JP3177586U - レンズ駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】レンズの径を小さくすることなく小型化することができるレンズ駆動装置を提供する。
【解決手段】レンズ駆動装置100では、コイル2を含む駆動部20と、レンズ体を保持可能なレンズホルダ1と、を少なくとも備え、駆動部20によりレンズホルダ1を移動可能なレンズ駆動装置において、レンズホルダ1は筒状に形成され、レンズホルダ1の外表面にはコイル2が巻回され、内表面にはレンズ体を保持するネジ切り部を有し、コイル2とネジ切り部とはレンズホルダ1の中心軸方向に沿って異なる位置に設けられている構成とすることで、ネジ切り部の内径寸法に関係なく、コイル2の内径寸法を変えることを可能とした。
【選択図】図2

Description

本考案は、レンズ駆動装置に関し、特に、レンズの径を小さくすることなく小型化することができるレンズ駆動装置に関するものである。
昨今、携帯電話のような携帯機器に組み込まれているカメラのピントを合わせるためのレンズ駆動装置は、携帯機器の小型化や多品種の電子部品を基板にマウントするために、従来よりも小型のレンズ駆動装置が求められている。
しかし、レンズ駆動装置を小型化するに当たって、レンズの径も小さくすると光学的な機能が悪くなることから、レンズの径は従来と変わらず小型のレンズ駆動装置が求められている。
従来のレンズ駆動装置としては、下記の特許文献1に記載のレンズ駆動装置が知られている。
以下、図4を用いて、特許文献1に記載のレンズ駆動装置VCについて説明する。図4は、特許文献1におけるレンズ駆動装置VCの構成を示す図である。
特許文献1に記載のレンズ駆動装置VCは、図示しないレンズ体を保持し移動可能なレンズホルダLHと、金属線材を巻回して形成されたコイルCOと、金属板からなり筒状に形成されたヨークYOと、磁石MGを有している。レンズホルダLHは略円筒形状に形成され、レンズホルダLHの内表面にはレンズ体を保持する為のネジ切り部SCが形成されている。また、ネジ切り部SCが形成された位置の裏側となるレンズホルダLHの外表面の位置には、コイルCOが巻回されている。
レンズホルダLHの外側には、レンズホルダLHの外周を覆うようにヨークYOが配置されている。ヨークYOは内ヨークIYと外ヨークOYを有しており、外ヨークOYはヨークYOの外周面を形成し、内ヨークIYはヨークYOの内周面を形成し、外ヨークOYと内ヨークIYとは離間して配置されるとともに、天面UFによって連結されている。
内ヨークIYは、レンズホルダLHとコイルCOとの間に形成された隙間に、レンズホルダLHおよびコイルCOとは離間した状態で配置され、コイルCOと外ヨークOYとの間には磁石MGが配置されている。このとき、磁石MGは外ヨークOYに接触するとともに、コイルCOから離間している。このように配置されたヨークYO、コイルCOおよび磁石MGにより駆動部MTが形成される。
特開2011−090078号公報
特許文献1に記載のレンズ駆動装置VCは、コイルCOに電流を流すことで電磁力が発生し、電流の向きを変えることで、レンズホルダLHを図4に示すZ1−Z2方向のどちらの方向にも移動させることができる。
しかしながら、レンズ駆動装置LHは、ネジ切り部SCが形成された位置の裏側となるレンズホルダLHの外表面の位置にコイルCOが巻回されているため、コイルの径を小型化すると、取り付けられるレンズ体の径も小さくしなければならない。
本考案は、上述した課題を解決して、レンズの径を小さくすることなく小型化することができるレンズ駆動装置を提供するものである。
請求項1に記載のレンズ駆動装置は、コイルを含む駆動部と、レンズ体を保持可能なレンズホルダと、を少なくとも備え、前記駆動部により前記レンズホルダを移動可能なレンズ駆動装置において、前記レンズホルダは筒状に形成され、前記レンズホルダの外表面には前記コイルが巻回され、内表面には前記レンズ体を保持するネジ切り部を有し、前記コイルと前記ネジ切り部とは前記レンズホルダの中心軸方向に沿って異なる位置に設けられている、という特徴を有する。
請求項2に記載のレンズ駆動装置は、前記レンズホルダの外表面には、前記レンズホルダの外周方向に沿って溝状にコイル配置部が形成され、前記コイルは前記コイル配置部に巻回されている、という特徴を有する。
