JP3176320B2 - インクジェットプリンタ - Google Patents

インクジェットプリンタ

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JP3176320B2
JP3176320B2 JP18227297A JP18227297A JP3176320B2 JP 3176320 B2 JP3176320 B2 JP 3176320B2 JP 18227297 A JP18227297 A JP 18227297A JP 18227297 A JP18227297 A JP 18227297A JP 3176320 B2 JP3176320 B2 JP 3176320B2
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勝 猪之良
秀行 小林
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新潟日本電気株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェットプ
リンタに関し、特に予備吐出制御を有するインクジェッ
トプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のインクジェットプリンタ
において、予備吐出による記録スピードの低下を小さく
留め、パージ受けを小さくする手段が、特開平01−1
96348号公報に開示されている。
【0003】公報に開示されている従来の技術を図8、
図9及び図10を参照して説明する。
【0004】まず、ステップS1で電源スイッチが投入
され、ステップS2でノズルキャップ35によるノズル
列32a、32bへの当接が確認されたならば、ステッ
プS3における記録開始指令に基づき、ステップS4に
おいてキャップ駆動手段によりノズルキャップ35を後
退させ、ノズル列32a及び32bから引き離す。次に
ステップS5に進み、ノズル列32a及び32bを記録
開始位置検知センサ37の位置にまで移動し、ステップ
S6でこの位置からモータドライバを介してモータを駆
動し、記録媒体34への記録動作を行う。すなわちノズ
ル列32a及び32bをモータのP1パルス分往復移動さ
せ、その移動の間に記録を行う。
【0005】次に、ステップS7において、予備吐出動
作信号が出力されたか否かを判断し、予備吐出信号有り
との判断であればステップS8に進み、ステップS8、
S9及びS10で予備吐出動作を行う。すなわちノズル
列32a及び32bをパージ受け36の位置に対応する
位置検知センサ38の所まで移動し、次のステップS9
で時間t1b後にノズル列32bによって、また、ステッ
プS10で時間t1bの後にノズル列32aによって予備
吐出を行う。
【0006】ステップS11においては、記録が終了し
たか否かを判断し、終了との判断であればステップS1
2に進んでノズル列32a及び32bをノズルキャップ
35の位置に対応するノズルキャップ位置検知センサ3
9のところまで移動し、次のステップS13でノズルキ
ャップ35を駆動してノズル列32a及び32bに当接
させるキャッピング動作を行い、ステップS14で電源
を“オフ”とする。
【0007】また、ステップS7において、予備吐出信
号無しとの判断であれば、直ちにステップS11に進ん
で記録終了の有無の判断すればよく、ステップS11に
おいて記録が終了でないとの判断であれば再びステップ
S5に戻る。
【0008】なお、予備吐出を行う時期は、例えばノズ
ル列32a及び32bによる複数回の走査の後にするな
ど制御回路を介して適切に設定することが可能である。
【0009】また、ノズル列32a及び32bから吐出
される予備吐出インクのパルス数は、制御回路に予め設
定することも可能であるし、あるいは温度検知手段と湿
度検知手段及び記録ヘッド温度検知手段から得られた温
度及び湿度情報に基づき、制御回路により記録ヘッドド
ライバを制御することによっても実行することが可能で
ある。
【0010】図10は予備吐出動作のタイミングチャー
トであり、同図はキャリア31が図8に示される矢印A
方向に移動しながら行う予備吐出動作を示す。
【0011】所定数の記録のための走査が終了すると、
予備吐出動作信号が発生し(図10の時点:以下数字
のみ記す)、キャリア31は記録開始位置を越えて、セ
ンサ38が検知信号を出力すると(時点)同時にキャ
リア31は矢印A方向に移動を開始し、移動しながら時
間t1b後に制御回路から記録ヘッドドライバに予備吐出
信号が送られてノズル列32bはインクの塊等を吐出す
る予備吐出を行う(時点)。更に時間t1a後に、同様
にして記録ヘッドドライバを介した予備吐出信号によっ
てノズル列32aが予備吐出を行う。その後、キャリア
31は移動を継続して記録開始位置に達すると(時点
)、ノズル列32b及び32aは順次、記録のための
吐出を開始して(時点、)、前述した記録動作が再
開される。
【0012】なお、時間t1bはセンサ38やキャリア3
