JP3177370U - 菓子収納袋 - Google Patents
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Abstract
【課題】 菓子を入れる収納体であって、単に菓子を入れるだけではなくその収納体を他の物に取り付け収納体自体にサプライズの効果を奏するようにしたものである。
【解決手段】 所望の形状にカッティングした表生地2及び裏生地3の上縁を除く周縁を縫合部5により縫合して内部に収納部7を形成し上部に開口部6を形成した収納体1において、前記裏生地の外面には係止手段を設け、前記収納部に菓子を入れた状態の収納体を受け取る側の持ち物などに貼り付けて特別な意味があるような贈り物であることを表すことができる。
【選択図】図1
【解決手段】 所望の形状にカッティングした表生地2及び裏生地3の上縁を除く周縁を縫合部5により縫合して内部に収納部7を形成し上部に開口部6を形成した収納体1において、前記裏生地の外面には係止手段を設け、前記収納部に菓子を入れた状態の収納体を受け取る側の持ち物などに貼り付けて特別な意味があるような贈り物であることを表すことができる。
【選択図】図1
Description
本考案はチョコレートのような固形の菓子を収納する菓子収納袋に関する。
日本では2000年を超えたあたりからバレンタインデーと呼ばれる毎年2月14日に一般的には女性から男性に対してチョコレートを贈る習慣があり、その1か月後のホワイトデーと呼ばれる日にはこのチョコレートを受け取った男性がその女性に対してキャンディー、クッキーなどを贈る習慣がある。
このようなバレンタインデーやホワイトデーでの贈り物は、菓子店や菓子メーカーが予めチョコレートやキャンディー、クッキーなどをこの記念すべき日にあったような豪華なパッケージにして包装して販売するか、あるいは贈る側がチョコレートやキャンディー、クッキーを包装する容器や袋を好みにあったような形状に自作し、装飾を施して相手に渡すなどの方法をとっている。
一方では、特に、バレンタインデーやホワイトデーに関わらず、例えば、誕生日、結婚記念日などの特別な日にも同様に贈る側が心を込めて作った菓子、例えば、ハート形のチョコレートやクッキーなどを前述のように特別な包装に仕上げて贈るようにしている。
このような、菓子を入れる小物入れは特許文献1に開示されており、他にもキャンディー等の菓子あるいは身飾品等を収納する小物入れは特許文献2開示されている。
しかしながら、上記したようなバレンタインデーやホワイトデー、誕生日、結婚記念日などの特別な日には贈る側の想いを伝えることに意義があり、またそれが受け取る側に贈る側の想いが伝わった時には大きな感動が得られるものであるが、上記特許文献1、特許文献2ともにそのような用途を意図したものではなく単にチョコレートやクッキーなどの菓子を入れる袋のみの機能を備えているだけであり、袋自体に贈る側の想いを伝えるような衝撃性を有するものではなかった。
本考案は、菓子を入れる収納体であって、単に菓子を入れるだけではなくその収納体を他の物に取り付け収納体自体にサプライズの効果を奏するようにしたものである。
本考案は、所望の形状にカッティングした表生地及び裏生地の上縁を除く周縁を縫合部により縫合して内部に収納部を形成し上部に開口部を形成した収納体において、前記裏生地の外面には係止手段を設けたものである。
本考案は、前記係止手段として、両面テープあるいはファスナー、結合子により構成し、他の物体に着脱自在に係止するものである。
本考案は、前記係止手段は、前記裏生地の外側に引掛子を一体形成し、該引掛子を他の物体に着脱自在に係止するものである。
本考案は、前記係止手段は、前記裏生地を先端がカーリングした起毛材料により形成したものである。
本考案は、前記収納体は、表生地及び裏生地は上部の中央部に略V字型のカット部を有し外周縁の上部から下部に向かい緩やかに膨らみを持った弧状から窄み込んで全体形状をハート形としたものであって、表生地及び裏生地の周縁の縫合部を前記カット部の最下部の水平線位置よりも下部の位置の周縁を縫合したものである。
