JP3177404U - 油霧濾過装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】内部の濾過空間の配置を改善することにより、油霧の流れ方向を変更でき、ひいては濾過効果を増加できる油霧濾過装置を提供する。
【解決手段】台座21に油集中空間23が成形され、天ケース22の内部には、濾過空間24と、吸引空間25と、が成形されるケース20と、上側に出口が成形され、下側には、ケース20の油集中空間23と連通する入り口が成形されるマスク30と、スポイラー41を有し、スポイラー41は天ケース22のエア吸入口241に設けられる濾過ユニット40と、ケース20の吸引空間25の内部に設けられる羽根車51と、マスク30の収容口の内部に収容されるモータ52と、を有するエア吸込みユニットと、その壁には、内濾過層と、外濾過層と、が成形され、その両端は、一端が封止され、他端がマスクの出口と連接する開口に成形される濾過円筒60と、を含む。
【選択図】図4
【解決手段】台座21に油集中空間23が成形され、天ケース22の内部には、濾過空間24と、吸引空間25と、が成形されるケース20と、上側に出口が成形され、下側には、ケース20の油集中空間23と連通する入り口が成形されるマスク30と、スポイラー41を有し、スポイラー41は天ケース22のエア吸入口241に設けられる濾過ユニット40と、ケース20の吸引空間25の内部に設けられる羽根車51と、マスク30の収容口の内部に収容されるモータ52と、を有するエア吸込みユニットと、その壁には、内濾過層と、外濾過層と、が成形され、その両端は、一端が封止され、他端がマスクの出口と連接する開口に成形される濾過円筒60と、を含む。
【選択図】図4
Description
本考案は、油霧濾過装置に関し、特に、油霧を有効に濾過して集中できる油霧濾過装置に関するものである。
図1に示すのは、特許文献1の台湾特許M369176号の油霧濾過装置の組合済み状態を示す断面図である。このような油霧濾過装置は、工作機械が切削加工を行っているときに、切削による高温によって切削油が蒸発されて発生する大量な油霧を収集するためのものである。油霧濾過装置10は、油霧を吸引して初期に濾過するケース11と、最終的な濾過を行う濾過円筒12と、を有する。
ケース11の内部には、互いに連通する、第1の濾過空間111と、吸引空間112と、第2の濾過空間113と、が成形される。第1の濾過空間111に油霧の入り口114が設けられ、第2の濾過空間113に油霧の出口115が設けられる。吸引空間112には、油霧を吸引するエア吸込み機構13が設けられる。第1の濾過空間111と吸引空間112との間に第1の濾過ユニット14が設けられる。第2の濾過空間113の出口115に第2の濾過ユニット15が設けられる。濾過円筒12は、ケース11の出口115と連通するパイプ121を有する。油霧濾過装置10は、油霧を、エア吸込み機構13により入り口114から油霧濾過装置10の内部に吸い込んで、第1の濾過ユニット14により濾過して、吸引空間112を経由して第2の濾過空間113に進入して、第2の濾過ユニット15により濾過して、パイプ121を経由して濾過円筒12に進入して、濾過円筒12により濾過して外部に排出する。
油霧濾過装置10は、三つの濾過プロセスを有するが、その内部の構成の配置により、下記の問題がある。
(1)第1の濾過ユニット14の入り口114に向いている箇所では、網状板141が斜めに成形され、網状板141の傾斜方向により、油霧が空間の下方に移動して、第1の濾過ユニット14の機能を有効に発揮できず、油霧を濾過して吸着する部分が第1の濾過ユニット14の下側だけであり、これにより、濾過効果が低下し、濾過コストが増加する。
(2)図1に示すように、油霧は、濾過円筒12に進入して最後の濾過を行う前に、第2の濾過ユニット15を経由するが、第2の濾過ユニット15は油霧濾過装置10の最低の箇所に設けられるため、吸引空間112と濾過円筒12のパイプ121との内部の汚油が一定量に累積した後、重力により前記汚油が第2の濾過ユニット15に移動する。これにより、第2の濾過ユニット15の寿命が短縮され、濾過コストが増加する。