1の位置構成を適切なものとすることにより極力小さく
することが可能である。また、t1a−t1bの最小は、キ
ャリア31の移動の速さをvとすれば(予備吐出時間)+
(d1-d2)/vで定まる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のインク
ジェットプリンタは、印刷途中の予備吐出は、キャリア
停止状態からの一方向移動、かつ、キャリアが移動を開
始してから、所定時間経過後のキャリア移動最中に行う
ため、予備吐出による印刷速度の低下が著しいという問
題点がある。
【0014】本発明の目的は、印刷途中の予備吐出動作
による印刷速度低下を極力抑えることができるインクジ
ェットプリンタを提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明のインクジェット
プリンタは、主走査方向に複数列のノズル列が配設され
たノズル群と、印刷を行うために前記ノズル群を搭載し
フォワード方向とリバース方向とに移動するキャリア
と、印刷開始前あるいは印刷途中に前記ノズル面上のイ
ンクの塊等を取り除くために予備吐出されたインクを吸
収するパージ受けと、前記ノズル面をクリーニングする
ために印刷領域と前記パージ受けとの間に配設されたワ
イパーとを備え、前記キャリアがリバース方向で印刷し
ている場合、印刷終了後に前記キャリアを定速移動から
減速に切り換えて停止させ、印刷終了後の定速移動時と
減速時と停止時との間にすべてのノズル列から予備吐出
行うことを特徴とする。
【0016】本発明のインクジェットプリンタは、主走
査方向にn(nは2以上の整数)列のノズル列が配設さ
れたノズル群と、印刷を行うために前記ノズル群を搭載
してフォワード方向とリバース方向とに移動するキャリ
アと、印刷開始前あるいは印刷途中に前記ノズル面上の
インクの塊等を取り除くために予備吐出されたインクを
吸収するパージ受けと、前記ノズル面をクリーニングす
るために印刷領域と前記パージ受けとの間に配設された
ワイパーとを備え、印刷開始から所定時間が経過してか
つ前記キャリアがリバース方向で印刷している場合、印
刷が終了すると、前記キャリアは印刷終了位置では停止
せずに定速移動のまま前記ワイパー位置を通過し、前記
ノズル群のうち第1のノズル列が前記パージ受けに到達
したときに第1乃至第(n−2)のノズル列から順次予
備吐出を行い、第(n−1)のノズル列が前記パージ受
けに到達すると前記キャリアは減速しながら第(n−
1)のノズル列から予備吐出を行い、第nのノズル列が
前記パージ受けに到達すると前記キャリアは移動を停止
して第nのノズル列から予備吐出を行うようにしてもよ
い。
【0017】本発明のインクジェットプリンタは、主走
査方向に複数列のノズル列が配設されたノズル群と、印
刷を行うために前記ノズル群を搭載してフォワード方向
とリバース方向とに移動するキャリアと、印刷開始前あ
るいは印刷途中に前記ノズル面上のインクの塊等を取り
除くために予備吐出されたインクを吸収するパージ受け
と、前記ノズル面をクリーニングするために印刷領域と
前記パージ受けとの間に配設されたワイパーとを備え、
前記キャリアの停止時に印刷を開始または再開する場
合、前記キャリアを停止状態から加速に切り換えて定速
移動とし、停止時と加速時と定速移動時との間にすべて
のノズル列から予備吐出を行い、この予備吐出後に印刷
行うようにしてもよい。
【0018】本発明のインクジェットプリンタは、主走
査方向にn(nは2以上の整数)列のノズル列が配設さ
れたノズル群と、印刷を行うために前記ノズル群を搭載
してフォワード方向とリバース方向とに移動するキャリ
アと、印刷開始前あるいは印刷途中に前記ノズル面上の
インクの塊等を取り除くために予備吐出されたインクを
吸収するパージ受けと、前記ノズル面をクリーニングす
るために印刷領域と前記パージ受けとの間に配設された
ワイパーとを備え、前記キャリアの停止時に印刷を開始
または再開する場合、前記キャリア停止時に第nのノズ
ル列から予備吐出を行い、前記キャリアフォワード方
向に加速しながら第(n−1)乃至第1のノズル列から
予備吐出を行い、第1のノズル列からの予備吐出が終了
すると、印刷を行うようにしてもよい。
【0019】本発明のインクジェットプリンタは、主走
査方向に複数列のノズル列が配設されたノズル群と、印
刷を行うために前記ノズル群を搭載してフォワード方向
とリバース方向とに移動するキャリアと、前記ノズル内
のインクを吸引するために前記ノズル面を密閉状態にす
るノズルキャップと、印刷開始前あるいは印刷途中に前
記ノズル面上のインクの塊等を取り除くために予備吐出
されたインクを吸収するパージ受けと、前記ノズル面を
クリーニングするために印刷領域と前記パージ受けとの
間に配設されたワイパーとを備え、印刷開始から所定時
間が経過した場合、前記ノズルキャップ位置で前記ノズ
ル群内のインクを吸引し、前記ワイパー位置を通過させ
ながら前記ノズル面をクリーニングし、クリーニングが