請求項3に記載のレンズ駆動装置は、前記ネジ切り部にあるネジ山の谷底部から前記レンズホルダの外表面までの厚さ寸法と、前記コイル配置部の底面から前記レンズホルダの内表面までの厚さ寸法とは略同じ寸法に形成されている、という特徴を有する。
請求項4に記載のレンズ駆動装置は、前記コイル配置部に対応する前記レンズホルダの内径寸法は、前記ネジ切り部にあるネジ山の山頂部の内径寸法以下である、という特徴を有する。
請求項5に記載のレンズ駆動装置は、前記レンズ体は前記レンズホルダの中心軸方向の一方側から露出し、前記ネジ切り部は前記レンズホルダの中心軸方向の一方側の内表面に形成され、前記コイル配置部は前記レンズホルダの中心軸方向の他方側の外表面に形成されている、という特徴を有する。
請求項1の考案によれば、コイルとネジ切り部とを、レンズホルダの中心軸方向に沿って異なる位置に設けたことで、筒状に形成されたコイルの径寸法を小さくしても、ネジ切り部の径寸法には影響しない。したがって、レンズ体の径寸法を小さくすることなく、レンズホルダ内にレンズ体を保持可能な範囲でレンズ駆動装置を小型化することができるという効果を奏する。
請求項2の考案によれば、溝状に形成されたコイル配置部内にコイルを巻回することで、レンズホルダの外周面に巻きつけた場合に比べてコイルの径寸法を更に小さくすることができ、レンズ駆動装置をさらに小型に形成することができるという効果を奏する。
請求項3の考案によれば、ネジ切り部のネジ山の谷底部からレンズホルダの外表面までの厚さ寸法と、コイル配置部の底面からレンズホルダの内表面までの厚さ寸法とを、強度に問題ない範囲で略同じ寸法に形成することができ、従来よりも薄型化することで、レンズ駆動装置をより小型化することが可能となるという効果を奏する。
請求項4の考案によれば、レンズ体を保持可能な範囲でコイル配置部に対応する部分のレンズホルダの内径寸法をネジ切り部の内径寸法よりも小さくすることで、コイルの径寸法をより小さくすることが可能となり、レンズ駆動装置をより小型化することが可能となるという効果を奏する。
請求項5の考案によれば、レンズ体が露出しているレンズホルダの中心軸方向の一方側にネジ切り部を設けることで、レンズホルダの中心軸方向の他方側においてレンズ体に対応しない箇所の内径寸法を光学的に問題のない範囲で小さくすることが可能になるとともに、コイルの径寸法を小さくすることでレンズ駆動装置をより小型化することが可能となるという効果を奏する。
以上より、本考案によれば、レンズの径を小さくすることなく小型化できるレンズ駆動装置を提供することができる。
本実施形態におけるレンズ駆動装置100の外観を示す図である。 本実施形態におけるレンズ駆動装置100の断面を示す図である。 本実施形態におけるレンズホルダ1の断面を示す図である。 特許文献1におけるレンズ駆動装置VCの構成を示す図である。
[第1実施形態]
以下に第1実施形態におけるレンズ駆動装置100について説明する。
まず始めに本実施形態におけるレンズ駆動装置100の構成について図1ないし図3を用いて説明する。図1はレンズ駆動装置100の外観を示す図である。図2はレンズ駆動装置100の断面を示す図であり、図2(a)は図1に記載の断面1A−1Aを示す断面図であり、図2(b)は図1に記載の断面1B−1Bを示す断面図である。なお、断面1A−1Aは、図1のZ1方向から平面視した際に、レンズ駆動装置100の対角線を通る断面である。また、断面1B−1Bは、図1のZ1方向から平面視した際に、対向する2辺のそれぞれの中点を通る断面である。図3はレンズホルダ1の断面を示す図であり、図3(a)は図1に記載の断面1A−1Aで切断したレンズホルダ1の断面を示す断面図であり、図3(b)は図1に記載の断面1B−1Bで切断したレンズホルダ1の断面を示す断面図である。
レンズ駆動装置100は、図1および図2に示すように、図示しないレンズ体を保持可能なレンズホルダ1と、レンズホルダ1を移動させる駆動部20と、駆動部20に給電するとともに上部に他部品を配置可能なロアケース5と、ロアケース5上に配置された他部品を保持するトップカバー6と、レンズホルダ1とロアケース5とを連結する下板ばね7と、レンズホルダ1と駆動部20とを連結する上板ばね8と、を備えている。駆動部20は、線材2aからなるコイル2と、レンズ駆動装置100の外装の一部をなすヨーク3と、磁力を有する磁石4と、を備えている。