(3)第2の濾過ユニット15を頻繁に交換しないと、大量な汚油の累積により、第2の濾過ユニット15が塞がれて、油霧が濾過円筒12に進入して最後の濾過を行うことができず、油霧を濾過する効果が降下する。
本考案の主な目的は、内部の濾過空間の配置を適当に改善することにより、油霧の流れ方向を変更でき、ひいては油霧の濾過効果を増加できる油霧濾過装置を提供することにある。
本考案の油霧濾過装置によると、台座と、天ケースと、が成形され、台座に油集中空間が成形され、天ケースの内部には、濾過空間と、吸引空間と、が成形され、濾過空間と吸引空間との配設方向を軸方向とし、濾過空間の軸方向には、ケースの外部と連通するエア吸入口と、吸引空間と連通するエア吸込み口と、が成形され、吸引空間には、エア吸込み口に対応する組付け口が成形され、吸引空間の底部には、台座の油集中空間と連通する排気口が成形され、濾過空間の底部と油集中空間の底部とには、油排出穴がそれぞれ設けられるケースと、
中空な構成であり、上側に出口が成形され、下側には、ケースの油集中空間と連通する入り口が成形され、ケースの組付け口に応じて、軸方向に沿う収容口が成形されるマスクと、
円弧形を呈し多数の穴を有するスポイラーを有し、スポイラーは天ケースのエア吸入口に設けられ、第1の濾過網と第2の濾過網とは、スポイラーと天ケースのエア吸込み口との間に設けられる濾過ユニットと、
ケースの吸引空間の内部に設けられる羽根車と、マスクの収容口の内部に収容されるモータと、を有し、羽根車は、モータに組み付けられ、モータに駆動され可能であるエア吸込みユニットと、
中空状を呈し、その壁には、内濾過層と、外濾過層と、が成形され、その両端は、一端が封止され、他端がマスクの出口と連接する開口に成形される濾過円筒と、
を含み、
油霧は、ケースのエア吸入口から吸い込まれて、濾過ユニットに濾過されて、吸引空間、油集中空間及びマスクの内部を経由して、濾過円筒の内濾過層と外濾過層とに濾過されて外部に排出されることを特徴とする。
中空な構成であり、上側に出口が成形され、下側には、ケースの油集中空間と連通する入り口が成形され、ケースの組付け口に応じて、軸方向に沿う収容口が成形されるマスクと、
円弧形を呈し多数の穴を有するスポイラーを有し、スポイラーは天ケースのエア吸入口に設けられ、第1の濾過網と第2の濾過網とは、スポイラーと天ケースのエア吸込み口との間に設けられる濾過ユニットと、
ケースの吸引空間の内部に設けられる羽根車と、マスクの収容口の内部に収容されるモータと、を有し、羽根車は、モータに組み付けられ、モータに駆動され可能であるエア吸込みユニットと、
中空状を呈し、その壁には、内濾過層と、外濾過層と、が成形され、その両端は、一端が封止され、他端がマスクの出口と連接する開口に成形される濾過円筒と、
を含み、
油霧は、ケースのエア吸入口から吸い込まれて、濾過ユニットに濾過されて、吸引空間、油集中空間及びマスクの内部を経由して、濾過円筒の内濾過層と外濾過層とに濾過されて外部に排出されることを特徴とする。
本考案の油霧濾過装置によると、天ケースの濾過空間には、濾過ユニットを挿入可能な挿入口が設けられ、挿入口に蓋が設けられることを特徴とする。
本考案の油霧濾過装置によると、濾過ユニットの第1の濾過網と第2の濾過網とは網枠に挿入して固定され、スポイラーは、網枠のケースの吸入口に向いている側に設けられることを特徴とする。
本考案の油霧濾過装置によると、濾過ユニットの第1の濾過網はステンレスを採用し、第2の濾過網は綿繊維を採用することを特徴とする。
本考案の油霧濾過装置によると、濾過円筒の内濾過層は綿繊維を採用し、外濾過層は活性炭素繊維を採用することを特徴とする。
本考案の油霧濾過装置によれば、内部の濾過空間の配置を適当に改善することにより、油霧の流れ方向を変更でき、ひいては濾過効果を増加できるという効果を有する。
以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。
まず、図3及び図4を参照する。本考案の一実施例の油霧濾過装置は、ケース20と、マスク30と、ケース20とマスク30との内部に設けられる濾過ユニット40と、エア吸込みユニット50と、マスク30の外部に設けられる濾過円筒60と、を含む。