終了すると前記キャリアをリバース方向へ加速と定速移
動と減速後停止させ、この加速時と定速移動時と減速時
と停止時との間にすべてのノズル列から予備吐出を行う
ようにしてもよい。本発明のインクジェットプリンタ
は、主走査方向にn(nは2以上の整数)列のノズル列
が配設されたノズル群と、印刷を行うために前記ノズル
群を搭載してフォワード方向とリバース方向とに移動す
るキャリアと、前記ノズル内のインクを吸引するために
前記ノズル面を密閉状態にするノズルキャップと、印刷
開始前あるいは印刷途中に前記ノズル面上のインクの塊
等を取り除くために予備吐出されたインクを吸収するパ
ージ受けと、前記ノズル面をクリーニングするために印
刷領域と前記パージ受けとの間に配設されたワイパーと
を備え、印刷開始から所定時間が経過した場合、前記ノ
ズルキャップ位置で前記ノズル群内のインクを吸引し、
前記ワイパー位置を通過させながら前記ノズル面をクリ
ーニングし、クリーニングが終了すると前記キャリアの
移動を一旦停止した後、リバース方向へ加速と定速移動
を行い、前記ノズル群のうち第1のノズル列が前記パー
ジ受けに到達すると第1乃至第(n−2)のノズル列か
ら順次予備吐出を行い、第(n−1)のノズル列が前記
パージ受けに到達すると前記キャリアは減速しながら第
(n−1)のノズル列から予備吐出を行い、第nのノズ
ル列が前記パージ受けに到達すると前記キャリアは移動
を停止して第nのノズル列から予備吐出を行うようにし
てもよい。
【0020】
【発明の実施の形態】次に、本発明の第1の実施の形態
について図面を参照して詳細に説明する。
【0021】図1は本発明の第1の実施の形態の機能構
成及び動作環境を示すブロック図である。図3はキャリ
アの動作を示す模式的上面図である。図1を参照する
と、本発明の第1の実施の形態は、インクジェットプリ
ンタ1に対して印刷指令やプリンタを設定する指令など
を送信する上位装置20と、上位装置20からのコマン
ドや印刷データを受け取るデータ受信手段2と、コマン
ドにより動作するプリンタ制御手段3と、プリンタ制御
手段3からの情報を上位装置20に転送するためのプリ
ンタ情報伝送手段4と、ノズル内のインクを取り出すた
めのノズル吸引制御手段5と、プリンタ制御手段3から
の印刷指令により動作する印刷制御手段6と、プリンタ
制御手段3からの指令により動作する予備吐出制御手段
7と、プリンタ制御手段3からの指令により動作する媒
体搬送制御手段8と、インクジェットプリンタ1の状態
を知らせる表示制御手段9と、印刷中のパージを行うた
めの間隔を計る計時手段10と、インクをノズルから吐
出するためのヘッド11と、主走査方向にキャリア21
を移動させる主走査駆動モータ12と、副走査方向に記
録媒体24を搬送させる副走査駆動モータ13と、表示
制御手段9により動作する表示パネル14とを含む。
【0022】ノズル吸引制御手段5は、まず、ノズル列
毎及び、カラー毎に設けられたノズルキャップ25によ
り、それぞれのノズル面を密閉する(以降キャッピング
と呼ぶ)。キャッピングは、主走査駆動モータ12の駆
動により、キャリア21がガイドレール23上を走行
し、所定位置を通過することによって作動する。ノズル
吸引動作(以降ポンピングと呼ぶ)は、ノズル吸引制御
手段5によって、ノズル面が密閉状態のまま、副走査駆
動モータ13の駆動により作動する。
【0023】予備吐出制御手段7は、まず、印刷開始位
置とノズルキャップ25の間に設置されるノズルから吐
出されるインクを吸収するためのパージ受け26にノズ
ル群22が対向する主走査上の位置にキャリア21を移
動し、パージ受け26に向けてインクを吐出する。
【0024】次に動作について説明する。
【0025】図2はプリンタ制御処理の動作を示すフロ
ーチャートである。
【0026】まず、インクジェットプリンタ1の初期動
作について説明する。インクジェットプリンタ1の電源
が入れられると、予備吐出制御手段7は主走査駆動モー
タ12を駆動して、ヘッド11とインクカートリッジを
搭載した主走査方向移動が可能なキャリア21を、印刷
制御及び、予備吐出制御及び、ノズル吸引制御を行うた
めのキャリア位置の基準となる位置(以降ホーミング位
置と呼ぶ)へ移動する(ステップA1)。ホームポジシ
ョンセンサ28はキャリア21がホーミング位置にある
ことを検出する。次に記録媒体24が副走査方向に設置
されたセンサ上に存在している場合(ステップA2)、
媒体搬送制御手段8は副走査駆動モータ13を駆動する
ことによって、記録媒体24を排出する(ステップA
3)。ヘッド吸引処理は、ホーミング位置に停止してい
るキャリア21をノズルキャップ25に移動することに
よって、ノズルを回復するためのノズルキャップ25に
よる各ノズル面のキャッピングを行う。すなわち、キャ
ッピング動作は、主走査駆動モータ12を駆動し、印刷
領域と反対方向の所定位置を通過することによって作動
が可能となる。そして、ノズルからインクをポンピング
する(ステップ4)。キャリア21は、印刷領域方向に
