JP3176301U - 手工具の柄構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】受け口部材を介してアルミパイプ柄に手工具主体を装着する際に、軽量性を損なわずに、手工具主体を堅牢に取り付けることができる手工具の柄構造を提供する。
【解決手段】手工具主体が細板状の中子部を備え、受け口部材が縦二分割構造の樹脂製の2個の受け口体3a,3bで構成され、受け口体の先部対向面に中子部と対応する溝用凹部31を形成すると共に、装着用透孔に対応するビス用透孔32を形成し、受け口部材の基部37をアルミパイプ柄1に密挿入し、リベット39で鋲結固定し、装着すべき手工具主体の中子部を、溝用凹部31で形成される挿入溝に差し入れ、装着用透孔及びビス用透孔を貫通するビス体4とナット体5で手工具主体を装着固定する。
【選択図】図2
Description
本考案は、アルミパイプ柄を採用する手工具の柄構造に関するものである。
種々の手工具には、木製柄に変えて軽量で且つ堅牢なアルミパイプ柄を採用している。木製柄の場合には、柄の木口に挿入溝を形成し、手工具主体(鍬刃体、鉈刃体、掻き板等)の中子部分を同溝に挿入し、柄を左右貫通する釘体等を圧入し固定しているものである。この木製柄は木棒の削り出しで形成するため製造が煩瑣であり、近年アルミパイプ柄が採用されている。
アルミパイプ柄を採用している手工具における手工具主体の装着構造としては、特許文献1(特開平9−201101号公報)に、アルミパイプ先端を扁平とし、鍬体(手工具主体)の連結板(鍬体から柄方向に突出する板)を前記扁平先端に挿入し、ボルト・ナットを用いて固定連結している構造が開示されている。
また特許文献2(特開2009−279743号公報)には、パイプ柄の先端内周面にネジを刻設していると共に、釘抜き体(手工具主体)の基部に前記ネジに螺合するネジ棒部を設けた構造が開示されており、更に特許文献3(実用新案登録第3112129号公報)には、中子装着孔を穿設し且つ下方に切り込みを設けた支持体(受け口体)と支持体を圧入する締め付け筒を備え、手工具主体の中子を前記支持体に挿着し、更に締め付け筒を装着することで、支持体の切り込み箇所を押圧して手工具主体を保持し、締め付け筒をパイプ柄に装着する構造が開示されている。
前記したアルミパイプ柄を採用している手工具の柄構造は、手工具主体を変更するための着脱操作の容易性、堅牢性、製造容易性の点で課題を有している。例えば単に扁平のパイプに直接手工具主体の中子を装着する手段(特許文献1)では、パイプ先端の一部が開口状態となり、パイプ内に異物が侵入しやすく、手工具主体の取り付けに2本のボルトを使用する必要があり、手工具主体の着脱が煩雑である。
また手工具主体を螺合装着する手段(特許文献2)では、装着対象とする手工具主体に螺棒形状の中子を採用する必要があり、その製造が煩瑣である。更に中子を挿入挟持する装着手段(特許文献3)では、手工具主体を強く引くと引き抜けてしまう恐れがある。
そこで本考案は、手工具主体の着脱操作を容易とし、且つ堅牢性及び製造容易性の点で優れた新規な手工具の柄構造を提案したものである。
本考案に係る手工具の柄構造は、アルミパイプ柄に、所定の受け口部材を介して各種の手工具主体を装着する手工具の柄構造であって、手工具主体が細板状の中子部を備えると共に、前記中子部の適宜位置に装着用透孔を設けてなり、受け口部材が、アルミパイプ柄の軸方向で縦二分割構造の樹脂製の2個の受け口体で構成され、受け口体の先部対向面に前記中子部と対応する溝用凹部を形成すると共に、装着用透孔に対応するビス用透孔を形成し、前記受け口部材の基部を前記アルミパイプ柄に密挿入し、アルミパイプ柄と前記基部を貫通するリベットで鋲結固定し、装着すべき手工具主体の中子部を、溝用凹部で形成される挿入溝に差し入れ、装着用透孔及びビス用透孔を貫通するビス体と、前記ビス体に螺合するナット体で手工具主体を装着固定してなることを特徴とするものである。
而して受け口部材は、2個の受け口体を向かい合わせで一体となり、その基部がアルミパイプ柄に固着されており、手工具主体の中子部を受け口部材の先端面に開口した挿入溝に差し入れ、ビス用透孔からビス体を挿入しナット体を緊締螺合することでアルミパイプ柄に手工具主体が装着され、手工具として使用できる状態となる。