まず、図3及び図4を参照する。本考案の一実施例の油霧濾過装置は、ケース20と、マスク30と、ケース20とマスク30との内部に設けられる濾過ユニット40と、エア吸込みユニット50と、マスク30の外部に設けられる濾過円筒60と、を含む。
ケース20は、下端に台座21が成形され、上端に天ケース22が成形され、ケース20の上方から見れば、台座21が天ケース22からずれている。台座21に油集中空間23が成形される。天ケース22の内部には、濾過空間24と、吸引空間25と、が成形される。濾過空間24と吸引空間25との配設方向を軸方向Xとする。濾過空間24の軸方向Xには、ケース20の外部と連通するエア吸入口241と、吸引空間25と連通するエア吸込み口242と、が成形される。吸引空間25には、エア吸込み口241に対応する組付け口251が成形される。吸引空間25の底部には、台座21の油集中空間23と連通する排気口252が成形される。
本実施例では、図2に示すように、天ケース22の濾過空間24の上部には、濾過ユニット40を挿入可能な挿入口244が設けられる。挿入口244に蓋26が設けられる。
マスク30は、中空な構成であり、上側に出口32が成形され、下側には、ケース20の油集中空間23と連通する入り口31が成形され、ケース30の組付け口251に応じて、軸方向Xに沿う収容口33が成形される。
濾過ユニット40は、円弧形を呈し多数の穴を有するスポイラー41を有する。スポイラー41は天ケース22のエア吸入口241に設けられる。第1の濾過網42と第2の濾過網43とは、スポイラー41と天ケース22のエア吸込み口242との間に設けられる。本実施例では、濾過ユニット40は、更に、網枠44を含む。第1の濾過網42と第2の濾過網43とは網枠44に挿入して固定される。スポイラー41は、網枠44のケース20の吸入口241に向いている側に設けられる。濾過ユニット40の第1の濾過網42はステンレスを採用し、第2の濾過網43は綿繊維を採用する。
エア吸込みユニット50は、ケース20の吸引空間25の内部に設けられる羽根車51と、マスク30の収容口33の内部に収容されるモータ52と、を有する。羽根車51は、モータ52に組み付けられ、モータ52に駆動され可能である。本実施例では、羽根車51が多数の羽根を有する。図4に示すように、羽根車51の軸心には、軸方向Xに沿う組付け穴511が設けられる。組付け穴511により、羽根車51の軸心にモータ52の伝動軸521を挿入して連接できる。モータ52は、伝動軸521を介して羽根車51を駆動して回転させ可能である。
濾過円筒60は、図4に示すように、中空状を呈し、その壁には、内濾過層61と、外濾過層62と、が成形され、その両端は、一端が封止され、他端がマスク30の出口32と連接する開口63に成形される。濾過円筒60の内濾過層61は綿繊維を採用し、外濾過層62は活性炭素繊維を採用する。
油霧濾過装置により、油霧は、ケース20のエア吸入口241から吸い込まれて、濾過ユニット40に濾過されて、吸引空間25、油集中空間23及びマスク30の内部を経由して、濾過円筒60の内濾過層61と外濾過層62とに濾過されて大気に排出される。
図2及び図4に示すように、ケース20の濾過空間24の底部と油集中空間23の底部とには、油排出穴243、231がそれぞれ設けられる。油排出穴243、231により、濾過ユニット40に累積された汚油を排出でき、そして油集中空間23の底部にある斜面232に合せて、吸引空間25とマスク30との内壁にある汚油を排出できる。
上記の説明から明らかなように、本考案の油霧濾過装置によれば、油霧は、油霧濾過装置に進入しているときに、立体の円弧状を呈するスポイラー41にガイドされて、濾過ユニット40の濾過網と均一に接触して濾過され可能である。このように、従来のものより、本考案の油霧濾過装置の油霧を濾過する効果が優れる。また、本考案では、濾過円筒60がマスク30の上側に設けられることにより、油霧濾過装置の内部での油霧の流れ方向を変更する。このように、従来の油霧濾過装置が汚油に塞がれて、油霧を濾過する効果が良くないという問題を解決でき、そして全体の構成を簡素化でき、ひいては生産コストを減少できる。
本考案は、油霧濾過装置に適用することができる。
10:油霧濾過装置
11:ケース
12:濾過円筒
13:エア吸込み機構
14:第1の濾過ユニット
15:第2の濾過ユニット
20:ケース
21:台座
22:天ケース