所定量移動することにより、キャッピング状態を解除
し、ノズルからポンピングした排インクをノズルキャッ
プ25内から更に吸引し、スポンジ状多孔質部材を用い
た不図示の排インク溜に捨てる(ステップA5)。次
に、予備吐出制御手段7は、主走査駆動モータ12を駆
動して、キャリア21を印刷領域方向へ移動することに
より機構を作動することができ、ノズル面をクリーニン
グするための、クリーニング動作(以降ワイピングと呼
ぶ)を行う(ステップA6)。続いて、再びキャリア2
1を印刷領域と反対の方向に移動させ、ノズルが、パー
ジ受け26に到達したとき、ノズルからパージ受け26
に向けてインクを吐出し、印刷のためのヘッド11の準
備を完了する。(ステップA7)。
【0027】次に、インクジェットプリンタ1の印刷時
の動作について説明する。
【0028】プリンタ初期動作終了後、プリンタ制御手
段3は、所定時間経過しても印刷コマンドを受信しない
場合(ステップA8、A9)、ノズル内のインクの乾き
を防ぐため、予備吐出制御手段7によりノズル面をキャ
ッピングしておく(ステップA10)。データ受信手段
2により印刷コマンドを受信したとき、所定時間が経過
してキャッピングを行っていた場合(ステップA1
1)、予備吐出制御手段7はワイピングと(ステップA
12)、予備吐出動作を行ってノズル内の乾燥したイン
クを取り除く(ステップA13)。この時記録媒体24
が吸入されていなかったら(ステップA14)、媒体搬
送制御手段8は記録媒体24を吸入し(ステップA1
5)、印刷の準備を終了する。そして、印刷制御手段6
により1行分の印刷を行う(ステップA16)。計時手
段10は、印刷が開始される時点で計時を開始する。所
定時間経過した場合(ステップA17)、予備吐出制御
手段7によりノズルの乾きを防止するために、キャリア
21は、ホーミング位置方向へ移動しながらパージ受け
26に到達したら、予備吐出を行う(ステップA1
8)。そして、媒体搬送制御手段8による副走査方向へ
の記録媒体24の搬送を1行分行い(ステップA1
9)、まだ印刷が継続される場合は(ステップA2
0)、キャリア21を印刷領域方向に移動しながら予備
吐出を行い(ステップA21)、印刷の一連の動作を繰
り返す(ステップA16)。すなわち、予備吐出処理
は、印刷が継続している間、定期的に行われる。1ペー
ジ分の印刷が終了すると(ステップA20)、媒体搬送
制御手段8は、記録媒体24を排出し(ステップA2
2)、電源が落とされるまで一連の印刷動作を繰り返す
(ステップA23)。インクジェットプリンタ1の電源
が落とされた場合、予備吐出制御手段7は主走査駆動モ
ータ12を駆動して、キャリア21をホーミング位置方
向に移動させ、ノズル面をキャッピングすることにより
密閉してノズル内のインクの乾きを防止する(ステップ
A24)。
【0029】次に、図3から図5を参照して、印刷途中
の予備吐出処理について説明する。図4は予備吐出2処
理動作のタイミングチャート、図5は予備吐出3処理動
作のタイミングチャートである。
【0030】まず、図2の予備吐出2処理(ステップA
18)を図3及び図4を参照して説明する。予備吐出2
処理は、リバース方向印刷とフォワード方向印刷の間で
行われ、所定時間が経過し、かつキャリア21がリバー
ス方向で印刷しているとき、印刷が終了すると、キャリ
ア21は印刷終了位置では停止せず、定速移動のままワ
イピング終了位置を通過する(図4の)。ノズル群2
2のうちYの列が、パージ受け26の左端に到達とした
とき(図4の)、Yノズルから、インクを吐出する。
この時キャリア21は定速でリバース方向に移動してい
る。予備吐出は、パージ受け26の右端を越えない位置
で終了させる。次にノズル群22のうちMの列のノズル
が、パージ受け26の左端に到達したとき、(図4の
)、予備吐出制御手段7は、主走査駆動モータ12の
駆動を減速に切り換える。キャリア21は、減速しなが
ら、Mノズルから、インクを吐出する。ノズル群22の
うちCの列のノズルが、パージ受け26の位置に到達し
たとき(図4の)、キャリア21の移動を停止し、C
ノズルからインク吐出を行い、予備吐出2の処理を終了
する。
【0031】次に、図2の予備吐出3処理(ステップA
21)を図3及び図5を参照して説明する。
【0032】予備吐出3処理は、予備吐出2処理終了
後、まだ印刷を継続するときに行う。したがってキャリ
ア21のノズル群22のうちCの列のノズルが、パージ
受け26の位置に停止している状態から開始し、まずノ
ズル群22のうちCの列のノズルから、インクを吐出す
る。予備吐出制御手段7は、主走査駆動モータ12を駆
動し、図3中のフォワード方向にキャリア21を加速移
動を開始する(図5の)。ノズル群22のうちMの列
が、パージ受け26の右端に到達したとき(図5の
)、Mノズルから、インクを吐出する。この時キャリ
ア21は加速状態でフォワード方向に移動している。予
備吐出は、パージ受け26の左端を越えない位置で終了
させる。次にノズル群22のうちYの列のノズルが、パ