レンズホルダ1は、図3(a)および図3(b)に示すように、合成樹脂材からなり筒状に形成されている。レンズホルダ1の外表面には、レンズホルダ1の外周方向に沿って周回した溝状にコイル配置部1aが形成されるとともに、コイル配置部1aに直交してコイル配置部1aよりも深い溝状に縦溝部1eが形成されている。縦溝部1eは、外周方向に等間隔に4箇所設けられている。レンズホルダ1の内表面にはレンズ体を保持するネジ切り部1bを有している。コイル配置部1aとネジ切り部1bとはレンズホルダ1の中心軸方向に沿って異なる位置に設けられており、本実施形態においては、ネジ切り部1bはレンズホルダ1の中心軸方向の一方側(Z1方向側)の内表面に形成され、コイル配置部1aはレンズホルダ1の中心軸方向の他方側(Z2方向側)の外表面に形成されている。
また、ネジ切り部1bにあるネジ山の谷底部1cからレンズホルダ1の外表面までの厚さ寸法t1と、コイル配置部1aの底面からレンズホルダ1の内表面までの厚さ寸法t2とは略同じ寸法に形成されており、コイル配置部1aに対応する箇所のレンズホルダ1の内径寸法l1は、ネジ切り部1bにあるネジ山の山頂部1dの内径寸法l2以下である。
コイル2は、図2に示すように、導線である金属線材からなり、筒状に金属線材を巻回して形成されている。なお、金属線材を巻回する方向は、筒状に形成されたコイル2の中心軸の周囲を周回する方向である。また、金属線材は、表面が非導電性の皮膜で覆われている導線である。皮膜で覆われた導線であるので、巻回したときに、隣り合う金属線材同士が電気的に導通しないようになっている。
ヨーク3は、図1および図2に示すように、金属板からなり、筒状に形成されている。ヨーク3は、中央部に開口を有した天面3aと、天面3aの外周端に連続して設けられ外周面を形成する外ヨーク3bと、外ヨーク3bに対向して天面3aの内周端に連続して設けられ、外ヨーク3bに離間して形成された内ヨーク3cとを有する。なお、内ヨーク3cは等間隔に4分割して形成されており、その幅寸法はレンズホルダ1の縦溝部1eの幅寸法よりも小さい。
磁石4は、図2に示すように、長方形の板状に形成されており、一方の面にS極が着磁され、他方の面にN極が着磁されている。
ロアケース5は、図1および図2に示すように、合成樹脂材からなり、矩形の板状に形成されている。平面視したロアケース5の中央には円形の開口が形成されている。また、ロアケース5には、コイル2に接続し、給電する2本の給電端子(図示せず)が埋設されている。
トップカバー6は、図1および図2に示すように、合成樹脂材からなり、中央に円形の開口を有する矩形の天板6aと、天板6aの四隅から下方に向けて延びる4つの脚部6bとを有している。
下板ばね7は、図2に示すように、金属板からなる。下板ばね7は同一形状の2つの部品である第1下板ばね7aと第2下板ばね7bとからなり、中央に円形の開口が形成されるように、第1下板ばね7aと第2下板ばね7bとを線対称に隣り合わせて配置し、環状となるように形成されている。また、第1下板ばね7aと第2下板ばね7bとは電気的な導通はない。また、第1下板ばね7aと第2下板ばね7bとには、開口を形成する箇所の形状に沿うようにそれぞれ弾性を有するばね部7cが形成されている。
上板ばね8は、図2に示すように、金属板からなる。上板ばね8は同一形状の2つの部品である第1上板ばね8aと第2上板ばね8bとからなり、中央に円形の開口が形成されるように、第1上板ばね8aと第2上板ばね8bとを線対称に隣り合わせて配置し、環状となるように形成されている。また、第1上板ばね8aと第2上板ばね8bとには、開口を形成する箇所の形状に沿うようにそれぞれ弾性を有するばね部8cが形成されている。
次にレンズ駆動装置100の構造について図2を用いて説明する。
コイル2は、図2に示すように、レンズホルダ1の外表面に溝状に形成されたコイル配置部1aに沿って、縦溝部1eに架橋する様に巻回されている。したがって、コイル配置部1aに沿って巻回されたコイル2の内周には、縦溝部1eにより、一部、隙間が設けられている。
下板ばね7は、ロアケース5のうえに重ねて配設される。このとき、第1下板ばね7aは一方の給電端子と電気的に導通し、第2下板ばね7bは他方の給電端子と電気的に導通している。