本考案は、表生地及び裏生地の上縁を除く周縁を縫合部により縫合して内部に収納部を形成し上部に開口部を形成した収納体において、前記裏生地の外面には係止手段を設けたものであるから、前記収納部に特別な意味を持つ、例えば、贈る側の立場ではバレンタインデーのチョコレート菓子を入れた状態で受け取る側の被服や持ち物などに貼り付けて特別な意味があるような贈り物であることを表すことができる。
特に、前記収納体を受け取る側が身に着けている被服などに貼り付けることはよりその想いを伝えることができる。一方、受け取る側の立場では他の人たちとは違うプレゼントの贈り方であることがわかり優越感や満足感が得られる。
さらに、前記係止手段として、両面テープあるいはファスナー、結合子により構成し、他の物体に着脱自在に係止するものであるから、収納体の取り外しが簡単になるだけでなく、菓子を取り外した状態で被服などを洗濯することができ、特別に意味のある収納体を洗濯によって破損するようなことを防止する。
また、前記係止手段は、前記裏生地の外側に引掛子を一体形成し、該引掛子を他の物体に着脱自在に係止するものであるから、特に収納体を他の物体に係止する際に両面テープなどの特別なものを事前に貼り付ける必要がなく瞬間的に物体(贈られる側の被服等)に貼り付け受け取る側にサプライズ性を与えることができる。
そして、前記係止手段は、前記裏生地を先端がカーリングした起毛材料により形成したものであるから、裏生地自体が係止手段を構成することから収納体の裏面であることを意識するだけで簡単、且つ瞬間的に物体(贈られる側の被服等)に貼り付けることができる。
加えて、前記収納体は、表生地及び裏生地は上部の中央部に略V字型のカット部を有し外周縁の上部から下部に向かい緩やかに膨らみを持った弧状から窄み込んで全体形状をハート形としたものであって、表生地及び裏生地の周縁の縫合部を前記カット部の最下部の水平線位置よりも下部の位置の周縁を縫合したものであるから、菓子を収納体内に入れる際にカット部の周辺部分も外側に開くことから開口部分を大きくでき収納、取り出しが容易になるとともに、菓子ハート形の形状により贈られる側にサプライズとインパクトを与え贈る側の想いを伝えることができる。
以下に本考案の実施例を図面に基づいて説明する。本考案の菓子収納袋の正面図である。1は所望の形状としてハート形にカッティングした表生地2及び裏生地3を縫合して形成した収納体で、その詳細な構成を説明する。前述のハート形状は外周縁の上部から下部に向かい緩やかに膨らみを持った弧状から窄み込んで全体形状をハート形に形成する。
4はハート形にカッティングすることにより前記表生地2及び裏生地3のそれぞれの上部の中央部に形成される略V字型のカット部、5は前記表生地2及び裏生地3の周縁を縫合した縫合部で、前記カット部4の最下部4Aより下部にある水平線位置(L)よりも下部の位置にある周縁の全体を縫合している。
即ち、前記カット部4の最下部4Aより下部にある水平線位置(L)よりも上部にある周縁は縫合せず後述する菓子を出し入れする開口部6を形成し、表生地2と裏生地3の間には前記開口部6から投入する菓子の収納部7を有している。ここで、カット部4の最下部4Aの水平線位置(L)よりも下部の位置の周縁の全体を縫合部5により縫合した理由は、前記カット部4よりも上部にある膨出片4B、4Bの全体が折り返し部となり前記開口部6を大きくすることができ収納物である菓子の出し入れを容易にすることが可能になる。
仮に、前記表生地2及び裏生地3の周縁の縫合部をカット部4の最下部4Aより下部にある水平線位置(L)よりも上部の位置から縫合した場合には開口部が小さくなりから菓子の出し入れが煩わしくなる。
図2は菓子の収納状態を示す裏面図であり、図3は同じく菓子の収納状態を示す側面図である。8は前記裏生地3に設けた前記収納体1を他の物体に係止自在とする係着手段であり、図2に示す実施例による係止手段では裏生地3の外側に貼り付けた両面テープ9により形成している。この係止手段としては両面テープに限定されずファスナーや所謂マジックテープ(商品名)などの結合子により構成することも可能である。