ージ受け26の右端に到達したとき、(図5の)、キ
ャリア21を加速移動しながら、Yノズルから、インク
を吐出する。予備吐出制御手段7は、主走査駆動モータ
12を定速で駆動し(図5の)、キャリア21は停止
せずに、そのままのキャリア速度で印刷を再開する。
【0033】本発明の第1の実施の形態は、キャリア2
1が加減速で移動する時でも予備吐出を行うので、キャ
リア移動距離が短くて済み、予備吐出制御に要する時間
が短縮され、印刷全体の速度が向上する。
【0034】次に、本発明の第2の実施の形態について
図面を参照して詳細に説明する。
【0035】本発明の第2の実施の形態の構成は、第1
の実施の形態の構成と同様であるため、説明は省略す
る。
【0036】第2の実施の形態での第1の実施の形態と
異なる点は、印刷途中の予備吐出制御動作である。
【0037】本発明の第2の実施の形態の動作を図6を
参照して詳細に説明する。
【0038】プリンタ初期動作終了後、プリンタ制御手
段3は、所定時間経過しても印刷コマンドを受信しない
場合(ステップB8、B9)、ノズル内のインクの乾き
を防ぐため、予備吐出制御手段7によりノズル面をキャ
ッピングしておく(ステップB10)。データ受信手段
2により印刷コマンドを受信したとき、所定時間が経過
してキャッピングを行っていた場合(ステップB1
1)、予備吐出制御手段7はワイピングと(ステップB
12)、予備吐出動作を行ってノズル内のインクの塊を
取り除く(ステップB13)。この時記録媒体24が吸
入されていなかったら(ステップB14)、媒体搬送制
御手段8は記録媒体24を吸入し(ステップB15)、
印刷の準備を行う。印刷制御手段6により1行分の印刷
を行い(ステップB16)、計時手段10は、印刷が開
始される時点で計時を開始する。印刷開始から所定時間
が経過した場合(ステップB17)、キャリア21をリ
バース方向のパージ受け26とノズルキャップ25の間
に位置するキャップ吸引位置へ移動する。そして、キャ
リア21はフォワード方向へ所定距離移動し、ワイパー
27を通過することによって、ノズル面のメニスカスを
取り去る(ステップB18)。予備吐出制御手段7によ
りノズルの乾きを防止するために、キャリア21は、リ
バース方向へ移動しながら設定回数の予備吐出を行う
(ステップB19)。そして、媒体搬送制御手段8によ
る副走査方向への記録媒体24の搬送を1行分行い(ス
テップB20)、まだ印刷が継続される場合は(ステッ
プB21)、印刷の一連の動作を繰り返す(ステップB
16)。予備吐出処理は、印刷が継続している間、定期
的に行われる。1ページ分の印刷が終了すると(ステッ
プB21)、媒体搬送制御手段8は、記録媒体24を排
出し(ステップB22)、電源が落とされるまで一連の
印刷動作を繰り返す(ステップB23)。インクジェッ
トプリンタ1の電源が落とされた場合、予備吐出制御手
段7は主走査駆動モータ12を駆動して、キャリア21
をホーミング位置方向に移動させ、ノズル面をキャッピ
ングすることにより密閉してノズル内のインクの乾きを
防止する(ステップB24)。
【0039】次に、図6の予備吐出1処理(ステップB
19)を図3及び図7を参照して説明する。予備吐出制
御手段7は、予備吐出1処理を行う前に、ノズル吸引制
御手段5により、ノズル群22内のインクをポンピング
する。ポンピングは、ノズル群22をキャッピングした
状態で行うため、キャリア21をノズルキャップ25に
移動させキャッピングしておく。所定距離キャリア21
を図3中のフォワード方向に移動することによって、キ
ャッピング状態を解放がすることができ、副走査駆動モ
ータ13を駆動することによって、ノズルのインクを吸
引することができ、更にキャップ内に溜まったインク
を、不図示の排インク溜に捨てることができる。現在、
ノズルキャップ25とパージ受け26の間に停止してい
るキャリア21を、フォワード方向に所定距離移動し、
ワイパー27上を通過することによってワイピングが行
われる。ワイピングが終了すると同時に、キャリア21
の移動を停止させる(図7の)。なお、ワイピング
は、キャリア21のリバース移動時には作動しないもの
とする。
【0040】予備吐出1処理は、ワイピング終了位置
(図7の)に停止しているキャリア21をリバース方
向へ加速し、その後定速移動させる。ノズル群22のう
ちYの列が、パージ受け26の左端に到達したとき(図
7の)、Yノズルから、インクを吐出する。この時キ
ャリア21は定速でリバース方向に移動している。予備
吐出は、パージ受け26の右端を越えない位置で終了さ
せる。次にノズル群22のうちMの列のノズルが、パー
ジ受け26の左端に到達したとき、(図7の)、予備
吐出制御手段7は、主走査駆動モータ12の駆動を減速
する。キャリア21は、減速しながら、Mの列のノズル
から、インクを吐出する。ノズル群22のうちCの列の
ノズルが、パージ受け26の位置に到達したとき(図7
の)、キャリア21の移動は停止し、Cの列のノズル
からインク吐出を行い、予備吐出1の処理を終了する。