コイル2が巻回されたレンズホルダ1は、下板ばね7の上に重ねて配置され、第1下板ばね7aおよび第2下板ばね7bがそれぞれ有するばね部7cに連結される。また、コイル2の一端は第1下板ばね7aと電気的に導通し、コイル2の他端は第2下板ばね7bと電気的に導通している。これにより、下板ばね7を介して、給電端子(図示せず)からコイル2への給電が可能となる。
磁石4は、ヨーク3の外ヨーク3bと内ヨーク3cとの間に、外ヨーク3bに接触し、内ヨーク3cとは離間した状態で配設されている。
磁石4が配設されたヨーク3は、レンズホルダ1の周囲を覆うように、ロアケース5のうえに重ねて配設される。このとき、内ヨーク3cはレンズホルダ1の縦溝部1eに沿ってコイル2の内側に形成された隙間へ、コイル2から離間した状態で挿入される。これにより、レンズ駆動装置100の外側方向から外ヨーク3b、磁石4、コイル2、内ヨーク3cの順番に、同じ高さに配設されることで、駆動部20が形成される。
上板ばね8は、第1上板ばね8aと第2上板ばね8bとでレンズホルダ1を挟むように、ヨーク3の上に重ねて配設される。このとき、第1上板ばね8aと第2上板ばね8bとがそれぞれ有するばね部8cはレンズホルダ1と連結されている。また、上板ばね8の上に重ねてトップカバー6を配設することで、上板ばね8はヨーク3とトップカバー6との間に狭持される。
このようにして形成されるレンズ駆動装置100は、レンズホルダ1が、下板ばね7のばね部7cおよび上板ばね8のばね部8cとが弾性により可動可能な範囲で上下方向に移動可能である。
次にレンズ駆動装置100の動作について説明する。
駆動部20では、磁石4の磁極面に発生した磁束がコイル2を通過して内ヨーク3cに向かうように形成される。この状態でコイル2に通電すると、駆動部20に光軸方向(Z1−Z2方向)の電磁力が発生する。また、コイル2を流れる電流の向きを変えることで電磁力の向きを変えることができる。このように、コイル2に電流を流すことで駆動部20に発生する電磁力により、レンズ駆動装置100は、図示しないレンズ体をレンズホルダ1と一体にして、Z1方向またはZ2方向のどちらの方向にでも移動させることが可能となる。
以下、本実施形態としたことによる効果について説明する。
本実施形態のレンズ駆動装置100では、コイル2を含む駆動部20と、レンズ体を保持可能なレンズホルダ1と、を少なくとも備え、駆動部20によりレンズホルダ1を移動可能なレンズ駆動装置において、レンズホルダ1は筒状に形成され、レンズホルダ1の外表面にはコイル2が巻回され、内表面にはレンズ体を保持するネジ切り部1bを有し、コイル2とネジ切り部1bとはレンズホルダ1の中心軸方向に沿って異なる位置に設けられている構成とした。
これにより、コイル2とネジ切り部1bとを、レンズホルダ1の中心軸方向に沿って異なる位置に設けたことで、筒状に形成されたコイル2の径寸法を小さくしても、ネジ切り部1bの径寸法には影響しない。したがって、レンズ体の径寸法を小さくすることなく、レンズホルダ1内にレンズ体を保持可能な範囲でレンズ駆動装置100を小型化することができるという効果を奏する。
また、本実施形態のレンズ駆動装置100では、レンズホルダ1の外表面には、レンズホルダ1の外周方向に沿って溝状にコイル配置部1aが形成され、コイル2はコイル配置部1aに巻回されている構成とした。
これにより、溝状に形成されたコイル配置部1a内にコイル2を巻回することで、レンズホルダ1の外表面に巻きつけた場合に比べてコイル2の径寸法を更に小さくすることができ、レンズ駆動装置100をさらに小型に形成することができるという効果を奏する。
また、本実施形態のレンズ駆動装置100では、ネジ切り部1bにあるネジ山の谷底部1cからレンズホルダ1の外表面までの厚さ寸法t1と、コイル配置部1aの底面からレンズホルダ1の内表面までの厚さ寸法t2とは略同じ寸法に形成されている構成とした。
これにより、厚さ寸法t1と、厚さ寸法t2とを、強度に問題ない範囲で略同じ寸法に形成することができ、従来よりも薄型化することで、レンズ駆動装置100をより小型化することが可能となるという効果を奏する。
また、コイル配置部1aに対応するレンズホルダ1の内径寸法l1は、ネジ切り部1bにあるネジ山の山頂部1dの内径寸法l2以下である構成とした。
これにより、レンズ体を保持可能な範囲で、内径寸法l1を内径寸法l2よりも小さくすることで、コイル2の径寸法をより小さくすることが可能となり、レンズ駆動装置100をより小型化することが可能となるという効果を奏する。