23:油集中空間
24:濾過空間
25:吸引空間
26:蓋
30:マスク
31:入り口
32:出口
33:収容口
40:濾過ユニット
41:スポイラー
42:第1の濾過網
43:第2の濾過網
44:網枠
50:エア吸込みユニット
51:羽根車
52:モータ
60:濾過円筒
61:内濾過層
62:外濾過層
63:開口
111:第1の濾過空間
112:吸引空間
113:第2の濾過空間
114:入り口
115:出口
121:パイプ
141:網状板
231:油排出穴
232:斜面
241:エア吸入口
242:エア吸込み口
243:油排出穴
244:挿入口
251:組付け口
252:排気口
511:組付け穴
521:伝動軸
X:軸方向
11:ケース
12:濾過円筒
13:エア吸込み機構
14:第1の濾過ユニット
15:第2の濾過ユニット
20:ケース
21:台座
22:天ケース
23:油集中空間
24:濾過空間
25:吸引空間
26:蓋
30:マスク
31:入り口
32:出口
33:収容口
40:濾過ユニット
41:スポイラー
42:第1の濾過網
43:第2の濾過網
44:網枠
50:エア吸込みユニット
51:羽根車
52:モータ
60:濾過円筒
61:内濾過層
62:外濾過層
63:開口
111:第1の濾過空間
112:吸引空間
113:第2の濾過空間
114:入り口
115:出口
121:パイプ
141:網状板
231:油排出穴
232:斜面
241:エア吸入口
242:エア吸込み口
243:油排出穴
244:挿入口
251:組付け口
252:排気口
511:組付け穴
521:伝動軸
X:軸方向
Claims (5)
- 台座と、天ケースと、が成形され、前記台座に油集中空間が成形され、前記天ケースの内部には、濾過空間と、吸引空間と、が成形され、前記濾過空間と前記吸引空間との配設方向を軸方向とし、前記濾過空間の前記軸方向には、前記ケースの外部と連通するエア吸入口と、前記吸引空間と連通するエア吸込み口と、が成形され、前記吸引空間には、前記エア吸込み口に対応する組付け口が成形され、前記吸引空間の底部には、前記台座の前記油集中空間と連通する排気口が成形され、前記濾過空間の底部と前記油集中空間の底部とには、油排出穴がそれぞれ設けられるケースと、
中空な構成であり、上側に出口が成形され、下側には、前記ケースの前記油集中空間と連通する入り口が成形され、前記ケースの前記組付け口に応じて、前記軸方向に沿う収容口が成形されるマスクと、
円弧形を呈し多数の穴を有するスポイラーを有し、前記スポイラーは前記天ケースの前記エア吸入口に設けられ、第1の濾過網と第2の濾過網とは、前記スポイラーと前記天ケースの前記吸込み口との間に設けられる濾過ユニットと、
前記ケースの前記吸引空間の内部に設けられる羽根車と、前記マスクの前記収容口の内部に収容されるモータと、を有し、前記羽根車は、前記モータに組み付けられ、前記モータに駆動され可能であるエア吸込みユニットと、
中空状を呈し、その壁には、内濾過層と、外濾過層と、が成形され、その両端は、一端が封止され、他端が前記マスクの前記出口と連接する開口に成形される濾過円筒と、を含み、
油霧は、前記ケースの前記エア吸入口から吸い込まれて、前記濾過ユニットに濾過されて、前記吸引空間、前記油集中空間及び前記マスクの内部を経由して、前記濾過円筒の前記内濾過層と前記外濾過層とに濾過されて外部に排出されることを特徴とする油霧濾過装置。 - 前記天ケースの前記濾過空間には、前記濾過ユニットを挿入可能な挿入口が設けられ、前記挿入口に蓋が設けられることを特徴とする、請求項1に記載の油霧濾過装置。
- 前記濾過ユニットの前記第1の濾過網と前記第2の濾過網とは網枠に挿入して固定され、前記スポイラーは、前記網枠の前記ケースの前記吸入口に向いている側に設けられることを特徴とする、請求項1に記載の油霧濾過装置。
- 前記濾過ユニットの前記第1の濾過網はステンレスを採用し、前記第2の濾過網は綿繊維を採用することを特徴とする、請求項1に記載の油霧濾過装置。
- 前記濾過円筒の前記内濾過層は綿繊維を採用し、前記外濾過層は活性炭素繊維を採用することを特徴とする、請求項1に記載の油霧濾過装置。
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