【0041】本発明の第2の実施の形態は、印刷中に付
着したノズル表面上のメニスカスを取り去ることがで
き、ノズルの回復を確実に行うことが可能となる利点が
ある。
【0042】
【実施例】次に、本発明の第1の実施の形態の一実施例
の動作を詳細に説明する。
【0043】まず、図2の予備吐出2処理(ステップA
18)を図3及び図4を参照して説明する。
【0044】予備吐出2処理はリバース印刷とフォワー
ド印刷の間で行われ、印刷開始から10秒経過し、かつ
キャリア21が図3中のリバース方向の印刷が終了する
ときに、キャリア21は印刷終了位置では停止せず、定
速移動のままワイピング終了位置を通過する(図4の
)。キャリア21は、ワイピング終了位置から100
/80インチリバース方向に移動し、ノズル群22のう
ちYの列が、パージ受け26の左端に到達したとき(図
4の)、Yノズルの全ノズルから25回の予備吐出を
行う。この時キャリア21は、定速でリバース方向に移
動している。予備吐出は、パージ受け26の右端を越え
ない14/80インチの範囲内で収まるように、予備吐
出回数を設定する必要がある。更にキャリア21はパー
ジ受け26の右端から16/80インチ移動し、ノズル
群22のうちMの列のノズルが、パージ受け26の左端
に到達したとき、(図4の)、予備吐出制御手段7
は、主走査駆動モータ12の駆動を減速に切り換える。
キャリア21は、パージ受け26の左端位置から14/
80インチリバース方向に減速移動しながら、Mの全ノ
ズルから25回の予備吐出を行う。更に、16/80イ
ンチリバース方向に移動し、ノズル群22のうちCの列
のノズルが、パージ受け26の位置に到達したとき(図
4の)、キャリア21の移動は停止し、Cの全ノズル
から25回の予備吐出を行い、予備吐出2の処理を終了
する。
【0045】次に、図2の予備吐出3処理(ステップA
20)を図3及び図5を参照して説明する。
【0046】予備吐出3処理は、予備吐出2処理終了
後、まだ印刷を継続するときに行う。し たがってキャ
リア21のノズル群22のうちCの列のノズルが、パー
ジ受け26に停止している状態から開始し、まずノズル
群22のうちCの列の全ノズルから25回の予備吐出を
行う。予備吐出制御手段7は、主走査駆動モータ12を
駆動し、図3中のフォワード方向にキャリア21を16
/80インチ加速移動する(図5の)。ノズル群22
のうちMの列が、パージ受け26の右端に到達したとき
(図5の)、Mの全ノズルから25回の予備吐出を行
う。この時キャリア21は、主走査駆動モータ12の加
速駆動によりフォワード方向へ移動している。予備吐出
は、パージ受け26の左端を越えない14/80インチ
の範囲内で収まるように、予備吐出回数を設定する必要
がある。更にフォワード方向にキャリア21を16/8
0インチ移動し、ノズル群22のうちYの列のノズル
が、パージ受け26の右端に到達したとき、(図5の
)、キャリア21は14/80インチ加速移動しなが
ら、Yの列の全ノズルから25回の予備吐出を行う。予
備吐出制御手段7は、主走査駆動モータ12を定速で駆
動し(図5の)、キャリア21は停止せずにそのまま
のキャリア速度で印刷を再開する。
【0047】予備吐出動作は、印刷途中であっても設定
時間が経過する度に行われる。リバース印刷終了後キャ
リアを停止せずに、パージ受け位置まで移動する際の定
速移動、減速移動、停止及び、印刷開始位置まで移動す
る際の加速移動の状態において、各ノズル毎に予備吐出
を行い、総計すると全ノズルからインクを吐出すること
になる。
【0048】次に本発明の第2の実施の形態の一実施例
の動作を詳細に説明する。
【0049】まず、図6の予備吐出1処理(ステップB
19)を図3、7を参照して説明する。予備吐出制御手
段7は、予備吐出1処理を行う前に、ノズル吸引制御手
段5により、ノズル群22内のインクを吸引する。ノズ
ル吸引は、キャッピングした状態で行うため、キャリア
21をノズルキャップ25に移動させキャッピングして
おく。キャリア21を図3中のフォワード方向に28/
80インチ移動することによって、キャッピング状態を
解放がすることができ、副走査駆動モータ13を駆動す
ることにより、ノズル吸引によってキャップ内に溜まっ
たインクを不図示の排インク溜に捨てることができる。
現在、ノズルキャップ25とパージ受け26の間に停止
しているキャリア21をフォワード方向に、183/8
0インチ移動し、ワイパー27上にキャリア21を通過
することによってワイピングが行われる。予備吐出制御
手段7は、ワイピングが終了すると同時に、キャリア2
1を停止させる(図7の)。
【0050】予備吐出1処理は、ワイピング終了位置
(図7の)に停止しているキャリア21をリバース方
向へ加速し、その後定速移動させる。ワイピング終了位
置から100/80インチリバース方向へ移動し、ノズ
ル群22のうちYの列が、パージ受け26の左端に到達
したとき(図7の)、Yの全ノズルから112回の予
備吐出を行う。この時キャリア21は定速でリバース方