また、本実施形態のレンズ駆動装置100では、レンズ体はレンズホルダ1の中心軸方向の一方側から露出し、ネジ切り部1bはレンズホルダ1の中心軸方向の一方側の内表面に形成され、コイル配置部1aはレンズホルダ1の中心軸方向の他方側の外表面に形成されている構成とした。
これにより、レンズ体が露出しているレンズホルダ1の中心軸方向の一方側にネジ切り部1bを設けることで、レンズホルダ1の中心軸方向の他方側においてレンズ体に対応しない箇所の内径寸法を光学的に問題のない範囲で小さくすることが可能になるとともに、コイル2の径寸法を小さくすることでレンズ駆動装置100をより小型化することが可能となるという効果を奏する。
以上のように、本考案の実施形態に係るレンズ駆動装置を具体的に説明したが、本考案は上記の実施形態に限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施することが可能である。例えば次のように変形して実施することができ、これらの実施形態も本考案の技術的範囲に属する。
(1)本実施形態において、レンズ体の径寸法を小さくすることなくレンズ駆動装置100を小型化することができるという効果があるとしたが、レンズ駆動装置100の外形サイズを変えることなくレンズ体の径寸法を大きくすることも可能である。これにより従来のサイズのレンズ体と比較して光学的性能を向上させることができる。
(2)本実施形態において、縦溝部1eは溝状に形成されているとしたが、レンズ体に干渉せず、レンズホルダ1の強度に問題のない範囲で切り欠き形状に形成されていても良い。
(3)本実施形態において、ネジ切り部1bにあるネジ山の谷底部1cからレンズホルダ1の外表面までの厚さ寸法t1と、コイル配置部1aの底面からレンズホルダ1の内表面までの厚さ寸法t2とは略同じ寸法に形成され、コイル配置部1aに対応するレンズホルダ1の内径寸法l1は、ネジ切り部1bにあるネジ山の山頂部1dの内径寸法l2以下である構成としたが、取り付けられるレンズ体の形状次第ではその限りではない。
1 レンズホルダ
1a コイル配置部
1b ネジ切り部
1c 谷底部
1d 山頂部
1e 縦溝部
2 コイル
3 ヨーク
3a 天面
3b 外ヨーク
3c 内ヨーク
4 磁石
5 ロアケース
6 トップカバー
6a 天板
6b 脚部
7 下板ばね
7a 第1下板ばね
7b 第2下板ばね
7c ばね部
8 上板ばね
8a 第1上板ばね
8b 第2上板ばね
8c ばね部
20 駆動部
100 レンズ駆動装置
l1 厚さ寸法
l2 厚さ寸法
l1 内径寸法
l2 内径寸法

Claims (5)

  1. コイルを含む駆動部と、
    レンズ体を保持可能なレンズホルダと、を少なくとも備え、
    前記駆動部により前記レンズホルダを移動可能なレンズ駆動装置において、
    前記レンズホルダは筒状に形成され、前記レンズホルダの外表面には前記コイルが巻回され、内表面には前記レンズ体を保持するネジ切り部を有し、
    前記コイルと前記ネジ切り部とは前記レンズホルダの中心軸方向に沿って異なる位置に設けられていることを特徴とするレンズ駆動装置。
  2. 前記レンズホルダの外表面には、前記レンズホルダの外周方向に沿って溝状にコイル配置部が形成され、
    前記コイルは前記コイル配置部に巻回されていることを特徴とする請求項1に記載のレンズ駆動装置
  3. 前記ネジ切り部にあるネジ山の谷底部から前記レンズホルダの外表面までの厚さ寸法と、前記コイル配置部の底面から前記レンズホルダの内表面までの厚さ寸法とは略同じ寸法に形成されていることを特徴とする請求項2に記載のレンズ駆動装置。
  4. 前記コイル配置部に対応する前記レンズホルダの内径寸法は、前記ネジ切り部にあるネジ山の山頂部の内径寸法以下であることを特徴とする請求項2または請求項3のいずれかに記載のレンズ駆動装置。
  5. 前記レンズ体は前記レンズホルダの中心軸方向の一方側から露出し、
    前記ネジ切り部は前記レンズホルダの中心軸方向の一方側の内表面に形成され、
    前記コイル配置部は前記レンズホルダの中心軸方向の他方側の外表面に形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のレンズ駆動装置。
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