従って予め共通した中子部を備えた各種手工具主体を準備しておくと、所望の手工具主体を選択して装着することができ、また受け口体を樹脂で形成することで、アルミパイプ柄の手工具が軽量であるという操作の容易性を損なうことがない。
また本考案(請求項2)に係る手工具の柄構造は、一方の受け口体の溝用凹部の両側縁に中子部が嵌合される壁部を設け、他方の受け口体の溝用凹部の両側縁に、前記壁部が嵌合する凹溝部を設けてなるもので、挿入された手工具主体の中子部が壁部間に嵌合するので装着時のガタツキが無く、また2個の受け口体を向かい合わせて一体とする際に、壁部が凹溝部に嵌合することで、相互の位置ずれが生じなく、堅牢に一体化される。
本考案の構成は上記のとおりで、受け口部材を樹脂製受け口体2個の組み合わせで形成して、アルミパイプ柄に装着するもので、前記受け口体は型成形で容易に製造でき、且つ軽量化を損なうことが無く、作用形状の相違する工具主体の中子部形状を共通にしておくと、手工具主体を選択して装着することができるものである。
次に本考案の実施形態について説明する。実施形態に示した手工具は、アルミパイプ柄1と、手工具主体2a,2b・・・と、受け口部材3と、手工具主体2a,2b・・・を受け口部材3に固着するビス体4及びナット体5で構成されるもので、アルミパイプ柄1は、採用される手工具の種類(切断工具、かき取り工具、草取り工具等)及びその工具の使用対象によって適宜なパイプ厚及び長さを定められる。
例えば図6に示すように手工具主体2a,2bは、各種の主体部21a,21bと、中子部22で構成されており、手工具主体2aは、その主体部21aが鎌刃を備え、手工具主体2bの主体部21bは、根切り刃と蔓切刃を備える等、所望形状(所望機能)を備えたものである。
主体部21a,21bが異なった形状でも、中子部22は共通する形状としているものである。中子部22は細板状であり、適宜位置(略中間位置)に装着用透孔23を設けているものである。
受け口部材3は、全体がアルミパイプ柄1の先端に連続する略棒状で、アルミパイプ柄1の軸方向で縦二分割構造の樹脂製の2個の受け口体3a,3bで構成され、受け口体3a,3bの対向面には、受け口体3a,3bを合わせた際に、中子部22が収まる大きさの溝用凹部31を形成してなる。
また前記溝用凹部31に、装着用透孔23に対応するビス用透孔32を設け、各ビス用透孔32の一方の表面側には、ビス頭部41が埋没する円穴33を形成し、他方の表面側にはナット体5に対応する角穴34に形成してなる。
更に前記の溝用凹部31の形成に合わせて、一方の受け口体3aの溝用凹部31の両側縁に、中子部22が嵌合される壁部35を設け、他方の受け口体3bの溝用凹部31の両側縁には、前記壁部35が嵌合する凹溝部36を設けてなる。
前記受け口体3a,3bを合わせて受け口部材3とし、アルミパイプ柄1の先端に装着するもので、そのために受け口体3a,3bの基部37は、アルミパイプ柄1に密挿入できる大きさに形成し、固着用に前記基部37に貫通孔38を設けてなる。
特に2個の受け口体3a,3bを向かい合わせて一体とする際に、壁部35が凹溝部36に嵌合することで、相互の位置ずれが生ずることなく一体化状態となり、そのままアルミパイプ柄1の先端開口部分に基部37を密挿入し、貫通孔38を貫通するリベット39でアルミパイプ柄1に連結固定するものである。
而して前記のとおり受け口部材3がアルミパイプ柄1の先端に連結固定した状態とし、所望の手工具主体2a,2b・・・から一つを選択して、受け口部材に装着するもので、手工具主体2a,2b・・・の中子部22を受け口部材3の先端面に開口した溝用凹部31の開口端(挿入溝)から差し入れ、ビス用透孔32にビス体4を挿入し、角穴34内に配置したナット体5と緊締螺合すると、アルミパイプ柄1の先端に受け口部材3を介して手工具主体2a,2b・・・が確りと装着され、手工具として使用できる状態となる。
従って同一形状の中子部22を備えた各種手工具主体2a,2b・・・を準備しておくと、所望の手工具主体を選択して装着することができ、而も手工具全体は軽量となっているものである。
1 アルミパイプ柄
2a,2b手工具主体
21a,21b 主体部
22 中子部
