削加工装置。
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