向に移動している。予備吐出は、パージ受け26の右端
を越えない14/80インチの範囲内で収まるように、
予備吐出回数を設定する必要がある。更にキャリア21
はパージ受け26の右端から16/80インチリバース
方向へ移動し、ノズル群22のうちMの列のノズルが、
パージ受け26の左端に到達したとき、(図7の)、
予備吐出制御手段7は、主走査駆動モータ12の駆動を
減速に切り換える。キャリア21は、14/80インチ
リバース方向へ減速移動しながら、Mの全ノズルから1
12回の予備吐出を行う。更に16/80インチリバー
ス方向へ減速移動を継続してノズル群22のうちCの列
のノズルが、パージ受け26の位置に到達したとき(図
7の)、キャリア21の移動を停止し、Cの全ノズル
から112回の予備吐出を行い、予備吐出1の処理を終
了する。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、キャリ
アの加減速移動途中に予備吐出を行うため、印刷途中に
ノズル回復動作を行ったとき、印刷速度の低下を極力抑
えることができる効果がある。
【0052】また、本発明は、印刷途中のノズル回復の
際に、ノズル面をワイピングした後、予備吐出を行うた
め、印刷途中のノズル回復が確実に行うことができると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1、第2の実施の形態の機能構成及
び動作環境を示すブロック図である。
【図2】第1の実施の形態のプリンタ制御処理の動作を
示すフローチャートである。
【図3】第1、第2の実施の形態のキャリアの動作を示
す模式的上面図である。
【図4】第1の実施の形態の予備吐出2処理動作のタイ
ミングチャートである。
【図5】第1の実施の形態の予備吐出3処理動作のタイ
ミングチャートである。
【図6】第2の実施の形態のプリンタ制御処理の動作を
示すフローチャートである。
【図7】第2の実施の形態の予備吐出1処理動作のタイ
ミングチャートである。
【図8】従来のインクジェットプリンタの一実施例にお
けるキャリアの動作を説明するための模式的上面図であ
る。
【図9】従来のインクジェットプリンタの一実施例にお
ける記録装置の動作手順を示すフローチャートである。
【図10】従来のインクジェットプリンタの一実施例に
おけるノズル列の予備吐出動作のタイミングチャートで
ある。
【符号の説明】
1 インクジェットプリンタ 2 データ受信手段 3 プリンタ制御手段 4 プリンタ情報伝送手段 5 ノズル吸引制御手段 6 印刷制御手段 7 予備吐出制御手段 8 媒体搬送制御手段 9 表示制御手段 10 計時手段 11 ヘッド 12 主走査駆動モータ 13 副走査駆動モータ 14 表示パネル 20 上位装置 21 キャリア 22 ノズル群 23 ガイドレール 24 記録媒体 25 ノズルキャップ 26 パージ受け 27 ワイパー 28 ホームポジションセンサ 31 キャリア 32a、32b ノズル列 34 記録媒体 35 ノズルキャップ 36 パージ受け 37 記録開始位置検知センサ 38 位置検知センサ 39 ノズルキャップ位置検知センサ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/18 B41J 2/165 B41J 2/185

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主走査方向に複数列のノズル列が配設さ
    れたノズル群と、印刷を行うために前記ノズル群を搭載
    してフォワード方向とリバース方向とに移動するキャリ
    と、印刷開始前あるいは印刷途中に前記ノズル面上の
    インクの塊等を取り除くために予備吐出されたインクを
    吸収するパージ受けと、前記ノズル面をクリーニングす
    るために印刷領域と前記パージ受けとの間に配設された
    ワイパーとを備え、前記キャリアがリバース方向で印刷
    している場合、印刷終了後に前記キャリアを定速移動か
    ら減速に切り換えて停止させ、印刷終了後の定速移動時
    と減速時と停止時との間にすべてのノズル列から予備吐
    出を行うことを特徴とするインクジェットプリンタ。
  2. 【請求項2】 主走査方向にn(nは2以上の整数)列
    のノズル列が配設されたノズル群と、印刷を行うために
    前記ノズル群を搭載してフォワード方向とリバース方向
    とに移動するキャリアと、印刷開始前あるいは印刷途中
    に前記ノズル面上のインクの塊等を取り除くために予備
    吐出されたインクを吸収するパージ受けと、前記ノズル
    面をクリーニングするために印刷領域と前記パージ受け
    との間に配設されたワイパーとを備え、印刷開始から所
    定時間が経過してかつ前記キャリアがリバース方向で印
    刷している場合、印刷が終了すると、前記キャリアは印
    刷終了位置では停止せずに定速移動のまま前記ワイパー