23 装着用透孔
3 受け口部材
3a,3b 受け口体
31 溝用凹部
32 ビス用透孔
33 円穴
34 角穴
35 壁部
36 凹溝部
37 基部
38 貫通孔
39 リベット
4 ビス体
41 頭部
5 ナット体
2a,2b手工具主体
21a,21b 主体部
22 中子部
23 装着用透孔
3 受け口部材
3a,3b 受け口体
31 溝用凹部
32 ビス用透孔
33 円穴
34 角穴
35 壁部
36 凹溝部
37 基部
38 貫通孔
39 リベット
4 ビス体
41 頭部
5 ナット体
Claims (3)
- アルミパイプ柄に、所定の受け口部材を介して各種の手工具主体を装着する手工具の柄構造であって、手工具主体が細板状の中子部を備えると共に、前記中子部の適宜位置に装着用透孔を設けてなり、受け口部材が、アルミパイプ柄の軸方向で縦二分割構造の樹脂製の2個の受け口体で構成され、受け口体の先部対向面に前記中子部と対応する溝用凹部を形成すると共に、装着用透孔に対応するビス用透孔を形成し、前記受け口部材の基部を前記アルミパイプ柄に密挿入し、アルミパイプ柄と前記基部を貫通するリベットで鋲結固定し、装着すべき手工具主体の中子部を、溝用凹部で形成される挿入溝に差し入れ、装着用透孔及びビス用透孔を貫通するビス体と、前記ビス体に螺合するナット体で手工具主体を装着固定してなることを特徴とする手工具の柄構造。
- 一方の受け口体の溝用凹部の両側縁に中子部が嵌合される壁部を設け、他方の受け口体の溝用凹部の両側縁に、前記壁部が嵌合する凹溝部を設けてなる請求項1記載の手工具の柄構造。
- 一方の受け口体のビス用透孔の外周面をナット体に対応する角穴に形成してなる請求項1又は2記載の手工具の柄構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012001915U JP3176301U (ja) | 2012-04-03 | 2012-04-03 | 手工具の柄構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012001915U JP3176301U (ja) | 2012-04-03 | 2012-04-03 | 手工具の柄構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3176301U true JP3176301U (ja) | 2012-06-14 |
Family
ID=48003256
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012001915U Expired - Lifetime JP3176301U (ja) | 2012-04-03 | 2012-04-03 | 手工具の柄構造 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP3176301U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102950544A (zh) * | 2012-11-20 | 2013-03-06 | 吴江市润蕾纺织品有限公司 | 一种轧辊磨床拨盘轴 |
JP5220963B1 (ja) * | 2012-08-31 | 2013-06-26 | 株式会社ユーエム工業 | 替え刃式鋸 |
-
2012
- 2012-04-03 JP JP2012001915U patent/JP3176301U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP5220963B1 (ja) * | 2012-08-31 | 2013-06-26 | 株式会社ユーエム工業 | 替え刃式鋸 |
WO2014033909A1 (ja) * | 2012-08-31 | 2014-03-06 | 株式会社ユーエム工業 | 替え刃式鋸 |
CN102950544A (zh) * | 2012-11-20 | 2013-03-06 | 吴江市润蕾纺织品有限公司 | 一种轧辊磨床拨盘轴 |
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