即ち、本考案の係止手段8は収納体1を他の物体、本実施例では被服の布地を想定しており、この布地に係止自在とすることを意図している。
ここで本考案の収納体1の使用形態を説明する。図4は収納袋の係止状態を示す側面図である。例えば、特に、バレンタインデーのような年に一度の告白の日や誕生日、結婚記念日などの特別な日、有名人がサインを施して贈る時などに用意された菓子K、例えば、ハート形のチョコレートやクッキーなどを贈る場合の事前準備として、その菓子Kを前記膨出片4B、4Bの両方を持って開き開口部6を形成し、この開口部から菓子を収納部7内に収納しプレゼントできる状態とする。
そして、その菓子Kを収納部7内に入れた収納体1を贈る場合には、図4に示すように贈る側が瞬間的に収納体1の裏生地3側を贈りたい相手(受け取る側)の被服Fの表面に押し付けて両面テープ9により貼り付ける。
図5は収納袋1の裏生地に引掛子を一体成形した状態を示す側面図である。この図では係止手段8として、前記裏生地の外側の全域に樹脂系の引掛子9を一体形成したものである。このような形態の引掛子9であれば、該引掛子の位置を気にすることなく収納袋を持って贈りたい相手の被服に押し付け、若干上から下方向に向けて押さえることにより被服の生地に引掛り着脱自在に係止することができる。
図6は収納袋の係止手段8として裏生地を起毛材料により形成した裏面図である。この図で示した裏生地は、裏生地自体を起毛材料により形成したものであり、収納体の縫製時(製造時)に裏生地の表裏を確認することがなく作業が簡単になるとともに、起毛材料は菓子の収納時にクッション材の役目を果たし菓子の損傷を緩和する。
本考案は、もともとバレンタインデーのような特別な日に菓子を入れた袋を被服などに貼り付けるような提案を行ったが、部屋内の壁などに貼り付けるように大きさを変えることも可能である。
1 収納体
2 表生地
3 裏生地
4 カット部
5 縫合部
6 開口部
7 収納部
8 係止手段
2 表生地
3 裏生地
4 カット部
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6 開口部
7 収納部
8 係止手段
Claims (5)
- 所望の形状にカッティングした表生地及び裏生地の上縁を除く周縁を縫合部により縫合して内部に収納部を形成し上部に開口部を形成した収納体において、前記裏生地の外面には係止手段を設けたことを特徴とする菓子収納袋。
- 前記係止手段は、両面テープあるいはファスナー、結合子により構成し、他の物体に着脱自在に係止することを特徴とする請求項1に記載の菓子収納袋。
- 前記係止手段は、前記裏生地の外側に引掛子を一体形成し、該引掛子を他の物体に着脱自在に係止することを特徴とする請求項1に記載の菓子収納袋。
- 前記係止手段は、前記裏生地を先端がカーリングした起毛材料により形成したことを特徴とする請求項1に記載の菓子収納袋。
- 前記収納体は、表生地及び裏生地は上部の中央部に略V字型のカット部を有し外周縁の上部から下部に向かい緩やかに膨らみを持った弧状から窄み込んで全体形状をハート形としたものであって、表生地及び裏生地の周縁の縫合部を前記カット部の最下部より下部にある水平線位置よりも下部の位置の周縁を縫合したことを特徴とする請求項1に記載の菓子収納袋。
Priority Applications (1)
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2012
- 2012-05-08 JP JP2012003086U patent/JP3177370U/ja not_active Expired - Fee Related
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