    位置を通過し、前記ノズル群のうち第1のノズル列が前
    記パージ受けに到達したときに第1乃至第(n−2)の
    ノズル列から順次予備吐出を行い、第(n−1)のノズ
    ル列が前記パージ受けに到達すると前記キャリアは減速
    しながら第(n−1)のノズル列から予備吐出を行い、
    第nのノズル列が前記パージ受けに到達すると前記キャ
    リアは移動を停止して第nのノズル列から予備吐出を行
    うことを特徴とするインクジェットプリンタ。
  3. 【請求項3】 主走査方向に複数列のノズル列が配設さ
    れたノズル群と、印刷を行うために前記ノズル群を搭載
    してフォワード方向とリバース方向とに移動するキャリ
    アと、印刷開始前あるいは印刷途中に前記ノズル面上の
    インクの塊等を取り除くために予備吐出されたインクを
    吸収するパージ受けと、前記ノズル面をクリーニングす
    るために印刷領域と前記パージ受けとの間に配設された
    ワイパーとを備え、前記キャリアの停止時に印刷を開始
    または再開する場合、前記キャリアを停止状態から加速
    に切り換えて定速移動とし、停止時と加速時と定速移動
    時との間にすべてのノズル列から予備吐出を行い、この
    予備吐出後に印刷を行うことを特徴とするインクジェッ
    トプリンタ。
  4. 【請求項4】 主走査方向にn(nは2以上の整数)列
    のノズル列が配設されたノズル群と、印刷を行うために
    前記ノズル群を搭載してフォワード方向とリバース方向
    とに移動するキャリアと、印刷開始前あるいは印刷途中
    に前記ノズル面上のインクの塊等を取り除くために予備
    吐出されたインクを吸収するパージ受けと、前記ノズル
    面をクリーニングするために印刷領域と前記パージ受け
    との間に配設されたワイパーとを備え、前記キャリアの
    停止時に印刷を開始または再開する場合、前記キャリア
    停止時に第nのノズル列から予備吐出を行い、前記キャ
    リアフォワード方向に加速しながら第(n−1)乃至
    第1のノズル列から予備吐出を行い、第1のノズル列か
    らの予備吐出が終了すると、印刷を行うことを特徴とす
    るインクジェットプリンタ。
  5. 【請求項5】 主走査方向に複数列のノズル列が配設さ
    れたノズル群と、印刷を行うために前記ノズル群を搭載
    してフォワード方向とリバース方向とに移動するキャリ
    アと、前記ノズル内のインクを吸引するために前記ノズ
    ル面を密閉状態にするノズルキャップと、印刷開始前あ
    るいは印刷途中に前記ノズル面上のインクの塊等を取り
    除くために予備吐出されたインクを吸収するパージ受け
    と、前記ノズル面をクリーニングするために印刷領域と
    前記パージ受けとの間に配設されたワイパーとを備え、
    印刷開始から所定時間が経過した場合、前記ノズルキャ
    ップ位置で前記ノズル群内のインクを吸引し、前記ワイ
    パー位置を通過させながら前記ノズル面をクリーニング
    し、クリーニングが終了すると前記キャリアをリバース
    方向へ加速と定速移動と減速後停止させ、この加速時と
    定速移動時と減速時と停止時との間にすべてのノズル列
    から予備吐出を行うことを特徴とするインクジェットプ
    リンタ。
  6. 【請求項6】 主走査方向にn(nは2以上の整数)列
    のノズル列が配設されたノズル群と、印刷を行うために
    前記ノズル群を搭載してフォワード方向とリバース方向
    とに移動するキャリアと、前記ノズル内のインクを吸引
    するために前記ノズル面を密閉状態にするノズルキャッ
    プと、印刷開始前あるいは印刷途中に前記ノズル面上の
    インクの塊等を取り除くために予備吐出されたインクを
    吸収するパージ受けと、前記ノズル面をクリーニングす
    るために印刷領域と前記パージ受けとの間に配設された
    ワイパーとを備え、印刷開始から所定時間が経過した場
    合、前記ノズルキャップ位置で前記ノズル群内のインク
    を吸引し、前記ワイパー位置を通過させながら前記ノズ
    ル面をクリーニングし、クリーニングが終了すると前記
    キャリアの移動を一旦停止した後、リバース方向へ加速
    と定速移動を行い、前記ノズル群のうち第1のノズル列
    が前記パージ受けに到達すると第1乃至第(n−2)の
    ノズル列から順次予備吐出を行い、第(n−1)のノズ
    ル列が前記パージ受けに到達すると前記キャリアは減速
    しながら第(n−1)のノズル列から予備吐出を行い、
    第nのノズル列が前記パージ受けに到達すると前記キャ
    リアは移動を停止して第nのノズル列から予備吐出を行
    うことを特徴とするインクジェットプリンタ。
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